JP4232005B2 - 保護粘着フィルム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、突起物を有する平面又は曲面板において、突起物周辺の平面又は曲面板の仕上げ面を保護する保護粘着フィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車のボンネット等の比較的広範囲な仕上げ面は、その仕上げ面を有する商品がユーザ等の手に渡るまで、埃、ゴミ等の固体類や、雨、薬剤、噴出ノズルの噴出残渣等の液類から保護し、傷、変性、変色等を防止する必要がある。
【0003】
従来、この仕上げ面を保護するために、基材に粘着剤層を設けてなる大面積の表面保護用シートであって、ローラー等により仕上げ面全体に貼着するものが存在する(例えば、特許文献1参照)。そして、保護不要箇所の突起物、例えば、自動車のボンネットにおける噴出ノズル(即ち、ウィンドウォッシャーノズル)等を仕上げ面内に設けてある場合には、前記表面保護用シートを貼着した後に、カッター等で保護不要箇所の表面保護用シートを切り取っていた(図8の上図)。
【0004】
この保護不要箇所の切り取りに関連して、突起物の周囲に隣接するような穴を矩形の平面板状材の平面内部に有してなり、突起物の周辺の仕上げ面に貼着する穴あき粘着フィルム(例えば、特許文献2参照。)や、同様の平面形状をした、穴あきパッチ或いは所定厚みの穴あき板材(例えば、特許文献3参照。)が存在する。これらは、前記表面保護用シートの貼着前に突起物を囲うように貼着し、更にその表面から前記表面保護用シートを重ねて貼着した上で、表面保護用シートの前記保護不要箇所を切り取る際に、突起物周辺の仕上げ面をカッター等から保護するものである。
【0005】
【特許文献1】
特開平6−073352号公報
【特許文献2】
特開平5−237935号公報
【特許文献3】
特開平7−205298号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前記表面保護用シートを直に貼着した際には、突起物までをも一旦覆うこととなるため、突起物及びその周辺にて仕上げ面との間に隙間が生じる(図8の上図)。このため、保護不要箇所を切り取った後も表面保護用シートの突起物周辺に皴が生じ(図8の下図)、切り取り端部における隙間も極めて生じ易いものであった。
【0007】
また、前記穴あき粘着フィルムや、穴あきパッチ或いは穴あき板材は、そもそも前記表面保護用シートを切り取る際に仕上げ面をカッター等から保護するものであるから、これら穴あき粘着フィルム等の表面方向から仕上げ面を保護しうるべき厚みや剛性を有し、突起物の面視周形状に近接した穴を有する。このため、これら穴あき粘着フィルム等を使用した場合にも尚、その穴の付近において穴あき粘着フィルム等の粘着面と仕上げ面との間に、皴が生じ易いものであった。
【0008】
特に、自動車のボンネット等のような(段差を有する、湾曲する等の)曲面からなる仕上げ面においては、平面板状材の平面内部に穴を有した前記穴あき粘着フィルム等は、貼着の向きが大きく制限され、仕上げ面の表面形状に追従することができず、貼着後の皴が極めて生じ易いものであった。
【0009】
このように一旦皴が生じた状態では、表面保護用シートの表面をスキージー、ローラ等で押さえ付けても仕上げ面と表面保護用シートとの間の隙間、或いは仕上げ面と穴あき粘着フィルム等との間の隙間を完全には消し難く、密着が不完全となる(図8の下図)。この密着が不完全な状態では、噴出ノズルによる噴出残渣等の異物が、前記切り取り端部の隙間、或いは穴あき粘着フィルム等の穴の隙間から浸入し易く、突起物周辺だけでなく突起物から離れた仕上げ面をも確実に保護することができない。また、完全な密着のために慎重に貼着すると、貼着作業の効率が低下してしまう。
【0010】
そこで、本発明は、平面だけでなく曲面においても突起物周囲近傍からの異物の侵入を防ぐことで、保護対象たる突起物周辺の仕上げ面及び突起物から離れた仕上げ面を確実に保護することができ、且つ容易に貼着しうることで貼着作業を効率化することが出来る保護粘着フィルムを提供することを課題としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明の保護粘着フィルムは、突起物P周辺の仕上げ面を保護対象とする保護粘着フィルム本体1からなる保護粘着フィルムであって、前記突起物Pが露出しうる露出孔2と、この露出孔2の周縁から保護粘着フィルム本体1の周縁へ亘る空隙3とを設けたことを特徴としている。
【0012】
このようなものであれば、空隙3を構成する保護粘着フィルム本体1の一端及び他端を、それぞれ自由な角度で保護対象に貼着することができる。また、保護粘着フィルム本体と保護対象との間にできる隙間を、前記一端及び他端から逃がすことで、無くすことができる。これにより、保護対象が曲面であっても、保護対象の表面形状に的確に追従しうる。
【0013】
さらに、本発明の保護粘着フィルムは、保護対象が曲面であると共に、前記空隙3を、露出孔2の四囲のうち一方向を開放して設けたものとすることが好ましい。
【0014】
このようなものであれば、一枚の保護粘着フィルムを貼着することによって、保護対象の曲面に皴を生じさせることなく容易に貼着できるので、複数の保護粘着フィルムを使用することが不要となる。このため、空隙を有さない従来の穴あきフィルムに比して、貼着作業の効率が格段に上がるものとなる。
【0015】
また、小さい貼着面積となり貼着及び取り扱いが容易になると共に、材料や加工の手間の削減により保護粘着フィルムを安価に提供することができる。
【0016】
ここで本発明において、四囲とは、突起物P周囲近傍の仕上げ面の面視(以下、単に面視という。)にて略四半周ごとに区切られる、上下左右の周囲四方向をいう。また、方向を示す際(以下「方」「端」又は「縁」の語と共に用いる際)の上、下、左、右それぞれの語は、各対象を中心とした、この面視における周囲の方向をいう(図1参照)。
【0017】
より具体的には、本発明の保護粘着フィルムは、保護対象が傾斜面であり、突起物がこの保護対象の傾斜上方向を噴出方向として設けられた噴出ノズルであると共に、前記保護粘着フィルム本体1は、突起物Pの左右側方の周辺をそれぞれ保護する略矩形の側方保護粘着フィルム部11と、これら側方保護粘着フィルム部11の各下端にそれ自体の上縁両端部が連接し、突起物Pの下側方の周辺を保護する略矩形の下方保護粘着フィルム部12と、から構成されるものであり、前記空隙3は、各側方保護粘着フィルム部11の互いに向かい合う側縁にて形成され、露出孔2の周縁は、各側方保護粘着フィルム部11の前記側縁と下方保護粘着フィルム部12の上縁略中央部とから形成されることが好ましい。
【0018】
このようなものであれば、保護フィルム本体が突起物Pたる噴出ノズルの左右側方および下側方(傾斜下方向)の周辺を保護すべく貼着したときに、空隙3が、噴出ノズルの傾斜上方向たるノズル噴出方向にのみ位置する。保護対象が傾斜面である場合には、埃、ゴミ等の固体類や、雨、薬剤、噴出ノズルからの噴出残渣等の液類は、傾斜面にて噴出ノズルの左右側方或いは傾斜下方向に流れ落ちるため、傾斜上方向にはほとんど残らず、従って、噴出ノズルのノズル噴出方向は傾斜面において保護必要箇所でない。よって、空隙3のための余分な保護粘着フィルム域が不要となり保護対象を効率的に保護することができる。
【0019】
さらに、前記空隙3は、前記露出孔2の四囲のうち一方向を開放したものとして設けられるので、空隙3のための余分な保護粘着フィルム域が不要となり、小さい貼着面積となることで取り扱いの容易な保護粘着フィルムを安価に提供することができる。
【0020】
また、保護粘着フィルム本体1が全体として略凹形となるとともに、露出孔2及び空隙3が、この略凹形の欠けた部分たる略コ字形となり、いずれも簡略形状で構成されることから、貼着方向の認識や貼着位置の確認等の取り扱いが更に容易なものとなり、貼着作業の効率がさらに上がる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の構成を、各実施例として示した図面に基づいて詳細に説明する。
(第一実施例)
図1及び図2は、本発明の第一実施例の平面及び一部断面を示す。図3ないし図5は、第一実施例の保護粘着フィルムを使用する状態を示す。
【0022】
本発明は、突起物P周辺の仕上げ面を保護対象とする保護粘着フィルム本体1からなる保護粘着フィルムであって、前記突起物Pが露出しうる露出孔2と、この露出孔2の周縁の一部から保護粘着フィルム本体1の周縁の一部へ亘る空隙3と、を設けたものである(図1、図4)。
【0023】
突起物Pは、平面板或いは曲面板に突起して設けられた保護不要箇所であり、次述の保護対象により突起物P自体の周辺の近傍を囲まれる。第一実施例においては、保護対象の傾斜曲面にて傾斜上方向を噴出方向として(即ち、傾斜上方向を向いて)設けられた噴出ノズルであり、特に、自動車のボンネットに設けられた液体噴出ノズルたるウィンドウォッシャーノズルである(図4、図5)。
【0024】
保護対象は、平面板の表面、或いは、段差や湾曲部を一部ないし全体に有する曲面板の表面からなる広範な仕上げ面のうち、突起物P周辺の範囲である(図4、図5参照)。これは、保護不要箇所の近傍からその周辺に広がる、異物の侵入を防止すべき保護必要表面を意味する。第一実施例においては自動車の噴出ノズル(ウィンドウォッシャーノズル)周辺におけるボンネット表面である。具体的には、傾斜曲面たるボンネット表面のうち、噴出ノズルの左右側方及び下側方(傾斜下方向)の近辺であり、ボンネット全体に表面保護用シートSを貼着し保護不要箇所を切り取るときの、表面保護用シートSの切り取り端部から周囲約50ないし70mm以上に広がる範囲である。
【0025】
そして、保護粘着フィルム本体1は、突起物Pの左右両側方の周辺をそれぞれ保護する側方保護粘着フィルム部11と、これら側方保護粘着フィルム部11の各下端にそれ(下方保護粘着フィルム部12)自体の上縁両端部が連接すると共に突起物Pの下側方の周辺を保護する下方保護粘着フィルム部12と、が連接して一体のものとして成り、全体として略凹形の板状或いはフィルム状に構成される(図1、図4)。尚、側方保護粘着フィルム部11の各下端と、下方保護粘着フィルム部12自体の上縁両端部との連接箇所は、図1、図4の二点鎖線にて表される。
【0026】
また、保護粘着フィルム本体1は、表面から順に、保護粘着フィルム本体1の表面剥離力を所定のものとする塗膜層13と、この塗膜層13をそれ自体の表面に塗膜接着されて基部を構成する基材層14と、この基材層14の裏面に接着されて成り、それ(粘着層15)自体の裏面の粘着面にて保護対象に粘着する粘着層15と、粘着層15の粘着面に剥離可能に覆設される剥離紙16と、から形成される(図2)。即ち、保護粘着フィルム本体1の裏面の粘着層15にて、粘着層15を覆う剥離紙16を剥離可能なものとして覆設し、保護粘着フィルム本体1の表面には塗膜層13を設けている。尚、後述の第二実施例のように、剥離紙16を覆設しないものでもよい。
【0027】
側方保護粘着フィルム部11は、突起物Pの左右両側方の周辺をそれぞれ保護すべく、露出孔2及び空隙3の左右に一対に設けられるものであり、その形状は、自重により大きく撓み貼着作業に影響を及ぼすことのなきよう、代表幅11bが代表縦長11hの少なくとも半分以上の略矩形形状である(図1)。保護対象のうち突起物Pの左右周辺を左右均等に保護するためには、左右それぞれの側方保護粘着フィルム部11は、左右対称の形状であることが好ましく、特に左右略同一形状であることが好ましい。
【0028】
第一実施例では、側方保護粘着フィルム部11は、貼着時の取り扱い性をより高めるべく、代表幅11bが代表縦長11h以上であり、代表縦長11hよりわずかに長い、左右同一の横長矩形形状となっている。側方保護粘着フィルム部11の形状は、他に、略楕円、略長円等でもよく、また後述の第二実施例のような略台形(図6)、後述の第三実施例のような略鉤形(図7)でもよい。
【0029】
下方保護粘着フィルム部12は、突起物Pの下側方の周辺を保護するものであり、それ自体の代表縦長12hが少なくとも約40mmの略矩形形状である(図1)。そして、下方保護粘着フィルム部12自体の上縁両端部(図1、図4の二点鎖線にて表される連接箇所)にて、側方保護粘着フィルム部11の各下端(面視下方向の一辺)と一体のものとして連接する。即ち、下方保護粘着フィルム部12が左右一対の側方保護粘着フィルム部11と互いに連接することで、全体として一枚の保護粘着フィルム本体1が構成される。
【0030】
塗膜層13は、保護粘着フィルム本体1の基材層14(次述)の表面に塗膜接着されて成り、表面剥離力を所定のものとすることで、製造時にロール状とした後述の長尺粘着フィルムF1を容易に転回させて引き出しうると共に、使用時に大面積の表面保護用シートSとの良好な粘着力を確保しうるものとしている。
【0031】
この塗膜層13は、非シリコーン系離型剤たる、長鎖アルキル基含有ポリマーからなる。その層厚さは0.10μm以下、好ましくは0.06μm〜0.07μmである(図2)。
【0032】
基材層14は、紙・布類や、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル等のプラスチック材や、アルミニウム、ステンレス等の金属類や、これらの混合物を主成分とするフィルム或いはシートからなる。その層厚さは30μm〜70μm程度である(図2)。
【0033】
粘着層15は、この基材層14の裏面に投錨剤15aを介して前記基材層14の裏面に定着してなると共に、それ自体の粘着面にて保護対象に粘着するものである(図2)。粘着層15の主成分は、ポリイソブチレン系樹脂、アルキド系樹脂、シリコン系樹脂、天然或いは合成ゴム系樹脂等であり、その層厚さは、10μm程度である。その接着力は、1〜10N/25mm幅程度であり、前記塗膜層13との重ね合わせ粘着力は1〜2N/25mm幅程度であることが好ましい。
【0034】
投錨剤15aは、基材層14と粘着層15とに投錨するものであり、この各層の定着を高めるものである。剤質としては、適宜のものを用いることができるが、好ましくは、例えば塩素化ポリプロピレン系樹脂、ゴムとアクリル酸のグラフト共重合体とイソシアネートとの混合物等が用いられる。尚、投錨剤15aを介さずに基材層14と粘着層15とを接着したものでもよい(図示せず)。
【0035】
剥離紙16は、粘着層15の粘着面に、粘着面の少なくとも一部を覆うようにして覆設される(図2)。第一実施例では、保護粘着フィルム本体1と略同一形状であり、保護粘着フィルム本体1の形状に沿って粘着面の全部に剥離可能に覆設される。また、その層厚さは110μm〜120μm程度であり、塗膜層13と基材層14と粘着層5とからなるフィルムよりも比較的大きな曲げ剛性を有する。これと共に、覆設される下方保護粘着フィルム部12の中央付近にて、縦方向にスリット16lを設けており、分離する2枚の略左右対称形状からなる(図1)。
【0036】
剥離紙16の表面、即ち粘着層15の粘着面と接する面には、離型処理が施され、貼着の際に粘着面から容易に剥離しうるものとなっている(図3)。離型処理として剥離紙16に塗布する場合、離型処理剤は適宜のものを用いることができるが、特に、非シリコーン系の長鎖アルキル基(例えば、オクタデシル基やステアリル基)含有ポリマーから成ることが好ましい。
【0037】
尚、剥離紙16にて覆設する部分は、下方保護粘着フィルム部12等、保護粘着フィルム本体1の一部だけでもよく、或いは、保護粘着フィルム全体を覆設する場合には、略矩形形状の剥離紙16としてもよい(図示せず)。
【0038】
そして、露出孔2は、前記突起物Pの全部が露出しうる代表幅2bおよび代表縦長2hを有するものであり、突起物Pの面視周形状より一回り大きいものである(図1)。第一実施例にて露出孔2は、次述の空隙3と共に、保護粘着フィルム本体1の外周縁から中央付近に向かって伸びる開口部から成る。
【0039】
露出孔2の周縁は、保護粘着フィルム本体1の内周縁によって形成される。露出孔2の周縁の形状は、突起物Pの面視周形状に所定の間隔をおいて沿うと共に、種々の突起物Pの面視周形状にも対応しうるような形状であれば、略長円、略楕円を含む略円形、略多角形等、どのような形状でもよい。
【0040】
第一実施例にて露出孔2の周縁は、保護粘着フィルム本体1の略凹形にて欠けた部分である。即ち、各側方保護粘着フィルム部11の互いに向かい合う側縁と、下方保護粘着フィルム部12の上縁略中央部と、から形成されて成り、代表縦長2hと代表幅2bとが等しい略コ字形である(図1)。
【0041】
而して、空隙3は、露出孔2の周縁の一部から保護粘着フィルム本体1の周縁の一部へと亘って設けられた空間である。更に言えば、保護粘着フィルム本体1の外周縁から中央付近に向かって伸びる切り込み部或いは開口部である。
【0042】
第一実施例にて空隙3は、この外周縁から伸びる開口部が露出穴2を形成すると共に、空隙3をも形成する。また第一実施例にて、保護粘着フィルム本体1が露出孔2の四囲のうち三方向を形成するのに対し、空隙3は、露出孔2の四囲のうち残りの一方向に形成される。つまり空隙3は、前記露出孔2の周縁の一部たる、各前記側方保護粘着フィルム部11の互いに向かい合う側縁にて形成される。この空隙3は、特に、露出孔2の四半周以下の範囲内に設けられ、露出孔2の代表幅2bと略同一の代表幅3bを有する(図1)。
【0043】
第一実施例の保護粘着フィルム本体1の製造は、以下のように行われる(図示せず)。まず、基材層14の表裏に塗膜層13と粘着層15を接着して成る長尺粘着フィルムF1を、ロール体R1として成形すると共に、長尺剥離紙F2を別のロール体R2として成形する(図示せず)。
【0044】
次に、このロール体R1、R2を共に転回させて、長尺粘着フィルムF1、長尺剥離紙F2をそれぞれ引き出し、引き出した長尺粘着フィルムF1の裏面と長尺剥離紙F2の表面とを重ね合わせることで、長尺剥離紙F2を覆設する(図示せず)。
【0045】
続けて、この長尺剥離紙F2を覆設した長尺粘着フィルムF1を引き出しながら、一定間隔毎に露出孔2及び空隙3の周形状の孔を開け、続いて一定長さ(保護粘着フィルム本体1の代表縦長(11h+12h)、或いは代表幅(すなわち下方保護粘着フィルム部の代表幅12b))毎に切断する(図示せず)。これにより、複数の保護粘着フィルム本体1を連続的に得る。
【0046】
以上のように構成された本発明の保護粘着フィルムを、例えば突起物Pたる噴出ノズルを有する自動車のボンネットに使用するには、保護フィルム本体が噴出ノズルの左右側方および下側方の近傍からその周辺に位置すべく保護対象に貼着すればよい。このとき空隙3が噴出ノズルのノズル噴出方向を向くようになる(図4)。
【0047】
貼着の際は、例えば図3のように下方保護粘着フィルム部12を、保持する手の四指又は三指を裏面に当てるようにして、両手で保持する。そして、図3のように剥離紙16を剥離しながら、この下方保護粘着フィルム部12の上縁から下縁へと順に貼着し、また側方保護粘着フィルム部11の下端(面視下方向)の部分から上端(面視上方向)の部分へと順に貼着する。このとき、保護対象たるボンネットの表面形状に追従させながら皴が生じぬように貼着する。また、必要に応じてローラー、スキージー等により保護粘着フィルム本体1の表面を押さえ、保護対象との間の隙間を完全に無くすように密着させる(図4)。
【0048】
次に、貼着した本発明の保護粘着フィルムの表面と重なるようにして、広範囲な仕上げ面の全体を保護する大面積の表面保護用シートSを、ローラー、スキージー等を用いて突起物Pたる噴出ノズルをも覆うように貼着する。更に、貼着した表面保護用シートSのうち、噴出ノズルを覆う箇所の周囲近傍を、カッター等で切り取る(図5の上図)。
【0049】
そして、表面保護用シートSの切り取り部の周辺を、本発明の保護粘着フィルムの表面に、隙間が生じぬよう重ねて貼着し、その表面からローラー、スキージー等で押さえて密着させる(図5の下図)。
【0050】
以上のように構成された本発明の保護粘着フィルムは、露出孔2の一方向を開放する空隙3を設けたことで、空隙3にて貼着時における保護粘着フィルム本体1の保護対象との隙間を逃がすことができ、段差や湾曲を含む自動車のボンネットのような曲面にも的確に追従しうる。
【0051】
即ち、周縁の閉じた穴のみを有し空隙を有さない従来の穴あきフィルムは、穴の周縁に皴を逃がす自由度がなく、貼着角度が大きく制限されるものであった。これに対し、本発明の保護粘着フィルムは、前記一端部及び他端部が互いに離れてなるため、それぞれ貼着の際に貼着角度、貼着方向それぞれの自由度を有する。これにより、保護対象の表面形状に的確に追従し、皴が生じることなく確実且つ容易に貼着しうるものとなっている。
【0052】
ここで、ボンネットの表面は一般に曲面であると共に、全体的に一方向へ傾斜した傾斜面であり、この傾斜面の傾斜した上方向をノズル噴出方向として、噴出ノズル(ウインドウォッシャーノズル)が設けられる(図5)。このため、仕上げ面全体に貼着した表面保護用シートSの保護不要箇所を切り取った際に、噴出ノズルの傾斜上方向から仕上げ面と表面保護用シートSとの間に異物が浸入することはほとんどない。
【0053】
従って、傾斜面の保護対象に傾斜上方向を噴出方向として設けられた噴出ノズルの周辺を保護する場合において、本発明の保護粘着フィルムを、露出孔2の一方向を開放する空隙3をこの噴出ノズルの傾斜上方向に位置するように貼着することで、保護必要箇所たる保護対象を効率的に保護することができると共に、側方保護粘着フィルム部11の代表縦長11hによる余分なフィルム領域を省いた、安価かつ取り扱い性の高いものとなっている。
【0054】
保護粘着フィルム本体1の表面の塗膜層13は、その層厚さを比較的薄いものとし、また、特に非シリコーン系の長鎖アルキル基含有ポリマーからなる剥離処理剤を用いることによって、表面の重ねあわせ粘着力が比較的大きいものとなる。これにより、本発明の保護粘着フィルムの表面と、仕上げ面全体を覆う大面積の表面保護用シートSとの間の密着性をも高め、切り取り端部において貼着した保護粘着フィルムの表面(と表面保護用シートSの裏面との間)から異物が浸入することをも、効果的に防止することができる。
【0055】
第一実施例においては、保護粘着フィルム本体1の裏面には剥離紙16が、少なくとも下方保護粘着フィルム部12に覆設されているので、保持したときに粘着面が手に触れることがない。また基材層14や塗膜層13が薄く湾曲し易いものであっても、剥離紙16の適度な曲げ剛性によって、剥離紙16を覆設した保護粘着フィルム本体1は保持の際に湾曲したり折れたり皴が生じたりすることがない。よって剥離紙16の覆設により、取り扱い易いものとなっている。特に第一実施例では、剥離紙16が保護粘着フィルム本体1の形状に沿って粘着面の全部に覆設されるため、極めて取り扱い易いものとなっている。
【0056】
また、下方保護粘着フィルム部12の形状は代表縦長12hが少なくとも40mm以上の略矩形であるから、図3のように、保持する手の四指又は三指を裏面に、親指を表面にして両手で保持し易いものである。この保持した状態においては、裏面の剥離紙のスリット16lの位置に指先を掛けうるため、指先でも剥離紙を粘着面から剥離し易いものとなっている(図3)。
【0057】
更にこの保持した状態において、側方保護粘着フィルム部11は、その代表幅11bと代表縦長11hとの比率によって、自重により大きく撓むことがなく且つ貼着し易い形状となっている。従って、保護粘着フィルム本体1は、貼着時にも保持しやすく剥離紙16を剥離させながら容易に貼着しうる取り扱い易い形状であり、これにより正確かつ迅速な貼着作業が可能となり、貼着作業が効率化する。
(第二実施例)
本発明の第二実施例を、図6に示す。第二実施例は、第一実施例において剥離紙16(図2等参照)を設けない保護粘着フィルムであり、剥離紙16を設けないことで安価に製造できる。また、貼着時に剥離紙16の剥離や剥離後の剥離紙16の回収が不要となり、貼着作業が効率化すると共に廃棄物の量を抑えることができる。
【0058】
具体的には、第二実施例の保護粘着フィルムは、基材層14の表裏に塗膜層13と粘着層15とを接着して成る長尺粘着フィルムF3を、幅約100mm程度のロール体R3とし、このロール体R3の一端部に少なくとも一つの切欠きCを設けてなるものであり、この切欠きCによって露出孔2及び空隙3を得る(図6)。即ち、第二実施例において露出孔2及び空隙3の周縁は、長尺粘着フィルムF3から成るロール体R3の一端部に設けた、切欠きCから構成される。そして、貼着時にこのロール体R3から長尺粘着フィルムF3を引き出し、任意の長さ(保護粘着フィルム本体1の代表幅(すなわち下方保護粘着フィルム部の代表幅12b))に切断して所定幅及び所定縦長の保護粘着フィルム本体1を得るものである(図6)。
【0059】
第二実施例において切欠きCは、ロール体の一端部をカッター刃により機械的に貫通することにより、ロール体の一の軸方向断面を対称面として一対(二つ)設けられる。この他、ロール体の側面を貫通したものでもよい。また、二対以上設けたものでもよい。このようにロール体を貫通させて切欠きCを設けることで、効率的に略同一形状の露出孔2及び空隙3を複数個得ることができ、安価且つ迅速に製造しうる。
【0060】
第二実施例において露出孔2の周縁は略U字形であり、空隙3はこの略U字形のうち一対の平行直線部分によって形成される。また、側方保護粘着フィルム部11は、下端が左右一側方へ滑らかに広がる、略台形の左右対称形状である。
【0061】
この他、露出孔2の周縁は略C字形であり空隙3はこの略C字形の開放端部によって形成されるものとしてもよい。略C字形のものとすれば、回転カッターにより迅速に切欠きCを設けることができる。第二実施例のその他の基本的構成は、第一実施例と同様である。
(第三実施例)
本発明の第三実施例を、図7に示す。第三実施例は、空隙3の代表幅3bを露出孔2の代表幅2bより狭小としている。これにより、より多くの面積を保護することができ、保護対象を効率的に保護しうる。即ち、第一実施例及び第二実施例における空隙3は露出孔2の周縁の一部によって形成されるのに対し、第三実施例における空隙3は、露出孔2の周縁の一部から保護粘着フィルム本体1の外周縁へと連通して設けられる。
【0062】
第三実施例において露出孔2の周縁は略矩形(但し、面視上方向の一辺の中央付近を欠いた略矩形)であり、空隙3はこの略矩形の一辺の中央付近から連なって伸びる一対の略平行直線部分によって形成される。また、側方保護粘着フィルム部11は、それぞれ上端付近に左右一側方への鉤部を有する、略鉤形の左右対称形状である。第三実施例のその他の基本的構成および使用方法は、第一実施例と同様である。
【0063】
この他、本発明は、例えば大面積の表面保護用シートSを用いない使用方法等をするものであってもよく、その他各部の具体的な構成や使用方法を含めて上述した実施例に限定されるものでなく、この発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形及び組み合わせが可能である。
【0064】
【発明の効果】
この発明の保護粘着フィルムは、以上に述べたように構成されているので、容易な貼着作業により保護粘着フィルムが保護対象に隙間なく密着し、突起物が設けられた平面或いは曲面において、前記突起物周辺の保護対象の表面及び突起物から離れた仕上げ面を確実に保護することができ、且つ容易に貼着しうることで貼着作業を効率化することの出来るものとなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例の平面図である。
【図2】第一実施例の保護粘着フィルムの一部断面説明図である。
【図3】第一実施例の保護粘着フィルムを貼着する際の保持状態を示す説明図である。
【図4】第一実施例の保護粘着フィルムのみを貼着した状態を示す斜視説明図である。
【図5】第一実施例の保護粘着フィルムを表面保護用シートSと共に使用する断面説明図である。
【図6】本発明の第二実施例の斜視説明図である。
【図7】本発明の第三実施例の平面図である。
【図8】従来の表面保護用シートのみを使用する断面説明図である。
【符号の説明】
1 保護粘着フィルム本体
2 露出孔
3 空隙
11 側方保護粘着フィルム部
12 下方保護粘着フィルム部
P 突起物

Claims (3)

  1. 突起物周辺の仕上げ面を保護対象とする保護粘着フィルム本体からなる保護粘着フィルムであって、前記突起物が露出しうる露出孔と、この露出孔の周縁から保護粘着フィルム本体の周縁へ亘る空隙とを設けたことを特徴とする保護粘着フィルム。
  2. 保護対象が曲面であると共に、前記空隙を、露出孔の四囲のうち一方向を開放して設けたことを特徴とする請求項1記載の保護粘着フィルム。
  3. 保護対象が傾斜面であり、突起物がこの保護対象の傾斜上方向を噴出方向として設けられた噴出ノズルであると共に、前記保護粘着フィルム本体は、突起物の左右側方の周辺をそれぞれ保護する略矩形の側方保護粘着フィルム部と、これら側方保護粘着フィルム部の各下端に連接し、突起物の下側方の周辺を保護する略矩形の下方保護粘着フィルム部とから構成されるものであり、前記空隙は、各前記側方保護粘着フィルム部の互いに向かい合う側縁にて形成され、露出孔の周縁は、各側方保護粘着フィルム部の前記側縁と前記下方保護粘着フィルム部の上縁略中央部とから形成される請求項2記載の保護粘着フィルム。
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