JP4240232B2 - テストトーンの判定方法および音場補正装置 - Google Patents
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Description
(A) あるチャンネルのスピーカSPから所定のテストトーンを出力する。このためのテストトーン信号としては、インパルス信号、TSP信号あるいはバースト波信号を使用する。
(B) (A)項のテストトーンをリスナの聴取位置にセットしたマイクロフォンM0により収音する。
(C) マイクロフォンM0の出力信号の立ち上がり点を解析してスピーカSPからマイクロフォンM0までの距離を求める。
(D) 他のチャンネルについても、(A)〜(C)項を実行する。
(E) (D)項の結果に基づいて各チャンネルのスピーカから聴取位置(マイクロフォンM0)までの遅延が一定になるようにオーディオ信号を処理する。
のようにして補正を行っている。
d :マイクロフォンM1、M2の間隔
Td:間隔dを音波が伝わるのに要する時間
つまり、音波から見たマイクロフォンM1、M2の時間的な間隔
とすると、振幅P1、P2の時間差T12は、スピーカSPと、マイクロフォンM1、M2とが同一直線上に位置する場合に最大であり、時間Td以上となることはないはずである。しかし、なんらかの理由、例えばシステムのエラーや極端な障害物などにより、T12>Tdの判定結果になることがある。
所定の間隔dを有して配置された第1および第2のマイクロフォンによりスピーカから出力されるテストトーンを収音し、
上記第1および第2のマイクロフォンの出力信号に所定値以上の大きな振幅V1、V2が得られるまでの時間から、上記スピーカから上記第1および第2のマイクロフォンまでの距離L1、L2およびその距離の差L12を算出し、
この算出した距離差L12と、上記間隔dとの大小関係を判別し、
この判別の結果、上記距離差L12が上記間隔dよりも小さいときは、上記大きな振幅V1、V2を上記テストトーンの直接波による振幅と判定し、
上記判別の結果、上記距離差L12が上記間隔dよりも大きいときは、上記大きな振幅V1、V2のうち、後に得られた振幅に対して、先に得られた振幅の近辺をスキャンし、
このスキャンの結果、上記先に得られた振幅の近辺に振幅が得られたときには、その得られた振幅と、上記先に得られた振幅とを上記テストトーンの直接波による振幅と判定する
ようにしたテストトーンの判定方法とするものである。
〔1−1〕 この発明における考え方
ここで、実際のマイクロフォンM1、M2の出力信号について検討すると、
リスニングルームのような聴取環境において、スピーカSPから出力される音波がマイクロフォンM1、M2に到達するとき、マイクロフォンM1に到達する直接波と、マイクロフォンM2に到達する直接波との両方が、障害物によって大きく減衰してしまうことは少ない。すなわち、スピーカSPから出力されるテストトーンを2つのマイクロフォンM1、M2により収音した場合、両方のマイクロフォンM1、M2が間接波を誤検出することは少なく、マイクロフォンM1、M2のどちらかは直接波を正しく収音している。
ということができる。
d=18cm、Td≒0.53ms
である。
〔1−2−1〕 図5Aの場合
この場合には、振幅P1は所定のスレッショールドレベルVTHよりも大きく、かつ、振幅Q2よりも早く得られるので、マイクロフォンM1の出力信号SM1をスレッショールドレベルVTHでレベル判別すれば、振幅P1を見つけることができる。
(1) マイクロフォンM1の出力信号SM1のうち、最初にスレッショールドレベルVTHを越える振幅(今の場合、振幅P1)を、直接波W1による振幅V1と仮判定する。
(2) マイクロフォンM2の出力信号SM2のうち、最初にスレッショールドレベルVTHを越える振幅(今の場合、振幅Q2)を、直接波W2による振幅V2と仮判定する。
(3) 振幅V1の時点と、振幅V2の時点との時間差T12をチェックする。
(4) すると、今の場合、T12>Tdであり、スピーカSPと、2つのマイクロフォンM1、M2とが3角形を構成できないので、誤判定の要因の存在を認識する。
(5) 振幅V1の時点と、振幅V2の時点とを比べる。
(6) すると、今の場合、振幅V1の時点が振幅V2の時点よりも早いので、その振幅V1を直接波W1による正しい振幅P1と仮判定を更新する。また、この振幅P1を、続く処理の基準ないし指標とする。
(7) 振幅P1の前後の期間±Tdについて、マイクロフォンM2の出力信号SM2のレベルの変化をチェックする。なお、チェック期間±Tdは、マイクロフォンM1、M2の間隔dから決定することができる。また、レベルの変化をチェックするときのスレッショールドレベルは、最初のスレッショールドレベルVTHよりも低いレベルVTLとする。
(8) すると、振幅P2が見つかるので、この振幅P2を直接波W2による振幅と正式に判定する。
(9) (6)項における仮判定「振幅P1を直接波W1による振幅」を正式に決定する。
したがって、直接波W1、W2による振幅P1、P2を正しく判定できたことになる。
この場合にも、上記(1)〜(7)項を同様に実行する。すなわち、
(1) マイクロフォンM1の出力信号SM1のうち、最初にスレッショールドレベルVTHを越える振幅(今の場合、振幅P1)を、直接波W1による振幅V1と仮判定する。
(2) マイクロフォンM2の出力信号SM2のうち、最初にスレッショールドレベルVTHを越える振幅(今の場合、振幅R2)を、直接波W2による振幅V2と仮判定する。
(3) 振幅V1の時点と、振幅V2の時点との時間差T12をチェックする。
(4) すると、今の場合、T12>Tdであり、スピーカSPと、2つのマイクロフォンM1、M2とが3角形を構成できないので、誤判定の要因の存在を認識する。
(5) 振幅V1の時点と、振幅V2の時点とを比べる。
(6) すると、今の場合、振幅V2の時点が振幅V1の時点よりも早いので、その振幅V2を直接波W2による正しい振幅P2(実は振幅R2)と仮判定を更新する。
(7) 振幅P2(=R2)の前後の期間±Tdについて、マイクロフォンM1の出力信号SM1のレベルの変化をチェックする。なお、このレベルの変化をチェックするときのスレッショールドレベルは、レベルVTLとする(ここまでは、図5Aの場合と同様)。
(8) すると、今の場合、大きなレベル変化は見つからないので、マイクロフォンM1の出力信号SM1については、(1)項における仮判定「振幅P1を直接波W1による振幅」を正式に決定する。
(9) 振幅P1の前後の期間±Tdについて、マイクロフォンM2の出力信号のレベルの変化をチェックする。
(10) すると、振幅P2が見つかるので、この振幅P2を直接波W2による振幅と正式に判定する。
したがって、直接波W1、W2による振幅P1、P2を正しく判定できたことになる。
この場合には、
(1) マイクロフォンM1の出力信号SM1のうち、最初にスレッショールドレベルVTHを越える振幅(今の場合、振幅P1)を、直接波W1による振幅V1と仮判定する。
(2) マイクロフォンM2の出力信号SM2のうち、最初にスレッショールドレベルVTHを越える振幅(今の場合、振幅P2)を、直接波W2による振幅V2と仮判定する。
(3) 振幅V1の時点と、振幅V2の時点との時間差T12をチェックする。
(4) すると、今の場合、T12>Tdであり、スピーカSPと、2つのマイクロフォンM1、M2とが3角形を構成できないので、誤判定の要因の存在を認識する。
(5) 振幅V1の時点と、振幅V2の時点とを比べる。
(6) すると、今の場合、振幅V1の時点が振幅V2の時点よりも早いので、その振幅V1を直接波W1による正しい振幅P1と仮判定を更新する。
(7) 振幅P1の前後の期間±Tdについて、マイクロフォンM2の出力信号SM2のレベルの変化をチェックする。ただし、このレベルの変化をチェックするときのスレッショールドレベルは、レベルVTLとする(ここまでは、図5Aの場合と同様)。
(8) すると、今の場合、大きなレベル変化は見つからないので、マイクロフォンM2の出力信号SM2については、(2)項における仮判定「振幅P2を直接波W2による振幅」を正式に決定する。
(9) 振幅P2の前後の期間±Tdについて、マイクロフォンM1の出力信号のレベルの変化をチェックする(ここまでは、図5Bの場合と同様)。また、このとき、スレッショールドレベルは、レベルVTLに低くする。
(10) すると、今の場合、大きなレベルが存在しないので、システムのエラーや極端な障害物などにより音場補正が不可能とみなせる。そこで、例えば、エラーを表示し、リスナに再生環境の改善を促す。
実際には、〔1−2−1〕〜〔1−2−3〕を判別する必要があるが、これは後述するフローチャートにより説明する。また、時間と、音波の到達距離とは比例するので、時間に代えて距離とすることもできる。
図1は、この発明を適用した音場補正装置の一例を示し、この例においては、音場補正装置を既存のマルチチャンネルAV再生装置に対してアダプタ形式に構成した場合である。
図1において、対象となるAV再生装置は、AV信号の信号源11、ディスプレイ12、デジタルアンプ13、スピーカ14C〜14RBから構成されている。この場合、信号源11は、DVDプレーヤや衛星放送のチューナなどである。そして、この例においては、信号源11の出力はDVI形式とされ、ビデオ信号DVがデジタル信号の状態で出力されるとともに、7チャンネル分のデジタルオーディオ信号が1つのシリアル信号DAにエンコードされた状態で出力される。
〔2−2−1〕 音場補正装置の構成例
図1において、符号20が、この発明を適用した音場補正装置を示す。この音場補正装置20は、信号源11と、ディスプレイ12およびアンプ13との間の信号ラインに接続されるものである。そして、信号源11から出力されたデジタルビデオ信号DVは、遅延回路21を通じてディスプレイ12に供給される。遅延回路21は、デジタルオーディオ信号DAが音場補正処理のために遅延するので、その遅延に見合った時間だけデジタルビデオ信号DVを遅延させて画像と再生音とを同期させる、いわゆるリップシンクを取るためのものであり、フィールドメモリなどにより構成される。
4096/48000≒85.3〔ms〕
であり、音波の到達距離は、空気中での音速を340m/sとすると、
340〔m/s〕×85.3〔ms〕≒29〔m〕
となるので、AV再生を行う一般的な部屋を十分にカバーできる。
操作スイッチ36のうちの設定スイッチを操作すると、制御回路35により補正回路23C〜23RBのスイッチ回路232〜232が図とは逆の状態に接続される。また、制御回路35によりテスト信号形成回路31が制御され、補正回路23Cのスイッチ回路232にテストトーン信号が供給される。したがって、スピーカ14Cからテストトーンが出力され、このとき、他のチャンネルのスピーカは無音とされる。
図3において、符号100は、〔1−2〕により説明した判定方法を実現するルーチンの一例を示す。このルーチン100は、解析判定回路34において、DSP342により各チャンネルごとに実行されるものである。なお、
L1:スピーカSPからマイクロフォンM1までの距離
L2:スピーカSPからマイクロフォンM2までの距離
とする。
VF :振幅V1、V2のうち、先に得られた振幅
VB : 〃 後に得られた振幅
SMF:出力信号SM1、SM2のうち、振幅VFを含む出力信号
SMB: 〃 振幅VBを含む出力信号
に設定される。図5Aの場合には、
VF=V1=P1、VB=V2=Q2、SMF=SM1、SMB=SM2
に設定され、図5Bの場合には、
VF=V2=R2、VB=V1=P1、SMF=SM2、SMB=SM1
に設定される。
上述のシステムによれば、スピーカSPとマイクロフォンM1、M2との距離L1、L2や角度を測定するとき、再生音場に、反射物、障害物があっても、あるいはノイズやプリエコーがあっても直接波W1、W2を正しく判定でき、その結果、距離L1、L2や角度を正しく測定することができる。したがって、音場補正を行うとき、これを適切に行うことができる。
上述においては、2つのマイクロフォンM1、M2を同一水平面内に配置した場合であるが、第3のマイクロフォンを、マイクロフォンM1あるいはM2と同一垂直面内に配置して同様に距離を測定することもできる。また、補正回路23C〜23RBのイコライザ回路231〜231のDSPは、1つとすることもできる。
A/D :Analog to Digital
AV :Audio and Visual
DSP :Digital Signal Processor
DVI :Digital Visual Interface
FFT :Fast Fourier Transform
IFFT:Inverse Fast Fourier Transform
LCD :Liquid Crystal Display
TSP :Time Stretched Pulse
Claims (8)
- 所定の間隔dを有して配置された第1および第2のマイクロフォンによりスピーカから出力されるテストトーンを収音し、
上記第1および第2のマイクロフォンの出力信号に所定値以上の大きな振幅V1、V2が得られるまでの時間から、上記スピーカから上記第1および第2のマイクロフォンまでの距離L1、L2およびその距離の差L12を算出し、
この算出した距離差L12と、上記間隔dとの大小関係を判別し、
この判別の結果、上記距離差L12が上記間隔dよりも小さいときは、上記大きな振幅V1、V2を上記テストトーンの直接波による振幅と判定し、
上記判別の結果、上記距離差L12が上記間隔dよりも大きいときは、上記大きな振幅V1、V2のうち、後に得られた振幅に対して、先に得られた振幅の近辺をスキャンし、
このスキャンの結果、上記先に得られた振幅の近辺に振幅が得られたときには、その得られた振幅と、上記先に得られた振幅とを上記テストトーンの直接波による振幅と判定する
ようにしたテストトーンの判定方法。 - 請求項1に記載のテストトーンの判定方法において、
上記スキャンの結果、上記先に得られた振幅の近辺に振幅が得られないときには、
上記大きな振幅V1、V2のうち、先に得られた振幅に対して、後に得られた振幅の近辺をスキャンし、
このスキャンの結果、上記後に得られた振幅の近辺に振幅が得られたときには、その得られた振幅と、上記後に得られた振幅とを上記テストトーンの直接波による振幅と判定する
ようにしたテストトーンの判定方法。 - 請求項1に記載のテストトーンの判定方法において、
上記テストトーンとして上記スピーカから出力されるテストトーン信号がインパルス信号、TSP信号あるいはバースト波信号である
ようにしたテストトーンの判定方法。 - 所定の間隔dを有して配置された第1および第2のマイクロフォンによりスピーカから出力されるテストトーンを収音し、
上記第1および第2のマイクロフォンの出力信号に所定値以上の大きな振幅V1、V2が得られるまでの時間およびその時間差T12を算出し、
この算出した時間差T12が、上記間隔dに対応する時間よりも小さいかどうかを判別し、
この判別の結果、上記時間差T12が上記間隔dに対応する時間よりも小さいときは、上記大きな振幅V1、V2を上記テストトーンの直接波による振幅と判定し、
上記判別の結果、上記時間差T12が上記間隔dに対応する時間よりも大きいときは、上記大きな振幅V1、V2のうち、後に得られた振幅に対して、先に得られた振幅の近辺をスキャンし、
このスキャンの結果、上記先に得られた振幅の近辺に振幅が得られたときには、その得られた振幅と、上記先に得られた振幅とを上記テストトーンの直接波による振幅と判定する
ようにしたテストトーンの判定方法。 - 請求項4に記載のテストトーンの判定方法において、
上記スキャンの結果、上記先に得られた振幅の近辺に振幅が得られないときには、
上記大きな振幅V1、V2のうち、先に得られた振幅に対して、後に得られた振幅の近辺をスキャンし、
このスキャンの結果、上記後に得られた振幅の近辺に振幅が得られたときには、その得られた振幅と、上記後に得られた振幅とを上記テストトーンの直接波による振幅と判定する
ようにしたテストトーンの判定方法。 - 請求項4に記載のテストトーンの判定方法において、
上記テストトーンとして上記スピーカから出力されるテストトーン信号がインパルス信号、TSP信号あるいはバースト波信号である
ようにしたテストトーンの判定方法。 - 音場特性測定用のテストトーン信号を生成する信号形成回路と、
入力オーディオ信号および上記信号形成回路からのテストトーン信号のいずれか一方の信号を選択してスピーカに出力する出力回路と、
上記スピーカから出力されるテストトーンを、所定の間隔dを有して配置された第1および第2のマイクロフォンにより収音し、この第1および第2のマイクロフォンの出力信号を解析して上記スピーカから上記第1および第2のマイクロフォンまでの距離を算出する解析判定回路と、
この解析判定回路により算出された距離に基づいて、上記入力オーディオ信号に少なくとも遅延処理を行う音場補正回路と
を有し、
上記解析判定回路における解析が、
上記第1および第2のマイクロフォンの出力信号に所定値以上の大きな振幅V1、V2が得られるまでの時間から、上記スピーカから上記第1および第2のマイクロフォンまでの距離L1、L2およびその距離の差L12を算出し、
この算出した距離差L12と、上記間隔dとの大小関係を判別し、
この判別の結果、上記距離差L12が上記間隔dよりも小さいときは、上記大きな振幅V1、V2を上記テストトーンの直接波による振幅と判定し、
上記判別の結果、上記距離差L12が上記間隔dよりも大きいときは、上記大きな振幅V1、V2のうち、後に得られた振幅に対して、先に得られた振幅の近辺をスキャンし、
このスキャンの結果、上記先に得られた振幅の近辺に振幅が得られたときには、その得られた振幅と、上記先に得られた振幅とを上記テスト信号の直接波による振幅と判定する
処理であるようにした音場補正装置。 - 音場特性測定用のテストトーン信号を生成する信号形成回路と、
入力オーディオ信号および上記信号形成回路からのテストトーン信号のいずれか一方の信号を選択してスピーカに出力する出力回路と、
上記スピーカから出力されるテストトーンを、所定の間隔dを有して配置された第1および第2のマイクロフォンにより収音し、この第1および第2のマイクロフォンの出力信号を解析して上記スピーカから上記第1および第2のマイクロフォンまでの時間差を算出する解析判定回路と、
この解析判定回路により算出された時間差に基づいて、上記入力オーディオ信号に少なくとも遅延処理を行う音場補正回路と
を有し、
上記解析判定回路における解析が、
上記第1および第2のマイクロフォンの出力信号に所定値以上の大きな振幅V1、V2が得られるまでの時間およびその時間差T12を算出し、
この算出した時間差T12と、上記間隔dに対応する時間との大小関係を判別し、
この判別の結果、上記時間差T12が上記間隔dに対応する時間よりも小さいときは、上記大きな振幅V1、V2を上記テストトーンの直接波による振幅と判定し、
上記判別の結果、上記時間差T12が上記間隔dに対応する時間よりも大きいときは、上記大きな振幅V1、V2のうち、後に得られた振幅に対して、先に得られた振幅の近辺をスキャンし、
このスキャンの結果、上記先に得られた振幅の近辺に振幅が得られたときには、その得られた振幅と、上記先に得られた振幅とを上記テスト信号の直接波による振幅と判定する
処理であるようにした音場補正装置。
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