JP4244511B2 - 自走式情報提供装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば金融機関、宿泊施設、一般企業のロビー等にいる人を対象として、情報の表示や音声の伝達等の情報提供を行う装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、金融機関、宿泊施設、一般企業のロビー等において、顧客や一般客、または取引相手等に自社情報や商品情報等を表示、伝達する場合に、従来は、壁面や掲示板での紙媒体による情報掲示やCRT表示装置もしくは電子表示盤のように特定の位置に固定して設けられた掲示板や表示装置による場合が多かった。
【0003】
このため掲示板や表示装置の情報を入手するためには、この情報の受け手側が、掲示板や表示装置の設置位置の前まで移動する必要があった。そしてこの掲示板や表示装置の存在を知らない人には、情報伝達はなされなかった。
またこの掲示板や表示装置をみた人が、そのうちから有意義な情報を確認してこれを保存するためには、メモを取る等、受け手側が記録媒体を用意して、これに自から記録する必要があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来の掲示板や表示装置には、下記の問題があった。
(1)掲示板や表示装置の設置位置が固定されているので、情報の受け手がこれらの設置位置の前まで移動して情報を確認する必要がある。
(2)例えば広いロビー内で情報が表示されているという認識がない人には、全く情報を伝達することはできない。
(3)表示情報を記録して保存したい場合、情報の受け手が媒体を用意して記録する必要がある(媒体を用意していなければ記録はできない)。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る自走式情報提供装置は、表示情報を表示画面に表示する情報表示手段音声情報を音声で発生する音声発生手段、人体の存在を検出する人体検出手段、前記表示情報及び音声情報を保有する情報保有手段、車輪と駆動機構を有して自装置を走行させる自走駆動手段、自装置の動作全体を制御する制御手段と、蓄電池を有して自装置内の各手段に電力を供給する電源装置と、を備え前記制御手段は、前記人体検出手段が人体を検出すると、前記情報表示手段に予め設定した情報を表示させ、また前記音声発生手段に予め設定した音声情報を発生させ、同時に前記自走駆動手段に前記人体検出手段が検出した人体の方へ自装置を走行させるものである。
【0006】
また本発明に係る自走式情報提供装置は、前記情報表示手段が表示する情報のうち指定された情報の印刷出力を行う印刷手段を備えたものである。
【0007】
また本発明に係る自走式情報提供装置は、前記蓄電池の電圧値を予め設定された閾値と比較し、前記電圧値が閾値以下になったことを検出すると、この電圧低下に基づく制御動作を行う電圧低下検出・制御手段及び警報音発生手段を追加して備え前記電圧低下検出・制御手段は、前記電圧低下に基づく制御動作として、一定時間だけ前記情報表示手段による要充電の表示及び前記警報音発生手段による警報音の発生を行い、前記自走駆動手段の動作停止、音声発生手段の動作停止、前記一定時間経過後の前記情報表示手段の動作停止を行い、前記制御手段が揮発メモリやHDDに情報を書き込むことを禁止するものである。
【0008】
また本発明に係る自走式情報提供装置は、走行路上の障害物への近接を検出する近接検出手段を備え、前記制御手段は、前記自走駆動手段を用いて自装置を前記人体検出手段が検出した人体の方へ走行させ、前記近接検出手段が自装置と人体間の距離が所定の距離に達したことを検出すると前記自走駆動手段に自装置の走行を停止させ、前記人体検出手段が検出した人体が前記所定の距離より遠ざかると、前記自走駆動手段に自装置をその設置場所内で巡回させるものである。
【0009】
また本発明に係る自走式情報提供装置は、人間による自装置への接触を検知する接触検知手段を備え、前記制御手段は、前記自走駆動手段及び前記近接検出手段を用いて自装置を人体までの距離が前記所定の距離となるまで走行させたときに、前記人体検出手段が検出した人体が移動しない場合は、前記情報表示手段による情報表示及び前記音声発生手段による音声情報の発生を行わせ、その後一定時間経過しても前記接触検知手段が人間による接触を検知しない場合は、前記情報表示手段による情報表示及び前記音声発生手段による音声情報の発生を停止させ、前記自走駆動手段に自装置を反転させその設置場所内を巡回させるものである。
また本発明に係る自走式情報提供装置において、前記接触検知手段は取手を含み、人間が前記取手をもって本装置を人間の方に引き寄せた場合には前記制御手段は前記情報表示手段による情報表示及び前記音声発生手段による音声情報の発生を行わせ、また人間が前記取手をもって本装置を人間から遠ざけるように押した場合には前記制御手段は前記情報表示手段による情報表示及び前記音声発生手段による音声情報の発生を停止させ、前記自走駆動手段に自装置を反転させその設置場所内を巡回させる。
【0010】
また本発明に係る自走式情報提供装置において、前記制御手段は、自装置が停止時または走行時に、前記接触検知手段が衝撃または圧力を受けたことを検知すると、前記自走駆動手段に車輪と駆動機構との結合を解除させ、人力による自装置の移動を容易とさせる。
また本発明に係る自走式情報提供装置において、前記制御手段は、前記接触検知手段が一定方向の加圧を継続して検知した場合、人間による本装置の移動と判断し、前記加圧方向に移動しやすいように自走駆動手段に自装置の走行方向を変えて前記加圧を検知しなくなるまで自装置を走行させ、その後前記近接検出手段の検知信号または前記接触検知手段の検知信号が得られた時点で前記自走駆動手段に車輪と駆動機構との結合を解除させる。
【0011】
また本発明に係る自走式情報提供装置は、複数のデジタルデータの送受信を行うデータ送受信手段を備えたものである。
また本発明に係る自走式情報提供装置において、前記データ送受信手段は、前記表示情報及び前記音声情報を受信する。
また本発明に係る自走式情報提供装置において、前記データ送受信手段は、自装置の障害情報、前記印刷手段の用紙の残量零情報、および前記蓄電池の電圧低下情報を送信する。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の実施形態に係る自走式情報提供装置の構成図であり、図2は図1の自走式情報提供装置の構造例を示す図である。なお、図2の(a),(b)は本装置を真上と正面から見た外観図、(c),(d)は本装置を正面と真横から見た配置を示す透視図である。
図1,2において、1は表示部で、例えばCRT、液晶画面等(この画面にタッチパネルの実装も可能)である。2はスピーカで音声情報を出力する。3は印刷部で印刷制御部と印刷機構部を含み、入力情報を媒体(紙)に印刷して出力する。
【0013】
4は自走駆動部で自走駆動制御部と自走駆動機構部を含み、本装置全体を走行させる。自走駆動機構部は、例えば、モータ2個、クラッチ、前記各モータからクラッチを介してそれぞれ駆動される走行駆動車輪(またはローラ)2個及び回転式キャスタ1個等で構成することができる。またこれらの構造は、マウス型ロボット等で使用されていて周知であるので、図示説明は省略する。
この自走駆動部4による本装置の走行速度は、人が歩く速度より遅い速度(例えば2〜3km/h)として、本装置が接近してくるのを不快に感じる人は、容易に本装置から遠ざかることができる。
【0014】
5は人体検出部で、例えば赤外線センサ等で人間の体温を感知し、人間が感知方向に存在していることを検出する。図2では2個の赤外線センサ5a,5bが使用される。6は近接センサで超音波センサ等により走行路上に存在する障害物(人間も含む)までの距離を検出レベルにより測定し、その近接を検知する。本装置は、人間に接近するように走行した場合、人間までの距離が所定の距離(例えば50cm)になると走行を停止させるが、この場合に前記所定の距離になったことは、この近接センサ6の検出レベルにより検知する。図2では、2個の近接センサ6a,6bが使用される。
【0015】
7は接触検知部で取手・接触検知センサ部を含み、人間が本装置に触ったことを検知する。即ち取手が人間により引張られたり押されたりすると、この正、負の加圧を圧力検知センサ等で検知する。この取手・接触検知センサ部の具体例は図3に示す。
8は蓄電池で装置の自走、情報表示等すべての電力を供給する。9は電圧検知部で電源部内に設けられ、蓄電池の電圧を予め設定された閾値と比較し、蓄電池の電圧が閾値以下になった状態(電圧低下状態)を検知する。
10はIF部で外部と複数のデジタルデータの送受信を行う。受信データとしては、例えば表示部1に表示させるデータや音声としてスピーカ2で放送するデータ等があり、これらのデータを受信する。また送信データとしては、例えば装置の障害情報、プリント用紙の残量零情報、蓄電池の電圧低下(電圧値)情報等が考えられ、これらの連絡データをIF部10を介して外部に送信できる。
【0016】
11は電源部で装置への電力供給を行い、蓄電池8の電力量が不足した場合、外部電源から電力の供給を受ける。12は走行マーク読取部で床に設けられた走行ライン(またはポイント)を検知する。図2では2個の走行マーク読取部12a,12bが用いられる。
13は制御部で自走及び情報表示を含む装置全体の制御を行う。制御部13は揮発メモリやHDD等にデータの書込みや読出しを行って各種制御を行っている。そして電源電圧低下時に揮発メモリやHDD等への書込みを行うと、これらを損傷する危険がある。従って電源電圧低下時に揮発メモリやHDD等の損傷を防止する保護(書込み禁止等)を行っている。これを本明細書では、制御部13の保護という。しかし蓄電池8の電圧低下が著しく前記閾値より低下すると、この保護ができなくなるので、本明細書では蓄電池8の電圧低下時に制御部13の保護を停止するという。
14は情報部であらかじめ表示情報や音声情報を記憶しており、例えばCD−ROM、DVD、等で構成できる。
【0017】
図3は図1の接触検知部7内の取手・接触検知センサ部の例を示す図である。
図3において、21は取手、22は接触検知センサで、全部で4個のセンサ22a〜22dを用い、取手21がどの方向から手前に引張られても、また遠方に押されても、その方向と引張りまたは押されを検知できる。
23は取手復帰スプリングであり、4個のスプリング23a〜23dを用いて上記取手の引張りまたは押されが解除されると、取手21を外力印加前の状態に復帰させる。24は外装、25は接触センサ押下部である。
図3の構成により、接触検知センサ22は、取手21により本装置が人間の方に引き寄せられても、また反対に取手21により本装置が人間から遠ざかる方に押されても、どの方向に引き寄せられたか、またはどの方向へ押されたかを検知できる。また接触センサ押下部25が直接押下されても接触検知信号を出力する。
【0018】
本自走式情報提供装置の自走方法には、「走行マークによる自走」と「近接センサによる自走」の2通りがある。
先ず「走行マークにより自走」は、次のようにして実施する。
(1)本自走式情報提供装置が設置された場所(例えばロビー)内の床面に設けられた走行ライン(またはマーク)を検知する走行マーク読取部12は、本装置の走行方向の左右にセンサを各1個以上(図2の12a,12bを参照)搭載する。
(2)走行時は、右側のセンサが走行ラインを検知すると左側走行ローラの駆動用モータが右側モータに比べて早く回転する。
(3)この回転差により本装置は右回転に進行を始める。
(4)次に、左側のセンサが走行ラインを検知する右側走行ローラの駆動用モータが左側モータに比べて早く回転する。
(5)この回転差により本装置は左回転に進行を始める。
(6)このような構造により本装置はジグザグの軌跡を描きながら走行ラインをトレースして走行する。
【0019】
「近接センサによる自走」は、次のようにして実施する。
(1)上記走行マークによる走行時に走行ラインを見失った場合は、装置を直進走行させ、近接センサ6が障害物(例えば壁面等)を検知するまで進行させ、近接センサ6の検知後は、例えば右(説明上右とする)回転するよう左側のローラ回転を早くする。
(2)近接センサが検知できない距離まで離れたら、左(前回の逆)回転するよう右側ローラの回転を速くする。
(3)この動作の繰り返しにより壁面に沿い、壁面から特定距離(近接センサ検知レベルの設定によりこの距離は可変となる)にて装置が走行する。
(4)また、装置を走行させたくない領域には、床面に異なる色を塗るとか、赤色光ビームを設ける等の走行禁止ライン(領域)を設ける。装置がこのラインを検知すると、この領域から離れるよう、検知側の走行ローラの回転を速くする。
上記の2通りの自走方法は、基本的なマウス型ロボット等の制御方法で周知のものであり、本自走式情報提供装置は、上記2通りの方法のいずれかを用いて多数の人間がいる区域を走行しながら、本装置の設置された領域(例えば前記ロビー)内を巡回する。
【0020】
次に前記ロビー内等を走行して「人を認識した場合」は、次の動作を行う。
(1)人体検知部5により人体を検知すると表示部1に情報メニューやあらかじめ設定した情報を表示し、スピーカ2からは情報提供の音声情報を流す。本装置はこれまでの走行制御を中止し、検知した人間に近付くよう左右の走行ローラ駆動用モータを制御する。このため、人体検知センサも2個以上搭載する(図2の5a,5bを参照)。
これにより、人がいない場合の省電力と人が近づいた場合の注意喚起を両立できる。
(2)本装置を人間に接近させる制御方法は、走行マークによる制御と同様、左右の人体検知センサの検知レベルを比較し、反応の強いセンサと逆側の走行駆動用モータの回転速度を上げる方法である。
(3)本装置の走行速度は人が歩く速度より遅い約2〜3km/h程度とする。このため、装置が近接して不快な人は容易に装置から逃げることができる。
(4)本装置が人に一定距離以内(約50cm以内)まで近づき、これを近接センサ6の検知レベルで検知すると本装置の走行を停止させる。
(5)本装置が人に接近したとき、人が離れて行く場合は、前述の走行制御に戻りロビーを巡回する。
(6)本装置が人に接近しても、人が定位置にとどまる場合は、所定の情報表示及び音声放送を行う。そして一定時間情報を流し、その後人間から装置への接触等がない場合は情報表示及び音声放送を止め、装置をUターンさせロビーの巡回に戻る。
【0021】
本装置が待機、または走行時、接触検知部7に衝撃や圧力を受けると、ただちにモータの回転を停止する。本装置の走行停止後、さらにに接触検知部7に圧力を受ける場合は、以下の(1)〜(6)のように動作する。
(1)本装置が人に接近する場合は人体検知部側5が人と対向するため、この方向から認識、操作し易いように表示部1、印刷部3、スピーカ2が配置されているので、人から受ける力の方向を認識できる。
(2)取手21を人に対して近づくよう引っ張られた場合は、所定の情報の表示及び音声放送を行う。
(3)取手21を人に対して遠ざかるよう押された場合は、情報の表示及び音声放送を止め装置をUターンさせロビーの巡回に戻る。
(4)本装置の停止後、さらに圧力を受けると、走行モータを保持しない状態にする(クラッチを外してローラと駆動機構の結合を解除する)ので、人の力での引張りや押されによる本装置の移動は容易である。
(5)本装置が継続して一方向へ圧力を受ける場合、装置の移動と判断し、圧力を受ける方向へ移動し易いよう本装置の走行方向を変えた後、圧力を受けなくなるまで走行モータを回転させる。
(6)その後、近接センサ6や接触検知部7が反応した場合は、走行モータの回転を停止し、人の力での移動があれば、これにまかせる。またこの場合は、人体検知部5が人体を検知しても人へ接近する動作は行わない。
【0022】
次に本装置の「情報提供」について説明する。
(1)表示部1にはタッチパネルを組込み、人が情報メニューのなかから自己の希望する情報の選択をすることが可能である。
(2)人による情報メニュー選択の操作が行われない場合は、予め設定された情報を流す。
(3)また、タッチパネルの操作の代わりに、前記取手・接触検知センサ部への短時間の加圧により人間の接触を感知し、情報メニューを表示させて、人間がメニューの選択操作を行うようにすることもできる。
(4)人が表示部1で印刷を指示した場合は、内蔵した印刷部3から情報を出力する。
(5)文字情報は制御部13への格納も可能であるが、外部から受信したデジタルデータの情報は情報部14を介して制御部13の制御により提供することができる。
【0023】
次に本装置の「蓄電池の容量が不足した場合」の動作について説明する。
(1)電圧検知部9は、常時蓄電池8の電圧検知を行い電圧が所定のレベル(閾値)より低下した場合は、まず一定時間「要充電」を表示し、ブザー音を鳴らすことで充電時期を知らせると共に、下記(イ),(ロ),(ハ)の保護動作を行う。
(イ)走行の停止
(ロ)前記一定時間経過後の情報提供の停止
(ハ)制御部の保護停止(前記揮発メモリやHDDの保護の停止)
上記保護動作により電圧低下に基づき本装置が異常動作をすることや本装置の破壊を防止することができる。従って電圧が正常に復帰後は、直ちに正常な動作を行うことが可能となる。
【0024】
以上のように本実施形態によれば、次の効果が得られる。
(1)情報提供装置が移動して近づいてくるため、情報の受け手側が移動しなくても情報の提供を受けることができる。
(2)情報表示の認識がなくても近づいてくる装置の情報提供をうけることができ、また、メニュー検索が可能であるため情報の検索閲覧が即座に行える。
(3)情報提供装置が移動するため、注意が喚起され情報に対する注目度が上がる。
(4)情報の受け手側が関心のある情報を持ち帰りたい場合、その場で印刷出力を行うことができるため、受け手側の媒体用意や記録作業が不要となる。
【0025】
なお前記実施形態において、下記の(1)〜(3)は可能である。
(1)印刷部3が不要の場合は、その搭載を中止すること。
(2)利用環境、形態によりメモリーカードの書き込みユニットを搭載し、情報提供を行うこと。
(3)IF部10に送信機能が不要の場合は、複数のデジタルデータの受信動作のみを行うようにすること。
【0026】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、表示情報を表示画面に表示する情報表示手段音声情報を音声で発生する音声発生手段、人体の存在を検出する人体検出手段、前記表示情報及び音声情報を保有する情報保有手段、車輪と駆動機構を有して自装置を走行させる自走駆動手段、自装置の動作全体を制御する制御手段と、蓄電池を有して自装置内の各手段に電力を供給する電源装置と、を備え前記制御手段は、前記人体検出手段が人体を検出すると、前記情報表示手段に予め設定した情報を表示させ、また前記音声発生手段に予め設定した音声情報を発生させ、同時に前記自走駆動手段に前記人体検出手段が検出した人体の方へ自装置を走行させるため、情報の受け手側が移動しなくても、また情報表示の認識がなくても情報の提供を受けられる。さらに情報提供装置が移動するため、注意が喚起され情報に対する注目度が上がる。
【0027】
また本発明によれば、複数のデジタルデータの送受信を行うデータ送受信手段追加して備えるようにしたので情報の受け手側が関心のある情報を持ち帰りたい場合、その場で印刷出力を行うことができるので受け手側の利便性が向上する。
【0028】
また本発明によれば、前記蓄電池の電圧値を予め設定された閾値と比較し、前記電圧値が閾値以下になったことを検出すると、この電圧低下に基づく制御動作を行う電圧低下検出・制御手段及び警報音発生手段を追加して備え前記電圧低下検出・制御手段は、前記電圧低下に基づく制御動作として、一定時間だけ前記情報表示手段による要充電の表示及び前記警報音発生手段による警報音の発生を行い、前記自走駆動手段の動作停止、音声発生手段の動作停止、前記一定時間経過後の前記情報表示手段の動作停止を行い、前記制御手段が揮発メモリやHDDに情報を書き込むことを禁止するので、蓄電池の電圧低下が自動的に報知され保守が容易になると共に、自走式情報提供装置が電圧低下に基づき異常動作することや装置の破壊が防止され、電圧の正常復帰後は直ちに正常動作が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る自走式情報提供装置の構成図である。
【図2】図1の自走式情報提供装置の構成例を示す図である。
【図3】図1の取手・接触検知センサ部の例を示す図である。
【符号の説明】
1 表示部
2 スピーカ
3 印刷部
4 自走駆動部
5,5a,5b 走行マーク読取部
6,6a,6b 近接センサ
7 接触検知部
8 蓄電池
9 電圧検知部
10 IF部
11 電源部
12 走行マーク読取部
13 制御部
14 情報部
21 取手
22 接触検知センサ
23 取手復帰スプリング
24 外装
25 接触センサ押下部

Claims (11)

  1. 表示情報を表示画面に表示する情報表示手段
    音声情報を音声で発生する音声発生手段
    人体の存在を検出する人体検出手段
    前記表示情報及び音声情報を保有する情報保有手段
    車輪と駆動機構を有して自装置を走行させる自走駆動手段
    自装置の動作全体を制御する制御手段と、
    蓄電池を有して自装置内の各手段に電力を供給する電源装置と、
    を備え
    前記制御手段は
    前記人体検出手段が人体を検出すると、前記情報表示手段に予め設定した情報を表示させ、また前記音声発生手段に予め設定した音声情報を発生させ、同時に前記自走駆動手段に前記人体検出手段が検出した人体の方へ自装置を走行させる
    ことを特徴とする自走式情報提供装置。
  2. 前記情報表示手段が表示する情報のうち指定された情報の印刷出力を行う印刷手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の自走式情報提供装置。
  3. 前記蓄電池の電圧値を予め設定された閾値と比較し、前記電圧値が閾値以下になったことを検出すると、この電圧低下に基づく制御動作を行う電圧低下検出・制御手段及び警報音発生手段を追加して備え
    前記電圧低下検出・制御手段は、前記電圧低下に基づく制御動作として、
    一定時間だけ前記情報表示手段による要充電の表示及び前記警報音発生手段による警報音の発生を行い、
    前記自走駆動手段の動作停止、音声発生手段の動作停止、前記一定時間経過後の前記情報表示手段の動作停止を行い、
    前記制御手段が揮発メモリやHDDに情報を書き込むことを禁止する
    ことを特徴とする請求項1または2記載の自走式情報提供装置。
  4. 走行路上の障害物への近接を検出する近接検出手段を備え、
    前記制御手段は、前記自走駆動手段を用いて自装置を前記人体検出手段が検出した人体の方へ走行させ、前記近接検出手段が自装置と人体間の距離が所定の距離に達したことを検出すると前記自走駆動手段に自装置の走行を停止させ、前記人体検出手段が検出した人体が前記所定の距離より遠ざかると、前記自走駆動手段に自装置をその設置場所内で巡回させることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の自走式情報提供装置。
  5. 人間による自装置への接触を検知する接触検知手段を備え、
    前記制御手段は、前記自走駆動手段及び前記近接検出手段を用いて自装置を人体までの距離が前記所定の距離となるまで走行させたときに、前記人体検出手段が検出した人体が移動しない場合は、前記情報表示手段による情報表示及び前記音声発生手段による音声情報の発生を行わせ、その後一定時間経過しても前記接触検知手段が人間による接触を検知しない場合は、前記情報表示手段による情報表示及び前記音声発生手段による音声情報の発生を停止させ、前記自走駆動手段に自装置を反転させその設置場所内を巡回させることを特徴とする請求項記載の自走式情報提供装置。
  6. 前記接触検知手段は取手を含み、人間が前記取手をもって本装置を人間の方に引き寄せた場合には前記制御手段は前記情報表示手段による情報表示及び前記音声発生手段による音声情報の発生を行わせ、また人間が前記取手をもって本装置を人間から遠ざけるように押した場合には前記制御手段は前記情報表示手段による情報表示及び前記音声発生手段による音声情報の発生を停止させ、前記自走駆動手段に自装置を反転させその設置場所内を巡回させることを特徴とする請求項記載の自走式情報提供装置。
  7. 前記制御手段は、自装置が停止時または走行時に、前記接触検知手段が衝撃または圧力を受けたことを検知すると、前記自走駆動手段に車輪と駆動機構との結合を解除させ、人力による自装置の移動を容易とさせることを特徴とする請求項5または に記載の自走式情報提供装置。
  8. 前記制御手段は、前記接触検知手段が一定方向の加圧を継続して検知した場合、人間による本装置の移動と判断し、前記加圧方向に移動しやすいように自走駆動手段に自装置の走行方向を変えて前記加圧を検知しなくなるまで自装置を走行させ、その後前記近接検出手段の検知信号または前記接触検知手段の検知信号が得られた時点で前記自走駆動手段に車輪と駆動機構との結合を解除させることを特徴とする請求項5または6に記載の自走式情報提供装置。
  9. 複数のデジタルデータの送受信を行うデータ送受信手段を備えたことを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれかに記載の自走式情報提供装置。
  10. 前記データ送受信手段は、前記表示情報及び前記音声情報を受信することを特徴とする請求項9記載の自走式情報提供装置。
  11. 前記データ送受信手段は、自装置の障害情報、前記印刷手段の用紙の残量零情報、および前記蓄電池の電圧低下情報を送信することを特徴とする請求項9または請求項10記載の自走式情報提供装置。
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