JP4235420B2 - 基板加工方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体基板に対して貫通孔を歩留り良く形成するための方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、シリコンウェーハなどの半導体基板に対し、等方性または異方性エッチングにより貫通孔を形成し、液体吐出ヘッドなどのデバイスに応用する研究が盛んになされている。
【0003】
例えば、本件出願人は、特開平6−347830号公報にて貫通孔形成の際のエッチングストップ層として低圧気相合成法による窒化シリコン膜(LP-SiN)が有効であることを示し、また、特開平9−11479号公報にてシリコン基板に貫通孔を形成し、これをインクジェットヘッドのインク供給孔として利用する技術を提案し、さらに、特開平10−181032号公報にてシリコン基板上に犠牲層を形成し、貫通孔の大きさおよび位置精度を向上させる方法を提案している。
【0004】
このようなシリコン基板に対する貫通孔の加工手順を図21〜図27に示す。すなわち、単結晶シリコン基板101の表面にエッチングストップ層102を形成すると共にこの単結晶シリコン基板101の裏面にエッチングマスク層103を形成し(図21参照)、単結晶シリコン基板101の裏面からエッチングを開始する(図22参照)。図示例は、単結晶シリコン基板101の<100>面に対して異方性エッチングした場合を示しており、このエッチングがエッチングストップ層102により停止して単結晶シリコン基板101を貫通する貫通孔104が形成される(図23参照)。しかる後、この貫通孔104に臨むエッチングストップ層102の部分を除去して貫通孔104を完成させる(図24参照)。
【0005】
また、シリコン基板に犠牲層を形成し、貫通孔の大きさおよび位置精度を向上させる方法においては、単結晶シリコン基板101の貫通孔形成位置に多結晶シリコン(以下、poly-Siと記述する)による犠牲層105を形成し、その上にエッチングストップ層102を形成する(図25参照)。この場合、単結晶シリコン基板101の裏面のエッチングマスク層103によりエッチングされる貫通孔104は、これが犠牲層105に到達した場合に、この犠牲層105の内側にも形成されるように設計される。この貫通孔104が犠牲層105に到達した時点で(図26参照)、犠牲層105はエッチング液により直ちに溶解し、この犠牲層105のエッジ部分から単結晶シリコン基板101の表面側の異方性エッチングが開始され、最終的に途中が細くくびれた貫通孔104が形成される(図27参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
シリコン基板に対して等方性または異方性エッチングを用いて貫通孔を形成する場合、一般に、シリコン基板の厚さには、ある程度のばらつきがあり、これに貫通孔を形成する場合におけるエッチングの速度も常に一定とはならないため、エッチング処理を過不足なく停止させることは困難であり、通常はオーバーエッチングする必要がある。
【0007】
このようなオーバーエッチング処理を行うと、図23中の矢視XXVIII部を抽出拡大した図28に示すように、貫通孔104の周縁部に位置するエッチングストップ層102の部分にクラック106が発生する場合がある。単結晶シリコン基板101に対して用いられるエッチング液は、通常、エッチング時間短縮のために80℃またはそれ以上の温度のテトラメチルアンモニウムハイドロオキサイド(以下、これをTMAHと記述する)水溶液や水酸化カリウム水溶液などの強アルカリ性溶液が用いられるため、このクラック106を介してエッチング液が単結晶シリコン基板101の表面側に回り込むと、単結晶シリコン基板101に深刻なダメージを与えてしまう結果、貫通孔104を形成した単結晶シリコン基板101の製造歩留り低下の一因となっている。
【0008】
なお、このようなクラック106は、オーバーエッチング処理の如何に拘らず、貫通孔104がエッチングストップ層102に到達した時点でも生ずる場合があり、同様の問題が生ずる。
【0009】
また、エッチングストップ層102にクラック106が形成され、このクラック106にエッチング液が滲み込んでいない場合でも、エッチングストップ層102を除去する際は、通常、ウェットまたはドライエッチングにて行われるため、このエッチングストップ層102の除去の工程でクラック106を起点に単結晶シリコン基板101にダメージが生ずることがある。
【0010】
さらに、シリコン基板の<100>面に異方性エッチングする場合、原理的にはエッチングが<111>面で停止するため、単結晶シリコン基板101の表面に対して54.7°の角度のテーパ状をなす貫通孔104が形成され、その大きさおよび位置もエッチングマスク層103によって一義的に決まるはずであるが、現実的には、単結晶シリコン基板101における結晶欠陥によって貫通孔104の大きさや位置がばらついてしまう場合が多い。特に、単結晶シリコン基板101上にあらかじめヒータなどの半導体素子を作り込んでから貫通孔104を形成する場合、この半導体素子を形成する際の熱工程履歴によって、前述した結晶欠陥が増加し、貫通孔104の大きさや位置のばらつきがさらに大きくなる場合があった。
【0011】
一方、犠牲層105を用いて貫通孔104を形成する方法においては、貫通孔104の開口形状や位置を犠牲層105の位置に応じて設定することが可能なため、より精度の高い加工が可能となる。しかしながら、エッチングストップ層102が犠牲層105の上に形成されるため、図27中の矢視XXIX部を抽出拡大した図29に示すように、エッチングストップ層102のコーナ部107のカバレジが不利な方向にあるため、このコーナ部107でクラックがより発生しやすく、貫通孔104を形成した単結晶シリコン基板101の製造歩留りが低下してしまうおそれがあった。
【0012】
【発明の目的】
本発明の目的は、半導体基板に貫通孔を形成する場合、エッチングストップ層にクラックが発生しても半導体基板表面側へのエッチング液の滲み込みを防止することにより、その製造歩留りを向上させることが可能な方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の形態は、半導体基板に貫通孔を形成することを含む基板加工方法であって、前記半導体基板の表面に当該半導体基板の表面側の前記貫通孔の開口形状に対応した犠牲層を形成する工程と、前記半導体基板の表面に前記犠牲層を覆うエッチングストップ層を形成する工程と、前記エッチングストップ層の上に当該エッチングストップ層を介して前記犠牲層の周縁部を覆う環状の保護層を形成する工程と、前記半導体基板の裏面に開口部を持ったエッチングマスク層を形成する工程と、前記エッチングマスク層の前記開口部から前記エッチングストップ層に至る前記半導体基板および前記犠牲層をエッチングする工程と、エッチングされた部分に臨む前記エッチングストップ層の部分を除去して貫通孔を形成する工程とを具えたことを特徴とするものである。
【0015】
本発明の概念を表す図1〜3に示すように、<100>の結晶方位を有するシリコン基板11の表面に犠牲層12を配置し、この犠牲層12を覆うようにエッチングストップ層13を形成し、さらにその上に保護層14を形成する。また、単結晶シリコン基板11の裏面には、開口部15を持ったエッチングマスク層16が形成される(図1参照)。エッチング終了時には、犠牲層12が除去された状態で貫通孔17が形成される(図2参照)が、図2中の矢視III 部を抽出拡大した図3に示すように、エッチングストップ層13のコーナ部18にクラック19が発生しても、これが保護層14によって覆われており、エッチング液がクラック19に滲み込んでも単結晶シリコン基板11の表面側には回り込まない。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の形態による基板加工方法において、エッチングストップ層の上に保護層を形成する工程は、エッチングストップ層の上に保護層となる材料を成膜する工程と、保護層となる部分を除いて成膜された材料を除去することにより、保護層を形成する工程とを含むことができる。さらに、半導体基板がシリコン基板であってもよい。
【0018】
エッチングストップ層として、特開平63−47830号公報に記載の如き引っ張り応力に対して高い耐性を持った材料、具体的にはLP-SiN層を使用することが好ましい。また、保護層として、エッチング液に対して十分な耐性を示し、かつエッチングストップ層にクラックの誘発などのダメージを与えない有機高分子材料、具体的にはポリエーテルアミド樹脂,環化ゴムなどを採用することが好ましく、保護層自身の応力によってエッチングストップ層にダメージを与えないように熱可塑性であることが好ましい。
【0019】
本発明による保護層の配置パターンの例を図4,図5に示すが、図1〜図3に示した部材と同一機能の部材にはこれと同一符号を記してある。すなわち、シリコン基板の平面形状を表す図4およびそのV−V矢視断面構造を表す図5に示すように、保護層14は犠牲層12の周縁部全体を囲むような構成を有する。この場合、犠牲層12を全面的に覆うように保護層14を形成した後、エッチングストップ層13の除去後に不要な保護層14を除去することも可能であり、製造されるデバイスに応じて適宜選択すればよい。
【0021】
【実施例】
本発明による基板加工方法を単結晶シリコン基板に対して応用した実施例について、図6〜図21を参照しながら詳細に説明するが、本発明はこのような実施例に限らず、これらをさらに組み合わせたり、この明細書の特許請求の範囲に記載された本発明の概念に包含されるべき他の技術にも応用することができる。
【0022】
第1の実施例における製造工程を図6〜図10に示す。すなわち、表面が<100>面となる厚さが625μmの単結晶シリコン基板11の表面に3000Åの厚さのpoly-Siによる犠牲層12をパターニングによってそれぞれ一辺が100μmの正方形となるように所定間隔で300個形成し、さらにその上に2500Åの厚さのLP-SiNをエッチングストップ層13として形成した。
【0023】
一方、この単結晶シリコン基板11の裏面には、4000Åの厚さのSiO2によるエッチングマスク層16を異方性エッチングにより形成するが、このエッチングマスク層16には、犠牲層12とそれぞれ対向する開口部15が所定間隔で300個形成されている(図6参照)。
【0024】
次いで保護層14を形成するため、まずエッチングマスク層16の上からポリエーテルアミド(日立化成工業(株)製:HIMAL1200)をスピンコートにより塗布して250℃で1時間加熱することにより、これを1.0μmの厚さに成膜した。ポリエーテルアミドは感光性を有しないため、このポリエーテルアミドに対してフォトレジスト(東京応化工業(株)製:OFPR800)によりパターニングを行い、これをエッチングマスクとして酸素プラズマ法により不要な部分のポリエーテルアミドを除去することにより、エッチングストップ層13を介して犠牲層12の周縁部を覆う幅が10μmの保護層14を形成した(図7およびその平面形状を表す図8参照)。
【0025】
このようにして保護層14を形成した単結晶シリコン基板11を83℃の温度のTMAH水溶液(濃度22%)中に980分間浸漬し、開口部15から犠牲層12に至る単結晶シリコン基板11の異方性エッチングを施し、貫通孔17を形成した(図9参照)。この場合、単結晶シリコン基板11の表面側にTMAH水溶液が回り込まないように、治具を用いて単結晶シリコン基板11の表面側を保護した。
【0026】
次いで、単結晶シリコン基板11の裏面側からCF4ガスを用いて反応性イオンエッチング(以下、RIEと記述する)により、貫通孔17に臨むエッチングストップ層13の部分を除去した。この場合、単結晶シリコン基板11の表面側がCF4ガスによるダメージを受けないように、上述のフォトレジスト(OFPR800)を保護膜として単結晶シリコン基板11の表面側に塗布しておき、RIEの終了後にこのフォトレジストを単結晶シリコン基板11の表面から除去することにより、貫通孔17を完成させた(図10参照)。
【0027】
このようにして貫通孔17が形成された単結晶シリコン基板11に対し、顕微鏡によってエッチングストップ層13(特に、そのコーナ部18)に発生するクラックに起因するダメージを検査した所、格別な不良は発見されなかった。
【0028】
これに対し、上述した保護層14を形成しない以外、全く同じ条件および構成の貫通孔17が形成された単結晶シリコン基板11を製造し、同様な検査を行った所、エッチングストップ層13のクラックに起因するダメージが300箇所中、中、11箇所の貫通孔17で確認され、本発明による保護層14がエッチングストップ層13のクラックに起因するダメージに対して有効であることを確認することができた。
【0029】
次に、本発明をインクジェットヘッドのインク供給孔が形成されるシリコン基板に応用した第2の実施例について説明する。
【0030】
第2の実施例における製造工程を図11〜図20に示すが、先の実施例と同一機能の部材にはこれと同一符号を記すに止め、重複する説明は省略するものとする。すなわち、表面が<100>面となる厚さが625μmの単結晶シリコン基板11の表面に吐出エネルギー発生部としてTaNによる電気熱変換素子20およびその制御信号配線(図示せず)を形成すると共に3000Åの厚さのPoly-Siによる犠牲層12を形成し、さらにこれらの上に2500Åの厚さのLP-SiNによるエッチングストップ層13を形成した。上記制御信号配線には、電気熱変換素子20を動作させるための図示しない駆動回路が接続される。犠牲層12は、150×11500(μm)の細長い矩形に形成され、電気熱変換素子20は、この犠牲層12の長手方向に沿って300dpiの間隔で片側128個(両側で256個)形成した。また、単結晶シリコン基板11の裏面には、4000Åの厚さのSi02を異方性エッチングすることにより、開口部15を有するエッチングマスク層16が形成される(図11およびそのXII−XII矢視断面構造を表す図12参照)。図12に示す構成を1チップとして、合計200チップをこの単結晶シリコン基板11に形成した。
【0031】
次に、第1の実施例と同様にして、エッチングストップ層13を介して犠牲層12の周縁部を覆う幅が10μmのポリエーテルアミドからなる保護層14を形成した(図13およびそのX・−X・矢視断面構造を表す図14参照)。そして、共通液室21および液路22(図19およびそのXX−XX矢視断面構造を表す図20参照)の型となるポジ型レジスト(東京応化工業(株)製:ODUR)23を単結晶シリコン基板11の表面側にパターニングより形成し(図15参照)、さらに表1に記載の成分を有するネガ型レジストを本発明の吐出口形成部材24としてポジ型レジスト23を覆うように形成し、そのパターニングによって吐出口形成部材24に吐出口25を電気熱変換素子20とそれぞれ対向するように形成した(図16参照)。
【0032】
【表1】
【0033】
しかる後、吐出口25が形成された単結晶シリコン基板11を83℃に保たれたTMAH水溶液(濃度22%)中に980分間浸漬して異方性エッチングを施し、開口部15から犠牲層12に至る貫通孔17を単結晶シリコン基板11に形成した(図17参照)。この場合、先の実施例と同様に、単結晶シリコン基板11の表面側にTMAH水溶液が回り込まないように、治具によってこれを保護した。この時点で、全チップに対してエッチングストップ層13のクラックの発生および異常を顕微鏡検査により行ったが、格別な不良は発見されなかった。
【0034】
さらに、単結晶シリコン基板11の表面側を保護した状態で、この単結晶シリコン基板11の裏面側からCF4ガスを用いてRlEにより貫通孔17に臨むエッチングストップ層13の部分を除去した(図18参照)後、図19および図20に示すように、ポジ型レジスト23を除去することにより、200チップのインクジェットヘッドを完成させた。また、この時点で再び全チップに対して、エッチングストップ層13のクラックおよび異常の有無を顕微鏡検査にて行ったが、不良は発生していなかった。
【0035】
このようにして得られたインクジェットヘッドに電気的な接続を施し、液体として表2に記載のインクを用いてプリント試験を行ったところ、良好なプリント結果が得られた。
【0036】
【表2】
【0038】
これに対し、保護層12を形成しない以外は第2および第3の実施例と全く同じ構成で、同様な顕微鏡検査を行った所、エッチングストップ層13のクラックに起因するダメージが200チップ中、28個のチップにて確認され、本発明による保護層12がエッチングストップ層13のクラックに起因するダメージに対して有効であることを確認できた。
【0039】
【発明の効果】
本発明によると、エッチングストップ層の上にこのエッチングストップ層を介して犠牲層の周縁部を覆う環状の保護層を形成するようにしたので、エッチングストップ層のクラックに起因するダメージを保護層によって防止することが可能となり、エッチングにより半導体基板に貫通孔を形成する際の製造歩留りを向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図2と共に本発明の概念を断面状態で表す工程図である。
【図2】 図1と共に本発明の概念を断面状態で表す工程図である。
【図3】 図2中の矢視III部の抽出拡大断面図である。
【図4】 本発明による保護層の配置例を表す平面図である。
【図5】 図4中のV−V矢視断面図である。
【図6】 本発明による一実施例の貫通孔の形成手順を図7〜図10と共に表す工程図である。
【図7】 本発明による一実施例の貫通孔の形成手順を図6,図8〜図10と共に表す工程図である。
【図8】 図7に対する平面図である。
【図9】 本発明による一実施例の貫通孔の形成手順を図6〜図8および図10と共に表す工程図である。
【図10】 本発明による一実施例の貫通孔の形成手順を図6〜図9と共に表す工程図である。
【図11】 本発明をインクジェットヘッドに応用した一実施例の製造手順を図12〜図20と共に表す工程図である。
【図12】 図11中のXII−XII矢視断面図である。
【図13】 本発明による液体吐出ヘッドをインクジェットヘッドに応用した一実施例の製造手順を図11,図12および図14〜図20と共に表す工程図である。
【図14】 図13中のXIV−XIV矢視断面図である。
【図15】 本発明をインクジェットヘッドに応用した一実施例の製造手順を図11〜図14および図16〜図20と共に表す工程図である。
【図16】 本発明をインクジェットヘッドに応用した一実施例の製造手順を図11〜図15および図17〜図20と共に表す工程図である。
【図17】 本発明をインクジェットヘッドに応用した一実施例の製造手順を図11〜図16および図18〜図20と共に表す工程図である。
【図18】 本発明をインクジェットヘッドに応用した一実施例の製造手順を図11〜図16,図19および図20と共に表す工程図である。
【図19】 本発明をインクジェットヘッドに応用した一実施例の製造手順を図11〜図18および図20と共に表す工程図である。
【図20】 本発明をインクジェットヘッドに応用した一実施例の製造手順を図11〜図19と共に表す工程図であり、図19中のXX−XX矢視図断面を示す。
【図21】 シリコン基板に貫通孔を形成する場合の従来方法の一例を断面状態で図22〜図24と共に表す工程図である。
【図22】 シリコン基板に貫通孔を形成する場合の従来方法の一例を断面状態で図21,図23および図24と共に表す工程図である。
【図23】 シリコン基板に貫通孔を形成する場合の従来方法の一例を断面状態で図21,図22および図24と共に表す工程図である。
【図24】 シリコン基板に貫通孔を形成する場合の従来方法の一例を断面状態で図21〜図23と共に表す工程図である。
【図25】 シリコン基板に貫通孔を形成する場合の従来方法の他の例を断面状態で図26および図27と共に表す工程図である。
【図26】 シリコン基板に貫通孔を形成する場合の従来方法の他の例を断面状態で図25および図27と共に表す工程図である。
【図27】 シリコン基板に貫通孔を形成する場合の従来方法の一例を断面状態で図25および図26と共に表す工程図である。
【図28】 図23中の矢視XXVIII部の抽出拡大図である。
【図29】 図27中の矢視XXIX部の抽出拡大図である。
【符号の説明】
11 シリコン基板
12 犠牲層
13 エッチングストップ層
14 保護層
15 開口部
16 エッチングマスク層
17 貫通孔
18 コーナ部
19 クラック
20 電気熱変換素子
21 共通液室
22 液路
23 ポジ型レジスト
24 吐出口形成部材
25 吐出口
Claims (4)
- 半導体基板に貫通孔を形成することを含む基板加工方法であって、
前記半導体基板の表面に当該半導体基板の表面側の前記貫通孔の開口形状に対応した犠牲層を形成する工程と、
前記半導体基板の表面に前記犠牲層を覆うエッチングストップ層を形成する工程と、
前記エッチングストップ層の上に当該エッチングストップ層を介して前記犠牲層の周縁部を覆う環状の保護層を形成する工程と、
前記半導体基板の裏面に開口部を持ったエッチングマスク層を形成する工程と、
前記エッチングマスク層の前記開口部から前記エッチングストップ層に至る前記半導体基板および前記犠牲層をエッチングする工程と、
エッチングされた部分に臨む前記エッチングストップ層の部分を除去して貫通孔を形成する工程と
を具えたことを特徴とする基板加工方法。 - 前記エッチングストップ層の上に前記保護層を形成する工程は、前記エッチングストップ層の上に前記保護層となる材料を成膜する工程と、前記保護層となる部分を除いて成膜された前記材料を除去することにより、前記保護層を形成する工程とを含むことを特徴とする請求項1に記載の基板加工方法。
- 前記半導体基板が単結晶シリコン基板であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の基板加工方法。
- 前記保護層を構成する材料がポリエーテルアミド樹脂であることを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載の基板加工方法。
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