JP4242554B2 - 異なる坪量と密度を有する紙構造体 - Google Patents

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Description

【0001】
本特許出願は以下の米国特許出願の優先権を主張する。
【0002】
1995年4月3日出願のトロクハン外(Trokhan et al) の名義の米国特許出願「選択的閉塞脱水によるセルロ−ス繊維構造体の製造方法と装置、及びそれにより製造されたセルロ−ス繊維構造体」。この出願は1993年5月24日出願の一連番号第08/066,828号出願の継続出願であり、この出願は1991年6月28日出願の一連番号第07/722,792号出願の継続出願である。
【0003】
1996年9月23日出願のファン(Phan et al)の名前の米国特許出願、一連番号第08/710,822号「強度特性で区別される少なくとも3つの領域を持つセルロ−ス繊維構造体、そのようなセルロ−ス繊維構造体を製造する装置及び方法」。この出願は1996年3月1日出願の一連番号第08/613,797号出願の継続出願であり、この出願は1995年2月2日出願の一連番号第08/382,551号出願の継続出願であり、この出願は1993年7月28日出願の一連番号第07/071,834号出願の分割出願であり、この出願は1991年7月28日出願の一連番号第07/724,551号出願の継続出願である。
【0004】
1997年2月19日出願のトロクハン外(Trokhan et al) の名前の米国特許出願、一連番号第08/802,094号。この出願は1996年2月15日出願の一連番号第08/601,910号出願の継続出願であり、この出願は1993年12月6日出願の一連番号第08/163,498号出願の継続出願であり、この出願は1992年7月29日出願の一連番号第07/922,436号出願の継続出願である。
【0005】
1996年11月14日に出願のファン(Phan)の名前の米国特許出願、一連番号第08/748,871号「相対的に薄い連続ネットワ−ク領域と連続ネットワ−ク領域面に相対的に厚い不連続領域とを持つ紙ウェブ」及び1997年2月21日出願のファン外(Phan et al)の名前の米国特許出願、一連番号第08/803,695号「低坪量領域を有する装飾的な印を含む少なくとも3つの領域を持つ紙構造体」。
【0006】
本特許出願は、1996年7月9日発行のトロクハン外(Trokhan et al)の米国特許第5,534,326号明細書、1993年9月14日発行のトロクハン外(Trokhan et al) 米国特許第5,245,025号明細書、1994年1月11日発行のファン外(Phan et al)の米国特許第5,277,761号明細書、及び1997年8月5日発行のトロクハン外(Trokhan et al) 米国特許第5,654,076号明細書を、参照により取り込んでいる。
【0007】
本特許出願は下記の特許出願、すなわち、米国特許出願、一連番号第08/748,871号1996年11月14日出願のファン(Phan)の名前の「相対的に薄い連続ネットワ−ク領域と連続ネットワ−ク領域面に相対的に厚い不連続領域とを持つ紙ウェブ」;及び米国特許出願、一連番号第08/803,695号1997年2月21日出願のファン外(Phan et al)の名前「低坪量領域を有する装飾的な印を含む少なくとも3つの領域を持つ紙構造体」を、参照により取り込んでいる。
【0008】
発明の分野
本発明は異なる坪量と密度を持つセルロ−ス繊維構造体に関し、さらに詳しくは異なる坪量と密度を持つ非通気空気乾燥紙に関する。
【0009】
発明の背景
紙のようなセルロ−ス繊維構造体は従来技術において周知である。しばしば、同一のセルロ−ス繊維製品内に坪量の異なる領域を有することを望まれる。2つの領域は異なる目的の役に立つ。より高い坪量領域は繊維構造体に引張り強さを付与する。より低い坪量領域は、原料、特に抄紙工程で使用される繊維、の節約に有用であり、又繊維構造体に吸収性を付与する。悪くすれば、低坪量領域の繊維構造体に隙間又は穴が生じるであろう。しかしながら、低坪量領域に穴をつくる必要はない。
【0010】
吸収性と強度の特性、及び更に柔らかさの特性は、繊維構造体を意図する目的に使用するときに重要になる。特に、本明細書に記載の繊維構造体は顔用ティシュ、トイレット・ティシュ、紙タオル、よだれ掛け及びナプキンに使用されるが、これらはいずれも今日頻繁に使用される。もしこれらの製品が意図された仕事を行い、かつ幅広く受入れられる必要があるならば、繊維構造体は上述の論議された物理特性を最大限に発揮しなければならない。湿潤及び乾燥時の引張り強さは、繊維構造体性能の尺度であり、この特性は繊維構造体が、使用される間、その物理特性を完全に保持し得る能力である。吸収性は繊維構造体の特性であり、この特性はその繊維構造体が接触流体を保持し得る能力である。繊維構造体がそのような流体を吸収する流体絶対量と吸収速度は、前述の日用品を評価するときに考慮しなければならない。又、そのような紙製品は生理用ナプキン及びおむつのような使捨て可能な吸収性物品に使用されてきた。
【0011】
2つの異なる坪量を有する紙の提供、又は別方法で繊維を再配列する試みが既存技術でなされてきた。実例には、1905年7月25日発行のモッツ(Motz)の米国特許第795,719号明細書、1962年3月20日発行のグリスワルド(Grisword)の米国特許第3,025,585号明細書、1962年5月15日発行のグライナ−(Greiner et al) の米国特許第3,034,180号明細書、1964年12月1日発行のヘラ−外(Heller et al)の米国特許第3,159,530号明細書、1970年12月22日発行のベンツ(Benz)の米国特許第3,549,742号明細書、及び1967年5月30日発行のオスボ−ン(Osborne) の米国特許第3,322,617号明細書が含まれる。
【0012】
個別的には、嵩と柔軟性を兼ね備えたティシュ製品、例えば通気空気乾燥機(TAD)で製造したものの提供が望まれている。嵩と柔軟性の改良は、双方向に互い違いに配列した圧縮及び非圧縮ゾ−ンによって提供されるが、このことは1980年3月4日発行のトロクハン(Trokhan) の米国特許第4,191,609号明細書に示されており、この特許明細書は参照によって本明細書に組み入れられている。
【0013】
そのようなセルロ−ス繊維構造体の製造のための多孔性部材を改良する試みがいくつか知られているが、その最も重要なものの1つが1985年4月30日発行のジョンソン外(Johnson et al) の米国特許第4,514,345号明細書に説明されており、この特許は本明細書に参考として組み入れられている。ジョンソン他は、バッチ式液体塗工方法で枠組み構造体に取り付ける6角形の要素を教示している。
【0014】
もっと消費者に好まれるティシュ製品を製造するための他の課題解決法は、より大きな嵩、引張り強さ、及び破裂強さをティシュ製品へ付与するために紙構造体を乾燥することである。このような方法で製造された紙構造体の実例が1987年1月20日発行のトロクハン(Trokhan) の米国特許第4,637,859号明細書に説明されており、この特許は本明細書に参考として組み入れられている。米国特許第4,637,859号明細書には、連続ネットワ−クの全域に分散した不連続の半球状(以下ドーム状とも称する。)の不連続突起が示されている。この連続ネットワ−クが強度を提供し得、他方、相対的により厚いドーム状部分が柔らかさと吸収性を提供することが出来る。
【0015】
米国特許第4,637,859号明細書に開示されたウェブに関する欠点は、そのようなウェブを乾燥するには比較的エネルギが集中的に使われて費用が掛かることがあり、又典型的には通気空気乾燥設備の使用を必要とすることがあり得ることである。加えて、米国特許第4,637,859号明細書に開示された抄紙方法は、ウェブがヤンキ−・ドライヤ−・ドラム上で最終的に乾燥される速度に関し制約を受けることがある。この制約は、少なくとも部分的には、ヤンキ−・ドラムにウェブを移す前にウェブに付与されるパタ−ンによると考えられる。特に、米国特許第4,637,859号明細書に記述された不連続球状物は、米国特許第4,637,859号明細書に記述された連続ネットワ−クと同様に、ヤンキ−表面で効率的に乾燥されることはない。従って、ある濃度水準と坪量に関しては、ヤンキ−・ドラムが運転される速度が制約される。
【0016】
プレス・ニップで1枚以上のプレス・フェルトを用いウェブをプレスすることにより製造する従来のティシュ・ペ−パ−は比較的高速度でつくることができる。従来のティシュ・ペ−パ−は、一旦乾燥された後に、エンボス加工して、ウェブにパタ−ンを付与し、かつ、ウェブの厚さを増すことができる。例えば、ティシュ・ペ−パ−製品が乾燥した後にティシュ・ペ−パ−製品に形成されたエンボス・パタ−ンが一般的である。
【0017】
しかしながら、エンボス加工方法は、典型的には、紙構造体の他の特性を犠牲して構造体に特に美しい外観を付与する。特に、乾燥紙ウェブのエンボス加工はセルロ−ス構造体の繊維間結合を破壊する。この破壊が起きるのは、この結合が初期の繊維スラリ−の乾燥時に形成され固定されるためである。紙構造体を乾燥した後、エンボス加工により紙構造体の面に垂直に繊維を移動すると、繊維間結合が破壊される。結合が破壊されると結果的に乾燥紙ウェブの引張り強さが減少する。それに加えて、エンボス加工は典型的には乾燥用ドラムから出た乾燥紙ウェブをクレ−プ加工した後に行われる。クレ−プ加工後のエンボス加工はウェブに付与したクレ−プ加工パタ−ンを破壊する。例えば、エンボス加工は、クレ−プ加工パタ−ンを圧縮又は延伸することにより、ウェブのある部分のクレ−プ加工パタ−ンを消去することが出来る。そのような結果は望ましくないものであり、その理由はクレ−プ加工パタ−ンにより乾燥ウェブの柔らかさと柔軟性が改良されるからである。
【0018】
従って、本発明の1つの目的は、多領域紙ウェブとその紙を製造する方法とを提供することにあり、この方法では、紙ウェブが相対的に密度の高い領域と相対的に密度の低い領域の予め決められたパタ−ンを有し、しかも比較的低いエネルギと費用で乾燥することが出来る。
【0019】
本発明のの目的は、少なくとも2つ、好ましくは少なくとも3つの、異なる坪量を持つ多領域紙を製造する方法を提供することにある。
【0020】
本発明の別の目的は、異なる坪量と異なる密度を持つ非通気空気乾燥紙ウェブを提供することにある。
【0021】
本発明の別の目的は、2つの異なるランダムでない反復パタ−ンの結合及び/又は干渉により製造する、目視識別可能のパタ−ンを有する紙ウェブを提供することにある。
【0022】
発明の簡単な要約
本発明は、密度の異なる少なくとも2つの領域と、坪量の異なる少なくとも2つの領域とを有する非通気空気乾燥紙ウェブを提供する。
【0023】
紙ウェブは、相対的高密度の本質的連続ネットワ−ク領域と相対的高密度の本質的連続ネットワ−ク領域の全域に分散して隔離配置された複数の相対的低密度不連続領域と含むことが出来る。
【0024】
紙ウェブを、又、相対的高坪量で本質的に連続するネットワ−ク領域からなるようにすることも出来る。紙ウェブを更に、相対的高坪量の連続ネットワ−ク領域の全域に分散した複数の相対的低坪量不連続領域と複数の中間坪量不連続領域とで構成し、この紙ウェブの中間坪量領域を相対的低坪量領域で概ね取り囲んでなるようにすることも出来る。
【0025】
本発明の1つの実施態様では、紙ウェブは第1のランダムでない反復パタ−ンで配置されて、坪量の異なる少なくとも2つの領域と、第2のランダムでない反復パタ−ンにて配置されて、密度の異なる少なくとも2つの領域とを有し、この紙ウェブで、第1と第2のパターンと異なる第3の肉眼で視認できるパターンを提供するために、第1と第2のパターンが結合する。
【0026】
本発明は又、坪量の異なる少なくとも2つの領域と密度の異なる少なくとも2つの領域とを有する非通気空気乾燥紙ウェブを製造する方法をも提供する。この方法は、液体媒体に懸濁させた複数の繊維を準備する工程と、液体透過ゾ−ンを有する繊維保持用紙層形成要素を準備する工程と、繊維と液体媒体を紙層形成用要素上に堆積する工程と、少なくとも同時2段階で紙層形成用要素を貫通して液体媒体を排出し、坪量の異なる少なくとも2つの領域を持つウェブを形成する工程と、ウェブ・パタ−ン加工用表面と脱水用フェルト層を有するウェブ支持用具を準備する工程と、紙層形成用要素からウェブ支持用具のウェブ・パタ−ン加工用表面へウェブを移す工程と、ウェブの一部を選択的に高密度化し、少なくとも2つの異なる密度を持つウェブを供給する工程と、ウェブを乾燥する工程と、からなる。
【0027】
ウェブの一部を選択的に高密度化する工程には、相対的に高密度の連続ネットワ−ク領域と相対的に高密度の連続ネットワ−ク領域の全域に分散した複数の相対的に低密度の隔離された領域とを提供する工程からなる。紙層形成用要素を通して液体媒体を排出する工程には、相対的に高坪量の連続ネットワ−ク領域と、この相対的に高坪量の連続ネットワ−ク領域の全域に分散した複数の相対的に低坪量の隔離された領域とを有するウェブを形成する工程からなる。1つの実施態様では、紙層形成用要素を貫通して液体媒体を排出する工程は、相対的に高坪量の連続ネットワ−ク領域、相対的に高坪量の連続ネットワ−ク領域の全域に分散した複数の相対的に低坪量の不連続領域と、相対的低坪量の領域に囲まれた複数の中間坪量の隔離された領域を有するウェブを形成する工程からなる。
【0028】
本発明の詳細な説明
図1は本発明に基いて製造された紙ウェブ20の写真である。図2は図1の画像の模式図である。図3は図1に示したタイプの紙ウェブ20の断面図である。
【0029】
紙ウェブ20は湿式でつくられ、又実質的に乾燥後エンボス加工されていない。紙ウェブ20は、図1に示すように、非通気空気乾燥されたウェブである。用語「非通気空気乾燥」は、ウェブを乾燥用ファブリック上で、ウェブと乾燥用ファブリックの選択された部分を貫いて加熱空気を向けて、事前乾燥しないことを意味する。
【0030】
図1−図3を参照すれば、紙ウェブ20はそれぞれ対向する第1表面22と第2表面24とを有する。紙ウェブ20はランダムでない反復パタ−ンで配置されて、異なる密度を有する少なくとも2つの領域を有する。紙ウェブ20は又、ランダムでない反復パタ−ンで配置されて、異なる坪量を有する少なくとも2つの領域を有する。
【0031】
図3のウェブ厚さ線の密度は、ウェブの異なる部分の相対的坪量を模式的に説明するために使用する。ウェブの厚さ方向の5本の線は説明されるウェブ部は相対的高坪量領域を表し、ウェブ厚さを通して3本線で説明されるウェブ部は相対的低坪量領域を表し、及びウェブ厚さを通して4本線で説明されるウェブ部は相対的中間坪量領域を表す。
【0032】
図1−図3に示す実施態様では、紙ウェブ20は、相対的高坪量の本質的連続ネットワ−ク40とネットワ−ク40の全域に分散して分離配置された複数の相対的低坪量不連続領域60とを持つように紙層形成される。図1では、坪量の異なる領域が黒色背景の上方に置かれたウェブ部に見える。
【0033】
図1−図3に示した実施態様では、紙ウェブ20は更に複数の中間坪量不連続領域80を有する。各中間坪量領域80は相対的低坪量領域60に概ね囲まれている。各中間坪量領域80は、相対的低坪量領域60と対になっており、又、関連の相対的低坪量領域60により相対的高坪量の連続ネットワ−ク40から隔離されている。
【0034】
相対的低坪量領域60は、領域60が中間坪量領域80から相対的高坪量の本質的連続ネットワ−ク40へ伸長し半径方向に配向する繊維を有するという特徴を持つ。あるいは、領域60は非半径方向に配向する繊維を有することができる。更に別の代わりの実施態様では、紙ウェブ20は中間坪量領域80を持たないが、その代わり領域40と60に対応する丁度2つの坪量領域を持つ。
【0035】
本発明の紙ウェブ20は、選択的に高密度化され、少なくとも密度の異なる2つの領域を備えている。図1−図3に示す実施態様では、紙ウェブ20は、選択的に高密度化され、相対的高密度の本質的連続ネットワ−ク領域110と連続ネットワ−ク領域110の全域に分散する複数の相対的低密度不連続領域130とを備えている。領域130は領域110より相対的に厚い。図1には、ネットワ−ク領域110と相対的低密度領域130とが白色背景の上部に置かれたウェブ部に見える。
【0036】
相対的低坪量領域60の単位面積当りの数は相対的低密度領域130の単位面積当りの数と同一であるか又は異なる。例えば、相対的低坪量領域60の単位面積当りの数は相対的低密度領域130の単位面積当りの数よりも少いか、あるいは多い。
【0037】
図1と図2に示す実施態様では、相対的低坪量領域60のウェブ単位面積当りの数は相対的低密度領域130のウェブ単位面積当りの数より多い。
【0038】
領域60の単位面積当りの数は領域130の単位面積当りの数よりも少なくとも25%多くてもよい。紙ウェブ20は、6.45cm2(1in2)当り約10個と約400個の間の領域60を有する、又紙ウェブ20は、6.45cm2 (1in2)当り約8個と約350個の間の領域130を有する。1つの実施態様では、紙ウェブ20は、6.45cm2(1in2)当り約90個と約110個の間の領域60を有する、又6.45cm2(1in2)当り約60個と約80個の間の領域130を有する。
【0039】
図2に示す実施態様では、領域130の周囲により決まる形状は領域60の周囲により決まる形状とほぼ同一である。領域60と130は各々抄紙方向に細長い、形状を周囲を持つ。あるいは、領域60と130は異なる形状を持ってもよい。
【0040】
図1と図2に示す紙ウェブ20は、坪量の異なる領域が第1のランダムでない反復パタ−ンで配置され、又密度の異なる領域が第2のランダムでない反復パタ−ンで配置されるという特徴を持つ。これらの第1及び第2のパタ−ンは結合し、第1及び第2のパタ−ンとは異なる、肉眼で視認できる第3パタ−ンを提供する。
【0041】
この第3パタ−ンは図1に見られ、又図2に外郭点線で示されている。第3パタ−ンは複数の第1210及び複数の第2220を有する。図1及び図2では、第1210が第2220と交わり、又第1210及び第2220が紙の抄紙方向と幅方向に関し斜めに伸長している。第3パタ−ンは複数の概略菱形の区分250を備える。
【0042】
理論により制約されずに、肉眼で視認できる第3パタ−ンは密度パタ−ンと坪量パタ−ン間の干渉により提供されるのである。特に、第3パタ−ンは、密度と坪量の反復パタ−ンのモアレ干渉又は疑似モアレ干渉に関連している。
【0043】
理論により制約されずに、第1及び第2パタ−ンの1つ又は両方が変ると異なる第3パタ−ンが生じるのである。例えば、領域60及び130の1つ又は両方の大きさ、形状又は間隔が変わると異なる第3パタ−ンが生じる。あるいは、第1と第2のパタ−ンの相対的配向が変わると異なる第3パタ−ンが生じる。例えば、第1パタ−ンが第2パタ−ンに対し相対的に回転すると異なる第3パタ−ンが生じる。
【0044】
図1と図2に示されるように、各区分250には坪量の複数の不連続領域60と80が含まれる。区分250には又密度の複数の不連続領域130が含まれる。第3パタ−ンの区分250は、密度が異なる領域の反復パタ−ン及び坪量が異なる領域の反復パタ−ンより大幅に大きな反復パタ−ンを持つ。従って、本発明による紙ウェブは、エンボス加工を必要とせず又紙ウェブの坪量又は密度を大きく変化させる必要もなく、大形の肉眼で視認できるパタ−ンを備えるという利点を持つ。
【0045】
本発明による非通気空気乾燥紙ウェブは、ウェブの対向表面の少なくとも1つにつき約1000より小さい平滑度を持つ。図3では、表面24の平滑度は表面22の平滑度より小さい。表面24の平滑度は好ましくは約1000より小さい。表面22の平滑度は好ましくは約1100より大きい。特に、紙ウェブ20は約1.10より大きい表面平滑度比を持ち、表面平滑度比は、表面22の表面平滑度を表面24の表面平滑度で割った値である。
【0046】
1つの実施態様では、ウェブ20の表面24は約960より小さい表面平滑度を有し、又反対表面22は少なくとも約1150の表面平滑度を有する。
【0047】
表面の表面平滑度を測定する方法は後述の「表面平滑度」の中に記述される。表面の表面平滑度の値は、表面がより織物のように粗くなり、かつ、より平滑さが少なくなるに従い増加する。従って、表面平滑度の相対的に低い値は相対的に平滑な表面を示す。
【0048】
領域40、60及び80の坪量は、1996年4月2日発行のトロクハン外(Trokhan et al) の米国特許第5,503,715号明細書に述べるような、紙ウェブ中の領域の坪量を測定する手順を用いて測定できるが、この特許は参照によって本明細書に取り込まれている。
【0049】
領域40の坪量は好ましくは領域80の坪量より少なくとも25%大きい、又領域80の坪量は好ましくは領域60の坪量より少なくとも25%大きい。
【0050】
連続ネットワ−ク領域110及び不連続領域130は共にクレ−プ加工又は湿潤微小収縮などにより短縮される。図2では、連続ネットワ−ク領域110のクレ−プ隆起部が数字115により示され、又概略幅方向に延びている。同様に、相対的に低密度で相対的に厚い不連続領域130も又短縮されクレ−プ隆起部135を有する。クレ−プ隆起部115及び135は、明快のため紙ウェブ20の一部のみに関し図2に示す。1984年4月3日発行のウエルス外(Wells et al) の米国特許第4,440,597号明細書が、湿潤微小収縮を開示する目的で参考として本明細書に組み入れてある。
【0051】
連続ネットワ−ク領域110は、米国特許第4,637,859号明細書に開示されたタイプの、相対的高密度でマクロ的に単一平面の連続ネットワ−ク領域であるが、この特許は参考として本明細書に組み入れてある。相対的に低密度で相対的に厚い領域130は、米国特許第4,637,859号明細書に開示されるように相互にジグザグに配置される。しかしながら、領域130は好ましくは米国特許第4,637,859号明細書に示されるタイプのドーム状部分ではない。領域130は、連続ネットワ−ク領域110の面に配置されるが、これは1996年11月14日出願のファン(Phan)の名前の米国特許出願一連番号08/748,871号明細書「相対的に薄い連続ネットワ−ク領域と連続ネットワ−ク領域の面に相対的に厚い不連続領域とを持つ紙ウェブ」に開示され、この出願は参考として本明細書に組み入れてある。
【0052】
相対的に平滑な面24を持つ紙ウェブ20は平滑な外部表面を持つ複数枚ティシュの製造に有用である。例えば、2枚以上のウェブ20が組合わされ、複数枚ティシュの2つの外部表面がウェブ20の表面24を有し又外側シ−トの表面22が内側を向いているような、複数枚ティシュを形成する。あるいは、2枚の紙構造体が、本発明の紙ウェブ20を普通に紙層形成され乾燥された紙ウェブと合体することによりつくられる。ウェブ20は表面24が外側を向くように普通の紙ウェブに合体する。
【0053】
紙ウェブ20は、約10乃至約70g/m2のシ−ト坪量(個々の領域40、60、80の坪量に比較してマクロ値)を持つ。
【0054】
抄紙方法の説明
本発明による紙構造体20は図4に示す抄紙装置でつくる。本発明の紙構造体20の製造方法は、製紙用繊維の水性分散液としてスラリ−で複数の繊維を液体媒体に懸濁する、そしてヘッドボックス1500から繊維保持の紙層形成用要素1600上に製紙用繊維スラリ−をに堆積することにより始める。紙層形成用要素1600は図4の連続ベルトの形態である。製紙用繊維スラリ−は紙層形成用要素1600上に堆積し、又水は紙層形成用要素1600を貫通してスラリ−から排出され、紙層形成用要素1600に支持される、製紙用繊維の初期ウェブ543が形成される。製紙用繊維スラリ−には、平均繊維長が2.0mm以上の比較的長い繊維及び平均繊維長が2.0mm未満の比較的短い繊維が含まれる。例えば、比較的長い繊維は針葉樹繊維であり、比較的短い繊維は広樹繊維である。広葉樹と針葉樹の繊維は以下にさらに詳細に述べる。
【0055】
図5と図6は紙層形成用要素1600を示す。紙層形成用要素1600は2つの相互対向面、第1面1653及び第2面1655を持つ。第1面1653は、紙層形成されるウェブの繊維が接触する紙層形成用要素1600の表面である。第1面1653は別個の領域1653aと1653bを持つ。
【0056】
紙層形成用要素1600は、突起1659の形態にて低坪量領域60を形成する流れ抑制部を有する。突起1659は分離配置され、中間環状流れ部1665を提供する。中間環状流れ部1665により高坪量領域40が形成される。
【0057】
突起1659は各々、突起1659を貫通して延びる開口部1663を持つ。開口部1663により中間坪量領域80が生じる。
【0058】
示される紙層形成用要素1600は補強構造体1657に結合したパタ−ン配列突起1659を有し、この補強構造体は織られた網又は他の開口部つき枠組み構造体のような複数の穴の明いた要素を有する。補強構造体1657は実質的に液体を透過する。
【0059】
開口部1663の流動抵抗は、隣接する突起1659の間の中間環状流れ部1665の流動抵抗とは異なり、又典型的にそれより大きい。それ故、典型的に、液体媒体のより多くが開口部1663よりも環状部1665を貫通して排出される。中間環状流れ部1665及び開口部1663により、紙層形成用要素1600において高流速及び低流速のゾ−ンがそれぞれ定まる。
【0060】
ゾ−ンを通る流速の違いは、「段階的に生じる排水」に関連する。紙層形成用要素1600により提供される段階的排水は、紙ウェブ20の事前に選択された部分に異なる量の繊維を堆積するために利用できる。特に、高坪量領域40は相対的高流速ゾ−ン(環状部1665)に実質的に対応するランダムでない反復パタ−ンで生じる。中間坪量領域80は相対的低流速ゾ−ン(開口部1663)に実質的に対応するランダムでない反復パタ−ンで生じる、又、相対的低坪量領域60は突起1659により提供されるゼロ流速ゾ−ンに実質的に対応するランダムでない反復パタ−ンで生じる。
【0061】
紙層形成用要素1600に適した構造が、1996年7月9日発行のトロクハン外(Trokhan et al) の米国特許第5,534,326号明細書及び1993年9月14日発行の米国特許第5,245,025号明細書に開示され、これらは参考として本明細書に組み入れてある。
【0062】
紙層形成用要素1600は6.45cm2(1in2)当たり約10個と約400個の間の突起を有する。1つの実施態様では、紙層形成用要素は6.45cm2(1in2)当たり約90個と110個の間の突起を有する。
【0063】
1つの実施態様では、紙層形成用要素1600は6.45cm2(1in2)当たり100個の突起1659を有する。突起1659は図5に示す形状を持ち、又、0.267cm(0.105in)のMD(抄紙方向)寸法A、0.188cm(0.074in)のCD(幅方向)寸法B、0.345cm(0.136in)の抄紙方向間隔C、及び0.373cm(0.147in)の幅方向間隔Dを有する。隣接突起間の最小間隔Eは0.074cm(0.029in)である。突起1659は約0.025cm(0.010in)より少ない高さHを有する。開口部1663は、約0.132cm(0.052in)の抄紙方向に平行な長軸及び約0.094cm(0.037in)の短軸を持つ楕円形である。
【0064】
突起1659の頂部表面は、図5に見られるように、紙層形成用要素1600の投影面積の約35%を提供する。開口部1663は、図5に見られるように、紙層形成用要素1600の投影面積の約15%を提供する。環状部1665は、図5に見られるように、紙層形成要素1600の投影面積の約50%を提供する。
【0065】
全種類の木材パルプが本発明に使用される製紙用繊維を正常に有すると予想される。しかしながら、コットン・リンタ−、バガス、レイヨン等のような他のセルロ−ス繊維パルプが使用でき、いずれも放棄されない。本明細書で有用な木材パルプには、砕木パルプ、サ−モメカニカル・パルプ、ケミサ−モメカニカル・パルプ、(CTMP)を含む機械パルプのみならずクラフト・パルプ、サルファイト・パルプのような化学パルプも含まれる。落葉樹及び針葉樹に由来するパルプが使用できる。あるいは、合成繊維のような他の非セルロ−ス繊維も使用できる。
【0066】
広葉樹パルプも針葉樹パルプも、単独で又は共用して使用する。広葉樹と針葉樹の繊維は、配合できる、又はあるいは層状に堆積して多層ウェブを提供できる。1981年11月17日発行のカ−ステンス(Carstens)の米国特許第4,300,981号明細書及び1976年11月30日発行のモルガン外(Morgan et al)の米国特許第3,994,771号明細書が、広葉樹と針葉樹の繊維の層状化を開示する目的で参考として本明細書に組み入れてある。
【0067】
完成紙料は、湿潤強度向上剤、乾紙強度向上剤のような繊維間結合向上剤及び化学柔軟化剤組成物を含むがこれらに限定されない種々の添加剤を有することができる。適切な湿潤強度向上剤には、ハ−キュリ−ズ社(Hercules Inc.,デラウエア州、ウイルミントン)によりカイメン(KYMENE(登録商標)557Hの商品名で販売されるポリアミドエピクロロヒドリン樹脂のような物質が含まれるがこれに限定されない。適切な一時的湿潤強度向上剤には合成のポリアクリル酸エステルが含まれるがこれに限定されない。適切な一時的湿潤強度向上剤は、アメリカン・サイアナミド社(American Cyanamid,コネチカット州、スタンフォ−ド)が市販するパレッツ(PAREZ(登録商標)750である。
【0068】
適切な乾紙強度向上剤には、カルボキシメチルセルロ−スのような物質及びACCO(登録商標)711のようなカチオン性ポリマ−が含まれる。乾紙強度向上剤のシプロ/アッコ(CYPRO/ACCO商品群はサイテック社(CYTEC,ミシガン州、カラマズ−)から入手できる。
【0069】
紙層形成用要素1600上に堆積した完成紙料に結合抑制剤を含有させ、ウェブが乾燥されるとき繊維間結合の形成を抑制することができる。結合抑制剤は、乾紙クレ−プ加工工程によりウェブに供給されるエネルギと結合して、ウェブの一部が嵩ばらない結果となる。1つの実施態様では、結合抑制剤は、2つ以上の層の間に位置する中間繊維層を形成する繊維に付与することができる。中間層は繊維の外層の間で結合抑制層として作用する。それ故、クレ−プ加工エネルギが働いても結合抑制層に沿ってウェブの一部を嵩ばらなくできる。
【0070】
結果として、ウェブは、ヤンキ−乾燥ドラムの加熱乾燥用表面のような加熱乾燥用表面上で効率良く乾燥するための比較的平滑な表面を有するように紙層形成される。更に、クレ−プ加工用ブレ−ドで再度嵩高になるため、乾燥されたウェブは又、相対的高密度の連続ネットワ−ク領域及びクレ−プ加工工程によりつくられた相対的低密度不連続領域を含む、密度が異なる領域を有する。
【0071】
適切な結合抑制剤には、1994年1月18日発行のファン外(Phan et al)の米国特許第5,279,767号明細書に開示されるような化学柔軟化剤組成物が含まれる。適切な生物分解性化学柔軟化剤組成物は、1994年5月17日発行のファン外(Phan et al)の米国特許第5,312,522号明細書に開示される。米国特許第5,279,767号明細書及び米国特許第5,312,522号明細書が参考として本明細書に組み入れてある。そのような化学柔軟化剤組成物は、ウェブを構成する繊維の1つ以上の層において繊維間結合を抑制するための結合抑制剤として使用できる。
【0072】
ウェブ20を形成する繊維の1つ以上の層において繊維を結合抑制するための1つの適切な柔軟化剤は、ジエステルジ(接触水素添加された)獣脂ジメチルアンモニウムクロライドを含む製紙用添加剤である。適切な柔軟化剤は、ウイッコ社(Witco Co.,コネチカット州、グリ−ンウイッチ)から入手できるアドゲン(ADOGEN(登録商標)ブランドの製紙用添加剤である。
【0073】
初期ウェブ543は好ましくは製紙用繊維の水性分散体から調製するが、水以外の液性分散体も使用できる。繊維は、約0.1から約0.3%の濃度になるように液体媒体に分散する。分散体、スラリ−、ウェブ又は他の系のパ−セント濃度は、考えられている系における繊維の乾燥重量をその系の全重量で割るときに得られる商の100倍として定義される。繊維重量は常に絶乾重量基準で表す。
【0074】
初期ウェブ543は、図4に示すように連続製紙方法で紙層形成する、又はあるいは手抄き紙調製方法のようなバッチ方式を用いる。製紙用繊維の分散体が紙層形成用要素1600上に堆積した後、初期ウェブ543は、当業者によく知られた技術によって紙層形成用要素を貫通して一部の水性分散媒体を除去することにより紙層形成される。真空ボックス、フォ−ミング・ボ−ド、ハイドロフォイル及び類似装置が、製紙用繊維の水性分散体から脱水して初期ウェブ543を紙層形成するのに有用である。
【0075】
図6に関し、実質的に平滑な第1面及び第2面を持つ概略単一平面の初期ウェブ543を提供するため、高さHは、約0.0254cm(0.010in)未満である(第1面及び第2面は図8に示された547及び549である)。
【0076】
紙ウェブ20をつくる次の工程は、紙層形成用要素1600からウェブ支持用具2200へ初期ウェブ543を移し、そして移されたウェブ(図4に数字545で示される)を用具2200の第1側2202上に支持することである。初期ウェブは、好ましくはウェブ支持用具2200へ移された点で約5と20%の間の濃度を持つ。
【0077】
図7−図8に関し、ウェブ支持用具2200は脱水用フェルト層2220とウェブ・パタ−ン加工用層2250を有する。ウェブ支持用具2200は、抄紙機上で乾燥し又紙ウェブにパタ−ンを付与するための連続ベルトの形態にすることができる。ウェブ支持用具2200はウェブに面する第1側2202と反対に面する第2側2204を有する。ウェブ支持用具2200は図7では、ウェブに面する第1側2202が見る人へ向いて、見えている。ウェブに面する第1側2202は第1ウェブ接触表面と第2ウェブ接触表面を有する。
【0078】
図7と図8では、第1ウェブ接触表面はフェルト層2220の第1フェルト表面2230である。第1フェルト表面2230は第1高度2231で配置される。第1フェルト表面2230はウェブ接触フェルト表面である。フェルト層2220は又反対に面する第2フェルト表面2232を有する。
【0079】
第2ウェブ接触表面はウェブ・パタ−ン加工用層2250により提供される。ウェブ・パタ−ン加工用層2250は、フェルト層2220に取付けられているが、第2高度2261でウェブ接触頂部表面2260を有する。第1高度2231と第2高度2261の間の差異は、紙ウェブがウェブ支持用具2200に移された時の紙ウェブの厚さより小さい。表面2260と表面2230は同じ高度に配置することができるが、その結果高度2231と2261は同一となる。あるいは、表面2260を表面2230より少し高くすることができる、又は表面2230を表面2260より少し高くすることができる。
【0080】
高度差は0mm(0.0mil 以上で約0.203mm(8.0mil )未満である。1つの実施態様では、比較的平滑な表面24を保持するためには高度差は、約0.15mm(6.0mil )未満、さらに好ましくは約0.10mm(4.0mil )未満、及び最も好ましくは約0.05mm(2.0mil )未満である。
【0081】
脱水用フェルト層2220は水透過性であり、製紙用繊維の湿潤ウェブから圧搾された水を受容することができる。ウェブ・パタ−ン加工用層2250は、水不透過性であり、製紙用繊維のウェブから圧搾された水を受容することができない。ウェブ・パタ−ン加工用層2250は、図8と図9に示すウェブ接触頂部連続表面2260を持つ。あるいは、ウェブ・パタ−ン加工用層は不連続又は半連続でもよい。
【0082】
ウェブ・パタ−ン加工用層2250は好ましくは、第1表面2230上に液体として沈着し引続き放射線により硬化される感光性樹脂を有するが、その結果ウェブ・パタ−ン加工用層2250の1部が第1フェルト表面2230から浸透しそれによりしっかりと結合する。ウェブ・パタ−ン加工用層2250は好ましくは、フェルト層2220の全厚さを貫通して伸長していないが、そのかわりフェルト層2220の厚さの約半分未満を貫通して伸長しており、ウェブ支持用具2200の柔軟性と圧縮性、及び特にフェルト層2220の柔軟性と圧縮性を保持している。
【0083】
適切な脱水用フェルト層2220は、織られたフィラメント2244で形成される支持構造に、ニ−ドル加工によるような方法で、結合された天然又は合成繊維不織布バット2240を有する。不織布バットが形成される適切な原料には、羊毛のような天然繊維及びポリエステルとナイロンのような合成繊維が含まれるがこれらに限定されない。バット2240が形成される繊維は、9000mのフィラメント長さ当たり約3と約20gの間のデニールを有する。
【0084】
フェルト層2220は層状構造を有し、繊維と寸法の混合物からなる。フェルト層2220が形成され、第1フェルト表面2230から第2フェルト表面2232へ向けてウェブから受けた水を運び去ることを促進する。フェルト層2220は、第1フェルト表面2230に隣接配置される、より細かい相対的に密に充填された繊維を有する。フェルト層2220は好ましくは、第1フェルト表面2230に隣接して、第2フェルト表面2232に隣接するフェルト層2220の密度と孔径に比較して相対的に高い密度と相対的に小さい孔径を有するが、その結果第1表面2230に入った水は第1表面2230から運び出される。
【0085】
脱水用フェルト層2220は約2mm超の厚さを持つ。1つの実施態様では脱水用フェルト層2220は約2mmと5mmの間の厚さを持つ。
【0086】
いずれもトロクハン外(Trokhan et al )の名前のPCT出版物1996年1月11日公開のPCT国際公開公報第WO96/00812号明細書、1996年8月22日公開のPCT国際公開公報第WO96/25555号明細書,1996年8月22日公開のPCT国際公開公報第WO96/25547号明細書、1996年8月22日出願の米国特許出願第08/701,600号明細書「製紙に用いる基体に樹脂を利用する方法」、1996年4月30日出願の米国特許出願第08/640,452号明細書「パタ−ン層を持つ高吸収/低放出フェルト」、及び1996年7月28日出願の米国特許出願第08/672,293号明細書「選択された透過性を持つフェルトを用いてウェット・プレスされたティシュ・ペ−パ−を造る方法」は、脱水用フェルトに感光性樹脂を用いること及び適切な脱水用フェルトを開示するために、本明細書に参考として組み入れられている。
【0087】
脱水用フェルト層2220は、約5.66標準m 3 /分(200標準立法フィ−ト/分(scfm)未満の透気度を有するが、ここではscfm透気度は、脱水用フェルト厚さを横切る約125Pa(0.5インチH2O)の差圧で面積929cm2(1ft2)のフェルト層を通過する1分当りの空気の立法フィ−ト数の測定値である。1つの実施態様では、脱水用フェルト層2220は、約0.14(と約5.66(標準m 3 /分)(200scfmの間の、又さらに好ましくは約2.83標準m 3 /分(100scfm未満の透気度を有する。
【0088】
脱水用フェルト層2220は、約800と約2000g/m2の間の坪量、約0.35と0.45g/cm3の間の平均密度(坪量を厚さで割った値)を持つ。ウェブ支持用具2200の透気度はフェルト層2220の透気度以下である。
【0089】
1つの適切なフェルト層2220はアップルトン・ミルス社(Appleton Mills Co.,ウイスコンシン州、アップルトン)で製造されるアンフレックス(Amflex2プレス・フェルトである。フェルト層2220は約3mmの厚さ、約1400g/m2の坪量,約0.85標準m 3 /分(30scfmの透気度を持ち、又3層マルチフィラメント頂部・底部たて糸及び4層ケイブルド・モノフィラメント幅方向の織りを持つ2層支持構造を有する。バット2240は、第1表面2230で約3デニール、又第1表面2230の下部あるバット基体では約10−15の間のデニールの、ポリエステル繊維を有する。
【0090】
図7に示すウェブ支持用具2200は、不連続の複数の開口部2270を持つ連続ネットワ−クのウェブ接触頂部表面2260を持つウェブ・パタ−ン加工用層2250を有する。図7の開口部2270の形状は、図5に見られる突起1659の周囲の形状と実質的に同じである。
【0091】
開口部2270の適切な形状には、円、楕円形、多角形、不規則形及びこれらの組合わせが含まれるがこれらに限定されない。連続ネットワ−ク頂部表面2260の投影表面面積は、図7に見られるウェブ支持用具2200の投影面積の約5と約75%の間にあり、好ましくは用具2200の投影面積の約25%と約50%の間にある。
【0092】
連続ネットワ−ク頂部表面2260は、図7に見られる用具2200の投影面積6.45cm2(1in2)当り約8と約350個の間の不連続開口部2270を有する。1つの実施態様では、連続ネットワ−ク頂部表面2260は6.45cm2(1in2)当り約60乃至約80個の不連続開口部2270を有する。
【0093】
不連続開口部2270は、1987年1月20日発行の米国特許第4,637,859号明細書に記述のように抄紙方向(MD)と幅方向(CD)において相互に互違いに配列しており、この特許は本明細書に参考として組み入れられている。あるいは、他の感光性樹脂パタ−ンが、ウェブの異なる高密度化パタ−ンを提供するために使用される。
【0094】
ウェブは、ウェブ支持用具2200に移され、その結果、移されたウェブ545の第1面547は、用具2200の側2202上に支持され又、この側の型を付けられるが、ウェブ545の1部は表面2260上に支持され又ウェブ545の1部はフェルト表面2230上に支持されるためである。ウェブの第2面549は実質的に平滑で肉眼で見て単一平面形状に保たれる。図8に関し、ウェブ支持用具2200の表面2260と表面2230間の高度差は十分に小さいので、ウェブが用具2200に移っているときウェブの第2面は実質的に平滑で肉眼で見て単一平面状を保っている。特に、表面2260の高度2261と表面2230の高度2231の差異は、移行点での初期ウェブの厚さより小さくすべきである。
【0095】
初期ウェブ543を用具2200に移す工程は、少なくとも部分的には、初期ウェブ543に流体差圧を与えることにより行う。図4に関し、初期ウェブ543は、バキュウム・シュ−又はバキュウム・ロ−ルのような図4に描かれた真空源600により紙層形成用要素1600から用具2200へバキュウム・トランスファ−される。1つ以上の追加真空源620が又、更に脱水するため初期ウェブ移行点の後ろに設置される。
【0096】
ウェブ545は、用具2200上を抄紙方向(図4のMD方向)に真空加圧ロ−ル900と加熱されたヤンキ−・ドライヤ−・ドラム880の硬い表面875との間に備わるニップ800へと運ばれる。図9に関し、蒸気フ−ド2800がニップ800の直ぐ前に位置する。蒸気フ−ドは、ウェブ545の表面547が真空加圧ロ−ル上部に運ばれるときにウェブ545の表面549へ蒸気を当てるために使用する。
【0097】
蒸気フ−ド2800は、真空加圧ロ−ル900の真空供給部920の区画の向い側に取付ける。真空供給部920によりウェブ545とフェルト層2220中に蒸気を吸い込む。蒸気フ−ド2800より供給される蒸気により、ウェブ545とフェルト層2220中の水を加熱し、それによりウェブ545とフェルト層2220中の水の粘度を減少する。従って、ウェブ545とフェルト層2220中の水が、ロ−ル900より供給される真空により容易に除去できる。
【0098】
蒸気フ−ド2800により、約103kPa(15psi)未満の圧力で乾燥繊維0.454kg(1lb)当り約0.136kg(0.3lb)の飽和蒸気を供給する。真空供給部920により、約3.39(1)と約50.8kPa (15inHg)の間の、又好ましくは約10.2(3)と約40.6kPa (12inHg)の間の真空を表面2204で供給する。
【0099】
適切な真空加圧ロ−ル900はウインチェスタ−・ロ−ル・プロダクツ社(Winchester Roll Products)が製造するサクション加圧ロ−ルである。適切な蒸気フ−ド2800は、メジャレックス−デブロン社(Measurex-Devron Co., カナダ、ブリティッシュコロンビア州、ノ−スバンク−バ−)が製造するモデルD5Aである。
【0100】
真空供給部920は真空供給源(示されない)と連結している。真空供給部920はロ−ル900の回転表面910に対し相対的に静止している。表面910は、真空が表面2204に付与されるように穴開き又は溝付き表面を持つ。表面910は図9に示す方向に回転する。真空供給部920により、ウェブ545と用具2200が蒸気フ−ド2800とニップ800を通過するときにウェブ支持用具2200の表面2204で真空を供給する。1個の真空供給装置を示しているけれども、他の実施態様では、分割された供給部を備え、用具2200がロ−ル900の周囲を走行するときに各々が表面2204で異なる真空度を提供することが望まれる。
【0101】
ヤンキ−・ドライヤ−は典型的に蒸気加熱された鋼鉄又は鉄ドラムを有する。図9に関し、ウェブ545は用具2200上に支持されてニップ800中へ運ばれ、その結果ウェブの実質的に平滑な第2面549が表面875に移される。ニップの前、ウェブが表面875に移る点より前で、ノズル890により表面875に接着剤を付与する。
【0102】
接着剤はポリビニルアルコ−ルが主成分の接着剤が使用できる。あるいは、接着剤はハ−キュリ−ズ社(Hercules Co.,デラウエア州、ウイルミントン)製のクレプトロール(CREPTROL(登録商標)ブランドの接着剤が使用できる。他の接着剤も使用できる。一般的には、ウェブが約45%超の濃度でヤンキ−・ドラム880に移される実施態様では、ポリビニルアルコ−ル主成分のクレ−プ加工用接着剤が使用される。約40%未満の濃度では、クレプトロール(CREPTROL(登録商標)接着剤が使用できる。
【0103】
接着剤はウェブに、直接又は間接に(ヤンキ−表面875に付与するように)いくつかの方法で付与する。例えば,接着剤はウェブ上又はヤンキ−表面875上へ微小小滴形態でスプレイする。あるいは、接着剤は転移ロ−ル又はブラシにより表面875に付与することもできる。さらに別の実施態様では、クレ−プ加工用接着剤を、ヘッドボックス500で完成紙料に接着剤を添加するように、抄紙機のウエット・エンドで完成紙料に添加できる。乾燥製紙用繊維1トン当り約0.907kg(2lb)から1.814kg(4lb)の接着剤をヤンキ−・ドラム880上に付与できる。
【0104】
ウェブが用具2200上でニップ800を通過して搬送されるとき、ロ−ル900の真空供給部920はウェブ支持用具2200の表面2204で真空を供給する。又、ウェブが、真空加圧ロ−ル900とドライヤ−表面800の間でニップ800を通過して用具2200上で搬送されるとき、ウェブ支持用具2200のウェブ・パタ−ン加工用層2250によりウェブ545の第1面547に対し表面2260に合致したパタ−ンが付与される。第2面549は実質的に平滑な肉眼で見て単一平面の面を有するので、ウェブがニップ800を通過し搬送されるとき、第2面549の実質的に全てがドライヤ−表面875に押付けられ又付着する。ウェブがニップ800を通過し搬送されるときに、第2面549は平滑な表面875に押付けられて支持され、実質的に平滑な肉眼で見て単一平面の形状に保持される。従って、既定のパタ−ンがウェブ545の第1面547に付与され、一方第2面549は実質的に平滑のままである。ウェブ545が表面875に移され、又表面2260のパタ−ンがウェブに付与されウェブを選択的に高密度化するとき、ウェブ545は好ましくは、約20%と約60%の間の濃度を持つ。表面2260のパタ−ンがウェブに付与され、図1−図3に示す連続ネットワーク領域110と相対的に低密度の不連続領域130が供給される。
【0105】
理論に限定されずに、第2面549の実質的に全てをヤンキ−表面875に押付けた位置に置く結果として、ヤンキ−上でのウェブ545の乾燥は、第2面の選択部のみをヤンキ−に押付けて置くウェブで可能であるよりもさらに効率がよい。
【0106】
紙構造体20を形成する最終工程には、図4に示すようにドクタ−・ブレ−ド1000で表面875からウェブ545をクレ−プ加工することが含まれる。理論に限定されずに、ドクタ−・ブレ−ド1000でウェブ545に付与されたエネルギにより、少なくともウェブの部分が、特に、相対的低密度領域130及び280のようなウェブ加工用表面2260により刻印されないウェブ部分が、嵩高になり、又は脱高密度化する。従って、ドクタ−・ブレ−ド1000で表面875からウェブ545をクレ−プ加工する工程により、ウェブの第1面に付与されたパタ−ンに合致する密集した相対的に薄い第1領域及び相対的に厚い第2領域を持つウェブが供給される。1つの実施態様では、ドクタ−・ブレ−ドは約20度のベベル角度を持ち、ヤンキ−・ドライヤ−に関し約76度のインパクト角度を備えるように位置決めされる。
【0107】
以下の実施例は本発明の実施を説明するが、それらに限定されることを意図するものではない。
【0108】
実施例1
第1に、北部針葉樹クラフト(NSK)繊維の3重量%水性スラリ−を一般のパルパ−を用い調製する。一時的湿潤強度向上樹脂(即ち、アメリカン・サイアナミド社(American Cyanamid Co,.コネチカット州、スタンフォ−ド)が市販のパレッツ(PAREZ(登録商標)750)の2%溶液を、乾燥繊維に対し0.2重量%の比率でNSK原料パイプに添加する。NSKスラリ−をファン・ポンプで濃度約0.2%に希釈する。第2に、ユ−カリ材繊維の3重量%水性スラリ−を一般のパルパ−を用い調製する。結合抑制剤(即ち、ウイツコ社(Witco Co,.オハイオ州、ダブリン)が市販のアドゲン(Adogen(登録商標)SDMC)の2%溶液を、乾燥繊維に対し0.1重量%の比率でユ−カリ材原料パイプの1つに添加する。ユ−カリ・スラリ−をファン・ポンプで濃度約0.2%に希釈する。
【0109】
処理した完成紙料流をヘッドボックスで混合し、紙層形成用要素1600上に堆積する。脱水は、紙層形成用要素1600を貫通して行い、デフレクタ−及び真空ボックスにより促進する。紙層形成用要素1600は補強構造体1657に結合した突起1659を有する。補強構造体は、アップルトン・ワイヤ社(Appleton Wire,ウイスコンシン州、アップルトン)製造のワイヤであり、2.54cm(1in)当りそれぞれ抄紙方向に90本及び幅方向に72本のモノフィラメントを持つ3重スクエア織り形態を有する。モノフィラメント直径は約0.15mmから約0.20mmの範囲にある。ワイヤ製補強構造体は約29.7標準m 3 /分(1050scfmの透気度を有する。
【0110】
紙層形成用要素1600は6.45cm2(1in2)当り約100個の突起1659を持つ。突起1659は図5に示す形状を持ち、又0.267cm(0.105in)のMD(抄紙方向)寸法A、約0.188cm(0.074in)のCD(幅方向)寸法B,0.345cm(0.136in)の抄紙方向間隔C、及び0.373cm(0.147in)の幅方向間隔Dを持つ。隣接突起間の最小間隔Eは0.074cm(0.029in)である。突起1659は約0.020cm(0.008in)の高さHに伸びる。開口部1663は約0.132cm(0.052in)の抄紙方向に平行な長軸及び約0.094cm(0.037in)の短軸を持つ楕円形である。
【0111】
突起1659の頂部表面は、図5に見るように紙層形成用要素1600の投影面積の約35%である。開口部1663は、図5に見るように紙層形成用要素1600の投影面積の約15%である。環状部1665は、図5に見るように紙層形成用要素1600の投影面積の約50%である。
【0112】
初期ウェブは、移行点繊維濃度約10%で、紙層形成用要素1600から、脱水フェルト層2220及び感光性樹脂製ウェブ・パタ−ン加工用層2250を持つウェブ支持用具2200へ移る。脱水用フェルト2220はアルバニ−・インタ−ナショナル社(Albany International, ニュ−ヨ−ク州、アルバニ−)製のアンフレックス−2−プレスフェルト(Amflex 2 Press Felt である。フェルト2220はポリエステル繊維のバットを有する。バットは、表面が3デニールで基体が10−15デニールである。フェルト層2220は、1436g/m2の坪量、約3mmの厚さ、及び約0.85(30乃至約1.13標準m 3 /分(40scfmの透気度を持つ。ウェブ・パタ−ン加工用層2250は、6.45cm2(1in2)当り約69個の不連続開口部2270を持つ連続ネットワ−クのウェブ接触表面2260を有し、開口部は図7に示す形状を持つ。ウェブ・パタ−ン加工用層2250は、ウェブ支持用具2200の投影面積の約35%に等しい投影面積を持つ。表面2260の高度2261とフェルト層2230の高度2231の差異は約0.205mm(0.008in)である。
【0113】
初期ウェブはウェブ支持用具2200に移行し、概略単一平面のウェブ545を形成する。その移行と搬送方向変更は約67.7kPa(20inHg)の圧力差により真空移行点で行われる。更なる脱水が、ウェブが約25%の繊維濃度を持つまで、真空支援排水により行われる。真空ロ−ル900は、約60P&J の硬度を持つ加圧表面910を有する。ウェブ545は、加圧表面910とヤンキ−・ドライヤ−・ドラム880の表面との間で約1380kPa(200psi)の圧縮圧でウェブ545とウェブ支持用具2200を加圧することにより、ヤンキ−・ドライヤ−・ドラム880の圧縮表面875に対し押付けて圧縮される。ポリビニルアルコ−ル主成分のクレ−プ加工用接着剤を使用し、圧縮されたウェブをヤンキ−・ドライヤ−に接着する。繊維濃度は、ドクタ−・ブレ−ドでウェブをドライ・クレ−プ加工する前に、少なくとも約90%に増加する。ドクタ−・ブレ−ドは約20度のベベル角度を持ち、又ヤンキ−・ドライヤ−に関し約76度のインパクト角度を備えて位置決めされる。ヤンキ−・ドライヤ−は約244m/分(800ft/分)で運転する。乾燥ウェブは200m/分(650ft/分)の速度で巻取られる。
【0114】
ウェブは均質な2枚重ねバス・ティシュ・ペ−パ−に加工する。2枚重ねトイレット・ティシュ・ペ−パ−は約40.7g/m2(25lb/3000ft2)の坪量を持ち、又約0.2%の一時的湿潤強度向上樹脂と約0.1%の結合抑制剤を含む。得られた2枚重ねティシュ・ペ−パ−は嵩高で、柔らかく、吸収性で、美しい、又バス又はフェイシアル・ティシュとしての用途に適している。
【0115】
実施例2:予知的実施例
この予知的実施例によれば、北部針葉樹クラフト(NSK)繊維の3重量%水性スラリ−を一般のパルパ−を用い調製する。一時的湿潤強度向上樹脂(即ち、アメリカン・サイアナミド社(American Cyanamid Co,.コネチカット州、スタンフォ−ド)が市販のパレッツ(PAREZ(登録商標)750)の2%溶液を、乾燥繊維に対し0.2重量%の比率でNSK原料パイプに添加する。NSKスラリ−をファン・ポンプで濃度約0.2%に希釈する。
【0116】
第2に、ユ−カリ材繊維の3重量%水性スラリ−を一般のパルパ−を用い調製する。結合抑制剤(即ち、ウイツコ社(Witco Co,.オハイオ州、ダブリン)が市販のアドゲン(Adogen(登録商標)SDMC)の2%溶液を、乾燥繊維に対し0.5重量%の比率でユ−カリ材原料パイプの1つに添加する。この第1ユ−カリ・スラリ−をファン・ポンプで濃度約0.2%に希釈する。
【0117】
第3に、ユ−カリ材繊維の3重量%水性スラリ−を一般のパルパ−を用い調製する。結合抑制剤〔(即ち、ウイツコ社(Witco Co,.オハイオ州、ダブリン)が市販のアドゲン(Adogen(登録商標)SDMC)の2%溶液及び乾紙強度向上剤(即ち、ナショナル・スタ−チ・アンド・ケミカル社(National Starch and Chemical Co., ニュ−ヨ−ク州、ニュ−ヨ−ク)が市販のレジボンド(Redibond(登録商標)5320)〕の2%溶液を、乾燥繊維に対し0.1重量%の比率でユ−カリ材原料パイプに添加する。この第2ユ−カリ・スラリ−をファン・ポンプで濃度約0.2%に希釈する。
【0118】
3つの個々に調成された完成紙料流を、上記のスラリ−から形成する。流れ1はNSKスラリ−と第2ユ−カリ・スラリ−の混合物であり、流れ2は第1ユ−カリ・スラリ−(100%結合抑制ユ−カリ原料)から形成し、及び流れ3はNSK流と第1ユ−カリ・スラリ−の混合物である。3つの完成紙料流を紙層形成用要素1600上に堆積させ、NSKとユ−カリの混合物を含む両外層及び結合抑制ユ−カリを含む内層を有する3層ウェブを形成する。
【0119】
脱水は、紙層形成用要素1600を貫通して起き、又デフレクタ−と真空ボックスにより促進される。紙層形成用要素の補強構造体1657はワイヤであり、これはアップルトン・ワイヤ社(Appleton Wire, ウイスコンシン州、アップルトン)により製造され、又2.54cm(1in)当り抄紙方向に90本、及び幅方向に72本のモノフィラメントをそれぞれ持つ3重スクエア織りの形態を有する。モノフィラメント直径は約0.15mmから約0.20mmの範囲にある。補強構造体は約29.7標準m 3 /分(1050scfmの透気度を持つ。
【0120】
突起1659は図5に示す大きさと形状を持つ。突起は、上記実施例1の記述と同一の一般的寸法を持つが、開口部1663は大きさで減少し図5に見られる投影面積の僅かに約10%であることは別である。図6に示す高さHは約0.203mm(0.008in)である。開口部の大きさは減少し、概略2つの坪量領域40と60を持ち中間坪量領域を持たないウェブが提供される。
【0121】
初期ウエット・ウェブは、移行点繊維濃度約10%で紙層形成用要素1600から脱水用フェルト層2220と感光樹脂製ウェブ・パタ−ン加工用層2250とを持つウェブ支持用具2200へ移行する。脱水用フェルト2220は、ルバニ−・インタ−ナショナル社(Albany International, ニュ−ヨ−ク州、ルバニ−)製のアンフレックス−2−プレスフェルト(Amflex2Press Feltである。フェルト2220はポリエステル繊維のバットを有する。バットは、表面が3デニール、基体が10−15デニールである。フェルト層2220は、1436g/m2の坪量、約3mmの厚さ、及び約0.85(30乃至約1.13標準m 3 /分(40scfmの透気度を有する。
【0122】
ウェブ・パタ−ン加工用層2250は、図7に示す形状を持つ不連続開口部2270付の連続ネットワ−クのウェブ接触表面2260を有する。ウェブ・パタ−ン加工用層2250は、ウェブ支持用具2200の投影面積の約35%に等しい投影面積を持つ。表面2260の高度2261とフェルト層2230の高度2231の差異は約0.20mm(0.008in)である。
【0123】
初期ウェブはウェブ支持用具2200へ移り、概略単一平面のウェブ545を形成する。移行と搬送方向変更は、真空移行点で約67.7kPa(20inHg)の圧力差により行われる。更なる脱水が、ウェブが約25%の繊維濃度を持つまで、真空促進排水により行われる。ウェブ545はニップ800に搬送される。真空ロ−ル900は、約60P&J の硬度を持つ圧縮表面910を有する。ウェブ545は、圧縮表面910とヤンキ−・ドライヤ−・ドラム880の表面との間で約1380kPa(200psi)の圧縮圧でウェブ545とウェブ支持用具2200を加圧するにより、ヤンキ−・ドライヤ−・ドラム880の圧縮表面875に対し押付けて圧縮する。ポリビニルアルコ−ル主成分のクレ−プ加工用接着剤を使用し、圧縮されたウェブをヤンキ−・ドライヤ−に接着する。繊維濃度は、ドクタ−・ブレ−ドでウェブをドライ・クレ−プ加工する前に、少なくとも約90%に増加する。ドクタ−・ブレ−ドは約20度のベベル角度を持ち、又約76度のインパクト角度を備えてヤンキ−・ドライヤ−に関し位置決めされる。ヤンキ−・ドライヤ−は約244m/分(800ft/分)で運転する。乾燥ウェブは200m/分(650ft/分)の速度で巻取られる。
【0124】
ウェブは3層抄き紙2枚重ねバス・ティシュ・ペ−パ−に加工する。2枚重ねバス・ティシュ・ペ−パ−約40.7g/m2(25lb/3000ft2)の坪量を持ち、又約0.2%の一時的湿潤強度向上樹脂と約0.1%の結合抑制剤を含む。得られた2枚重ねティシュ・ペ−パ−は嵩高で、柔らかく、吸収性で、美しい、又手洗い用ティシュ又はフェイシアル・ティシュとしての用途に適している。
【0125】
試験方法
表面平滑度
紙ウェブの面の表面平滑度は、1991年度の紙物理国際会議、TAPPI Book1の第19頁に見られる「ティシュ・ペ−パ−の機械的特性の測定方法」と題するアンンプルスキ−外(Ampulski et al)の論文に述べられた生理学的表面平滑度(PSS)の測定方法に基づき測定するが、この論文は参考として本明細書に組み入れてある。本明細書で使用のPSS測定は、上記論文に記述された振幅値の点単位の総和である。論文に述べられた測定手順は又、スペンデル(Spendel) に発行の米国特許第4,959,125号明細書及びアンンプルスキ−外(Ampluski et al)に発行の米国特許第5,059,282号明細書に概略記載されているが、これらの特許は参考として本明細書に組み入れてある。
【0126】
本発明の紙試料を試験するために、上記論文のPSS測定方法を、以下の手順修正行い、表面平滑度の測定に使用する。
【0127】
上記論文に記載のように10試料のデジタル化デ−タ対(振幅と時間)をSAS ソフトウエアへ導入する代りに、表面平滑度測定は、10試料のデ−タを求めデジタル化し、そして、ナショナル・インスツルメンツ社(National Instruments, テキサス州、オ−スチン)から入手できるラブビュー(LABVIEWブランド・ソフトウエアを用い、統計的に処理することにより行う。各振幅スペクトルは、出力スペクトルとして選択された「アンプ・スペクトル・マグ・バルムス(Amp Spectrum Mag Vrms)」付きの、ラブビュー(LABVIEWソフトウエア・パッケ−ジの「振幅とフェ−ズ・スペクトルvi」モジュ−ルを用いて発生する。出力スペクトルは10試料の各々につき得る。
【0128】
各出力スペクトルを次に、ラブビュー(LABVIEWの下記の重み係数、即ち0.000246,0.000485,0.00756,0.062997を用いスム−ジングを行う。これらの重み係数を選定し、SAS プログラムに関する上記論文に具体的に挙げられた係数、0.0039,0.0077,0.120,1.0により提供されるスム−ジングを模倣する。
【0129】
スム−ジング後、各スペクトルは次に、上記論文に具体的に挙げられた周波数フィルタ−を用いフィルタ−処理する。ミクロン単位のPSS 値を次に、個々にフィルタ−処理された各スペクトルに関し上記論文に記載されるように計算する。紙ウェブの面の表面平滑度は、紙ウェブの同じ面から採取した10試料から測定した10pps 値の平均値である。同様に紙ウェブの反対面の表面平滑度を測定する。平滑度比は、紙ウェブのきめの粗い面に対応する高い平滑度値を、紙ウェブの滑らかな面に対応する低い平滑度値で割ることにより得られる。
【0130】
坪量
ウェブの坪量(マクロ坪量)は下記の手順を用い測定する。
【0131】
測定される紙は温度21.7−23.9℃(71−75度F)相対湿度48乃至52%で最低2時間調湿する。調湿紙は断裁し8.89cm×8.89cm (3.5in×3.5in)寸法の12試料を用意する。試料は、スイング・アルバ−ト・アルファ−水圧式試料カッタ−(Thwing-Albert Alfa Hydraulic Pressure Sample Cutter) 、モデル240−10のような適切な圧力式プレ−ト・カッタ−を用い一度に6試料を断裁する。2組の6試料の山が次に12枚重ねの山に統合され、又温度21.7−23.9℃(71−75度F)相対湿度48乃至52%で少なくとも更に15分間調湿する。
【0132】
12枚重ねの山は次に較正された化学てんびんで重さを計る。てんびんは試料を調湿した同じ部屋に置く。適切なてんびんはザルトリウス・インストルメント社(Sartorius Insturment Co.,) 製のモデルA200Sである。この重量は、各シ−トが79.03cm2(12.25in2)の面積を持つ紙の12枚重ね山のグラム重量である。
【0133】
紙ウェブの坪量(1枚の単位面積当りの重量)は下記の式を用いポンド/3,000平方フィ−トの単位で計算する。
【0134】
12枚重ね山の重量(g)×3000×144(in2/ft2
453.6(g/lb)×12(枚)×12.25(in2/枚)
又は単純に
坪量(lb/3,000ft2)=12枚重ね山の重量(g)×6.48
【0135】
ウェブ支持用具高度の測定
第1フェルト表面の高度2231とウェブ接触表面2260の高度2261との高度差は下記の手順を用い測定する。ウェブ支持用具は、ウェブ加工用層を上向きにして平坦な水平表面上で支持される。約1.3mm 2 の円形接触表面と約3mmの垂直長を持つ触針を、フェデラル・プロダクツ社(Federal Products Co., ロ−ドアイランド州、プロビンス)製のフェデラル・プロダクツ寸法計測機(EMD−4320WI分離探触子付きの使用に修正したモデル432B−81増幅器)に取付ける。計測機は、既知高度差を提供する既知厚さの2つの精密シム間の電圧差を決めることにより較正する。計測機は、第1フェルト表面2230より少し低い高度でゼロ合せを行い、触針の移動が制限されないように保証する。触針を関心の高度より上部に置き、降下して測定を行う。触針には、測定点で約0.24g/mm2の圧力が作用する。各高度につき少なくとも3点測定する。各高度の測定値は平均する。平均値間の差異を計算し、高度差を求める。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に基いて製造された紙ウェブの写真であり、この紙ウェブの1部分が黒色の背景の上方にあり、この紙ウェブの他の1部分が白色の背景の上方にある。図中の目盛は0.254mm(1/100in)刻みである。
【図2】 図1に示すタイプの紙ウェブの模式図である。
【図3】 図2に示すタイプの紙ウェブの模式的断面図である。
【図4】 本発明の紙ウェブの製造に使用できる抄紙機の模式図である。
【図5】 隔離された突出部と、この突出部を貫いて伸びている開口部とを有する紙層形成要素の部分破断平面図である。
【図6】 図5に示す紙層形成要素の断面図である。
【図7】 ウェブ支持装置のシ−ト側を部分的に示す部分破断平面図である。
【図8】 ウェブ支持装置と一致する第1表面と、実質的に平滑な第2表面とを有する紙ウェブを供給するために、図7に示すタイプの支持装置に搬送された紙ウェブを示す模式的断面図である。
【図9】 図7のウェブ支持用具からヤンキ−・ドライヤ−に搬送された紙ウェブを示す模式図である。

Claims (17)

  1. 第1の非ランダム反復パターンで配置されて坪量の異なる少なくとも2つの領域と、前記第1のパターンが、連続ネットワーク坪量領域を有し;
    第2の非ランダム反復パターンで配置されて密度の異なる少なくとも2つの領域と、前記第2のパターンが、連続ネットワーク密度領域を有し;
    を有し;
    ここで前記連続ネットワーク坪量領域と前記連続ネットワーク密度領域とが、モアレ干渉又は疑似モアレ干渉により目視識別可能の第3のパターンを形成し、前記第3のパターンが、前記第1のパターン及び前記第2のパターンと異なる、紙ウェブ。
  2. 前記第3のパターンが、複数の第1の溝を有する、請求項1に記載の紙ウェブ。
  3. 前記第3のパターンが複数の第の2溝を有し、かつ、少なくとも前記複数の第1の溝と少なくとも前記複数の第2の溝とが交差する、請求項2に記載の紙ウェブ。
  4. 前記第1の溝と前記第2の溝が、紙ウェブの抄紙方向と幅方向に対して斜めに伸びている、請求項3に記載の紙ウェブ。
  5. 前記第1の溝と前記第2の溝が、交差して複数の菱形のセルを形成する、請求項4に記載の紙ウェブ。
  6. 非ランダム反復パターンで配置されて坪量の異なる少なくとも2つの領域と、非ランダム反復パターンで配置されて密度の異なる少なくとも2つの領域を有する、非通気空気乾燥される紙ウェブ。
  7. 前記密度の異なる少なくとも2つの領域が、高密度連続ネットワーク領域を有する、請求項1、2、3、4、5又は6のいずれか1項に記載の紙ウェブ。
  8. 前記密度の異なる少なくとも2つの領域が、前記高密度連続ネットワ−ク領域の全域に分散して隔離配置された複数の低密度不連続領域を有する、請求項1、2、3、4、5、又は6のいずれか1項に記載の紙ウェブ。
  9. 前記坪量の異なる少なくとも2つの領域が、高坪量連続ネットワーク領域を有する、請求項1、2、3、4、5、6、7、又は8のいずれか1項に記載の紙ウェブ。
  10. 前記坪量の異なる少なくとも2つの領域が、前記高坪量連続ネットワ−ク領域の全域に分散した複数の低坪量不連続領域を有する、請求項1、2、3、4、5、6、7、8、又は9のいずれか1項に記載の紙ウェブ。
  11. 坪量の異なる少なくとも3つの領域を有する、請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、又は10のいずれか1項に記載の紙ウェブ。
  12. 前記紙ウェブが、複数の中間坪量の不連続領域を有し、かつ、前記中間坪量の領域が、低坪量領域に囲まれる、請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、又は11のいずれか1項に記載の紙ウェブ。
  13. 坪量の異なる少なくとも2つの領域と密度の異なる少なくとも2つの領域とを持つと共にモアレ干渉又は擬似モアレ干渉を有する、非通気空気乾燥される紙ウェブの製造方法であって、
    液体媒体に複数の繊維を懸濁させる工程と、
    液体透過ゾーンを有する繊維保持性紙層形成用要素を準備する工程と、
    前記繊維と前記液体媒体を前記紙層形成用要素上に堆積する工程と、
    少なくとも同時2段階で前記紙層形成用要素を通して前記液体媒体を排出して、坪量の異なる少なくとも2つの領域を有するウェブを形成する工程と、
    ウェブ・パターン加工用表面と脱水用フェルト層とを有するウェブ支持装置を準備する工程と、
    前記紙層形成用要素からウェブ支持装置のウェブ・パターン加工用表面へ前記ウェブを移す工程と、
    前記ウェブの一部を選択的に高密度化して、少なくとも2つの異なる密度を持つウェブを形成する工程と、
    を含む製造方法。
  14. 前記ウェブの一部を選択的に高密度化する工程が、高密度連続ネットワ−ク領域と前記高密度連続ネットワーク領域の全域に分散して隔離された複数の低密度領域とを提供する、請求項13に記載の製造方法。
  15. 前記紙層形成用要素を通して前記液体媒体を排出する工程が、高坪量連続ネットワーク領域と前記高坪量連続ネットワーク領域の全域に分散した複数の低坪量不連続領域とを有するウェブを形成する、請求項13又は14のいずれか1項に記載の製造方法。
  16. 前記紙層形成用要素を通して前記液体媒体を排出する工程が、少なくとも3つの異なる坪量を持つウェブを形成する、請求項13、14又は15のいずれか1項に記載の製造方法。
  17. 前記紙層形成用要素を通して前記液体媒体を排出する工程が、高坪量連続ネットワーク領域と、前記高坪量連続ネットワーク領域の全域に分散した複数の低坪量不連続領域と、前記低坪量領域に囲まれて隔離された複数の中間坪量領域とを有するウェブを形成する、請求項13、14、15又は16のいずれか1項に記載の方法。
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