JP4238668B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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本発明は、半導体チップを実装基板に実装してなる半導体装置の製造方法に関する。
現在、高性能な半導体装置のパッケージ形態の一つとして、CPU(中央演算処理装置)やメモリなどの複数のLSI(Large Scale Integration)デバイスを単一のパッケージに形成してシステム化を実現したSIP(System in Package)が知られている。SIPの中には、複数の半導体チップを共通の実装基板(インターポーザ)に実装したパッケージ形態を採用したものがある。また、SIPの実装基板として、これに実装される半導体チップよりも大径の半導体チップを採用したもの(チップオンチップ型のSIP)もある。
このようなSIPのパッケージ形態を採用した半導体装置の実装方式として、近年では多ピン化や狭ピッチ化に対応するために、フリップチップ方式が実用化されている。フリップチップ方式では、半導体チップの電極上にバンプ(金属突起)を形成し、このバンプを介して半導体チップを実装基板に実装することから、バンプの形成方法や接合方法が重要となっている。
また、フリップチップ方式では、複数のバンプを形成した半導体チップを、同じく複数のバンプを形成した実装基板にフリップチップボンダー(以下、「ボンダー」と略称)で実装する。このような実装構造をもつSIPなどの半導体装置(半導体パッケージ)を製造する場合は、ボンダーを用いて、半導体チップと実装基板を画像認識等により位置決めした後、半導体チップ側に形成したバンプと実装基板側に形成したバンプとを互いに突き合わせて加圧することになる。
そのため、半導体チップと実装基板の位置決めが正確に行われないと、実際にバンプ同士を突き合わせて加圧したときに、バンプ相互の位置ずれによって横滑りが発生し、これに伴うチ半導体チップの横ずれによって接合不良(バンプ接合部の抵抗値上昇、オープン不良、ショート不良など)を招きやすいものとなる。また、半導体チップの横ずれの度合いは、ボンダーの熱膨張による寸法変化によっても変わり、バンプ同士の横滑りの度合いは、バンプ同士を加圧するときのボンダーの変形によっても変わる。
この対策としては、第1に、ボンダーの構成として、高精度な位置決め機能を持たせる、低熱膨張の材料を使う、フレームを厚くして高剛性化するなどの対策が考えられ、第2に、バンプ形成後に各々のバンプの先端を平坦化するスタンピング工程を設けるなどの対策が考えられる。しかしながら、第1の対策をとった場合は、ボンダーの高額化や大型化を招くという別の問題が生じ、第2の対策をとった場合は、スタンピング工程の追加によって製造工程が複雑化し、かつスタンピングによってバンプが汚染するという別の問題が生じる。
そこで従来においては、半導体素子をチップオンチップ構造にする場合に、重ね合わせる一方の半導体素子に位置合わせ用の凹形状のパッドを設けるとともに、他方の半導体素子に位置合わせ用の金属球を設け、これらパッドと金属球との凹凸形状の噛み合わせにより、半導体素子の重なり位置を決める技術が提案されている(特許文献1)。
特開2000−252413号公報
しかしながら上記従来技術では、一方の半導体素子の基板をエッチングで削るか、パッシベーション膜(絶縁膜)4を盛り上げることにより、位置合わせ用の凹形状のパッドを形成するものとなっているため、そのパッド部分に位置合わせ(噛み合わせ)のための十分な凹み寸法を確保するには、基板のエッチングに長い時間をかけるか、基板上にパッシベーション膜4を厚く形成するなどの特別な処理工程が必要になる。さらに、他方の半導体素子にはチップ間の電気的接続のためのバンプとは別に、位置合わせ用の金属球を形成する必要があるため、製造工程が複雑化してしまう。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、特別な処理工程を設けたり製造工程を複雑化したりしなくても、半導体チップを精度良く実装基板に実装することが可能な半導体装置の製造方法とこれによって得られる半導体装置を提供することにある。
本発明に係る半導体装置の製造方法は、半導体チップを実装基板に実装する実装工程を有し、前記実装工程は、前記半導体チップ及び前記実装基板の2つの実装対象物のうち、一方の実装対象物にバンプを形成するバンプ形成工程と、他方の実装対象物を多層配線構造とし、かつ前記他方の実装対象物に下層配線に通じる凹状のバンプ接合部を形成するバンプ接合部形成工程とを含み、前記バンプ接合部形成工程は、前記他方の実装対象物のベースとなる基板上に第1の層間絶縁膜を形成した後、当該第1の層間絶縁膜上に第1の配線層を形成する工程と、前記第1の層間絶縁膜上に前記第1の配線層を覆う状態で第2の層間絶縁膜を形成した後、当該第2の層間絶縁膜に開口部を形成するとともに、当該第2の層間絶縁膜上に第2の配線層を形成する工程と、前記第2の層間絶縁膜上に前記第2の配線層を覆う状態で第3の層間絶縁膜を形成した後、当該第3の層間絶縁膜に孔開けして前記開口部を同軸上に延長させることにより、前記第1の配線層に通じる凹状のバンプ接合部を形成する工程とを有するものである。
この半導体装置の製造方法においては、他方の実装対象物を多層配線構造とし、この他方の実装対象物に下層配線に通じる凹状のバンプ接合部を形成することにより、十分な凹み寸法をもつバンプ接合部が得られる。また、一方の実装対象物に形成したバンプを、他方の実装対象物に形成した凹状のバンプ接合部に嵌合させることにより、半導体チップと実装基板との位置合わせがなされる。
本発明によれば、特別な処理工程を設けたり製造工程を複雑化したりしなくても、半導体チップを精度良く実装基板に実装することができる。
以下、本発明の具体的な実施の形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は半導体チップを実装基板に実装する前の状態を示す要部断面図であり、図2は半導体チップを実装基板に実装した後の状態を示す要部断面図である。先ず、半導体チップ(例えば、LSIチップ)1と実装基板(例えば、シリコンインターポーザ)2をそれぞれ実装対象物として、半導体チップ1を実装基板2に実装する場合は、それに先立って、一方の実装対象物となる半導体チップ1に複数のバンプ3を形成する。実装基板2は、半導体チップ1とは別の半導体チップで構成される場合もある。バンプ3は、半導体チップ1と実装基板2とを電気的に接続する必要がある全ての箇所に形成される。具体的なバンプ3の形成方法としては、例えば半導体チップ1上に形成されたアルミニウム等からなる電極パッド4に、バリアメタル5を介してはんだ材をメッキあるいは蒸着法等で供給した後、リフローによってはんだ材を半球状に成形するといった方法を採用することができる。また、半導体チップ1上には、上記電極パッド4と別に、半導体チップ1の電気的な特性測定を行うためのテストパッド6を形成する。このテストパッド6は、上記電極パッド4と同時に半導体チップ1の最上層に形成される。
これに対して、他方の実装対象物となる実装基板2には、上記バンプ3との接続部に凹状のバンプ接合部7を形成する。この場合、実装基板2は2層以上の多層配線構造を有するものとする。そして、バンプ接合部7は、最上層の配線層(不図示)よりも下層となる下層配線8に通じるように凹状に形成する。また、バンプ接合部7の底部には、下層配線8の表面を覆うように接合用の金属層9を形成する。金属層9は、バンプ3との接合性を高めるために形成されるもので、例えば金等によって構成される。
ここで、凹状のバンプ接合部7を有する実装基板2の作成方法について説明する。先ず、図3(A)に示すように、実装基板2のベースとなるシリコン基板20上に、SiO2(酸化シリコン)からなる絶縁膜21とPSG(燐ガラス)からなる層間絶縁膜22を順に積層した後、アルミニウムからなる第1層目の配線層23を所定のパターンで形成する。次に、図3(B)に示すように、第1層目の配線層23を覆う状態でPSGからなる層間絶縁膜24を形成するとともに、この層間絶縁膜24に開口部25とビアホール26を形成する。開口部25とビアホール26の孔開けは、これに対応したマスクパターンを有する共通のマスクを用いて同時に行うことができる。
続いて、図3(C)に示すように、層間絶縁膜24上にアルミニウムからなる第2層目の配線層27を所定のパターンで形成した後、この第2層目の配線層27を覆う状態でSiN(窒化シリコン)からなる層間絶縁膜28を形成する。さらに、層間絶縁膜28に孔開けして上記開口部25を同軸状に延長させるとともに、ビアホール29を形成した後、層間絶縁膜28上にアルミニウムからなる第3層目の配線層30を所定のパターンで形成する。そして最後は、第3層目の配線層30を覆うように層間絶縁膜28上にパッシベーション膜(保護膜)31を形成する。これにより、第1層目の配線層23、第2層目の配線層27及び第3層目の配線層30からなる多層配線構造を有する実装基板2が得られるとともに、最上層となる第3層目の配線層30よりも下層の第1層目の配線層23に通じる凹状のバンプ接合部7が形成される。
以上のようにして半導体チップ1と実装基板2を作成したら、これら2つの実装対象物をボンダーに供給して実装作業を行う。その際、半導体チップ1については、バンプ3が下向きとなるようにボンダーのチャックアームで保持する。また、実装基板2については、バンプ接合部7が上向きとなるようにボンダーのステージ上に保持する。これにより、半導体チップ1と実装基板2とを互いに対向させるとともに、その対向部分でバンプ3とバンプ接合部7とを向かい合わせる。そして、この状態で画像認識等により半導体チップ1と実装基板2との位置決めを行った後、例えばチャックアームの下降動作によって半導体チップ1と実装基板2とを互いに接近移動させる。
このとき、半導体チップ1と実装基板2との接近移動に伴い、バンプ3をバンプ接合部7に嵌合させる。これにより、半導体チップ1と実装基板2とが凹凸による噛み合わせによって自己整合的に位置合わせされる。そのため、半導体チップ1を実装基板2に実装する際のチップの横ずれを防止できるとともに、両者の相対的な位置合わせをバンプ3とバンプ接合部7との嵌合により正確に行うことができる。また、実装基板2を多層配線構造とし、その下層配線8に通じるように凹状のバンプ接合部7を形成するため、特別な処理工程を設けなくても、十分な凹み寸法を確保することができる。したがって、バンプ接合部7を形成するにあたって特別な処理工程を設ける必要がない。さらに、電気的接続のためのバンプ3を、半導体チップ1と実装基板2の位置合わせに用いるため、別途、位置合わせ用の突起等を形成する必要がない。よって、製造工程が複雑化することがない。
ちなみに、バンプ3とバンプ接合部7との良好な嵌合状態を得るには、上記図1に示すようにバンプ接合部7の深さ寸法Dがバンプ3の高さ寸法Hの約1/2となるように、バンプ接合部7及びバンプ3を形成することが望ましい。また、バンプ接合部7の内径は、バンプ3の直径にボンダーの無荷重時の位置ズレ量(位置決めのマージン)を加算した値に設定することが望ましい。
さらに、バンプ3とバンプ接合部7との嵌合時に、バンプ3を接合用の金属層9に接触させることにより、その接触界面で、はんだと接合用金属との合金化が容易に行われる。したがって、最終的に図2に示すようにバンプ3を介して半導体チップ1と実装基板3とを電気的かつ機械的に接続するにあたり、バンプ3とバンプ接合部7との間に安定した接合状態を得ることができる。ちなみに、バンプ3は、ボンダーによる加熱作用と加圧作用によってバンプ接合部7に接合される。その際、必要に応じて超音波振動を印加してもよい。
このようにして得られた半導体装置においては、半導体チップ1のバンプ3を実装基板2のバンプ接合部7に嵌合させた状態で半導体チップ1と実装基板2とを電気的かつ機械的に接続したものとなる。したがって、半導体チップ1と実装基板2との電気的接続部分でオープン不良やショート不良などが発生しない。したがって、電気特性などの点で信頼性の高い半導体装置を得ることができる。
なお、上記実施形態においては、半導体チップ1上で、実装基板2と電気的に接続される全ての箇所にバンプ3を形成するものとしたが、これに加えて電気的接続用とは別に、アライメント用として半導体チップ1のコーナ部(四隅)に上記同様の形状及び方法でバンプ3を形成し、これに対応して実装基板2に凹状のバンプ接合部7を形成することにより、半導体チップ1内に十分な凹凸の噛み合わせ部を設けて実装基板2との位置合わせ精度を高めるようにしてもよい。
また、上記実施形態においては、それぞれ実装対象物となる半導体チップ1と実装基板2のうち、半導体チップ1にバンプ3を形成し、このバンプ3に対応して実装基板2にバンプ接合部7を形成するものとしたが、本発明はこれに限らず、図4に示すように、実装基板2にバンプ41を形成し、このバンプ41に対応して半導体チップ1にバンプ接合部42を形成するものとしてもよい。
さらに詳述すると、実装基板2には、例えばアルミニウム等からなる電極パッド43に、バリアメタル44を介してはんだ材をメッキあるいは蒸着法等で供給した後、リフローによってはんだ材を半球状に成形することにより、バンプ41を形成する。これに対して、半導体チップ1には、上記バンプ41との接続部に凹状のバンプ接合部42を形成する。この場合、半導体チップ1は2層以上の多層配線構造を有するものとする。そして、バンプ接合部42は、最上層の配線層となるテストパッド6よりも下層となる下層配線45に通じるように凹状に形成する。また、バンプ接合部42の底部には、下層配線45の表面を覆うように接合用の金属層46を形成する。金属層46は、バンプ41との接合性を高めるために形成されるものである。
ここで、凹状のバンプ接合部42を有する半導体チップ1の作成方法について説明する。先ず、図5(A)に示すように、半導体チップ1のベースとなるシリコン基板50上にトランジスタ部51を形成した後、このトランジスタ部51を覆う層間絶縁膜52上に第1層目の配線層53を所定のパターンで形成し、さらに第1層目の配線層53を覆う層間絶縁膜54上に第2層目の配線層55を所定のパターンで形成する。次に、図5(B)に示すように、第2層目の配線層55を覆うように層間絶縁膜56を形成した後、この層間絶縁膜56上に第3層目の配線層57を所定のパターンで形成し、かつ第2層目の配線層55の形成部位で層間絶縁膜56に開口部58を形成する。
続いて、図6(A)に示すように、第3層目の配線層57を覆うように層間絶縁膜59を形成した後、この層間絶縁膜59上に第4層目(最上層)の配線層60を所定のパターンで形成し、さらに第4層目の配線層60を覆うように層間絶縁膜61を形成した後、最終保護層となるパッシベーション膜62を形成する。その際、上記第2層目の配線層55の形成部位で、各々の層間絶縁膜56,59,61及びパッシベーション膜62を同軸状に貫通するように上記開口部58を延長させることにより、半導体チップ1上に凹状のバンプ接合部42が形成される。その後、必要に応じて、例えば図6(B)に示すようにバンプ接合部42の底部に第2層目の配線層55を覆うように接合用の金属層63を形成する。この金属層63は、例えば無電界選択メッキによるニッケルと無電界メッキによる金の2層構造とする。また、他の例として、例えば図6(C)に示すように凹状のバンプ接合部42の底部と側壁部に接合用の金属層64を形成する。この金属層64は、例えばスパッタ法やCVD(Chemical Vapor Deposition)法による銅とチタンの積層膜に、無電界メッキによるニッケル層を積層し、かつCMP(化学的機械研磨)による平坦化処理によって不要な成膜材料を取り除くことにより形成する。
以上のようにして得られた半導体チップ1と実装基板2をボンダーに供給して実装作業を行う場合は、バンプ接合部42が下向きとなるようにボンダーのチャックアームで半導体チップ1を保持するとともに、バンプ41が上向きとなるように実装基板2をボンダーのステージ上に保持する。これにより、半導体チップ1と実装基板2とを互いに対向させるとともに、その対向部分でバンプ接合部42とバンプ41とを向かい合わせる。そして、この状態で画像認識等により半導体チップ1と実装基板2との位置決めを行った後、例えばチャックアームの下降動作によって半導体チップ1と実装基板2とを互いに接近移動させる。
このとき、半導体チップ1と実装基板2との接近移動に伴い、バンプ接合部42をバンプ41に嵌合させる。これにより、半導体チップ1と実装基板2とが凹凸による噛み合わせによって自己整合的に位置合わせされる。そのため、半導体チップ1を実装基板2に実装する際のチップの横ずれを防止できるとともに、両者の相対的な位置合わせをバンプ41とバンプ接合部7との嵌合により正確に行うことができる。また、半導体チップ1を多層配線構造とし、その下層配線45に通じるように凹状のバンプ接合部42を形成するため、特別な処理工程を設けなくても、十分な凹み寸法を確保することができる。したがって、バンプ接合部42を形成するにあたって特別な処理工程を設ける必要がない。さらに、電気的接続のためのバンプ41を、半導体チップ1と実装基板2の位置合わせに用いるため、別途、位置合わせ用の突起等を形成する必要がない。よって、製造工程が複雑化することがない。
ちなみに、この場合もバンプ41とバンプ接合部42との良好な嵌合状態を得るために、バンプ接合部42の深さ寸法がバンプ41の高さ寸法の約1/2となるように、バンプ41及びバンプ接合部42を形成することが望ましい。また、バンプ接合部42の内径は、バンプ41の直径にボンダーの無荷重時の位置ズレ量(位置決めのマージン)を加算した値に設定することが望ましい。
さらに、バンプ41とバンプ接合部42との嵌合時に、バンプ41を接合用の金属層46に接触させることにより、その接触界面で、はんだと接続用金属との合金化が容易に行われる。したがって、最終的にバンプ41を介して半導体チップ1と実装基板2とを電気的かつ機械的に接続するにあたり、バンプ41とバンプ接合部42との間に安定した接合状態を得ることができる。
このようにして得られた半導体装置においては、半導体チップ1のバンプ接合部42を実装基板2のバンプ41に嵌合させた状態で半導体チップ1と実装基板2とを電気的かつ機械的に接続したものとなる。したがって、半導体チップ1と実装基板2との電気的接続部分でオープン不良やショート不良などが発生しない。したがって、電気特性などの点で信頼性の高い半導体装置を得ることができる。
半導体チップを実装基板に実装する前の状態を示す要部断面図である。 半導体チップを実装基板に実装した後の状態を示す要部断面図である。 凹状のバンプ接合部を有する実装基板の作成方法を説明する図である。 本発明の他の実施形態として、半導体チップを実装基板に実装する前の状態を示す要部断面図である。 凹状のバンプ接合部を有する半導体チップの作成方法を説明する図(その1)である。 凹状のバンプ接合部を有する半導体チップの作成方法を説明する図(その2)である。
符号の説明
1…半導体チップ、2…実装基板、3,41…バンプ、7,42…バンプ接合部、8,45…下層配線、9,46…金属層

Claims (2)

  1. 半導体チップを実装基板に実装する実装工程を有し、
    前記実装工程は、前記半導体チップ及び前記実装基板の2つの実装対象物のうち、一方の実装対象物にバンプを形成するバンプ形成工程と、他方の実装対象物を多層配線構造とし、かつ前記他方の実装対象物に下層配線に通じる凹状のバンプ接合部を形成するバンプ接合部形成工程とを含み、
    前記バンプ接合部形成工程は、
    前記他方の実装対象物のベースとなる基板上に第1の層間絶縁膜を形成した後、当該第1の層間絶縁膜上に第1の配線層を形成する工程と、
    前記第1の層間絶縁膜上に前記第1の配線層を覆う状態で第2の層間絶縁膜を形成した後、当該第2の層間絶縁膜に開口部を形成するとともに、当該第2の層間絶縁膜上に第2の配線層を形成する工程と、
    前記第2の層間絶縁膜上に前記第2の配線層を覆う状態で第3の層間絶縁膜を形成した後、当該第3の層間絶縁膜に孔開けして前記開口部を同軸上に延長させることにより、前記第1の配線層に通じる凹状のバンプ接合部を形成する工程とを有する
    半導体装置の製造方法。
  2. 半導体チップを実装基板に実装する実装工程を有し、
    前記実装工程は、前記半導体チップ及び前記実装基板の2つの実装対象物のうち、一方の実装対象物にバンプを形成するバンプ形成工程と、他方の実装対象物を多層配線構造とし、かつ前記他方の実装対象物に下層配線に通じる凹状のバンプ接合部を形成するバンプ接合部形成工程とを含み、
    前記バンプ接合部形成工程は、
    前記他方の実装対象物のベースとなる基板の第1の層間絶縁膜上に第1の配線層を形成する工程と、
    前記第1の配線層を覆う第2の層間絶縁膜上に第2の配線層を形成する工程と、
    前記第2の配線層を覆うように第3の層間絶縁膜を形成した後、当該第3の層間絶縁膜上に第3の配線層を形成し、かつ前記第2の配線層の形成部位で前記第3の層間絶縁膜に開口部を形成する工程と、
    前記第3の配線層を覆うように第4の層間絶縁膜を形成した後、当該第4の層間絶縁膜上に第4の配線層を形成する工程と、
    前記第4の配線層を覆うように第5の層間絶縁膜を形成する工程と、
    前記第2の配線層の形成部位で前記第3の層間絶縁膜、前記第4の層間絶縁膜及び前記第5の層間絶縁膜を同軸上に貫通するように前記開口部を延長させることにより、前記第2の配線層に通じる凹状のバンプ接合部を形成する工程とを有する
    半導体装置の製造方法。
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