JP4230599B2 - 放送システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、放送システムに用いられ、特に番組素材データを多重して番組を作成し送出する放送番組送出システムと、このシステムにより作成され送出されるデータ放送番組を受信する放送番組受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の放送システムでは、音声、動画といった主放送データに加え、静止画、テキストなどの付加情報と、それらの付加情報を制御する制御データを主放送に多重し、受信された制御データに従って付加情報を表示することで、主放送に同期してテキスト、静止画を表示する、あるいはインタラクションといったサービスを提供している。さらにこの付加情報、制御データを繰り返し送出することで、番組途中から視聴したユーザ(以下、途中参加者と呼ぶ)も本サービスを受けることが可能であった。
【0003】
しかしながら、従来の放送システムでは、番組中で使用される付加情報、制御データを端末側で全て受信した後、初めてサービスが可能な蓄積型システムであるため、これらの付加情報、制御データを全て受信、蓄積するまでサービスが受けられないという制限があった。したがって、番組の一部でのみ使用される付加情報も番組継続中は繰り返し送出されている点、また番組初期化のためなど、番組の一部でのみ使用される制御データも番組継続中は繰り返し送出されている点など、伝送帯域が有効利用されていないという問題があった。番組制作者にとっても、この制限のため、多量の付加情報を用いた番組を作成することは困難であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
以上述べたように、従来の放送システムにあっては、番組中で使用される全ての付加情報、制御データを端末側で受信した後、初めてサービスが可能であるという制限、及び番組中の一部でのみ使用される付加情報、制御データの繰り返し送出による低伝送効率という問題があった。
【0005】
本発明は、上記の問題を解決し、伝送帯域の効率的な利用が可能な放送システムを提供すると共に、このシステムに用いて好適な放送番組送出システムと放送番組受信装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために本発明に係る放送システムに用いるデジタル放送番組送出システムは、以下のような特徴的構成を有する。
【0007】
(1)放送番組で使用する番組素材データを取り込む番組素材入力装置と、この番組素材入力装置で取り込まれた番組素材データを組み合わせて、少なくとも各番組素材データの使用開始時刻、終了時刻を含む番組管理データと、各番組素材データの時間的、空間的配置を示すシーン記述データとを作成する番組作成装置と、前記番組素材入力装置で取り込まれた番組素材データと前記番組作成装置で作成された番組管理データ及びシーン記述データとを蓄積する番組蓄積装置と、この番組蓄積装置から予め決められた放送時間に合わせて前記番組管理データ、シーン記述データ、番組素材データを順次読み出して送出する番組送出装置と、この番組送出装置から送出される番組管理データ、シーン記述データ、番組素材データをそれぞれ圧縮するエンコーダ群と、このエンコーダ群で圧縮された番組管理データ、シーン記述データ、番組素材データを多重化して一つの番組データとする多重化装置と、この多重化装置に対し、入力された番組管理データ、シーン記述データ、番組素材データを許容時間内に繰り返し多重化させ、再送の際に前記番組管理データ、シーン記述データに基づいて現在必要な番組素材データを選択し、多重化させる再送データ管理装置と、前記多重化装置から出力される番組データを放送する送信装置とを具備することを特徴とする。
【0008】
このように、各番組素材多重化時に、現在必要な番組素材のみを多重化することで伝送効率の向上、ひいては付加情報受信時間を短縮することが可能となる。
【0009】
(2)(1)の構成において、さらに、前記番組作成装置により作成されるシーン記述データを所定の単位に分割して前記エンコーダ群の対応するエンコーダへ出力するシーン記述分割装置を備えることを特徴とする。
【0010】
これにより、シーン記述を一括して送信することが不必要となり、番組開始待ち時間の短縮が可能となる。
【0011】
(3)(2)の構成において、さらに、前記多重化装置に対し、多重化された分割シーン記述データの履歴を蓄積して、各分割シーン記述データの中の、同一素材、同一属性のコマンドで現在の時刻よりも古いものを削除することで、分割シーン記述データのサイズを圧縮するシーン記述管理装置を備え、このシーン記述管理装置で圧縮された単位シーン記述データを順次他のデータと共に前記多重化装置で多重化することを特徴とする。
【0012】
これにより、シーン記述の繰り返し送信時のデータサイズを減少させることができ、伝送効率の向上、つまり付加情報制御コード受信時間を短縮することが可能となる。
【0013】
(4)(2)の構成において、さらに、前記多重化装置に対し、少なくとも前記分割シーン記述データ及び各番組素材データの使用開始時刻情報、エンコード済みデータサイズ、データ全体帯域幅のいずれかに基づき、多重化する際の順序を決定するスケジュール装置を備えることを特徴とする。
【0014】
これによりシーン記述、データ素材を番組構成上必要な時刻までに送受信することが可能となる。
【0015】
(5)(4)の構成において、前記スケジュール装置は、前記多重化装置に対し、まず前記シーン記述データ及び各番組素材データの一部ないし全部を番組全体の伝送帯域幅を使用して多重化させ、その後、所定の伝送帯域幅にて主放送と付加放送を多重化させることを特徴とする。
【0016】
これにより、主放送開始前にシーン記述、データ素材を高速に先送り送信することが可能となる。
【0017】
一方、本発明に係るデジタル放送システムに用いるデジタル放送番組受信装置は、以下のような特徴的構成を有する。
【0018】
(6)放送番組で使用する番組素材データと、少なくとも各番組素材データの使用開始時刻、終了時刻を含む番組管理データと、各番組素材データの時間的、空間的配置を示すシーン記述データとを予め決められた放送時間に合わせて圧縮し多重化して一つの番組データとして放送される複数の放送信号を選択的に受信し復調して、放送番組を再生するデジタル放送番組受信装置であって、前記受信復調された一つの番組データから番組中に多重されている番組素材データ、番組管理データ、シーン記述データを分離するデータ分離手段と、このデータ分離手段で分離された番組素材データ、番組管理データ、シーン記述データをそれぞれ伸長するデコーダ群と、このデコーダ群から出力されるシーン記述データに基づき各番組素材データの組み合わせを決定するシーン記述処理装置と、このシーン記述処理装置の指示に従い、前記デコーダ群で伸長された画像素材データを組み合わせて再生する再生処理装置とを具備し、前記シーン記述処理装置が、処理済のシーン記述と新たに受信されたシーン記述との時刻情報に基づきシーン記述の処理の可否を決定するシーン記述実行判定手段を備えることを特徴とする。
【0019】
これにより途中参加時でも再送されたシーン記述を適正に処理することが可能となる。
【0020】
本発明ではMPEG4(Moving Picture Experts Group phase4)によるオブジェクト処理を利用可能である。すなわち、MPEG4ではオブジェクト単位に送信開始時刻、終了時刻などを管理することが可能である。またシーン記述形式に工夫を加えることで、シーン記述の分割、圧縮が可能なようにしている。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0022】
(第1の実施の形態)
まず、本発明に係わる放送システムの「番組素材毎にエンコード、デコードして番組を表示する仕組み」について説明する。
【0023】
図1と図2はそれぞれ本発明に係わる放送システムの全体的な基本構成を示すものである。すなわち、このシステムは番組を作成し放送するデジタル放送番組送出システム101(図1)、各家庭などに設置され、デジタル放送番組を受信する機能を有するデジタル放送番組受信装置201(図2)からなる。
【0024】
上記デジタル放送番組送出システム101において、番組で使用される番組素材は複数台あるいは複数種類の素材入力装置102により取り込まれる。素材入力装置102は番組素材の種類により異なり、例えば動画であればビデオカメラであり、静止画であればスキャナ、音声であればマイク、テキストであればPC(パーソナルコンピュータ)などがある。また素材入力装置102の数に制限はない。取り込まれた番組素材は全てデジタル化され、番組蓄積装置103に蓄積される。
【0025】
番組作成装置104は、番組蓄積装置103に蓄積されている番組素材を読み込み、各データ素材(文字、静止画など)の空間的、時間的配置(表示時刻、表示間隔、素材間の上下関係、大きさ、位置など)、及び番組全体の伝送帯域幅、動画、音声、データの各帯域幅などを決めて番組を編集する。ここで主放送としては、音声のみ、音声と動画、動画のみ、あるいは音声、動画ともない場合など、様々でありえる。
【0026】
このようにして、動画、音声、データ素材に加え、空間的、時間的配置を示すシーン記述データ、及び番組全体での伝送帯域幅、データ素材全体での伝送帯域幅、各データ素材の使用開始時刻、終了時刻など、番組を構成するための番組データが生成され、一括して番組蓄積装置103に保存される。
【0027】
番組送出装置は105、放送スケジュールに従って、番組蓄積装置103から番組データを読み出し、その番組データに従って予め番組蓄積装置103に蓄積された各素材を順次読み出してエンコーダ106に渡す。
【0028】
このエンコーダ106はデータの種類、例えば、動画、音声、各種データ、シーン記述データなどの種類に応じて専用のものが起動され、逐次エンコード処理を行う。エンコード時の伝送帯域幅は番組データに記述されたものを使用する。起動されるエンコーダ数は、送出される番組データに含まれるデータの数に依存する。
【0029】
エンコードされた主放送データ(動画、音声など)、データ放送分データ(文字、静止画、シーン記述など)は、多重化装置107に出力される。多重化装置107では、番組データに記述された各データ素材の開始時刻、終了時刻、データ伝送帯域幅を基に再送データ管理手段107aにて選択されたデータ素材及びシーン記述データを主放送分のデータと順次多重化する。この際、途中参加者のために、各データ素材及びシーン記述データは繰り返し多重化される。
【0030】
多重化されたデータは送出装置108にて同期符号や誤り訂正符号などが加えられて複数のパケットに分解された後、デジタル放送として送信される。データの伝送路としては、通信衛星、地上波、CATV、衛星放送、電話線、インターネットなどがある。
【0031】
デジタル放送番組送出システム101から送出されたデータは、図2に示すデジタル放送番組受信装置201にて、受信回路202を通じて受信され、パケットごとに復調される。この受信回路202により復調されたデータパケットは各番組素材ごとに分離処理された後、デコーダ203に送られる。
【0032】
このデコーダ203はデータの種類、例えば、動画、音声、静止画、文字、シーン記述などの種類に応じて専用のものが起動され、逐次デコード処理を行う。起動されるデコーダの数は、その時受信している番組素材の数による。デコードされたシーン記述データは、シーン記述処理装置204に送られる。このシーン記述処理装置204はシーン記述に従い、画像処理回路205及び音声処理回路207に対して受信した各番組素材の再生指示を行う。画像処理装置206はシーン記述処理装置204の指示に従い、指定された番組素材が指定された位置、上下関係で表示されるよう描画再生処理を行ってCRT206の画面上に表示する。同様にして、音声処理装置207はシーン記述装置204の指示に従い、音声再生処理を行ってスピーカ208から音響出力する。
【0033】
上記構成によるデジタル放送システムにおいて、本実施形態の特徴とする点は、図1の多重化装置107において、番組素材データの内、現在必要な素材のみを選択する再送データ管理手段107aを備え、選択された素材のみを多重化する点にある。このように、多重化装置107に、現在必要な素材のみを選択する再送データ管理手段107aを備えることで、不必要なデータを多重化することなく、伝送効率の向上、つまり付加情報受信時間を短縮することが可能となる。
【0034】
例として図3(a),(b)に示すような番組をもとに説明する。この番組例は、番組の前半の図3(a)に示される日本の天気コーナーと、後半の図3(b)に示される世界の天気コーナーから構成される天気番組の例である。前半の日本の天気コーナーでは、アナウンサの声と動画、「日本の天気」というテキスト、日本地図及び「晴れ」、「曇り」、「雨」を表す静止画が表示されている。世界の天気コーナーでは、アナウンサの声と動画、「世界の天気」というテキスト、世界地図及び「晴れ」、「曇り」、「雨」を表す静止画が表示されている。
【0035】
この番組の制作課程は次の通りである。
まず、素材入力装置102を使い、番組内の各種素材を取り込む。この例では、図3(c)に示すようにアナウンサの音声データ301、アナウンサの動画データ302、「日本の天気」というテキスト303、日本地図用静止画データ304及び「晴れ」用静止画データ305、「曇り」用静止画データ306、「雨」用静止画データ307、「世界の天気」というテキスト308、世界地図用静止画データ309を取り込む。これらの番組素材は、素材を識別するためのリソースIDを付加して番組蓄積装置103に蓄積される。
【0036】
番組作成装置104では、これらの番組素材301〜309を取り込み、シーン記述データ、番組データを作成する。この場合、番組開始から終了までの時間を絶対時間とし、各番組構成要素の空間的、時間的情報を設定する。例えば図3(a),(b)の構成要素としては、左上のテキスト、背景の静止画、北海道の上に表示されている「晴れ」、関東の上に表示されている「晴れ」、四国の上に表示されている「曇り」、九州の上に表示されている「雨」を表す静止画、世界地図及び主放送のアナウンサの動画、音声がある。シーン記述は番組内相対時刻と構成要素番号(以下、データID)及び構成要素の属性指定からなるシーン記述コマンドからなり、時刻順に並べられる。構成要素の属性は、データ種別、表示位置、リソースID、表示属性である。
【0037】
データ種別はテキスト、静止画である。表示位置は画面左上からの相対位置を示す、X位置、Y位置、奥行き方向を示すZ位置である。リソースIDは、実際に表示すべきデータを示す番号である。表示属性は表示、非表示を表す。データIDとリソースIDを区別することで、同一の番組素材を複数のデータIDから参照することが可能である。
【0038】
番組データは、番組開始時刻、番組終了時刻、番組中で使用される番組素材を示すリソーステーブル、多重化の際使用される多重化パラメータからなる。リソーステーブルは各番組素材毎のリソースID,使用開始時刻、終了時刻、データ種別、コメントからなる。多重化パラメータは番組全体のビットレート、主放送の動画のビットレート、音声のビットレート、及びデータ放送分のビットレートである。
【0039】
図3(a)、(b)のための番組データ例を図4に示す。この例は、12:00〜12:02までの番組であり、リソースIDが0の番組素材は「日本の天気」なるテキストであり、番組開始後1秒〜60秒まで使用されることを示す。他のリソースIDについても同様である。ここでリソースID9999はシーン記述のため予約された番号である。また、番組全体、動画、音声のビットレートは、それぞれ24Kbps、20Kbps,3.2Kbpsであり、番組素材とシーン記述のためのビットレートは800bpsであることを表している。
【0040】
図3(a)、(b)のためのシーン記述例を図5に示す。データID10の番組構成要素が時刻1秒にX位置0、Y位置0、Z位置1に、リソースID0の「日本の天気」なるテキストを表示し、時刻2秒にX位置10、Y位置5に移動し、時刻5秒にX位置20、Y位置10に移動することを示す。さらに5秒にはデータID11の番組構成要素がリソースID1の「日本地図」の静止画を表示することを示す。以下同様である。尚、「//」以降はコメントである。
【0041】
このようにして作成された番組の多重化過程は次の通りである。
再送データ管理手段107aは、番組データに蓄積された各データの開始時刻、終了時刻と多重化装置107からの現在送出中の時刻を基に、現在使用されているデータのみを選択し多重化を行うことで、伝送帯域の利用効率の向上を図る。
【0042】
具体的な処理の流れを図6、図7に示す。
図6に示すように、多重化装置107は、番組蓄積装置103から番組データファイルを読み込み(S601)、リソースデータテーブルを取得して、各素材データの開始時刻、終了時刻、データ全体での帯域幅を取得し(S602)、現在の時刻(curTime)を0にセットし(S603)、現在の時刻が番組終了時刻より大きいか判断する(S604)。ここで、現在の時刻が番組終了時刻より大きければ多重化処理を終了する。
【0043】
ステップS604で現在の時刻が番組終了時刻より小さかった場合、多重化すべきがデータ放送か否かを判断し(S605)、データ放送でなかった場合は主放送分を多重して(S606)、ステップS604の処理に戻る。データ放送であった場合、再送データ管理手段107aを呼び出して多重すべきデータを選択し(S607)、現在のデータ(curData)がNULL(なし)であるかをチェックし(S608)、NULLでなければこのデータ(curData)に該当するエンコーダ結果を多重化し(S608)、データ全体での帯域幅とエンコード済みデータのサイズから現在の時刻の更新処理(curTime+=curDataのサイズ/データ伝送帯域幅更新:ここで+=はa+=b→a=a+bを意味する。以下、同様。)を行い(S610)、ステップS604に戻る。S608にて現在のデータがNULLの場合、多重すべきデータがないとみなして、所定のサイズ分のダミーデータを多重化し(S611)、現在の時刻を更新処理(curTime+=ダミーデータのサイズ/データ伝送帯域幅更新)し(S612)、ステップS604に戻る。
【0044】
再送データ管理手段107aは、多重化装置107により読み込まれたリソーステーブルに記載された各リソースの開始時刻、終了時刻と呼び出し時引数の現在の時刻を基に現在有効なデータを返す。
【0045】
図7において、まず、現在のデータがNULLかをチェックし(S701)、NULLの場合、素材データテーブルから最初の項目を取得して現在のデータ(curData)にセットし(S702)、ステップS701にてNULLでない場合、リソースデータテーブルから現在のデータの次の項目を取り出して現在のデータ(curData)にセットし(S703)、リソーステーブルを全てチェックしたかを判断する(S704)。
【0046】
ステップS704にて全てチェックした場合は、次に多重すべきデータが発見できなかったと見なして、現在のデータ(curData)にNULLをセットし(S706)、終了する。ステップS704にて未検査の項目がある場合は、現在のデータ(curData)の開始時刻、終了時刻の範囲内に現在の時刻(curTime)が含まれているかをチェックし(S705)、ステップS705で有効であれば終了する。ステップS705で有効でなければ、リソースデータテーブルから次の項目を取り出して現在のデータ(curData)にセットし(S707)、ステップS704に戻る。尚、ここではリソースデータテーブルの最後の要素の次の項目とは、最初の項目のことを指すとしている。
【0047】
ここで、図3(a)、(b)の様な番組を考えると、多重化されるデータの順番は、例えば「シーン記述」、「日本の天気」テキスト、「日本地図」静止画、「晴れ」静止画、「雲り」静止画及び「雨」静止画、の繰り返しの後、「シーン記述」、「世界の天気」テキスト、「世界地図」静止画、「晴れ」静止画「雲り」静止画及び「雨」静止画、の繰り返しとなる。
【0048】
一方、従来のデータ放送で用いられている全てのデータを繰り返し多重化する方式では、「シーン記述」、「日本の天気」テキスト、「日本地図」静止画、「晴れ」静止画、「雲り」静止画及び「雨」静止画、「世界の天気」テキスト及び「世界地図」静止画の繰り返しとなる。これと本発明による方法を比較すると、本発明の方法は日本の天気を放送中には使用されない「世界の天気」テキスト、「世界地図」静止画、また世界の天気を放送中には使用されない「日本の天気」テキスト、「日本地図」を多重化する必要がなく、その分伝送効率の向上が得られる。
【0049】
(第2の実施の形態)
第1の実施の形態のシステムでは、シーン記述も他のデータ素材と同様に一つの塊として処理されていたが、本実施の形態では、シーン記述を分割して処理することを考える。さらに、分割されたシーン記述及び各データが番組中で必要とされる時刻(開始時刻)までに受信されるようにスケジュールを行い、かつ、途中参加者のために必要なシーン記述、各データを再送することを考える。
【0050】
図8は本実施の形態のデジタル放送番組送出システム101の構成を示すものであるが、番組を制作し、送出する仕組みは基本的には第1の実施の形態で説明した図1のシステムと同じである。このため、図8において、図1と同一部分には同一符号を付して示す。
【0051】
図8において、図1のシステムと異なる点は、シーン記述を所定の単位に分割するシーン記述分割装置110を設けると共に、多重化装置(ここでは符号を111とする)をスケジュール手段111a、多重化手段111b、シーン記述管理手段111c、再送データ管理手段111dで構成した点にある。
【0052】
すなわち、このシステムでは、多重化装置111が、多重化手段111bの多重化、送出済みのシーン記述を管理し、途中参加者のためにシーン記述を再送する際に、重複するシーン記述を削除してシーン記述データの圧縮を行うシーン記述管理手段111cを備えることを特徴とする。これにより、シーン記述を一括して送受信することが不必要となり、さらにシーン記述の繰り返し送信時のデータサイズを減少させることができ、伝送効率の向上、つまり付加情報制御コード受信時間を短縮することが可能となる。
【0053】
また、このシステムでは、多重化装置111が、シーン記述分割装置110で分割されたシーン記述及び各番組素材の使用開始時刻情報、エンコード済みデータサイズ、データ全体帯域幅などに基づき、多重化手段111bで多重化する際の順序を決定するスケジュール装置111aを備えることを特徴とする。これによりシーン記述、データ素材を番組構成上必要な時刻までに送受信することが可能となる。
【0054】
さらに、このシステムでは、多重化装置111が、番組開始前に送出するようスケジュールされた分割シーン記述及び各データ素材を番組全体の伝送帯域幅を使用して多重化し、その後、所定の伝送帯域幅にて主放送とデータ放送を多重化する多重化手段111bを備えることを特徴とする。これにより、主放送開始前にシーン記述、データ素材を先送り送信することが可能となる。
【0055】
尚、再送データ管理手段111dは、図1に示した107aと同じ機能を有するものである。
【0056】
例として、図3(a)、(b)に示すような番組を考える。
【0057】
シーン記述分割装置110は、番組蓄積装置103に蓄積されたシーン記述を所定の単位に分割を行い、分割された部分シーン記述それぞれにつき、連番、分割シーン記述に含まれる最初のシーン記述の開始時刻、分割シーン記述データ自体を、後にエンコード時にセットされるデータサイズ、エンコードデータとからなる分割シーン記述テーブルを作成する。
【0058】
具体的な処理の流れを図9に示す。まず、番組蓄積装置103に蓄積されたシーン記述ファイルから1シーン記述コマンド毎に読み込み(S901)、コマンドが取得できなければ終了する(S902)。ステップS902で取得できた場合、分割シーンの連番、開始時刻、分割シーン記述データからなる分割シーン記述テーブルに新規フィールドを作成し(S903)、連番を更新すると共にコマンドの時刻を新規に作成したフィールドの開始時刻にセットし(S904)、コマンドを新規フィールドのシーン記述データに追加する(S905)。
【0059】
続いて次のコマンドをシーン記述ファイルから取得し(S906)、取得できなければ処理を終了する(S907)。ステップS907で取得できた場合、本フィールドの開始時刻に所定の単位である1秒を加えたものとコマンドの時刻を比較し(S908)、コマンドの時刻が小さければステップS905に戻り、そうでなければステップS903に戻り、次のフィールドの作成を行う。
【0060】
図5のシーン記述を分割した例を図10に示す。シーン記述エンコーダ106は、この分割シーン記述テーブルを入力し、分割シーンデータをエンコードし、エンコード結果を分割シーンテーブルに付加して、次のスケジュール手段110aに出力する。
【0061】
スケジュール手段111aは、まず、番組蓄積装置103から番組データを取得し、さらにシーン記述エンコーダを除く各エンコーダ106からエンコード済みデータ及びデータサイズを取得し、これらの情報から、リソース毎にリソースID、リソース開始時刻、終了時刻、エンコード済みデータサイズ、エンコード済みデータからなるエンコード済みデータテーブルを作成する。次にシーン記述エンコーダ106の出力の分割シーン記述テーブルの最後のフィールドから順次取り出し、分割シーン記述がその開始時刻までに多重化されるようスケジューリングを行う。続いて先ほど作成したエンコード済みデータテーブルの最後の要素から順次取り出し、エンコード済みデータがその開始時刻までに多重化されるようスケジューリングを行う。
【0062】
具体的な処理の流れを図11に示す。まず、シーン記述エンコーダ106から分割シーン記述テーブルを取得する(S1101)。次に、番組蓄積装置103から番組データを取得し、さらにシーン記述エンコーダを除く各エンコーダ106からエンコード済みデータ及びデータサイズを取得してエンコード済みデータテーブルを作成する(S1102)。さらに、リソースID、開始時刻、データサイズ、送付開始時刻、送付終了時刻からなるスケジュール済みデータテーブルに未割り当てを示すリソースID−1、開始時刻に0、データサイズに(番組終了時刻−番組開始時刻)*データビットレート/8、送付開始時刻に0、送付終了時刻に番組終了時刻をセットすることでテーブルの初期化を行う(S1103)。
【0063】
続いて分割シーン記述のスケジューリングを行うため、まずエンコード済みの分割シーン記述テーブルの最後から1フィールド取得し(S1104)、ステップS1104で取得できたら(S1105)、このフィールドのスケジューリングを図12に従って行い(S1106)、ステップS1104に戻る。
【0064】
ステップS1105で取得できなかった場合、分割シーンテーブルの処理を終了し、エンコード済みデータテーブルの処理に移る。すなわち、エンコード済みデータテーブルから1フィールド取得し(S1107)、ステップS1107で取得できたら(S1108)、このフィールドのスケジューリングを図12に従って行い(S1109)、ステップS1107に戻る。ステップS1108で取得できなかった場合、処理を終了する。
【0065】
図12において、まずスケジュール済みデータテーブルの最後からリソースIDが−1である未割り当てなフィールドを取得し(S1201)、取得できなかった場合は(S1202)、現在処理中のデータのリソースID、開始時刻、データサイズ、スケジュール済みデータテーブルの先頭のフィールドの送付開始時刻−データサイズ/データビットレート*8、スケジュール済みデータテーブルの先頭のフィールドの送付開始時刻からなる新規フィールドをスケジュール済みデータテーブルの先頭に挿入する(S1203)、ステップS1202で取得できた場合は、データの開始時刻が送付終了時刻以上であるかを調べ(S1204)、ステップS1204で「以上」でなければステップS1215に移行する。
【0066】
ステップS1204でYESの場合、データの開始時刻とフィールドの送付終了時刻が等しいか調べ(S1205)、ステップS1205で等しければ、フィールドのデータサイズとデータのデータサイズを比較し(S1206)、ステップS1206でフィールドのデータサイズの方が大きければ、フィールドのデータサイズからデータのデータサイズを減じ、さらにフィールドの送付終了時刻から(データのデータサイズ/データビットレート*8)分減少させてフィールドの更新を行い(S1207)、新規フィールドを現在のフィールドの後ろに追加し(S1208)、新規フィールドのリソースID、開始時刻、データサイズ、送付開始時刻、送付終了時刻にそれぞれデータのリソースID、開始時刻、データサイズ、前記フィールドの送付終了時刻、前記フィールドの送付終了時刻+(データのデータサイズ/データビットレート*8)を設定することで新規フィールドの更新を行い(S1209)、終了する。
【0067】
ステップS1206でNOの場合、フィールドのリソースID、開始時刻、送付開始時刻、送付終了時刻にそれぞれデータのリソースID、開始時刻を設定することでフィールドの更新を行い(S1210)、データのデータサイズをフィールドのデータサイズ分減少させることでデータサイズ更新を行い(S1211)、まだスケジュールされてないデータがあるかをデータのデータサイズが0より大きいかで調べ(S1214)、0より大きくなければ終了し、0より大きければ、次のリソースID=−1のフィールドをスケジュール済みデータテーブルより取得し(S1215)、ステップS1202に戻る。
【0068】
ステップ1205でNOの場合、まず新規フィールドを現在のフィールドの後ろに追加し、新規フィールドのリソースID、データサイズ、送付開始時刻、送付終了時刻に−1、(フィールドの送付終了時刻―データの開始時刻)/データビットレート*8、データの開始時刻、フィールドの送付終了時刻を設定することで新規フィールドの更新を行い(S1212)、フィールドのデータサイズ、送付終了時刻にそれぞれ、(データの開始時刻−フィールドの送付開始時刻)/データビットレート*8、データの開始時刻を設定することでフィールドの更新を行い(S1213)、ステップS1206に移行する。
【0069】
図10の分割シーン記述を例としてスケジュール動作を示す。まず、スケジュール済みデータテーブルに新規フィールドを作成しリソースID、データサイズ、送付開始時刻、送付終了時刻にそれぞれ、−1、(番組終了時刻―番組開始時刻)/データビットレート*8、番組開始時刻、番組終了時刻を設定することで初期化を行う(S1103)。次に分割シーン記述の後ろから1フィールド取得する。この場合
「9 120 100 省略」
が取得される。次にスケジュール済みデータテーブルの最後からリソースIDが−1のフィールドを取得する。
【0070】
この場合、
「−1 − 12000 0 120」
が取得される。データの開始時刻は120、フィールドの送付終了時刻は120であるのでステップS1206へと進む。フィールドのデータサイズは12000、データのデータサイズは100であるため、ステップS1207に進み、フィールドの更新を行う(S1207)。具体的にはフィールドのデータサイズ、送付終了時刻に、それぞれ、12000−100=11000、120−(100/800*8)=119をセットする。
【0071】
次に、新規フィールドを現在のフィールドの後ろに追加し(S1208)、新規フィールドのリソースID、開始時刻、データサイズ、送付開始時刻、送付終了時刻にそれぞれ9999、120、100、119、119+(100/800*8)=120を設定することで新規フィールドの更新を行い(S1209)、終了する。
【0072】
分割シーンの次のフィールド
「8 80 100 省略」
処理は、ステップS1201にて
「−1 − 11000 0 119」
なるフィールドが取得され、データの開始時刻80、フィールドの送付終了時刻119なので、ステップS1212へと進む。ステップS1212では、まず新規フィールドを現在のフィールドの後ろに追加し、新規フィールドのリソースID、データサイズ、送付開始時刻、送付終了時刻に−1、(119―80)/800*8=3900、80、119を設定することで新規フィールドの更新を行い(S1212)、フィールドのデータサイズ、送付終了時刻にそれぞれ、(80−0)/800*8=0、80を設定することでフィールドの更新を行い(S1213)、ステップS1206に移行する。ステップS1206以下は同様である。
【0073】
図13にエンコード済みデータテーブルの例を示し、このようにして分割シーン記述をスケジュールした結果のスケジュール済みデータテーブルの例を図14に示し、図15に分割シーン記述及び全てのリソースをスケジュールした結果のスケジュール済みデータテーブルの例を示す。
【0074】
続いて、多重化手段111bでは、スケジュール手段111aにてスケジュールされたスケジュール済みデータテーブル、エンコード済みデータテーブルと主放送である動画、音声のエンコード結果の多重化を行う。この際、多重化手段111bでは、データ放送分のデータの一部ないし全部を主放送のためのデータ以前に番組全体のビットレートを使用して多重化し、その後、所定の伝送帯域幅にて主放送とデータ放送を多重化する。これにより、データ放送用データの一部を高速に送受信することができ、すばやく番組を開始することが可能となる。
【0075】
図16に多重化の流れを示す。まず、番組データファイルから各種ビットレートを取得し(S1601)し、スケジュール済みデータテーブルから順次フィールドを取得し(S1602)、ステップS1603で取得できた場合、送付開始時刻が負であるかを調べ(S1604)、負であれば先送りデータと判断してリソースIDのエンコード済みデータをデータサイズ分多重し(S1605)、データ再送に備えて図18に示す再送データ登録処理を行い(S1606)、ステップS1602に戻る。このS1601〜S1606までがデータ先送り処理である。
【0076】
ステップS1603でフィールドを取得できない場合、及びステップS1604で開始時刻が負でない場合、ステップS1607に移行し、主放送分のデータとデータ放送分の多重化を行う。
【0077】
ステップS1607では、現在多重中のデータにステップS1602にて取得したフィールドをセットし、現在再送中のデータをクリアし、現在再送中データIDに−1、現在の時刻に0を設定して初期化処理を行う。次に、現在の時刻と番組終了時刻を比較し(S1608)、ステップS1608で現在の時刻の方が大きければ処理を終了する。そうでなければ、これまでに多重した主放送用データサイズ、データ放送用データサイズ、主放送用ビットレート、データ包装用ビットレートから、次に多重すべきデータを選択し(S1609)、主放送データを多重すべき場合、主放送データの多重を行い(S1612)、データ放送データを多重すべき場合、図16のデータ多重化処理を行い(S1610)、多重したデータサイズ及びビットレートから現在時刻を更新し(S1611)、ステップS1608に戻る。
【0078】
データ多重化処理では、スケジュール済みデータテーブルからフィールドを順次取り出し、割り当てられていれば、割り当てられているリソースを一定量多重する。未割り当てな場合は、リソースないしシーン記述を適宜選択し再送として一定量多重する。
【0079】
具体的な処理の流れを図17に示す。まず、現在多重中のデータのデータサイズが0より大きいかを調べ(S1701)、大きくない場合、新たに多重すべきデータをスケジュール済みデータテーブルから取得して現在多重中のデータとし(S1702)、ステップS1703に移る。大きければ、まだ多重すべきデータがあることを意味し、現在多重中のデータのリソースIDを調べ(S1703)、リソースIDが−1でない場合、割り当て済みのデータであるので、多重中のデータからビットレート分のデータ(この例では100バイト)読み込んで多重し(S1704)、現在多重中のデータサイズを100減じ(S1705)、さらに図18に示す再送データ登録処理を行い(S1706)、終了する。
【0080】
ステップS1703でリソースIDが−1の場合、未割り当てなので再送処理を行う。ステップS1607にて現在再送中のデータサイズが0かを調べ、サイズが0より大きい場合、再送中のデータがあるので、現在再送中のデータから100バイト読み込んで多重し(S1708)、現在再送中のデータのデータサイズを100減じ(S1709)、さらに現在多重中のデータのデータサイズからも100減じ(S1710)、終了する。
【0081】
ステップS1707にてデータサイズが0より大きくない場合、新たに再送すべきデータを選択し、再送を行う。すなわち、図21に示す再送データ取得処理を行い(S1211)、現在再送中のデータに取得結果をセットし(S1712)、ステップS1713にて現在再送中のデータサイズが0より大きければ、再送データが見つかったのでステップS1708に移行する。見つからなかった場合、ダミーデータを100バイト多重し(S1714)、ステップS1710に移行する。
【0082】
図18に再送データ登録処理の流れを示す。まず、再送用データがシーン記述かどうかを判別し(S1801),シーン記述であれば図19に示すシーン記述管理手段111cへ登録を行い(S1802)、リソースデータであれば図20に示す再送データ管理手段111dへ登録を行い(S1803)、終了する。
【0083】
シーン記述管理手段111cにおけるデータ登録処理は、図19に示すように、単にシーン記述管理手段111c内のシーン記述テーブルにシーン記述データを追加するだけである。また、再送データ管理手段111dにおけるデータ登録処理は、図20に示すように、単に再送データ管理手段111d内のリソーステーブルにデータを追加するだけである。
【0084】
図21に再送データの取得処理の流れを示す。まず、現在再送中のデータIDが−1であるかを調べ(S2101)、−1であれば次のデータIDを登録されたシーン記述から取得し(S2102)、ステップS2103にて取得できた場合、現在再送中のデータIDに取得したデータIDをセットし(S2104)、このデータIDのシーン記述をシーン記述管理手段111cに蓄積されたシーン記述から検索し、同じ属性のコマンドがあれば、コマンドの時刻が現在時刻より古いものをシーン記述から削除することで最新のシーン記述コマンドのみ残し(S2105)、再度このデータIDのシーン記述コマンドを全て抽出し、エンコードして結果を現在再送中のデータにコピーし(S2106)、エンコード済みのデータサイズを現在再送中のデータサイズにセットし(S2107)、終了する。
【0085】
ステップS2103にて次のデータIDが取得できなかった場合は、そのまま終了する。ステップS2101にて現在再送中のデータIDが−1でなく、再送中のデータがある場合、現在再送中のリソースIDが9999であるか調べ(S2108)、9999でなければ、該当するデータIDのシーン記述、リソースデータの双方とも再送処理が終了したとみなし、次のデータIDのデータ再送処理を行うため、ステップ(S2102)に移行する。
【0086】
ステップS2108でデータIDが9999であった場合、データIDのシーン記述部分の再送が終了したとみなし、リソースデータ自体の再送を行う。すなわち、現在再送中のデータIDのシーン記述に含まれる最新のリソースID指定コマンドを検索して、リソースID値を取得し(S2109)、ステップS2110にて取得できなかった場合は終了する。取得できた場合、リソースIDの開始時刻、終了時刻と現在の時刻を比較することで、現在も有効であるかを調べ(S2111)、有効でなければ終了する。有効な場合、リソースIDのデータを再送データ管理手段111dに蓄積されたリソースデータより取得し(S2112)、取得したデータを現在再送中のデータにセットし(S2113)、終了する。
【0087】
図15に示したスケジュール済みデータテーブルを基に、多重化処理の具体的な動作例を示す。
【0088】
図16のステップS1602によりスケジュールデータテーブルから始めのフィールド
「0 0 10 −2 −1 //日本の天気」
を取り出す。送付開始時刻が−2であるため先送りデータとみなし、データの多重化を行い、さらにリソースIDが9999ではないので、再送データ管理手段111dに図20に従いデータの登録を行う。図16のステップS1602に戻り、同様な処理を続ける。
【0089】
図15スケジュール済みデータテーブルの3番目のフィールド
「9999 1 100 0 1 //シーン記述」
の処理では、送付開始時刻が負でないため、ステップS1607に移行し、現在多重中のデータにこの3番目のフィールドをセットする。ステップS1609で、主放送データではなくデータ放送データ多重すべきと判断されると、図17のデータ多重化処理に移行する。図17では、現在多重中のデータサイズが100、リソースIDが9999なので、ステップS1704以下に従って多重化を行い、現在多重中のデータサイズから100減じる。図16ステップ1610にて再度データ多重化処理が呼ばれると、図17において、今度は現在多重中のデータサイズが0なので、ステップS1702でスケジュール済みデータテーブルの4番目のフィールド
「1 5 100 1 2 //地図一部」
が読み込まれ、現在多重中のデータにセットされて同様な処理が行われる。こうしてスケジュール済みデータテーブルの7番目のデータまで処理が終了した状態での、シーン記述管理手段111cにおける管理情報例を図22に示す。
【0090】
再送の具体的な例として、図17ステップS1702にて図15スケジュール済みデータテーブルの7番目のフィールド
「−1 - 400 5 9」
が読み込まれた時の動作を示す。図17ステップ1709にてリソースIDが−1に等しいため、ステップS1708に移行する。初めて再送処理が行われるため、現在多重中のデータサイズは0であり、ステップS1712の再送データ取得処理において図21の再送データ取得処理を行う。現在再送中のデータIDは−1であるため、次のデータIDとしてシーン記述中の最初のデータID10を取得し(S2102)、現在再送中のデータIDとする(S2104)。
【0091】
現在のシーン記述管理手段111cに登録されているシーン記述は前述した図22の通りであり、ステップS2105に従ってデータID10のシーン記述コマンドについて同一属性名のコマンドがあれば、現在時刻より古いコマンドを削除する。例えばX位置属性についてみると、時刻1、3、5のコマンドがあるので、時刻1,3のコマンドを削除する。ステップS2106で再度データID10のコマンドを全て取得すると、図23に示すシーン記述が得られ、シーン記述コマンドのデータサイズを減少させることが可能となる。
【0092】
図24に、再送分を含めた形でのデータ放送分データの送出状況の最初の一部をスケジュール済みデータテーブルの形式で示す。ここでイタリックで示された部分が再送分データであり、送出したリソースに対応して、再送が行われていることを示している。
【0093】
尚、上記の説明ではシーン記述における属性例としてX,Y,Z位置、リソースID、データ種別を例としたが、例えば文字サイズ、文字フォント、文字修飾などの他の属性でも適用可能である。また多重化に際しては1秒に一回100バイトずつ多重化する例を示したが、特にこれに制限されるものではない。
【0094】
以上の処理により、制御データの分割を行い必要なときに必要な付加情報、制御データのみを送出するデジタル放送番組送出システムを提供することができる。
【0095】
尚、上記のデジタル放送番組送出システム101では、多重化装置111内にスケジュール手段111a、シーン記述管理手段111c、再送データ管理手段111dを備えるものとして説明したが、これらは多重化装置111の外側に設けるようしてもよいことは勿論である。
【0096】
(第3の実施の形態)
この実施の形態は、第2の実施の形態のデジタル放送番組送出システムにより送出された番組を、受信するデジタル放送番組受信装置に関するものである。
【0097】
図25は、本実施の形態のデジタル放送番組受信装置201の構成を示すものであるが、番組を受信し、デコードし、シーン記述に基づき、画像、音声を合成する点は図2の構成と同じである。このため、図25においては図2と同一部分には同一符号を付して示す。図2の装置と異なる点は、処理済のシーン記述と新たに受信されたシーン記述との時刻情報に基づきシーン記述の処理の可否を決定するシーン記述実行判定手段204aを追加した点にある。
【0098】
すなわち、シーン記述実行判定手段204aは、過去に実行した同一のデータID、属性に関するコマンドの時刻をデータID、属性毎に蓄積し、新たに受信した同一のデータID、属性のシーン記述コマンドを実行すべきかを、新たに受信したコマンドの時刻と比較し、過去に実行したコマンドがない、あるいは時刻の方が小さな場合のみ新規コマンドの実行を許可する。これにより、繰り返し再送されたシーン記述データを適正に処理することが可能となる。
【0099】
シーン記述実行判定手段204aを備えるシーン記述処理装置204の動作を図26のフローチャートを基に説明する。まず、シーン記述テーブルなどの初期化処理を行い(S2601)、デコーダ203よりシーン記述を取得し(S2602)、ステップS2603にて取得できたら、シーン記述に含まれる各シーン記述コマンドをシーン記述テーブルに時刻順になるように挿入し(S2604),取得できなかったらステップS2604をスキップし、シーン記述テーブルから1コマンド取得する(S2605)。
【0100】
ステップS2606にて取得できたら番組開始からの現在の相対時刻を取得し(S2607)、コマンドの時刻と相対時刻を比較する(S2608)。ステップS2608にてコマンドの時刻が相対時刻以下の場合、このコマンドを実行して良いかシーン記述実行判断処理を行い(S2609)、ステップS2610にて実行可能な場合コマンドを実行し(2611)、ユーザによる番組切り替え要求があったか調べ(S2513)、切り替え要求がなければステップS2602に戻り、あれば終了する。
【0101】
ステップS2606にてコマンドを取得できなかった場合、ステップS2612に移行する。またステップS2608にてNOであった場合、このコマンドの実行を延期するためシーン記述テーブルに1コマンド戻し(S2613)、ステップ2512に移行する。また、ステップ2610にて実行不可と判断された場合は、該当するコマンドを破棄してステップ2612に移行する。
【0102】
シーン記述実行判定手段204aの動作を図27のフローチャートを基に説明する。まず、実行可能かをチェックしたいコマンドのデータID、属性を持つコマンドを、実行済みコマンドテーブルから取得し(S2701)、ステップS2702にて取得できた場合は、取得されたコマンドの時刻とこのコマンドの時刻を比較し(S2703)、このコマンドの時刻の方が大きくなければ、このコマンドは再送されたコマンドであり、かつ、このコマンドより新しいコマンドを受信、実行がされているとみなして、このコマンドの実行は不可と判断する(S2704)。
【0103】
ステップ2702で取得できなかった場合は、まだ該当するデータID、属性のコマンドを受信していないとみなして、実行済みデータテーブルにこのコマンドを追加し(S2705)、このコマンドを実行可能と判断する(S2707)。ステップS2703にてYESの場合、取得されたコマンドよりこのコマンドの方が新しいとみなして実行済みコマンドテーブル中の取得されたコマンドをこのコマンドで入れ替え(S2706)、このコマンドを実行可能と判断する(S2707)。
【0104】
このようにデコーダ203から取得したシーン記述について、処理済のシーン記述コマンドと新たに受信されたシーン記述コマンドとの時刻情報に基づき、シーン記述コマンドの処理の可否を決定するシーン記述実行判定手段204aを追加することで、再送されたシーン記述を適正に処理することが可能となる。
【0105】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、制御データの分割を行い、必要なときに必要な付加情報、制御データのみを送出して、データ放送分のデータに関して伝送帯域の効率的な利用が可能な放送システムと、これに用いて好適な放送番組送出システム及びその受信装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に関わる放送システムのデジタル放送番組送出システムの構成を示すブロック図。
【図2】同実施の形態のデジタル放送番組受信装置の構成を示すブロック図。
【図3】同実施の形態のシステムにおける番組構成の例を示す図。
【図4】同実施の形態の番組作成装置における番組データ例を示す図。
【図5】本実施の形態の番組作成装置におけるシーン記述例を示す図。
【図6】同実施の形態の多重化装置における多重化処理動作を示すフローチャート。
【図7】同実施の形態の再送データ管理手段における再送データ選択処理動作を示すフローチャート。
【図8】本発明の第2の実施の形態の放送システムのデジタル放送番組送出システムの構成を示すブロック図。
【図9】同実施の形態のシーン分割手段におけるシーン記述分割処理の動作を示すフローチャート。
【図10】同実施の形態のシーン分割手段における分割シーン記述テーブル例を示す図。
【図11】同実施の形態のスケジュール手段におけるスケジュール処理動作の一例を示すフローチャート。
【図12】同実施の形態のスケジュール手段におけるスケジュール処理動作の他の例を示すフローチャート。
【図13】同実施の形態のスケジュール手段におけるエンコード済みデータテーブルの例を示す図。
【図14】同実施の形態のスケジュール手段におけるスケジュール済みデータテーブル例(分割シーン記述全てスケジュール済み)を示す図。
【図15】同実施の形態のスケジュール手段におけるスケジュール済みデータテーブル例(データ全てスケジュール済み)を示す図。
【図16】同実施の形態の多重化手段における多重化動作を示すフローチャート。
【図17】同実施の形態の多重化手段におけるデータ多重化動作を示すフローチャート。
【図18】同実施の形態の多重化手段における再送データ登録処理を示すフローチャート。
【図19】同実施の形態のシーン記述管理手段におけるデータ登録動作を示すフローチャート。
【図20】同実施の形態の再送データ管理手段におけるデータ登録動作を示すフローチャート。
【図21】同実施の形態のシーン記述管理手段と、再送データ管理手段とにおける再送データ取得処理の流れを示すフローチャート。
【図22】同実施の形態のシーン記述管理手段における管理情報例を示す図。
【図23】同実施の形態のシーン記述管理手段におけるデータID10のシーン記述例を示す図。
【図24】同実施の形態のスケジュール手段における再送を含むデータ例を示す図。
【図25】本発明の第3の実施の形態のデジタル放送番組受信装置の構成を示すブロック図。
【図26】同実施の形態のシーン記述処理装置におけるシーン記述処理を示すフローチャート。
【図27】同実施の形態のシーン記述実行判断手段における判断処理を示すフローチャート。
【符号の説明】
101…デジタル放送番組送出システム
102…素材入力装置
103…番組蓄積装置
104…番組作成装置
105…番組送出装置
106…エンコーダ
107…多重化装置
107a…再送データ管理手段
108…送出装置
110…シーン記述分割手段
111…多重化装置
111a…スケジュール手段
111b…多重化手段
111c…シーン記述管理手段
111d…再送データ管理手段
201…デジタル放送番組受信装置
202…受信回路
203…デコーダ
204…シーン記述処理装置
204a…シーン記述実行反転手段
205…画像処理装置
206…CRT
207…音声処理装置
208…スピーカ

Claims (6)

  1. 放送番組で使用する番組素材データを取り込む番組素材入力装置と、
    この番組素材入力装置で取り込まれた任意の番組素材データについて、少なくとも各番組素材データの使用開始時刻、終了時刻を含む番組管理データと、各番組素材データの時間的、空間的配置を示すシーン記述データとを作成することで割当て放送時間内の番組を作成する番組作成装置と、
    前記番組素材入力装置で取り込まれた番組素材データと前記番組作成装置で作成された番組管理データ及びシーン記述データとを蓄積する番組蓄積装置と、
    予め決められた放送番組の送出スケジュールに従って、当該スケジュールで指定される時間に指定番組の番組管理データ、シーン記述データ、番組素材データを順次前記番組蓄積装置から読み出して送出する番組送出装置と、
    この番組送出装置から送出される番組管理データ、シーン記述データ、番組素材データをそれぞれ圧縮するエンコーダ群と、
    このエンコーダ群で圧縮された番組管理データ、シーン記述データ、番組素材データを多重化して一つの番組データとする多重化装置と、
    この多重化装置から出力される番組データを放送する送信装置とを具備し、
    前記多重化装置は、入力された番組管理データ、シーン記述データを指定のレートで前記番組の放送時間内にわたって繰り返し多重化すると共に、繰り返し多重化する都度前記番組管理データに示される個々の番組素材データの使用開始時刻、終了時刻に基づいて現在必要な番組素材データのみを選択し、多重化することで繰り返し多重化による再送データを管理する再送データ管理手段を備えることを特徴とする放送番組送出システム。
  2. さらに、前記番組作成装置により作成されるシーン記述データを所定の単位に分割して前記エンコーダ群の対応するエンコーダへ出力するシーン記述分割装置を備えることを特徴とする請求項1記載の放送番組送出システム。
  3. さらに、前記多重化装置に対し、多重化された分割シーン記述データの履歴を蓄積して、各分割シーン記述データの中の、同一素材、同一属性のコマンドで現在の時刻よりも古いものを削除することで、分割シーン記述データのサイズを圧縮するシーン記述管理装置を備え、このシーン記述管理装置で圧縮された単位シーン記述データを順次他のデータと共に前記多重化装置で多重化することを特徴とする請求項2の放送番組送出システム。
  4. さらに、前記多重化装置に対し、少なくとも前記分割シーン記述データ及び各番組素材データの使用開始時刻情報、エンコード済みデータサイズ、データ全体帯域幅のいずれかに基づき、多重化する際の順序を決定するスケジュール装置を備えることを特徴とする請求項2の放送番組送出システム。
  5. 前記スケジュール装置は、前記多重化装置に対し、まず前記シーン記述データ及び各番組素材データの一部ないし全部を番組全体の伝送帯域幅を使用して多重化させ、その後、所定の伝送帯域幅にて前記番組データを付加放送として主放送の番組データに多重化させることを特徴とする請求項4の放送番組送出システム。
  6. 放送番組で使用する番組素材データの少なくとも使用開始時刻、終了時刻を含む番組管理データと、前記番組素材データの時間的、空間的配置を示す時刻情報及び画面位置情報を含むシーン記述データとを指定のレートで前記番組の放送時間内にわたって繰り返し多重化すると共に、繰り返し多重化する都度前記番組管理データに示される個々の番組素材データの使用開始時刻、終了時刻に基づいて現在必要な番組素材データのみを選択し多重化して放送する放送システムに用いられ、前記放送信号を受信し復調して、放送番組を再生する放送番組受信装置であって、
    前記繰り返し放送される1つの番組データを受信復調して得られる多重信号から番組素材データ、番組管理データ、シーン記述データを分離するデータ分離手段と、
    このデータ分離手段で分離された番組素材データ、番組管理データ、シーン記述データをそれぞれ伸長するデコーダ群と、
    このデコーダ群から出力されるシーン記述データに基づき各番組素材データの組み合わせを決定するシーン記述処理装置と、
    このシーン記述処理装置の指示に従い、前記デコーダ群で伸長された画像素材データを組み合わせて再生する再生処理装置とを具備し、
    前記シーン記述処理装置は、繰り返し得られるシーン記述データについて、処理済のシーン記述部分の時刻情報と新たに受信されたシーン記述データの受信時刻情報に基づきシーン記述の処理の可否を決定するシーン記述実行判定手段を備えることを特徴とする放送番組受信装置。
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