JP4236740B2 - 平面照明装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、導光板の側端面から入射した光をその表面部から均一な分布で出射させるようにした平面照明装置に関し、特に透過型カラー液晶を用いたディスプレィのバックライト光源として好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
透過型液晶を用いたディスプレィのいわゆるバックライト光源として使用される平面照明装置は、冷陰極管(CFL)などの光源ランプからの光を透明な導光板の側端面からこの導光板内に導き、導光板内での光の反射を利用して導光板の表面全域からこの光を均一に出射させるようにしたものである。このような平面照明装置が使用される透過型液晶ディスプレィの特性を考慮した場合、この平面照明装置に要求される機能としては、全体として薄板状であること、および光源ランプの消費電力を極力抑えるものであることの他に、全体に亙って均一な光を出射させることが特に重要である。
【0003】
このような目的のため、消費電力の大きなCFLに代えて照明光の輝度の高い発光ダイオード(LED)や半導体レーザ(LD)などを光源として利用することが実用化されつつある。この場合、LEDやLDは、照明光の波長帯域が極めて限られてた単色光源であるため、これをカラーディスプレィに対してそのまま利用することは、特殊な用途以外不可能であり、一般的にはカラー用ディスプレィに対して使用できるように白色光に変換しなければならないので、例えばLEDの場合にはその反射ケース内に収容されるLEDに対し、このLEDから投射される照明光を波長変換する蛍光物質を含む透明樹脂によりモールドすることが行われている。
【0004】
この他、特開平7−176794号公報に開示されているように、導光板の裏面部に白色粉末と青色LEDから投射される照明光によって励起されて蛍光を発する蛍光物質とを混合した蛍光散乱部を設け、青色発光ダイオードの発光色と蛍光物質による発光色とを混色して白色光を得ることも可能である。
【0005】
また、特開平8−7614号公報に閉示されているように、裏面部に白色粉末を塗布することによって形成した散乱層を有する導光板の表面に青色LEDから投射される照明光により励起されて蛍光を発する蛍光物質を含む透明フィルムを接合し、青色LEDの発光色と透明フィルム中の蛍光物質による発光色とを混色して白色光を得ることも周知である。
【0006】
さらに、特開平9−73807号公報に開示されているように、LEDから投射される照明光により励起されて蛍光を発する蛍光物質を含む弾性体を導光板の側端面側に設け、LEDの発光色と弾性体中の蛍光物質による発光色とを混色して白色光を得ることも知られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
蛍光物質を含む透明樹脂によってLEDを反射ケース内にモールドしたものでは、蛍光物質がLEDの直近にあるため、このLEDからの光エネルギによって蛍光物質の劣化が著しく早く進んでしまい、光源としての実質的な寿命が大幅に短くなってしまうという不具合があった。
【0008】
また、特開平7−176794号公報に開示された方法では、LED本来の青色光と、赤色蛍光物質および緑色蛍光物質による赤色蛍光および緑色蛍光とを合成したり、あるいはLEDの青色光と橙色蛍光物質による燈色蛍光とを合成して得られる白色光を散乱させるようにしているため、蛍光物質が導光板の裏面部に均一に塗布されていると、光源であるLEDから導光板の表面部までの距離によって、導光板の表面部から出射する白色光の輝度分布が異なってしまう問題が生ずる。このような不具合を解消するために蛍光散乱部の分布をLEDに近いほど減少させた場合には、導光板の表面部から出射する照明光がLEDに近い側ほど青みがかってしまい、照明光の輝度分布が均一であっても照明光の色が正常な白色光ではなくなってしまう欠点を生ずる。しかも、LEDから導光板内に入射した青色光のうち、導光板の裏面部で全反射するものに対し、導光板の裏面部で全反射せずに表面部から出射する照明光の割合が多くなるため、導光板の表面から出射する照明光が全体として青っぽくなってしまう不具合があった。
【0009】
特開平8−7614号公報に開示された方法では、LEDからの青色光が透明フィルムを透過する構造のため、蛍光量を増大させる目的で透明フィルム中に多量の蛍光物質を含ませると、逆に青色光の透過量が減少してしまい、得られる照明光の色バランスがくずれたり、照明光の全体的な光量が不足してしまうおそれがあった。
【0010】
さらに、特開平9−73807号公報に開示された方法では、導光板の表面部や裏面部に対して面積の小さな側端面側に蛍光物質を含む弾性体を設けているため、導光板の側端面に入射する光量が相対的に不足気味となる上に蛍光物質による発光量が少なく、導光板の表面部から出射する照明光の色バランスにむらが生じて均一な分布の白色光を得ることが困難となる。このような不具合を回避するためには導光板の板厚をかなり厚くしなければならず、これに伴う吸収作用が増大して今度は照明効率が低下する。
【0011】
【発明の目的】
本発明の目的は、LEDなどの単色光源を照明光源として使用した場合、導光板の表面部から出射する照明光の輝度分布が均一であって、その出射方向や光量などの調整が容易であり、しかも色バランスが良好な白色光を得ることができる平面照明装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は、光が出射する表面部,この表面部の反対側に位置する裏面部,照明光を入射させるための入射端面部を有する導光板と、この導光板の前記裏面部から窪んだ状態でランダムに設けられ、前記入射端面部から前記導光板内に入射した照明光を前記裏面部から出射させるための複数の光出射部と、前記導光板の前記入射端面部に向けて照明光を投射する光源と、前記導光板の前記裏面部に対向して設けられ、この裏面部から出射した照明光を反射して当該裏面部から再び前記導光板内に入射させるための光反射シートと、この光反射シートの表面に設けられ、前記導光板の前記裏面部から出射した照明光の色温度を変換するための色温度変換部とを具え、前記複数の光出射部は、前記裏面部に対して垂直に投影した輪郭形状が三角形をなす一対の対称な垂直錐面と傾斜錐面とをそれぞれ有し、前記傾斜錐面の底辺が前記入射端面部とほぼ平行に設定され、この底辺に対して前記傾斜錐面の頂点が前記入射端面部側に位置していることを特徴とする平面照明装置にある。
【0016】
本発明によると、光源からの照明光は、導光板の入射端面部から導光板内に入射し、表面部と裏面部との間で全反射を繰り返しながら導光板内を伝播するが、光源から導光板内に入射した光のほとんどが光出射部により裏面部から導光板の外側に出射する。
【0017】
この裏面部から導光板の外側に出射した光は、光反射シートによって拡散光となって再び裏面部から導光板内に入射するが、その一部が色温度変換部によって光源と異なる色温度に変換され、これが変換されない光と混色した状態で裏面部から再び導光板内に入射し、最終的に導光板の表面部からすべて出射する。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明による平面照明装置において、入射端面部から導光板内に入射した照明光を表面部から出射させるための複数の第2の光出射部を導光板の表面部に設けるようにしてもよく、この場合には、主として第2の光出射部にて導光板の表面部から出射した光源からの光と、光反射シートによって裏面部から導光板内に入射し、そして表面部から出射する色温度が変換された光とが導光板の表面部の外側で混色される。また、光出射部の大きさが5μm〜150μmの範囲にあることが有効である。この場合、第2の光出射部の形状は、半球面状,円柱,円錐台,楕円柱,楕円錐台,多角錐,多角柱などを採用することができる。
【0020】
本発明による平面照明装置において、色温度変換部は導光板の裏面部から出射した照明光により励起されて蛍光を発する蛍光物質を有し、この色温度変換部は光反射シートの表面積に対して30%〜95%の面積を占めるものであってもよい。この場合、蛍光物質は蛍光顔料を含んでいてもよい。
【0021】
【実施例】
本発明による平面照明装置を透過型液晶ディスプレィのバックライト光源に応用した参考例および実施例について、図1〜図を参照しながら詳細に説明するが、本発明はこのような実施例に限らず、参考例をさらに組み合わせたり、同様な課題を内包する他の分野の技術にも応用することができる。
【0022】
本実施例による平面照明装置の断面構造を表す図1およびその分解した状態の外観を表す図2に示すように、本実施例における平面照明装置11は、矩形の板状をなす導光板12と、この導光板12の入射端面部13に沿って配置される複数個のLED14がアレイ状に組み込まれた光源15と、導光板12の入射端面部13ならびに表面部16および裏面部17以外の部分を覆う光反射シート18とを有する。
【0023】
本実施例における光源15は、窒化ガリウムや窒化インジウム・ガリウムあるいは窒化アルミニウム・ガリウム等からなる青色光を発光するLED14を用い、リフレクタの機能を有する溝形断面の絶縁ケーシング19内に複数個のLED14を透明樹脂20によって封入したものであり、絶縁ケーシング19は、変成ボリアミドやポリブチレンテレフタレートあるいは芳香族系ポリエステルなどの液晶ポリマを成形したものであり、チタン酸バリウムなどの白色粉体を混入して光反射性を持たせている。
【0024】
本実施例における導光板12は、透明なアクリル樹脂(PMMA)やポリカーボネート(PC)などで形成され、光源15からの光を導入するための入射端面部13と、この入射端面部13の反対側に位置する反射端面部21と、これら入射端面部13および反射端面部21の両側端に接続する一対の側端面部22と、これら入射端面部13および反射端面部21および一対の側端面部22で囲まれて図示しない透過型液晶ディスプレィの裏面と対向する表面部16およびその反対側に位置する裏面部17とを有する。
【0025】
本発明の参考例となる導光板12の表面部16を模式的に表す図3および図1中の矢視IV部の抽出拡大破断構造を表す図4に示すように、導光板12の表面部16には、所定曲率半径Rの球面の一部を構成する円弧面23で形成された光反射部24がランダムに配置され、これら光反射部24と透過型液晶ディスプレィを構成する個々の液晶セルとの間でモアレ縞などが発生しないように配慮しているが、後述するように光反射シート18からの方向性のない拡散光が導光板12の表面から出射するので、光反射部24を必ずしもランダムに配置する必要はない。この光反射部24は、入射端面部13から入射して導光板12内を伝播する光線Lを効率良く全反射させて裏面部17側に導くためのものであり、個々の光反射部24を肉眼にて識別できないように、その直径2rがそれぞれ150μm以下に設定されているが、これが小さすぎることによる光の拡散の問題と製造の容易性とを考慮して5μm以上であることが望ましく、この範囲に納まるようにその曲率半径Rと表面部16からの高さとを適当に設定する必要がある。一般的には、表面部16からの光反射部24の高さを5〜50μmの範囲内に納めることが望ましい。
【0026】
導光板12の入射端面部13より光源15から入射する光線Lは、導光板12の屈折率nに応じて入射角αが0≦|α|≦sin -1(1/n)を満たす範囲で進行するが、包括角度がωの円弧面23に対して全反射するためには、導光板12の臨界角をφ、円周率をπとすると、
ω≦(π/2)−α−φ
となる必要がある。但し、sin φ=1/nであり、導光板12の屈折率が1.49の場合には、その臨界角φは42°となる。
【0027】
一方、表面部16にて全反射した光線が導光板12の裏面部17から外部ヘ出射するためには、
ω≧{(π/2)−α−φ}/2
を満たす必要がある。つまり、導光板12内を伝搬する光を裏面部17から光反射シート18に向けて有効に出射させるためには、光反射部24の円弧面23の包括角度ωが
−π/36≦ω−(π/4)+(α/2)≦π/18
を満足する必要がある。
【0028】
また、光反射部24の円弧面23の曲率半径Rと、表面部16からの円弧面23の突出量との関係は、=R(1−cosω)かつR=r/sinωであるので、
{(2π/9)−(α/2)}≦ω≦{(11π/36)−(α/2)}
を満足すればよい。
【0029】
つまり、屈折率が1.49の場合、好ましい円弧部23の包括角度ωは約24度〜約48度の範囲内となり、この場合の入射角αは0度〜約24度となるので、入射角αが24度以下の光線Lは、光反射部24の円弧面23で全反射し、裏面部17から導光板12の外側に出射する。
【0030】
以上のようなことから、光源15のLED14からの出射光の角度が±24度以下となるように、絶縁ケーシング19の形状やLED14の位置などを設定することが好ましい。
【0031】
この参考例における光出射部の外観を表す図5に示すように、導光板12の裏面部17には、この裏面部17に対して垂直に投影した輪郭形状が三角形をなし、一対の対称な垂直錐面25と傾斜錐面26とを有する二等辺三角錐状の光出射部27がランダムに配置され、これら光出射部27とこの平面照明装置11を液晶ディスプレィのバックライト光源として使用した場合における液晶パネルのセルと光出射部27との間でそれぞれモアレ縞などが発生しないように配慮している。これら光出射部27は、入射端面部13とほぼ平行に設定された傾斜錐面26の底辺28に対する光出射部27の頂点29がこの底辺28よりも反射端面部21側に位置するように、それらの向きが設定されている。
【0032】
光出射部27の一対の垂直錐面25は、表面部16側から反射して光出射部27に入射した光を導光板12の外側、つまり光反射シート18の表面に向けてそれぞれ集光状態で出射させる集光出射機能を持っている。また、光出射部27の傾斜錐面26は、光反射シート18からの散乱光を導光板12内に入射させる機能を有するものであり、個々の光出射部27を肉眼にて識別できないように、各光出射部27の任意の一辺をそれぞれ150μm 以下の大きさに設定することが好ましいが、光の拡散と製造の容易性とを考慮して5μm 以上であることが望ましい。
【0033】
なお、光出射部27の垂直錐面25は、成形加工上の都合から裏面部17に対する垂直面とのなす角が0度から60度程度の抜き勾配を与えておくことが好ましい。
【0034】
裏面部17側から見た光出射部27の平面形状を表す図6に示すように、光出射部27内に入った光線Lが一対の垂直錐面25で全反射せずにここから出射するためには、裏面部17と平行な平面内を進行する光線Lを考えた場合、垂直錐面25に対する光線Lの入射角をγとすると、
γ≦sin-1(/n)
を満足する必要がある。ここで、円周率をπとすると、一対の垂直錐面25のなす角δ1は、δ1=2・{(π/2)−γ}であるから、
δ1≧π−2sin-1(/n)
となるが、実際問題として、光線Lの光路を含む平面は、裏面部17に対して傾斜しており、この平面内における一対の垂直錐面25のなす角δは、tanδ=cosα・tanδ1であるから、
δ≧tan-1[cosα・tan{π−2sin-1(1/n)}]
を満足すればよいことが判る。
【0035】
具体的には、屈折率nが1. 49のアクリル樹脂を導光板12として採用した本実施例では、δが約95度以上である必要がある。
【0036】
また、実際問題として、光線Lの光路を含む平面は裏面部17に対して傾斜しているので、これが垂直錐面25で全反射せずにここから出射するためには、
α≦(3/2)・sin-1(/n)
を満足する必要がある。ここで、α=(3/2)・sin-1(/n)の場合、本実施例における上述のδは約135度となるので、δが95度から135度の範囲に収まるように、光出射部27を形成することが好ましい。
【0037】
この参考においては、表面部16に対して裏面部17を平行に設定しているが、表面部16と裏面部17との間隔が入射端面部13側に対して反射端面部21側ほど狭くなるように、表面部16に対して裏面部17がほんの僅か(例えば0.5度から1度程度)傾斜したテーパ状に成形するようにしてもよい。
【0038】
光反射シート18は、非導電性フィルムなどにアルミニウムなどの金属を蒸着したり金属フィルムをコートしたもの、あるいはチタン酸バリウムなどを混入またはコートした樹脂を利用することができ、好ましくは完全拡散光を得るためにその表面に微細な凸凹加工を施すことが有効である。この光反射シート18の表面には、導光板12の表面部16から出射する照明光が白色光となるように、光源15のLED14の発光色である青色光と混色される赤色および緑色の蛍光か、あるいは橙色の蛍光を発する蛍光物質を含む色温度変換層30がほぼ一様に形成されているが、この色温度変換層30中の蛍光物質は、光反射シート18の表面積に対して30〜95%の表面積を占めることが好ましく、可能な限り微粒子であることが有効である。
【0039】
赤色および緑色の蛍光を発する蛍光物質を含む色温度変換層30を形成する場合、光反射シート18で色温度を変換されずに反射する光源15からの青色光の単位面積当たりの輝度と、色温度変換層30での単位面積当たりの赤色蛍光の輝度と、色温度変換層30での単位面積当たりの緑色蛍光の輝度とが同一であると仮定した場合、これらの分布割合は1:1:1となる。また、橙色の蛍光を発する蛍光物質を含む色温度変換層30を形成する場合、光反射シート18で色温度を変換されずに反射する光源15からの青色光の単位面積当たりの輝度と、色温度変換層30での単位面積当たりの橙色蛍光の輝度とが同一であると仮定した場合、これらの分布割合は1:1となる。
【0040】
LED14からの光によって励起されて赤色の蛍光を発する蛍光物質としては、例えば酸化イットリウムとユーロビウムとを混合した赤色蛍光顔料〔Y2O3:Eu 〕、あるいはイットリウムの一部をリンやバナジウムで置換した複合酸化物とユーロビウムとを混合した赤色蛍光顔料〔Y(P,V)O4:Eu 〕を使用することができる。また、LED14からの光によって励起されて緑色の蛍光を発する蛍光物質としては、ケイ酸亜鉛とマンガンとを混合した緑色蛍光顔料〔Zn2SiO4:Mn〕を使用することができる。さらに、LED14からの光によって励起されて橙色の蛍光を発する蛍光物質としては、ケイ酸カルシウムと鉛やマンガンとを混合した橙色蛍光顔料〔CaSiO3:Pb,Mn〕、あるいはイットリウムの一部をガドリニウムで置換したものおよびアルミニウムの一部をガリウムで置換したものの複合酸化物とセリウムとを混合した橙色蛍光顔料〔(Y,Gd)3(Al,Ga)5O12:Ce 〕を使用することができる。この他、上述した無機系蛍光顔料に代えて有機系蛍光染料を採用することも可能である。
【0041】
従って、LED14の発光に伴う光が導光板12の入射端面部13から導光板12内に入射し、裏面部17で全反射するような光線Lの一部は、光出射部27に入射することにより、この光出射部27から導光板12の外側に集光状態で出射して光反射シート18に照射される。また、表面部16の光反射部24に入射ひた光線Lの一部は、この光反射部24で全反射して裏面部17から光反射シート18に向けて出射する。基本的に、光源15から導光板12内に入射した光線Lのほとんどは、光反射部24および光出射部27の存在によって導光板12の裏面部17から光反射シート18に向けて出射する。さらに、光反射シート18に向けて出射した光の一部は、色温度変換層30に当たってその蛍光物質を励起する結果、所定の蛍光が発せられ、これが導光板12の裏面部17および光出射部27の傾斜錐面26などから再び導光板12内に入射する。また、残りの光は光反射シート18の表面で乱反射し、導光板12の裏面部17および光出射部27の傾斜錐面26などから再び導光板12内に入射する。このようにして、最終的にはすべての光が導光板12の表面部16から出射するが、LED14自体の青色光および色温度変換層30にて発せられる赤色および緑色蛍光か、あるいは橙色蛍光と混色されて白色光となる。
【0042】
この場合、光源15から導光板12に入射した光は、この導光板12中を進行するに連れてそのエネルギが減少するため、導光板12の表面部16に突設された光反射部24や裏面部17に突設された光出射部27の割合を漸次変化させる必要がある。具体的には、裏面部17から出射する反射光線がこの裏面部17全体に亙って均一な輝度となるように、表面部16の単位面積当たりに占める光反射部24の面積割合(以下、これを占有率と記述する)は、光源15からの光の進行方向(図1中、右方向)に沿った表面部16の位置と光反射部24の占有率との関係を表す図7に示すように、反射端面部21側ほど大きな占有率となるように設定されている。同様に、裏面部17に対する光出射部27の占有率も反射端面部21側ほど大きな占有率となるように設定されている。
【0043】
上述した参考例では、光反射部24として円弧面23を持った球面の一部で形成したが、別な参考例としての光反射部24の外観を表す図8に示すように、入射端面部13と平行な軸線を中心とする円柱面31を持った光反射部24としたり、あるいはその円柱面31の頂部に二点鎖線で示すような平面部32を形成して略台形状にすることも可能であり、要するに導光板12内を伝播する光線が裏面部17から出射するような全反射面を持った光反射部24であれば、多角錐,多角柱,円錐台,楕円柱,楕円錐台など、他の如何なる形状であってもよい。
【0048】
光源15に豊田合成株式会社製の青色発光LED素子E1C10−1G001や日亜化学工業株式会社製のNSPB310Aなどを用い、光反射シート18の表面に形成される色温度変換層30に含まれる蛍光物質として根本化学株式会社製の赤色蛍光顔料YO−Bおよび緑色蛍光顔料GGPなどを用いたところ、導光板12の表面部16から白色光を得た。
【0049】
また、同様の光源15を用い、シンロイヒ化学株式会社製の橙色蛍光顔料FZ−604やFZ−5006、あるいははBASF社製の橙色蛍光染料 Lumogen Orenge 240 などを用いて色温度変換層30を形成したところ、導光板12の表面部16から白色光を得た。
【0050】
このように、LED14などを用いた光源15から導光板12内に単色光を導き、導光板12の表面部16に設けた光反射部24および裏面部17に設けた光出射部27により、積極的に裏面部17の外側に単色光を出射させ、光反射シート18の表面にてLED14の青色光と、赤色蛍光物質および緑色蛍光物質からの赤色蛍光および緑色蛍光とを合成したり、あるいはLED14の青色光と橙色蛍光物質からの橙色蛍光とを合成して白色光を導光板12の表面部16から出射させるようにしたので、光反射部24および光出射部27の分布や色温度変換層の分布を調整するだけで導光板12の表面部16から均一で効率のよい高輝度の白色光を得ることができる。
【0051】
上述した参考例では、光源15からの青色光を色温度変換させずにそのまま反射させる領域を光反射シート18に設定し、この光反射シート18上で混色を行うようにしたが、蛍光物質の塗布領域を多くするため、光反射シート18にできるだけ多くの蛍光物質を塗布し、導光板12内を伝播する青色光の一部を直接表面部16から出射させ、導光板12の表面部16から出射する赤色蛍光および緑色蛍光か、あるいは橙色蛍光との混色を導光板12の表面部16の外側で行うようにしてもよい。
【0052】
このような本発明による平面照明装置の主要部の断面構造を図に示すが、先の参考例と同一機能の部材には、これと同一符号を記すに止め、重複する説明は省略するものとする。すなわち、導光板12の裏面部17には、この裏面部17に対して垂直に投影した輪郭形状が三角形をなし、一対の対称な垂直錐面34と傾斜錐面35とを有し、裏面部17から二等辺三角錐状に窪んだ光出射部27がランダムに配置されている。この場合、傾斜錐面35の底辺36は入射端面部13(図示せず)とほぼ平行に設定され、この底辺36に対して傾斜錐面35の頂点37を入射端面部13側に位置させている。
【0053】
本実施例における光出射部27は、述した参考例における光出射部27と相似形の空間を有し、垂直錐面34から傾斜錐面35を介して光線Lが光反射シート18に向けて出射するようになっている。つまり、光出射部27の一対の垂直錐面34は、導光板12の反射端面部21(図示せず)側に向けて導光板12内を伝播する光線Lの一部を導光板12の外側に積極的に出射させ、さらに傾斜錐面35で全反射させ、光反射シート18に向けてそれぞれ集光状態で出射させるようになっている。また、光出射部27の傾斜錐面35は、主として光反射シート18の表面の色温度変換層30からの蛍光を光出射部27から導光板12内に入射させる機能も有する。
【0054】
一方、導光板12の表面部16には、この表面部16に対して垂直に投影した輪郭形状が三角形をなし、一対の対称な垂直錐面25と傾斜錐面26とを有する二等辺三角錐状の第2光出射部38がランダムに配置され、これら第2光出射部38とこの平面照明装置11を液晶ディスプレィのバックライト光源として使用した場合における液晶パネルのセルと第2光出射部38との間でそれぞれモアレ縞などが発生しないように配慮している。これら第2光出射部38は、入射端面部13とほぼ平行に設定された傾斜錐面26の底辺28に対する第2光出射部38の頂点29がこの底辺28よりも入射端面部13側に位置するように、それらの向きが設定されている。
【0055】
第2光出射部38の一対の垂直錐面25は、裏面部17側から反射して第2光出射部38に入射した光を表面部16の外側、つまり導光板12の外側に向けてそれぞれ集光状態で出射させる集光出射機能を持っており、個々の第2光出射部38を肉眼にて識別できないように、各第2光出射部38の任意の一辺をそれぞれ150μm 以下の大きさに設定することが好ましいが、光の拡散と製造の容易性とを考慮して5μm 以上であることが望ましく、上述した光出射部27と同一寸法形状であってよい。また、その分布形態も基本的には裏面部17側の光出射部27とほぼ同一でよく、表面部16から出射する蛍光の輝度に応じてその分布密度を調整することが望ましい。
【0056】
従って、光源15から導光板12内に入射した光の一部は、第2光出射部38によってそのまま表面部16から外部に出射する。残りの光は、裏面部17および光出射部27から光反射シート18の色温度変換層30に出射し、そこに含まれる蛍光物質により色温度が変換され、所定色の蛍光となって裏面部17および光出射部27から再び導光板12に入射し、そして表面部16および第2光出射部38から出射して混色状態となる。
【0061】
【発明の効果】
本発明の平面照明装置によると、裏面部に対して垂直に投影した輪郭形状が三角形をなす一対の対称な垂直錐面と傾斜錐面とをそれぞれ有し、傾斜錐面の底辺が入射端面部とほぼ平行に設定され、この底辺に対して傾斜錐面の頂点が入射端面部側に位置し、入射端面部から導光板内に入射した照明光を裏面部から出射させるための複数の光出射部を導光板の裏面部から窪んだ状態でランダムに設け、導光板の裏面部から出射した照明光の色温度を変換するための複数の色温度変換部を導光板の裏面部に対向して設けたので、裏面部で全反射するような角度で導光板内を進行する光の一部を光出射部によって導光板の裏面部から出射させ、これによって光反射シートの色温度変換部によって光源と異なる色温度に変換される光量を増大させることができる。この結果、色バランスの良好な照明光を導光板の表面部から出射させることが可能である。
【0064】
特に、光出射部の大きさを5μm 〜150μm の範囲に設定した場合には、導光板の表面部から出射する照明光の輝度分布をより均一に制御することができる上、その出射方向や光量を任意に調整することができる。
【0065】
また、色温度変換部が導光板の裏面部から出射した照明光により励起されて蛍光を発する蛍光物質を有し、この色温度変換部を光反射シートの表面に対して30%〜95%の範囲に設定した場合には、光源からの光の色温度を効率良く変換することができ、LEDを光源として用いた高輝度の白色光を出射可能な平面照明装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による平面照明装置の一実施例の概略構造を模式的に表す断面図である。
【図2】図1に示した平面照明装置の分解斜視図である。
【図3】図2に示した導光板の表面部の外観を表す平面図である。
【図4】 図1中の矢視IV部の抽出拡大構造の参考例を表す破断断面図である。
【図5】図4に示した光出射部の外観を抽出して表す斜視図である。
【図6】図5に示した光出射部を通る光路を模式的に表した光路図である。
【図7】 導光板の表面部に対する光反射部の分布状態を表すグラフである。
【図8】 本発明による光反射部の別な参考例の外観を抽出して表す斜視図である。
【図9】 本発明による平面照明装置実施例の主要部の概略構造を表す断面図である。
【符号の説明】
11 平面照明装置
12 導光板
13 入射端面部
14 LED
15 光源
16 表面部
17 裏面部
18 光反射シート
19 絶縁ケーシング
20 透明樹脂
21 反射端面部
22 側端面部
23 円弧面
24 光反射部
25 垂直錐面
26 傾斜錐面
27 光出射部
28 傾斜錐面の底辺
29 光出射部の頂点
30 色温度変換層
31 円柱面
32 平面部
34 垂直錐面
35 傾斜錐面
36 傾斜錐面の底辺
37 光出射部の頂点
38 第2光出射部
H 円弧面の突出量
L 光線
r 円弧面の半径
R 円弧面の曲率半径
α 光線の入射角
γ 垂直錐面に対する光線の入射角
δ1 一対の垂直錐面のなす角
ε 垂直面とのなす角(抜き勾配)
ω 円弧面の包括角度

Claims (4)

  1. 光が出射する表面部と、この表面部の反対側に位置する裏面部と、照明光を入射させるための入射端面部とを有する導光板と、
    この導光板の前記裏面部から窪んだ状態でランダムに設けられ、前記入射端面部から前記導光板内に入射した照明光を前記裏面部から出射させるための複数の光出射部と、
    この導光板の前記入射端面部に向けて照明光を投射する光源と、
    前記導光板の前記裏面部に対向して設けられ、この裏面部から出射した照明光を反射して当該裏面部から再び前記導光板内に入射させるための光反射シートと、
    前記光反射シートの表面に設けられ、前記導光板の前記裏面部から出射した照明光の色温度を変換するための色温度変換部と
    を具え、前記複数の光出射部は、前記裏面部に対して垂直に投影した輪郭形状が三角形をなす一対の対称な垂直錐面と傾斜錐面とをそれぞれ有し、前記傾斜錐面の底辺が前記入射端面部とほぼ平行に設定され、この底辺に対して前記傾斜錐面の頂点が前記入射端面部側に位置していることを特徴とする平面照明装置。
  2. 前記導光板の前記表面部に設けられ、前記入射端面部から前記導光板内に入射した照明光を前記表面部から出射させるための複数の第2の光出射部をさらに具えたことを特徴とする請求項1に記載の平面照明装置。
  3. 前記光出射部の大きさは5μm〜150μmの範囲にあることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の平面照明装置。
  4. 前記色温度変換部は、前記導光板の前記裏面部から出射した照明光により励起されて蛍光を発する蛍光物質を有し、前記色温度変換部は前記光反射シートの表面積に対して30%〜95%の範囲を占めることを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載の平面照明装置。
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