JP4226462B2 - 角度検出装置および傾斜角度測定装置 - Google Patents
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Description
また、複数の送信アンテナから同時に発射される電波を、複数のアンテナで受信し、同位相で受信することを検出して、複数の送信アンテナの中央に向かっているか、ずれているかを検出し、複数の受信アンテナがずれた位相で受信されていることを検出して、中央からの誤差が分かるようにようにした装置がある(例えば、特許文献2参照)。
さらに、道路に対する車両の傾斜角度を測定し、車両用ヘッドライトの光軸制御を行なう傾斜角度測定装置を得ることを目的とする。
さらに、小形の傾斜角度測定装置を車両用に応用すれば、道路に対する車両の傾斜角度が測定でき、ヘッドライトの光軸制御システムが容易に構成できる効果がある。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1による角度検出装置を示す構成図である。
図1において、発信器1と、この発信器1に接続された送信アンテナ2と、この送信アンテナ2から送信された電波を受信する受信アンテナ3および4が設けられ、受信アンテナ3からの電波は分配器5に供給されて2つの電波に分配される。分配器5の出力側にはさらに2つの分配器6および7が設けられる。同様に、受信アンテナ4からの電波は分配器8に供給されて2つの電波に分配される。分配器8の出力側にはさらに2つの分配器9および10が設けられる。
分配器6の出力側には−60度の移相器11と+60度の移相器12が設けられ、分配器7の出力側には0度の移相器13と+90度の移相器14が設けられる。同様に、分配器9の出力側には+60度の移相器15と−60度の移相器16が設けられ、分配器10の出力側には0度の移相器17と−90度の移相器18が設けられる。
移相器11と移相器15の間、移相器12と移相器16の間、移相器13と移相器17の間、および移相器14と移相器18の間の各回路系には、それぞれ各移相器の出力を合成するための合成器19,20,21および22が設けられ、その各合成器の出力側にその出力を検波する検波器23,24,25および26が設けられる。
検波器23,24,25および26の出力側は角度演算手段としての演算制御回路27に接続され、検波器23,24,25および26で検波されたアナログ値に基づいて、その出力端子28に電波の到来する角度が出力される。
いま、発信器1側の送信アンテナ2からの電波が受信アンテナ3および4で受信されると、これらの受信アンテナ3および4からはそれぞれ図2(a)および(b)に実線で示すような受信電波W1,W2が出力され、それぞれ分配器5,8に供給される。そして、分配器5の出力は分配器6で更に2つに分配されて移相器11,12に供給される。従って、移相器11からは受信電波W1に対して60度遅相された、図2(a)に破線で示すような出力W3が得られ、移相器12からは受信電波W1に対して60度進相された、図2(a)に破線で示すような出力W4が得られる。
同様に、分配器8の出力は分配器9で更に2つに分配されて移相器15,16に供給される。従って、移相器15からは受信電波W2に対して60度進相された、図2(b)に破線で示すような出力W5が得られ、移相器16からは受信電波W2に対して60度遅相された、図2(b)に破線で示すような出力W6が得られる。
また、分配器5の出力は分配器7で更に2つに分配されて移相器13,14にも供給される。従って、移相器13からは受信電波W1と同相の出力W7が得られ、移相器14からは受信電波W1に対して90度進相された出力W8が得られる。
同様に、分配器8の出力は分配器10で更に2つに分配されて移相器17,18にも供給される。従って、移相器17からは受信電波W2と同相の出力W9が得られ、移相器18からは受信電波W2に対して90度遅相された出力W10が得られる。
また、移相器12の出力W4と移相器16の出力W6は合成器20に供給されて合成され、さらに検波器24で検波されてその出力側には、図2(d)に示すような、実質的に受信電波W1に対して60度進相された出力W4と受信電波W2に対して60度遅相された出力W6の半波を平滑した値(アナログ値)Bを有する出力が得られる。
同様に、移相器11の出力W3と移相器15の出力W5は合成器19に供給されて合成され、さらに検波器23で検波されて、その出力側には、図2(e)に示すような、実質的に受信電波W1に対して60度遅相された出力W3と受信電波W2に対して60度進相された出力W5の半波を平滑した値(アナログ値)Cを有する出力が得られる。
また、図2には特にその波形を示していないが、移相器14の出力W8と移相器18の出力W10は合成器22に供給されて合成され、さらに検波器26で検波されて、その出力側には、実質的に受信電波W1に対して90度進相された出力W8と、受信電波W2に対して−90度遅相された出力W10の半波を平滑した値(アナログ値)を有する出力が得られる。
このようにして、+60度と−60度の移相器を組み合わせれば、2個のアンテナで受信した電波を+120度、あるいは−120度の位相差による合成器が得られ、位相差のない合成器に加え、理想的には少なくともA,B,Cの3種類のアナログ値を有する信号が取り出せる。また、各々120度ずれた位置で取り出された3種類のアナログ値を有する信号からは、その比率により入力される2つの電波の位相差を特定することが可能である。
また、同じ3種類の信号は三相交流の如く、例えばA=B+Cとなるように2者を加算すれば残りの1者と同値となる性質を持っている。
A=1/2・cos(d/2)
B=1/2・cos{(d+120°)/2}
C=1/2・cos{(d−120°)/2}
図4において、いま、受信波を図4(a)に示すような波形とすると、理想的な検波後の波形は、例えば検波器25の回路系を見ると、図4(b)に示すようなアナログ値Aを有する波形であるが、検波器25のダイオード検波による波形は、図4(c)に実線で示すように、破線で示す理想的な検波後の波形のアナログ値Aに対して低いアナログ値aを有するものとなる。
従って、実際の検波器においては、ダイオード等によって検波するために検波損失があり、このため高周波交流を検波する時のダイオード損失をkとした場合、合成され、例えば検波器25,24,23のダイオードによって検波され取り出された3個の検波出力のアナログ値をa,b,cとすれば、検出したいロスの無い理想的な検波出力のアナログ値A,B,Cは、
A=a+k B=b+k C=c+k
であり、例えば、A=B+C のとき、検波された実際のアナログ値a,b,cを用いると
a+k=(b+k)+(c+k)
k=a−(b+c)
であり、容易にダイオード損失kを計算でき、本来のロスの無い検波出力の値、例えばアナログ値Aを容易に求めることができる。
また、上記各々120度ずれた検波出力のアナログ値A,B,Cを有する信号から、元の2個の受信アンテナに入力された電波の位相差Dを、容易に特定することができる。
図5(a)は、送信アンテナ2と受信アンテナ3および4の配置関係を平面的に表示したもので、図5(a)において、Pは受信アンテナ3と受信アンテナ4の距離を表し、Dは受信アンテナ3に到来する電波と受信アンテナ4に到来する電波の位相差時間、つまり、位相差角度dを実質的に表している。
図5(b)は、送信アンテナ2と受信アンテナ3および4の配置関係を断面的に表示したもので、いま、送信アンテナ2の点をE、受信アンテナ3の点をF、受信アンテナ4の点をGとすると、E点とG点の間が受信アンテナ3から受信アンテナ4までの距離Pを表しており、位相差時間DはE点とF点の間の距離と、E点とG点の間の距離の差で実質的に表すことができる。
そこで、検波器23〜26の検波出力が供給される演算制御回路27では、電波の位相差時間Dと、電波の伝播速度と、受信アンテナ3から受信アンテナ4までの距離Pを用いて電波到来の方向即ち角度を算出する。
いま、電波到来の角度を、図5(b)に示すように、θとすると、演算制御回路27で行われる算出は、次式によって表される。
θ=tan−1(電波の秒速×D/P)
このようにして、実質的に電波の位相差、つまり到来電波の時間差を求めることによって、電波の到来する方向(角度)を求めることができる。
図6は、この発明の実施の形態2による傾斜角度測定装置を示す構成図である。本実施の形態は、上述の実施の形態1における角度検出装置を、一例として道路に対する車両の傾斜角度を測定する傾斜角度測定装置に適用した場合を示すものである。
図6において、この傾斜角度測定装置は、特定の周波数パルスを生成する発信器30と、この発信器30からの周波数パルスを電波に変換して、その電波を反射する対象物例えば路面35に向けて送信する送信アンテナとして機能するホーンアンテナ31と、路面35によって反射された電波を受信する受信アンテナとして機能するホーンアンテナ32,33と、ホーンアンテナ32,33からの電波を入力して電波の位相差を検出する位相差検出手段34と、この位相差検出手段34の出力、電波の伝播速度、およびホーンアンテナ32からホーンアンテナ33までの距離に基づいて、車両の路面に対する傾斜角度を算出する角度演算手段としての演算制御回路36とを備える。なお、位相差検出手段34は、図1で説明した分配器、移相器、合成器および検出器等を含む回路構成を有するものとする。なお、ここでは位相差検出手段34からの検波出力は、一例として図1の検波器25,24,23からの検波出力のアナログ値A,B,Cの場合を、代表的に示している。
発信器30は、特定の例えば10GHzの周波数パルスを生成してホーンアンテナ31に供給する。ホーンアンテナ31は、発信器30から得られた周波数パルスを電波に変換して、反射物がある路面35に向けて送信する。
電波は路面35に当たり反射し、ホーンアンテナ32,33は、路面35によって反射された電波を受信し、各々それら電波に応じた周波数パルスの電気信号に変換して位相差検出手段34に供給する。位相差検出手段34では、図1で説明したように、分配器により入力された電波を分配して複数の移相器に供給し、各移相器では受信電波に対して所定の角度例えば60度進相または遅相された2つの出力を得、この得られた2つの出力を合成器で合成し、検波器で検波してその位相差をアナログ値の検波出力として得る。この位相差検出手段34からの検波出力は、演算制御回路36に供給され、演算制御回路36では、受信した電波の位相差と、その電波の伝播速度と、ホーンアンテナ32からホーンアンテナ33までの距離とに応じて道路に対する車両の傾斜角度を演算する。なお、演算された傾斜角度は、例えば、ヘッドライトの光軸調整(オートレベライザ)や、サスペンションの強度制御に用いられる。
また、電波を用いた傾斜角度測定装置は、超音波のように車両の走行による風や自然風の影響を受けることなく、アンテナの開口部を、電波を透過しやすい樹脂によって覆えば、路面に対向したアンテナの開口部が平らな面になり、雪や氷、泥等の付着が少なくなり、当該付着物による影響を少なくすることができる。また、例えば、20KHzの超音波は波長17mmなのに対し、例えば10GHzの電波の波長は30mmであり、より平均化された路面の検出が可能である。
図7および図8は、この発明の実施の形態3による傾斜角度測定装置を示す構成図である。
図7では、電波を送信する送信アンテナであるホーンアンテナ31と、2個の受信アンテナであるホーンアンテナ32,33は等距離に配置し、ホーンアンテナ31の送信アンテナを中央にして直線状に配置したものである
図8では、電波を送信する送信アンテナであるホーンアンテナ31と、2個の受信アンテナであるホーンアンテナ32,33を2等辺三角形の頂点に配置したものである。
図9は、この発明の実施の形態4による傾斜角度測定装置を示す構成図である。図9において、図6と対応する部分には同一符号を付し、その詳細説明を省略する。
本実施の形態で、送信用のホーンアンテナ31の開口部を受信用のホーンアンテナ32,33の開口部より突出し、送信用ホーンアンテナ31の指向性の影に受信用のホーンアンテナ32,33が実質的に隠れるように配置する。
このようにホーンアンテナを配置することで、送信用のホーンアンテナ31から回り込む送信電波が、受信用のホーンアンテナ32,33に直接入り難くなり、受信回路のS/N比が向上し、感度が向上する。
図10は、この発明の実施の形態5による傾斜角度測定装置における分配器を示す構成図である。
本実施の形態では、分配器として、図10に示すように、入力を2つの出力OUT1とOUT2に分岐する例えばウィルキンソン分配器のような、基板の回路パターン41を用いる。また、2分岐をしてから、さらに2分岐してもよく、1回路余計になるが、それぞれ均等な配分ができる。なお、多少の誤差を許容すれば、無駄な回路を作らずに3岐に分岐できる。この分配器は、勿論図1の角度検出装置にも適用可能である。
図11は、この発明の実施の形態6による傾斜角度測定装置における分配器とλ/6移相器を示す構成図である。
本実施の形態では、分配器として、図11に示すように、入力を2つの出力に分岐し、分岐した一方の基板の回路パターンを必要な移相量に応じて例えばλ/6だけ他方の基板の回路パターンより短くした基板の回路パターン42を用いる。この基板の回路パターン42は実質的に分配器と移相器の両方の機能を有するものである。勿論、移相器を兼ねる基板の回路パターンの長さは、必要な移相量に応じて長くあるいは短く設定できるものである。
図12は、この発明の実施の形態7による傾斜角度測定装置において、誘電体共振器を使用する発信器とその周辺回路を示す構成図である。
図12において、誘電体共振器50を設け、その両側にそれぞれ回路パターン51,52を配置し、回路パターン51の一端をMOS型トランジスタ53のゲート端子に接続し、回路パターン52の一端をトランジスタ53のドレイン端子に接続する。また、トランジスタ53のドレイン端子はコイル54、抵抗55を介して電源56の+側に接続し、コイル54、抵抗55の接続点をコンデンサ57を介して接地する。抵抗55およびコンデンサ57は実質的にフィルタを構成する。
また、トランジスタ53のソース端子は回路パターン58を介して回路パターン59および60の一端に接続し、その共通接続点をコイル61および抵抗62を介して接地する。そして、回路パターン60の他端をコンデンサ63、抵抗64および65を介して出力端子66に接続し、抵抗64および65の接続点を、抵抗67を介して接地する。
ここで、回路要素50〜57は発信器を構成し、回路要素58〜抵抗62は安定化回路を構成し、回路要素63〜65,67はフィルタを構成している。
ところで、当該傾斜角度測定装置において、計測のネックとなるのは、電波の位相であり、周波数の誤差をいわゆる通信機程厳しくしなくても角度の誤差は許容できる値となる。従って、周波数の精度がそこそこ確保できれば十分であり、上述の如く、簡単な構成の誘電体共振器を使用した発信器でも十分な特性が得られる。この発信器は、勿論図1の角度検出装置にも適用可能である。
図13は、この発明の実施の形態8による傾斜角度測定装置において、位相差検出手段内の検波器にPINダイオードを用いた場合を概略的に示す構成図である。
図13において、受信アンテナ70,71を設け、受信アンテナ70からの受信電波を分配器72で分配し、その1つの電波を移相器73で所定量移相する。同様に、受信アンテナ71からの受信電波を分配器74で分配し、その1つの電波を移相器75で所定量移相する。そして、合成器76において移相器73および75からの出力を合成し、PINダイオードを用いた検波器77で検波して出力端子78に検波出力としてアナログ値を出力する。なお、この検波器は、図1の角度検出装置にも適用可能である。
図14は、この発明の実施の形態9による傾斜角度測定装置を示す構成図である。図14において、図6と対応する部分には同一符号を付し、その詳細説明を省略する。
通常、対象物で反射し、返ってくる電波が弱ければ、検波した後のアナログ値が小さくなるため、検出精度が悪化することがある。常に同レベルの受信電波が得られれば、安定した精度の傾斜角度が検出でき、対象物までの距離が離れ、あるいは、電波が反射し難い物質によって構成されているような受信電波が弱くなるところでは、送信電波を強くして、受信電波の強度が同じになるように送信器即ち発信器の制御を行う必要がある。
そこで、本実施の形態では、上述のように傾斜角度を演算すると共に、位相差検出手段34への入力を一定にするように発信器30の出力レベルを制御する機能を有する角度演算手段としての演算制御回路37を位相差検出手段34と発信器30の間に設け、ホーンアンテナ32および33からの受信電波の強度が常に同じになるように、つまり、位相差検出手段34への入力が常に一定になるように、演算制御回路37により発信器30の出力レベルを制御する。
なお、位相差検出手段34への入力を一定にするように発信器30の出力レベルを制御する演算制御回路37の機能は、図1の角度検出装置にも適用可能であり、その場合、演算制御回路27で分配器5,8への入力を一定にするように発信器1の出力レベルを制御するようにすればよい。
図15は、この発明の実施の形態10による傾斜角度測定装置を示す構成図である。図15において、図6と対応する部分には同一符号を付し、その詳細説明を省略する。
上記実施の形態9で説明したように、対象物から反射して返ってくる電波が弱ければ、検出精度が悪化し、電波が弱いところでは、検波するダイオードの影響が大きいため、検波する前に、十分な入力を得て且つ検波出力が一定な値になるように制御する必要がある。
そこで、本実施の形態では、受信アンテナであるホーンアンテナ32,33と位相差検出手段34の入力側の間に、それぞれ位相差検出手段34への入力を一定にする増幅率の可変な増幅器38,39を設けると共に、上述のように傾斜角度を演算し、且つ増幅器38,39の増幅率を制御する機能を有する演算制御回路40を位相差検出手段34の出力側に設け、位相差検出手段34からの検波出力のレベルに応じて演算制御回路38により増幅器38,39の増幅率を制御して位相差検出手段34への入力を一定にするいわゆるAGC回路を構成し、結果として位相差検出手段34からの検波出力の値が常に一定な値になるように制御する。
また、この場合も、位相差検出手段34への入力を一定にする演算制御回路40の機能は、図1の角度検出装置にも適用可能であり、その場合、受信アンテナ3,4と分配器5,8の間に、それぞれ分配器5,8への入力を一定にする増幅率の可変な増幅器を設け、各増幅器の増幅率を演算制御回路27で分配器5,8への入力を一定にするように制御するようにすればよい。
また、上記の各実施例における傾斜角度検出装置を車両に応用すれば、道路に対する車両の傾斜角度を測定でき、ヘッドライトの光軸システムが容易に構成できる。
Claims (13)
- 送信アンテナからの電波を受信する第1及び第2の受信アンテナと、
上記第1の受信アンテナで受信された電波を複数に分配する第1の分配器と、
上記第2の受信アンテナで受信された電波を複数に分配する第2の分配器と、
上記第1の分配器で複数に分配された各電波の位相をそれぞれ異なる位相量で移相する第1の移相器と、
上記第2の分配器で複数に分配された各電波の位相をそれぞれ異なる位相量で移相する第2の移相器と、
上記第1の移相器で移相された各出力と上記第2の移相器で移相された各出力とをそれぞれ合成する合成器と、
該合成器で合成された各出力を検波する検波器と、
該検波器の検波出力値から特定される上記第1及び上記第2の受信アンテナで受信した電波の位相差に基づいて電波の到来する角度を演算する角度演算手段とを備えた角度検出装置。 - 第1及び第2の分配器は、第1及び第2の受信アンテナで受信された電波を少なくとも3つにそれぞれ分配し、
第1及び第2の移相器、合成器及び検波器は、上記分配器で少なくとも3つに分配された電波を入力し、上記第1及び上記第2の受信アンテナで受信された電波に対して、同位相の位置での合成検波、位相差が120度の位置での合成検波及び位相差が−120度の位置での合成検波をそれぞれ行うことを特徴とする請求項1記載の角度検出装置。 - 少なくとも移相器および分配器は、基板の回路パターンによって構成されることを特徴とする請求項1または請求項2記載の角度検出装置。
- 移相器は、基板の回路パターンを、移相量相当する長さに調整したものを使用し、同位相で導く回路には等長の回路パターンを用いることを特徴とする請求項3記載の角度検出装置。
- 検波器は、高周波の検波にダイオードを使用することを特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれか1項記載の角度検出装置。
- 送信アンテナに接続された発信器に、誘電体共振器を用いることを特徴とする請求項1から請求項5のうちのいずれか1項記載の角度検出装置。
- 角度演算手段の出力に基づいて発信器の出力レベルを可変し、2つの受信アンテナが受信した受信電波を同じレベルに制御することを特徴とする請求項6項記載の角度検出装置。
- 2つの受信アンテナと分配器の間にそれぞれ増幅率を可変できる増幅器を設け、受信電波を一定なレベルに増幅することを特徴とする請求項1から請求項7のうちのいずれか1項記載の角度検出装置。
- 請求項1から請求項8のうちのいずれか1項記載の角度検出装置を備え、送信アンテナからの電波の送信方向と2つの受信アンテナによる電波の受信方向を、ほぼ同方向の電波を反射する対象物に向けて該対象物に対する傾斜角度を測定することを特徴とする傾斜角度測定装置。
- 送信アンテナと2つの受信アンテナは、等距離に配置され、上記送信アンテナを中央にした直線状に、または、上記送信アンテナと上記2つの受信アンテナを2等辺三角形の頂点に配置したことを特徴とする請求項9記載の傾斜角度測定装置。
- 送信アンテナと、2つの受信アンテナの少なくとも一方にホーンアンテナを用いたことを特徴とする請求項9または請求項10記載の傾斜角度測定装置。
- 送信用のホーンアンテナの開口部を、受信用のホーンアンテナの開口部より対象物側へ突き出したことを特徴とする請求項11記載の傾斜角度測定装置。
- 道路に対する車両の傾斜角度を測定することを特徴とする請求項9から請求項12のうちのいずれか1項記載の傾斜角度測定装置。
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