JP4235784B2 - 二重化コントローラ - Google Patents
二重化コントローラ Download PDFInfo
- Publication number
- JP4235784B2 JP4235784B2 JP2000123712A JP2000123712A JP4235784B2 JP 4235784 B2 JP4235784 B2 JP 4235784B2 JP 2000123712 A JP2000123712 A JP 2000123712A JP 2000123712 A JP2000123712 A JP 2000123712A JP 4235784 B2 JP4235784 B2 JP 4235784B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- control
- control mpu
- link
- status
- mpus
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Landscapes
- Safety Devices In Control Systems (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、分散形制御システムに用いられる、二重化したコントローラに関する。
【0002】
【従来の技術】
図3に、分散形制御システムの構成例を示す。図3において、1はマンマシンインタフェース装置、2は制御用LAN、31〜3nはプロセスに接続されるコントローラである。分散形制御システムは、このように多数の分散設置されたコントローラ31〜3nを、1台もしくは数台の制御用パソコン等のマンマシンインタフェース装置1で、制御用LAN2を経由してマネジメントするシステムである。
図4に、コントローラ31の構成例を示す。図4において、4は制御MPU、5は制御MPU−IO装置間リンク、61〜6nはIO装置である。コントローラ31は、このように1台の制御MPU4に複数台のIO装置61〜6nを、制御MPU−IO装置間リンク5により接続して構成される。
なお、他のコントローラ32〜3nも同一の構成である。
また、IO装置61〜6nは、プロセスとの間で検出信号や制御信号を授受する各種の入出力装置である。
【0003】
図5に、高信頼化したコントローラ31’の例を示す。図5において、4A,4Bは制御MPU、5A,5Bは制御MPU−IO装置間リンク、61〜6nはIO装置、70は制御MPU4A,4B間のリンクである。この制御MPU間リンク70により、制御データの等値化および制御MPU4A,4B間のステータス情報の交換が行われる。このように、制御MPU4A,4Bおよび制御MPU−IO装置間リンク5A,5Bが二重化されたことで、コントローラが高信頼化される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
図5において、制御MPU4A,4Bの稼働/待機は、制御MPU間リンク70を経由して、各々の状態(ステータス)を交換することで決定される。すなわち、例えば稼働状態の制御MPU4Aに故障が発生すると、それがステータスとして制御MPU間リンク70を経由して待機側の制御MPU4Bに伝えられ、その結果、制御MPU4Bが新たに稼働を始める。ここで問題となるのは、制御MPU間リンク70が故障した場合である。この場合、制御MPU4Bは、リンク70の故障によりステータスを受信できないため自分が稼働側になるべきか否かの判断ができないことになる。その対策として、制御MPU間リンク70自体を二重化することが考えられるが、そうするとハードウェアの構成が増し、コストアップになるという課題が生じた。
そこで本発明は、制御MPU間リンクを冗長化する方法によらずに信頼性を向上させるようにした二重化コントローラを提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
そこで上記課題を解決するために、請求項1の発明は、制御MPUおよび制御MPU−IO装置間リンクを二重化するとともに2つの制御MPUの間に制御MPU間リンクを設け、この制御MPU間リンクを介して両制御MPUがステータスを交換して稼働/待機を決定する二重化コントローラにおいて、IO装置内に設けられたステータス書き込み用のメモリと、稼働中の制御MPUのステータスを制御MPU−IO装置間リンクを介して前記メモリに一定周期で書き込む手段と、制御MPU間リンクが故障した場合に、待機側の制御MPUに前記メモリのステータスを一定周期で読み取らせる手段と、この手段により読み取ったステータスから待機側の制御MPUの稼働/待機を決定する手段とを備えたことを特徴とする。
なお、ステータス書き込み用のメモリは、IO装置内の伝送制御モジュール上またはIOモジュール上に設けることができる。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、図に沿って本発明の実施形態を説明する。
図1は本発明に係る二重化コントローラのIO装置内の構成を示す図である。図において、7A,7Bは伝送制御モジュール、8はIO装置61’内のバス(以下IOバスと称する。)、91〜9nはIOモジュールである。ここで伝送制御モジュール7A,7Bは制御MPU4A,4BとIOモジュール91〜9nとの間の伝送制御を行い、IOモジュール91〜9nは信号のレベル変換等を行う。なお、このIO装置61’を含む二重化コントローラの全体構成は、図5におけるIO装置61〜6nを図1のIO装置61’に置き換えたものに相当する。
【0007】
図1において、IOバス8には、伝送制御モジュール7A,7BおよびIOモジュール91〜9nが実装されるスロット毎にスロットアドレスが割り付けられており、例えば伝送制御モジュール7A,7BにはスロットアドレスX”10”とX”11”(以下、これらのスロットアドレスをリンクアドレスという)が、IOモジュール91〜9nにはスロットアドレスX”00”〜X”0F”が割り付けられている。なお、X””は16進数を表し、この場合は、IOモジュールの台数nが16となる。また、図示しないが、伝送制御モジュール7A,7BおよびIOモジュール91〜9nには、IOバス8よりリード/ライト可能な2ポートメモリが実装されている。この容量は256バイトとする。
【0008】
次に、動作について説明する。制御MPU4Aは、制御MPU−IO装置間リンク5Aを経由して、リンクアドレスX”10”の伝送制御モジュール7Aに、自分が正常であれば、図2に示すようなステータス情報をサイクリックに書き
込む。図示例では、リンクアドレスX”10”の伝送制御モジュール7A内の2ポートメモリのメモリアドレスX”FE”に、例えば200msごとに交互にX”55”とX”AA”を書き込む。
【0009】
これに対して、制御MPU4Bは、制御MPU−IO装置間リンク5B、伝送制御モジュール7B、IOバス8を経由して、伝送制御モジュール7AのリンクアドレスX”10”、メモリアドレスX”FE”のステータス情報をこれもサイクリックに、例えば100ms周期でリードする。その結果、この領域が200ms周期で交互にX”55”とX”AA”に書き換えられているのであれば、制御MPU4Aは正常に動作しているものと判断する。この状態が通常の動作状態である。
【0010】
ここで、制御MPU間リンク70の動作状態は常時監視されており、通信が途絶えた場合、待機側の制御MPU4Bは稼働側の制御MPU4Aのステータスを、上述した手順で制御MPU間リンク70を経由することなくリンク5A,5B、伝送制御モジュール7A,7B、IOバス8を介して把握することができる。制御MPU4Bが読み取ったステータスから、稼働側の制御MPU4Aが正常に作動していると判断される場合は、制御MPU間リンク70のみの異常とみなし、待機している制御MPU4Bが稼働側に切り換わることはない。もし、読み取ったステータスから、稼働側の制御MPU4Aに異常が発生していると判明した場合は、待機している制御MPU4Bが稼働側に切り換わる。
【0011】
また、制御MPU4Aのステータスを表示する場所として、伝送制御モジュール7Aを用いたが、これは伝送制御モジュール7Aに限定されるものではなく、IOモジュール91〜9nを用いることも可能である。図2には、IOモジュール91を用いる場合をかっこ書きで示してある。IOモジュール91を用いた場合、制御MPU4Aは、制御MPU−IO装置間リンク5A、伝送制御モジュール7A、IOバス8を経由して、IOモジュール91の2ポートメモリに、ステータスのデータの書き込みを行う。次いで、制御MPU4Bは、制御MPU−IO装置間リンク5B、伝送制御モジュール7B、IOバス8を経由して、IOモジュール91の2ポートメモリをリードする。
【0012】
なお、制御MPU4Aのステータスを表示する場所として、リンクアドレスX”10”の伝送制御モジュール7Aとしたが、特にリンクアドレスX”10”に限定されるものではなく、別のリンクアドレスであっても良い。また、伝送制御モジュール7A,7Bについては、その故障に備え、2箇所以上すなわちIO装置62等にある他の伝送制御モジュールにステータスを書き込むようすることも可能である。これらのことはIOモジュールについても同様である。
【0013】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、稼働中の制御MPUのステータスを制御MPU−IO装置間リンクを介してIO装置内のメモリに一定周期で書き込むとともに、待機側の制御MPUが前記メモリのステータスを一定周期で読み取ることで、制御MPU間リンクが故障した場合でも、稼働/待機の切り換えの判断が可能となり、信頼性を増すことができる。
すなわち、制御MPU間リンクを二重化する方法によらなくても、伝送制御モジュールやIOモジュールのメモリを利用して制御MPUのステータスを授受できるので、構成の複雑化を防いでコストの低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る二重化コントローラのIO装置内の構成を示す図である。
【図2】メモリの構成とステータスの例を示す説明図である。
【図3】本発明が適用される分散形制御システムの構成例を示す図である。
【図4】従来のコントローラの構成例を示す図である。
【図5】従来の二重化したコントローラの構成例を示す図である。
【符号の説明】
4A,4B 制御MPU
5A,5B 制御MPU−IO装置間リンク
7A,7B 伝送制御モジュール
8 IOバス
31’ コントローラ
61’ IO装置
70 制御MPU間リンク
91〜9n IOモジュール
Claims (3)
- 制御MPUおよび制御MPU−IO装置間リンクを二重化するとともに2つの制御MPUの間に制御MPU間リンクを設け、この制御MPU間リンクを介して両制御MPUがステータスを交換して稼働/待機を決定する二重化コントローラにおいて、
IO装置内に設けられたステータス書き込み用のメモリと、
稼働中の制御MPUのステータスを制御MPU−IO装置間リンクを介して前記メモリに一定周期で書き込む手段と、
制御MPU間リンクが故障した場合に、待機側の制御MPUに前記メモリのステータスを一定周期で読み取らせる手段と、
この手段により読み取ったステータスから待機側の制御MPUの稼働/待機を決定する手段と、
を備えたことを特徴とする二重化コントローラ。 - 請求項1記載の二重化コントローラにおいて、
ステータス書き込み用メモリをIO装置内の伝送制御モジュール上に設けたことを特徴とする二重化コントローラ。 - 請求項1記載の二重化コントローラにおいて、
ステータス書き込み用メモリをIO装置内のIOモジュール上に設けたことを特徴とする二重化コントローラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000123712A JP4235784B2 (ja) | 2000-04-19 | 2000-04-19 | 二重化コントローラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000123712A JP4235784B2 (ja) | 2000-04-19 | 2000-04-19 | 二重化コントローラ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001306102A JP2001306102A (ja) | 2001-11-02 |
JP4235784B2 true JP4235784B2 (ja) | 2009-03-11 |
Family
ID=18633954
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000123712A Expired - Lifetime JP4235784B2 (ja) | 2000-04-19 | 2000-04-19 | 二重化コントローラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4235784B2 (ja) |
-
2000
- 2000-04-19 JP JP2000123712A patent/JP4235784B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2001306102A (ja) | 2001-11-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH08227344A (ja) | 二重磁気ディスク制御装置間の通信制御装置 | |
CN105373345A (zh) | 存储器设备和模块 | |
JP4755050B2 (ja) | データ処理装置、モード管理装置、及びモード管理方法 | |
JP4235784B2 (ja) | 二重化コントローラ | |
JPH0122653B2 (ja) | ||
JP3175465B2 (ja) | 二重化制御装置の切替え方法及びその二重化制御装置 | |
JP5145860B2 (ja) | メモリ二重化システム及び情報処理装置 | |
JP2993349B2 (ja) | 分散形制御装置 | |
JP2637313B2 (ja) | 伝送路2重化バス型伝送システム | |
JP2637653B2 (ja) | 冗長化制御装置 | |
WO2022022430A1 (zh) | 无单一失败点的存储装置 | |
JPH11259325A (ja) | 二重化システム及び二重化システムにおける情報処理方法 | |
JP2005050088A (ja) | 高速二重系制御装置 | |
WO2004079573A1 (ja) | マルチプロセッサシステム | |
JP3382862B2 (ja) | 外部記憶ネットワークシステム | |
JPH10111814A (ja) | 通信システム | |
JPS6321217B2 (ja) | ||
JP2000047892A (ja) | 交絡バス制御装置および交絡バス制御方法 | |
KR920008791B1 (ko) | 유니트간의 인터럽트 처리회로를 구비한 신호 중계기 시스템 | |
JP4096849B2 (ja) | 回線多重化構造を用いた入出力制御システム | |
JPH0954739A (ja) | 回線アダプタ | |
JP2000347885A (ja) | 二重化プロセス制御コントローラ | |
JP2001075641A (ja) | データロギング装置 | |
JPH01209564A (ja) | 情報処理装置 | |
JPS59157759A (ja) | 二重化システム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20051114 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080423 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080507 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20081119 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20081202 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 4235784 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111226 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111226 Year of fee payment: 3 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111226 Year of fee payment: 3 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121226 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121226 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131226 Year of fee payment: 5 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |