JP4225511B2 - 煙突用養生蓋構造 - Google Patents

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本発明は、例えば焼却炉等から排出される排気を大気中に拡散するための煙突の養生蓋構造に関するものである。
一般に焼却炉等の煙突は、複数設置されたゴミ焼却炉を一定の操業ローテーションに従ってその一部のみが操業されている。この時、操作を停止している煙突から雨水が浸入して、錆や腐食が発生するおそれがあった。
そこで、操業を停止している煙突の頂部に手作業でキャップを取り付けたり、引用文献1に示すように煙突を水平方向に開閉するシャッター状の蓋で覆う構成や平板状の蓋を開閉させる構成のものが提案されている。
特開平10−160154号公報
しかし、このような構成の従来の煙突用養生蓋構造において、シャッター状の蓋では装置が複雑で故障し易いとともに、装置が大掛かりとなる欠点があった。
手作業で行うものにあっては、重量のある蓋体を1人で開閉作業することが困難であり、危険を伴う可能性があった。
この発明は、上記に鑑み提案されたもので、作業者が一人で操業停止時に煙突に蓋をして、雨水等の浸入を防止することにより、煙突内部の錆や腐食の発生を防止し、煙突中の酸化物が周囲に飛散するのを防止できる煙突用養生蓋構造を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成する為に、本発明の煙突用養生蓋構造は、煙突の頂部に設けられ、排煙開口部を開閉可能に配設された煙突用養生蓋構造であって、煙突の頂部近傍に回動中心を有する腕体と、前記腕体の一端に配設されるとともに回動軌跡に沿って湾曲した蓋体と、前記腕体の他端に配設されたカウンターバランスと、着脱可能な開閉補助棒と、前記蓋体を開成状態で係止する第1係止部と、前記蓋体を閉成状態で係止する第2係止部とを備えたことを特徴としている。
また、本発明において、前記蓋体は閉成状態において閉成方向に付勢されて配設されたことを特徴とする。
この発明は上記した構成からなるので、以下に説明するような効果を奏することができる。
本発明では、煙突の頂部に設けられ、排煙開口部を開閉可能に配設された煙突用養生蓋構造であって、煙突の頂部近傍に回動中心を有する腕体と、前記腕体の一端に配設されるとともに回動軌跡に沿って湾曲した蓋体と、前記腕体の他端に配設されたカウンターバランスと、着脱可能な開閉補助棒と、前記蓋体を開成状態で係止する第1係止部と、前記蓋体を閉成状態で係止する第2係止部とを備えたので、操業停止時に養生蓋を閉じることができ、雨水等の浸入や煙突内部の錆を防止できる。また、従来の手作業で蓋体を操作する場合に比較して、安全に作業を行うことができる。更に、開閉補助棒を持って作業すれば、1人で開閉作業をすることができる。
また、本発明において前記蓋体は、閉成状態において閉成方向に付勢されて配設されたので、常に閉成方向に付勢されており、風等で不用意に開くのを防止することができる。また、閉成操作を安全に行うことができる。
煙突用養生蓋構造において、煙突の頂部近傍に回動中心を有する腕体と、前記腕体の一端に配設されるとともに回動軌跡に沿って湾曲した蓋体と、前記腕体の他端に配設されたカウンターバランスと、着脱可能な開閉補助棒と、前記蓋体を開成状態で係止する第1係止部と、前記蓋体を閉成状態で係止する第2係止部とを備えることにより、作業者が一人で開閉操作できるという目的が達成できる。
以下、一実施の形態を示す図面に基づいて本発明を詳細に説明する。図1は、本発明に係る煙突用養生蓋構造の開成状態を示す斜視図、図2は本発明の煙突用養生蓋構造の開成状態を示す側面図である。ここで、煙突用養生蓋構造10は、煙突11の頂部近傍に回動中心Kを有する腕体12と、この腕体12の一端に固定配設されるとともに回動軌跡に沿って湾曲した蓋体13と、この腕体12の他端に配設されたカウンターバランス14と、着脱可能な開閉補助棒15と、前記蓋体13を開成状態で係止する第1係止部16と、前記蓋体13を閉成状態で係止する第2係止部17とを備えている。
腕体12は、ほぼY字状に形成されており、蓋体13は腕体12の端部にそれぞれ固定されている。また、カウンターバランス14は、腕体12の他端に取り付けられた蓋体13とほぼ釣り合う重量を備えている。更に、Y字状の腕体12は、図6に示すようにカウンターバランス14が回動中心Kから鉛直に垂下された状態で、一方が垂線に対してθであり、他方がθ+2°に形成されている。つまり、蓋体13の閉成方向に+2°だけ大きな角度を有している。したがって、蓋体13は、常に閉成方向に付勢されることとなる。
蓋体13の回動方向の後端には、煙突11の第1係止部16或いは開閉補助棒15の端部と係合するための係止片18が突設されている(図9、10参照)。本実施例において、係止片18には、係止ボルト19を挿通するためのボルト穴が形成されている。また、蓋体13の回動方向の前端には、煙突11に形成された頂部ノズルタラップ20の一部と係合するための第2係止片21が突設されている(図7、8参照)。本実施例において、第2係止片21には、第2係止ボルト22を挿通するためのボルト穴が形成されている。頂部ノズルタラップ20の最上部にも第2係止片21に対応して第2係止部である係止突起23が立設されている。係止突起23は、頂部ノズルタラップ20に立設されており、蓋体13を閉じた際に、蓋体側に形成された第2係止片21と対向して、両者のボルト穴が一致する。このボルト穴に第2係止ボルト22を挿通して、蓋体13を固定することができる。
蓋体13は、回動中心Kを中心に回動する腕体の軌跡とほぼ同一の曲面を有しており、旋回させた際に煙突11の頂部に当接しない形状になっている。また、開閉補助棒15は、両端にボルト穴24が形成されており、蓋体13を閉じた際に、係止片18と第1係止部16とを連結する長さ寸法を有している。
次に、以上のように構成された煙突用養生蓋構造の動作について説明する。先ず、焼却炉等を操業する場合は、図1、2に示すように蓋体13を開いて、第1係止部16のボルト穴25に係止片18をボルトで固定する。このようにすることで、突風等で蓋体13がバタ付くことなく、安全に収容しておくことができる。また、煙突の働きに何ら悪影響を与えることがない。
操業を停止し蓋体13を閉じる場合は、先ず第1係止部16に固定しているボルトを外し、開閉補助棒15の一端に係止片18を係止ボルト19で取り付ける(図9参照)。次に、作業者は、開閉補助棒15を持って図3、4に示すように蓋体13を回動中心Kで回動させ、開閉補助棒15の下端を第1係止部16にボルトで固定する。蓋体13を閉成する際、煙突11の頂上付近では閉成方向にバランスが傾いているので、蓋体13は閉成方向に自然に回動する。更に、作業者は、煙突11の反対側に回って、頂部ノズルタラップ20を昇って、図7、8に示すように蓋体13の先端側に形成された第2係止片21を第2係止部である係止突起23に第2係止ボルト22で固定する。蓋体13を閉成する際、カウンターバランス14が配設されているので、一人で容易に操作することができる。
蓋体13を開く場合は、先ず頂部ノズルタラップ20に昇って、第2係止ボルト22を外した後、煙突11の反対側に回って開閉補助棒15の下端を第1係止部16から外す。次に、開閉補助棒15を持て蓋体13を回動させ、開閉補助棒15の先端を係止片18から外し、煙突11側の第1係止部16にボルトで固定する。蓋体13とカウンターバランス14がほぼ釣り合っているので、安全に操作することができる。
このように本発明の煙突用養生蓋構造では、重量のある蓋体であっても、一人で容易に開閉作業をすることができ、操業を停止している煙突に蓋をして雨水の浸入を防止し、煙突内部の錆を防止できる。また、煙突内の酸化物が周囲に飛散するのを防止できる。
なお、本発明は上述の実施例に限定されることなく、特許請求の範囲の記載に基づいて種々の設計変更が可能である。
図1は、本発明に係る煙突用養生蓋構造の開成状態を示す斜視図である。 図2は、同煙突用養生蓋構造の開成状態を示す側面図である。 図3は、同煙突用養生蓋構造の閉成状態を示す斜視図である。 図4は、同煙突用養生蓋構造の開閉成状態を示す側面図である。 図5は、同煙突用養生蓋構造の閉成状態をタラップ方向から見た斜視図である。 図6は、同煙突用養生蓋構造の閉成状態を示す側面図である。 図7は、閉成された蓋体を固定する第1の固定機構を示す平面図である。 図8は、同固定機構を示す側面図である。 図9は、閉成された蓋体を固定する開閉補助棒を使用した第2の固定機構を示す上端部側面図である。 図10は、同固定機構の上端部正面図である。 図11は、同固定機構の下端部側面図である。 図12は、同固定機構の下端部正面図である。
符号の説明
10 煙突用養生蓋構造
11 煙突
12 腕体
13 蓋体
14 カウンターバランス
15 開閉補助棒
16 第1係止部
17 第2係止部
18 係止片
19 係止ボルト
20 頂部ノズルタラップ
21 第2係止片
22 第2係止ボルト
23 係止突起

Claims (2)

  1. 煙突の頂部に設けられ、排煙開口部を開閉可能に配設された煙突用養生蓋構造であって、
    煙突の頂部近傍に回動中心を有する腕体と、
    前記腕体の一端に配設されるとともに回動軌跡に沿って湾曲した蓋体と、
    前記腕体の他端に配設されたカウンターバランスと、
    前記煙突の外周に突設されるとともに、ボルト穴が形成され、前記蓋体の端部に配設された係止片(18)と係合することにより蓋体を開成状態で保持する第1係止部(16)と、
    前記蓋体の端部に配設された第2係止片(21)と係合することにより、蓋体を閉成状態で保持する頂部ノズルタラップ(20)及び係止突起(23)から成る第2係止部(17)と、
    両端にボルト穴(24)を有し、このボルト穴の一つを前記第1係止部(16)と、他端のボルト穴を蓋体に配設された係止片(18)と着脱可能に形成された開閉補助棒(15)とを備え、
    前記蓋体の係止片に係合された開閉補助棒の下端部を持って前記蓋体の開閉操作を行うことを特徴とする煙突用養生蓋構造。
  2. 前記蓋体は、閉成状態において閉成方向に付勢されて配設されたことを特徴とする請求項1に記載の煙突用養生蓋構造。
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