JP4230481B2 - 光学素子成形用型 - Google Patents

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Description

本発明は、例えばガラス光学素子をガラス素材からプレス成形により製造するための光学素子成形用型に関する。
ガラス素材を研磨工程を経ずに、所定の表面精度を有する成形面を有する成形型内に込めてプレス成形することによって、光学機器等に利用される光学ガラスレンズを生産性よく製造するプレス成形法が知られている。このようなプレス成形法としては、従来の研磨工程を主とした成形法と比べて短時間に容易に高精度の光学ガラス素子が製造されるが、ガラス素材と成形型がプレス成形時に融着するのを防止するために、成形型の表面に予めセラミック系薄膜や貴金属系薄膜、炭素系薄膜などの保護膜を形成する方法が提案されている。このような型は、成形作業を繰り返して行われているうちに、表面粗さが増大し表面粗さの要求精度の低下やガラスの融着、膜剥離などによる型の耐久限界を迎えたとき、これをエッチング、研磨などにより劣化した保護膜を除去し表面粗さ、形状を研磨などで整えた後、新たな膜をコーティングするという再生法を行い、成形型の使用ライフを延ばそうとしている。
特許文献1には、図5に示すように、超硬合金などの材料で構成された基材111の成形面に、例えばTiN、TaNによりセラミック膜112が保護膜として形成された成形型、また、図6に示すように、セラミック膜112の下地として中間層113にAl、MgO或いはBeOが用いられ二重保護膜が形成された成形型によって再生工程を経てもその成形面の精度を保ち、成形型の使用ライフを長くする方法が開示されている。また、特許文献2には、図7に示すように、基材121と表面膜122の間に1以上の中間層123、124を形成して型に対してイオンビームエッチング+ウェットエッチングによる除去処理、再成膜処理などの再生工程を施し、成形型の使用ライフを長く保つ方法が開示されている。また、特許文献3には、図8に示すように、基材131上に炭化物膜及び/又は窒化物膜を有する中間層133とダイヤモンド状カーボンからなる表面保護膜132とが形成される成形型により、プラズマによるドライエッチング+ウェットエッチングによる再生工程を行うことにより成形型の耐用性を保つ方法が開示されている。
特開2000−319028号公報 特開2001−130918号公報 特開2004−035359号公報
前記の成形型の再生方法によると、成形型の使用ライフを長くすることができるが、残留した膜の除去や成形面を所望の形状に整えるため、酸或いはアルカリ溶液などのウェットエッチング+研磨処理、イオンビーム、プラズマなどのドライエッチング+酸、アルカリ溶液によるエッチングの多重処理をしなければならず、また、再生工程を繰り返すうちに成形型の劣化も避けられなくなり、研削研磨処理なども行わなければならず、砥石摩耗も大きく、再生にも時間がかかる。
本発明は、上記の問題点を解消するためになされたものであり、再生工程を簡易化させることができ、繰り返しの再生によっても耐久性に優れたプレス成形用成形型を提供することを目的とする。
上記目的を達成すべく、本発明のプレス成形用成形型は、基材と、前記基材の表面に形成され、成形面とする保護膜と、前記基材と前記保護膜との間に形成されるエッチング停止膜とから構成され、前記保護膜は、Mを含有する組成、Mと炭素を含有する組成、Mと窒素を含有する組成、またはMと炭素と窒素を含有する組成であって、Mとしては、チタン(Ti)、アルミニウム(Al)、タングステン(W)、タンタル(Ta)、クロム(Cr)、ジルコニウム(Zr)、バナジウム(V)、ニオブ(Nb)、ハフニウム(Hf)、ホウ素(B)、白金(Pt)、イリジウム(Ir)、レニウム(Re)、ルテニウム(Ru)、ロジウム(Rh)、オスミウム(Os)及びこれらの組み合せなどの内から選ばれた少なくとも1つを用いるものとする。
以上の構成によれば、再生を繰り返してもプレス成形用成形型の劣化を遅らせ、成形型の耐久性を向上させることができる。
以下、図面を参照しながら、本発明を詳細に説明するが、本発明は、これらの例によって何ら限定されるものではない。
図1は、本発明の第1の実施形態にかかるプレス成形用成形型の概略構成を示す部分省略断面図である。
図1中、本発明のプレス成形用の成形型は、基材2と、該基材上に形成されプレス成形用成形面とする保護膜3と、基材2と保護膜3との間のエッチング停止膜4から構成される。
保護膜3としては、Mを含有する組成、Mと炭素を含有する組成、Mと窒素を含有する組成、またはMと炭素と窒素を含有する組成により形成される。Mとしては、チタン(Ti)、アルミニウム(Al)、タングステン(W)、タンタル(Ta)、クロム(Cr)、ジルコニウム(Zr)、バナジウム(V)、ニオブ(Nb)、ハフニウム(Hf)、ホウ素(B)、白金(Pt)、イリジウム(Ir)、レニウム(Re)、ルテニウム(Ru)、ロジウム(Rh)、オスミウム(Os)及びこれらの組み合せなどの内から選ばれた少なくとも1つを用いる。
エッチング停止膜4としては、好ましくはアモルファス状炭素、ダイヤモンド状炭素又はそれらの組み合せから構成される。具体的には、本発明の一実施例では、ダイヤモンド状炭素を用いる。
また、本実施例においては、エッチング停止膜4の膜厚は、50nm以上であればよく、好ましくは、50nm〜300nmの範囲内である。
このほど、PVD(物理的蒸着)法によるさまざまな組成の薄膜の内、アモルファス炭素膜またはダイヤモンド状炭素膜は、化学ウェット式エッチング剤に対する耐食性が、金属膜、金属酸化物膜、金属炭化物膜又は金属窒化物膜よりも高く、そして、ウェット式エッチング処理によって再生を行う時間は、研磨などの機械加工法よりも少ないことから、基材上に金属含有の保護膜を形成し、該保護膜及び基材の間にPVD法でアモルファス炭素膜或いはダイヤモンド状炭素膜を形成してエッチング停止膜とする成形型であれば、繰り返し再生処理をへても成形型の劣化を遅らせることができることを知見した。
炭素膜は、一般的にはアモルファス炭素膜とダイヤモンド状炭素膜があり、主としてsp結合とsp結合との混合結合の構成を有するもので、化学ウェットエッチング剤に対する耐食性は、炭素膜におけるsp結合の占有率に依存し、その占有率が高ければ耐食性がよい。なお、sp結合の占有率はコーティング法によって向上することができるとされる。エッチング停止膜4の形成は、PVD法に限らず、CVD法などの成膜法を用いてもよい。
保護膜3としては、Mと窒素を含有する組成から構成される。Mとしては、具体的には、本実施例では、チタン及びアルミニウムを含有する組成を用いる。即ち、保護膜3としては、Ti−Al−Nから構成される。
また、保護膜3としては、Mを含有する組成でもよく、実施例においては、Mとしては白金とイリジウムの組み合わせ、保護膜3をPt−Irから構成する。また、本発明においては、保護膜3の膜厚は、50nm〜1000nmの範囲内であると好ましい。
図2は、本発明の第2の実施形態にかかるプレス成形用成形型の構成を概略示す部分省略断面図である。
第2の実施形態の成形型においては、前記実施形態の成形型と違って保護膜3とエッチング停止膜4との間にさらに第1の中間膜5が形成される。この第1の中間膜5は、エッチング停止膜4と保護膜3の間の薄膜整合性を向上させ、保護膜3へのエッチング停止膜4の薄膜密着性を高める役目を有するものである。第1の中間膜5としては、Mと炭素を含有する組成、Mと窒素を含有する組成、Mと炭素と窒素を含有する組成のいずれかの組成により構成される。ここで、Mとしては、チタン、アルミニウム、タングステン、タンタル、クロム、ジルコニウム、バナジウム、ニオブ、ハフニウム、ホウ素、白金、イリジウム、レニウム、ルテニウム、ロジウム、オスミウム及びこれらの組み合せなどの内から選ばれた少なくとも1つが用いられる。
第1の中間膜5としては、好ましくはMと炭素を含有する組成で、具体的には、Mとしては、チタンとアルミニウムから構成され、即ち第1の中間膜5は、Ti−Al−Cである。また、Mとしては、イリジウムとレニウムから構成されてもよく、即ち第1の中間膜5は、Re−Ir−Cとすることもできる。第1の中間膜5の膜厚は、20nm〜50nmの範囲内であればよい。
図3は、本発明の第3の実施形態にかかる成形型の構成を概略示す断面図である。
本実施形態の成形型においては、前記各実施形態と違って、エッチング停止膜4と基材2の間には、第2の中間膜6が形成される。この第2の中間膜6は、エッチング停止膜4と基材2間の薄膜整合性を向上させ、基材2へのエッチング停止膜4の薄膜密着性を高める役目を有するものである。第2の中間膜6としては、Mを含有する組成、Mと窒素を含有する組成、Mと炭素を含有する組成、Mと炭素と窒素を含有する組成のいずれかの組成により構成されるものとする。ここで、Mとしては、けい素、チタン、アルミニウム、タングステン、タンタル、クロム、ジルコニウム、バナジウム、ニオブ、ハフニウム、ホウ素及びこれらの組み合せなどの内から選ばれた少なくとも1つが用いられる。
第2の中間膜6としては、好ましくはMを含有する組成で、具体的には、Mとしては、チタンとアルミニウムから構成され、即ち第2の中間膜6は、Ti−Alである。また、Mとしては、けい素から構成されてもよい。第2の中間膜6の膜厚は、10nm〜50nmの範囲内であると好ましい。
図4は、本発明の第4の実施形態にかかる成形型の構成を概略示す断面図である。
本実施形態の成形型においては、保護膜3とエッチング停止膜4の間に第1の中間膜5が形成され、エッチング停止膜4と基材2の間には、第2の中間膜6が形成されるほか、前記実施例形態と同様である。
本発明においては、基材2としては、WC、SiCまたはSiにより構成される。
次に、前記第4の実施形態の成形型を例として、さらに成形型の成膜を詳細に説明する。
本実施例の成形型は、図4に示されているように、基材2としてはWCにより構成され、保護膜3として、膜厚が約350nmのTi−Al−N膜、エッチング停止膜4として、膜厚が約200nmのダイヤモンド状炭素膜、第1の中間膜5として、膜厚が約30nmのTi−Al−C膜、第2の中間膜6は、膜厚が約10nmのTi−Al膜を用いる。
以下、この実施例の成形型上の各膜の成膜工程について詳細に説明する。
真空チャンバー内に、2×10−1Paになるようアルゴンガスを供給した後加熱し350℃に維持する。チャンバー内に設置されたTi−Al合金ターゲットに対して500Wの電力を供給し、WC基材2上に膜厚が約10nmのTi−Al膜を形成して第2の中間膜6とする。
次いで、チャンバー内のコーティング温度を300℃に維持させ、ベンゼンを供給し、チャンバー内の圧力は1×10−1Paに維持し、2500Vのバイアス圧でイオンプレーティングをすることにより、200nmのダイヤモンド状炭素膜を形成し、エッチング停止膜4とする。
次いで、チャンバー内のコーティング温度を300℃に維持させ、2×10−1Paとなるまでアルゴンガスを供給し、Ti−Al合金ターゲットに500Wの電力を供給した後、3×10−1Paになるまでエチンガスを導入させ、反応性イオンスパッタ法により、ダイヤモンド状炭素膜上に膜厚が30nmのTi−Al−C膜を形成し、第1の中間膜5とする。
そして、同チャンバー内に300℃のコーティング温度を維持し、2×10−1Paになるまでアルゴンガスを供給し、Ti−Al合金ターゲットに550Wの電力を与えた後、3×10−1Paになるように窒素ガスを供給し、反応性イオンスパッタ法により、Ti−Al−C膜上に、膜厚が約350nmのTi−Al−N膜を形成して保護膜3とする。以上により図4に示すような成形型が得られる。
得られた成形型は、ガラス素材を例えば光学レンズにプレス成形する成形工程に用いられる。高温成形を繰り返すうちに保護膜3に劣化が認められたときは、成形型の再生工程を行う。
成形面が劣化した成形型を、容積比が7:3〜6:4のアンモニア水と過酸化水素の混合溶液に浸漬して、保護膜3と第1の中間膜5を剥離した。そこで、エッチングによる剥離は、エッチング停止膜4の表面までで止め、表面の粗さの劣化が認められないため、次いで、成形型を洗浄するだけで、その上に新たな第1の中間膜5と保護膜3を成膜することにより、成形用の成形面を再生する。
本実施例の成形型は、図4に示されているように、基材2としてはWCにより構成され、保護膜3として、膜厚が約800nmのPt−Ir膜、エッチング停止膜4として、膜厚が約200nmのダイヤモンド状炭素膜、第1の中間膜5として、膜厚が約50nmのRe−Ir−C膜、第2の中間膜6は、膜厚が約20nmのSi膜を用いる。
以下、この実施例の成形型上の各膜の成膜工程について詳細に説明する。
真空チャンバー内に、2×10−1Paになるようアルゴンガスを供給した後加熱し350℃に維持する。チャンバー内に設置されたSiターゲットに対して500Wの電力を供給し、WC基材2上に膜厚が約20nmのSi膜を形成して第2の中間膜6とする。
次いで、前記実施例の処理条件と同様な条件で、Si膜上に、200nmのダイヤモンド状炭素膜を、エッチング停止膜4として形成する。
次いで、チャンバー内のコーティング温度を350℃に維持させ、2×10−1Paとなるまでアルゴンガスを供給し、Irターゲット、Reターゲット、Cターゲットにそれぞれ800W、600W、900Wの電力を供給し、ダイヤモンド状炭素膜上に膜厚が50nmのIr−Re−C膜を形成し、第1の中間膜5とする。
そして、同チャンバー内に350℃のコーティング温度を維持し、2×10−1Paになるまでアルゴンガスを供給し、Ptターゲット、Irターゲットにそれぞれ600W、800Wの電力を与えて、Ir−Re−C膜上に膜厚が約800nmのPt−Ir膜を形成して保護膜3とする。以上により図4に示すような成形型が得られる。
得られた成形型は、ガラス素材を例えば光学レンズにプレス成形するレンズの成形工程に用いられる。高温成形を繰り返すうちに成形面とする保護膜3に劣化が認められたときは、成形型の再生工程を行う。
成形面が劣化した成形型を、容積比が1:3の硝酸及び塩酸の混合溶液に浸漬して、保護膜3と第1の中間膜5を剥離した。エッチングによる剥離は、エッチング停止膜4の表面までで止め、表面の粗さの劣化が認められないため、次いで、成形型を洗浄するだけで、その上に新たな第1の中間膜5と保護膜3を成膜することにより、成形用の成形面を再生する。
以上により、保護膜3と第1の中間膜5はきれいに除去され、その下のエッチング停止膜4は、エッチング溶液と反応しない膜であることから、基材2まで損うことがないので、型の再生に際して、研削研磨加工が不要となり、砥石を使うこともなく、低コストで短時間に成形型を再生できる。
以上により、本発明のプレス成形用成形型によれば、成形型の再生を簡易化し、研削工程なしに実現できる成形型が得られる。
本発明にかかるプレス成形用成形型の一形態を概略示す部分省略縦断面図。 本発明にかかるプレス成形用成形型の他の形態を概略示す部分省略縦断面図。 本発明に係るプレス成形用成形型の他の形態を概略示す部分省略縦断面図。 本発明に係るプレス成形用成形型の他の形態を概略示す部分省略縦断面図。 従来のプレス成形用成形型の一形態を概略示す部分省略縦断面図。 同プレス成形用成形型の他の形態を概略示す部分省略縦断面図。 従来の他のプレス成形用成形型の形態を概略示す部分省略縦断面図。 従来の他のプレス成形用成形型の形態を概略示す部分省略縦断面図。
符号の説明
2...基材
3...保護膜
31...成形面
4...エッチング停止膜
5...第1の中間膜
6...第2の中間膜

Claims (13)

  1. 基材と、
    前記基材の表面に形成され、成形面とする保護膜と、
    前記基材と前記保護膜との間に形成されるエッチングを止めるエッチング停止膜とを含み
    前記保護膜は、Mを含有する組成、Mと炭素を含有する組成、Mと窒素を含有する組成、またはMと炭素と窒素を含有する組成の中のいずれかにより構成されるものであって、Mとしては、チタン、アルミニウム、タングステン、タンタル、クロム、ジルコニウム、バナジウム、ニオブ、ハフニウム、ホウ素、白金、イリジウム、レニウム、ルテニウム、ロジウム、オスミウム及びこれらの組み合せの内から選ばれた少なくとも1つを用い、
    前記エッチング停止膜としては、アモルファス状炭素、ダイヤモンド状炭素又はそれらの組み合せから構成され、
    前記保護膜と前記エッチング停止膜との間にはさらに、第1の中間膜が形成され、
    前記第1の中間膜は、M と炭素を含有する組成、M と窒素を含有する組成、M と炭素と窒素を含有する組成のいずれかの組成により構成されるものであって、前記M としては、チタン、アルミニウム、タングステン、タンタル、クロム、ジルコニウム、バナジウム、ニオブ、ハフニウム、ホウ素、白金、イリジウム、レニウム、ルテニウム、ロジウム、オスミウム及びこれらの組み合せの内から選ばれた少なくとも1つを用い、
    前記エッチング停止膜と前記基材の間には、第2の中間膜が形成され、前記第2の中間膜は、M を含有する組成、M と窒素を含有する組成、M と炭素を含有する組成、M と炭素と窒素を含有する組成のいずれかの組成により構成され、M としては、けい素、チタン、アルミニウム、タングステン、タンタル、クロム、ジルコニウム、バナジウム、ニオブ、ハフニウム、ホウ素及びこれらの組み合せの内から選ばれた少なくとも1つを用いることを特徴とする成形型。
  2. 前記エッチング停止膜の膜厚は、50nm以上であることを特徴とする請求項1に記載の成形型。
  3. 前記エッチング停止膜の膜厚は、50nm〜300nmの範囲内であることを特徴とする請求項1に記載の成形型。
  4. 前記保護膜としては、Mと窒素を含有する組成から構成されるものであって、前記Mは、チタンとアルミニウムの組み合わせであることを特徴とする請求項1に記載の成形型。
  5. 前記保護膜としては、Mを含有する組成から構成されるものであって、前記Mは、白金とイリジウムの組み合わせであることを特徴とする請求項1に記載の成形型。
  6. 前記保護膜の膜厚は、50nm〜1000nmの範囲内であることを特徴とする請求項1に記載の成形型。
  7. 前記第1の中間膜は、前記Mと炭素を含有する組成で構成され、前記Mとしては、チタンとアルミニウムの組み合わせであることを特徴とする請求項に記載の成形型。
  8. 前記第1の中間膜は、前記Mと炭素を含有する組成で構成され、前記Mとしては、イリジウムとレニウムの組み合わせであることを特徴とする請求項に記載の成形型。
  9. 前記第1の中間膜の膜厚は、20nm〜50nmの範囲内であることを特徴とする請求項に記載の成形型。
  10. 前記第2の中間膜は、Mを含有する組成で構成され、Mとしては、チタンとアルミニウムの組み合わせであることを特徴とする請求項に記載の成形型。
  11. 前記第2の中間膜は、Mを含有する組成で構成され、Mとしては、けい素であることを特徴とする請求項に記載の成形型。
  12. 前記第2の中間膜の膜厚は、10nm〜50nmの範囲内であることを特徴とする請求項に記載の成形型。
  13. 前記基材としては、WC、SiCまたはSiにより構成されることを特徴とする請求項1に記載の成形型。
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