JP4231978B2 - 燃料電池用ガスケット - Google Patents
燃料電池用ガスケット Download PDFInfo
- Publication number
- JP4231978B2 JP4231978B2 JP2000151186A JP2000151186A JP4231978B2 JP 4231978 B2 JP4231978 B2 JP 4231978B2 JP 2000151186 A JP2000151186 A JP 2000151186A JP 2000151186 A JP2000151186 A JP 2000151186A JP 4231978 B2 JP4231978 B2 JP 4231978B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cured product
- liquid rubber
- thin plate
- metal thin
- rubber cured
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/30—Hydrogen technology
- Y02E60/50—Fuel cells
Landscapes
- Fuel Cell (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、燃料電池用セパレータを構成要素の一部とする燃料電池用ガスケットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図15に示すように、燃料電池用セパレータ51としては従来から、ステンレス鋼等の金属薄板52やカーボン板等が用いられており、前者の金属薄板52においては、その接触抵抗を低減させるために金53をメッキしたり、使用中における錆の発生等により接触抵抗が増加することがないように金、チタンもしくはモリブデン等の耐食性金属またはこれらの合金をメッキしたり、あるいは周密な炭素被膜、例えばカーボン蒸着膜を形成したりしている。
【0003】
また、セパレータ51には、隣接するセパレータやイオン交換膜との間のシールを確保するために、表面にゴム54を成形する必要がある。
【0004】
メッキした金属薄板52上へのゴム54の成形については、特開平8−162145号に記載されているように、接着剤55を用いてゴム54を固定する方法や、特に両面成形の場合には、特開平11−179755号に記載されているように、セパレータ上に接着剤を塗布するとともにセパレータに貫通穴をあけてその両面にゴムを成形する方法がある。
【0005】
しかしながら、これらの方法においては何れもセパレータへの接着剤塗布工程が必須とされており、これに対して、その省略が望まれている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は以上の点に鑑み、メッキしたセパレータに接着剤を塗布しなくてもセパレータにゴムを固定することができ、もってセパレータへの接着剤塗布工程を省略することが可能な燃料電池用ガスケットを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の請求項1による燃料電池用ガスケットは、金属薄板の両面に耐食性材料をメッキ処理したセパレータと、前記セパレータの両面または一面に一体成形された液状ゴム硬化物よりなるシール部とを有する燃料電池用ガスケットであって、前記金属薄板の両面にあって前記液状ゴム硬化物を成形する箇所にはこの部分に限ってメッキ処理が施されず液状ゴム硬化物が金属薄板に直接固定されており、前記メッキ処理が施されず液状ゴム硬化物が直接固定される箇所における金属薄板の表面粗さは0.1〜100μmの範囲に設定され、前記液状ゴム硬化物は接着剤を用いることなく前記金属薄板の表面粗さにより金属薄板に固定されていることを特徴とするものである。
【0008】
また、本発明の請求項2による燃料電池用ガスケットは、金属薄板の両面に耐食性材料をメッキ処理したセパレータと、前記セパレータの両面または一面に一体成形された液状ゴム硬化物よりなるシール部とを有する燃料電池用ガスケットであって、前記金属薄板の両面にあって前記液状ゴム硬化物を成形する箇所にはこの部分に限ってメッキ処理が施されず液状ゴム硬化物が金属薄板に直接固定されており、前記メッキ処理が施されず液状ゴム硬化物が直接固定される箇所における金属薄板の表面粗さは0.1〜100μmの範囲に設定され、前記液状ゴム硬化物は接着剤を用いることなく前記金属薄板の表面粗さ、および前記金属薄板に設けた溝状の凹部に嵌まるように液状ゴム硬化物が成形されることにより金属薄板に固定されていることを特徴とするものである。
【0009】
また、本発明の請求項3による燃料電池用ガスケットは、金属薄板の両面に耐食性材料をメッキ処理したセパレータと、前記セパレータの両面または一面に一体成形された液状ゴム硬化物よりなるシール部とを有する燃料電池用ガスケットであって、前記金属薄板の両面にあって前記液状ゴム硬化物を成形する箇所にはこの部分に限ってメッキ処理が施されず液状ゴム硬化物が金属薄板に直接固定されており、前記メッキ処理が施されず液状ゴム硬化物が直接固定される箇所における金属薄板の表面粗さは0.1〜100μmの範囲に設定され、前記液状ゴム硬化物は接着剤を用いることなく前記金属薄板の表面粗さ、および前記金属薄板に設けた貫通穴状の係合部内の液状ゴム硬化物に対して前記シール部をなす液状ゴム硬化物が一体成形されることにより金属薄板に固定されていることを特徴とするものである。
【0011】
上記構成を備えた本発明の請求項1〜3によるガスケットにおいては、メッキした金属薄板における液状ゴム硬化物を成形する箇所にはメッキが施されていないために、この部分では金属薄板の母材が露出しており、ステンレス鋼等よりなる金属薄板の母材はメッキと比較して表面粗さが粗いものである。したがって、金属薄板が露出した部分では金属薄板の表面粗さがそのまま維持されるために、金属薄板と液状ゴム硬化物との接着性を向上させ、ガスケットの位置ずれが生じないので装着性が良く、またそのシール性を向上させることが可能となる。
【0012】
尚、メッキを施さない金属薄板部分の表面粗さは0.1μm〜100μmとするのが好適であり、0.1μmを下回ると接着性に問題を生じる虞があり、100μmを上回ると金属薄板が厚くなって重量が過大となる虞がある。メッキを施さない金属薄板部分の表面粗さの形成は、予め金属薄板を電気化学的処理、化学的処理、機械的処理または物理的処理等の表面粗化処理によって行なうか、または、メッキを施さない金属薄板部分のみ行なう。
【0013】
また、上記構成を備えた本発明の請求項2または3によるガスケットにおいては、メッキした金属薄板に液状ゴム硬化物の剥離を防止するための貫通穴または溝等よりなる係合部が設けられているために、この係合部に液状ゴム硬化物が係合することによって、その剥離を防止することが可能となる。
【0014】
尚、係合部壁面の表面粗さは上記請求項1〜3の場合と同じ理由により、0.1μm〜100μmとするのが好適である。
【0015】
【発明の実施の形態】
つぎに本発明の実施例を図面にしたがって説明する。
【0016】
第一実施例・・・
図1は、本発明の第一実施例に係る燃料電池用ガスケット1の斜視図を示しており、そのA−A線拡大断面が図2に示されている。
【0017】
当該実施例に係る燃料電池用ガスケット1は先ず、ステンレス鋼等よりなる金属薄板(基板とも称する)3の上下両面3a,3bにそれぞれメッキ層として耐食性材料4をメッキ処理したセパレータ2を有しており、このメッキ処理したセパレータ2の上下両面にそれぞれ液状ゴム硬化物(単にゴムとも称する)6よりなるリップ状のシール部5が接着剤を用いることなく対称的に成形されている。
【0018】
金属薄板3の上下両面3a,3bにあって液状ゴム硬化物6を成形する箇所にはこの部分に限ってメッキ処理が施されておらず、液状ゴム硬化物6が金属薄板3に直接固定されており、液状ゴム硬化物6を成形しない箇所のみにメッキ処理が施されている。メッキ処理が施されずに液状ゴム硬化物6が直接固定される箇所における金属薄板3の表面粗さは0.1μm〜100μmの範囲に設定されている。
【0019】
上記構成のガスケット1においては、上下両面3a,3bにメッキ層として耐食性材料4をメッキ処理したステンレス鋼等よりなる金属薄板3における液状ゴム硬化物6を成形する箇所に限ってこの部分のみメッキ処理が施されていないために、この部分では金属薄板3の母材(ステンレス鋼等)が露出しており、この露出した金属薄板3に液状ゴム硬化物6が直接成形されている。また、この部分の表面粗さは0.1μm〜100μmの範囲に設定されており、この数値は耐食性材料4よりなるメッキ層と比較して表面粗さが粗いものである。したがって、金属薄板3が露出した部分ではこの金属薄板3の表面粗さがそのまま維持されるために、金属薄板3と液状ゴム硬化物6との接着性を向上させることが可能である。したがって、メッキ処理したセパレータ2ないし金属薄板3に接着剤を塗布しなくてもセパレータ2ないし金属薄板3に液状ゴム硬化物6を強固に固定することができ、よってセパレータ2ないし金属薄板3への接着剤塗布工程を省略することができる。
【0020】
尚、図3および図4に示すように、液状ゴム硬化物6は、メッキ処理したセパレータ2ないし金属薄板3の片面のみに成形される場合がある。
【0021】
また、図5または図6に示すように、両面成形の場合(図5)および片面成形(図6)の場合を問わず、金属薄板3の液状ゴム硬化物6を成形する箇所に溝状の凹部7を設けて、この凹部7に丁度嵌まるように液状ゴム硬化物6を成形するようにしても良い。
【0022】
第二実施例・・・
図7は、本発明の第二実施例に係る燃料電池用ガスケット1の斜視図を示しており、そのC−C線拡大断面が図8に示されるとともに、D−D線拡大断面が図9に示されている。
【0023】
当該実施例に係る燃料電池用ガスケット1は先ず、ステンレス鋼等よりなる金属薄板(基板とも称する)3の上下両面3a,3bにそれぞれメッキ層として耐食性材料4をメッキ処理したセパレータ2を有しており、このメッキ処理したセパレータ2の上下両面にそれぞれ液状ゴム硬化物(単にゴムとも称する)6よりなるリップ状のシール部5が接着剤を用いることなく対称的に成形されている。
【0024】
金属薄板3の上下両面3a,3bにあって液状ゴム硬化物6を成形する箇所にはこの部分に限ってメッキ処理が施されておらず、液状ゴム硬化物6が金属薄板3に直接固定されており、液状ゴム硬化物6を成形しない箇所のみにメッキ処理が施されている。メッキ処理が施されずに液状ゴム硬化物6が直接固定される箇所における金属薄板3の表面粗さは0.1μm〜100μmの範囲に設定されている。
【0025】
また、金属薄板3には、その上下両面3a,3bの液状ゴム硬化物6を成形する箇所を互いに連通するように液状ゴム硬化物6の剥離を防止するための貫通穴状の係合部8が液状ゴム硬化物6の長手方向に沿って多数設けられており、この係合部8内の液状ゴム硬化物6Aを介してこれよりも大きな上下の液状ゴム硬化物6が互いに一体成形されている。貫通穴状の係合部8の壁面(内壁面)の表面粗さはこれも0.1μm〜100μmの範囲に設定されている。
【0026】
上記構成のガスケット1においては、上下両面3a,3bにメッキ層として耐食性材料4をメッキ処理したステンレス鋼等よりなる金属薄板3における液状ゴム硬化物6を成形する箇所に限ってこの部分のみメッキ処理が施されていないために、この部分では金属薄板3の母材(ステンレス鋼等)が露出しており、この露出した金属薄板3に液状ゴム硬化物6が直接成形されている。また、この部分の表面粗さは0.1μm〜100μmの範囲に設定されており、この数値は耐食性材料4よりなるメッキ層と比較して表面粗さが粗いものである。したがって、金属薄板3が露出した部分ではこの金属薄板3の表面粗さがそのまま維持されるために、金属薄板3と液状ゴム硬化物6との接着性を向上させることが可能である。また、このガスケット1においては併せて、係合部8内の液状ゴム硬化物6Aを介して上下の液状ゴム硬化物6が互いに一体成形されているために、この上下の液状ゴム硬化物6は互いに金属薄板3からの抜け止め作用を奏し、よってこの点からも液状ゴム硬化物6の剥離を防止することが可能である。したがって、メッキ処理したセパレータ2ないし金属薄板3に接着剤を塗布しなくてもセパレータ2ないし金属薄板3に液状ゴム硬化物6を強固に固定することができ、よってセパレータ2ないし金属薄板3への接着剤塗布工程を省略することができる。
【0027】
尚、金属薄板3の液状ゴム硬化物6を成形する箇所には、図10に示すように溝状の凹部7を設けて、この凹部7に丁度嵌まるように液状ゴム硬化物6を成形するようにしても良い。
【0028】
第三実施例・・・
図11は、本発明の第三実施例に係る燃料電池用ガスケット1の斜視図を示しており、そのE−E線拡大断面が図12に示されるとともに、F−F線拡大断面が図13に示されている。
【0029】
当該実施例に係る燃料電池用ガスケット1は先ず、ステンレス鋼等よりなる金属薄板(基板とも称する)3の上下両面3a,3bにそれぞれメッキ層として耐食性材料4をメッキ処理したセパレータ2を有しており、このメッキ処理したセパレータ2の上下両面のうち何れか一方の面(図では上面)に液状ゴム硬化物(単にゴムとも称する)6よりなるリップ状のシール部5が接着剤を用いることなく成形されている。
【0030】
金属薄板3の上下両面3a,3bにあって液状ゴム硬化物6を成形する箇所にはこの部分に限ってメッキ処理が施されておらず、液状ゴム硬化物6が金属薄板3に直接固定されており、液状ゴム硬化物6を成形しない箇所のみにメッキ処理が施されている。メッキ処理が施されずに液状ゴム硬化物6が直接固定される箇所における金属薄板3の表面粗さは0.1μm〜100μmの範囲に設定されている。
【0031】
また、金属薄板3には、液状ゴム硬化物6の剥離を防止するための貫通穴状の係合部8が液状ゴム硬化物6の長手方向に沿って多数設けられており、この係合部8内の液状ゴム硬化物6Aに対して上記シール部5をなす液状ゴム硬化物6が一体成形されることにより、後者の液状ゴム硬化物6が金属薄板3から抜け止めされている。貫通穴状の係合部8は、その上部よりも下部の方が開口断面積を大きく形成されており、よって抜け止め作用を奏するものである。また、この係合部8の壁面(内壁面)の表面粗さはこれも0.1μm〜100μmの範囲に設定されている。
【0032】
上記構成のガスケット1においては、上下両面3a,3bにメッキ層として耐食性材料4をメッキ処理したステンレス鋼等よりなる金属薄板3における液状ゴム硬化物6を成形する箇所に限ってこの部分のみメッキ処理が施されていないために、この部分では金属薄板3の母材(ステンレス鋼等)が露出しており、この露出した金属薄板3に液状ゴム硬化物6が直接成形されている。また、この部分の表面粗さは0.1μm〜100μmの範囲に設定されており、この数値は耐食性材料4よりなるメッキ層と比較して表面粗さが粗いものである。したがって、金属薄板3が露出した部分ではこの金属薄板3の表面粗さがそのまま維持されるために、金属薄板3と液状ゴム硬化物6との接着性を向上させることが可能である。また、このガスケット1においては、液状ゴム硬化物6が係合部8内の液状ゴム硬化物6Aに一体成形されているために、この液状ゴム硬化物6は金属薄板3からの抜け止め作用を奏し、よってこの点からも液状ゴム硬化物6の剥離を防止することが可能である。したがって、メッキ処理したセパレータ2ないし金属薄板3に接着剤を塗布しなくてもセパレータ2ないし金属薄板3に液状ゴム硬化物6を強固に固定することができ、よってセパレータ2ないし金属薄板3への接着剤塗布工程を省略することができる。
【0033】
尚、金属薄板3の液状ゴム硬化物6を成形する箇所には、図14に示すように溝状の凹部7を設けて、この凹部7に丁度嵌まるように液状ゴム硬化物6を成形するようにしても良い。
【0034】
【発明の効果】
本発明は、以下の効果を奏する。
【0035】
すなわち先ず、上記構成を備えた本発明の請求項1〜3による燃料電池用ガスケットにおいては、メッキ処理を施した金属薄板の両面にあって液状ゴム硬化物を成形する箇所にはメッキ処理が行なわれずに液状ゴム硬化物が金属薄板に直接成形されているために、金属薄板の母材の表面粗さを有効に利用することによって金属薄板と液状ゴム硬化物との接着性を向上させることが可能である。したがって、メッキ処理を施したセパレータに接着剤を塗布しなくてもセパレータに液状ゴム硬化物を強固に固定することができ、よってセパレータへの接着剤塗布工程を省略して製造工程を簡略化することができる。
【0036】
また、上記構成を備えた本発明の請求項2または3による燃料電池用ガスケットにおいては、メッキ処理を施した金属薄板に液状ゴム硬化物の剥離を防止するための貫通穴または溝等よりなる係合部が設けられているために、この係合部に液状ゴム硬化物が係合することによって、その剥離を防止することが可能である。したがって、メッキ処理を施したセパレータに接着剤を塗布しなくてもセパレータに液状ゴム硬化物を強固に固定することができ、よってセパレータへの接着剤塗布工程を省略して製造工程を簡略化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例に係る燃料電池用ガスケット(両面成形)の斜視図
【図2】図1におけるA−A線拡大断面図
【図3】本発明の第一実施例に係る燃料電池用ガスケット(片面成形)の斜視図
【図4】図3におけるB−B線拡大断面図
【図5】金属薄板に溝状の凹部を設けた例(両面成形)を示す断面図
【図6】金属薄板に溝状の凹部を設けた例(片面成形)を示す断面図
【図7】本発明の第二実施例に係る燃料電池用ガスケットの斜視図
【図8】図7におけるC−C線拡大断面図
【図9】図7におけるD−D線拡大断面図
【図10】金属薄板に溝状の凹部を設けた例を示す断面図
【図11】本発明の第三実施例に係る燃料電池用ガスケットの斜視図
【図12】図11におけるE−E線拡大断面図
【図13】図11におけるF−F線拡大断面図
【図14】金属薄板に溝状の凹部を設けた例を示す断面図
【図15】従来例に係る金属ガスケットの断面図
【符号の説明】
1 燃料電池用ガスケット
2 セパレータ
3 金属薄板
3a 上面
3b 下面
4 耐食性材料
5 シール部
6,6A 液状ゴム硬化物
7 凹部
8 係合部
Claims (3)
- 金属薄板(3)の両面(3a)(3b)に耐食性材料(4)をメッキ処理したセパレータ(2)と、前記セパレータ(2)の両面または一面に一体成形された液状ゴム硬化物(6)よりなるシール部(5)とを有する燃料電池用ガスケット(1)であって、
前記金属薄板(3)の両面(3a)(3b)にあって前記液状ゴム硬化物(6)を成形する箇所にはこの部分に限ってメッキ処理が施されず液状ゴム硬化物(6)が金属薄板(3)に直接固定されており、
前記メッキ処理が施されず液状ゴム硬化物(6)が直接固定される箇所における金属薄板(3)の表面粗さは0.1〜100μmの範囲に設定され、前記液状ゴム硬化物(6)は接着剤を用いることなく前記金属薄板(3)の表面粗さにより金属薄板(3)に固定されていることを特徴とする燃料電池用ガスケット。 - 金属薄板(3)の両面(3a)(3b)に耐食性材料(4)をメッキ処理したセパレータ(2)と、前記セパレータ(2)の両面または一面に一体成形された液状ゴム硬化物(6)よりなるシール部(5)とを有する燃料電池用ガスケット(1)であって、
前記金属薄板(3)の両面(3a)(3b)にあって前記液状ゴム硬化物(6)を成形する箇所にはこの部分に限ってメッキ処理が施されず液状ゴム硬化物(6)が金属薄板(3)に直接固定されており、
前記メッキ処理が施されず液状ゴム硬化物(6)が直接固定される箇所における金属薄板(3)の表面粗さは0.1〜100μmの範囲に設定され、前記液状ゴム硬化物(6)は接着剤を用いることなく前記金属薄板(3)の表面粗さ、および前記金属薄板(3)に設けた溝状の凹部(7)に嵌まるように液状ゴム硬化物(6)が成形されることにより金属薄板(3)に固定されていることを特徴とする燃料電池用ガスケット。 - 金属薄板(3)の両面(3a)(3b)に耐食性材料(4)をメッキ処理したセパレータ(2)と、前記セパレータ(2)の両面または一面に一体成形された液状ゴム硬化物(6)よりなるシール部(5)とを有する燃料電池用ガスケット(1)であって、
前記金属薄板(3)の両面(3a)(3b)にあって前記液状ゴム硬化物(6)を成形する箇所にはこの部分に限ってメッキ処理が施されず液状ゴム硬化物(6)が金属薄板(3)に直接固定されており、
前記メッキ処理が施されず液状ゴム硬化物(6)が直接固定される箇所における金属薄板(3)の表面粗さは0.1〜100μmの範囲に設定され、前記液状ゴム硬化物(6)は接着剤を用いることなく前記金属薄板(3)の表面粗さ、および前記金属薄板(3)に設けた貫通穴状の係合部(8)内の液状ゴム硬化物(6A)に対して前記シール部(5)をなす液状ゴム硬化物(6)が一体成形されることにより金属薄板(3)に固定されていることを特徴とする燃料電池用ガスケット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000151186A JP4231978B2 (ja) | 2000-05-23 | 2000-05-23 | 燃料電池用ガスケット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000151186A JP4231978B2 (ja) | 2000-05-23 | 2000-05-23 | 燃料電池用ガスケット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001332275A JP2001332275A (ja) | 2001-11-30 |
JP4231978B2 true JP4231978B2 (ja) | 2009-03-04 |
Family
ID=18656785
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000151186A Expired - Fee Related JP4231978B2 (ja) | 2000-05-23 | 2000-05-23 | 燃料電池用ガスケット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4231978B2 (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7655339B1 (en) * | 2003-06-06 | 2010-02-02 | Dana Automotive Systems Group, Llc | Molded fuel cell plates with seals |
EP1667264A4 (en) * | 2003-07-08 | 2008-05-21 | Freudenberg Carl Kg | SEPARATOR FOR BATTERY OF FUEL CELLS |
JP5062389B2 (ja) | 2005-07-15 | 2012-10-31 | Nok株式会社 | 燃料電池およびその製造方法 |
JP5308854B2 (ja) * | 2009-02-04 | 2013-10-09 | 内山工業株式会社 | ガスケット構造体 |
JPWO2015118912A1 (ja) * | 2014-02-07 | 2017-03-23 | 三井化学株式会社 | 金属/ゴム複合構造体 |
JP6280452B2 (ja) * | 2014-06-11 | 2018-02-14 | Nok株式会社 | 積層部材用ガスケット |
JP6774458B2 (ja) * | 2018-05-30 | 2020-10-21 | 三菱電線工業株式会社 | 複合シール構造体 |
WO2023106029A1 (ja) * | 2021-12-06 | 2023-06-15 | Nok株式会社 | ガスケットの装着構造 |
-
2000
- 2000-05-23 JP JP2000151186A patent/JP4231978B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2001332275A (ja) | 2001-11-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4532262B2 (ja) | 電極および該電極の製造方法 | |
JP4231978B2 (ja) | 燃料電池用ガスケット | |
JP3997660B2 (ja) | 燃料電池用の金属セパレータおよびその製造方法 | |
EP1796195A1 (en) | Method of producing gasket for fuel cells | |
EP2174369B1 (en) | Fuel cell with voltage detection terminal | |
JPH11156995A (ja) | クラッド板とこれを用いた電池用ケース並びにこれらの製造方法 | |
JP2022553462A (ja) | 複合集電体、電極シート及び電気化学デバイス | |
KR100749170B1 (ko) | 연료전지 세퍼레이터, 그 제조방법 및 세퍼레이터를이용하는 연료전지와 차량 | |
JP2000048832A (ja) | 固体高分子型燃料電池セパレータ | |
JP4348501B2 (ja) | 燃料電池用セパレータ | |
US20110262829A1 (en) | Electroformed bipolar plates for fuel cells | |
JP2002050369A (ja) | 燃料電池用セパレータ | |
JP2013524469A (ja) | フラットセルの膜導体及びその製造方法 | |
JP7338803B2 (ja) | フィルタ | |
JP2019173057A (ja) | めっき被覆金属材 | |
JP2010061968A (ja) | 燃料電池で用いるガス流路部材とその製造方法および燃料電池 | |
TWI790412B (zh) | 孔洞結構及其製作方法以及包含孔洞結構之異材質接合結構及其製作方法 | |
JP5576848B2 (ja) | 板状部材保持用冶具 | |
JP2006210489A (ja) | 半導体装置用リードフレームとその製造方法 | |
JP6337951B2 (ja) | ステンレス基板 | |
JP2001018831A (ja) | 自動車用フレーム及びその製造方法 | |
JP3140705B2 (ja) | シリンダヘッドガスケット | |
JPH04113023U (ja) | 車両用フユーエルセンダのフランジ部構造 | |
JP2009132996A (ja) | 耐熱性絶縁基板およびその製造方法 | |
JPS6226449Y2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060214 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080423 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080507 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080707 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20081112 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20081125 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111219 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111219 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121219 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131219 Year of fee payment: 5 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |