JP4243625B2 - コンクリートスラブにおける床下地材の設置方法 - Google Patents

コンクリートスラブにおける床下地材の設置方法 Download PDF

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Description

本願発明はコンクリートスラブにおける床下地材の設置方法に関するものである。
鉄筋コンクリート造の集合住宅における二重床は、図10に示すように、コンクリートスラブ23に発泡樹脂製の床下地材24を密接状に設置し、これら床下地材24の上に仕上げ材25を敷き詰めて構築している。このコンクリートスラブ23への床下地材24の施工には、モルタルなどの不陸調整材26が使用されている。このモルタルなどの不陸調整材26を使用する施工は湿式であるため、最低でも翌日までの養生時間(16時間)を必要としている。またコンクリートスラブにおける床下地材の設置方法としては、例えば特開2006−45887号公報の発明が知られている。
特開平2006−45887号公報
しかし、上記のコンクリートスラブへの床下地材の施工においてモルタルなどの湿式施工を行うと周囲が汚れる恐れがあるため、この施工ができない箇所があった。
本願発明はこれらの問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、湿式施工を行わずに不陸調整が簡単にできるコンクリートスラブにおける床下地材の設置方法を提供することである。
以上の課題を解決するためのコンクリートスラブにおける床下地材の設置方法は、側壁に床レベルの墨出線が墨出しされたコンクリートスラブの上面に発泡樹脂製の床下地材を設置し、該床下地材の上面が床レベルの墨出線から突出したか否かによってコンクリートスラブの不陸を確認した後、床下地材における床レベルの墨出線からの突出部に相当する床下地材の下面をスライスカットするとともに、該突出部に相当する床下地材の下面をスライスカットした床下地材をコンクリートスラブに設置することを特徴とする。また突出部に相当する床下地材の下面をスライスカットした床下地材はパッキンを介してコンクリートスラブに設置することを含む。また突出部に相当する床下地材の下面をスライスカットした床下地材は接着剤またはコンクリートビスによってコンクリートスラブに固定することを含むものである。
コンクリートスラブの上面に床下地材を設置し、該床下地材の上面が床レベルの墨出線から突出したか否かによってコンクリートスラブの不陸を確認した後、床下地材における床レベルの墨出線からの突出部に相当する床下地材の下面をスライスカットするとともに、該突出部に相当する床下地材の下面をスライスカットした床下地材をコンクリートスラブに設置することにより、モルタルなどの不陸調整材を使用しなくともコンクリートスラブの不陸を簡単に調整して床下地材をコンクリートスラブに設置することができる。またコンクリートスラブの上面に床下地材を設置し、該床下地材の上面が床レベルの墨出線から突出したか否かによってコンクリートスラブの不陸を正確に確認することができるとともに、その突出部に相当する床下地材の下面をスライスカットすることにより不陸の調整が簡単にできる。
以下、本願発明のコンクリートスラブにおける床下地材の設置方法(以下、床下地材の設置方法という)の実施の形態について説明する。
この床下地材1はポリスチレン系樹脂などの発泡樹脂で平面四角形に形成された複合体であり、図1に示すように、鉄筋コンクリート造の共同住宅のコンクリートスラブ2の上面に設置することにより、いわゆる二重床3を構築するものである。この図における二重床3は床下地材1の上に畳4を敷き詰めた和室用のものであるが、この畳4に代わって仕上げ板を敷き詰めることもできる。
この床下地材1の設置方法は不陸調整材としてのモルタルを使用しない、いわゆる乾式方法であり、コンクリートスラブ2の不陸調整は床下地材の下面5をスライスカットすることにより行う。
この床下地材の下面5のスライスカットには、図2に示すような、スライスカット装置6が使用される。このスライスカット装置6はスライド板7とスライスカット線8とから構成され、このスライド板7の上面にはガイド板9が設置され、このガイド板9に沿って床下地材1がスライド板7を真っ直ぐにスライドできるようになっている。
一方、スライスカット線8はニクロム線であり、電気を流すことにより熱せられるために発泡樹脂製の床下地材の下面5をスライスカットすることができる。このスライスカット線8はスライド板7を横切るようにして、スライド板7の両側に立設したポール10間に張られ、このボール10に沿ってを上下動することによりスライド板7からの高さの調整ができるようになっている。
次に、床下地材の設置方法を図3〜図9に基づいて説明する。この床下地材1を設置するのは、例えば鉄筋コンクリート造の共同住宅の各住戸におけるコンクリートスラブ2であり、側壁11に床レベルの墨出線に沿った際根太12が設置され、この上面13が床レベルの基準となっている。したがって、床下地材上面14が際根太上面13と同一面になるように床下地材1をコンクリートスラブ2の上面に設置するものである。
まず、図3に示すように、コンクリートスラブ2の上面に床下地材1を設置し、該床下地材上面14が際根太上面13から突出したか否かによってコンクリートスラブ2の不陸を確認する。この図においては、床下地材1の左側が際根太上面13から突出しているため、左側がコンクリートスラブ2の基準レベル15よりも盛り上がって不陸になっていることがわかる。この状態で床下地材1を設置すると、床下地材1の左側が際根太上面13から突出するため、この突出部16に相当する床下地材の下面をスライスカットする必要がある。
そこでコンクリートスラブ2のA点とB点とにおける高さ、すなわちこれらにおけるコンクリートスラブ2の上面から際根太上面13における高さを測定して、床下地材の下面5のカットすべき厚さを決める。
次に、図4に示すように、上記の高さに応じてスライスカット装置6のスライスカット線8を上下動させてa点とb点における高さを上記のA点とB点における高さと同じにする。この場合、床下地材1は下面5をスライスカットするため、A点の高さがb点における高さとなり、B点の高さがa点における高さとなる。
そして、床下地材1をひっくり返して下面5を上に向けてスライスカット装置6のスライド板7に載せる。このときには床下地材の下面5のスライスカットされる厚さは決まっているため、床下地材1をガイド板9に沿ってスライドさせると、スライスカット線8によって、床下地材の下面5がスライスカットされる。このスライスカットされた部分は、図3において、際根太上面13から突出した突出部16、すなわちコンクリートスラブ2の基準レベル15よりも盛り上がった部分17に相当する部分である。
次に、図5に示すように、この突出部16に相当する床下地材の下面をスライスカットた床下地材1を、スライスカットした箇所をコンクリートスラブの盛り上がった部分17に合わせるようにして設置すると、不陸が調整されて床下地材上面14と際根太上面13とが同一面になって、床レベルが均一になる。この床下地材1は下面5に塗布した接着剤18によってコンクリートスラブ2に固定するが、図6に示すように、コンクリートビス19でも固定することができる。
また上記は床下地材1の短辺方向に沿った不陸、すなわち床下地材の下面5を短辺方向に沿ってスライスカットすることにより不陸調整をしたが、床下地材1の長辺方向に沿った不陸を調整する場合も、図7に示すように、床下地材の下面5を長辺方向に沿ってスライスカットすることによって行うものとする。
また上記の他に、床下地材1の短辺方向と長辺方向とが組み合わさった方向の不陸調整が必要な場合は、両方向の不陸調整を組み合わせて行うものとする。これらの組み合わせによる床下地材の下面5のスライスカットにより、不陸調整に必要な厚さよりも厚くカットした場合は、図8に示すように、パッキン20を介してそのカット分の高さを調整する。すなわち、上記のスライスカットによって床レベルから下がり過ぎた部分はパッキン20を介在させることによって床下地材上面14と際根太上面13とを同一面にしてレベルを均一にする。
また、図9に示すように、極端な段差の不陸の場合は、凹部21に乾式不陸調整材22を充填して調整する。この場合も床下地材1は下面5に塗布した接着剤18、またはコンクリートビス19で固定するものとする。
なお、上記の実施の形態において、床レベルの基準を際根太の上面にしたが、これに限らず、床レベルの墨出線、またはこの墨出線に沿って設置したものを床レベルの基準にすることもできる。
コンクリートスラブに床下地材を設置した二重床の断面図である。 スライスカット装置の斜視図である。 床下地材の設置方法であり、(1)はコンクリートスラブに床下地材を設置した断面図、(2)は床下地材の平面図である。 床下地材を載せたスライスカット装置の正面図である。 カットした床下地材をコンクリートスラブに設置した断面図である。 床下地材をコンクリートビスでコンクリートスラブに固定した断面図である。 床下地材を載せたスライスカット装置の正面図である。 床下地材をパッキンを介在させてコンクリートスラブに設置した断面図である。 大きな段差の不陸調整をした二重床の断面図である。 従来の床下地材の設置方法の断面図である。
符号の説明
1、24 床下地材
2、23 コンクリートスラブ
3 二重床
4 畳
5 床下地材の下面
6 スライスカット装置
7 スライド板
8 スライスカット線
9 ガイド板
10 ポール
11 側壁
12 際根太
13 際根太上面
14 床下地材上面
15 基準レベル
16 突出部
17 盛り上がった部分
18 接着剤
19 コンクリートビス
20 パッキン
21 凹部
22 乾式不陸調整材
25 仕上げ板
26 不陸調整材

Claims (3)

  1. 側壁に床レベルの墨出線が墨出しされたコンクリートスラブの上面に発泡樹脂製の床下地材を設置し、該床下地材の上面が床レベルの墨出線から突出したか否かによってコンクリートスラブの不陸を確認した後、床下地材における床レベルの墨出線からの突出部に相当する床下地材の下面をスライスカットするとともに、該突出部に相当する床下地材の下面をスライスカットした床下地材をコンクリートスラブに設置することを特徴とするコンクリートスラブにおける床下地材の設置方法。
  2. 突出部に相当する床下地材の下面をスライスカットした床下地材はパッキンを介してコンクリートスラブに設置することを特徴とする請求項1に記載のコンクリートスラブにおける床下地材の設置方法。
  3. 突出部に相当する床下地材の下面をスライスカットした床下地材は接着剤またはコンクリートビスによってコンクリートスラブに固定することを特徴とする請求項1または2に記載のコンクリートスラブにおける床下地材の設置方法。
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