JP4243965B2 - 情報処理装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は情報処理装置に関する。詳しくは、装置本体部の内部に配置されるハードディスクドライブの取付作業における作業性の向上及び部品点数の削減による製造コストの低減を図る技術分野に関する。
【0002】
【従来の技術】
情報処理装置、例えば、パーソナルコンピューターには、大容量のデーターの記録を行うことができるハードディスクドライブが設けられているものがあり、ハードディスクドライブは装置本体部の内部に回路基板等とともに配置されている。
【0003】
従来、ハードディスクドライブは、第1取付部と第2取付部とを有するブラケットを介して装置本体部に取り付けられているものがある(例えば、特許文献1参照)。即ち、ブラケットには該ブラケットを装置本体部に取り付けるための第1取付部とハードディスクドライブを取り付けるための第2取付部とが設けられ、第2取付部にネジ止めによってハードディスクドライブが取り付けられ、第1取付部がネジ止めによって装置本体部に取り付けられている。
【0004】
【特許文献1】
特開2001―344957号公報(第3頁、第1図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記したように、先ず、ハードディスクドライブをブラケットにネジ止めによって取り付け、次いで、ブラケットを装置本体部にネジ止めによって取り付けるようにすると、ネジ止めの工程が多く、ハードディスクドライブの取付作業における作業性が悪いという問題がある。
【0006】
また、装置本体部に取り付けたハードディスクドライブのコネクタ部を装置本体部の内部に配置された接続コネクタに、配線板、例えば、フレキシブルプリント配線板によって接続する必要があり、配線板を必要とする分、部品点数が多いと共に面倒な接続作業を行わなければならない。
【0007】
一方、従来の情報処理装置にあっては、回路基板(マザーボード)とは別のサブ基板を用い、サブ基板と装置本体部の外筐とによってハードディスクドライブを挟み込むようにし、サブ基板を外筐にネジ止めすることにより装置本体部にハードディスクドライブを取り付けるようにしたものもある。
【0008】
このようにサブ基板を用いてハードディスクドライブを取り付ける場合には、回路基板とは別にサブ基板にもチップ部品やカードスロット等の各部を搭載できるため、機能性の向上を図ることが可能であるが、サブ基板を用いる分、部品点数が多くなり情報処理装置の製造コストが増大し、また、サブ基板の各部と回路基板の各部との電気的な接続作業をも行う必要が生じ、作業工程が多いという問題もある。
【0009】
そこで、本発明情報処理装置は、上記した問題点を克服し、装置本体部の内部に配置されるハードディスクドライブの取付作業における作業性の向上及び部品点数の削減による製造コストの低減を図ることを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明情報処理装置は、上記した課題を解決するために、ディスプレイと内部に回路基板が配置された装置本体部とを備えた情報処理装置であって、上記回路基板にハードディスクドライブが取り付けられるドライブ取付部を形成し該ドライブ取付部に接続コネクタを設け、上記ハードディスクドライブを挟んで少なくともドライブ取付部の反対側からハードディスクドライブを押さえるブラケットを設け、上記接続コネクタにハードディスクドライブのコネクタ部を接続すると共にブラケットを回路基板に取り付けてハードディスクドライブをドライブ取付部に取り付けるようにし、上記ハードディスクドライブは枠部と該枠部の内側に設けられ枠部よりドライブ取付部の反対側に突出された本体部とを有し、上記ブラケットに、上記ハードディスクドライブを挟んで上記ドライブ取付部の反対側から上記枠部の上面を押さえる第1の押さえ部と、該第1の押さえ部に対して略直角に折り曲げられ上記枠部の外周面を押さえる第2の押さえ部とを一体に設け、上記本体部の周面が上記第1の押さえ部の内周縁に上記第2の押さえ部と反対側に折り曲げて形成された押さえ片によって外側から押さえられるようにしたものである。
【0011】
従って、本発明情報処理装置にあっては、回路基板に設けられた接続コネクタにハードディスクドライブのコネクタ部が接続されると共に回路基板とブラケットによって挟まれた状態でハードディスクドライブがドライブ取付部に取り付けられる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を添付図面に従って説明する。尚、以下に示す実施の形態は、本発明を携帯機器としても使用可能な情報処理装置(パーソナルコンピューター)に適用したものである。
【0013】
情報処理装置1は表示部2と装置本体部3とを備えている(図1乃至図3参照)。
【0014】
表示部2は表示用筐体4と該表示用筐体4に配置されたディスプレイ5とを有している。
【0015】
表示用筐体4は、外形が略矩形状に形成された枠状を為すフロントパネル6と、外形が略矩形状に形成されフロントパネル6側に開口された浅い箱状を為すリアパネル7とが結合されて成り、表示用筐体4の外周側の部分が枠部8として設けられている。
【0016】
表示部2は装置本体部3の後端部において、左右方向に延びるヒンジ部9を介して回動自在に支持されている。表示部2は非使用時には装置本体部3の後述するキーボードを閉塞する閉塞位置まで回動される(図2参照)。
【0017】
ヒンジ部9は、図1及び図3に示すように、ヒンジ筒10と該ヒンジ筒10の内部に配置されたヒンジ軸11、11とによって構成され、ヒンジ筒10は表示側ヒンジ筒12と本体側ヒンジ筒13、13とから成る。
【0018】
表示側ヒンジ筒12は表示用筐体4から突出され、該表示用筐体4と一体に形成されている。
【0019】
本体側ヒンジ筒13、13は装置本体部3の後縁から突出され、該装置本体部3の外筐と一体に形成されている。
【0020】
表示側ヒンジ筒12の左右両端部と本体側ヒンジ筒13、13との間には、図1及び図3に示すように、それぞれヒンジ軸11、11が配置され、該ヒンジ軸11、11によって表示側ヒンジ筒12と本体側ヒンジ筒13、13とが連結されている。
【0021】
装置本体部3の上面部3aには、図1に示すように、その後端部を除いた部分に横長のキーボード14が設けられ、該キーボード14は複数の所定の操作キー15、15、・・・を有している。装置本体部3の内部にはCPU(中央演算処理装置)等の処理手段が設けられており、キーボード14の操作キー15、15、・・・等に対する操作によって入力された信号についての各処理が行われる。
【0022】
装置本体部3の上面部3aの後端部には、その右端部に、ポインティングデバイス16が配置されている。ポインティングデバイス16に任意の方向へ指で力を加えて操作することにより、ディスプレイ5に表示されるポインタを操作の方向に応じた任意の方向へ移動させることができる。
【0023】
ポインティングデバイス16の外周側の近傍の位置には、周方向に等間隔に離隔して4つのカーソルキー17、17、・・・が配置されている。カーソルキー17、17、・・・を操作することにより、ディスプレイ5上に表示されるカーソルを所定の方向、即ち、上下左右へ移動させることができる。
【0024】
カーソルキー17、17、・・・の外側の近傍の位置には、それぞれ円弧状に形成された切替釦18と補助入力用の補助入力用釦19とが配置されている。切替釦18は表示画面の向きの切替及び表示画面の解像度の切替を行うためのものであり、補助入力用釦19は簡易な操作で文字入力を行うための補助入力用のソフトウェアの起動等を行うためのものであり、ソフトウェアを起動する起動釦としての機能と該ソフトウェアにおいてディスプレイ5に表示された項目から選択する項目を決定する選択決定釦としての機能を有する。
【0025】
情報処理装置1にあっては、切替釦18を操作することにより、ディスプレイ5に表示される画面を90°回転させることができると共に画面の拡大表示をすることができる。
【0026】
装置本体部3の上面部3aの後端部には、その左端部にマウスの各釦に相当する左釦20、右釦21及び中釦22が配置されている。左釦20と右釦21は中釦22を周囲から囲むように配置され、それぞれ円弧状に形成されている。
【0027】
装置本体部3の上面部3aの後端部には、切替釦18及び補助入力用釦19の左側の位置に、それぞれ電源釦23、スタンバイ釦24及び輝度調整釦25が左右に離隔して配置されている。電源釦23は電源の入力を行うためのものであり、スタンバイ釦24は省電力動作モードと通常の電力動作モードとの切替を行うためのものであり、輝度調整釦25はディスプレイ5のバックライトの点灯制御を行うためのものである。
【0028】
装置本体部3の上面部3aの後端部には、電源釦23の左側の位置に、スピーカー26が設けられている。
【0029】
情報処理装置1を使用する際には、表示部2を装置本体部3に対して任意の角度開放する(図1、図4及び図5参照)。このように表示部2を装置本体部3に対して任意の角度開放することにより、情報処理装置1を据置用の機器又は携帯用の機器として使用することができる。
【0030】
情報処理装置1を携帯用の機器として使用する場合には、操作者は、例えば、図4に示すように、装置本体部3の左右両側縁を両手で把持した状態で操作する。
【0031】
また、情報処理装置1にあっては、上記したように、切替釦18を操作することにより、表示画面を90°回転させることが可能であるため、例えば、情報処理装置1を携帯用の機器として使用する場合に、図5に示すように、装置本体部3と表示部2とが左右に位置するように横向きにして使用することもできる。
【0032】
装置本体部3の下面部3cには装着凹部27が形成されている(図6参照)。装着凹部27は下面部3cと略同じ大きさに形成され下方及び後方に開口された浅い凹部であり、装置本体部3の左右両側縁に設けられた第1の周壁部28、28と装置本体部3の前縁に設けられた第2の周壁部29とによって囲まれて形成されている。
【0033】
第1の周壁部28、28及び第2の周壁部29はともに装置本体部3に一体に形成され、第1の周壁部28、28の内面にはそれぞれ前後に離隔して2つずつの係合突部30、30、・・・が設けられ、第2の周壁部29の内面には左右に離隔して係合穴29a、29aが形成されている。係合突部30、30、・・・は、図6の拡大図に示すように、上下に延びる基部30a、30a、・・・と該基部30a、30a、・・・の下縁から後方へ突出された係合部30b、30b、・・・とから成る。
【0034】
装着凹部27の底面、即ち、装置本体部3の下面部3cには、左右に離隔して孔3dと配置孔3eとが形成されている。孔3dは金属製の遮蔽カバー31によって閉塞されている。遮蔽カバー31は装置本体部3の内部からの輻射を防止する機能を有する。配置孔3eには後述するハードディスクドライブの一部が配置されている。
【0035】
下面部3cの後端部には装置本体部3の内部に連通された挿通孔3fが形成され、該挿通孔3fの近傍の位置に下方及び後方へ開口されたコネクタ配置凹部3gが形成されている。コネクタ配置凹部3gにはコネクタ32が配置されている。尚、コネクタ32は後述するマザーボードの下面に搭載されており、コネクタ配置凹部3gに形成された配置孔を介して下方へ突出されコネクタ配置凹部3gに配置されている。
【0036】
装置本体部3の下面部3cには、図8に示すように、その内面に一対の軸支持部33、33、ネジ止めボス34及び支持片部35が左右に並ぶように設けられている。
【0037】
軸支持部33、33にはロックレバー36が回動自在に支持されている(図8及び図9参照)。ロックレバー36は左右に長く形成され、左右方向における略中央部に上方へ突出されたバネ受部36aが設けられ、該バネ受部36aの下側の位置に後方へ突出された作用縁36bが設けられ、先端部に下方へ突出されたロック突部36cが設けられている。作用縁36bはロック突部36cから離隔するに従って下方へ変位するように傾斜されている。
【0038】
ロックレバー36の一端部、即ち、ロック突部36cと反対側の端部には、被支持軸37が挿通されて取り付けられている。被支持軸37はロックレバー36から前後に突出され、突出された各部がそれぞれ軸支持部33、33に挿入されて支持される。従って、ロックレバー36は被支持軸37を支点としてロック突部36cが略上下に移動される方向へ回動可能とされ、ロック突部36cが略下方(図9に示す矢印R1方向)へ移動された状態において下面部3cの挿通孔3fから突出される(図6及び図9参照)。
【0039】
ロックレバー36は付勢バネ38によってロック突部36cが略下方へ移動される方向へ付勢される。付勢バネ38は板状の金属材料が加工されて形成されており(図8及び図9参照)、ベース部39と、該ベース部39から側方へ突出され左右に長く形成された弾接部40と、ベース部39の前後両側縁から90°折り曲げられて形成された押さえ部41、41と、ベース部39から弾接部40の反対側に突出された位置決め突部42とから成る。ベース部39にはネジ挿通孔39aが形成されている。押さえ部41、41にはそれぞれ下方へ開口された軸押さえ切欠41a、41aが形成されている。
【0040】
付勢バネ38は位置決め突部42が支持片部35に挿入されて位置決めされ、ネジ挿通孔39aを挿通された取付ネジ43によって下面部3cのネジ止めボス34に取り付けられる。付勢バネ38がネジ止めボス34に取り付けられた状態においては、弾接部40がロックレバー36のバネ受部36aに上方から弾接され、ロックレバー36はロック突部36cが略下方(図9に示す矢印R1方向)へ移動される方向へ付勢される。
【0041】
装置本体部3の後面部3hには横長の背面パネル44が取り付けられている(図3、図6及び図7参照)。背面パネル44には、図8に示すように、後方に開口されたスライド凹部44aが形成され、該スライド凹部44aには矩形状を為す連通孔44bが形成されている。連通孔44bの左右方向における一方の開口縁は、ストッパー縁44cとして形成され、他方の開口縁は規制縁44dとして形成されている。背面パネル44の内面には、連通孔44bの側方にバネ掛け突部44eが設けられている。
【0042】
背面パネル44のスライド凹部44aには操作摘子45が左右方向(図8に示すS1―S2方向)へスライド自在に支持されている(図3、図6、図7及び図8参照)。操作摘子45は、図8に示すように、被操作部46と該被操作部46から前方へ突出された取付片47、47とから成り、該取付片47、47が上下に離隔して設けられている。被操作部46には、取付片47、47間に突部挿入孔46aが形成されている。取付片47、47の先端部にはそれぞれ上方又は下方へ突出された係合爪47a、47aが形成されている。
【0043】
操作摘子45は規制部材48に取り付けられる(図8及び図10参照)。規制部材48は、横長の枠状を為す本体部49と、該本体部49の内周縁から側方へ突出された規制部50と、該規制部50から後方へ突出された被押圧突部51と、本体部49から前方へ突出されたバネ掛け軸52とが樹脂材料によって一体に形成されて成る。規制部50の先端部には後方へ突出された規制突部50aが設けられている。規制部材48の規制部50の上下の空間はそれぞれ挿入スリット48a、48aとして形成され、本体部49にはその一部が切り欠かれて挿入スリット48a、48aに開口する取付凹部48b、48bが形成されている。
【0044】
操作摘子45は、図10に示すように、取付片47、47が背面パネル44の連通孔44bを挿通され、取付片47、47が規制部材48の取付凹部48b、48bに弾性変形しながら挿入され、係合爪47a、47aが挿入スリット48a、48aを越えたところで取付片47、47が弾性復帰され本体部49に係合爪47a、47aが係合されて規制部材48に取り付けられる。操作摘子45が規制部材48に取り付けられた状態においては、規制部材48の被押圧突部51が操作摘子45の突部挿入孔46aから後方へ突出される(図10及び図12参照)。
【0045】
規制部材48のバネ掛け軸52と背面パネル44のバネ掛け突部44eとの間には引張コイルバネ53が張設される。従って、操作摘子45及び規制部材48は引張コイルバネ53によって図8及び図12に示すS1方向へ付勢され(図12参照)、操作摘子45の取付片47、47が背面パネル44の連通孔44bの規制縁44dに係合されてS1方向への移動が規制されると共に規制部材48の規制突部50aが連通孔44bのストッパー縁44cに係合されてS2方向への移動が規制される。
【0046】
装置本体部3の装着凹部27にはバッテリー54が挿入されて装着される(図6及び図7参照)。バッテリー54は平板状を為し、装着凹部27と略同じ大きさに形成され、厚みは装着凹部27の深さと同じにされている。バッテリー54の前面には前方へ突出された挿入突部54a、54aが左右に離隔して設けられている(図6及び図13参照)。
【0047】
バッテリー54の下面55には、ゴム等の柔軟性を有する材料によって形成されたパッド56、56、・・・が取り付けられている(図6及び図7参照)。パッド56、56、・・・は下面55から僅かに下方へ突出されている。
【0048】
バッテリー54の上面57、即ち、装置本体部3の下面部3cに対向する面には、その後端部に上方へ突出された端子電極58が設けられている。上面57の端子電極58の近傍の位置には、被ロック凹部57aが形成されている。
【0049】
バッテリー54の側面59、59にはそれぞれ前後に離隔して2つずつの係合凹部60、60、・・・が形成されている。係合凹部60、60、・・・は、図6の拡大図に示すように、それぞれ上方に開口された導入部60a、60a、・・・と該導入部60a、60aの下端部から後方へ延びる係合部60b、60bとから成る。
【0050】
以下に、バッテリー54を装着凹部27に装着するとき及び装着されたバッテリー54を取り外すときの手順について説明する。
【0051】
バッテリー54が装着されていない状態においては、ロックレバー36が付勢バネ38によって付勢されてロック突部36cが下面部3cに形成された挿通孔3fから突出されている(図11参照)。
【0052】
先ず、上面57が下面部3cに近付くようにバッテリー54を装着凹部27に挿入すると、図14に示すように、第1の周壁部28、28、・・・に設けられた係合突部30、30、・・・がそれぞれバッテリー54の係合凹部60、60、・・・の導入部60a、60a、・・・に相対的に挿入される。このときロックレバー36のロック突部36cは、図15に示すように、バッテリー54に押圧されて付勢バネ38の付勢力に抗して図11に示すR2方向へ回動され、挿通孔3f内に引き込まれる。バッテリー54の端子電極58はコネクタ32の直ぐ後側に位置される。
【0053】
次に、バッテリー54を装置本体部3に対して前方へスライドさせると、バッテリー54の挿入突部54a、54aがそれぞれ第2の周壁部29に形成された係合穴29a、29aに挿入されると共に、図16に示すように、係合突部30、30、・・・の係合部30b、30b、・・・がそれぞれバッテリー54の係合凹部60、60、・・・の係合部60b、60b、・・・に挿入されて係合される。このとき端子電極58はバッテリー54のスライドに伴ってコネクタ32に接続される。同時に、ロックレバー36のロック突部36cがバッテリー54の被ロック凹部57aに対応して位置され、図17に示すように、付勢バネ38の付勢力によってロックレバー36が図15に示すR1方向へ回動されロック突部36cが被ロック凹部57aに挿入される。従って、バッテリー54は装置本体部3に対するスライドが規制されて装置本体部3にロックされ、バッテリー54の装着凹部27への装着が完了する。
【0054】
バッテリー54を装着凹部27から取り外すときには、先ず、操作摘子45の突部挿入孔46aから突出された規制部材48の被押圧突部51を押圧する。被押圧突部51を押圧すると、図18に示すように、規制部50が弾性変形され規制突部50aの背面パネル44のストッパー縁44cに対する係合が解除され操作摘子45のスライド操作が可能な状態となる。
【0055】
次に、操作摘子45を図18に示すS2方向へ操作する。操作摘子45をS2方向へ操作すると、引張コイルバネ53の付勢力に抗して規制部材48が操作摘子45と一体となってS2方向へ移動され、バネ掛け軸52がロックレバー36の作用縁36bと摺接される。作用縁36bにバネ掛け軸52が摺接されることにより、図15に示すように、ロックレバー36が付勢バネ38の付勢力に抗して図15に示すR2方向へ回動され、ロック突部36cが挿通孔3f内に引き込まれ、バッテリー54の装置本体部3へのロックが解除される。
【0056】
次いで、バッテリー54を後方へスライドして係合凹部60、60、・・・の係合部60b、60b、・・・と係合突部30、30、・・・の係合部30b、30b、・・・との係合を解除し、さらに係合凹部60、60、・・・から係合突部30、30、・・・を引き出すことにより、バッテリー54の装着凹部27からの取出を完了する。
【0057】
尚、操作摘子45に対する操作を解除すると、引張コイルバネ53の付勢力によって操作摘子45と規制部材48が一体となって図15に示すS1方向へ移動され、図12に示すように、操作摘子45の取付片47、47が背面パネル44の連通孔44bの規制縁44dに係合されて図12に示すS1方向への移動が規制されると共に規制部材48の規制突部50aが連通孔44bのストッパー縁44cに係合されて図12に示すS2方向への移動が規制される。また、ロックレバー36は付勢バネ38の付勢力によって図15に示すR1方向へ回動され、ロック突部36cが背面パネル44の連通孔44bから外方へ突出される(図11参照)。
【0058】
以上に記載した通り、情報処理装置1にあっては、装着凹部27に略平板状に形成されたバッテリー54が装着されるため、バッテリー54が装置本体部3から下方へ突出されず、情報処理装置1の薄型化を図ることができる。
【0059】
バッテリー54が装着凹部27に装着された状態においては、バッテリー54は、机上等に情報処理装置1が載置されたとき等の底面部としての役割を果たすため、装置本体部3の下面部3cの厚みを薄くすることができ、特に、情報処理装置1の薄型化が図られる。
【0060】
また、情報処理装置1が装着凹部27に装着された状態においては、略平板状を為すバッテリー54が机上等に載置されるため、載置状態の安定化を図ることができる。
【0061】
さらに、情報処理装置1を携帯用の機器として使用した場合(図4及び図5参照)に、略平板状に形成されたバッテリー54の下面55に把持する手が添えられるため、情報処理装置1を把持したときに違和感を生じることがない。
【0062】
尚、バッテリー54の下面55には該下面55から僅かに突出されたパッド56、56、・・・が取り付けられているため、バッテリー54が取り付けられた情報処理装置1を机上等に載置したときに、バッテリー54の傷付きが防止され、バッテリー54の機能の低下を来たすことがない。
【0063】
また、パッド56、56、・・・がゴム等の柔軟性を有する材料によって形成されているため、情報処理装置1の安定した載置状態を確保することができる。
【0064】
さらに、情報処理装置1にあっては、装着凹部27の深さとバッテリー54の厚みとが略同じに形成されているため、バッテリー54と第1の周壁部28、28及び第2の周壁部29との間に段差が生じず、情報処理装置1の薄型化を確保した上で安定した載置状態を確保することができる。
【0065】
加えて、情報処理装置1にあっては、バッテリー54を装置本体部3の下面部3cに対してスライドさせたときに装着凹部27に装着されると共にバッテリー54の端子電極58のコネクタ32に接続されるため、バッテリー54の装着凹部27への装着と端子電極58のコネクタ32への接続を各別に行う必要がなく、装着作業における作業性の向上を図ることができる。
【0066】
尚、バッテリー54の装着凹部27への装着は、バッテリー54を装着凹部27に装着してスライドさせるだけで行うことができ、バッテリー54の装着凹部27からの取り外しは、操作摘子45を操作しバッテリー54をスライドさせて装着凹部27から引き出すだけで行うことができるため、バッテリー54の装着作業及び取外作業を簡単に行うことができる。
【0067】
次に、装置本体部3の内部構造について説明する(図19乃至図28参照)。
【0068】
装置本体部3の内部にはマザーボード(回路基板)61が配置されている(図19及び図20参照)。マザーボード61の主面(下面)61aには、図19及び図20に示すように、それぞれ所定の位置に上記コネクタ32、記憶媒体スロット62、カードスロット63、PCI(Peripheral Component Interconnect)用コネクタ64、接続コネクタ65及び各種の電子部品等が搭載されている。
【0069】
マザーボード61の一端部は、図19に示すように、ハードディスクドライブ66が取り付けられるドライブ取付部61bとして形成され、該ドライブ取付部61bには上記接続コネクタ65が設けられている。ドライブ取付部61bにはネジ挿通孔61c、61c、・・・が形成されている。
【0070】
ドライブ取付部61bにはハードディスクドライブ66が取り付けられる(図19及び図20参照)。ハードディスクドライブ66は本体部67と該本体部67の周縁に設けられた枠部68とから成り、本体部67が枠部68より下方へ突出されている。枠部68の一端部にはコネクタ部68aが設けられている。
【0071】
ハードディスクドライブ66の枠部68の互いに反対側に位置する側縁部にはダンパー69、69がそれぞれ取り付けられる。ダンパー69、69は一方向に長く形成され、枠部68の各側縁部が挿入される取付凹部69a、69aを有している。
【0072】
ハードディスクドライブ66はブラケット70を介してドライブ取付部61bに取り付けられる。ブラケット70は、図21に示すように、保持部71と該保持部71からそれぞれ所定の方向へ突出された弾性係合部72、73及び突部74とが一体に形成されて成る。
【0073】
保持部71は枠状に形成された第1の押さえ部71aと該第1の押さえ部71aに対してそれぞれ同じ方向へ直角に折り曲げられて形成された第2の押さえ部71b、71b、・・・とから成る。第1の押さえ部71aの内周縁には、第2の押さえ部71b、71b、・・・と反対側に折り曲げて形成された押さえ片71c、71c、・・・が設けられている。第2の押さえ部71b、71bの一端縁には、外方へ折り曲げられて形成された取付片71d、71d、71dが設けられ、該取付片71d、71d、71dには取付孔又は取付螺孔が形成されている。
【0074】
弾性係合部72、73はそれぞれ第1の押さえ部71aから第2の押さえ部71b、71b、・・・と同じ方向へ直角に折り曲げられて形成されており、それぞれ連結部72a、73aと屈曲部72b、73bとから成る。連結部72a、73aは上下に長く形成され、屈曲部72b、73bは連結部72a、73aの第1の押さえ部71aと反対側の端縁に連続され内方へ凸のV字状に形成されている。
【0075】
突部74は第2の押さえ部71bから前方へ突出され、その先端部に内方へ折り曲げられて形成された取付片74aが設けられている。取付片74aには取付孔が形成されている。
【0076】
以下に、ハードディスクドライブ66のドライブ取付部61bへの取付手順について説明する。
【0077】
先ず、ハードディスクドライブ66の枠部68にダンパー69、69を取り付ける。
【0078】
次に、ハードディスクドライブ66のコネクタ部68aをドライブ取付部61bに設けられた接続コネクタ65に差し込んで接続する。
【0079】
次いで、ハードディスクドライブ66の枠部68を保持部71によって覆うようにして、ブラケット70をマザーボード61に取り付ける。ブラケット70のマザーボード61への取付は、図22に示すように、弾性係合部72、73の屈曲部72b、73bをマザーボード61の外縁に摺接させて弾性係合部72、73を弾性変形させ、さらにブラケット70をマザーボード61に対して押し込んで弾性係合部72、73を弾性復帰させることにより行う。
【0080】
ブラケット70をマザーボード61に取り付けた状態においては、弾性係合部72、73の連結部72a、73aのうち屈曲部72b、73bの近傍の部分がそれぞれマザーボード61の各縁部に係合される(図23参照)。また、この状態においては、ハードディスクドライブ66の枠部68がブラケット70の第1の押さえ部71a及び第2の押さえ部71b、71b、・・・によって外側から押さえられ、本体部67の周面が押さえ片71c、71c、・・・によって外側から押さえられる。
【0081】
最後に、図示しないネジ部材によってブラケット70をマザーボード61に固定することにより、ハードディスクドライブ66のドライブ取付部61bへの取付を完了する。ブラケット70のマザーボード61への固定は、ブラケット70の取付片71d、71d、71d、74aに各ネジ部材を挿通し、さらに、このネジ部材をマザーボード61のネジ挿通孔61c、61c、・・・に挿通して装置本体部3の内部に設けられた図示しないネジ穴に螺合することにより行う。
【0082】
このようにネジ部材をブラケット70の取付片71d、71d、71d、74a及びマザーボード61のネジ挿通孔61c、61c、・・・に挿通してネジ穴に螺合することにより、一度の作業でブラケット70のマザーボード61に対する固定及びマザーボード61の装置本体部3への固定を行うことができ、作業性の向上を図ることができる。
【0083】
ハードディスクドライブ66が固定されたマザーボード61が装置本体部3の内部に固定された状態においては、ハードディスクドライブ66の本体部67が装置本体部3の下面部3cに形成された孔3dに配置される(図6参照)。
【0084】
以上に記載した通り、情報処理装置1にあっては、マザーボード61のドライブ取付部61bに接続コネクタ65を設け、ハードディスクドライブ66を挟んでドライブ取付部61bの反対側からハードディスクドライブ66を押さえるブラケット70を用いてハードディスクドライブ66をドライブ取付部61bに取り付けたので、ハードディスクドライブ66及びブラケット70を各別に取り付ける工程を必要とせず、作業性の向上を図ることができる。
【0085】
また、ハードディスクドライブ66をフレキシブルプリント配線板等の配線板を用いて接続する必要がないため、部品点数の削減及び作業性の向上を図ることができる。
【0086】
さらに、マザーボード61とは別のサブ基板を用いてハードディスクドライブ66を取り付ける必要がないため、部品点数の低減を図ることができ、また、サブ基板の各部との接続作業を必要としないため、作業工程の簡略化を図ることができる。
【0087】
ブラケット70には、上記したように、保持部71が設けられ、該保持部71が第1の押さえ部71aと該第1の押さえ部71aに対して折り曲げられて形成された第2の押さえ部71b、71b、・・・とを有している。従って、保持部71の剛性が高く、ブラケット70によるハードディスクドライブ66の安定した保持状態を確保することができる。
【0088】
また、ブラケット70には弾性係合部72、73が設けられているため、マザーボード61へのブラケット70への取付が簡単であり、例えば、ネジ止めする前に弾性係合部72、73によってマザーボード61にブラケット70を取り付けた状態で、マザーボード61のクランプを行うことができ、マザーボード61の装置本体部3への固定作業等における作業性の向上を図ることができる。
【0089】
さらに、ハードディスクドライブ66は枠部68がブラケット70の保持部71によって保持されるため、本体部67上にブラケット70が存在せず、その分、情報処理装置1の薄型化を図ることができる。
【0090】
尚、ハードディスクドライブとしては回路基板等に固定するためのネジ止め部が設けられているタイプとネジ止め部が設けられていないタイプの2種類のタイプが存在するが、ブラケット70は、特に、ネジ止め部が設けられていないタイプのハードディスクドライブに用いて好適である。
【0091】
マザーボード61に設けられたPCI用コネクタ64にはPCIボード75が接続される(図19及び図20参照)。
【0092】
PCIボード75の基板76上には第1のコネクタ端子部77と第2のコネクタ端子部78とが設けられている。第1のコネクタ端子部77と第2のコネクタ端子部78とは各端子がそれぞれ同一の信号線に接続されており、同一の機能を有するものである。
【0093】
第1のコネクタ端子部77は基板76の一端縁に設けられ、該基板76上に形成された複数の銅箔の端子77a、77a、・・・により構成されている(図24及び図25参照)。第1のコネクタ端子部77は基板76のマザーボード61に対向して位置される第1の面76aとその反対側の第2の面76bとにそれぞれ形成された複数の端子77a、77a、・・・から成る。
【0094】
第2のコネクタ端子部78は基板76の第2の面76bの一端寄りの位置に設けられ、基板76上に取り付けられた基体79と複数の端子80、80、・・・とにより構成されている(図26参照)。
【0095】
基体79は樹脂材料によって形成され、一方向に長い枠状に形成され、一方向に長い端子配置部79a、79aと該端子配置部79a、79aに直交する嵌入部79b、79bとを有している。端子配置部79a、79aは平行に位置され、該端子配置部79a、79aからは基板76の面方向に対して直交する方向へ複数の端子80、80、・・・が突出されている。端子配置部79a、79aの両端部はそれぞれ嵌入部79b、79bの両端部によって連結されている。嵌入部79b、79bは、その高さが端子配置部79a、79aの高さより高くされている。基体79の内側の空間は挿入空間79cとして形成されている。
【0096】
PCIボード75の第1の面76aには種々の電子部品81、81、・・・が搭載されている(図25参照)。第2のコネクタ端子部78が設けられている第2の面76bには、電子部品81、81、・・・は設けられていない(図24参照)。
【0097】
電子部品81としては、例えば、ロジックIC(Integrated Circuit)81a、フラッシュROM(Read Only Memory)81b、SRAM(Static Random Access Memory)81c、発振器81d、プロセッサー81e、RF(Radio Frequency)モジュール81f等が設けられている。ロジックIC81aは論理制御用のICであり、フラッシュROM81bはID(Integrated Date)コードを保存するためのメモリであり、SRAM81cはフリップフロップ回路が多数組み込まれたキャッシュメモリであり、発振器81dは基準周波数を発振するものであり、プロセッサー81eはLAN(Local Area Network)の物理的な伝送媒体へのアクセス制御や情報信号の制御を行う処理装置であり、RFモジュール81fは無線通信回路として機能する回路部である。
【0098】
PCIボード75の第2のコネクタ端子部78は配線板82を介してPCI用コネクタ64に接続される(図19及び図20参照)。配線板82としては、例えば、フレキシブルフラットケーブルやフレキシブルプリント配線板が用いられている。
【0099】
配線板82には、基板83の一端縁に第1の接続部84が設けられ、他端寄りの位置に第2の接続部85が設けられている。
【0100】
第1の接続部84は基板83上に形成された複数の銅箔の端子により構成されている。
【0101】
第2の接続部85は基板83上に取り付けられた接続基体86と複数の端子87、87、・・・とにより構成されている(図27参照)。
【0102】
接続基体86は樹脂材料によって形成され、一方向に長い枠状に形成された外周部88と該外周部88の内側に設けられた嵌合部89とを有している。外周部88は平行に位置する長手部88a、88aと平行に位置する短手部88b、88bとから成る。嵌合部89は長手部88a、88aの延びる方向に長いブロック状に形成され、外周部88との間に所定の間隔を以て配置されている。
【0103】
外周部88の長手部88a、88aと嵌合部89との間の空間は第1の挿入空間90、90として形成され、該第1の挿入空間90、90に端子87、87、・・・が形成されている。外周部88の短手部88b、88bと嵌合部89との間の空間は第2の挿入空間91、91として形成されている。
【0104】
マザーボード61に設けられたPCI用コネクタ64には、配線板82の第1の接続部84が接続される。
【0105】
PCIボード75の第2のコネクタ端子部78と配線板82の第2の接続部85とが結合されて接続される(図28参照)。第2のコネクタ端子部78と第2の接続部85との結合は、PCIボード75の嵌入部79b、79bがそれぞれ配線板82の第2の空間91、91に挿入されて嵌合され、PCIボード75の端子80、80、・・・が配線板82の第1の空間90、90に挿入されてそれぞれ端子87、87、・・・に接続され、配線板82の嵌合部89がPCIボード75の挿入空間79cに挿入されて嵌合されることにより行われる。
【0106】
尚、PCIボード75の第1のコネクタ端子部77は、例えば、マザーボードに第1のコネクタ端子部77に直接接続されるタイプのPCI用コネクタが設けられている情報処理装置において、このPCI用コネクタに接続可能である。
【0107】
以上に記載した通り、情報処理装置1にあっては、PCIボード75に同一の機能を有する第1のコネクタ端子部77と第2のコネクタ端子部78とを設け、何れか一方の端子部と接続可能とされている。
【0108】
従って、情報処理装置の種類によって、接続するコネクタ端子部として、第1のコネクタ端子部77又は第2のコネクタ端子部78の何れかを選択することができるため、PCIボード75の配置の自由度が向上し、情報処理装置1の薄型化及び小型化を図ることができる。
【0109】
また、マザーボードに対するPCIボード75の配置位置に応じてPCIボード75に搭載する電子部品81、81、・・・の高さ及びマザーボード61に搭載する電子部品の高さの変更が可能であり、PCIボード75に搭載される電子部品81、81、・・・の配置効率の向上及びマザーボード61に搭載される電子部品の配置効率の向上を図ることができる。
【0110】
さらに、第1のコネクタ端子部77と第2のコネクタ端子部78の大きさに応じてマザーボードに設けるPCI用コネクタの大きさを変更することが可能であり、PCI用コネクタ64を小型化することにより情報処理装置1の小型化を図ることができる。
【0111】
さらにまた、第1のコネクタ端子部77がPCI用コネクタと直結可能であり、第2のコネクタ端子部78がPCI用コネクタ64と配線板82を介して接続可能であるため、PCIボード75の配置位置やPCIボード75以外の他の部品との関係を考慮して、第1のコネクタ端子部77又は第2のコネクタ端子部78の何れかを選択することができるため、PCIボード75の配置の自由度の一層の向上を図ることができる。
【0112】
加えて、PCIボード75には第1の面76aにのみ電子部品81、81、・・・を搭載しているため、電子部品81、81、・・・がPCI用コネクタ64と第2のコネクタ端子部78とを接続する配線板82に干渉することがなく、配線板82の接続作業における作業性の向上及び配線板82の損傷の防止を図ることができる。
【0113】
尚、上記には、情報処理装置の例としてパーソナルコンピューターを示したが、情報処理装置はパーソナルコンピューターに限られることはなく、PDAや携帯電話等の他の種類の情報処理装置であってもよい。
【0114】
上記した実施の形態において示した各部の具体的な形状及び構造は、何れも本発明を実施する際の具体化のほんの一例を示したものにすぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されることがあってはならないものである。
【0115】
【発明の効果】
以上に記載したところから明らかなように、本発明情報処理装置は、ディスプレイと内部に回路基板が配置された装置本体部とを備えた情報処理装置であって、上記回路基板にハードディスクドライブが取り付けられるドライブ取付部を形成し該ドライブ取付部に接続コネクタを設け、上記ハードディスクドライブを挟んで少なくともドライブ取付部の反対側からハードディスクドライブを押さえるブラケットを設け、上記接続コネクタにハードディスクドライブのコネクタ部を接続すると共にブラケットを回路基板に取り付けてハードディスクドライブをドライブ取付部に取り付けるようにし、上記ハードディスクドライブは枠部と該枠部の内側に設けられ枠部よりドライブ取付部の反対側に突出された本体部とを有し、上記ブラケットに、上記ハードディスクドライブを挟んで上記ドライブ取付部の反対側から上記枠部の上面を押さえる第1の押さえ部と、該第1の押さえ部に対して略直角に折り曲げられ上記枠部の外周面を押さえる第2の押さえ部とを一体に設け、上記本体部の周面が上記第1の押さえ部の内周縁に上記第2の押さえ部と反対側に折り曲げて形成された押さえ片によって外側から押さえられるようにしたことを特徴とする。
【0116】
従って、ハードディスクドライブ及びブラケットを各別に取り付ける工程を必要とせず、作業性の向上を図ることができる。
【0117】
また、ハードディスクドライブをフレキシブルプリント配線板等の配線板を用いて接続する必要がないため、部品点数の削減及び作業性の向上を図ることができる。
【0118】
さらに、回路基板とは別のサブ基板を用いてハードディスクドライブを取り付ける必要がないため、部品点数の低減を図ることができ、また、サブ基板の各部との接続作業を必要としないため、作業工程の簡略化を図ることができる。
さらに、ブラケットの剛性が高く、ブラケットによるハードディスクドライブの安定した保持状態を確保することができる。
さらに、ハードディスクドライブの本体部上にブラケットが存在せず、その分、情報処理装置の薄型化を図ることができる。
【0120】
請求項2に記載した発明にあっては、上記ブラケットを金属材料によって形成し、ブラケットに回路基板に係合し弾性変形可能な弾性係合部を設けたので、回路基板へのブラケットへの取付が簡単であり、例えば、ネジ止めする前に弾性係合部によって回路基板にブラケットを取り付けた状態で、回路基板のクランプを行うことができ、回路基板の装置本体部への固定作業等における作業性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2乃至図28と共に本発明の実施の形態を示すものであり、本図は表示部を開いた状態で示す情報処理装置の斜視図である。
【図2】表示部を閉じた状態で示す情報処理装置の斜視図である。
【図3】表示部を閉じた状態で示す情報処理装置の背面図である。
【図4】図5と共に情報処理装置を携帯用の機器として使用する場合の使用例を示すものであり、本図は一例を示す斜視図である。
【図5】別の一例を示す斜視図である。
【図6】バッテリーを分離して情報処理装置の底面側を示す斜視図である。
【図7】情報処理装置の底面側を示す斜視図である。
【図8】操作摘子やロックレバー等を示す拡大分解斜視図である。
【図9】ロックレバーが支持された状態を示す拡大斜視図である。
【図10】操作摘子が規制部材に取り付けられた状態を示す拡大断面図である。
【図11】ロックレバーのロック突部が連通孔から突出されている状態を一部を断面にして示す概略拡大側面図である。
【図12】操作摘子の移動が規制されている状態を示す拡大断面図である。
【図13】バッテリーの斜視図である。
【図14】バッテリーが装着される前の係合突部と係合凹部との状態を示す拡大断面図である。
【図15】ロックレバーのロック突部が連通孔内に引き込まれた状態を一部を断面にして示す概略拡大側面図である。
【図16】バッテリーが装着されたときの係合突部と係合凹部との状態を示す拡大断面図である。
【図17】バッテリーがロックレバーによってロックされている状態を一部を断面にして示す概略拡大側面図である。
【図18】操作摘子に対する移動の規制が解除された状態を示す拡大断面図である。
【図19】装置本体部の内部構造を示す分解斜視図である。
【図20】装置本体部の内部構造を示す斜視図である。
【図21】ブラケットの拡大斜視図である。
【図22】ブラケットがマザーボードに取り付けられる直前の状態を示す拡大断面図である。
【図23】ブラケットがマザーボードに取り付けられた状態を示す拡大断面図である。
【図24】PCIボードの拡大底面図である。
【図25】PCIボードの拡大平面図である。
【図26】PCIボードの第2のコネクタ端子部を示す拡大斜視図である。
【図27】配線板の第2の接続部を示す拡大斜視図である。
【図28】PCIボードの第2のコネクタ端子部と配線板の第2の接続部とが接続された状態を示す拡大断面図である。
【符号の説明】
1…情報処理装置、3…装置本体部、5…ディスプレイ、61…マザーボード(回路基板)、61a…ドライブ取付部、65…接続コネクタ、66…ハードディスクドライブ、67…本体部、68…枠部、68a…コネクタ部、70…ブラケット、71a…第1の押さえ部、71b…第2の押さえ部、72…弾性係合部、73…弾性係合部
Claims (2)
- ディスプレイと内部に回路基板が配置された装置本体部とを備えた情報処理装置であって、
上記回路基板にハードディスクドライブが取り付けられるドライブ取付部を形成し該ドライブ取付部に接続コネクタを設け、
上記ハードディスクドライブを挟んで少なくともドライブ取付部の反対側からハードディスクドライブを押さえるブラケットを設け、
上記接続コネクタにハードディスクドライブのコネクタ部を接続すると共にブラケットを回路基板に取り付けてハードディスクドライブをドライブ取付部に取り付けるようにし、
上記ハードディスクドライブは枠部と該枠部の内側に設けられ枠部よりドライブ取付部の反対側に突出された本体部とを有し、
上記ブラケットに、上記ハードディスクドライブを挟んで上記ドライブ取付部の反対側から上記枠部の上面を押さえる第1の押さえ部と、該第1の押さえ部に対して略直角に折り曲げられ上記枠部の外周面を押さえる第2の押さえ部とを一体に設け、
上記本体部の周面が上記第1の押さえ部の内周縁に上記第2の押さえ部と反対側に折り曲げて形成された押さえ片によって外側から押さえられる
ことを特徴とする情報処理装置。 - 上記ブラケットを金属材料によって形成し、
上記ブラケットに、回路基板に係合し弾性変形可能な弾性係合部を設けた
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
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