JP4232603B2 - 通信システム、制御装置、canバス接続ノード、canバス通信方法、及び、プログラム - Google Patents

通信システム、制御装置、canバス接続ノード、canバス通信方法、及び、プログラム Download PDF

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Description

本発明は、通信システム、特に、バス型接続されたノードを含み構成される通信システムに関する。
従来の技術において、シリアルデータバス方式の一つとしてCAN(Controller Area Network)方式が存在する。このCAN方式の特徴の一つとして、メッセージパケット同士で衝突が生じた場合に行われる調停方法がある。ここで、CAN方式における一般的な調停方法について説明する。
図1は、CAN方式で利用されるメッセージパケットのフレーム構成の一例を示す図である。図1において、アービトレーションフィールド(Arbitration Field)102には、デバイス固有に定義されたIDが示される。このアービトレーションフィールドに示されたIDは、メッセージパケットの送信先のデバイスのIDである。そして、各デバイスは、自己のIDと、バス上に流れるメッセージパケットのアービトレーションフィールドに示されたIDとの一致に基づき、そのメッセージパケットを受信するか否かを判定している。
さらに、このIDは、バスシステム内における各デバイスの優先順位を示しており、バス上でメッセージパケット同士の衝突が生じた場合に行われる調停に利用される。調停とは、衝突したメッセージパケットのうち、いずれのメッセージパケットをバス上に残すかを決定することをいい、調停に勝ったメッセージパケットが優先的にバス上を流れ、調停に負けたデバイスは所定時間たった後にメッセージパケットの再送信をすることになる。つまり、アービトレーションフィールドに示されたIDの優先順位が高いメッセージパケットが、調停に勝ち、優先してバス上を流れる。
特開2001−119416号公報 特開平14−176427号公報
上述のように、メッセージパケットのアービトレーションフィールドに示されたIDは、送信先のデバイスを示すとともに、バス上における当該メッセージパケットの優先順位を示している。したがって、従来のCAN方式では、メッセージパケットの送信先であるデバイスのIDが示す優先度が高いメッセージパケットが優先的にバス上を流れる。ただ、CAN方式を利用するシステムにおいて、バス上でメッセージパケット同士の衝突が生じた場合、メッセージパケットを送信するデバイスのIDを基準として、優先度を決定し、送信元デバイスのIDの優先度が高いメッセージパケットを優先的にバス上を流すほうが好適な場合がある。しかし、従来のCAN方式では、メッセージパケットのアービトレーションフィールドに示された送信先のIDをもとに、優先度が決定されるため、送信元のIDに基づいて優先度を決定することができないという問題がある。
本発明に係る通信システムは、バス型で接続された、固有のノードIDを有するノードを複数含み構成され、前記ノードが送出したメッセージパケット同士に衝突が生じると、衝突したメッセージパケットのうち、メッセージパケットのアービトレーションフィールドに示されたノードIDの優先度が高いメッセージパケットが優先してバス上を流れる通信システムにおいて、前記ノードは、バス上に送出するメッセージパケットのアービトレーションフィールドに自身のノードIDを送信元IDとして書き込む送信元ID書き込み手段と、前記メッセージパケットの所定位置に定義された補助フィールドに送信先ノードのノードIDを書き込む送信先ID書き込み手段と、送信元および送信先ノードIDが書き込まれたメッセージパケットをバス上に送出する送出手段と、バス上に存在するメッセージパケットのアービトレーションフィールドに示されたノードIDと、自身のノードIDとの比較に基づき、当該メッセージパケットを受信するか否かを判定する判定手段と、判定の結果、受信すべきメッセージパケットを受信する受信手段とを備え、前記通信システムは、前記ノードが送出したメッセージパケットを受信する受信手段と、受信したメッセージパケットのアービトレーションフィールドと補助フィールドとに書き込まれたノードIDを入れ替えて再書き込みする再書き込み手段と、再書き込みされたメッセージパケットをバス上に送出する送出手段とを備える制御装置を含むことを特徴とする。
本発明によれば、ノードが、バス上に送出するメッセージパケットのアービトレーションフィールドに自身のノードIDを送信元IDとして書き込み、メッセージパケットの所定位置に定義された補助フィールドに送信先ノードのノードIDを書き込み、そのメッセージパケットを送出する。そして、制御装置が、ノードの送出したメッセージパケットのアービトレーションフィールドと補助フィールドとに書き込まれたノードIDを入れ替えて再書き込みを行い、そのメッセージパケットをバス上に送出する。ノードは、制御装置によって、書き替えられたアービトレーションフィールドのノードIDと、自己のノードIDとの一致に基づき、バス上のメッセージパケットの受信を行う。
よって、送信元ノードのノードIDの優先度が高いメッセージパケットが優先的に送信先のノードまで到達することができる。
さらに、本発明に係る通信システムの一つの態様では、ノードは、一度メッセージパケットをバス上に送出した後、予め定められた間隔、次のメッセージパケットをバス上に送出することを保留することを特徴とする。
本発明によれば、優先度の高いノードIDを有するノードが、メッセージパケットを送出することを保留している間に、優先度の低いノードIDを有するノードが、バス上にメッセージパケットを送出することができるため、優先度の高いノードIDを有するノードが送出するメッセージパケットのみが、バス上を占有することを防止することができる。
本発明に係る制御装置は、バス接続されたノードごとに固有に定義されたノードIDがアービトレーションフィールドに示された、バス上に流れるメッセージパケットを制御する制御装置であって、前記ノードにより、アービトレーションフィールドに送信元のノードIDが書き込まれ、所定位置に定義された補助フィールドに送信先ノードのノードIDが書き込まれたメッセージパケットを受信する受信手段と、受信したメッセージパケットのアービトレーションフィールドと補助フィールドとに書き込まれたノードIDを入れ替えて再書き込みする再書き込み手段と、再書き込みされたメッセージパケットをバス上に送出する送出手段と、を備える。
本発明によれば、制御装置が、ノードの送出したメッセージパケットのアービトレーションフィールドと補助フィールドとに書き込まれたノードIDを入れ替えて再書き込みを行い、そのメッセージパケットをバス上に送出する。これにより、ノードが、書き替えられたアービトレーションフィールドのノードIDと、自己のノードIDとの一致に基づき、バス上のメッセージパケットの受信を行うことができる。
本発明に係るCANバス接続ノードは、バス上にメッセージパケットを送出する際に、他のメッセージパケットとの衝突を検知した場合、自身のノードIDと、他のメッセージパケットのアービトレーションフィールドに示されたノードIDとの比較に基づき、自身のメッセージパケットの送出を続けるか否かを判定するCANバス接続ノードであって、バス上に送出するメッセージパケットのアービトレーションフィールドに自身のノードIDを送信元IDとして書き込む送信元ID書き込み手段と、前記メッセージパケットの所定位置に定義された補助フィールドに送信先ノードのノードIDを書き込む送信先ID書き込み手段と、送信元および送信先ノードIDが書き込まれたメッセージパケットをバス上に送出する送出手段と、バス上に存在するメッセージパケットのアービトレーションフィールドに示されたノードIDと、自身のノードIDとの比較に基づき、当該メッセージパケットを受信するか否かを判定する判定手段と、判定の結果、受信すべきメッセージパケットを受信する受信手段と、を備える。
本発明によれば、CANバス接続ノードが、バス上に送出するメッセージパケットのアービトレーションフィールドに自身のノードIDを送信元IDとして書き込み、メッセージパケットの所定位置に定義された補助フィールドに送信先ノードのノードIDを書き込み、そのメッセージパケットを送出する。よって、送信元ノードのノードIDの優先度が高いメッセージパケットを優先的にバス上に流すことができる。
本発明に係るCANバス接続ノードの一つの態様によれば、CANバス接続ノードは、送出するメッセージパケットのアービトレーションフィールドに送信元のノードIDを書き込む送信元ID書き込みモードと、送出するメッセージパケットのアービトレーションフィールドに送信先のノードIDを書き込む送信先ID書き込みモードと、を切り替えるモード切替手段を有し、送信先ID書き込みモードの場合、前記送信先ID書き込み手段は、送信先IDをアービトレーションフィールドに書き込むことを特徴とする。
本発明によれば、モード切替手段により、送信先ID書き込みモードと、送信元ID書き込みモードとの切り替えを行うことにより、必要に応じて、従来のCAN方式と本発明のCAN方式の使い分けをすることができる。
本発明に係るCANバス通信方法は、バス接続された複数のノードと、これらのノードのバス通信を制御する制御装置とを含み構成されるCANバスシステムのCANバス通信方法であって、前記ノードが、バス上に送出するメッセージパケットのアービトレーションフィールドに自身のノードIDを送信元IDとして書き込むステップと、前記ノードが、前記メッセージパケットの所定位置に定義された補助フィールドに送信先ノードのノードIDを書き込むステップと、前記ノードが、送信元および送信先ノードIDが書き込まれたメッセージパケットをバス上に送出するステップと、前記制御装置が、前記ノードの送出したメッセージパケットを受信するステップと、前記制御装置が、受信したメッセージパケットのアービトレーションフィールドと補助フィールドとに書き込まれたノードIDを入れ替えて再書き込みするステップと、再書き込みされたメッセージパケットをバス上に送出するステップと、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、ノードが、バス上に送出するメッセージパケットのアービトレーションフィールドに自身のノードIDを送信元IDとして書き込み、メッセージパケットの所定位置に定義された補助フィールドに送信先ノードのノードIDを書き込み、そのメッセージパケットを送出する。よって、送信元ノードのノードIDの優先度が高いメッセージパケットを優先的にバス上に流すことができる。さらに、制御装置が、ノードの送出したメッセージパケットのアービトレーションフィールドと補助フィールドとに書き込まれたノードIDを入れ替えて再書き込みを行い、そのメッセージパケットをバス上に送出する。よって、ノードが、制御装置によって書き替えられたアービトレーションフィールドのノードIDと、自己のノードIDとの一致に基づき、バス上のメッセージパケットの受信を行うことができる。
以下、本発明に係る実施の形態(以下、実施形態)について図面を参照しながら説明する。
本実施形態では、図2Aに示すように、バス接続された各ノードがバス上に送信する送信メッセージパケットのアービトレーションフィールドに示されるノードIDが、送信先ノードのノードID(Destination Node ID)ではなく、送信元ノードのノードID(Transmitting Node ID)である点が、従来のCAN方式と異なる。さらに、この送信メッセージパケットの送信先ノードがどのノードであるかに関わらず、バス上に流れる送信メッセージパケットをすべて受信する制御装置が存在する点も従来のCAN方式とは異なる。この制御装置は、受信した送信メッセージパケットのアービトレーションフィールドに示された送信元ノードIDを送信先ノードIDに書き替えて、図2Bに示すような受信メッセージパケットとして、そのパケットをバス上に送信する。なお、ノードIDとは、各ノードを識別する識別子であるとともに、バス上での装置の優先順位を定める値でもある。
CAN方式(Hi−Speed CAN( ISO11898)、Low−Speed CAN(ISO11519−2)など)のバス通信では、バス上でパケット同士の衝突が生じた場合、各装置間で、パケットのアービトレーションフィールドに示されたノードIDの優先度が比較され、どのパケットを優先してバス上に流すかが決定される。したがって、本実施形態のように、各装置が送信する送信メッセージパケットのアービトレーションフィールドに送信元のノードIDを示すことで、各装置が送信する際にパケット衝突が生じた場合、送信元のノードIDの優先度が高いパケットを優先的にバス上に流すことができる。
ただ、このようにアービトレーションフィールドに送信元のノードIDを示すと、以下のような問題が生じる。すなわち、CAN方式のバス通信では、バス上に流れるメッセージパケットを各装置が受信するか否かを、バス上に流れるメッセージパケットのアービトレーションフィールドに示されたノードIDと、装置自身のノードIDとが一致するか否かで決定する。したがって、上述したように、アービトレーションフィールドに送信元のノードIDが示されていると、送信先のノードが比較するノードID同士が一致しないため、送信先のノードは、このパケットを受信することができないという問題が生じる。
そこで、本実施形態では、送信元ノードのノードIDがアービトレーションフィールドに示されたメッセージパケットを、一旦すべて受信する制御装置を設け、上記問題を解決している。この制御装置が、アービトレーションフィールドに示されたノードIDを送信先のノードIDに書き替えることで、送信先のノードは、アービトレーションフィールドに示されたノードIDと、自己のノードIDとの一致に基づき、そのメッセージパケットを受信することができる。
続いて、送信メッセージパケット及び受信メッセージパケットのフレーム構成の詳細を図2A,2Bを用いて説明する。
図2Aは、送信メッセージパケットのフレーム構成を示す図である。ここで、SOF(Start of Frame)101は、フレームの開始位置を示すフィールドであり、ビットレベルは、「ドミナント」(デジタル信号:”0”)である。アービトレーションフィールド102は、上述したとおり、送信元のノードIDを示すフィールドであり、8ビットで構成される。マルチ/シングルパケットメッセージフィールド103は、パケットメッセージがマルチパケットかシングルパケットかを識別するためのフィールドである。そして、マルチパケットの場合、ビットレベルは、「ドミナント」であり、シングルパケットの場合、ビットレベルは、「リセッシブ」(デジタル信号:”1”)である。
Rx/Txパケットフィールド104は、パケットが、送信メッセージパケットか受信メッセージパケットかを識別するためのフィールドであり、送信メッセージパケットの場合、ビットレベルは、「ドミナント」である。スペアフィールド105は、予備のフィールドである。さらに、8ビットで構成される補助フィールド106には、送信先のノードのノードIDが示される。コマンド/データフィールド107には、送信先のノードに対するコマンドやデータが示される。このフィールドは、0−56ビットで構成される。加えて、受信メッセージパケットには、フレーム転送エラーをチェックするCRCフィールド108、データフレーム受信のアクノレッジを示すACKフィールド109、データフレームの終了宣言を示すEOF(End of Frame)フィールド110が含まれる。
続いて、図2Bに示す制御装置が送信する受信メッセージパケットについて説明する。受信メッセージパケットは、アービトレーションフィールド102に示されるノードIDが送信先のノードIDである点、補助フィールド106に示されるノードIDが送信元のノードIDである点、及びRx/Txパケットフィールド104のビットレベルが、「リセッシブ」である点が、送信メッセージパケットと異なり、その他は、送信メッセージパケットと同様なフレーム構成である。
ここで、図3に示す本実施形態のシステム構成の一例をもとに、CANバス接続される通信装置と制御装置との動作を説明する。
通信装置10,20は、CANバス上に接続され、通信インターフェース11,21を介してデータの送受信を行う。通信制御部12,22は、メッセージパケットの送受信やパケット同士の衝突の際の調停を制御する。通信制御部12,22は、例えば、CPUとメモリ(RAMもしくはROM)とで構成され、メモリに格納されたプログラムをCPUが読み込むことで、パケット送受信等の制御を行う。プログラムを格納するためのメモリとしては、他にもフロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、又はCD−ROMなどの記憶媒体でもよい。具体的には、通信制御部12,22は、送信対象のメッセージパケットのアービトレーションフィールドに自己のノードIDを書き込み、補助フィールドに送信先のノードIDを書き込み、図2Aに示すような送信メッセージパケットを生成する。生成された送信メッセージパケットは、通信インターフェース11,21のバッファに一時保持される。そして、通信制御部12,22は、バッファに保持された送信メッセージパケットをFIFO方式で取り出し、バス上に送信する。
また、通信制御部12,22は、バス上でのパケット同士の衝突を検知し調停を行う。調停に勝った場合は、そのまま送信メッセージパケットの送信を続ける。一方、調停に負けた場合、通信制御部12,22は、送信メッセージパケットの送信を中断し、調停に勝ったメッセージパケットのEOFをバス上で検知するまで待機する。そして、EOFフィールドを検知すると、バッファに一時保持された送信メッセージパケットを、FIFO方式で取り出し、再度バス上への送信を試みる。加えて、通信制御部12,22は、バス上に存在する受信メッセージパケットのアービトレーションフィールドに示されたノードIDが、自己のノードIDと一致するか否かを判定する。そして、一致する場合は、その受信メッセージパケットを通信インターフェース11,21を介して、受信する。
制御装置30は、通信インターフェース31と、通信制御部32とを有する。通信制御部32は、通信制御部12,22と同様に、例えば、CPUとメモリ(RAMもしくはROM)とで構成され、メモリに格納されたプログラムをCPUが読み込むことで、パケット送受信等の制御を行う。通信制御部32は、通信装置がバス上に送信した送信メッセージパケットを、アービトレーションフィールドに示されたノードIDがどの通信装置のノードIDであるかに関わらず、通信インターフェース31を介して受信する。そして、受信した送信メッセージパケットのアービトレーションフィールドに示された送信元のノードIDと、補助フィールドに示された送信先のノードIDとを入れ替え、Rx/Txパケットフィールドのビットレベルを「リセッシブ」に変更し、受信メッセージパケットを生成する。生成された受信メッセージパケットは、通信インターフェース31のバッファに一時保持する。一時保持された受信メッセージパケットは、FIFO方式で取り出され、バス上に送信される。
ここで、通信装置の送信メッセージパケットの送信フローと、受信メッセージパケットの受信フロー、及び制御装置の送受信フローについてフローチャートを用いて説明する。
最初に、通信装置の送信フローについて、図4のフローチャートを参照して説明する。通信装置の通信制御部は、メッセージパケットのアービトレーションフィールドに送信元のノードIDを書き込み、補助フィールドに送信先のノードIDを書き込み、図2Aに示すような送信メッセージパケットを生成する(S101)。生成した送信メッセージは、通信インターフェースのバッファに一時保持される(S102)。バッファに保持された送信メッセージパケットは、所定間隔にFIFO方式で取り出され、送信が開始される(S103)。送信メッセージパケットの送信中、通信制御部はバス上のパケット同士の衝突を監視している(S104)。パケット衝突が生じなければ、そのまま送信メッセージパケットの送信を続け、パケット送信を完了させる(S105)。パケット送信完了後、バッファに他の送信メッセージパケットの存在の有無を確認し(S106)、存在すれば、S103に戻り、他の送信メッセージパケットの送信を試みる。なお、送信メッセージパケットと受信メッセージパケットとはアービトレーションフィールドにおけるノードIDが同じとなる場合があるが、通信制御部は、例えばRx/Txパケットフィールド等送受信メッセージパケットの内容が異なる他のフィールドを見て容易にパケット衝突衝突を検出することが出来る。
続いて、通信装置の受信フローについて、図5を参照して説明する。
まず、バス上に、受信メッセージパケットが存在する場合、通信装置の通信制御部は、バス上の受信メッセージパケットのアービトレーションフィールドに示されたノードIDと自己のノードIDを照合する(S201)。照合の結果(S202)、アービトレーションフィールドに示されたノードIDと自己のノードIDとが一致した場合は、バス上に存在する受信メッセージパケットの受信を行う(S203)。一致しなければ、その受信メッセージパケットの受信を行わずに、終了する。
さらに、制御装置の送受信フローについて、図6を参照して説明する。制御装置の通信制御部は、バス上の送信メッセージパケットを検知すると、通信インターフェースを介して、その送信メッセージパケットを受信する(S301)。そして、受信した送信メッセージパケットのアービトレーションフィールドに示された送信元のノードIDと、補助フィールドに示された送信先のノードIDとを入れ替え、Rx/Txパケットフィールドのビットレベルを「リセッシブ」に変更して、図2Bに示すような受信メッセージパケットを生成する(S302)。生成した受信メッセージパケットは、通信インターフェースのバッファに一時保持される(S303)。バッファに保持された受信メッセージパケットは、所定間隔でFIFO方式にて取り出され、送信が開始される(S304)。受信メッセージパケットの送信中、通信制御部はバス上のパケット同士の衝突を監視している(S305)。パケット衝突が生じなければ、そのまま受信メッセージパケットの送信を続け、パケット送信を完了させる(S306)。パケット送信完了後、バッファに他の受信メッセージパケットの存在の有無を確認し(S307)、存在すれば、S304に戻り、他の受信メッセージパケットの送信を試みる。
また、S305にて、受信メッセージパケットの送信中に、パケット衝突を検知した場合、通信制御部は、調停を行う(S308)。調停の結果、調停に勝った場合は、そのまま受信メッセージパケットの送信を続ける(S306)。一方、調停に負けた場合は、受信メッセージパケットの送信を中断し(S309)、新たに通信装置が送信した送信メッセージパケットの受信を行う(S301)。以下、同様に、受信メッセージパケットがバッファに存在しなくなるまで、受信メッセージパケットの送信を試みる。
このように、制御装置が受信パケットを送信する際にパケット同士の衝突が生じた場合でも、送信が一時中断された受信メッセージパケットは、受信動作が終わり次第FIFO(First In First Out)方式でバッファから取り出され、送信される。よって、制御装置は、受信メッセージパケットを受信した順に、その受信メッセージパケットを変換して生成された送信メッセージパケットをバス上に送信するため、本実施形態によれば、送信元のノードIDの優先度が高いメッセージパケットが優先的に送信先のノードまで到達することができる。
また、送信先のノードIDの優先度をもとに、メッセージパケットの優先度を決定する場合、優先度の高いノードIDを有する装置が、続けてメッセージパケットをバス上に流し続けると、優先度の低いノードIDを有する装置が、バス上にメッセージパケットを流すことができなくなるという問題が生じる場合が考えられる。この問題は、各装置が、一度メッセージパケットをバス上に送信したのち、予め定められた間隔、次のメッセージパケットをバス上に流すことを保留することで、解消することができる。つまり、優先度の高いノードIDを有する装置が、メッセージパケットを送信することを保留している間に、優先度の低いノードIDを有する装置が、バス上にメッセージパケットを送信すれば、優先度の高いノードIDを有する装置が送信するメッセージパケットのみが、バス上を占有することを防止することができる。
続いて、本実施形態のバス通信方式を利用した具体例として、画像形成システムを挙げて説明する。
図7は、本実施形態のCAN方式を利用してバス通信を行う画像形成システム100のシステム構成図である。本実施形態では、画像形成システムを例に説明するが、シリアルデータバス方式を採用するシステムであれば、その他のシステムでも好適である。
画像形成システム100には、通信装置として、画像形成装置1(IOT(Image Output Terminal))、用紙供給装置2(HCF(High Capacity Feeder))、用紙排出装置3(HCS(High Capacity Stacker))、および後処理/排出装置4(HCSS(High Capacity Stapler Stacker))がバス接続されている。さらに、画像形成装置と他の通信装置との間に介在し、装置間のバス通信を制御する制御装置5(FFIU( Feeder and Finisher Interface Unit))がバス接続されている。加えて、画像形成装置に対して、画像データを提供するクライアント端末6が、画像形成装置にEthernet(登録商標)などのネットワークを介して接続されている。なお、画像形成装置1は、例えば、レーザプリンタやインクジェットプリンタ或いはディジタル複写機、FAX等である。また、クライアント端末6が直接画像データを画像形成装置1に供給するのではなく、プリントサーバを介して画像データを画像形成装置1に供給してもよい。さらに、画像入力装置(IIT(Image Input Terminal))をバス接続して、画像入力装置から画像データを画像形成装置1に供給してもよい。
ここで、画像形成装置1は、ネットワークを介してクライアント端末6から受信した画像データに基づいて用紙上に画像を形成したり、画像入力装置から読み取った画像データに基づいて用紙上に画像を形成する装置である。用紙供給装置2は、画像形成装置1の入力側に接続され、大量枚数の用紙を画像形成装置1に給紙可能な装置である。用紙排出装置3は、画像形成装置1の出力側に接続され、画像形成装置1で画像形成された出力用紙を大量にスタック可能な装置である。後処理/排出装置4は、画像形成装置1で画像形成された出力用紙に対して後処理(例えば、ステープルなど)を行い、出力する装置である。
図8は、画像形成システム100において、バス接続された各装置の外観の一例を示す図である。なお、本実施形態では、図7において、制御装置5を単独装置として構成しているが、これに限定されず、例えば、画像形成装置が制御装置の機能を有するように構成してもよい。
制御装置5は、バス接続された各通信装置が起動すると、各通信装置に対して、予め定められた固有のノードIDを付与する。ノードIDは、図9の表に示すように、システム上で優先順位の高い装置ほど、低い数値が割り当てられている。本実施形態では、制御装置5のノードID(1Fhex)の優先順位が最も高く、後処理/排出装置4のノードID(82hex)の優先順位が最も低く、定義されている。
画像形成装置1は、システム上優先的なデータを送信するマスターノードとして機能する装置でもある。例えば、画像形成装置1は、クライアント端末から受信する画像データにエラーが生じた場合など、システム全体に影響があるエラーが生じた場合、各装置を強制的に停止すべく、各装置に対して、強制終了指令メッセージを送信する。しかし、このような優先順位の高いメッセージをバス上に送信する場合、送信先のノードIDをもとにパケットの優先順位を決定する従来のCAN方式では、次のような問題が生じる。
画像形成装置1が、後処理/排出装置4に対するメッセージパケットとして、強制終了指令メッセージなど、システム上、他のメッセージよりも優先して送出する必要がある重要なデータを含むメッセージパケットAを送出すると同時に、用紙排出装置3が画像形成装置1に対するメッセージパケットBを送出すると、バス上で両パケットが衝突し、調停が行われる。この場合、パケットAのアービトレーションフィールドに示されたノードIDは、送信先の後処置/排出装置4のノードID、82hexであるのに対して、パケットBのアービトレーションフィールドに示されたノードIDは、送信先の画像形成装置1のノードID、21hexである。よって、21hexのほうが82hexよりも優先順位が高いと判断されて、パケットBが優先的にバス上を流れる。よって、システム上重要なパケットAよりも、さきにパケットBがバス上を流れる。
このように、システム上のエラー発生等により、システム上優先順位の高いノードIDを有する画像形成装置1が、画像形成装置1と比較して優先順位の低いノードIDを有する各装置の現在行っている動作を強制的に終了する強制終了指令メッセージなどを各装置に対して送信する際に、他の装置から画像形成装置1に対して別のメッセージが送信された場合、従来のCAN方式では、他の装置からの画像形成装置1に対するメッセージのほうが優先的にバス上を流れてしまう。しかし、本実施形態によれば、各装置が送出するメッセージパケットのアービトレーションフィールドには、送信元のノードIDが示されているため、送信元のノードIDの優先度が高いメッセージパケットが優先的に送信先のノードまで到達することができる。よって、従来のような問題を解消することができる。
なお、本実施形態は、ハード構成としては、従来のCAN方式のハード構成と同様でよく、ソフト的な変更で実現可能である。
また、従来のCAN方式モードと、本実施形態のCAN方式モードとの両モードを各装置に実装し、必要に応じて、モードを切り替えて、各装置を使用してもよい。ここで、従来のCAN方式のモードとは、バス接続された各装置が、パケットメッセージを送信する際に、パケットメッセージのアービトレーションフィールドに送信先のノードIDを書き込むモードのことをいう。また、本実施形態のCAN方式モードとは、各装置が送信するパケットメッセージのアービトレーションフィールドに送信元のノードIDを書き込むモードのことをいう。モードの切り替えは、各装置に切り替えスイッチを設けて、装置をシステムに接続して構築するなどの際に、適宜スイッチを切り替えることでモード設定を行ってもよいし、制御装置が、ノードIDを各通信装置に付与する際に、ノードIDの他に、どのモードで動作するかを示す情報を各装置に送信し、そのモード情報をもとに、各通信装置が自己のモード設定を行ってもよい。従来のCAN方式のモード設定される場合は、制御装置は送信元のノードIDと送信先ノードのノードIDとの書き換えは行わない。このように、各通信装置に、モードを切り替える手段を設けることで、必要に応じて、従来のCAN方式と本実施形態のCAN方式の使い分けをすることができる。また、各通信装置から自己のモード設定に関する情報を得るようにすれば、両モードの通信装置が混在することを未然に防止することができる。また、従来のCAN方式のモード設定された通信装置と本実施形態のCAN方式モードの通信装置とを共存させることもできる。この場合制御装置は、例えばRx/Txパケットフィールドを見て、従来のCAN方式のモードを設定された通信装置から送信されたパケットメッセージについては送信元のノードIDと送信先ノードのノードIDとの書き換えは行わないようにする。このようにすれば、装置の制御状態や装置外部から送られる指示に応じて各通信装置における調停の優先度を柔軟に設定することが出来、例えばある特定の機器に対するパケットメッセージについて送受信とも他の通信装置に優先させるというような設定が可能となる。
従来のCAN方式で利用されるメッセージパケットのフレーム構成の一例を示す図である。 本実施形態において利用される送信メッセージパケットのフレーム構成の一例を示す図である。 本実施形態において利用される受信メッセージパケットのフレーム構成の一例を示す図である。 本実施形態における通信装置と制御装置を含むシステム構成の一例を示す図である。 本実施形態における通信装置の送信メッセージパケットの送信フローを示すフローチャート図である。 本実施形態における通信装置の受信メッセージパケットの受信フローを示すフローチャート図である。 本実施形態における制御装置のメッセージパケットの送受信フローを示すフローチャート図である。 本実施形態の画像形成システムにおけるシステム構成を示す図である。 本実施形態の画像形成システムにおいて、バス接続された各装置の外観の一例を示す図である。 本実施形態の画像形成システムにおける各装置のノードIDの優先度を表として示した図である。
符号の説明
1 画像形成装置、2 用紙供給装置、 3 用紙排出装置、4 後処理/排出装置、5 制御装置、6 クライアント端末、10,20 通信装置、11 通信インターフェース、12 通信制御部、30 制御装置、31 通信インターフェース、32 通信制御部、100 画像形成システム、101 SOFフォールド、102 アービトレーションフィールド、103 マルチ/シングルパケットメッセージフィールド、104 Rx/Txパケットフィールド、105 スペアフィールド、106 補助フィールド、107 データフィールド、108 CRCフィールド、109 ACKフィールド、110 EOFフィールド。

Claims (10)

  1. バス型接続された、固有のノードIDを有するノードを複数含み構成され、前記ノードが送出したメッセージパケット同士に衝突が生じると、衝突したメッセージパケットのうち、メッセージパケットのアービトレーションフィールドに示されたノードIDの優先度が高いメッセージパケットが優先してバス上を流れる通信システムにおいて、
    前記ノードは、
    バス上に送出するメッセージパケットのアービトレーションフィールドに自身のノードIDを送信元IDとして書き込む送信元ID書き込み手段と、
    前記メッセージパケットの所定位置に定義された補助フィールドに送信先ノードのノードIDを書き込む送信先ID書き込み手段と、
    送信元および送信先ノードIDが書き込まれたメッセージパケットをバス上に送出する送出手段と、
    バス上に存在するメッセージパケットのアービトレーションフィールドに示されたノードIDと、自身のノードIDとの比較に基づき、当該メッセージパケットを受信するか否かを判定する判定手段と、
    判定の結果、受信すべきメッセージパケットを受信する受信手段と、
    を備え、
    前記通信システムは、
    前記ノードが送出したメッセージパケットを受信する受信手段と、
    受信したメッセージパケットのアービトレーションフィールドと補助フィールドとに書き込まれたノードIDを入れ替えて再書き込みする再書き込み手段と、
    再書き込みされたメッセージパケットをバス上に送出する送出手段と、
    を備える制御装置を含む通信システム。
  2. 請求項1に記載の通信システムにおいて、
    前記ノードは、
    一度メッセージパケットをバス上に送出した後、予め定められた間隔、次のメッセージパケットをバス上に送出することを保留することを特徴とする通信システム。
  3. 請求項1に記載の通信システムにおいて、
    前記制御装置は、
    送信すべきメッセージパケットが調停により送信できずに保留された場合に再送信するまでの調停保留時間を他のノードにおける調停保留時間よりも短くしたことを特徴とする通信システム。
  4. バス型接続されたノードごとに固有に定義されたノードIDがアービトレーションフィールドに示された、バス上に流れるメッセージパケットを制御する制御装置であって、
    前記ノードにより、アービトレーションフィールドに送信元のノードIDが書き込まれ、所定位置に定義された補助フィールドに送信先ノードのノードIDが書き込まれたメッセージパケットを受信する受信手段と、
    受信したメッセージパケットのアービトレーションフィールドと補助フィールドとに書き込まれたノードIDを入れ替えて再書き込みする再書き込み手段と、
    再書き込みされたメッセージパケットをバス上に送出する送出手段と、
    を備える制御装置。
  5. バス上にメッセージパケットを送出する際に、他のメッセージパケットとの衝突を検知した場合、自身のノードIDと、他のメッセージパケットのアービトレーションフィールドに示されたノードIDとの比較に基づき、自身のメッセージパケットの送出を続けるか否かを判定するCANバス接続ノードであって、
    バス上に送出するメッセージパケットのアービトレーションフィールドに自身のノードIDを送信元IDとして書き込む送信元ID書き込み手段と、
    前記メッセージパケットの所定位置に定義された補助フィールドに送信先ノードのノードIDを書き込む送信先ID書き込み手段と、
    送信元および送信先ノードIDが書き込まれたメッセージパケットをバス上に送出する送出手段と、
    バス上に存在するメッセージパケットのアービトレーションフィールドに示されたノードIDと、自身のノードIDとの比較に基づき、当該メッセージパケットを受信するか否かを判定する判定手段と、
    判定の結果、受信すべきメッセージパケットを受信する受信手段と、
    を備えるCANバス接続ノード。
  6. 請求項5に記載のCANバス接続ノードにおいて、
    前記送出手段は、
    一度メッセージパケットをバス上に送出した後、一定間隔、次のメッセージパケットをバス上に送出することを保留することを特徴とするCANバス接続ノード。
  7. 請求項5に記載のCANバス接続ノードにおいて、
    送出するメッセージパケットのアービトレーションフィールドに送信元のノードIDを書き込む送信元ID書き込みモードと、送出するメッセージパケットのアービトレーションフィールドに送信先のノードIDを書き込む送信先ID書き込みモードと、を切り替えるモード切替手段を有し、
    送信先ID書き込みモードの場合、
    前記送信先ID書き込み手段は、送信先IDをアービトレーションフィールドに書き込むことを特徴とするCANバス接続ノード。
  8. バス接続された複数のノードと、これらのノードの通信を制御する制御装置とを含み構成されるCANバスシステムのCANバス通信方法であって、
    前記ノードが、バス上に送出するメッセージパケットのアービトレーションフィールドを自身のノードIDを送信元IDとし、
    前記メッセージパケットの所定位置に定義された補助フィールドに送信先ノードのノードIDとするメッセージパケットを生成するステップと、
    前記ノードが、生成したメッセージパケットをバス上に送出するステップと、
    前記制御装置が、前記ノードの送出したメッセージパケットを受信するステップと、
    前記制御装置が、受信したメッセージパケットのアービトレーションフィールドと補助フィールドとに書き込まれたノードIDを入れ替えたメッセージパケットを生成するステップと、
    生成したメッセージパケットをバス上に送出するステップと、
    を含むCANバス通信方法。
  9. バス接続されたノードごとに固有に定義されたノードIDがアービトレーションフィールドに示された、バス上に流れるメッセージパケットを制御する制御装置を、コンピュータを用いて制御するためのプログラムであって、
    前記ノードにより、アービトレーションフィールドに送信元のノードIDが書き込まれ、所定位置に定義された補助フィールドに送信先ノードのノードIDが書き込まれたメッセージパケットを受信するステップと、
    受信したメッセージパケットのアービトレーションフィールドと補助フィールドとに書き込まれたノードIDを入れ替えて再書き込みするステップと、
    再書き込みされたメッセージパケットをバス上に送出するステップと、
    をさせるように、コンピュータを用いて、制御装置を制御するプログラム。
  10. バス上にメッセージパケットを送出する際に、他のメッセージパケットとの衝突を検知した場合、自身のノードIDと、他のメッセージパケットのアービトレーションフィールドに示されたノードIDとの比較に基づき、自身のメッセージパケットの送出を続けるか否かを判定するCANバス接続ノードを、コンピュータを用いて制御するためのプログラムであって、
    バス上に送出するメッセージパケットのアービトレーションフィールドに自身のノードIDを送信元IDとして書き込むステップと、
    前記メッセージパケットの所定位置に定義された補助フィールドに送信先ノードのノードIDを書き込むステップと、
    送信元および送信先ノードIDが書き込まれたメッセージパケットをバス上に送出するステップと、
    バス上に存在するメッセージパケットのアービトレーションフィールドに示されたノードIDと、自身のノードIDとの比較に基づき、当該メッセージパケットを受信するか否かを判定するステップと、
    判定の結果、受信すべきメッセージパケットを受信するステップと、
    をさせるように、コンピュータを用いて、CANバス接続ノードを制御するプログラム。

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