JP4240652B2 - L形同軸プラグコネクタ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、同軸ケーブルの先端に設けられるL形同軸プラグコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のL形同軸プラグコネクタは、同軸ケーブルの中心導体に接続された金属製のコンタクトピンと、同軸ケーブルの外部導体に接続されると共に、上記コンタクトピンを内部の絶縁性スペーサ(誘電体)によって自己の軸中心位置に保持する金属製の円筒とからなるプラグ部を、同軸ケーブルの先端にて、その同軸ケーブルの軸方向に対し直交する方向に配置して備えている。そして、上記プラグ部は、その根本が同軸ケーブルの先端部と一緒に射出成形の樹脂でモールドされる。
【0003】
ここで、図3に示すように、この種のL形同軸プラグコネクタにおいて、プラグ部100を構成する円筒104と同軸ケーブル200の外部導体204との接続は、同軸ケーブル200にて外部導体204が露出された外部導体露出部分206に加締められる加締め部112が先端に設けられた金属製の接続片110を、円筒104の後端部(即ち、相手コネクタと接続される先端側とは反対側の端部)に、その円筒104に対して直角に伸びるように取り付けておき、その接続片110の加締め部112を、同軸ケーブル200の外部導体露出部分206に加締めるようにしていた。そして、プラグ部100を構成するコンタクトピン102と同軸ケーブル200の中心導体202との接続は、円筒104の後端部から突出したコンタクトピン102の後端部を、同軸ケーブル200の先端から伸びた中心導体202に半田付けや電気溶接などによって接続するようにしていた。
【0004】
尚、図3において、一点鎖線で囲んだ符号300の部分は、前述の射出成形による樹脂製の保護カバーであり、その保護カバー300によって、当該L形同軸プラグコネクタの内部が湿気やほこりなどから保護される。
また、図3に示した接続片110と同様の接続片を、円筒104の後端部からその軸方向に真っ直ぐ伸びるように取り付けておき、その接続片の加締め部を同軸ケーブル200の外部導体露出部分206に加締めた後で、その接続片を直角に折り曲げる場合もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のL形同軸プラグコネクタでは、保護カバー300があるために外観からでは分からないが、同軸ケーブル200の中心導体202が外部導体204に覆われない非シールド状態となっている。このため、外来ノイズを中心導体202及びコンタクトピン102に混入させてしまい易く、また逆に、中心導体202及びコンタクトピン102に伝送される高周波信号に起因した放射ノイズを、外部の電子機器などに与えてしまい易くなる。特に、近年では、数GHz(ギガヘルツ)帯のデジタル衛星放送が広く普及しつつあり、このようなデジタル衛星放送の高周波信号を屋内配線側のコネクタからテレビチューナ側のコネクタへ伝送させるために、上記従来のL形同軸プラグコネクタ付きの中継用同軸ケーブルを用いたならば、受信レベルの悪化を招く可能性が大きい。
【0006】
しかも、上記従来のL形同軸プラグコネクタでは、保護カバー300に対する外力や、同軸ケーブル200に対する曲げ応力が、保護カバー300内におけるコンタクトピン102と中心導体202との接続箇所に伝達され易く、耐久性及び信頼性に劣る。特に、この問題は、保護カバー300の材質として、弾性の高い樹脂を用いた場合に顕著となる。
【0007】
一方、実公平2−12691号公報には、プラグ部を構成する円筒と同軸ケーブルの外部導体とを接続させるための接続片の形状として、円筒とは反対側の先端に、同軸ケーブルの内部誘電体(内部絶縁体)と外部導体との間に挿入される円筒状の外部導体圧着受部が設けられると共に、その外部導体圧着受部と円筒との間の所定箇所を直角に折り曲げた際に、同軸ケーブルの先端から伸びた中心導体を包囲する空間ができ、更に、上記外部導体圧着受部の手前に上記空間を閉じるための蓋部が設けられたものとすることが記載されている。尚、上記公報では、このような接続片と円筒とを一体化し、それを外筒シェルと称している。
【0008】
上記公報に記載のL形同軸プラグコネクタでは、図3に示したプラグコネクタのように中心導体が完全な非シールド状態とはならないものの、接続片を所定箇所で直角に折り曲げることにより中心導体を覆うシールド壁が形成されるようにしているため、そのシールド壁を全周に亘って同電位にすることができず、十分な電磁シールド性を得ることができない。しかも、上記公報に記載のL形同軸プラグコネクタでは、同軸ケーブルへの組み付け時において、接続片を注意深く直角に折り曲げる作業が必要となり、組み付け性が良くない。
【0009】
そこで、本発明は、電磁シールド性と耐久性及び信頼性が高く、しかも、組み付け性に優れたL形同軸プラグコネクタを提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段、及び発明の効果】
上記目的を達成するためになされた本発明のL形同軸プラグコネクタは、中心導体と外部導体とがその順に露出された同軸ケーブルの先端部に設けられるものであり、前記中心導体に接続される金属製のコンタクトピンと、該コンタクトピンを軸中心位置に収容した状態で前記外部導体に接続される金属製の円筒と、からなるプラグ部を、前記同軸ケーブルの軸方向に対して直交する方向に備える。
【0011】
ここで、本発明のL形同軸プラグコネクタは、円柱部と壁部とからなる絶縁性部材を備えており、その円柱部は、前記コンタクトピンに貫通された状態で、前記円筒の後端部に挿通されることにより、前記コンタクトピンを前記円筒の軸中心位置に保持させる。また、絶縁性部材の壁部は、前記円柱部の端から前記円筒の外側へ前記コンタクトピンに対して平行に伸びており、その側面には、前記同軸ケーブルにて前記外部導体の露出された外部導体露出部分の先端部が前記コンタクトピンに対して直交する方向に挿通されて該外部導体露出部分の先端部を保持すると共に、前記中心導体を前記円柱部から突出した前記コンタクトピンの後端部へと突出させるケーブル保持孔が設けられている。更に、その壁部は、前記円柱部から突出する前記コンタクトピンの後端部の周囲を3方向から囲むように形成されて、前記ケーブル保持孔に対向する側の壁だけが欠落した形状になっている。
【0012】
そして、本発明のL形同軸プラグコネクタにおいては、前記コンタクトピンの後端部と前記壁部のケーブル保持孔から突出した前記中心導体とが、互いに直交した状態で接続(電気的に接続)されている。
そして更に、本発明のL形同軸プラグコネクタは、カバー部と加締め部とからなる金属製の連結保持シールド部材を備えている。
【0013】
この連結保持シールド部材のカバー部は、後端部が閉塞された有底円筒の軸方向に、前記外部導体露出部分(同軸ケーブルにて外部導体が露出された部分)の直径よりも幅が広い切れ目を設けた形状を成しており、前記外部導体露出部分の先端部が挿通された前記絶縁性部材の壁部と前記同軸ケーブルの中心導体及び前記コンタクトピンの後端部とを覆った状態で、その軸方向の先端部が前記円筒の後端部に嵌合される。また、連結保持シールド部材の加締め部は、カバー部における前記切れ目の終端位置から、前記カバー部の軸方向に対して直交する方向へ延出すると共に、断面形状が前記外部導体露出部分を包囲可能なU字状に形成されており、前記外部導体露出部分に加締められる。
【0014】
そして、本発明のL形同軸プラグコネクタでは、連結保持シールド部材の加締め部が同軸ケーブルの外部導体露出部分に加締めるられると共に、連結保持シールド部材のカバー部の先端部と前記円筒の後端部とが嵌合されることにより、同軸ケーブルの外部導体と前記円筒との接続(電気的接続)がなされる。そして更に、本発明のL形同軸プラグコネクタでは、連結保持シールド部材全体を覆うように樹脂製の保護カバーが固着されている。
【0015】
このようなL形同軸プラグコネクタの同軸ケーブルへの組み付けは、例えば、次のように行われる。尚、組み付け対象の同軸ケーブルは、中心導体と外部導体とがその順に露出するように、予め剥離加工を施しておく(図3参照)。
▲1▼:まず、コンタクトピンが軸中心位置を貫通した絶縁性部材の円柱部を、コンタクトピンの先端側から円筒の後端部(即ち、相手コネクタと接続される先端側とは反対側の端部)に挿通することにより、プラグ部を完成させる。
【0016】
▲2▼:次に、絶縁性部材の壁部の側面に設けられたケーブル保持孔に、同軸ケーブルの中心導体と外部導体露出部分をその順に挿通して、中心導体が当該ケーブル保持孔の反対側から突出して円柱部から突出したコンタクトピンの後端部に到達すると共に、上記外部導体露出部分の先端部が当該ケーブル保持孔内に保持された状態とする。
【0017】
▲3▼:そして、互いに直交した状態の上記コンタクトピンの後端部と上記ケーブル保持孔から突出した中心導体とを、加締めや電気溶接あるいは半田付け等の手法によって電気的に接続する。
▲4▼:次に、連結保持シールド部材のカバー部を、絶縁性部材の壁部から出た同軸ケーブルの外部導体露出部分が該カバー部の切れ目を通るようにして、絶縁性部材の壁部に被せると共に、そのカバー部の先端部を円筒の後端部に嵌合させ、更に、連結保持シールド部材の加締め部を、絶縁性部材の壁部から出た同軸ケーブルの外部導体露出部分に当接させる。この状態で、互いに接続された同軸ケーブルの中心導体とコンタクトピンの後端部は、絶縁性部材の壁部と共に、連結保持シールド部材のカバー部によって覆われることとなる。
【0018】
▲5▼:そして、連結保持シールド部材の加締め部を、同軸ケーブルの外部導体露出部分に加締めて、当該連結保持シールド部材を同軸ケーブルに固定する。
▲6▼:最後に、円筒の根本部分から同軸ケーブルの外部被覆へ至るまでの部分を、射出成形の樹脂でモールドする。これにより、連結保持シールド部材全体を覆うように樹脂製の保護カバーが固着され、本L形同軸プラグコネクタが完成する。
【0019】
以上のような本発明のL形同軸プラグコネクタでは、連結保持シールド部材が、円筒と同軸ケーブルの外部導体とを接続する役割だけでなく、その外部導体と同電位になるカバー部が、コンタクトピンにて円筒の後端部から出た部分と同軸ケーブルの先端部にて露出された中心導体とを、外部導体露出部分の先端部と一緒に完全に覆うこととなるため、優れた電磁シールド効果が得られる。
【0020】
また、コンタクトピンと同軸ケーブルの中心導体との接続箇所が、連結保持シールド部材のカバー部によって囲まれるため、保護カバーの材質として、弾性の高い樹脂を用いたとしても、その保護カバーに対する外力が、上記接続箇所に伝達されることがない。その上、同軸ケーブルにおける外部導体露出部分の先端部が、絶縁性部材の壁部に設けられたケーブル保持孔によって保持されるため、同軸ケーブルに対する曲げ応力も、上記接続箇所に伝達されることがない。よって、本発明のL形同軸プラグコネクタによれば、耐久性及び信頼性を非常に高くすることができる。
【0021】
そして更に、本発明のL形同軸プラグコネクタによれば、同軸ケーブルへの組み付け時において、上記公報に記載のプラグコネクタのように金属製の部品を直角に折り曲げるといった作業が不要であるため、組み付け性に優れている。
ところで、本発明のL形同軸プラグコネクタにおいて、連結保持シールド部材のカバー部の先端部と円筒の後端部とを簡単且つ確実に係合させるには、請求項2に記載の構成を採用すれば良い。
【0022】
即ち、請求項2に記載のL形同軸プラグコネクタでは、前記カバー部の先端部の内壁面に突起が形成されている。また、前記円筒の後端部には、カバー部側の突起よりも幅が広く、且つ、当該円筒の端から軸方向に延びた第1の切れ目と該第1の切れ目の終端から当該円筒の周方向に延びた第2の切れ目とからなる係合用切り込みが形成されている。そして、カバー部の先端部と円筒の後端部とは、前記突起が前記係合用切り込みの第1の切れ目を通って第2の切れ目に入ることにより、互いに係合される。つまり、このL形同軸プラグコネクタでは、カバー部の先端部と円筒の後端部とを、前記突起と前記第1の切れ目とが合う位置で嵌合させ、その後、カバー部と円筒とを互いにねじって、前記突起が前記第2の切れ目に入るようにするだけで、その両者をしっかりと係合させることができる。
【0023】
一方、請求項3に記載の如く、コンタクトピンの後端部に、前記中心導体を挟持するU字状の導体受け部を設けておけば、そのコンタクトピンの後端部と中心導体とを容易に且つ確実に接続することができる。つまり、中心導体を上記導体受け部に挟んだ状態で、その導体受け部の箇所に電気溶接や半田付けなどを施せば、コンタクトピンと中心導体とを、位置ずれを起こすことなく楽に接続することができる。また、コンタクトピンと中心導体とを加締めによって接続する場合には、中心導体を上記導体受け部に挟んだ状態で、その導体受け部を、U字部分の幅が狭くなるように加締めるだけで良い。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について、図1及び図2を用いて説明する。尚、図1は、本実施形態のL形同軸プラグコネクタの外観及び内部構造を表す図であり、(A)はその外観を表し、(B)はその内部構造を表している。また、図2は、本実施形態のL形同軸プラグコネクタの組付状態を表す斜視図である。
【0025】
図1及び図2に示すように、本実施形態のL形同軸プラグコネクタ(以下、単に「プラグコネクタ」という)は、金属の単線からなる中心導体202と金属線の編み物からなる外部導体204とがその順に露出された同軸ケーブル200の先端部に設けられるものであり、上記中心導体202に接続される金属製(例えば、ベリリウム銅製)のコンタクトピン10と、該コンタクトピン10を軸中心位置に収容した状態で上記外部導体204に接続される円筒20とからなるプラグ部30を、同軸ケーブル200の軸方向に対して直交する方向に備えている。尚、円筒20もコンタクトピン10と同じ金属で形成されている。
【0026】
また、本実施形態のプラグコネクタは、コンタクトピン10に貫通された状態で、円筒20の後端部(相手コネクタと接続される先端側とは反対側の端部であり、図1,2にて上側の端部)に挿通されることにより、コンタクトピン10を円筒20の軸中心位置に保持させる円柱部42と、その円柱部42の端から円筒20の外側へコンタクトピン10に対して平行に伸びた壁部44と、からなる絶縁性部材40を備えている。
【0027】
そして、この絶縁性部材40の壁部44の側面には、同軸ケーブル200にて外部導体204の露出された外部導体露出部分206の先端部がコンタクトピン10に対して直交する方向に挿通されて該外部導体露出部分206の先端部を保持すると共に、上記中心導体202を円柱部42から突出したコンタクトピン10の後端部(相手コネクタと接続される先端側とは反対側の端部であり、図1,2にて上側の端部)へと突出させるケーブル保持孔44aが設けられており、そのケーブル保持孔44aから突出した中心導体202とコンタクトピン10の後端部とは、互いに直交した状態で、加締めや電気溶接あるいは半田付け等の手法によって接続されている。
【0028】
尚、実施形態において、同軸ケーブル200の外部導体露出部分206としては、外部導体204をその同軸ケーブル200の最も外側の外部被覆208の上にめくり上げ、その外部導体204が外部被覆208を覆った部分となっている。また、図1及び図2における符号209は、同軸ケーブルの内部絶縁体である。
【0029】
また更に、本実施形態のプラグコネクタは、同軸ケーブル200の外部導体204と円筒20とを電気的に接続させると共に、コンタクトピン10にて円筒20の後端部から出た部分と同軸ケーブル200の先端部にて露出された中心導体202とを電磁シールドするために、カバー部50と加締め部60とからなる金属製(例えば、りん青銅製)の連結保持シールド部材70を備えている。
【0030】
そして、このプラグコネクタにおいては、円筒20の根本部分から同軸ケーブル200の外部被覆208に至るまでの部分が、射出成形の樹脂でモールドされており、これにより、連結保持シールド部材70全体を覆うように樹脂製の保護カバー80が固着されている。
【0031】
ここで、コンタクトピン10の後端部には、中心導体202を挟持するためのU字状の導体受け部10aが設けられている。また、コンタクトピン10において、上記導体受け部10aよりもやや先端側(図1,2にて下側)には、上記絶縁性部材40の円柱部42内における当該コンタクトピン10の位置を決めるための鍔部10bが設けられている。
【0032】
そして、絶縁性部材40の円柱部42における軸中心位置には、コンタクトピン10を上記導体受け部10a側(後端部側)から圧入して貫通させるための貫通孔42aが設けられている。また、絶縁性部材40の壁部44は、円柱部42から突出するコンタクトピン10の後端部の周囲を3方向から囲むように形成されており、ケーブル保持孔44aに対向する側の壁だけが欠落した形状になっている。これは、当該プラグコネクタの同軸ケーブル200への組み付け時において、図2に示す如く同軸ケーブル200の外部導体露出部分206の先端部をケーブル保持孔44aに挿通した際に、中心導体202が上記ケーブル保持孔44aからコンタクトピン10の後端部へ向けて、いくらでも突出できるようにするためである。
【0033】
一方、連結保持シールド部材70のカバー部50は、後端部が閉塞された有底円筒の軸方向に、同軸ケーブル200の外部導体露出部分206の直径よりも幅が広い切れ目50aを設けた形状を成しており、そのカバー部50の開口された先端部の内周半径は、円筒20の外周半径とほぼ同じ寸法となっている。そして、カバー部50は、上記外部導体露出部分206の先端部が挿通された絶縁性部材40の壁部44と同軸ケーブル200の中心導体202及びコンタクトピン10の後端部とを覆った状態で、その先端部が円筒20の後端部に嵌合される。
【0034】
また、連結保持シールド部材70の加締め部60は、カバー部50における上記切れ目50aの終端位置から、カバー部50の軸方向に対して直交する方向へ延出すると共に、その断面形状が同軸ケーブル200の外部導体露出部分206を包囲可能なU字状に形成されている。そして、この加締め部60は、同軸ケーブル200の中心導体202とコンタクトピン10の後端部とが絶縁性部材40の壁部44と共にカバー部50によって覆われた状態で、同軸ケーブル200の外部導体露出部分206に加締められる。
【0035】
また更に、図2に示す如く、上記カバー部50の先端部における内壁面(内側の壁面)には、外側からの叩き出しによる突起50bが形成されている。尚、図2では、図示の都合上、突起を示す符号50bの引き出し線が、カバー部50の外側から伸びている。
【0036】
そして、円筒20の後端部には、上記カバー部50側の突起50bよりも幅が広いL字形の係合用切り込み20bが形成されている。つまり、この係合用切り込み20bは、円筒20の端から軸方向に延びた第1の切れ目K1と、その第1の切れ目K1の終端から円筒20の周方向に延びた第2の切れ目K2とからなっており、上記カバー部50の先端部と当該円筒20の後端部とは、カバー部50側の突起50bが上記係合用切り込み20bの第1の切れ目K1を通って第2の切れ目K2に入ることにより、互いに係合される。
【0037】
また、円筒20には、径方向に弾性を持たせるため、その先端から軸方向に所定長さのスリット20aが形成されている。
このような本実施形態のプラグコネクタは、例えば次のような手順で同軸ケーブル200の先端部に組み付けられる。尚、組み付け対象の同軸ケーブル200は、図2に示す如く中心導体202と外部導体204とがその順に露出するように、予め剥離加工を施しておく。
【0038】
まず、絶縁性部材40の円柱部42に設けられた貫通孔42aに、コンタクトピン10を上記導体受け部10a側から圧入して貫通させる。そして、このようにしてコンタクトピン10が軸中心位置を貫通した絶縁性部材40の円柱部42を、コンタクトピン10の先端側から円筒20の後端部に圧入することにより、プラグ部30を完成させる。
【0039】
次に、絶縁性部材40の壁部44に設けられたケーブル保持孔44aに、同軸ケーブル200の中心導体202と外部導体露出部分206をその順に挿通して、図1(B)の如く、中心導体202がケーブル保持孔44aの反対側から突出して円柱部42から突出したコンタクトピン10の後端部に到達すると共に、上記外部導体露出部分206の先端部が当該ケーブル保持孔44a内に保持された状態とする。
【0040】
そして、中心導体202をコンタクトピン10の後端部に設けられたU字状の導体受け部10aに挟み、その導体受け部10aをU字部分の幅が狭くなるように加締めたり、その導体受け部10aの箇所に電気溶接や半田付け等を施すことにより、互いに直交した状態のコンタクトピン10の後端部と中心導体202とを電気的に接続する。
【0041】
尚、同軸ケーブル200の先端部から突出する中心導体202は、予め長めに設定しておき、コンタクトピン10に接続する直前、あるいは、コンタクトピン10に接続した後、余分な先端部分をカットすれば良い。また、本実施形態では、コンタクトピン10の後端部にU字状の導体受け部10aが設けられているため、コンタクトピン10と中心導体202とを容易に且つ確実に接続することができる。つまり、コンタクトピン10と中心導体202とを加締めによって接続する場合には、中心導体202を上記導体受け部10aに挟んだ状態で、その導体受け部10aをU字部分の幅が狭くなるように加締めるだけで良く、また、コンタクトピン10と中心導体202とを電気溶接や半田付け等によって接続する場合には、その両者を、位置ずれを起こすことなく楽に接続することができる。
【0042】
次に、連結保持シールド部材70のカバー部50を、絶縁性部材40の壁部44から出た同軸ケーブル200の外部導体露出部分206が該カバー部50の切れ目50aを通るようにして、絶縁性部材40の壁部44に被せると共に、そのカバー部50の先端部を円筒20の後端部に嵌合及び係合させ、更に、連結保持シールド部材70の加締め部60を、絶縁性部材40の壁部44から出た上記外部導体露出部分206に当接させる。
【0043】
尚、上記カバー部50の先端部と円筒20の後端部との嵌合及び係合は、まず、カバー部50の先端部と円筒20の後端部とを、カバー部50側の突起50bと円筒20側の第1の切れ目K1とが合う位置で嵌合させ、次に、円筒20をカバー部50に対しねじって、上記突起50bが円筒20側の第2の切れ目K2に入るようにすることで行う。
【0044】
次に、連結保持シールド部材70の加締め部60を、同軸ケーブル200の外部導体露出部分206に加締めて、当該連結保持シールド部材70を同軸ケーブル200に固定する。
この状態において、円筒20と同軸ケーブル200の外部導体204とは、連結保持シールド部材70によって電気的に接続され、また、互いに接続された同軸ケーブル200の中心導体202とコンタクトピン10の後端部は、絶縁性部材40の壁部44と共に、連結保持シールド部材70のカバー部50によって覆われることとなる。
【0045】
最後に、円筒20の根本部分から同軸ケーブル200の外部被覆208へ至るまでの部分を、射出成形の樹脂でモールドする。これにより、連結保持シールド部材70全体を覆うように樹脂製の保護カバー80が固着され、本L形同軸プラグコネクタが完成する。
【0046】
以上のような本実施形態のプラグコネクタでは、連結保持シールド部材70が、円筒20と同軸ケーブル200の外部導体204とを接続する役割だけでなく、その外部導体204と同電位になるカバー部50が、コンタクトピン10にて円筒20の後端部から出た部分と同軸ケーブル200の先端部にて露出された中心導体202とを、外部導体露出部分206の先端部と一緒に完全に覆うこととなるため、優れた電磁シールド効果が得られる。
【0047】
また、コンタクトピン10と同軸ケーブル200の中心導体202との接続箇所が、連結保持シールド部材70のカバー部50によって囲まれるため、保護カバー80の材質として、弾性の高い樹脂を用いたとしても、その保護カバー80に対する外力が、上記接続箇所に伝達されることがない。その上、同軸ケーブル200における外部導体露出部分206の先端部が、絶縁性部材40の壁部44に設けられたケーブル保持孔44aによって保持されるため、同軸ケーブル200に対する曲げ応力も、上記接続箇所に伝達されることがない。よって、本実施形態のプラグコネクタは、耐久性及び信頼性が非常に高いものとなる。
【0048】
そして更に、本実施形態のプラグコネクタによれば、同軸ケーブル200への組み付け時において、上記公報に記載のプラグコネクタのように金属製の部品を直角に折り曲げるといった作業が不要であるため、組み付け性に優れている。
また、本実施形態のプラグコネクタでは、円筒20側にL字形の係合用切り込み20bを設けると共に、連結保持シールド部材70のカバー部50側に突起50bを設けるようにしているため、そのカバー部50の先端部と円筒20の後端部とを簡単且つ確実に係合させることができる。
【0049】
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
例えば、絶縁性部材40は、図2に示した形状のものを軸方向に2分割した一対の部材によって構成しても良い。そして、この場合には、その一対の部材でコンタクトピン10を挟むようにすることで、コンタクトピン10が円柱部42を貫通した状態にすることができる。
【0050】
また、上記実施形態において、同軸ケーブル200の外部導体露出部分206としては、同軸ケーブル200の外部被覆208を剥離して外部導体204を露出させただけの部分としても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態のL形同軸プラグコネクタの外観及び内部構造を表す図である。
【図2】 実施形態のL形同軸プラグコネクタの組付状態を表す斜視図である。
【図3】 従来のL形同軸プラグコネクタとその問題を説明する説明図である。
【符号の説明】
10…コンタクトピン 10a…導体受け部 20…円筒
20b…係合用切り込み K1…第1の切れ目 K2…第2の切れ目
30…プラグ部 40…絶縁性部材 42…円柱部 42a…貫通孔
44…壁部 44a…ケーブル保持孔 50…カバー部
50a…切れ目 50b…突起 60…加締め部
70…連結保持シールド部材 80…保護カバー 200…同軸ケーブル
202…中心導体 204…外部導体 206…外部導体露出部分
208…外部被覆 209…内部絶縁体
Claims (3)
- 中心導体と外部導体とがその順に露出された同軸ケーブルの先端部に設けられ、前記中心導体に接続される金属製のコンタクトピンと、該コンタクトピンを軸中心位置に収容した状態で前記外部導体に接続される金属製の円筒と、からなるプラグ部を、前記同軸ケーブルの軸方向に対して直交する方向に備えたL形同軸プラグコネクタであって、
前記コンタクトピンに貫通された状態で、前記円筒の後端部に挿通されることにより、前記コンタクトピンを前記円筒の軸中心位置に保持させる円柱部と、該円柱部の端から前記円筒の外側へ前記コンタクトピンに対して平行に伸び、その側面に、前記同軸ケーブルにて前記外部導体の露出された外部導体露出部分の先端部が前記コンタクトピンに対して直交する方向に挿通されて該外部導体露出部分の先端部を保持すると共に、前記中心導体を前記円柱部から突出した前記コンタクトピンの後端部へと突出させるケーブル保持孔を有した壁部と、からなる絶縁性部材を備えると共に、
該絶縁性部材の前記壁部は、前記円柱部から突出する前記コンタクトピンの後端部の周囲を3方向から囲むように形成されて、前記ケーブル保持孔に対向する側の壁だけが欠落した形状になっており、
前記コンタクトピンの後端部と前記壁部のケーブル保持孔から突出した前記中心導体とが、互いに直交した状態で接続されており、
更に、後端部が閉塞された有底円筒の軸方向に前記外部導体露出部分の直径よりも幅が広い切れ目を設けた形状を成し、前記外部導体露出部分の先端部が挿通された前記絶縁性部材の壁部と前記同軸ケーブルの中心導体及び前記コンタクトピンの後端部とを覆った状態で、その軸方向の先端部が前記円筒の後端部に嵌合されるカバー部と、該カバー部における前記切れ目の終端位置から、前記カバー部の軸方向に対して直交する方向へ延出すると共に、断面形状が前記外部導体露出部分を包囲可能なU字状に形成されて該外部導体露出部分に加締められる加締め部と、からなる金属製の連結保持シールド部材を備え、
該連結保持シールド部材の加締め部が前記外部導体露出部分に加締められると共に、前記連結保持シールド部材のカバー部の先端部と前記円筒の後端部とが嵌合されることにより、前記同軸ケーブルの外部導体と前記円筒との接続がなされ、
前記連結保持シールド部材全体を覆うように樹脂製の保護カバーが固着されていること、を特徴とするL形同軸プラグコネクタ。 - 請求項1に記載のL形同軸プラグコネクタにおいて、
前記カバー部の先端部の内壁面には、突起が形成されており、
前記円筒の後端部には、前記突起よりも幅が広く、且つ、当該円筒の端から軸方向に延びた第1の切れ目と該第1の切れ目の終端から当該円筒の周方向に延びた第2の切れ目とからなる係合用切り込みが形成されており、
前記カバー部の先端部と前記円筒の後端部とは、前記突起が前記係合用切り込みの第1の切れ目を通って第2の切れ目に入ることにより、互いに係合されること、を特徴とするL形同軸プラグコネクタ。 - 請求項1又は請求項2に記載のL形同軸プラグコネクタにおいて、前記コンタクトピンの後端部には、前記中心導体を挟持するU字状の導体受け部が設けられていること、を特徴とするL形同軸プラグコネクタ。
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