JP4236730B2 - 孔版印刷装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、印刷ドラムの外周面上に製版済みマスタを巻装して印刷を行う孔版印刷装置に関し、詳しくは印刷ドラムの着脱機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
多孔性の支持円筒体に樹脂あるいは金属網体のメッシュスクリーンを複数層巻装した構成の回転自在な印刷ドラムと、熱可塑性樹脂フィルムに和紙繊維または合成繊維あるいは和紙繊維と合成繊維とを混抄したものからなる多孔性支持体を貼り合わせたラミネート構造のマスタとを用い、マスタの熱可塑性樹脂フィルム面をサーマルヘッドで加熱穿孔製版した後に印刷ドラムに巻装し、印刷ドラム内部に設けられた、インキポンプやインキセンサー等を有するインキ供給手段で印刷ドラムの内周面に適量のインキを供給して、プレスローラーや圧胴等の押圧部材で印刷用紙を印刷ドラムに押圧することにより、印刷ドラム開孔部、マスタ穿孔部より滲出したインキを印刷用紙に転写させて印刷を行うデジタル式感熱孔版印刷装置がよく知られている。
【0003】
この孔版印刷装置では、例えば特開昭57−98361号公報でも提案されているように、原稿画像の多様化により多色での印刷画像が要求され、これに対応するために色替え作業を容易に行うべく、印刷ドラムを装置本体に対して着脱自在とした構成が主流となっている。しかし、上述したように印刷ドラムの内部にはインキ供給手段が設けられているため、印刷ドラム交換時においてインキポンプやインキセンサー等の駆動力を断接可能とする必要がある。そこで、印刷ドラムを回転自在に支持すると共に装置本体に対して着脱可能なフレーム及び装置本体にそれぞれ電気コネクタを設け、前記フレームの印刷ドラム軸線方向への移動により、印刷ドラム装着時には各コネクタが接続されて駆動電源が印刷ドラム側に供給され、印刷ドラム離脱時には各コネクタの接続が断たれる構成を採用した孔版印刷装置が特公昭62−28757号公報に開示されている。
【0004】
しかし、上述の技術では、フレーム及び装置本体にそれぞれ設けられた各コネクタが、相当の重量を有する印刷ドラムの装着動作に伴って自動的に接続されるため、装置本体に対する印刷ドラムの装着位置が微妙にずれた場合等に各コネクタの接続が噛み合わず、無理に印刷ドラムを装着しようとした場合にコネクタを破損してしまう虞が生ずる。また、色替え時以外にも、ジャム発生時等に印刷ドラムを着脱する必要が生じる。このような場合には、印刷作業を中断されたオペレーターがジャム紙の除去作業を急ぐため、操作が非常に荒くなる傾向にある。そのため、荒く行われる印刷ドラム着脱操作によりコネクタに衝撃等の負荷が加わり、コネクタの破損や接続不良を引き起こしてしまうという問題点があった。
【0005】
そこで、コネクタを着脱するための手段を設け、印刷ドラムの装着動作とコネクタの着脱動作とを別々に行う構成の孔版印刷装置が本願出願人によって提案されている。
【0006】
上述の孔版印刷装置は、図6、図7に示すように、開孔枠部54を有する筐枠体状の印刷装置本体50と、開孔枠部54の内方に設けられた収納空間52と、収納空間52に収納される印刷ドラムユニット60とから主に構成されている。
【0007】
印刷装置本体50の収納空間52の両側方に位置する部位には、収納空間52内に突出して係止用のピン53がそれぞれ設けられており(一方のみ図示)、また、印刷装置本体50の収納空間52の上部に位置する部位には、印刷ドラムユニット60の挿入を案内する案内レール55が設けられている。
【0008】
印刷ドラムユニット60の、ユニット取付方向(印刷ドラム軸方向)における前後部には、側壁61a,61bを有する前壁枠体61と後壁枠体62とが設けられており(後壁枠体62は図7を参照)、各壁枠体61,62間には、その外周面上にマスタを巻装する多孔性円筒状の印刷ドラム70が回転自在に支持されている。各壁枠体61,62の上部には、案内レール55に挿入されるレール体63が、各壁枠体61,62を一体的に繋ぐべく設けられている。
【0009】
側壁61a,61bには、その中心部を回動軸77に回転自在に支持されたアーム部材74がそれぞれ設けられており(一方のみ図示)、各アーム部材74の下方の自由端部74aには、略U字状の係止部がそれぞれ形成されている。また、各アーム部材74の上方の自由端部74bには、曲面状を呈したカム面75と、それに繋がる切り欠き76とがそれぞれ形成されている。各回動軸77には、対応するアーム部材74に、図6において時計回り方向(ユニット引き出し方向)の回動付勢力を付与する、ねじりバネからなるスプリング78がそれぞれ設けられている。
【0010】
さらに、各側壁61a,61bには、腕部82,83を有する回動自在なストッパーレバー81がそれぞれ設けられている(一方のみ図示)。各ストッパーレバー81は、腕部82が切り欠き76に対して係脱可能な位置に配設されており、各腕部83は各側壁61a,61bの上部に延出し、その端部84には引き出しレバー88が固着されている。また、各腕部83の端部と各側壁61a,61bとの間には、ストッパーレバー81に、図6において反時計回り方向(ユニット押し込み方向)の回動付勢力を付与するスプリング85が掛け渡されている。
【0011】
前壁枠体61の後部に一体的に設けられた後板61cの上部には、腕部92a,92bを有する略L字状のドラムストッパー92が回動自在に設けられている。腕部92aは収納空間52より突出するように設けられており、印刷ドラムユニット60が印刷装置本体50に装着されたときに開孔枠部54と当接する位置に配置されている。腕部92bは収納空間52内に延出するように設けられており、印刷ドラムユニット60が印刷装置本体50に装着されたときに印刷ドラム70の側板から離間移動するように配置されている。ドラムストッパー92には、図示しないスプリングによって反時計回り方向(ドラム押し込み方向)への回動付勢力が付与されている。
【0012】
前壁枠体61側の印刷ドラム70の側板の外側には、V溝を有するドラムロック部材95が固設されている。ドラムロック部材95は、印刷ドラム70がホームポジションで停止し、かつ、印刷ドラムユニット60の印刷装置本体50内からの離脱動作に伴い腕部92aと開孔枠部54との当接が解除され、腕部92bが前記スプリングの付勢により反時計回り方向へ回動したときに、腕部92bと係合可能な位置に配置されている。
【0013】
図7に示すように、後壁枠体62には、印刷ドラム70内に配置されたインキ検知電極針等の印刷ドラムユニット60側の電装部品(図示せず)と接続されたコネクタ99が固着されている。また、収納空間52の最奥部に位置する印刷装置本体50には、コネクタ99と着脱自在であって印刷装置本体50に移動自在に支持された、印刷装置本体側の制御基板(図示せず)と接続された被接続コネクタ100が配設されている。被接続コネクタ100はコネクタブラケット107にネジ止めされており、コネクタブラケット107は印刷装置本体50に植設された2本のガイド軸105によって印刷ドラム軸方向に移動自在に支持されている。各ガイド軸105には圧縮コイルバネ104がそれぞれ配設されており、この付勢力によってコネクタブラケット107は、通常、被接続コネクタ100がコネクタ99に接続される向きに付勢されている。
【0014】
収納空間52内の、コネクタブラケット107の配設位置よりも手前側には、印刷装置本体50に固着された支軸101aに揺動自在に支持されたアーム101が配設されている。アーム101は基端をリンク102の一端に枢着されており、自由端をコネクタブラケット107の裏面に当接させている。リンク102の他端は、開孔枠部54の近傍に回動自在に設けられた操作レバーとしてのコネクタ着脱レバー103の自由端部に枢着されており、支軸103aを回動中心とした着脱レバー103の回動によりリンク102が移動してアーム101が揺動し、この揺動に伴ってコネクタブラケット107が移動する。リンク102の下側縁には、印刷装置本体50に固着された位置決め部材としての板バネ108と係合可能な2個の切り欠き102a,102bが形成されている。切り欠き102aは、板バネ108と係合したときに被接続コネクタ100をコネクタ99から離間・解除させる位置に、また、切り欠き102bは、板バネ108と係合したときに被接続コネクタ100をコネクタ99に接続させる位置にそれぞれ形成されている。
【0015】
上記構成により、印刷ドラムユニット60を印刷装置本体50に装着するときには、レール体63を案内レール55に挿入し、印刷ドラムユニット60を収納空間52内に押し込むことによりピン53と自由端部74aとが当接し、アーム部材74がスプリング78の付勢力に抗して反時計回り方向に回動される。この回動により、ピン53と自由端部74aの係止部とが係合すると共に切り欠き76と腕部82とが係合して、印刷ドラムユニット60が印刷装置本体50に対して位置決めされる。また、腕部92aが開孔枠部54に当接してドラムストッパー92が時計回り方向に回動されることにより、腕部92bとドラムロック部材95のV溝との係合が解除されて印刷ドラム70が回転自在となる。
【0016】
この後、図7の矢印の向きにコネクタ着脱レバー103が押し下げられると、リンク102が図7の矢印方向に移動して切り欠き102aと板バネ108との係合が外れ、コネクタブラケット107が圧縮コイルバネ104に付勢されて図7の矢印方向に移動して被接続コネクタ100がコネクタ99に接続し、印刷ドラムユニット60側の電装部品と印刷装置本体側の制御基板とが電気的に接続される。アーム101はコネクタブラケット107に押されて時計回り方向に揺動する。そして、切り欠き102bに板バネ108が係合すると、アーム101、リンク102、コネクタ着脱レバー103が接続位置でそれぞれ固定される。
【0017】
印刷ドラム70がホームポジションで停止した後に印刷ドラムユニット60を印刷装置本体より抜脱するときには、先ず、コネクタ着脱レバー103を図7の矢印とは逆向きに引き上げる。これによりリンク102が矢印と逆向きに移動してアーム101が反時計回り方向に揺動し、コネクタブラケット107を圧縮コイルバネ104の付勢力に抗して図の矢印とは逆方向に移動させる。そして、切り欠き102aに板バネ108が係合することで、アーム101、リンク102、コネクタ着脱レバー103が離間位置でそれぞれ固定される。
【0018】
その後、引き出しレバー88が手前側に引かれると、ストッパーレバー81がスプリング85の付勢力に抗して時計回り方向に回動される。この回動により、切り欠き76と腕部82との係合が解除されてアーム部材74がスプリング78の付勢力を受ける状態となり、印刷ドラムユニット60の収納空間52からの引き出し動作に伴ってアーム部材74が時計回り方向に回動し、ピン53と自由端部74aとの係合が解除される。また、上述したように、図示しないスプリングの付勢力によってドラムストッパー92が反時計回り方向に回動されることにより、腕部92bがドラムロック部材95のV溝に係合して印刷ドラム70が回り止めされる。
【0019】
このように、電気コネクタの接続と印刷ドラムユニット60の印刷装置本体50への着脱動作とを独立させることにより、電気コネクタの破損を著しく減少させることができた。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】
上述の構成では、コネクタの破損を減少させることができる。さらに、コネクタ接続時に、作業者は切り欠き102aから板バネ108が外れるまでコネクタ着脱レバー103を保持・移動し、その後、作業者がコネクタ着脱レバー103の保持を解除すれば、圧縮コイルバネ104の付勢力により、コネクタブラケット107を介してアーム101が時計回り方向に揺動していくため、リンク102及びコネクタ着脱レバー103もそれぞれ矢印方向に自動的に移動し、接続位置を占めることができる。このように、圧縮コイルバネ104の付勢力を利用してコネクタ着脱レバー103を移動させることができるため、作業者は切り欠き102aから板バネ108が外れるまでコネクタ着脱レバー103を保持していればよく、操作性が向上するという効果も奏する。
【0021】
しかし、上述の構成では、圧縮コイルバネ104として、コネクタ99と被接続コネクタ100との間の摩擦力等に抗して両者を係合させるに十分な付勢力を有するものが用いられることから、被接続コネクタ100の移動速度が、使用者がコネクタ着脱レバー103を離間位置から接続位置まで手動で移動させた場合よりも速くなり、コネクタ99及び被接続コネクタ100に衝撃等の負荷が加わって破損や接続不良といった不具合が発生する虞が生じる。
【0022】
さらに、部品精度や取付精度が悪い場合には、コネクタ99と被接続コネクタ100とが係合しにくくなるため、より大きな付勢力を有する圧縮コイルバネ104を用いる必要が生じ、被接続コネクタ100の移動速度が一層速くなるため、上記不具合の発生が増加してしまう虞が生じる。
【0023】
本発明は、コネクタの破損や接続不良の発生をより一層防止することが可能な孔版印刷装置の提供を目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、電気接続用の被接続コネクタを有する孔版印刷装置本体と、前記印刷装置本体に着脱自在であり、マスタが巻き付けられる印刷ドラムを回転自在に支持すると共に前記被接続コネクタに接続するコネクタを有する印刷ドラムユニットとを具備し、前記印刷ドラムユニットが前記印刷装置本体の所定位置に装着された状態で操作レバーを操作し、前記被接続コネクタと前記コネクタとの接続及び解除が可能な孔版印刷装置において、前記操作レバーに接続され、前記操作レバーの揺動時に前記印刷ドラムユニットの軸方向に直線的に移動するリンクと、一端を前記リンクに接続され、前記リンクの移動時に揺動するアームと、前記被接続コネクタを前記印刷ドラムユニットの軸方向に直線的に移動自在に支持する支持部材と、前記リンクを前記被接続コネクタと前記コネクタとが接続される接続位置と前記被接続コネクタと前記コネクタとの接続が解除される解除位置とに選択的に位置決めする位置決め部材とを前記孔版印刷装置本体が有し、前記アームの他端の係合溝が前記支持部材に係合され、前記アームの揺動時に前記支持部材を直線的に移動させることを特徴とする。
【0028】
【実施例】
以下、本発明の一実施例を図1ないし図3に基づいて説明する。なお、従来の技術において既に説明した部材と同一の部材には同一の符号を付し、個々の詳細な説明は省略する。
【0029】
印刷装置本体50の、収納空間52内の最奥部に配設された被接続コネクタ100はコネクタ支持板11に固定されており、コネクタ支持板11は印刷装置本体50に植設された2本のガイド軸12,12によって印刷ドラム軸方向に移動自在に支持された支持部材としてのコネクタブラケット13にネジ止めされている。
【0030】
板材を折り曲げて形成されたコネクタブラケット13は、図2によく示すように、その被接続コネクタ100の取付面と直交して垂直に立ち上がった側面13a,13aを有しており、各側面13a,13aにはピン13bがそれぞれ植設されている。また、一方の側面13aの上部と他方の13aの下部には耳部13c,13cが形成されており、各耳部13c,13cにはガイド軸12がそれぞれ挿通されている。コネクタ支持板11とコネクタブラケット13とには、図3に示すように、コネクタ99が被接続コネクタ100に接続するための開口11a,13dがそれぞれ形成されている。
【0031】
コネクタブラケット13の配設位置の上方近傍には、孔版印刷装置本体50に固設された支軸14に揺動自在に支持されたアーム15が配設されている。アーム15は、側板15a,15b、連結部材15cから主に構成されている。
【0032】
そのほぼ中央部を支軸14に支持された側板15aは、その一端に係合溝としての長溝15dを有しており、他端近傍には長穴15fが形成され、リンク102の一端がネジ16で枢着されている。一端に長溝15dと同形状の係合溝としての長溝15eを有する側板15bは、他端を支軸14に支持されている。連結部材15cは、各長溝15d,15eと各支持部との間の部位において各側板15a,15bを一体的に連結している。アーム15は、各長溝15d,15eを各ピン13b,13bに係合して配設されている。なお、長溝15d,15eは、U字形状の溝以外に長孔状に形成されていてもよい。
【0033】
上述の構成より、孔版印刷装置本体50の収納空間52内の所定位置に印刷ドラムユニット60が装着された状態でコネクタ着脱レバー103が図1の矢印方向に押し下げられると、リンク102が図の矢印方向に移動してアーム15が図の矢印方向に揺動する。アーム15の揺動により、各長溝15d,15eにピン13b,13bを係合されたコネクタブラケット13が、図の矢印方向にガイド軸12に沿って平行移動し、図3に二点鎖線で示すように、被接続コネクタ100がコネクタ99に接続する接続位置までコネクタブラケット13が移動すると、切り欠き102bに板バネ108が係合してコネクタ着脱レバー103が位置決めされる。
【0034】
これとは逆に、コネクタ着脱レバー103を図1の矢印とは逆向きに引き上げると、リンク102、アーム15が図1の矢印とは逆方向に移動し、図3に実線で示すように、被接続コネクタ100がコネクタ99から離間した解除位置までコネクタブラケット13が移動すると、切り欠き102aに板バネ108が係合する。
【0035】
これにより、被接続コネクタ100の移動速度をコネクタ着脱レバー103の揺動速度と比例させることができ、被接続コネクタ100の移動速度を調節することが可能となることから、コネクタ99及び被接続コネクタ100の破損や接続不良の発生を防止することができる。
【0036】
上記実施例の変形例として、図4、図5に示すように、コネクタブラケット13にストッパー付きのガイドピン17,17を立設し、コネクタ支持板11にガイドピン17,17が貫通可能な穴を設け、ストッパーとコネクタ支持板11との間に付勢手段としての圧縮コイルバネ18,18を設けた構成を採用してもよい。
【0037】
この構成とすることにより、被接続コネクタ100の移動速度はコネクタ99と接触するまではコネクタ着脱レバー103の移動速度に依存し、コネクタ99との接触後は圧縮コイルバネ18,18の付勢力に依存するため、例えコネクタ99及び被接続コネクタ100の部品精度あるいは取付精度が悪く、接続時に衝撃等の負荷が加わった場合であっても、被接続コネクタ100がガイドピン17,17に沿って退避でき、負荷を緩和することができるので、コネクタ99及び被接続コネクタ100の破損や接続不良の発生をより一層防止することができる。なお、圧縮コイルバネ18の付勢力は、コネクタ99と被接続コネクタ100との嵌合力を若干上回る程度のものが、コネクタ99及び被接続コネクタ100の破損を防止する面から望ましい。
【0038】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、被接続コネクタの移動速度を操作レバーの揺動速度と比例させることができ、被接続コネクタの移動速度を調節することが可能となることから、コネクタ及び被接続コネクタの破損や接続不良の発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を採用した孔版印刷装置の部分構成斜視図である。
【図2】本発明の一実施例に用いられる被接続コネクタの移動機構を説明する図である。
【図3】本発明の一実施例に用いられる被接続コネクタの移動機構及び移動状態を説明する図である。
【図4】本発明の一実施例の変形例を示す孔版印刷装置の部分構成斜視図である。
【図5】本発明の一実施例の変形例に用いられる被接続コネクタの移動機構を説明する図である。
【図6】従来の孔版印刷装置の部分構成斜視図である。
【図7】従来の孔版印刷装置の部分構成斜視図である。
【符号の説明】
11 支持板(コネクタ支持板)
13 支持部材(コネクタブラケット)
15 アーム
15d,15e 係合溝(長溝)
18 付勢手段(圧縮コイルバネ)
50 孔版印刷装置本体
60 印刷ドラムユニット
70 印刷ドラム
99 コネクタ
100 被接続コネクタ
102 リンク
103 操作レバー(コネクタ着脱レバー)
108 位置決め部材(板バネ)
Claims (1)
- 電気接続用の被接続コネクタを有する孔版印刷装置本体と、前記印刷装置本体に着脱自在であり、マスタが巻き付けられる印刷ドラムを回転自在に支持すると共に前記被接続コネクタに接続するコネクタを有する印刷ドラムユニットとを具備し、前記印刷ドラムユニットが前記印刷装置本体の所定位置に装着された状態で操作レバーを操作し、前記被接続コネクタと前記コネクタとの接続及び解除が可能な孔版印刷装置において、
前記操作レバーに接続され、前記操作レバーの揺動時に前記印刷ドラムユニットの軸方向に直線的に移動するリンクと、
一端を前記リンクに接続され、前記リンクの移動時に揺動するアームと、
前記被接続コネクタを前記印刷ドラムユニットの軸方向に直線的に移動自在に支持する支持部材と、
前記リンクを前記被接続コネクタと前記コネクタとが接続される接続位置と前記被接続コネクタと前記コネクタとの接続が解除される解除位置とに選択的に位置決めする位置決め部材とを前記孔版印刷装置本体が有し、
前記アームの他端の係合溝が前記支持部材に係合され、前記アームの揺動時に前記支持部材を直線的に移動させることを特徴とする孔版印刷装置。
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