JP4239613B2 - 液体塗布装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は始動用鉛蓄電池端子等の円柱もしくは円錐台形状の物品の天面および側面に防錆用オイル等の各種液体を塗布するための装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
蓄電池の端子は流通過程で外気や、湿気に曝されたり、電解液の飛沫が付着することによって、その表面が酸化する。表面が酸化することによって端子の金属光沢が失われ、商品としての外観を損なうのはもちろんのこと、この酸化皮膜が電気抵抗となって、充電する際に蓄電池に所定電圧が加えられなかったり、大電流放電時に放電電圧降下を生じる。また特に始動用鉛蓄電池では数100Aもの大電流で放電が行われるため、この酸化皮膜によって端子部が異常発熱する場合がある。
【0003】
したがって、この端子部における酸化皮膜の生成を抑制することを目的として端子表面に防錆用のオイルを塗布することが行われている。この蓄電池端子の防錆用オイル塗布装置として例えば特許文献1に記載されたものが知られている。この特許文献1に示されたオイル塗布装置では、端子の周囲を容器で囲み、この囲まれた空間中にオイルを噴霧する。また、この噴霧と同時に噴霧されたオイルを空間から吸引することによって、空間内に噴霧オイルの乱流を生成し、端子のすみずみまでオイルを付着されるとともに、余剰オイルを回収するものである。
【0004】
ところが、このようなオイル塗布装置ではその原理上、端子に塗布する量より過剰のオイルを噴霧するので、余剰オイルを回収する装置が必要となる。また、空間内のオイル噴霧の状態がばらついた場合、端子のある部位ではオイルが付着していないにもかかわらず、同一端子の他の部位では過剰にオイルが付着するといったオイル付着状態のばらつきが発生することがあった。
【0005】
【特許文献1】
特開平4−138664号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は前記したような、蓄電池端子といった円柱もしくは円錐台形状の物品の先端部に防錆オイル等の液体を塗布する際、塗布する液体の飛散がなく、液体の塗布むらを抑制し、かつ液体の回収装置を必要としない液体塗布装置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記した課題を解決するために、本発明の請求項1に係る発明は、円柱もしくは円錐台形状等のある回転軸に対して対称な形状を有した物品の先端部に液体を塗布する装置であって、物品の天面と側面に接し、この液体を含浸する含浸体と、含浸体に液体を供給する液体供給手段とを備え、含浸体と液体供給手段とを互いに分離して設けられ、含浸体は物品の中心軸を公転軸として回転させる回転手段とを備え、液体供給手段から滴下した液体を捕集しかつ一時的に保持するための容器を備え、この容器に液体を含浸体に供給するための導出路を有し、含浸体の所定回数の回転終了後、液体供給手段から容器に液体を補充することを特徴とする液体塗布装置を示すものである。
【0010】
そして、本発明の請求項2に係る発明は、請求項1の液体塗布装置において、液体を塗布する対象の物品を蓄電池端子とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態による液体塗布装置を図面を参照して説明する。なお、本実施の形態では始動用鉛蓄電池の端子に防錆オイルを塗布する例について記載する。なお、始動用鉛蓄電池の端子は一部を除き、JIS D5301で規定された円錐台形状の端子2を有している。
【0012】
図1は本発明による液体塗布装置3の概略を示す図である。支持台4上に電池1が載置されている。そして電池1の端子2にオイル塗布のための塗布ヘッド14、この塗布ヘッド14にオイルを供給するためのオイル供給器17を有している。
【0013】
図2は図1の塗布部5の詳細を示す図である。塗布ヘッド14に設けたオイルを含浸保持する含浸体10を端子2に接触させて、端子天面8と端子側面7にオイル12を塗布するものである。この含浸体10としては合成樹脂繊維のフェルトや連続発泡のスポンジ等を用いることができる。
【0014】
塗布ヘッド14にはオイル12を一時的に保持するための容器11と、この容器11から含浸体10にオイル12を導出するためのオイル導出路15を有している。このオイル導出路15はオイル12の粘性と、端子2へのオイル供給量に応じてその径や、長さが決定される。例えば粘性が極めて低いオイルを用いる場合にはオイル導出路15の径をより小さくし、オイルの粘性が高い場合には、オイル導出路15の径を大きくすれば良い。
【0015】
容器11上にはオイル12を容器11に供給するためのオイル供給器17が容器11、すなわち塗布ヘッド14から分離して設けられている。オイル供給器17からのオイル12はオイル吐出ノズル13より滴下し、容器11に補給される。
【0016】
次に塗布ヘッド14を端子2の中心軸を回転軸9として端子2の周囲を公転させることによって、含浸体10中に保持されたオイル12が端子側面7の全周と端子天面8の全面に塗布される。ここで塗布ヘッド14はオイル12の塗膜が一定となるよう、あらかじめ定められた所定回数だけ回転する。
【0017】
このオイル塗布の動作が終了した時点で電池1は取り除かれ、次の電池が塗布ヘッド14にセットされる。そして再度、塗布ヘッドの回転動作14がおこなわれる。この一連のオイル塗布動作によって容器11内のオイル12は消費される。本発明ではこの消費された分のオイル12をオイル供給器17より供給する。この供給のタイミングとしてはある電池のオイル塗布動作終了直後から次の電池のオイル塗布動作開始直前の間に行う。したがって、この間、オイル吐出ノズル13直下に容器11が位置するよう制御部6により制御する。なお、この制御部6は他の制御、すなわち、オイル供給に関する制御、塗布ヘッド14の回転制御あるいは電池1の搬入・搬出制御を行う。
【0018】
本発明の液体塗布装置においてはオイル等の液体を噴霧するのではなく、塗布するため、液体の飛散がない。したがって、飛散したオイルを回収する装置を設ける必要もなく、オイル消費量を抑制することができる。また、塗布ヘッド14が回転運動するために、端子2へのオイル塗布むらを抑制することができる。
【0019】
さらに、オイル供給器17と塗布ヘッド14とが分離して設けられているので、回転運動する塗布ヘッド14へのオイル供給を複雑な機構を用いることなく可能とするものである。
【0020】
また、オイル供給動作は必ずしも電池毎に行ったり、塗布ヘッド14の一回転毎に行う必要はなく、一回のオイル塗布動作に必要なオイル消費量と容器11の容積によって、オイル供給動作の頻度を決定すれば良い。但し、オイル塗布量をより精密に管理するためには、オイル塗布動作毎にオイル供給を行うことが好ましい。これにより、容器11内のオイル12の液面が電池毎に一定となり、電池毎のオイル塗布量のばらつき量をより低減することができる。
【0021】
なお、本実施の形態では本発明の液体塗布装置を始動用鉛蓄電池端子のオイル塗布工程に適用した例を述べたが、液体を塗布する物品が、円柱状あるいは円錐台形状等のある回転軸に対して対称な形状を有した物品に適用することができる。例えば、図3に示したような溝部31を有した円柱32で構成された物品33や、図4に示したような先端部に球状部34を備えた円柱35で構成された物品36にも適用できる。このような物品に本発明の液体塗布装置を適用する場合には物品の先端とその側面の形状に応じて含浸体10の形状を設定すれば良い。
【0022】
【発明の効果】
以上のことから、本発明によれば、蓄電池端子といった円柱もしくは円錐台形状の物品の先端部に防錆オイル等の液体を塗布する際、塗布する液体の飛散がなく、液体の塗布むらを抑制し、かつ液体の回収装置を必要としない液体塗布装置を提供することができることから、工業上、極めて有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の液体塗布装置を示す図
【図2】本発明の液体塗布装置の要部を示す図
【図3】本発明の液体塗布装置が適用可能な物品の形状例を示す図
【図4】本発明の液体塗布装置が適用可能な物品の他の形状例を示す図
【符号の説明】
1 電池
2 端子
3 液体塗布装置
4 支持台
5 塗布部
6 制御部
7 端子側面
8 端子天面
9 回転軸
10 含浸体
11 容器
12 オイル
13 オイル吐出ノズル
14 塗布ヘッド
15 オイル導出路
16 モータ
17 オイル供給器
31 溝部
32 円柱
33 物品
34 球状部
35 円柱
36 物品
Claims (2)
- 円柱もしくは円錐台形状等のある回転軸に対して対称な形状を有した物品の先端部に液体を塗布する装置であって、前記物品の天面と側面に接し、前記液体を含浸する含浸体と、前記含浸体に前記液体を供給する液体供給手段とを備え、
前記含浸体と前記液体供給手段とを互いに分離して設けられ、
前記含浸体は前記物品の中心軸を公転軸として回転させる回転手段とを備え、
前記液体供給手段から滴下した前記液体を捕集しかつ一時的に保持するための容器を備え、この容器に前記液体を含浸体に供給するための導出路を有し、
かつ、前記含浸体の所定回数の回転終了後、前記液体供給手段から前記容器に前記液体を補充することを特徴とする液体塗布装置。 - 前記物品は蓄電池端子であることを特徴とする請求項1に記載の液体塗布装置。
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