JP4235864B2 - バルブ組込ボディの製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、内燃機関の吸気流量調整用のバルブを組み込んだバルブ組込ボディの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、バルブ組込ボディは、アルミニウム製の筒状ボディにバルブを組み込んだものが用いられている。ボディ部分は、その形状に応じてアルミダイカスト又はアルミ鋳造により成形され、成形後にバルブ部品を組み付けるようにしている。また、バルブ部品は、回転可能な軸部に平板である板状部材を接続固定したものであり、一般的には、軸部に板状部材をねじ止めしたものが用いられる。
【0003】
バルブ組込ボディの製造方法について説明する。アルミニウム製の筒状ボディは、治具に固定して筒の側面からドリルにて対向する2つの孔をあけられ、その孔に軸受け部を設けて軸部を挿入する。その後、軸部に板状部材をネジにより接続固定する
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記バルブ組込ボディは、アルミニウム製であるために成形方法が限られ、アルミダイカストによる成形方法では単純な形状にしか対応できず、設計自由度が制限されてしまう。また、アルミ鋳造では、様々な形状に対応できるものの、アルミダイカストに比べ製造コストが高く、成形品の内面平滑性が良くないとの課題を有している。
【0005】
図8は、軸部に板状部材を接続固定する作業を示す斜視図である。軸部に板状部材を接続固定する作業は、図8に示すように、ボディ1の開口部分からドライバ4を挿入して行う煩雑なものであり、軸部2の直径を最低でも10mmとする必要があった。そこで、少しでも作業性を上げようとすると、軸部2を太くすることになるが太い軸部は、バルブを通過する流体の妨げとなってしまう。また、板状部材3の接続固定作業は、ボディ1の開口と軸部2の設置個所の途中でボディ1が屈曲していると工具が届かず、例え直線であっても開口部からの距離が離れすぎると特殊な工具を使用しなければ作業できない。
【0006】
本発明は、前述した課題に鑑みてなされたものであり、ボディの設計自由度が高く、流動抵抗を低くするために軸部を細くすることが可能であり、軸部へ板状部材を接続固定する際に、特殊な工具を使用することなく簡単に行えるバルブ組込ボディの製造方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、次のものに関する。
(1)複数に分割された樹脂成形品と、その樹脂成形品の1つに設けた貫通孔及び軸受けと、板状部材を有した軸部とを有するバルブ組込ボディの製造方法であって、軸部に板状部材を接続固定させる工程、樹脂成形品の貫通孔に前記軸部の一端を挿入し、樹脂成形品の軸受けに前記軸部の他端を載置する工程、樹脂成形品の外側から、貫通孔に軸受け筒を圧入し、軸受けに載置した軸部の端部に軸受け筒を圧入させる工程、上記複数に分割された樹脂成形品同士を接着する工程を有することを特徴とするバルブ組込ボディの製造方法。
(2)複数に分割された樹脂成形品が、振動溶着により接着されており、かつ、軸受け筒が、軸部を挿入する中空部を有し、側壁には位置合わせを行うための切欠部を有しており、または、軸受け筒が、軸部を挿入する中空部を有し、その中空部の一方の開口部にフランジ部を設けていることを特徴とする上記(1)に記載のバルブ組込ボディの製造方法。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の複数に分割された樹脂成形品は、その樹脂成形品同士を接着することでボディとするものであり、複数に分割したことで簡単に板状部材を有した軸部を取り付けることが可能になる。即ち、従来であれば、ボディ側面の対向する孔に軸部を挿入した後、軸部に板状部材を接続固定していたが、本発明においては、ボディとなる部分を複数に分割したことで、予め軸部に板状部材を接続固定させてからボディとなる樹脂成形品に挿入することができる。また、最終的なボディの形状は、特に限定されるものではなく、屈曲した形状であっても、長管のようなものでも良い。樹脂成形品同士の接着は、特に限定されるものではなく、ネジ、接着剤等を用いることができ、中でも振動溶着による接着が好ましい。
【0009】
本発明の樹脂成形品は、その中の1つに貫通孔及び軸受けの両方を設けている。これは、貫通孔及び軸受けを1つの樹脂成形品に設けることで、樹脂成形品同士を接着する際の組立精度によらず、貫通孔と軸受けの相対的な位置を決定するためである。
【0010】
本発明に用いる樹脂成形品は、相互に接着可能な樹脂材料を用いたものであれば特に限定されるものではないが、120℃〜150℃の熱環境に耐えるものであり、ガラス繊維を混入させて強化したものが好ましい。具体的には、ガラス繊維強化した、PA6、PA66、PPA、PPS、PES、PET等を用いることができる。成形方法は、特に限定されるものではないものの、射出成形とすることが好ましい。
【0011】
本発明に用いる板状部材を有した軸部は、軸部に対して板状部材をネジ止めするものであっても、軸部と板状部材とを一体成形させたものであっても良く、金属製である場合には、溶接により一体化させたものであっても良い。
【0012】
【実施例】
以下図面を用いて、本発明の実施例を説明する。図1及び図2は、本発明の1実施例を示す樹脂成形品の斜視図である。図1及び図2に示す樹脂成形品5、6は、200トン射出成形機を用いて、ガラス繊維入りPA66樹脂により各々得られたものであり、図1に示す樹脂成形品5には、直径12mmの貫通孔7及び軸受け部8を設けている。また、樹脂成形品5及び樹脂成形品6は、その接合面にてシール接合するものであり、相対する接合面には、振動溶着用の壁部9を設けている。
【0013】
図3は、本発明に用いる軸部の斜視図である。軸部10は、直径8mmの円柱形状であり、その一部側面を切り欠き平坦となし、板状部材11をネジ12、12により接続固定しやすくしている。軸部10と板状部材11との接続固定は、通常のドライバを使用して行うものの、ドライバの動かせる範囲を制約するものがないので効率的に行うことができ、軸部10の直径を10mm未満とすることができる。
【0014】
図4は、本発明に用いる樹脂成形品に軸部を挿入した斜視図である。板状部材11を接続固定した軸部10は、図4に示すように、一端を貫通孔7へと挿入し他端を軸受け部8へと載置する。但し、このままであるとガタが大きく軸部10の回転が容易に行えないので、樹脂成形品5の外側から貫通孔7に軸受け筒13を圧入し、軸受け部8に載置した軸部10の端部には、軸受け筒14を圧入させる。
【0015】
図5は、軸受け筒13、14を示す透視斜視図である。図5(a)に示す軸受け筒14は、軸部10を挿入する中空部15を有し、側壁には位置合わせを行うための切欠部16を有している。上記切欠部16は、軸受け部8に設けた凸部18(図4参照)にはめ込むことでガタを無くしている。図5(b)に示す軸受け筒13は、軸部10を挿入する中空部15を有し、その中空部15の一方の開口部にフランジ部17を設けている。軸受け筒13は、その外径を12mm、フランジ部17の外径を14mm、中空部の内径を8.1mmとしてあり、直径8mmの軸部10を中空部15に挿入して回転可能とし、軸受け筒13を樹脂成形品5の外側から圧入すれば、フランジ部17が樹脂成形品5の外側側壁に当接して固定される。
【0016】
図6は、本発明のバルブ組込ボディの斜視図である。樹脂成形品5に軸部10を挿入した後は、樹脂成形品5と樹脂成形品6とを図6に示すように重ね合わせ、接合面を振動溶着により接着することでバルブ組込ボディ19が完成する。
【0017】
図7は、本発明に用いる板状部材を有した軸部の別の実施例である。この軸部10は、軸部10と板状部材11とを一体成形したものであり、ネジ等により軸部10と板状部材11とを接続固定する必要がない。そのため、図7に示す軸部10を用いる場合は、軸部の直径を図3に示すネジ止めする軸部の直径よりも更に細くすることが可能となり、流動抵抗を小さくすることができる。
【0018】
【発明の効果】
本発明は、複数に分割した樹脂成形品を用いたことにより、板状部材を有した軸部をそのまま貫通孔に挿入することができるので、ボディ形状の設計自由度が高く、軸部を細くすることができる。また、軸部と板状部材とを接続固定する作業は、特殊な工具を必要とせず、軸部と板状部材とを一体成形したものも使用することができる。更に、射出成形により製造した樹脂成形品は、製造コストが安く、内面平滑性も良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に用いる樹脂成形品の斜視図。
【図2】図1に示す樹脂成形品と接続される樹脂成形品の斜視図。
【図3】本発明に用いる軸部の斜視図。
【図4】図1に示す樹脂成形品に、図3に示す軸部を挿入させた斜視図。
【図5】本発明に用いる軸受け筒であり、(a)は軸受け部に用いる軸受け筒の透視斜視図、(b)は貫通孔に用いる軸受け筒の透視斜視図。
【図6】本発明のバルブ組込ボディ全体を示す斜視図。
【図7】本発明に用いる軸部の別の実施例を示す斜視図。
【図8】従来のバルブ組込ボディの軸部に板状部材を接続固定する作業図。
【符号の説明】
1.ボディ 2.軸部
3.板状部材 4.ドライバ
5.樹脂成形品 6.樹脂成形品
7.貫通孔 8.軸受け部
9.壁部 10.軸部
11.板状部材 12.ネジ
13.軸受け筒 14.軸受け筒
15.中空部 16.切欠部
17.フランジ部 18.凸部
19.バルブ組込ボディ
Claims (2)
- 複数に分割された樹脂成形品と、その樹脂成形品の1つに設けた貫通孔及び軸受けと、板状部材を有した軸部とを有するバルブ組込ボディの製造方法であって、軸部に板状部材を接続固定させる工程、樹脂成形品の貫通孔に前記軸部の一端を挿入し、樹脂成形品の軸受けに前記軸部の他端を載置する工程、樹脂成形品の外側から、貫通孔に軸受け筒を圧入し、軸受けに載置した軸部の端部に軸受け筒を圧入させる工程、上記複数に分割された樹脂成形品同士を接着する工程を有することを特徴とするバルブ組込ボディの製造方法。
- 複数に分割された樹脂成形品が、振動溶着により接着されており、かつ、軸受け筒が、軸部を挿入する中空部を有し、側壁には位置合わせを行うための切欠部を有しており、または、軸受け筒が、軸部を挿入する中空部を有し、その中空部の一方の開口部にフランジ部を設けていることを特徴とする請求項1に記載のバルブ組込ボディの製造方法。
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- 1999-09-30 JP JP27857899A patent/JP4235864B2/ja not_active Expired - Fee Related
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