JP4231813B2 - 牽引装置 - Google Patents

牽引装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4231813B2
JP4231813B2 JP2004131235A JP2004131235A JP4231813B2 JP 4231813 B2 JP4231813 B2 JP 4231813B2 JP 2004131235 A JP2004131235 A JP 2004131235A JP 2004131235 A JP2004131235 A JP 2004131235A JP 4231813 B2 JP4231813 B2 JP 4231813B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
traction device
piston
traction
carrier bar
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004131235A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004329927A (ja
Inventor
シュトゥッツ ハインリッヒ
ドミナティ シモン−ポール
ガイスラー ベルンハルト
オードゥメール エルベ
ロメロ ホセ
カステッリ クラウディオ
Original Assignee
ツィマー ゲーエムベーハー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from EP03010177A external-priority patent/EP1475043A1/de
Application filed by ツィマー ゲーエムベーハー filed Critical ツィマー ゲーエムベーハー
Publication of JP2004329927A publication Critical patent/JP2004329927A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4231813B2 publication Critical patent/JP4231813B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/02Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets for holding wounds open; Tractors
    • A61B17/025Joint distractors
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/16Bone cutting, breaking or removal means other than saws, e.g. Osteoclasts; Drills or chisels for bones; Trepans
    • A61B17/17Guides or aligning means for drills, mills, pins or wires
    • A61B17/1739Guides or aligning means for drills, mills, pins or wires specially adapted for particular parts of the body
    • A61B17/1764Guides or aligning means for drills, mills, pins or wires specially adapted for particular parts of the body for the knee
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/14Surgical saws ; Accessories therefor
    • A61B17/15Guides therefor
    • A61B17/154Guides therefor for preparing bone for knee prosthesis
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/16Bone cutting, breaking or removal means other than saws, e.g. Osteoclasts; Drills or chisels for bones; Trepans
    • A61B17/17Guides or aligning means for drills, mills, pins or wires
    • A61B17/1714Guides or aligning means for drills, mills, pins or wires for applying tendons or ligaments
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/02Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets for holding wounds open; Tractors
    • A61B17/025Joint distractors
    • A61B2017/0268Joint distractors for the knee

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Dentistry (AREA)
  • Oral & Maxillofacial Surgery (AREA)
  • Orthopedic Medicine & Surgery (AREA)
  • Prostheses (AREA)
  • Surgical Instruments (AREA)
  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
  • Finger-Pressure Massage (AREA)

Description

本発明は手術用、特に膝の手術のための液圧牽引(hydraulic traction)装置に関する。
膝の手術に際して使用される牽引装置が一般的に知られており、膝を伸ばすため、すなわち大腿骨と脛骨との間の間隔を広げるために役立っている。牽引装置は、膝の手術の間、大腿骨と脛骨とを自然な位置関係に保つことを目的にしている。外科医は、かかる自然な位置関係を靭帯の自然な張力を参考にしながら決定している。外科医は、かかる位置関係を決定するために更に補助となるものを有していない。すなわち、外科医は後続の手術の基礎となる大腿骨と脛骨との間の位置関係を「手で触れる」ことのみによって固定している。
使用可能な更に補助となるものがないので、外科医は膝のその他の手術においても「手で触れる」ことに頼らなければならない。例えば、前十字靭帯の移植においては、挿入の際、靭帯に膝関節の自然な動きに対応する靭帯張力を与えることが問題となる。
本発明の目的は、手術用の牽引装置を提供することであり、簡易なデザイン及び簡易な取り扱いによって手術の際に外科医が必要とする更なる情報を与える機会を提供する。
かかる目的は請求項1の特徴によって満たされる。特に牽引装置は、互いに対して調整可能な少なくとも1対の作動部分と、少なくとも1つの交換可能なプラスチック製のピストン内包シリンダ装置(piston-in-cylinder arrangement)と、を有しており、該ピストン内包シリンダ装置のピストンは一方の作動部分に開放自在に連結しており、シリンダは他方の作動部分に開放自在に接続しており、該ピストン内包シリンダ装置はシリンダを支持する外部支持マウントによって外側から固定されており、かつ、ピストンと共にシリンダ内に挿入され得る少なくとも1つの内部補強挿入物によって固定されている。
本発明は、ピストン内包シリンダ装置が交換可能であってプラスチック製であることを特徴とする液圧牽引装置を提供する。本利点により、ピストン内包シリンダ装置に価格的に有利な使い捨てパーツを使用することが可能となり、結果的に繰り返し滅菌する必要がない。
本発明による支持マウントとピストンに伴ってシリンダ内に挿入され得る補強挿入物とによって、ピストン内包シリンダ装置の曲げ強度が向上する。牽引装置は、これによって、ピストン内包シリンダ装置が実際にはプラスチック製であるにもかかわらず、本発明による強化によって、比較的大きな力を全体として吸収することとなる。よってピストン及びシリンダに接続している作動部分に働く外部からの力を、支持マウント及び補強挿入物によって吸収することが可能となる。よって、ピストン内包シリンダ装置にとって許容されない変形が確実に回避され、手術の際の全箇所における所定の幾何学的関係や特に作動部分によって形成される舌形状プラットフォームの平行関係が常時提供される。
本発明の好適な実施例は、従属請求項、詳細な説明及び図面に記載されている。
ピストン及びシリンダは、各々、射出成形方法によって作成される使い捨てパーツにすることが可能である。もし、ピストン内包シリンダ装置に更なる構成要素が含まれる場合は、それら全ての構成要素は使い捨てとして使用されるものであることが好ましい。これによって、コスト的に有利な製造と、繰り返し滅菌の必要性が省かれることによる簡易な取扱いとが理想的に組み合わせられる。
支持マウント及び補強挿入物は、ピストン内包シリンダ装置のプラスチックに比べて高い曲げ強度の材質によって作成されるのが好ましい。特に、この目的のため、金属または繊維強化プラスチックが使用される。
ピストン及び補強挿入物は、組立てられた状態において小型ピストンユニットを形成し、該ユニットは少なくとも部分的に周縁領域においてシリンダ内部を完全に満たしている。
特に好適な実施例においては、ピストン内包シリンダ装置は市販の使い捨て注射器によって形成される。これにより、コスト的に極めて有利に生産され得る大量生産物品が、膝手術用の特に精密に行われる液圧牽引装置の中心的要素となる。
本発明においては、シリンダの内壁と補強挿入物によって少なくとも部分的に満たされているピストンロッドとの間に空間が更に設けられ得る。市販の注射器が一応有している空間を、強化のための補強すなわち少なくとも1つの補強挿入物による後方充填物に使用することができる。
更に、ピストンロッドのリブ構造によって境界をつけられた、シリンダ内に存在する少なくとも1つのチャンバは、少なくとも部分的に補強挿入物によって満たされており、該ピストンロッドはシリンダの内部壁まで延在しており特に断面がクロス形状またはX形状である。
互いに反対側に配置された少なくとも1対のチャンバが、少なくとも部分的に補強挿入物によって満たされ得る。
本発明においては、更に、補強挿入物がシリンダの内部壁で案内される管状ピストンロッドの内部を少なくとも部分的に周縁領域に亘って完全に満たしている。
本発明においては、シリンダの断面全体を満たすようにしてピストンを補強することは必ずしも必要ではない。内部補強は、ピストン内包シリンダ装置の利用可能な長さ全体に亘って延在することが好ましい。ピストン内包シリンダ装置の安定度及び曲げ強度は、これにより、ピストン位置全てにおいて、特にピストンが比較的遠くに動いたときにおいても確保される。
ピストン内包シリンダ装置は、組立てられた状態のままで作動部分に結合され得るように作成することが可能である。これにより、本発明による牽引装置の取扱いは実質的に容易になる。
少なくとも1つの補強挿入物が作動部分に固着され得る。これにより、高い強度の特に安定した設計が可能となる。
更に、少なくとも1つの補強挿入物が分離する構成要素として形成され得る。
シリンダの支持マウント及びシリンダに連結され得る作動部分が、キャリア部材に固着している。これにより、本発明の牽引装置の構成要素の個数が特に少なくなり、特に装置の滅菌等の取扱いが容易になる利点が生じる。
キャリア部材に好適に固着されているハンドルが、ピストン内包シリンダ装置において作動部分の反対側に備わっている。
本発明において、更に、シリンダに連結され得る作動部分が機能ブロックに固着されており、該機能ブロックは牽引方向に平行に延在し、ピストンに連結され得る作動部分の相対的回転及び/または偏向を防ぐように形成されていることが提案されている。
かかる機能ブロックによって、ピストンの全ての位置において作動部分に比較的大きな外部からの力が働いていても、2つの作動部分間の正確な位置関係が確保され得る。
機能ブロックは円形と異なる外部断面を有し、作動部分のガイド部分は、相対的な回転に対して固定するように少なくとも部分的な周縁領域において係合している。
更に、機能ブロックは、牽引方向に対してわずかに傾いている当接表面を有し、該表面は牽引長さが増加する方向にピストン内包シリンダ装置の縦方向軸を向いており、偏向に対して固定するように作動部分と協働し得るようになっている。
機能ブロックは、牽引長さの測定値を読取ることが可能な表示装置を備えていることが好ましい。該表示装置は、機能ブロックの外部側面に付された目盛りの形式を備えている。よって牽引長さ及び引き伸ばされた作動部分間の間隔の測定を行うことが可能となるため、膝の手術を簡易に信頼性をもって再現することが可能となる。
ピストン内包シリンダ装置は、更に、特にシリンダに付された目盛りの形式の表示装置を備えることができる。ピストン内包シリンダ装置に使い捨て注射器を使用する場合は、注射器のシリンダに一応備わっている目盛りを使用することができる。
本発明による液体供給装置のピストン内包シリンダ装置では、更に、手で操作可能な注射器、特に使い捨て注射器が含まれることを提供している。
ピストン内包シリンダ装置が液体供給装置に接続されている液体ラインに少なくとも1つの圧力表示装置を接続することができる。両作動部分間に働く牽引力の測定が、これにより可能となる。もし手術において靭帯が固定されるのであれば、靭帯張力の各測定値が結果的に圧力表示装置において読み取れる。これにより、手術を再現することが可能となる。
本発明の更なる好適な実施例においては、ピストン内包シリンダ装置は密閉式液圧システムで構成されており、該システムはユニットとして取り扱われ、少なくとも1つの液体供給装置と、ピストン内包シリンダ装置を液体供給装置に接続する液体ラインと、特に水である作動液と、を更に備えており、全体として作動部分に結合することができる。かかる閉液圧システムは特に全体として滅菌され得るものであって、残りの構成要素すなわち牽引装置が組合わされたものに結合され得るものであって、よって使用が実質的に容易になる。手術の準備段階においてまたは手術中において、あらかじめ滅菌された液圧システムのみを包装から取り出し、作動部分に結合する。複雑で時間のかかる結合や排気操作は不要である。
本発明の更なる実施例においては、少なくとも2つのピストン内包シリンダ装置が備わっており、作動部分に結合した状態において並列方向で操作される。
2つのピストン内包シリンダ装置を備えた装置は互いに隣同士に配置され、係合する作動部分と共に装置は、各々双顆関節の人工膝の挿入に際して特に2つのコンパートメントとして操作することが可能となる。
ピストン内包シリンダ装置は互いに独立に操作自在であることが好ましい。すなわち、大腿骨と脛骨との間の間隔が2つのコンパートメントにおいては異なるサイズでセットされ得るように作動液によって作動され得ることが好ましい。
ピストン内包シリンダ装置は、使用の際、共通の液体供給装置に接続されるのが好ましい。
更に、ピストン内包シリンダ装置を液体供給装置に接続する液体ラインに配置されているオンオフ弁によって、ピストン内包シリンダ装置は、各場合において、液体供給に交互に接続され得るものであるか、または、液体供給から互いに個々に分離され得るものである。
大腿骨と脛骨との間の所望の間隔をセットするために、作動部分は大腿骨と脛骨との間に導入され得る伸長部分を形成し、牽引方向にほぼ垂直に延在するように作成されるのが好ましい。作動部分は、各々、板状の舌状片で形成することができる。
本発明の牽引装置は、脛骨及び大腿骨を押し離すためだけにもっぱら使用されるのではなく、両部分を互いに引き離さなくてはならず、かつ、手術の際に更なる情報を得ることが望まれる他の手術、特に膝領域の手術においても使用され得るものである。該情報は、特に、牽引力の牽引長さの瞬時の値である。
例えば、手術に際し、牽引装置は前十字靭帯の移植に使用され得るものであって、靭帯の張力が膝関節の自然な動きに整合した状態で脛骨に靭帯を固定するために、大腿骨に固定される靭帯を張ることを目的とする。
前十字靭帯の移植に際して靭帯の張力及び/または靭帯長さを決定するために、上部作動部分には支持部分及び/または固定部分が備わっており、よって装置が脛骨に支持され及び/または固定され得る。
作動部分は、各々、靭帯を脛骨内に固定する固定ツール及び固定部在の通路のための少なくとも1つの切り抜きを備えている。該ツールは、例えば、ねじまわしであって、これによって固定部材を形成する変位ネジが脛骨に形成された孔にねじ込まれ、よって移植され孔に挿入される靭帯を固定する。作動部分に形成された切り抜きは、変位ネジを伴ったねじまわしが靭帯に沿って導入され得るような大きさであることが好ましい。
更に、上部作動部分は、靭帯及び/または靭帯に結合している牽引部材の通路のための少なくとも1つの切り抜きを備えていることが提案される。
更に、下部作動部分は、靭帯または靭帯に接続した牽引要素を固定するための少なくとも1つの固定部分を備えることができる。
本発明の更なる好適な実施例においては、シリンダの支持マウントは少なくとも部分的に管状に製造され、シリンダは支持マウント内に管軸に沿って挿入可能であり、支持マウントは、シリンダに接続した液体ラインの横方向の挿入用の特にスロット形状の挿入開口部を有している。
これにより、前方端部を液体ラインに接続したまま支持マウントに導入することを企図している場合は、液体ラインが既に接続されているシリンダの牽引装置の準備を有利に行うことが可能となる。これにより、いかなる場合も牽引装置の組み立ての際は、液体ラインとシリンダとの間の液体接続を分離する必要がない。
好適な実施例においては、キャリアがカッティングテンプレート、特にカッティングブロック形状のものに備わっていることが提案されており、該キャリアはシリンダの支持マウント及びシリンダに結合可能な作動部分が接続されているキャリア部材に結合可能である。
該キャリアによって、大腿骨または大腿骨顆の準備のためのカッティングブロックを、キャリア部材に相対した所望の調整高さにもっていくことができ、よって牽引装置の作動部分に相対した所望の調整高さにもっていくことができる。
キャリアは、カッティングゲージの支持の役割を担うプラットフォームとキャリア部材に結合可能なキャリアバーとを含むことが好ましく、キャリアバーはその一方の端部にプラットフォームを支え、支持体の調整通路内に挿入可能であり、調整通路内においてキャリアバーはキャリア部材に対して調整可能であり、支持体上で特に分離して配置された複数の位置に固定可能である。
支持体及び調整通路の内部壁には特にリブ形状の構造物が備わっており、相対的位置を固定するために協働していることが好ましい。
キャリアバー及び調整通路の調整装置は自己ロックするように作成されているのが好ましい。
支持バーは少なくとも部分的に分岐形状で作成され得るものであり、回復力に対して同時に押すことが可能な分岐アームを含んでおり、特に互いに反対向きの外部側面に構造物を備えている。これにより、キャリアバーはキャリア部材から開放され得るものであり、キャリア部材に対して新たな位置にもっていくために、2つの分岐アームを同時に押すだけで調整通路内で動かすことが可能となる。
キャリアバーの分岐アームは、異なる向きのリブ構造の形状の構造物を、特に反対方向を指す両側面に備えている。
更なる好適な実施例においては、キャリアバー及びキャリア部材は 少なくとも牽引軸に沿った調整動作においてラチェットのように協働する。よってキャリアバーは、分岐アームを同時に押すことなく調整通路に沿って一方向、例えばプラットフォームを上げる方向に動かすだけで良い。
更なる実施例においては、キャリアバーは、牽引軸の平行な配置から外れてキャリア部材に対して特に調整通路の両側面に配置された2つのピストン内包シリンダ装置によって画定された平面上で更に回転可能である。これによって、プラットフォームまたはプラットフォーム上に存在するカッティングブロックを、牽引軸に対して斜めにセットすることができる。
キャリアバーは調整通路に整合した回転ヘッドを有し、回転ヘッドの周りでキャリアバーは回転自在である。
更に、キャリアバーが挿入される場合において、プラットフォームから離れる方向に調整通路が広がっている。
キャリアバーは、特に目盛り形式の表示装置を備えており、該表示装置は調整通路に導入された状態においてキャリア要素の壁に形成されている読取り窓を介して外側から見ることが可能である。上部作動部分は、更に、特に目盛り形式の表示装置を備えている。このようにして、プラットフォーム及び上部作動部分のキャリア部材に対する作動レベルが読み取れ、該レベルからプラットフォーム、よってプラットフォーム上に存在するカッティングブロックの上部作動部分に対する垂直位置を決定することが可能となる。
本発明においては、更に、膝を引き離すために作動部分を大腿骨と脛骨との間に導入する際に、プラットフォームが脛骨の突起の少なくともほぼ外側に牽引軸に沿って配置される。更にプラットフォームは牽引軸に平行に延在する機能ブロックの前に配置され、シリンダに結合可能な作動部分がプラットフォームにしっかりと接続される。
プラットフォームのかかる配置によって、特に簡易で問題を生じることのない牽引装置の取扱いを実現することが可能である。
図1乃至4に示す本発明の液圧牽引装置の実施例は、キャリア部材43を有している。該キャリア部材43の一方の側面にはハンドル45が備わっており、反対側面の一部には牽引装置の下部作動部分を形成する舌形状のプラットフォーム13が接続している。
更にキャリア部材43内に、2つの平行に伸長した通路が形成されており、各通路は下方でキャリア部材43に固定されている支持管19に合流している。キャリア部材43は支持管19から離間した側面に機能ブロック47を有している。機能ブロック47は両通路の間の中心に配置されている。機能ブロック47の更なる詳細を以下に説明する。
本実施例で用いられている市販の使い捨て注射器形式のピストン内包シリンダ装置におけるシリンダ17がキャリア部材43の通路内に挿入されている。所望の位置となるように、対応して形成されているキャリア部材43の環状ショルダ44において、シリンダ17は各々タブ59によって支持されている。シリンダ17の外壁は、支持管19の内壁に接している。図1乃至4に示されていない液体ラインが、シリンダ17の自由端部に形成している接続部分55にねじ込まれる。
各使い捨て注射器は、更に、液体が浸透しないようにシリンダ17の内壁に接触しているピストン部分16とピストン部分16から離間した自由端部においてヘッド部分57として合流するピストンロッド27とを備えたピストン15を有している。該ヘッド部分57は、マッシュルームとしても知られており、ピストンロッド27に対して半径方向に広がっている。
ピストンロッド27領域におけるピストン15の案内は、クロス形状のリブ構造31によって行なわれる(図1底部の断面図A−A参照)。ピストンロッド27は4つのリブを有しており、各々、隣接する2つのリブは90°の角度を形成している。ピストン15をシリンダ17内に挿入することにより、ピストンロッド27のリブがシリンダ17内のチャンバ29の境界となる。図示した実施例においては、互いに対向して配置している2つのチャンバ(断面図A−A参照)は、各々、補強挿入物21及び23で完全に満たされている。
一方の補強挿入物21は、更に本発明の牽引装置の上部作動部分を形成する舌形状のプラットフォーム11に一体物として接続している。他方の補強挿入物23は分離した構成要素として形成している。上部プラットフォーム11に接続している挿入物21と、分離した挿入物23と、ピストン15とはシリンダ17内に一体物として挿入される前に最初に組立てられてピストンユニットを形成する。シリンダ17はキャリア部材43の対応する通路内に既に挿入されている。
ピストンユニットの組立てに際し、最初にピストンロッド27のマッシュルーム形状のヘッド57の一方の側面が、上部プラットフォーム11と上部プラットフォーム11に平行して延在しているフランジ部分24との間のスロット形状の受入れ部分内に挿入される。該フランジ部分24は、上部プラットフォーム11とそれに接続する補強挿入物21との間の変化部分49を構成している。
分離した補強挿入物23は対応するフランジ部分24を備えており、よってピストンロッド27のヘッド57は2つの挿入物21、23と上部プラットフォーム11との間に立体的に固定される。
変化部分49に形成された受入れスロット内にヘッド57を挿入する際、上部プラットフォーム11に接続した挿入物21はリブ構造31の対応するチャンバ(図1の断面図A−A参照)内に移動する。分離した挿入物23の挿入に際しても同様である。
その結果、シリンダ17内に互いに対向して配置する2つのチャンバは、ピストン15の各位置における物質である2つの挿入物21、23によって完全に満たされる。よってピストンユニットには高い曲げ強度が与えられる。シリンダ17は、更に支持管19によって外側から支持される。よって曲げ強度を有したピストン内包シリンダ装置全体が形成され、2つのプラットフォーム11、13に外側から大きな力がかかってもプラットフォーム11と13との間の完全な平行が常時確保される。分離した挿入物23の上部自由端部は、フランジ部分24の領域において、上部プラットフォーム11の支持部材として有利に機能する。
図2の正面図は、支持管19に対して中央に配置されたハンドル45を特に示している。各々の支持管19からシリンダ17が少しだけ底部において突出している。更に上部プラットフォーム11に固着している挿入物21の側面が、ハンドル45の方向に面している。更に挿入物21の2つのチャンバの境界となるリブ構造31の2つのリブの側面が図2に示されている。
機能ブロック47にはハンドル45の方向に面した側面に目盛り53が備わっている。該目盛りによって各ピストン位置を読み取ることが可能であり、よって牽引長さの測定が可能となる。
特に図4に示されるように、機能ブロック47は、各コーナ領域において変化部分49によって周囲をふさがれており、これはピストンユニットと上部プラットフォーム11とを組立てる際のガイドとなる。この点で変化部分49は、各々、適切な組立てのためのガイド部分となり、よって装置がキャリア部材43に対して含ピストン・シリンダユニット内の縦方向軸周りを相対的に回転するのを確実に防止する。これにより、各上部プラットフォーム11が一定の方向を向くことを確保する。
図示した実施例と異なって、機能ブロック47を上方に広がる台形形状にすることも可能である。これにより、図2と異なり、外部側面53は平行に延在することなく牽引方向に対して傾斜する。この方法により、ピストンユニットが完全に挿入された状態であっても存在するガイド部分49と機能ブロック47との間の僅かな隙間は、牽引長さが増加するにつれて減少する。
図3においては、本発明の牽引装置がシリンダ17内に挿入されたピストンユニットを除いて示されており、よって上部プラットフォーム11を除いて示されている。特に、縦方向軸に対して直角に突出しているタブ59が示されている。シリンダ17は、各々、該タブ59によってキャリア部材43の環状ショルダ44上に乗っている。該環状ショルダ44はこのために設けられている。
図5には、両ピストン内包シリンダ装置が共通の液体供給装置33に接続し得ることが、原理のみ示されている。オンオフ弁41によって2つの装置を所定の限度で互いに独立して操作することが可能となる。すなわち、所定の牽引長さに到達したときに関連する弁41を閉じることによって一方の装置を固定し、他方の装置は弁41を開けておくことによって牽引を継続させる。その結果、例えば、膝を伸ばすときに力を非対称に分配して操作することが可能となる。
作動部分の間に働く牽引力の測定は、共通の液体ライン37に接続している圧力表示装置39を読み取ることで可能となる。
図6は、牽引装置の2つのピストン内包シリンダ装置が互いに完全に独立して操作され得る場合の例を示している。独立した液体供給装置33は、個別のシリンダに個別のライン38を介して接続されており、各ユニットに関連している。個別のライン38を交互に閉じたり開いたりするオンオフ弁41及び圧力表示装置39が各個別のライン38に関連している。
図5及び6に示す液体供給装置33は市販の使い捨て注射器33であっても良い。液体供給装置33は2つのピストン内包シリンダ装置15、17の全体に必要な液体容量を単一の使い捨て注射器によってまかない得るのであれば、ピストン内包シリンダ装置15、17を形成している使い捨て注射器と同じデザインであっても良い。これは、本発明の牽引装置の補助によって行なわれる操作においては重要度が低い。なぜならば、ほとんどの操作においては、ピストンユニットが過度に作動することをとにかく避けることを目的としているからである。
図7及び8に示す本発明の牽引装置の更なる実施例においては、ただ1つの補強挿入物25が備わっている。該補強挿入物25は、特に一体物として上部プラットフォーム11に固定している。挿入物25は完全な円柱形であり、外壁が本実施例において管状のピストンロッド27の内壁に接している。よってピストンロッド27の内側は挿入物25によって完全に満たされている。
図7に部分的にのみ示されている液体ライン37に一体物として接続しているピストン内包シリンダ装置内のシリンダ17は、本実施例ではキャリア部材43の下部に接続している支持管19内に挿入されている。分岐形状のラッチング部分79を有したラッチング装置77は、挿入されたシリンダ17を固定するために役立っている。以下に説明する理由によって、ピストン15がシリンダ17内に挿入された状態のままでシリンダ17は支持管19に挿入される。すなわち、その後、牽引装置を完成させるためには、完全な円柱形の挿入物25のみを管状ピストンロッド27内に挿入するだけで良い。
図8に示すように、2つのピストン内包シリンダ装置は密閉式液圧システムを構成しており、更に共通の液体供給装置33が備わっている。該装置33は使い捨て注射器35と、特に水である作動液36と、液体ライン37と、によって構成されている。該液体ライン37は、2つのシリンダを注射器33に接続し、ストップコック形式のオンオフ弁41を有している。更に液体ライン37には1以上の圧力表示装置が備わっていても良い。本液圧システムは完全組立てユニットとして製作され、特に予め作動液36が封入されて全体を滅菌した状態で届けられる。
この結果、本発明の牽引装置の取扱いは、操作する者にとって非常に簡単である。オプションとして、非液圧システムの滅菌後、すなわち前述の液圧システムに含まれない牽引装置の残りの構成要素の滅菌後、滅菌した液圧システムである2つのピストン内包シリンダ装置のみを下から支持管19内に挿入し、ラッチング装置77によって固定し、上部舌状片11を伴った補強挿入物25を上から挿入するだけで良い。
上述の2つの実施例と異なり、本発明の牽引装置は一対の舌形状プラットフォーム11、13を伴った単一のピストン内包シリンダ装置15、17のみを有していても良い。
ピストン内包シリンダ装置は、射出成形工程で製造されるプラスチック部品で構成されることが好ましい。一方、少なくとも支持管19及び補強挿入物21、23、25は曲げ強度の高い材質、例えば、金属や繊維強化プラスチック(fiber reinforced plastic)、によって製造されるのが望ましい。それらは病院での再使用のため、例えば、蒸気滅菌され得る。
図1乃至8に示した牽引装置は、導入部分で説明したように、膝を伸ばすために用いられ、靭帯の自然な張力によって定まる大腿骨と脛骨との間の最適な間隔の決定を可能にするいわゆる膝関節の「往復(oscillating)」を生じさせる。牽引装置は、同時に、牽引長さ及び牽引力の即時パラメータによって膝に関連する特性を示す測定値を表示する。
図9乃至11は、前十字靭帯の移植の際に、本発明の牽引装置を使用する様子を示している。かかる手術においては、靭帯65は大腿骨61に予め形成されている孔に挿入され、靭帯65のジャケット線に沿ってねじ込まれる図示しない変位ネジ(displacement screw)によってその場所に固定される。靭帯を更なる変位ネジ(図示せず)によって脛骨孔内に固定するため、その後、靭帯は脛骨63に予め形成されている孔を通して前方に引かれる。
本発明の牽引装置がここで更に使用される。
以前は慣習として、脛骨変位ネジを締め付けてバイアス下で靭帯65を固定する前に、スプリングバランスの補助により靭帯65に所定のバイアスを与え、スプリングバランスは更なる補助なしに外側に引かれていたが、かかるスプリングバランスは、今や本発明による牽引装置に置き換わる。該牽引装置は、単一のピストン内包シリンダ装置または図1乃至8に関連した上述の実施例のような平行して配置されている2つのピストン内包シリンダ装置と、上部プラットフォーム11と、を有している。
以下においては、簡潔に説明するため、例えば図10及び11に示すように、単一のピストン内包シリンダ装置のみを備えた「単一の変位」を仮定する。
手術の間、牽引装置は、上部作動プラットフォーム11によって脛骨63に支持される。牽引装置には、図9に示すように、この目的のために特別なマウント81が備わっている。該マウント81の前方自由端部は支持部分及び/または固定部分によって形成されており、折り曲げられているか、折り曲げることが可能である。靭帯65及び、図9乃至11に示すように、靭帯65に接続している例えばワイヤ形式のオプションの牽引部材(drawing member)73が両プラットフォーム11、13に形成されている切り抜き(cut-out)69を通して引っぱられ、下部プラットフォーム13に固定される。図11に略図で示すように、切り抜き69は、位置決めされた変位ネジを伴ったねじまわし71が靭帯65に沿って挿入され得るような大きさを有している。位置決めされた変位ネジは、正しくバイアスされている靭帯65を脛骨63内に固定する。
本発明による牽引装置によって、膝の可能な全ての位置、または、ある選択された位置、すなわち、偏差角度(angles of deflection)のいずれかにおいて、脛骨63内に靭帯65を最終固定する前に靭帯張力を有利に測定するか、または、靭帯張力の測定を定めることが可能であり、よって靭帯長さを変えることによって靭帯張力がオプションでセットされる。かかる靭帯長さは可能な全ての偏差角度にとって好ましく、よって膝関節の通常の動きにとって好ましい。靭帯張力の測定は、上述したような圧力表示装置、例えば、図1乃至8の実施例に関連した装置を用いて定められる。一方、靭帯長さの測定は牽引長さとして供され、上述したような例えば目盛り形式の表示装置、例えば図1乃至8の実施例に関連した装置から読み取られる。
移植される靭帯65の最適長さを決定する間、所定の幾何学的位置関係を保つために上部プラットフォーム11は、例えば、割れ釘(fracture nail)の補助によって脛骨63に固定される。
図12乃至24を参照して説明される本発明による牽引装置の更なる実施例は、ピストン内包シリンダ装置に関連するものであって、図1乃至4を参照して説明される第1実施例の補強の原理及び一般的な点に関しては図示していないが、以下の説明による更なる特徴を有している。
2つの上部作動部分、すなわち、舌状片11(特に、図12乃至15及び図23及び24参照)が後方端部領域において後方補強挿入物21にしっかりと固定されている。独立した補強挿入物23は、第1実施例(図1)に示した通りピストンを補強するために役立っている。既述したように、代替として市販の使い捨て注射器によっても形成され得るピストン内包シリンダ装置のピストン及びシリンダは示されていない。しかし、ヘッド部分、すなわち、ピストンのマッシュルームの領域を含んだピストン用の空間153が、図13の補強挿入物21、23のフランジ部分24の間に特に存在しているのが認められる。
牽引装置の組立てにおいては、補強挿入物21、23を含んだピストンが各ピストン内包シリンダ装置のシリンダ内に挿入され、シリンダは次に各支持マウント19内に導入される。該各支持マウント19は中央キャリア部材43の上に形成されており、以下に詳細に説明する。支持マウント19は、各々、部分的に管状で作られており、下から斜めに切断して開放している支持管の形状で提供されている(図19)。本製法においては、切取られた領域は前方、すなわち作動舌状片11、13の自由端の方向を向いており、よって反対方向、すなわち後方においては、支持マウント19の全長に亘って支持部分が存在している。
支持マウント19には、各々、スロット形状の挿入開口部121が備わっており、支持マウント19の上部挿入開口部から下部開口部の上部領域まで延在している。下部開口部は切取られた開口部であるため、斜めに延在している。
牽引装置を組立てる際に、側面の挿入開口部121によって、液体ラインを下部に接続したままの状態で、シリンダを各支持マウント19内に上部から有利に挿入することができる。すなわち、液体ラインを単に挿入開口部121を介して側面から挿入するだけである。よって液体ラインを常にしっかりとシリンダに接続しておくことが可能である。これによって、例えば、図7に示す実施例の場合のようにシリンダを下部から導入してラッチング装置を設ける必要がない。
略Y形状を有し、2つの下部作動舌状片13でリムを形成している下部作動プレートが、キャリア部材43上に形成されているスロット149内に後方端部によって固定されている(図19)。
キャリア部材43は更に貫通した調整通路127を有しており、該通路127は牽引軸に平行して延在しており、2つの支持マウント19の間に延在している。該調整通路127はキャリアのキャリアバー125を取付ける役割を担っている。該キャリアは、更にプラットフォーム123を有しており、これについて図20乃至22を参照して以下において更に詳細に説明する。
調整通路127の読取り窓143がキャリア部材43の背部壁に形成されており、該読取り窓143を介して調整通路127内に導入されたキャリアバー125の背面を見ることができる。これにより、背面に付されている目盛り141(図20)を読むことができる。読取り窓143の下側において、牽引装置のハンドル45がキャリア部材43の背面に接続している。
調整通路127とキャリアバー125とには、リブ構造形状の構造物129、131、133、135が備わっている。該構造物を以下において更に詳細に説明する。
図1乃至4の実施例においては、牽引軸に沿って延在する機能ブロック47が備わっている。機能ブロック47は中央キャリア部材43に統合するように構成している。
機能ブロック47はとりわけ上部作動舌状片11の案内の役割を担っている。更にキャリアバー125の回転ヘッド157及び接続片155(図15)が機能ブロック47に取付けられている(図15)。該回転ヘッド157及び接続片155を介してプラットフォーム123がキャリアバー125に接続しており、該プラットフォーム123はキャリアバー125に垂直に延在している。
プラットフォーム123は機能ブロック47の前面に直接配置されている。プラットフォーム123の幅は上部作動部分11の全体幅に比べて僅かに狭い。一方、プラットフォーム123の高さは、機能ブロック47の位置から始まり、下部作動部分が2つの作動舌状片13に分かれる前に終わるように設計されている。
これによって、プラットフォーム123は、作動部分11、13が膝を広げるために大腿骨と脛骨との間に導入されたときに牽引軸に沿って脛骨の突起の外側に位置する。
特に、調整通路127の内側に形成されキャリアバー125と協働する構造物129、131の配置及び設計が図16乃至19に示されている。
牽引軸に横断するように延在し、調整通路127の下部領域に形成されているリブ(ribs)あるいはウェブ(webs)形状をした構造物129はキャリアバー122を異なる垂直位置に固定する役割を担っている。特に図18に示されるように、調整通路127は、支持マウント19の上部挿入開口部の垂直レベルから始まって下方に広がっている。これによって、調整通路127の幅は連続して増加している。横断構造物129が調整通路127の広がり部の下部領域に形成されている。該横断構造物129は、横断面において細い台形の形状をしている。
調整通路127には、反対側の内部壁に牽引軸に対して平行に延在したリブ形状をした伸長した構造物131(図17)が備わっている(図18に左手表示で描かれている)。本構造物131はキャリアバー125を異なる傾斜位置に固定する役割を担う。これについては、以下において更に詳細に説明する。
図20乃至22には、キャリアバー125が2つの分岐アーム137、139からなる分岐部によって部分的に構成されていることが示されている。分岐アーム137、139の互いの間隔は、構造物129、131が備わっているキャリア部材43の調整通路127の内部側面の間隔に整合している。これによって、キャリアバー125が調整通路127内に導入された際、分岐アーム137、139の外部側面に形成されている互いに反対方向を向いている構造物133、135が調整通路127の構造物131、129に係合する。
復元力に反して2つの分岐アーム137、139を同時に押すことによって、構造物間の係合は開放され得るものであって、キャリアバー125を調整通路127内でキャリア部材43に相対させて動かすことが可能である。
特に図22に示されるように、キャリアバー125の構造物133は縦方向のリブ形状を有している。一方、反対側に形成されている構造物135は横方向のリブを有している。図22の上部右側の詳細Aに示すように、構造物135はのこぎりの歯のような形状を有している。これにより、分岐アーム137、139を同時に押すことなくキャリアバー125を調整通路127から排出するように動かすことが可能であるが、サポートバー125を調整通路127内に入れるように下方に動かすことは阻害され、分岐アーム137、139を同時に押した時だけ可能になる。この点において、キャリアバー125及び調整通路127は、構造物135、129によって、牽引軸に平行な動きに関してラチェットのように協働する。
キャリアバー125の上部回転ヘッド157の直径は、広がり部上方の調整通路127の一定の幅に対応している。該回転ヘッド157は部分的に円形の外部形状を有しており、そこに接続片155を介してプラットフォーム123が接続されている。
キャリアバー125は、結果的に2つの部分的に管状の支持マウント19の両中間軸によって画定された平面内で調整通路127内に案内された回転ヘッド157の周りで回転することが可能である。回転軸はプラットフォーム123を回転ヘッド157に接続している接続片155を通って延在しており、機能ブロック47の切り抜き159内で回転することが可能である(図16、18、19)。機能ブロック47で受けとめられた回転ヘッド157は、牽引軸の横方向に動くことは不可能である。
分岐アーム137、139が同時に押され、よって構造物129、135、または構造物131、133が各々係合を外れた時、調整通路127内のキャリアバー125は、まるで振子のように回転ヘッド157の周りを振動し得る。この動きに必要な間隔は、調整通路127が下方に広がっていることによってキャリアバー125に備わっている。
調整通路127内でのキャリアバー125の回転によって、結果的にプラットフォーム123は牽引軸に垂直なニュートラル位置から外れて傾きを生じる。伸長した構造物131、133は、牽引軸に対する平行な配列から外れて偏向した状態にキャリアバー125を固定する。すなわち、プラットフォーム123は構造物131、133によって傾斜した位置で固定され得る。キャリアバー125に形成された構造物133、135、特に横方向の構造物135、の深さ、幅及び長さは、キャリアバー125が斜め位置であるにもかかわらず所定位置にラッチングする用に各々設計されている。
キャリア部材43は下部領域に、目盛り形式の表示装置(図示せず)を備えている。該目盛りによってキャリアバー125の各回転位置の測定値を読取ることが可能であり、よってプラットフォーム123の各斜め位置を読取ることが可能である。
図20には、背部分岐アーム137の外部側面に形成されている上述の目盛り141が示されており、該目盛り141はキャリア部材43の背部壁に形成されている読取り窓143を介して外科医によって外側から見ることができる(図14)。キャリア部材43に対するキャリアバー125の垂直位置、従ってプラットフォーム123の垂直位置が目盛り141によって定まる。
図23及び24は上部作動舌状片11及び補強挿入物21、23を示している。内側に突き出ているタブ147が更に示されている。該タブ147の背部側面は、舌状片11によって形成されるプラットフォームに対して垂直に延在している。図14に示すように、右手側作動舌状片に接続しているタブ147の手術の際外科医が見ることが可能な背部側面(図24)に上述の目盛り145が備わっており、これによってキャリア部材43に対する上部作動プラットフォーム11の垂直位置を読取ることができる。
更に上部舌状片11の下部側面に形成されている切り抜き151が図23及び24に示されている。2つの作動プラットフォーム11、13が完全に同時に動く時、該切り抜き151内に下部作動プラットフォーム13の上部側面に形成されている隆起が係合する(図12及び13)。
更にプラットフォーム123に回転装置等の追加装置を取付けることも可能である。該回転装置は大腿骨に挿入される骨髄釘(medullary nail)周りで回転することが可能であり、予めセットされた張力の下で靭帯張力をバランスさせることが可能である。該張力は使い捨て注射器によって形成されているピストン内包シリンダ装置の液圧によって読取ることが可能である。
本発明による実施例の牽引装置の縦断面図である。 図1の牽引装置の正面図である。 シリンダ及び上部作動部分を除いた図1の牽引装置の平面図である。 挿入されたシリンダ及び上部作動部分を図3の平面図に加えた図である。 本発明による牽引装置を液体供給装置に接続した場合を示す。 本発明による牽引装置を互いに別々に操作可能な2つの液体供給装置に接続した場合を示す。 本発明による更なる牽引装置の実施例の部分縦断面図である。 図7の牽引装置の密閉式液圧システム構成を示す。 本発明の牽引装置の前十字靭帯の移植への使用を示す。 本発明の牽引装置の前十字靭帯の移植への使用を示す。 本発明の牽引装置の前十字靭帯の移植への使用を示す。 本発明による牽引装置の更なる実施例の斜視図である。 図12の牽引装置の他の図である。 図12の牽引装置の他の図である。 図12の牽引装置の他の図である。 図12の牽引装置のキャリア部材の他の図である。 図12の牽引装置のキャリア部材の他の図である。 図12の牽引装置のキャリア部材の他の図である。 図12の牽引装置のキャリア部材の他の図である。 図12の牽引装置のキャリアの他の図である。 図12の牽引装置のキャリアの他の図である。 図20及び21のキャリアのキャリアバーの他の図である。 係合する補強挿入物を伴った左手及び右手上部作動部分の各々の斜視図である。 係合する補強挿入物を伴った左手及び右手上部作動部分の各々の斜視図である。
符号の説明
11 上部作動部分、上部舌状片
13 下部作動部分、下部舌状片
15 ピストン
16 ピストン部分
17 シリンダ
19 支持マウント、支持管
21 補強挿入物
23 補強挿入物
24 フランジ部分
25 補強挿入物
27 ピストンロッド
29 チャンバ
31 リブ構造
33 液体供給装置
35 注射器
36 作動液
37 液体ライン
39 圧力表示装置
41 オンオフ弁
43 キャリア部材
44 環状ショルダ
45 ハンドル
47 機能ブロック
49 ガイド部分
51 当接表面
53 表示装置、目盛り
55 接続部分
57 ヘッド部分、マッシュルーム
59 タブ
61 大腿骨
63 脛骨
65 十字靭帯
67 支持部分及び/または固定部分
69 切り抜き
71 固定ツール、ねじまわし
73 牽引部材
77 ラッチング装置
79 分岐形状のラッチング部分
81 マウント
121 挿入開口部
123 プラットフォーム
125 キャリアバー
127 調整通路
129 構造物
131 構造物
133 構造物
135 構造物
137 分岐アーム
139 分岐アーム
141 表示装置、目盛り
143 読取り窓
145 表示装置、目盛り
147 タブ
149 スロット
151 切り抜き
153 ピストン用の空間
155 接続片
157 回転ヘッド
159 接続片用切り抜き

Claims (47)

  1. 手術用、特に膝の手術のための液圧牽引装置であって、互いに対して調整可能な少なくとも1対の作動部分(11、13)と、少なくとも1つの交換可能なピストン内包シリンダ装置(15、17)と、を有しており、前記ピストン内包シリンダ装置のピストン(15)は一方の前記作動部分(11)に開放自在に連結しており、シリンダ(17)は他方の前記作動部分(13)に開放自在に接続しており、前記ピストン内包シリンダ装置は前記シリンダ(17)を支持する外部支持マウント(19)によって外側から固定されており、かつ、前記ピストン(15)と共に前記シリンダ(17)内に挿入され得る少なくとも1つの内部補強挿入物(21、23、25)によって固定されていることを特徴とする牽引装置。
  2. 前記ピストン(15)及び前記シリンダ(17)は、各々、射出成形方法によって作成される使い捨て物品であることを特徴とする請求項1記載の牽引装置。
  3. 前記ピストン(15)及び前記補強挿入物(21、23、25)は、組立てられた状態において小型ピストンユニットを形成し、該ユニットは少なくとも部分的な周縁領域において前記シリンダ(17)内部を完全に満たしていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の牽引装置。
  4. 前記ピストン内包シリンダ装置(15、17)が市販の使い捨て注射器によって形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載の牽引装置。
  5. 前記シリンダ(17)の内部壁とピストンロッド(27)との間に存在する空間が少なくとも部分的に前記補強挿入物(21、23)によって満たされていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1つに記載の牽引装置。
  6. ピストンロッド(27)のリブ構造(31)によって境界をつけられ、前記シリンダ(17)内に存在している少なくとも1つのチャンバ(29)が、少なくとも部分的に前記補強挿入物(21、23)によって満たされており、前期ピストンロッド(27)は前記シリンダ(17)の前記内部壁まで延在しており特に断面がクロス形状またはX形状であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1つに記載の牽引装置。
  7. 互いに反対側に配置された少なくとも1対のチャンバが、各々、少なくとも部分的に補強挿入物(21、23)によって満たされていることを特徴とする請求項6記載の牽引装置。
  8. 前記補強挿入物(25)が前記シリンダ(17)の内部壁で案内される管状ピストンロッド(27)の内側を少なくとも部分的に周縁領域に亘って完全に満たすことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1記載の牽引装置。
  9. 前記ピストン内包シリンダ装置(15、17)が前記作動部分(11、13)に組立てられた状態のままで連結し得ることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1つに記載の牽引装置。
  10. 少なくとも1つの補強挿入物(21、25)が一方の前記作動部分(11)に固着していることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1つに記載の牽引装置。
  11. 少なくとも1つの補強挿入物(23)が分離する構成要素として形成されていることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1つに記載の牽引装置。
  12. 前記シリンダ(17)の前記支持マウント(19)及び前記シリンダ(17)に連結され得る前記作動部分(13)が、キャリア部材(43)に固着していることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1つに記載の牽引装置。
  13. キャリア部材(43)に好適に固着されるハンドル(45)が、前記ピストン内包シリンダ装置(15、17)において前記作動部分(11、13)の反対側に備わっていることを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1つに記載の牽引装置。
  14. 前記シリンダ(17)に連結され得る前記作動部分(13)が機能ブロック(47)に固着されており、該機能ブロック(47)は牽引方向に平行に延在し、前記ピストン(15)に連結され得る前記作動部分(11)の相対的回転及び/または偏向を防ぐように形成されていることを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1つに記載の牽引装置。
  15. 前記機能ブロック(47)は円形と異なる外部断面を有し、前記作動部分(11)のガイド部分(49)は、相対的な回転に対して固定するように少なくとも部分的に周縁領域において係合していることを特徴とする請求項14記載の牽引装置。
  16. 前記機能ブロック(47)は、前記牽引方向に対してわずかに傾いている当接表面(51)を有し、該表面(51)は牽引長さが増加する方向に前記ピストン内包シリンダ装置(15、17)の前記縦方向軸を向いており、偏向に対して固定するように前記作動部分(11)と協働することを特徴とする請求項14または請求項15記載の牽引装置。
  17. 前記機能ブロック(47)は、特に外部側面に付された目盛りの形式の表示装置(53)を備えており、前記表示装置(53)によって前記牽引長さの測定が読取れることを特徴とする請求項14乃至16のいずれか1記載の牽引装置。
  18. 前記支持マウント(19)及び/または前記補強挿入物(21、23、25)が前記ピストン内包シリンダ装置(15、17)の材質に比べてより高い曲げ強度の材質から製造され、特に金属または繊維強化プラスチックから製造されることを特徴とする請求項1乃至17のいずれか1つに記載の牽引装置。
  19. 前記ピストン内包シリンダ装置(15、17)が、特に前記シリンダに付された目盛りの形式の表示装置を備えていることを特徴とする請求項1乃至18のいずれか1つに記載の牽引装置。
  20. 前記ピストン内包シリンダ装置(15、17)用の液体供給装置(33)が、特に使い捨て注射器である手で操作可能な注射器(35)を含んでいることを特徴とする請求項1乃至19のいずれか1つに記載の牽引装置。
  21. 前記ピストン内包シリンダ装置(15、17)が液体供給装置(33)に接続されている液体ライン(37)に少なくとも1つの圧力表示装置(39)が接続されていることを特徴とする請求項1乃至20のいずれか1つに記載の牽引装置。
  22. 前記ピストン内包シリンダ装置(15、17)がユニットとして操作され得る液圧システムを構成し、該液圧システムは特に滅菌され得るものであって少なくとも1つの液体供給装置(33)と、前記ピストン内包シリンダ装置(15、17)を前記液体供給装置(33)に接続する液体ライン(37)と、特に水である作動液と、を更に含んでいて前記作動部分(11、13)に全体として結合され得ることを特徴とする請求項1乃至21のいずれか1つに記載の牽引装置。
  23. 少なくとも2つのピストン内包シリンダ装置(15、17)が備わっており、前記作動部分(11、13)に結合した状態において並列方向で操作されることを特徴とする請求項1乃至22のいずれか1つに記載の牽引装置。
  24. 前記ピストン内包シリンダ装置(15、17)が、使用に際して共通液体供給装置(33)に接続されることを特徴とする請求項23記載の牽引装置。
  25. 前記ピストン内包シリンダ装置(15、17)を液体供給装置(33)に接続する液体ライン(37)に配置されているオンオフ弁(41)によって、前記ピストン内包シリンダ装置(15、17)が、各場合において前記液体供給に交互に接続され得るものであるか、または、前記液体供給から互いに個々に分離され得るものであることを特徴とする請求項23または請求項24記載の牽引装置。
  26. 前記大腿骨(61)と前記脛骨(63)との間の所望の間隔をセットするため、前記作動部分(11、13)は、前記大腿骨(61)と前記脛骨(63)との間に導入され得る伸長部分を形成し、前記牽引方向にほぼ垂直に延在することを特徴とする請求項1乃至25のいずれか1つに記載の牽引装置。
  27. 上部作動部分(11)が支持部分及び/または固定部分(67、81)を備え、前十字靭帯(65)の移植の際の前記靭帯張力及び/または前記靭帯長さの決定のために、前記支持部分及び/または固定部分(67、81)を介して前記装置が前記脛骨(63)に支持され及び/または固定され得ることを特徴とする請求項1乃至26のいずれか1つに記載の牽引装置。
  28. 前記作動部分(11、13)が、前記靭帯(65)を前記脛骨(63)内に固定する固定ツール(71)及び固定部在の通路のための少なくとも1つの切り抜き(69)を備えていることを特徴とする請求項27記載の牽引装置。
  29. 前記上部作動部分(11)が、前記靭帯(65)及び/または前記靭帯(65)に接続した牽引要素(73)の通路用の少なくとも1つの切り抜き(69)を備えていることを特徴とする請求項27または請求項28記載の牽引装置。
  30. 下部部分(13)が、前記靭帯(65)または前記靭帯(65)に接続した牽引要素(73)を固定するための少なくとも1つの固定部分(30)を備えていることを特徴とする請求項27乃至29のいずれか1記載の牽引装置。
  31. 前記作動部分(11、13)が、各々、組立てた状態において少なくとも互いにほぼ平行に延在する舌形状のプラットフォームを形成していることを特徴とする請求項1乃至30のいずれか1つに記載の牽引装置。
  32. 前記シリンダの前記支持マウント(19)が、少なくとも部分的に管状に製造され、前記シリンダは前記支持マウント(19)内に前記管軸に沿って挿入可能であり、前記支持マウント(19)は、前記シリンダに接続した液体ラインの横方向の挿入用の特にスロット形状の挿入開口部(121)を有していることを特徴とする請求項1乃至31のいずれか1つに記載の牽引装置。
  33. キャリア(123、125)がカッティングゲージ、特にカッティングブロック、に備わっており、前記キャリアは前記シリンダの前記支持マウント(19)及び前記シリンダに結合可能な前記作動部分(13)が接続されているキャリア要素(43)に結合可能であることを特徴とする請求項1乃至32のいずれか1つに記載の牽引装置。
  34. 前記キャリアが、前記カッティングゲージの支持の役割を担うプラットフォーム(123)と前記キャリア要素(43)に結合可能なキャリアバー(125)とを含み、前記キャリアバー(125)はその一方の端部に前記プラットフォーム(123)を支え、前記キャリア要素(43)の調整通路(127)内に挿入可能であり、前記調整通路(127)内において前記キャリアバー(125)は前記キャリア要素(43)に対して調整可能であり、前記キャリア要素(43)上で特に分離して配置された複数の位置に固定可能であることを特徴とする請求項33記載の牽引装置。
  35. 前記キャリアバー(125)及び前記調整通路(127)の前記内部壁に特にリブ形状の構造物(129、131、133、135)が備わっており、それらの相対的位置を固定するために協働していることを特徴とする請求項34記載の牽引装置。
  36. 前記キャリアバー(125)及び前記調整通路(127)から自己ロックするように前記調整装置が製作されていることを特徴とする請求項34または請求項35記載の牽引装置。
  37. 前記キャリアバー(125)が少なくとも部分的に分岐形状で作成されており、回復力に対して同時に押すことが可能な分岐アーム(137、139)を含んでおり、特に互いに反対向きの外部側面に構造物(133、135)を備えていることを特徴とする請求項34乃至36のいずれか1記載の牽引装置。
  38. 前記キャリアバー(125)の前記分岐アーム(137、139)が、異なる向きのリブ構造(133、135)の形状の構造物を、特に反対方向を指す両側面に備えていることを特徴とする請求項37記載の牽引装置。
  39. 前記キャリアバー(125)が、特に、前記キャリア要素(43)に対して少なくとも前記牽引軸に沿った前記カッティングゲージの垂直調整のための調整が可能であることを特徴とする請求項34乃至38のいずれか1記載の牽引装置。
  40. 前記キャリアバー(125)及び前記キャリア要素(43)が、少なくとも前記牽引軸に沿った調整動作においてラチェットのように協働することを特徴とする請求項34乃至39のいずれか1記載の牽引装置。
  41. 前記キャリアバー(125)が、前記牽引軸の平行な配置から外れて前記キャリア要素(43)に対して、特に前記調整通路(127)の両側面に配置された2つのピストン内包シリンダ装置によって画定された平面上で、回転可能であることを特徴とする請求項34乃至40のいずれか1記載の牽引装置。
  42. 前記キャリアバー(125)が前記調整通路(127)の幅に整合した回転ヘッド(157)を有し、前記回転ヘッド(157)の周りで前記キャリアバー(125)が回転自在であることを特徴とする請求項41記載の牽引装置。
  43. 前記キャリアバー(125)が挿入される場合において、前記プラットフォーム(123)から離れる方向に前記調整通路(127)が広がっていることを特徴とする請求項34乃至42のいずれか1記載の牽引装置。
  44. 前記キャリアバー(125)が、特に目盛り形式の表示装置(141)を備えており、該表示装置(141)は前記調整通路(127)に導入された状態において前記キャリア要素(43)の壁に形成されている読取り窓(143)を介して外側から見ることが可能であることを特徴とする請求項34乃至43のいずれか1記載の牽引装置。
  45. 前記膝を引き離すために前記作動部分(11、13)を前記大腿骨と前記脛骨との間に導入する際に、前記プラットフォーム(123)が前記脛骨の突起の少なくともほぼ外側に前記牽引軸に沿って配置されることを特徴とする請求項34乃至44のいずれか1記載の牽引装置。
  46. 前記プラットフォーム(123)が前記牽引軸に平行に延在する機能ブロック(47)の前に配置されており、前記シリンダに結合可能な前記作動部分(13)が前記プラットフォーム(123)にしっかりと接続していることを特徴とする請求項34乃至45のいずれか1記載の牽引装置。
  47. 前記上部作動部分(11)が、特に目盛り形状の表示装置(145)を備えていることを特徴とする請求項32乃至46のいずれか1記載の牽引装置。
JP2004131235A 2003-05-06 2004-04-27 牽引装置 Expired - Fee Related JP4231813B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP03010177A EP1475043A1 (de) 2003-05-06 2003-05-06 Distraktionsvorrichtung
DE10360433 2003-12-22

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004329927A JP2004329927A (ja) 2004-11-25
JP4231813B2 true JP4231813B2 (ja) 2009-03-04

Family

ID=33420034

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004131235A Expired - Fee Related JP4231813B2 (ja) 2003-05-06 2004-04-27 牽引装置

Country Status (9)

Country Link
US (1) US7686813B2 (ja)
JP (1) JP4231813B2 (ja)
CN (1) CN1550218A (ja)
AT (1) ATE369797T1 (ja)
AU (1) AU2004201929B2 (ja)
CA (1) CA2465867C (ja)
DE (1) DE502004004614D1 (ja)
ES (1) ES2289389T3 (ja)
RU (1) RU2354319C2 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8323290B2 (en) * 2006-03-03 2012-12-04 Biomet Manufacturing Corp. Tensor for use in surgical navigation
US8540734B2 (en) * 2006-11-21 2013-09-24 Cayenne Medical, Inc. Suture management and tensioning devices and methods for soft tissue reconstruction or bone-to-bone fixation
JP4414998B2 (ja) * 2006-12-01 2010-02-17 伊藤超短波株式会社 牽引装置
US8628560B2 (en) 2007-03-08 2014-01-14 DePuy Synthes Products, LLC Orthopaedic instrumentation with integral load-bearing members
US20090018544A1 (en) * 2007-07-13 2009-01-15 Zimmer, Inc. Method and apparatus for soft tissue balancing
US8968192B2 (en) * 2008-06-06 2015-03-03 Warsaw Orthopedic, Inc. Systems and methods for tissue retraction
JP6505985B2 (ja) * 2014-05-30 2019-04-24 アルスロデザイン株式会社 ニーバランサ
CN105411686B (zh) * 2016-01-15 2017-12-19 雷俊虎 骨科膝关节手术体位固定工作台
CN107280755B (zh) * 2017-06-09 2023-11-17 山东美珂医疗科技有限公司 一种骨科骨折微创固定加固装置
US20190240045A1 (en) 2018-02-02 2019-08-08 Orthosoft, Inc. Soft tissue balancing in robotic knee surgery
US20190240046A1 (en) 2018-02-02 2019-08-08 Orthosoft, Inc. Range of motion evaluation in orthopedic surgery

Family Cites Families (60)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3010421A1 (de) * 1980-03-19 1981-09-24 Waldemar Link (Gmbh & Co), 2000 Hamburg Instrument zum halten und einsetzen der tibiaplateaus fuer eine kniegelenk-gleitflaechenprothese
US4349018A (en) * 1980-12-29 1982-09-14 Chambers Gary R Osteotomy apparatus
US4738253A (en) * 1981-12-31 1988-04-19 Biomedical Engineering Trust Guides for inclined surgical cuts or resections
US4524766A (en) * 1982-01-07 1985-06-25 Petersen Thomas D Surgical knee alignment method and system
US4825857A (en) * 1982-02-18 1989-05-02 Howmedica, Inc. Prosthetic knee implantation
US4646729A (en) * 1982-02-18 1987-03-03 Howmedica, Inc. Prosthetic knee implantation
US4501266A (en) * 1983-03-04 1985-02-26 Biomet, Inc. Knee distraction device
US4566448A (en) * 1983-03-07 1986-01-28 Rohr Jr William L Ligament tensor and distal femoral resector guide
US4574794A (en) * 1984-06-01 1986-03-11 Queen's University At Kingston Orthopaedic bone cutting jig and alignment device
SU1237187A1 (ru) 1984-12-21 1986-06-15 Центральный научно-исследовательский институт травматологии и ортопедии им.Н.Н.Приорова Способ восстановлени задней крестообразной св зки коленного сустава
US4759350A (en) * 1986-10-17 1988-07-26 Dunn Harold K Instruments for shaping distal femoral and proximal tibial surfaces
US5002547A (en) 1987-02-07 1991-03-26 Pfizer Hospital Products Group, Inc. Apparatus for knee prosthesis
US5116338A (en) * 1988-02-03 1992-05-26 Pfizer Hospital Products Group, Inc. Apparatus for knee prosthesis
US4794674A (en) 1987-08-03 1989-01-03 Colgate-Palmolive Company Rib lock device
US4938762A (en) * 1987-12-16 1990-07-03 Protek Ag Reference system for implantation of condylar total knee prostheses
FR2648699B1 (fr) 1989-06-26 1993-06-18 Matco Viseur polyvalent pour prothese totale du genou a glissement
US5122144A (en) * 1989-09-26 1992-06-16 Kirschner Medical Corporation Method and instrumentation for unicompartmental total knee arthroplasty
US5234433A (en) * 1989-09-26 1993-08-10 Kirschner Medical Corporation Method and instrumentation for unicompartmental total knee arthroplasty
SU1745227A1 (ru) 1990-06-28 1992-07-07 Филиал Пермского медицинского института в г.Кирове Устройство дл пластики св зок
FR2679766B1 (fr) 1991-07-30 1998-08-28 Sophia Med Dispositif de pose d'une prothese du genou.
GB9123555D0 (en) * 1991-11-06 1992-01-02 Attfield Stephen F Tensile balancer
US5681320A (en) * 1991-12-13 1997-10-28 Mcguire; David A. Bone-cutting guide
US5213112A (en) * 1992-01-29 1993-05-25 Pfizer Hospital Products Group, Inc. Tension meter for orthopedic surgery
US5275603A (en) * 1992-02-20 1994-01-04 Wright Medical Technology, Inc. Rotationally and angularly adjustable tibial cutting guide and method of use
US5445642A (en) * 1992-09-01 1995-08-29 Depuy Inc. Method for installing a femoral component
US5326363A (en) * 1992-09-14 1994-07-05 Zimmer, Inc. Provisional implant
US5364402A (en) * 1993-07-29 1994-11-15 Intermedics Orthopedics, Inc. Tibial spacer saw guide
US5549686A (en) * 1994-06-06 1996-08-27 Zimmer, Inc. Knee prosthesis having a tapered cam
US6695848B2 (en) * 1994-09-02 2004-02-24 Hudson Surgical Design, Inc. Methods for femoral and tibial resection
US5643272A (en) * 1994-09-02 1997-07-01 Hudson Surgical Design, Inc. Method and apparatus for tibial resection
US5597379A (en) * 1994-09-02 1997-01-28 Hudson Surgical Design, Inc. Method and apparatus for femoral resection alignment
FR2726178B1 (fr) 1994-10-27 1997-03-28 Impact Instrumentation ancillaire femorale pour l'implantation d'une prothese unicompartimentale du genou
US5540696A (en) * 1995-01-06 1996-07-30 Zimmer, Inc. Instrumentation for use in orthopaedic surgery
US5733292A (en) * 1995-09-15 1998-03-31 Midwest Orthopaedic Research Foundation Arthroplasty trial prosthesis alignment devices and associated methods
GB2306653B (en) * 1995-10-23 1999-12-15 Finsbury Surgical tool
US5669914A (en) * 1996-02-16 1997-09-23 Board Of Regents Of The University Of Colorado Rotation alignment instrument
GB9611074D0 (en) * 1996-05-28 1996-07-31 Howmedica Surgical apparatus
JP2001509053A (ja) * 1997-01-28 2001-07-10 ニューヨーク ソサイエティ フォア ザ リリーフ オブ ザ ラプチャード アンド クリップルド メインティニング ザ ホスピタル フォア スペシャル サージャリー 大腿骨の切除方法及びその装置
US6022377A (en) * 1998-01-20 2000-02-08 Sulzer Orthopedics Inc. Instrument for evaluating balance of knee joint
US6056756A (en) * 1998-08-11 2000-05-02 Johnson & Johnson Professional, Inc. Femoral tensing and sizing device
US6168601B1 (en) * 1999-05-14 2001-01-02 Giuseppe Martini Lock reduction device and method
ES2582482T3 (es) 2000-03-10 2016-09-13 Smith & Nephew, Inc. Aparato para uso en artroplastia de rodilla
AU2001250538A1 (en) 2000-04-27 2001-11-20 Finsbury (Development) Limited Surgical tool
US6296646B1 (en) * 2000-06-29 2001-10-02 Richard V. Williamson Instruments and methods for use in performing knee surgery
US6478799B1 (en) * 2000-06-29 2002-11-12 Richard V. Williamson Instruments and methods for use in performing knee surgery
DE10035992A1 (de) * 2000-07-24 2002-02-07 Norbert Abels Orthodontisches Bracket
GB0101990D0 (en) 2001-01-25 2001-03-14 Finsbury Dev Ltd Surgical system
DE50104381D1 (de) * 2001-03-29 2004-12-09 Ct Pulse Orthopedics Ltd Spreizvorrichtung für Kniegelenke
US6482209B1 (en) * 2001-06-14 2002-11-19 Gerard A. Engh Apparatus and method for sculpting the surface of a joint
US7141053B2 (en) * 2001-11-28 2006-11-28 Wright Medical Technology, Inc. Methods of minimally invasive unicompartmental knee replacement
US6758850B2 (en) * 2002-03-29 2004-07-06 Depuy Orthopaedics, Inc. Instruments and methods for flexion gap adjustment
US20040097951A1 (en) * 2002-11-18 2004-05-20 Steffensmeier Scott J. Measurement instrument for use in orthopaedic surgery
US7094241B2 (en) * 2002-11-27 2006-08-22 Zimmer Technology, Inc. Method and apparatus for achieving correct limb alignment in unicondylar knee arthroplasty
US7029477B2 (en) * 2002-12-20 2006-04-18 Zimmer Technology, Inc. Surgical instrument and positioning method
DE20303498U1 (de) 2003-02-26 2003-07-03 Aesculap Ag & Co Kg Chirurgische Positionier- und Haltevorrichtung
EP1470786B1 (de) * 2003-04-25 2005-10-05 Zimmer GmbH Vorrichtung zur Vorbereitung einer Femurkondyle
EP1470787B1 (de) * 2003-04-25 2006-05-31 Zimmer GmbH Vorrichtung zur Vorbereitung einer Femurkondyle
DE10335410B4 (de) 2003-08-01 2008-08-07 Aesculap Ag & Co. Kg Distraktionsvorrichtung für das Kniegelenk
US7641661B2 (en) * 2003-12-26 2010-01-05 Zimmer Technology, Inc. Adjustable resection guide
US7335206B2 (en) * 2003-12-26 2008-02-26 Zimmer Technology, Inc. Adjustable resection guide

Also Published As

Publication number Publication date
AU2004201929B2 (en) 2009-05-21
CA2465867A1 (en) 2004-11-06
DE502004004614D1 (de) 2007-09-27
CN1550218A (zh) 2004-12-01
RU2004113650A (ru) 2005-10-27
AU2004201929A1 (en) 2004-11-25
RU2354319C2 (ru) 2009-05-10
ATE369797T1 (de) 2007-09-15
ES2289389T3 (es) 2008-02-01
US7686813B2 (en) 2010-03-30
US20050027226A1 (en) 2005-02-03
JP2004329927A (ja) 2004-11-25
CA2465867C (en) 2008-03-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4231813B2 (ja) 牽引装置
US7878989B2 (en) Knee prostheses
AU2005296761B2 (en) Ligament-tensioning device, cutting jig and osteotomy method
CN102846351B (zh) 带有定位特征的髌骨切除导向器及其使用方法
AU621135B2 (en) Tibial component for a replacement knee prosthesis
CN103006298B (zh) 髌骨整形外科手术器械组件
US6068633A (en) Bone cutting guides for use in the implantation of prosthetic joint components
JP4195177B2 (ja) 人工膝関節
EP0378294B1 (en) Femoral surface shaping guide for knee implants
JP4020976B2 (ja) 膝関節置換手術に用いるための試験大腿骨補綴
JP6092220B2 (ja) 手術器具
US20070233144A1 (en) Distractor system
KR20120138662A (ko) 추간 임플란트를 신체 속에 삽입하기 위한 장치 및 추간 임플란트를 포함하는 시스템과 이를 삽입하기 위한 장치
US20230329875A1 (en) Revision total ankle implants
US20210145457A1 (en) Implants, devices, systems, kits and methods of implanting
CN102365062A (zh) 假体装置、为植入假体装置而规划去骨的方法和机器人系统
CN102846416A (zh) 在外科手术准备用于假体元件植入的胫骨时使用的外科手术器械组件
US10898347B2 (en) Surgical instrument and method of use
JP2022526360A (ja) 整形外科手技を実施するための外科用器具及び方法
AU2004201717A1 (en) An apparatus for the preparation of a femoral condyle
CN203447322U (zh) 股骨远端夹具组件和具有该组件的股骨远端切割器械
EP2712590B1 (en) Impactor for securing an implant to a bone surface
EP2451405B1 (en) Surgical instrument
CN111759287A (zh) 关节软组织平衡测量装置
KR102186308B1 (ko) 스마트 인공관절 치환술용 수술기기

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050112

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20060927

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20070130

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080513

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20080805

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20080808

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080912

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081111

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081208

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111212

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees