JP4243891B2 - 舗装の目詰まり物の除去装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、舗装の空隙、特に排水性舗装の空隙に詰まった土砂や粉塵等の目詰まり物を除去する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
まず、図10を参照して排水性舗装について説明すると、排水性舗装aとは、路床bの上に路盤c、基層d及び通水可能な空隙eを有する表層fを順次敷設して形成された舗装をいい、降雨時に表層fの空隙eに流入した雨水を図示しない側溝に導いて排水することにより、スモーキング現象やハイドロプレーニング現象等の走行安全性を阻害する要因を減らす機能を持つ。また、表層fの空隙eが吸音能力を有することから、車両走行時のタイヤの騒音を小さくする機能も併せ持つ。尚、排水性舗装の基層d部分は、路盤cの保護のために非通水性とされている。
【0003】
しかしながら、かかる排水性舗装aにおいては、車両の走行や風等の影響によって表層fの空隙eに土砂や粉塵等が詰まってしまい、上述した優れた諸機能が比較的短期間で低下してしまう不都合がある。
そこで、このような不都合を解消するために、特開平9−59949号公報に記載の装置を本出願人等は先に提案した。
【0004】
この装置は、図11に示すように、指向方向の延長線X1 ,X2 が舗装表面hの下方で交差するように進行方向に互いに離間配置され、舗装表面hに向けて噴射した圧力水の噴射圧力により舗装aの空隙eに詰まった目詰まり物を舗装表面hに浮き上がらせる第1及び第2の噴射ノズル1a,1bと、第1の噴射ノズル1aから噴射された圧力水によって舗装表面hに浮き上がった目詰まり物を水と共に回収する第1の吸引ダクト2aと、第2の噴射ノズルから噴射された圧力水によって舗装表面hに浮き上がった目詰まり物を水と共に回収する第2の吸引タクト2bと、第1の吸引ダクト2aと第2の吸引ダクト2bとの間の舗装表面hを臨む位置に配置された第3の吸引ダクト2cと、該第3の吸引ダクト2cの周囲をシールして第3の吸引ダクト2cの吸引口を略密閉空間T内に配置するシール手段とを備える。
【0005】
シール手段は、噴射ノズル1a,1b及び吸引ダクト2a〜2c等を収容した状態で走行可能とされる外箱3の下部周縁に沿って取り付けられたシールラバー4と、第1の吸引ダクト1a及び第2の吸引ダクト1bの各先端部に取り付けられたシールラバー5a,5bとによって構成されており、これにより、第3の吸引ダクト2cの前後及び両側をシールして該第3の吸引ダクト2cの吸引口を略密閉空間T内に配置するようにしている。
【0006】
かかる構成の舗装の目詰まり物の除去装置によれば、噴射ノズル1a,1bの指向方向の各延長線X1 ,X2 が舗装表面hより下方で交差するようにされており、しかも、排水性舗装aの基層dは非通水性とされているため、一方の噴射ノズル1a(又は噴射ノズル1b)から噴射された高圧水によって排水性舗装aの空隙eの目詰まり物に作用する圧力は、他方の噴射ノズル1b(又は噴射ノズル1a)から噴射された高圧水の圧力によって上方以外の逃げ場を失い、この結果、各噴射ノズル1a,1bから噴射された高圧水の圧力が空隙eの目詰まり物に対して有効に作用して該目詰まり物を舗装表面hに押し上げる。これにより、目詰まり物と水との混合水の舗装表面hへの浮き上がりが促進され、舗装表面hに浮き上がった目詰まり物と水との混合水は、第1〜第3の吸引ダクト2a〜2cの各吸引口から吸引され、吸引ホース等を介して回収タンク(図示せず。)に回収される。
【0007】
ここで、第3の吸引ダクト2cの吸引口はシール手段Sによって略密閉空間Tに配置されているため、第3の吸引ダクト2cの吸引作用により該空間Tが負圧状態とされ、これにより、上述した目詰まり物の押し上げ作用と相まって該目詰まり物と水との混合水の舗装表面hへ向けての流れが促進され、排水性舗装aの空隙eに詰まった土砂や粉塵等を効果的に除去するようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、かかる従来の舗装の目詰まり物の除去装置においては、第3の吸引ダクト2cの吸引口の前後及び両側をシールするシール手段Sを全てシールラバー4,5a,5bによって構成しているため、車両等で除去装置を牽引する際に、特に第3の吸引ダクト2cの前側のシールラバー5aと舗装表面hとの摩擦によって除去装置のスムースな走行を確保しにくくなり、更に、シールラバー4,5a,5bと舗装表面hとの摩擦により比較的短期間でシールラバー4,5a,5bの先端が摩耗して舗装表面hとの間にすき間が生じてしまい、この結果、空間Tの密閉性が悪くなって第3の吸引ダクト2cの吸引性能が低下するという不都合がある。
【0009】
本発明はかかる不都合を解消するためになされたものであり、スムースな走行を確保することができると共に、第3の吸引部の吸引性能の向上を図ることができる舗装の目詰まり物の除去装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために、発明1に係る舗装の目詰まり物の除去装置は、舗装表面に向けて噴射した圧力水の噴射圧力により舗装の空隙に詰まった目詰まり物を前記舗装表面に浮き上がらせる噴射手段と、該舗装表面に浮き上がった目詰まり物を水と共に回収する吸引手段と、該吸引手段とは別途に配置されて前記舗装表面に浮き上がった目詰まり物を水と共に回収する第3の吸引部と、該第3の吸引部の周囲をシールして前記第3の吸引部の吸引口を略密閉空間内に配置するシール手段とを備えた舗装の目詰まり物の除去装置において、前記シール手段は、前記第3の吸引部を構成する進行方向側の壁部と進行方向とは反対側の壁部のうち、進行方向側の壁部側に配置されて該壁部に軸方向の全長に渡って当接する弾性体を外周面に有する第3の走行ロールを備えることを特徴とする。
【0011】
発明2に係る舗装の目詰まり物の除去装置は、発明1において、前記噴射手段を、指向方向の延長線が舗装表面の下方で交差するように進行方向に互いに離間配置された第1及び第2の噴射ノズルによって構成すると共に、前記吸引手段を、前記第1の噴射ノズル側で前記舗装表面に浮き上がった目詰まり物を水と共に回収する第1の吸引部と、前記第2の噴射ノズル側で前記舗装表面に浮き上がった目詰まり物を水と共に回収する第2の吸引部とによって構成し、更に、前記第3の吸引部を前記第1の吸引部と前記第2の吸引部との間の前記舗装表面を臨む位置に配置したことを特徴とする。
【0012】
発明3に係る舗装の目詰まり物の除去装置は、発明1又は2において、前記シール手段は、前記第3の吸引部を構成する進行方向側の壁部と進行方向とは反対側の壁部のうち、進行方向とは反対側の壁部側に配置されて該壁部に軸方向の全長に渡って当接する弾性体を外周面に有する第2の走行ロールを備えることを特徴とする。
発明4に係る舗装の目詰まり物の除去装置は、発明1又は2において、前記シール手段は、前記第3の吸引部を構成する進行方向側の壁部と進行方向とは反対側の壁部のうち、進行方向とは反対側の壁部側に取り付けられて前記舗装表面に前記第3の走行ロールの軸方向の全長に渡って当接する弾性カバーを備えることを特徴とする。
【0013】
発明5に係る舗装の目詰まり物の除去装置は、舗装表面に向けて噴射した圧力水の噴射圧力により舗装の空隙に詰まった目詰まり物を前記舗装表面に浮き上がらせる噴射手段と、該舗装表面に浮き上がった目詰まり物を水と共に回収する吸引手段と、該吸引手段とは別途に配置されて前記舗装表面に浮き上がった目詰まり物を水と共に回収する第3の吸引部と、該第3の吸引部の周囲をシールして前記第3の吸引部の吸引口を略密閉空間内に配置するシール手段とを備えた舗装の目詰まり物の除去装置において、前記シール手段は、前記第3の吸引部を構成する進行方向側の壁部と進行方向とは反対側の壁部のうち、進行方向側の壁部側に所定のすき間を介して配置され、外周面に弾性体を有する第3の走行ロールと、前記すき間を覆うように前記第3の走行ロールの軸方向の全長に渡って配置され、一側部が回動可能にヒンジ結合されると共に、他側部が前記第3の走行ロールの外周面に当接する第1のカバー部材とを備えたことを特徴とする。
【0014】
発明6に係る舗装の目詰まり物の除去装置は、発明5において、前記噴射手段を、指向方向の延長線が舗装表面の下方で交差するように進行方向に互いに離間配置された第1及び第2の噴射ノズルによって構成すると共に、前記吸引手段を、前記第1の噴射ノズル側で前記舗装表面に浮き上がった目詰まり物を水と共に回収する第1の吸引部と、前記第2の噴射ノズル側で前記舗装表面に浮き上がった目詰まり物を水と共に回収する第2の吸引部とによって構成し、更に、前記第3の吸引部を前記第1の吸引部と前記第2の吸引部との間の前記舗装表面を臨む位置に配置したことを特徴とする。
【0015】
発明7に係る舗装の目詰まり物の除去装置は、発明5又は6において、前記シール手段は、前記第3の吸引部を構成する進行方向側の壁部と進行方向とは反対側の壁部のうち、進行方向とは反対側の壁部側に所定のすき間を介して配置され、外周面に弾性体を有する第4の走行ロールと、前記すき間を覆うように前記第4の走行ロールの軸方向の全長に渡って配置され、一側部が回動可能にヒンジ結合されると共に、他側部が前記第4の走行ロールの外周面に当接する第2のカバー部材とを備えたことを特徴とする。
【0016】
発明8に係る舗装の目詰まり物の除去装置は、発明5又は6において、前記シール手段は、前記第3の吸引部を構成する進行方向側の壁部と進行方向とは反対側の壁部のうち、進行方向とは反対側の壁部側に取り付けられて前記舗装表面に前記第3の走行ロールの軸方向の全長に渡って当接する弾性カバーを備えることを特徴とする。
発明9に係る舗装の目詰まり物の除去装置は、発明1〜8において、前記シール手段は、前記第3の吸引部の前記走行ロールの軸方向の両端部側をシールするサイドカバーを備え、該サイドカバーは前記走行ロールのロール軸を支持する支持板に対して上下方向に移動可能に配置されていることを特徴とする。
【0017】
発明10に係る舗装の目詰まり物の除去装置は、発明9において、前記サイドカバーを前記舗装表面側に向けて付勢する付勢部材を備えたことを特徴とする。
発明11に係る舗装の目詰まり物の除去装置は、発明9又は10において、前記サイドカバーが舗装表面に当接する部分と該舗装表面との間に強制的に水を介在させる水介在手段を備えたことを特徴とする。
【0018】
発明12に係る舗装の目詰まり物の除去装置は、発明11において、前記水介在手段は、前記第3の吸引部の位置に対応して前記支持板に取り付けられた箱体と、該箱体内に外部から強制的に水を供給する水供給手段とを備えたことを特徴とする。
発明13に係る舗装の目詰まり物の除去装置は、発明11において、前記水介在手段は、前記第3の吸引部の位置に対応して前記支持板に取り付けられた箱体と、前記噴射手段から噴射された水を該箱体内に導入すべく前記サイドカバーに形成された導入穴とを備えたことを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図を参照して説明する。
図1は本発明の実施の形態の一例である排水性舗装の目詰まり物の除去装置を説明するための説明的断面図、図2は図1の矢印II方向から見た図の一部を切り欠いた図、図3は図2の矢印III方向から見た図の一部を切り欠いた図、図4は図3のIV−IV線断面の一部を切り欠いた図、図5〜図7はシール手段の変形例を説明するための説明的断面図、図8は水介在手段の一例を説明するための一部を切り欠いた図、図9は水介在手段の変形例を説明するための一部を切り欠いた図である。なお、この実施の形態では、舗装として排水性舗装を例に採る。また、排水性舗装の構造については従来例で説明したものと同一であるので従来例と同一符号を付して説明する。
【0020】
まず、図1〜図4を参照して構成を説明すると、この除去装置は、例えばトラック等の牽引車両に可動アームを介して取り付けられる外箱10を備えており、外箱10は進行方向の前後の側板11a,11bと側板11a,11bの両端部を連結する左右の端板12a,12b(支持板)とによって車両の幅方向に長い略直方体状をなして上部及び下部が開口されている。左右の端板12a,12bには、外周部にゴム等の弾性体Gを有する前後の走行ロール13a,13bの両端ロール軸14が支持されており、これにより、除去装置の走行を可能にしている。
【0021】
外箱10内には、外箱10の長手方向に沿って延びる通水管15a,15bが進行方向に互いに離間して配置されている。通水管15a,15bは前後側板11a,11bにブラケット16a,16bを介して取り付けられている。前側板11aに取り付けられた通水管15aの下側部には、高圧水を噴射する複数の噴射ノズル17a(第1の噴射ノズル)が通水管15aの軸方向に等間隔で設けられ、一方、後側板11bに取り付けられた通水管15bの下側部にも、高圧水を噴射する複数の噴射ノズル17b(第2の噴射ノズル)が噴射ノズル17aに対向して通水管15bの軸方向に等間隔で設けられている。
【0022】
噴射ノズル17a,17bの指向方向の各延長線は舗装表面hの下方で交差するようにされており、これにより、上述したように各噴射ノズル17a,17bから噴射された高圧水の圧力が空隙eの目詰まり物を舗装表面hに押し上げるように作用して目詰まり物と水との混合水の舗装表面hへの浮き上がりが促進されるようになっている。
【0023】
そして、舗装表面hに浮き上がった目詰まり物と水との混合水は、吸引ダクト18(第1の吸引部)、吸引ダクト19(第2の吸引部)及び吸引ダクト20(第3の吸引部)の各吸引口から吸引されるようになっている。
吸引ダクト18は噴射ノズル17a側に外箱10の長手方向に沿って配置されており、下部が前側に傾斜して先端開口が吸引口18aとされている。また、吸引ダクト19は噴射ノズル17b側に外箱10の長手方向に沿って配置されており、下部が後側に傾斜して先端開口が吸引口19aとされている。なお、吸引ダクト18及び19は下流側で合流するようになっている。
【0024】
吸引ダクト20は、吸引ダクト18と吸引ダクト19との間に外箱10の長手方向に沿って配置されており、鉛直方向に垂下されて先端開口が吸引口20aとされている。ここで、吸引ダクト20の吸引口20aは、前後及び左右両側がシール手段Sによってシールされて略密閉空間T3 内に配置されている。
シール手段Sは、吸引ダクト20の前方を向く壁部側に配置された走行ロール21a(第1の走行ロール)と、吸引ダクト20の後方を向く壁部側に配置された走行ロール21b(第2の走行ロール)と、左右の端板12a,12b側に配置されたサイドカバー22a,22bとを備えている。
【0025】
走行ロール21aは外周部にゴム等の弾性体Gを有して該弾性体Gが吸引ダクト20の前方を向く壁部に軸方向の全長に渡って当接しており、また、走行ロール21aの両端ロール軸14は左右の端板12a,12bに支持されている。
走行ロール21bは外周部にゴム等の弾性体Gを有して該弾性体Gが吸引ダクト20の後方を向く壁部に軸方向の全長に渡って当接しており、また、走行ロール21bの両端ロール軸14は左右の端板12a,12bに支持されている。走行ロール21a及び21bの各弾性体Gが吸引ダクト20の前後壁部に密着することにより、吸引口20aの前後側がシールされるようになっている。
【0026】
サイドカバー22aは走行ロール13a,13b,21a,21bの各ロール端面と端板12aとの間に配置され、サイドカバー22bは走行ロール13a,13b,21a,21bの各ロール端面と端板12bとの間に配置されている。サイドカバー22a,22bは共に、板状の本体部23と、該本体部23の下部に進行方向に沿って溶接等によって固定された丸棒部24とを備えており、該丸棒部24が舗装表面hに接触することにより、吸引口20aの左右両側がシールされるようになっている。
【0027】
また、本体部23の走行ロール13a,13b,21a,21bの両端ロール軸14に対応する位置には上下方向に長い長穴23aが形成されており、該長穴23aには走行ロール13a,13b,21a,21bの両端ロール軸14が挿通されている。これにより、サイドカバー22a,22bの上下方向の移動が可能になって、凹凸の舗装表面hを走行する際に、丸棒部24が該凹凸に追従するようになっている。
【0028】
更に、サイドカバー22aと端板12aとの間には引張コイルばね25(付勢部材)が介在されており、引張コイルばね25の上端はサイドカバー22aの本体部23に取り付けられ、下端は端板12aに取り付けられている。サイドカバー22bと端板12bとの間にも同様に引張コイルばね25が介在されており、引張コイルばね25の上端はサイドカバー22bの本体部23に取り付けられ、下端は端板12bに取り付けられている。これにより、サイドカバー22a,22bを舗装表面h側に付勢して丸棒部24の舗装表面への密着性を高めるようにしている。ここで、引張コイルばね25のばね定数を調整することにより、丸棒部24の舗装表面hへの接触圧力を調整することができる。
【0029】
図1において符号26〜29はいずれも外箱10の長手方向に沿って延在されて両側部が端板12a,12bまで達するカバーであり、カバー26は、吸引ダクト18の先端部から前方に向けて水平に延びる水平部26aと、水平部26aの先端から噴射ノズル17aの噴射方向に沿って延びる上側斜め部26bと、上側斜め部26bの先端から噴射ノズル17aの噴射方向と交差するように延びる交差部26cと、交差部26cの先端から噴射ノズル17aの噴射方向に沿って上側斜め部26bと平行に延びる下側斜め部26dとを備えており、交差部26cには、噴射ノズル17aから噴射された高圧水が通過する通過孔(図示せず。)が該噴射ノズル17aの数に対応して形成されている。下側斜め部26dの先端には鉛直方向に延びるシールラバー32がネジ止め等より取り付けられており、シールラバー32の先端は舗装表面hに当接するようになっている。
【0030】
また、カバー27は走行ロール21aの上方位置で吸引ダクト18と吸引ダクト20の間を覆うように取り付けられ、カバー28は走行ロール21bの上方位置で吸引ダクト19と吸引ダクト20の間を覆うように取り付けられている。
カバー29は、吸引ダクト19の先端部から後方に向けて水平に延びる水平部29aと、水平部29aの先端から噴射ノズル17bの噴射方向に沿って延びる上側斜め部29bと、上側斜め部29bの先端から噴射ノズル17bの噴射方向と交差するように延びる交差部29cと、交差部29cの先端から噴射ノズル17bの噴射方向に沿って上側斜め部29bと平行に延びる下側斜め部29dとを備えており、交差部29cには、噴射ノズル17bから噴射された高圧水が通過する通過孔(図示せず。)が該噴射ノズル17bの数に対応して形成されている。下側斜め部29dの先端には鉛直方向に延びるシールラバー38がネジ止め等より取り付けられており、シールラバー38の先端は舗装表面hに当接するようになっている。
【0031】
そして、カバー26、カバー27、シールラバー32及びサイドカバー22a,22bによって吸引ダクト18の吸引口18aが略密閉空間T1 に配置され、カバー29、カバー28、シールラバー38及びサイドカバー22a,22bによって吸引ダクト19の吸引口19aが略密閉空間T2 に配置されるようになっている。なお、略密閉空間T1 、略密閉空間T2 及び上述した略密閉空間T3 の内では略密閉空間T3 の密閉度が最も高くなっている。
【0032】
また、カバー26の下側斜め部26dには走行ロール13aのロール面が接近配置されており、カバー29の下側斜め部29dには走行ロール13bのロール面が接近配置されている。このように、走行ロール13a,13bのロール面を下側斜め部26d,29dに接近配置することにより、シールラバー32,38の磨耗によって舗装表面hとの間のすき間が拡大した場合に、該すき間から侵入する空気の量を抑制して略密閉空間T1 及びT2 の密閉度の急激な低下を防止するようにしている。
【0033】
次に、かかる除去装置の作動を説明する。排水性舗装aの道路上で除去装置をトラック等の車両で牽引しつつ噴射ノズル17a,17bから高圧水を舗装表面hに向けて噴射する。
このとき、吸引ダクト18,19,20には吸引力が付与されており、吸引ダクト18,19の吸引力によりカバー26の交差部26cに設けられた通過孔及びカバー29の交差部29cに設けられた通過孔から略密閉空間T1 ,T2 にそれぞれ外気が吸引されて、噴射ノズル17a,17bから噴射された高圧水に沿って空気の流れが形成され、これにより、該高圧水に沿って一種のカーテン膜が形成されて該高圧水の周囲への飛散が抑制され、この結果、衝撃力が維持された状態で高圧水が舗装表面hに吹き付けられる。
【0034】
そして、略密閉空間T1 を臨む舗装表面hに浮き上がった目詰まり物と水との混合水は、吸引ダクト18の吸引口18aから吸引され、略密閉空間T2 を臨む舗装表面hに浮き上がった目詰まり物と水との混合水は吸引ダクト19の吸引口19aから吸引され、略密閉空間T3 を臨む舗装表面hに浮き上がった目詰まり物と水との混合水は吸引ダクト20の吸引口20aから吸引される。
【0035】
このとき、吸引ダクト18,19の各吸引口18a,19aはそれぞれ略密閉空間T1 ,T2 に配置されているので、各吸引ダクト18,19の吸引作用により各空間T1 ,T2 が負圧状態とされ、これにより、上述した目詰まり物の押し上げ作用と相まって空隙eの目詰まり物と水との混合水の舗装表面hへの浮き上がりが促進されると同時に、吸引ダクト20の吸引口20aは略密閉空間T1 ,T2 より密閉度が高くされた略密閉空間T3 に配置されているので、吸引ダクト20の吸引作用により空間T3 は空間T1 ,T2 より負圧度が高い状態とされ、これにより、上述した目詰まり物の押し上げ作用と相まって空隙eの目詰まり物と水との混合水の舗装表面hへの浮き上がりがより促進され、この結果、排水性舗装aの空隙eに詰まった土砂や粉塵等の目詰まり物を効果的に除去することができる。
【0036】
上記の説明から明らかなように、この実施の形態では、最も高い密閉度が要求される吸引ダクト20の吸引口20aの前後側のシールを、走行ロール21a及び21bの外周部の弾性体Gを吸引ダクト20の壁部に密着させて行うようにしているので、車両等で除去装置を牽引する際に該除去装置のスムースな走行を確保することができ、更に、走行ロール21a及び21bの外周部の弾性体Gが吸引ダクト20の壁部及び舗装表面hに密着した状態で走行すると共に路面上に噴射された圧力水が前記走行ロールと凹凸面をもつ路面間に介在してより高度に空間T3 の密閉性が得られるため、空間T3 の密閉度を長期間に渡って良好に維持することが可能になって、吸引ダクト20の吸引性能の向上を図ることができる。
【0037】
また、吸引口20aの左右両側をシールするサイドカバー22a,22bを上下方向に移動可能に配置して凹凸の舗装表面hを走行する際に丸棒部24が該凹凸に追従するようにし、しかも、引張コイルばね25によりサイドカバー22a,22bを舗装表面h側に付勢して丸棒部24の舗装表面hへの密着性を高めるようにしているので、丸棒部24と舗装表面hとの間から不用意に空間T3 内へ空気が侵入するのを防止して、吸引ダクト20の吸引性能のより向上を図ることができる。
【0038】
なお、上記実施の形態では、吸引ダクト20の吸引口20aの前後側のシールを、走行ロール21a及び21bを用いて行っているが、必ずしもこのようにする必要はなく、例えば走行ロール21bに代えて、図5に示すように、ゴム等の弾性体からなるカバー部材(弾性カバー)50を吸引ダクト20の後側の壁部にネジ止め等により取り付けて吸引口20aの後側のシールを行うようにしてもよい。
【0039】
このカバー部材50は、吸引ダクト20の後側の壁部から後方に向けて斜め下方に延びる斜め部51と、該斜め部51の先端から舗装表面hと平行に延びる平行部52とを備えており、該平行部52の裏面が舗装表面hに接触するようになっている。そして、吸引ダクト20の吸引作用により略密閉空間T3 が負圧状態となると、平行部52が舗装表面hに押しつけられるようになっている。
【0040】
また、上記実施の形態では、走行ロール21a及び21bの外周部の弾性体Gを吸引ダクト20の壁部に密着させるようにしているが、これに代えて、図6に示すように、走行ロール21a(第3の走行ロール)を吸引ダクト20の前側の壁部に対して所定のすき間を介して配置すると共に、走行ロール21b(第4の走行ロール)を吸引ダクト20の後側の壁部に対して所定のすき間を介して配置し、各すき間をカバー部材53(第1のカバー部材)及び54(第2のカバー部材)によって覆うようにしてもよい。
【0041】
カバー部材53及び54は各すき間の上方位置で走行ロール21a及び21bの軸方向の全長に渡って配置されており、カバー部材53は一側部が吸引ダクト20の前側の壁部に上下方向に回動可能にヒンジ結合されると共に、他側部が走行ロール21aの上側面に当接し、一方、カバー部材54は一側部が吸引ダクト20の後側の壁部に上下方向に回動可能にヒンジ結合されると共に、他側部が走行ロール21bの上側面に当接するようになっている。
【0042】
そして、吸引ダクト20の吸引作用により略密閉空間T3 が負圧状態となると、カバー部材53が走行ロール21aの上側面(弾性体部分)に押しつけられると共に、カバー部材54が走行ロール21bの上側面(弾性体部分)に押しつけられるようになっている。なお、この場合も、吸引ダクト20の後側の走行ロール21b及びカバー部材54に代えて、上述したカバー部材50を配置するようにしてもよい(図7参照)。また、カバー部材53及び54は吸引ダクト20の壁部に支持板等を介して間接的にヒンジ結合することもできる。
【0043】
更に、上記実施の形態では、排水性舗装に本発明の除去装置を適用した場合を例に採ったが、これに限定されず、透水性舗装にも本発明の装置を適用してもよい。
次に、吸引ダクト20の左右両側のシール性を更に向上させるために設けられた水介在手段について説明する。
【0044】
水介在手段は、吸引ダクト20の左右両側に位置するサイドカバー22a,22bの丸棒部24と舗装表面hとの間に強制的に水を介在させるようにしたものである。これは、丸棒部24と舗装表面hとの間にすき間が発生した場合に、該すき間に空気より格段に通過抵抗の大きい水を介在させ、これにより、略密閉空間T3 内に空気が吸い込まれるのを防止して該空間T3 の密閉度をより高め、ひいては吸引ダクト20の吸引性能をより強力なものにしたものである。
【0045】
具体例を挙げると、まず、図8に示す水介在手段は、左右の端板12a,12bの吸引ダクト20の位置に対応する部分に外側から箱体60を取り付け、該箱体60の上板に水供給パイプ61を接続して該パイプ61から箱体60内に水を強制的に供給し、これにより、サイドカバー22a,22bの丸棒部24と舗装表面hとの間に水を介在させるようにしたものである。箱体60の下縁は舗装表面hに接触するようになっている。
【0046】
また、図9に示す水介在手段は、左右の端板12a,12bの吸引ダクト20の位置に対応する部分に外側から箱体60を取り付け、更に、サイドカバー22a及び22bに略密閉空間T1 と箱体60内とを連通する導入穴62と略密閉空間T2 と箱体60内とを連通する導入穴63とを形成し、これにより、噴射ノズル17aから舗装表面hに吹き付けられた水を導入穴62を介して箱体60内に導入するとともに、噴射ノズル17bから舗装表面hに吹き付けられた水を導入穴63を介して箱体60内に導入して、サイドカバー22a,22bの丸棒部24と舗装表面hとの間に水を介在させるようにしたものである。
【0047】
なお、ここでは、吸引ダクト20の左右両側のシールについて説明したが、この実施の形態では、走行ロール21aのロール面と舗装表面hとの接触部分、及び該ロール面と吸引ダクト20の前壁部との接触部分又は該ロール面とカバー部材53との接触部分に噴射ノズル17aから舗装表面hに吹き付けられた水が進入しやすいように圧力水の吹付位置と走行ロール21aとの間が連通構造とされていると共に、走行ロール21bのロール面と舗装表面hとの接触部分、及び該ロール面と吸引ダクト20の後壁部との接触部分又は該ロール面とカバー部材54との接触部分に噴射ノズル17bから舗装表面hに吹き付けられた水が進入しやすいように圧力水の吹付位置と走行ロール21bとの間が連通構造とされている。
【0048】
これにより、走行ロール21a,21bのロール面と舗装表面hとの間にすき間が発生した場合や、走行ロール21a,21bのロール面と吸引ダクト20の壁部との間又は該ロール面とカバー部材53,54との間にすき間が発生した場合に、該すき間に空気より格段に通過抵抗の大きい水が介在されて略密閉空間T3 内に空気が吸い込まれるのが防止され、該空間T3 の密閉度をより高めることができる。
【0049】
【発明の効果】
上記の説明から明らかなように、本発明によれば、車両等で除去装置を牽引する際に該除去装置のスムースな走行を確保することができると共に、路面上に噴射された圧力水が走行ロールと凹凸面をもつ路面間に介在してより高度に略密閉空間T3 の密閉性が得られるため、第3の吸引部の吸引性能の向上を図ることができるという効果が得られる。
【0050】
また、サイドカバーを走行ロールのロール軸を支持する支持板に対して上下方向に移動可能に配置することにより、凹凸の舗装表面hを走行する際に、サイドカバーを該凹凸に追従させることができるので、サイドカバーの舗装表面への密着性を良好なものとすることができるという効果が得られる。
更に、付勢部材によってサイドカバーを舗装表面側に付勢することにより、サイドカバーの舗装表面への密着性を更に高めることができると共に、付勢部材の付勢力を調整して該サイドカバーの舗装表面への接触圧力を自由に調整することができるという効果が得られる。
【0051】
更に、サイドカバーが舗装表面に当接する部分と該舗装表面との間に強制的に水を介在させる水介在手段を備えることにより、略密閉空間の密閉度をより高めることができ、ひいては第3の吸引部の吸引性能をより強力なものにすることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例である排水性舗装の目詰まり物の除去装置を説明するための説明的断面図である。
【図2】図1の矢印II方向から見た図の一部を切り欠いた図である。
【図3】図2の矢印III方向から見た図の一部を切り欠いた図である。
【図4】図3のIV−IV線断面の一部を切り欠いた図である。
【図5】シール手段の変形例を説明するための説明的断面図である。
【図6】シール手段の変形例を説明するための説明的断面図である。
【図7】シール手段の変形例を説明するための説明的断面図である。
【図8】水介在手段の一例を説明するための一部を切り欠いた図である。
【図9】水介在手段の変形例を説明するための一部を切り欠いた図である。
【図10】排水性舗装を説明するための概略断面図である。
【図11】従来の除去装置を説明するための説明的断面図である。
【符号の説明】
a…排水性舗装
h…舗装表面
e…空隙
1 …第1の噴射ノズルの指向方向の延長線
2 …第2の噴射ノズルの指向方向の延長線
3 …略密閉空間
G…弾性体
12a,12b…左右の端板(支持板)
14…ロール軸
17a…噴射ノズル(第1の噴射ノズル)
17b…噴射ノズル(第2の噴射ノズル)
18…吸引ダクト(第1の吸引部)
19…吸引ダクト(第2の吸引部)
20…吸引ダクト(第3の吸引部)
20a…吸引口(第3の吸引部の吸引口)
21a…走行ロール(第1又は第3の走行ロール)
21b…走行ロール(第2又は第4の走行ロール)
22a,22b…サイドカバー
25…引張コイルばね(付勢部材)
53…カバー部材(第1のカバー部材)
54…カバー部材(第2のカバー部材)
60…箱体
61…水供給パイプ(水供給手段)
62,63…導入穴

Claims (10)

  1. 舗装表面に向けて噴射した圧力水の噴射圧力により舗装の空隙に詰まった目詰まり物を前記舗装表面に浮き上がらせる噴射手段と、該舗装表面に浮き上がった目詰まり物を水と共に回収する吸引手段と、該吸引手段とは別途に配置されて前記舗装表面に浮き上がった目詰まり物を水と共に回収する第3の吸引部と、該第3の吸引部の周囲をシールして前記第3の吸引部の吸引口を略密閉空間内に配置するシール手段とを備えた舗装の目詰まり物の除去装置において、
    前記噴射手段を、指向方向の延長線が舗装表面の下方で交差するように進行方向に互いに離間配置された第1及び第2の噴射ノズルによって構成すると共に、前記吸引手段を、前記第1の噴射ノズル側で前記舗装表面に浮き上がった目詰まり物を水と共に回収する第1の吸引部と、前記第2の噴射ノズル側で前記舗装表面に浮き上がった目詰まり物を水と共に回収する第2の吸引部とによって構成し、更に、前記第3の吸引部を前記第1の吸引部と前記第2の吸引部との間の前記舗装表面を臨む位置に配置し、
    前記シール手段は、前記第3の吸引部を構成する進行方向側の壁部と進行方向とは反対側の壁部のうち、進行方向側の壁部側に配置されて該壁部に軸方向の全長に渡って当接する弾性体を外周面に有する第1の走行ロールと、前記第3の吸引部を構成する進行方向側の壁部と進行方向とは反対側の壁部のうち、進行方向とは反対側の壁部側に配置されて該壁部に軸方向の全長に渡って当接する弾性体を外周面に有する第2の走行ロールとを備え、かつ、前記第3の吸引部の前記走行ロールの軸方向の両端部側をシールするサイドカバーを備え、該サイドカバーを前記走行ロールのロール軸を支持する支持板に対して上下方向に移動可能に配置したことを特徴とする舗装の目詰まり物の除去装置。
  2. 舗装表面に向けて噴射した圧力水の噴射圧力により舗装の空隙に詰まった目詰まり物を前記舗装表面に浮き上がらせる噴射手段と、該舗装表面に浮き上がった目詰まり物を水と共に回収する吸引手段と、該吸引手段とは別途に配置されて前記舗装表面に浮き上がった目詰まり物を水と共に回収する第3の吸引部と、該第3の吸引部の周囲をシールして前記第3の吸引部の吸引口を略密閉空間内に配置するシール手段とを備えた舗装の目詰まり物の除去装置において、
    前記シール手段は、前記第3の吸引部を構成する進行方向側の壁部と進行方向とは反対側の壁部のうち、進行方向側の壁部側に所定のすき間を介して配置され、外周面に弾性体を有する第3の走行ロールと、前記すき間を覆うように前記第3の走行ロールの軸方向の全長に渡って配置され、一側部が前記第3の吸引部の前記進行方向側の壁部側に回動可能にヒンジ結合されると共に、他側部が前記第3の走行ロールの外周面に当接する第1のカバー部材とを備えたことを特徴とする舗装の目詰まり物の除去装置。
  3. 前記噴射手段を、指向方向の延長線が舗装表面の下方で交差するように進行方向に互いに離間配置された第1及び第2の噴射ノズルによって構成すると共に、前記吸引手段を、前記第1の噴射ノズル側で前記舗装表面に浮き上がった目詰まり物を水と共に回収する第1の吸引部と、前記第2の噴射ノズル側で前記舗装表面に浮き上がった目詰まり物を水と共に回収する第2の吸引部とによって構成し、更に、前記第3の吸引部を前記第1の吸引部と前記第2の吸引部との間の前記舗装表面を臨む位置に配置したことを特徴とする請求項2記載の舗装の目詰まり物の除去装置。
  4. 前記シール手段は、前記第3の吸引部を構成する進行方向側の壁部と進行方向とは反対側の壁部のうち、進行方向とは反対側の壁部側に所定のすき間を介して配置され、外周面に弾性体を有する第4の走行ロールと、前記すき間を覆うように前記第4の走行ロールの軸方向の全長に渡って配置され、一側部が回動可能にヒンジ結合されると共に、他側部が前記第4の走行ロールの外周面に当接する第2のカバー部材とを備えたことを特徴とする請求項2または3記載の舗装の目詰まり物の除去装置。
  5. 前記シール手段は、前記第3の吸引部を構成する進行方向側の壁部と進行方向とは反対側の壁部のうち、進行方向とは反対側の壁部側に取り付けられて前記舗装表面に前記第3の走行ロールの軸方向の全長に渡って当接する弾性カバーを備えることを特徴とする請求項2または3記載の舗装の目詰まり物の除去装置。
  6. 前記シール手段は、前記第3の吸引部の前記走行ロールの軸方向の両端部側をシールするサイドカバーを備え、該サイドカバーは前記走行ロールのロール軸を支持する支持板に対して上下方向に移動可能に配置されていることを特徴とする請求項〜5に記載の舗装の目詰まり物の除去装置。
  7. 前記サイドカバーを前記舗装表面側に向けて付勢する付勢部材を備えたことを特徴とする請求項1または6記載の舗装の目詰まり物の除去装置。
  8. 前記サイドカバーが舗装表面に当接する部分と該舗装表面との間に強制的に水を介在させる水介在手段を備えたことを特徴とする請求項6または7記載の舗装の目詰まり物の除去装置。
  9. 前記水介在手段は、前記第3の吸引部の位置に対応して前記支持板に取り付けられた箱体と、該箱体内に外部から強制的に水を供給する水供給手段とを備えたことを特徴とする請求項8記載の舗装の目詰まり物の除去装置。
  10. 前記水介在手段は、前記第3の吸引部の位置に対応して前記支持板に取り付けられた箱体と、前記噴射手段から噴射された水を該箱体内に導入すべく前記サイドカバーに形成された導入穴とを備えたことを特徴とする請求項8記載の舗装の目詰まり物の除去装置。
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