JP4235219B2 - コイル保持構造 - Google Patents

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本発明は、電流を流すことで磁束を発生するコイルをハウジングに保持するコイル保持構造に関する。
従来、コイルをハウジングに保持する構造は、例えば、特許文献1に示すようなものがあった。このコイル保持構造は、図10に示すように、コイル101をヨーク102に一体化してコイルアッセンブリ103を形成した後にハウジング104内に挿入して収容するように構成されていた。ハウジング104の収容穴105の底部には、コイル101が当接する取付座106が形成されており、コイル101は、取付座106に固定されている。そして、ヨーク102の外周面とハウジング104の内周面との間には、所定の隙間が形成されていた。
特開2001−225731号公報(図2)
しかしながら、従来のコイル保持構造では、ヨーク102とハウジング104との間に隙間が形成されているため、外部からの振動を受けると、ヨーク102とハウジング104との固定強度が低く、振動の影響を受けやすいといった問題があった。特に、自動車のクラッチのスレーブシリンダなどのように、コイルがエンジンの直近に取り付けられている場合は、振動の影響が顕著である。そこで、前記隙間を二次モールドやポッティング等の二次的加工によって埋めることも考えられるが、これでは工程が増えることで、管理が複雑となり製作時間も増加してしまう。
このような観点から、本発明は、製作工程が増加することなく、振動の影響を受けないコイル保持構造を提供することを課題とする。
このような課題を解決する本発明は、電流を流すことで磁束を発生するコイルをハウジングの内部に保持するコイル保持構造において、前記ハウジング内に、前記コイルを内部に収容可能で金属にて略有底円筒状に形成されたヨークを一体成形し、前記ヨーク内に、前記コイルを収容し、前記ヨークに、その開口端部を閉塞する蓋部材をさらに設け、前記蓋部材を前記ヨークの開口端部に圧入することによって、前記コイルを、前記ヨークと前記蓋部材とで押圧して固定し、前記ヨークおよび前記蓋部材の内部に収容するコイル保持構造であって、前記ヨークの開口端部は、前記ハウジングの端面よりも突出するとともに、他の円筒部分よりも薄く形成された段部を有しており、この段部をかしめることで、前記蓋部材を前記ヨークに固定したことを特徴とするコイル保持構造である。
前記構成のコイル保持構造によれば、二次モールドやポッティング等の二次的加工を要することなく、必要な部材のみでハウジングとヨークとの間の隙間をなくすことが可能となる。したがって、製作工程が増加することなく、外部からの振動によってコイルおよびヨークがハウジングに対して相対的に振動することがなく、耐振動性が向上し振動の影響を受けない。さらに、ヨークをハウジングの補強部材としても機能させることができ、ハウジングの薄肉化が達成でき、軽量化を図ることができる。また、簡易な固定方法でハウジング、ヨークおよびコイルが一体化されるので、コイルとヨークの固定強度が高まり、耐振動性がさらに向上する。さらに、ヨークの開口端部は、他の円筒部分よりも薄く形成された段部を有しているので、コイルおよび蓋部材を開口端部に挿入しやすく、ガイドの機能を有しているとともに、蓋部材の圧入時およびかしめ加工時において、コイルやボビンの破損を防ぐストッパーとしての機能も有している。また、厚さが薄いので、かしめを行いやすく、簡易な固定方法でハウジング、ヨークおよびコイルを一体化することができる。
また、本発明によれば、前記コイルと前記ヨークの底面内側との間に、緩衝部材が介設されるように構成すればよい。このようにすれば、緩衝部材で振動を吸収できるので、耐振動性がさらに向上する。この作用効果は、ボビンに設けられる凸部(請求項4参照)が高温環境下で熱負荷による収縮を起こし、凸部の圧縮によるコイルとヨーク間の反力が減少した場合でも得られる。
また、本発明によれば、前記コイルのボビンには、前記ヨークの底面内側に押圧されて前記コイルの軸方向に圧縮される凸部が形成されているように構成すればよい。なお、本発明におけるヨークの底面とは、略有底筒状に形成された底の部分を示し、コイルが挿入される奥側となる。このようにすると、ヨーク、蓋部材およびボビンの軸方向の組み合わせ公差を吸収することができる。
また、本発明によれば、前記コイルのボビンには、このボビンとは別部材からなり、前記ヨークの底面内側に押圧されて前記コイルの軸方向に圧縮される弾性部が一体成形されているに構成すればよい。なお、弾性部は、ボビン本体よりも弾性が大きい樹脂、例えばエラストマ樹脂からなり、ボビンと一体にモールド成形することで一体成形されている。このようにすると、蓋部材の圧入によって、コイルがヨークと蓋部材とに押圧されるので、コイルとヨークの固定強度が高まり、耐振動性がさらに向上する。さらに、組み付け部材数の減少や組み付け作業の簡易化を達成できる。
本発明に係るコイル保持構造によると、製作工程が増加することなく、振動の影響を受けるのを防止できるといった優れた効果を発揮する。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、添付した図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。また、本実施の形態においては、ハウジングを上方から基体に取り付けた状態を基準としていて、ヨークは下方に向いて開口している。
図1に示すように、本実施形態に係るコイル保持構造1は、電流を流すことで磁束を発生するコイル10をハウジング20の内部に保持する構造である。コイル10の導線11を巻装するボビン12の内部には、弁部品50の先端側が挿入される。弁部品50は、ブレーキ液などの流体の流路61を内包する基体60に形成された取付穴62に組み付けられている。本実施の形態では、弁部品50は常開型電磁弁にて構成されており、通常時には、流路61は開通しており、コイル10に磁束を発生させると、可動コアが移動して弁を閉じて、流路61が閉塞されるようになっている。なお、図1中、64は、基体60とハウジング20との間に介設され、ハウジング20の内部と外部間をシールするOリングである。
ところで、かかるコイル保持構造1は、ハウジング20内に、コイル10を内部に収容可能で、且つハウジング20よりも硬質の磁性部材、例えば鉄等の金属にて略有底円筒状に形成されたヨーク30を一体成形し、このヨーク30内に、コイル10を一体的に収容したことを特徴とする。
図1及び図3に示すように、ハウジング20は、樹脂にて形成され、下方(基体60側)に向かって開口する取付穴21を有している。取付穴21は、その内周面が断面円形を呈して、ヨーク30の外周面と同等の形状に形成されており、取付穴21の内周面にヨーク30が密着するように構成されている。ヨーク30は、ハウジング20の射出成型時に一体的に取り付けられる。具体的には、下型にヨーク30を被せて、その上方から所定の間隔をあけて上型を配置し、上型とヨーク30との間に樹脂を射出することでハウジング20が成形されている。これによって、ハウジング20とヨーク30が一体成形されている。
取付穴21の中心部の上側には、弁部品50の先端部を収容する弁収容穴9が形成されている。この弁収容穴9の側部で取付穴21の上側には、コイル10の導線11の両端末にそれぞれ連なる一対の端子片13(図5および図6参照、図1では一方のみ図示)と、一対のリード線22(図1参照、一方のみ図示)とを溶接あるいは半田付けにて接続するための接続用穴23が形成されている。接続用穴23の上側には、リード線22を外周から囲繞して把持するグロメット24(図1参照)が嵌合される把持用穴25が、接続用穴23に連通するとともに上方に開口して形成されている。グロメット24は、ゴム等の弾性部材で円筒状に形成されておりその内部にリード線22を挿通させて把持する。グロメット24の外周面には、把持用穴25の内周面に密接する複数の環状シール突条24aが形成されている。
把持用穴25の側部には、リード線22を屈曲させるための屈曲用穴26が上方に開口して形成されている。ハウジング20の上部には把持用穴25と屈曲用穴26を覆うカバー部材27(図1参照)が設けられている。カバー部材27には、リード線22を屈曲用穴26内で下方に押し込む押さえ板28が、下方に延出して形成されている。この押さえ板28によって、リード線22は屈曲用穴26内で下方に押えられ、V字状に屈曲することとなり、リード線22に上方への引張力が発生しても、リード線22と端子片13との接続部に応力がかかるのを防止できる。
図2に示すように、ハウジング20の取付穴21の側部両側には、ハウジング20を基体60に取り付けるためのボルト63が挿通されるボルト孔29が形成されている。
図3及び図4に示すように、ヨーク30は、ハウジング20よりも硬質の磁性部材、例えば鉄等の金属にて有底円筒状に形成されており、下方に向かって開口するようにハウジング20内に一体的に収容されている。ヨーク30の底面31には、弁部品50の先端部が挿通する弁挿通孔32と、コイル10の端子片13が挿通する端子片挿通孔33と、ヨーク30の回転を防止するためのハウジング流入孔34とが形成されている。
弁挿通孔32は、底面31の中心位置に円形に形成されている。端子片挿通孔33は、ハウジング20の接続用穴23に対応する位置に形成されている。ハウジング流入孔34は、同心円上に複数形成されている。ハウジング流入孔34は、ハウジング20の射出成型時に樹脂が流れ込むようになっている。樹脂は、ハウジング流入孔34の下方まで流れて、ハウジング流入孔34を覆う(図4では一点鎖線にて示す)ように固まる。これによって、ハウジング20の樹脂がハウジング流入孔34の内周面およびその下面に係止されることとなる。したがって、ハウジング20とヨーク30との一体性が高まるとともに、ヨーク30の回転および脱落を防止することができる。
図1および図3に示すように、ヨーク30は、その開口端部35がハウジング20の下面よりも所定長さ突出するように構成されている。開口端部35は、外径が底面31側の他の円筒部分と同じもしくはそれよりも大きい径で、内径が他の円筒部分よりも大きくなるように内周面に段部35a(図3参照)が構成されており、開口端部35の厚さが、他の円筒部分よりも薄く形成されている。
図5ないし図7に示すように、コイル10は、導線11(図5参照)と、この導線11を巻装するボビン12とを備えている。ボビン12は、第一鍔部12aと巻心部12bと第二鍔部12cとで構成されている。ボビン12は、樹脂にて形成されている。
第一鍔部12aは、上側(ヨーク30の底面31側)に位置する鍔部である。第一鍔部12aの上面には、端子片13を立設支持する支持部14が形成されている。また、第一鍔部12aの上面には、コイル10の芯を中心とする円形の突条15が形成されている。突条15には、突条15と同心の溝部16が形成されている。溝部16は円環状に形成されており、この溝部16には後記する緩衝部材36であるOリングが装着される。突条15の溝部16の内側部分には、上方に突出する凸部17が所定角度ピッチ(本実施の形態では60度ピッチ)で同心円上に複数(本実施の形態では6箇所)配置されている。凸部17は、コイル10をヨーク30に装着する際に、ヨーク30の底面31の内側に向かって押圧されて、コイル10の軸方向に圧縮されるように構成されている。
第二鍔部12cは、下側(ヨーク30の開口端部側)に位置する鍔部である。第二鍔部12cの下面には、図7に示すように、断面弓形状の突出部18が形成されている。突出部18は、第二鍔部12cの外周円の一部の円弧の両端部を直線で結んだ断面形状を呈している。突出部18の下面には、凹部18aが形成されており、ボビン12の軽量化を図っている。
巻心部12bは、円筒状を呈しており、その内部に弁部品50(図1参照)が挿通される弁挿通孔19が構成されている。
図1に示すように、コイル10とヨーク30の底面内側との間には、緩衝部材36が介設されている。緩衝部材36は、例えば、ゴム製のOリングにて構成されており、ボビン12の突条15に形成された溝部16内に装着されている。コイル10をヨーク30の底面31に押圧して収容することで、緩衝部材36は、圧縮状態でコイル10とヨーク30との間に介設されることとなる。
図1および図2に示すように、ヨーク30には、その開口端部35を閉塞する蓋部材37がさらに設けられている。蓋部材37は、略円盤状に形成されており、コイル10のボビン12の第二鍔部12cの下面に当接するように構成されている。蓋部材37は、第二鍔部12cの突出部18を除いた平坦部分18bと同等の平面形状を呈している。すなわち、蓋部材37は、第二鍔部12cより大きな外径を有しており、一部(突出部18に相当する部分)が切り欠かれ、中心部に弁部品50が貫通する貫通孔37aを有した平面形状となっている。
蓋部材37は、ヨーク30の開口端部35に圧入されることによって、ヨーク30に固定され、さらに開口端部35をかしめることによって、蓋部材37の固定を確実なものとしている。蓋部材37は、例えば、開口端部35の蓋部材37よりも下部に位置する部分(図1参照)に周方向に120度ピッチで配置された3箇所のかしめ固定部35b(図2参照)で、かしめて固定されている。このとき、ヨーク30の開口端部35は、ハウジング20の下面より所定長さ突出しているので、かしめ加工を行いやすい。
ここで、コイル10は、上部が、凸部17と緩衝部材36が圧縮された状態でヨーク30の底面31に固定されているので、蓋部材37をコイル10の下部でかしめによって固定すると、凸部17と緩衝部材36の復元力によって、コイル10の第二鍔部12cが蓋部材37に向けて付勢され、コイル10とヨーク30および蓋部材37の固定がなされることとなる。
以上説明したコイル保持構造1によれば、図1に示すように、ハウジング20内に、コイル10を内部に収容可能で金属にて略有底円筒状に形成されたヨーク30を一体成形し、このヨーク30内に、コイル10を収容したことによって、ハウジング20とヨーク30とコイル10を一体的に固定することができる。これによって、二次モールドやポッティング等の二次的加工を要することなく、必要な部材のみで、ハウジング20とヨーク30との間の隙間をなくすことが可能となる。したがって、二次的加工の製作工程が増加することなく、外部からの振動によってコイル10およびヨーク30がハウジング20に対して相対的に振動することがなく、耐振動性が向上し振動の影響を受けない。特に、ポッティング等を行うと、充填、脱泡、乾燥といった多くの工程が必要となり、その工程中は、コイル保持構造1を移動させることができないので、大きな工程ロスとなっていたが、これを省略できるので、二次的加工を省略できる効果は大きい。さらに、ハウジング20は、樹脂にて形成されているので、射出成型によって、ヨーク30との一体形成を容易に行うことができる。特に、ヨーク30を下型に被せて加工することによって、ヨーク30が変形することなく射出成型を行うことができる。
特に、本実施の形態によれば、図1及び図2に示すように、ヨーク30に、その開口端部35を閉塞する蓋部材37をさらに設け、蓋部材37は、ヨーク30の開口端部35に圧入後、開口端部35をかしめることによってヨーク30に固定しているので、簡易な固定方法でハウジング20、ヨーク30およびコイル10を一体化することができる。
このとき、ヨーク30の開口端部35は、厚さが底面31側の他の円筒部分よりも薄く形成されているので、かしめを行いやすい。さらに、図2に示すように、蓋部材37は、一部が切り欠かれてコイル10の第二鍔部12cの突出部18と係止するように構成されているので、コイル10が回転するのを防止できる。これによれば、リード線22と接続されている端子片13の回転移動を防止することができるので、接続部分に不要な応力がかかることがなく、リード線22と端子片13が外れてしまうことはない。また、ヨーク30の開口端部35は、厚さが底面31側の他の円筒部分よりも薄く形成された段部35aを有しているので、コイル10および蓋部材37を開口端部35に挿入しやすく、ガイドの機能を有しているとともに、蓋部材37の圧入時およびかしめ加工時において、コイル10やボビン12の破損を防ぐストッパーとしての機能も有している。
さらに、実施の形態によれば、ヨーク30は、樹脂製のハウジング20よりも硬質の磁性部材、例えば鉄にて形成されているので、ヨーク30をハウジング20と一体化することで、ハウジング20の補強部材としても機能させることができる。これによって、ハウジング20の薄肉化が達成でき、軽量化を図ることができる。
また、コイル10とヨーク30の底面31の内側との間に、緩衝部材36であるOリングが介設されているので、緩衝部材36で振動を吸収することができ、耐振動性がさらに向上する。さらに、ヨーク30と蓋部材37とのかしめによる固定、および緩衝部材36であるOリングの介設によって、コイル10の固定、特に軸方向の固定が確実になされることとなる。
また、コイル10のボビン12には、ヨーク30の底面31内側に押圧されてコイル10の軸方向に圧縮される凸部17が形成されているので、コイル10のヨーク30の底面31に対する押圧力を発生することができる。特に、凸部17は周方向に沿って複数形成されているので、押圧力を分散してバランスよく発生させることができ、ガタツキをなくしてコイル10の振動を防止できる。
図8はコイルの他の形態を示す断面図、図9はコイルの他の形態を示す平面図である。図8および図9に示したコイル10は、凸部17(図5および図6参照)および緩衝部材36(図1参照)に代えて、弾性部38が形成されている。この弾性部38は、ヨーク30の底面31内側に押圧されてコイル10の軸方向に圧縮される部材であって、ボビン12とは別部材からなる。弾性部38は、ボビン12の突条15に形成された溝部16内に配置されている。弾性部38は、ボビン12本体よりも弾性が大きい樹脂、例えばエラストマ樹脂からなり、ボビン12と一体にモールド成形することで、ボビン12に一体成形されている。なお、その他の構成については、図5および図6に示したコイル10と同様であるので、同じ符号を付して、説明を省略する。
このような構成によれば、弾性部38で振動を吸収できるとともに、蓋部材37の圧入によって、コイル10がヨーク30と蓋部材37とに押圧されるので、コイル10とヨーク30の固定強度が高まり、耐振動性がさらに向上する。さらに、図5ないし図7に示したコイル10と比較して、組み付け部材数の減少や組み付け作業の簡易化を達成できる。
なお、コイル保持構造1は前記実施の形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜設計変更しても差し支えない。
本発明の実施形態に係るコイル保持構造を示す断面図である。 本発明の実施形態に係るコイル保持構造を示す底面図である。 ハウジングとヨークを示す断面図である。 ハウジングとヨークを示す底面図である。 コイルを示す断面図である。 コイルを示す平面図である。 コイルを示す底面図である。 コイルの他の形態を示す断面図である。 コイルの他の形態を示す平面図である。 従来のコイル保持構造を示す断面図である。
符号の説明
1 コイル保持構造
10 コイル
12 ボビン
17 凸部
20 ハウジング
30 ヨーク
31 底面
35 開口端部
36 緩衝部材
37 蓋部材
38 弾性部

Claims (4)

  1. 電流を流すことで磁束を発生するコイルをハウジングの内部に保持するコイル保持構造において、
    前記ハウジング内に、前記コイルを内部に収容可能で金属にて略有底円筒状に形成されたヨークを一体成形し、
    前記ヨーク内に、前記コイルを収容し、
    前記ヨークに、その開口端部を閉塞する蓋部材をさらに設け、
    前記蓋部材を前記ヨークの開口端部に圧入することによって、前記コイルを、前記ヨークと前記蓋部材とで押圧して固定し、前記ヨークおよび前記蓋部材の内部に収容するコイル保持構造であって、
    前記ヨークの開口端部は、前記ハウジングの端面よりも突出するとともに、他の円筒部分よりも薄く形成された段部を有しており、
    この段部をかしめることで、前記蓋部材を前記ヨークに固定した
    ことを特徴とするコイル保持構造。
  2. 前記コイルと前記ヨークの底面内側との間に、緩衝部材が介設されたことを特徴とする請求項1に記載のコイル保持構造。
  3. 前記コイルのボビンには、前記ヨークの底面内側に押圧されて前記コイルの軸方向に圧縮される凸部が形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のコイル保持構造。
  4. 前記コイルのボビンには、このボビンとは別部材からなり、前記ヨークの底面内側に押圧されて前記コイルの軸方向に圧縮される弾性部が一体成形されていることを特徴とする請求項1に記載のコイル保持構造。
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