JP4238009B2 - キャッシュレジスタにおける盗難防止装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、キャッシュレジスタの盗難防止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のキャッシュレジスタにおける盗難防止装置にあっては、レジスタのドロアが開放した状態を示すドロア開放スイッチと、オペレータがレジスタを操作する持場となるべき空間におけるオペレータ不在の状態を検知する発光素子およびフォトトランジスタとで構成されており、上記ドロア開放スイッチおよびフォトトランジスタによる検出信号がアンド回路に印加され、ドロアが開放した状態においてオペレータが持場を離れたとき、報音が行われるものであった(特許文献1参照)。
【0003】
また、他の従来例としては、無線発信器と警報装置本体部とで構成され、本体部には反射型光センサと、受信回路および警戒/解除制御回路が設けられた警報装置があった(特許文献2参照)。これは、オペレータが持場を離れた状況で警戒状態となり、この状態で不審者がキャッシュレジスタに近寄るときに警報を発する構成であり、本発明の発明者が開発したものである。
【0004】
【特許文献1】
実願昭57−186093号 2頁5行目〜5頁17行目
【特許文献2】
特開平9−265578号
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術は、いずれも盗難そのものを報知するものではなく、その発生を未然に防止するための装置であって、キャッシュレジスタのオペレータが持場を離れたときに所定の条件下で作動するように構成されているため、盗難が発生していない状況下であっても、盗難に近い状況下において警報を発することとなり、盗難の未然防止に役立つものであるが、盗難が発生していることを知らせる報知と、その他の状況を知らせる報知とを区別することができなかった。
【0006】
つまり、上記従来技術のうちの前者にあっては、ドロアが開放した状況下において発光素子の光がフォトトランジスタに入射されると報音が発せられる、オペレータによる監視が十分な場合であっても、オペレータが瞬間的に持場を離れることにより報音が発せられていた。また、オペレータが持場を離れない場合では、オペレータの目を盗んでドロアを開放し、この中から金銭を抜き取るような行為に対しては機能せず、上記後者の従来技術にあっても、警戒状態が解除されている状況下では機能しないものであった。また、休日や夜間等における侵入者によってキャッシュレジスタのドロアが開けられ、またはその者によってキャッシュレジスタ全体を持ち出される場合には、何らの対応もできなかった。
【0007】
本発明は、上記諸点にかんがみてなされたものであって、その目的とするところは、開店時間中にあっては、オペレータの注意が逸れている間に金銭を窃取する場合に報知し、また、休日または夜間等の閉店時間中にあっては、ドロアを開けまたはキャッシュレジスタを移動させるときに報知することのできる盗難防止装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明は、金銭収納部とレジスタ本体部とからなるキャッシュレジスタにおいて、上記金銭収納部のうちドロア表面に警報装置が設置される盗難防止装置であって、上記警報装置の外部を構成する警報装置本体に接着手段が備えられて該警報装置がドロア表面に接着され、上記警報装置の内部には、振動センサと、この振動センサが振動を感知したとき警報を発する報知手段とが設けられ、上記報知手段は、増幅回路および警報器で構成されるとともに、上記振動センサに接続されるコントローラから出力される信号により作動する警報音発生回路に接続されてなることを特徴とするキャッシュレジスタにおける盗難防止装置を要旨とするものである。
【0009】
また、本発明は、金銭収納部とレジスタ本体部とからなるキャッシュレジスタにおいて、上記金銭収納部のうちドロア表面に警報装置が設置される盗難防止装置であって、上記警報装置の外部を構成する警報装置本体に接着手段が備えられて該警報装置がドロア表面に接着され、上記警報装置の内部には、振動センサと、この振動センサが振動を感知したとき警報を発する報知手段と、バッテリとが設けられ、上記報知手段は、増幅回路および警報器で構成されるとともに、上記振動センサに接続され、かつ保持回路を有するコントローラから出力される信号により作動する警報音発生回路と、この警報音発生回路とは異なる外部出力回路とに接続されてなることを特徴とするキャッシュレジスタにおける盗難防止装置をも要旨としている。
【0010】
上記において、外部出力回路に接続される報知手段としては、電話回線を通じて警報状態を報知する発信装置とすることができる。
【0011】
また、振動センサとしては、振動により移動する移動導体を備えた振動センサを使用することができ、この場合、上記移動導体が移動するとき、電極を導通状態とすることにより振動を感知することができる。また、圧電素子を有する振動センサを使用することもできる。この場合。上記圧電素子が歪みを受けたときに発生する起電力により振動を感知することができるものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。本実施形態は、図1に示すように、キャッシュレジスタ1の金銭収納部2におけるドロア3に警報装置4が設置されたものであって、その内部には振動センサと、この振動センサが振動を感知したとき警報を発する報知手段が設けられている。振動センサは、球状の移動導体が電極間に配置され、振動により移動する上記移動導体が電極間を導通する構造であり、上記振動センサを作動させる場合は電源供給を可能にし、作動させない場合は電源供給を停止することにより、警報装置4のON・OFFを操作することができる。これらの電源供給に必要な電源としてバッテリが内蔵されている。また、上記警報装置4の外部を構成する警報装置本体には、接着剤等の接着手段が備えられており、キャッシュレジスタ1のドロア3の表面のほか、金銭収納部2を構成する枠体(ドロア3が収納される部分)の側面にも接着できるようになっている。
【0013】
上記警報装置4は、図2(a)に示すように、振動センサ5に接続されるコントローラ6から出力される信号により報知信号出力手段7が作動するようになっている。上記コントローラ6は、振動センサ5から発生される出力信号が所定時間を超えて当該コントローラに入力するとき、ドロア3が開放されたと判断して報知信号出力手段7を作動させるものである。また、報知信号出力手段7は、報知音発生回路71によって構成され、この報知信号発生回路71には、増幅回路81および警報器82で構成される報知手段8が接続されている。この報知手段8により、上記報知音発生回路71が発生させる報知音を警報器82から出力できるものである。また、上記報知信号出力手段7には、上記報知音発生回路71とは別の外部出力回路72が構成されており、この外部出力回路72に警報ランプを接続すれば、コントローラ6から出力される信号によって警報ランプを点灯させることが可能となり、また、自動発信装置を接続すれば、上記信号の出力により電話回線を通じて報知情報を発信させることが可能となっている。
【0014】
また、コントローラ6は、図2(b)に示すように、振動センサが振動を感知したとき、その信号を警報状態として認識するとともに、当該警報状態を保持する保持回路61が設けられており、振動を検知した状態から振動を検知しない状態に移行した後であっても、保持回路61をリセットするまでは、警報状態として報知信号出力手段7に対する信号の出力を継続するものである。なお、電源供給回路のスイッチ操作により、電源供給を停止および再供給することにより、上記保持回路61をリセットすることができるものである。また、上記電源供給回路は、警報装置4に内蔵するバッテリに接続されており、外部電源を使用しない構成になっている。内蔵バッテリの残存容量を表示するLEDを警報装置4のケースに設けることにより、適宜充電時期または交換時期等を確認することも可能となる。
【0015】
ここで、一般的なキャッシュレジスタ1の金銭収納部2は、ドロア3がスライド式に移動して収納される構成となっている。この金銭収納部2の内部には、ドロア3が開放方向に付勢される図示せぬバネが設けられており、また、ドロア3の一部を閉鎖状態で係止するための図示せぬ係止部材が設けられているのである。従って、上記バネの付勢力に抗してドロア3をスライドさせることにより当該ドロア3を収納させることができ、上記係止部材の係止によってドロア3を収納状態に維持することができるのである。また、上記ドロア3を開放する場合は、上記係止部材による係止を解除することにより、上記バネの付勢によって、ドロア3がスライドするのである。なお、係止部材としては、マグネットによる磁着方法が採用されており、この磁着を解除するための機構として、マグネットを移動させるものがある。上記係止部材の係止を解除するための操作は、レジスタ本体部11のテンキー12によって行われるのである。また、金銭収納部2の開口側およびドロア3の奥側には、両者が当接できる停止手段が設けられており、開放するドロア3のスライドが、所定の位置(ドロア3が十分に開放する位置)で停止できるようになっている。
【0016】
ドロア3の開放は、係止部材による係止が解除された後、バネの付勢によってスライドされることによるため、完全に開放状態となるまでに時間的なロスが発生する。しかも、収納状態において停止しているドロア3がスライドを開始した直後の速度は非常に遅いものであるが、その後、スライドするドロア3は、加速度を増した後に所定の開放位置で強制的に停止させられるのである。
【0017】
本実施形態は、既述のとおり、警報装置4がキャッシュレジスタ1における金銭収納部2のドロア3に設置されたものであるが、これは、上記のようなキャッシュレジスタ1の構造上の特徴を最大限に利用するためである。即ち、図1に示したように、警報装置4を金銭収納部2のドロア3に設置した場合、ドロア3がスライドを開始することにより、ドロア3に装着されている警報装置4およびその内部に設けられる振動センサ5の本体部分がドロア3と一緒に移動するのに対し、振動センサ5に内蔵されている移動導体は、慣性力によって振動センサ5の内部を後方に移動することとなるのである。この移動導体の移動により、振動センサ内部の電極間を導通させ、振動センサが振動を感知することに至り、ドロア3が十分に開放する前に報知手段8が作動するのである。
【0018】
さらに、上述のとおり、ドロア3は、バネの付勢力により加速度を増した後に強制的に停止されるため、大きく衝撃を受けることとなる。そこで、仮に、ドロア3の開放直後における振動センサ5の移動導体が十分に移動せず、振動センサ5が振動を感知できなかったとしても、ドロア3のスライド停止時の衝撃により、再度振動センサ5による振動の感知機会が与えられるものである。また、この種の衝撃をも緩和され、振動センサ5が感知しなかったとしても、開放された状態のドロア3は、片側のみが支持された不安定な状態であるため、金銭を窃取するためにドロア3に触れることによっても、当該ドロア3が容易に振動することとなり、この振動によって三度振動センサ5による感知の機会が与えられるのである。
【0019】
このように、警報装置4がドロア3に取り付けられたことによって、振動を感知する機会を何度も得ることができ、しかも、これら振動感知機会のうち1回でも振動を感知し、コントローラ6に振動を感知した信号が送られれば、振動状態であることが保持されるのであるから、報知手段が継続的に作動するのであり、不正なドロア3の開放および窃取行為を報知することができるのである。
【0020】
また、警報装置4を金銭収納部2を構成する枠体の側面に装着した場合にあっては、ドロア3を開放するためには、既述の係止部材による係止を解除させる必要があり、この係止部材の解除のための操作は、金銭収納部2の内側壁面において操作されるため、このときに発生する振動を感知することによって報知手段8を作動させることができるのである。また、上記ドロア3に警報装置4を装着した態様と同様に、ドロア3のスライドが停止するとき、および、ドロア3の内部から金銭を取り出すときにおいても振動が発生するため、振動センサ5による振動の感知機会が三度与えられるのである。
【0021】
なお、警報装置4を金銭収納部2の枠体に装着する場合と、ドロア3に設ける場合とでは、当該警報装置4に伝わる振動が異なることが予想される。そこで、本実施形態の警報装置では、振動センサ5から出力される信号がコントローラ6に入力する時間に応じ、報知手段等の作動条件を調整可能にしているのである。即ち、金銭収納部2の枠体に警報装置4を設置する場合は、振動センサ5からの信号入力時間が比較的短い状態でドロア3が開放したと判断させ、ドロア3に警報装置4を設置する場合は、振動センサ5からの信号入力時間が比較的長い状態でドロア3が開放したと判断させるのである。
【0022】
本実施形態は上記のような構成であるから、キャッシュレジスタ1の近傍にオペレータが存在し、警報装置4を作動状態としている場合において、例えば、このオペレータがキャッシュレジスタ1から注意を逸らした時を見計らって、窃盗者がキャッシュレジスタに収納されている現金を窃取しようとする場合、窃盗者は、テンキー12を操作するなどして、ドロア3を開放しなければならない。しかし、開放のためにスライドを開始したドロア3の状態は、振動センサ5によって感知されることとなるのである。この振動センサ5からの信号により報知手段8による報知が開始すれば、ドロア3を開放できたとしても現金の窃取を困難にするものである。
【0023】
しかも、ドロア3が移動した時点で、振動センサ5がその移動を感知し、報知手段8による報知音やその他の報知により、オペレータがドロア3の開放を知ることとなるため、即座に対応することが可能となる。さらに、上記報知手段8は、ドロア3がスライドを開始すると同時に作動する場合、ドロア3が未だ完全に開放状態となる前から報知音等が発せられることとなり、この報知音等は窃取を試みている者に対しても報知されることから、ドロア3が開放したとしても、窃盗者が金銭の窃取を諦めることを期待することができる。
【0024】
また、夜間においても、侵入した窃盗者がドロア3を開放するとき、報知手段8が作動することとなることは当然であり、この報知手段8の作動と同時に外部出力回路72に接続された通報手段によって、所有者、警部会社または所轄の警察署等に通報することが可能となるのである。さらに、侵入した窃盗者によっては、キャッシュレジスタ1の設置場所でドロア3を開放することなく、キャッシュレジスタ1の全体を盗み出す場合もあるが、キャッシュレジスタ1を移動するためには、その金銭収納部2に収納されるドロア3を同時に移動させることとなり、このような場合であっても振動センサ5に振動を与えることとなり、報知手段8等が作動することとなるのである。なお、このようにキャッシュレジスタ1の全体を盗み出される場合は、当該キャッシュレジスタ1に電源を供給するケーブルがコンセントから抜き取られるため、本実施形態では、キャッシュレジスタ1から電源供給するものではなく、盗難防止装置4にはバッテリが内蔵される構成としているのである。
【0025】
さらに、本実施形態は、外部からの侵入者等に対する防衛装置に限らず、内部における横領に対して防衛するために使用することができるものである。即ち、多数の者が同一のキャッシュレジスタを使用する場合、金銭収納部に収納した現金が紛失したとしても、その原因が窃盗、釣り銭詐欺または横領のいずれであるのかが判然としなかった。本実施形態の盗難防止装置4を使用することにより、窃盗防止のほかに、横領を防止することも可能となる。これは、複数のオペレータに対して、一人に1台の盗難防止装置4を付与し、これらの装置4についてのスイッチ操作を異なる鍵で操作できるように構成するのである。キャッシュレジスタ1は、同じものであっても、ドロア3に設置する警報装置4が異なるため、内部の者がオペレータとしての担当時間外に、キャッシュレジスタ1を操作した場合、警報装置4が作動することとなるのである。なお、このような装置を使用することにより、警報装置4が作動状態となっていない場合であっても、内部の者が横領することを躊躇させることができるので、犯行を未然に防止することが可能となる。
【0026】
本実施形態は以上のとおりであるが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の態様をとることができるものである。例えば、振動センサ5は、各種構成の振動センサが考えられ、上記実施形態における移動導体が移動することによって導通させ、この導通により信号を発生する構成のほか、圧電素子を使用する振動センサを使用することが可能である。周知のとおり、圧電素子はひずみを受けることによって起電力を発生するものであるから、この圧電素子にひずみを与える錘を設け、この錘に慣性力等が付与することによって圧電素子が起電力を発生させるような構成の振動センサを使用することができる。この種の振動センサにおいても、上記実施形態におけるドロア3のスライド開始による慣性力を感知することが可能となるので、上記実施形態と同様の効果を得ることができるのである。
【0027】
また、上記実施形態における警報装置4は、電源供給回路からの電源供給の有無によって、作動状態とその解除とを切り替えるように構成しているが、他の回路の導通と切断とによっても切り替えが可能である。そして、これらの切り替えには、簡単には、警報装置4の本体にスイッチを設けることにより操作でき、このスイッチの操作のために、オペレータが所持する鍵を使用する構成とすれば、オペレータ以外の者が報知手段8の作動を停止することができないものとなる。また、このスイッチ操作を機械的に行う方法のほか、無線で操作させる構成とすることもでき、この場合、オペレータによるスイッチ操作の手間を簡略にすることが可能となる。
【0028】
また、上記実施形態の警報装置4をドロア3の内部に装着する構成とすることも可能である。この場合、警報装置4を作動させるスイッチをONにしてから、現実に装置が作動するまでに、タイムラグを設ける必要がある。即ち、ドロア3の内部に設置した警報装置4を作動させた後にドロア3を閉鎖させることとなるため、この閉鎖による振動が振動センサ5により感知され、報知手段8が作動することを防止するためである。なお、正確には、金銭収納部2の側面またはドロア3の表面に警報装置4を設置した場合であっても、装置のスイッチをONにした後、数秒間は作動しない構成となっているのである。これは、スイッチ操作により発生する振動によって警報装置4を作動させないためである。
【0029】
上記のようなドロア3の内部に警報装置4を設置する構成は、専ら夜間または休日等のような無人となった店舗や、キャッシュレジスタ1を長時間使用しない場合の盗難防止に使用される。即ち、営業時間中はキャッシュレジスタ1を頻繁に使用するような場合、専属のオペレータがキャッシュレジスタの操作のみを担当する場面が多く、盗難の発生可能性が非常に少ないうえに、警報装置の設定・解除が逆に手間となるため、当該専属オペレータがキャッシュレジスタの操作をしない夜間または休日等においてのみ盗難を防止すればよいからである。なお、ドロア3の内部に警報装置4を設ける構成の場合は、キャッシュレジスタの外部から警報装置4の設置を目視できないことから、担当するオペレータ以外の内部者が横領しようとする場合、警報装置4の存在に気付かないため、このような犯行を発見することができるものである。
【0030】
【発明の効果】
以上のとおり、本発明によれば、オペレータがキャッシュレジスタを操作しない状況において、警報装置を作動状態とすることにより、ドロアを開放させることによる当該ドロアの振動を感知し、ドロアの不正な開放を報知させることができる。この報知は、少なくともキャッシュレジスタの操作を担当しているオペレータ以外の者がドロアを開放したことを意味するため、明らかに不審な行為に反応するため、盗難には無関係な報知がなされることがない。また、外部からの侵入者に限らず他のオペレータや関係者であっても、不正なドロアの開放により報知手段が作動するので、内部関係者による横領行為をも抑制することができる。
【0031】
また、休日や夜間のように無人の状態においても、ドロアの開放またはキャッシュレジスタ本体の移動により報知手段が作動するので、営業時間外における盗難防止に寄与することとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を設置したキャッシュレジスタの斜視図である。
【図2】実施形態の構成を示す説明図である。
【符号の説明】
1 キャッシュレジスタ
2 金銭収納部
3 ドロア
4 盗難防止装置
5 振動センサ
6 コントローラ
7 報知信号出力手段
8 報知手段
11 レジスタ部
12 テンキー
61 保持回路
71 報知音発生回路
72 外部出力回路
82 警報器

Claims (5)

  1. 金銭収納部とレジスタ本体部とからなるキャッシュレジスタにおいて、上記金銭収納部のうちドロア表面に警報装置が設置される盗難防止装置であって、上記警報装置の外部を構成する警報装置本体に接着手段が備えられて該警報装置がドロア表面に接着され、上記警報装置の内部には、振動センサと、この振動センサが振動を感知したとき警報を発する報知手段とが設けられ、上記報知手段は、増幅回路および警報器で構成されるとともに、上記振動センサに接続されるコントローラから出力される信号により作動する警報音発生回路に接続されてなることを特徴とするキャッシュレジスタにおける盗難防止装置。
  2. 金銭収納部とレジスタ本体部とからなるキャッシュレジスタにおいて、上記金銭収納部のうちドロア表面に警報装置が設置される盗難防止装置であって、上記警報装置の外部を構成する警報装置本体に接着手段が備えられて該警報装置がドロア表面に接着され、上記警報装置の内部には、振動センサと、この振動センサが振動を感知したとき警報を発する報知手段と、バッテリとが設けられ、上記報知手段は、増幅回路および警報器で構成されるとともに、上記振動センサに接続され、かつ保持回路を有するコントローラから出力される信号により作動する警報音発生回路と、この警報音発生回路とは異なる外部出力回路とに接続されてなることを特徴とするキャッシュレジスタにおける盗難防止装置。
  3. 前記外部出力回路に接続される報知手段は、電話回線を通じて警報状態を報知する発信装置である請求項2記載のキャッシュレジスタにおける盗難防止装置。
  4. 前記振動センサは、振動により移動する移動導体を備えた振動センサであって、この移動導体が移動するとき、電極を導通状態とすることにより振動を感知させてなる構成とした請求項1ないし3のいずれかに記載のキャッシュレジスタにおける盗難防止装置。
  5. 前記振動センサは、圧電素子を有する振動センサであって、この圧電素子が歪みを受けたときに発生する起電力により振動を感知させてなる構成とした請求項1ないし3のいずれかに記載のキャッシュレジスタにおける盗難防止装置。
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