JP4224911B2 - 流体ポンプ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ピストンを往復運動させることにより流体を吸入・吐出するピストン型の流体ポンプに関するもので、蒸気圧縮式冷凍機の冷媒圧縮機に適用して有効である。
【0002】
【従来の技術】
ピストン型の流体ポンプ(圧縮機)は、周知のごとく、ピストンを往復運動させることにより、ピストン及びシリンダボア等からなる作動室の体積を拡大縮小させて流体を吸入・吐出するものである。そして、ピストンが下死点側に向かって移動するときには、吸入弁を開いて吸入孔から流体を作動室内に供給し、一方、ピストンが上死点側に向かって移動するときは、吐出弁を開いて吐出孔から流体を排出する。このように、一般的なピストン型の流体ポンプは、吸入弁と吐出弁とからなる2種類の弁を必要とするので、ポンプの部品点数及び組み付け工数の増加を招く要因となっていた。
【0003】
そこで、図29に示す特開平9−166077号公報に記載の発明では、吸入弁19と吐出弁20とを1枚の円盤状の弁体から形成することにより、両弁を一体化して部品点数及び組み付け工数の低減を図っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記公報に記載の発明では両弁体が一体化されているので、その点においては部品点数が低減されているものの、図29に示すように、一体化された吸入弁の弁座(流体通路やポートを閉じる際に弁が接触する座面)を形成する部材30を新たに配設しているので、全体として見れば、部品点数は低下しておらず、組み付け工数の低減を図ることが難しい。
【0005】
本発明は、上記点に鑑み、ポンプの部品点数及び組み付け工数を低減することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、シリンダボア(7)のうち上死点側に配設されてシリンダボア(7)を閉塞するとともに、流体をシリンダボア(7)内に導くプレート吸入孔(14)及びシリンダボア(7)内の流体を排出するプレート吐出孔(15)が形成されたバルブプレート(13)と、バルブプレート(13)を挟んでシリンダブロック(3)と反対側に配設され、プレート吸入孔(14)に向けて流体を供給するヘッダ吸入孔(17a)、及びプレート吐出孔(15)内から排出される流体が流入するヘッダ吐出孔(18a)が形成されたシリンダヘッド(16)と、バルブプレート(13)とシリンダヘッド(16)との間に配設され、ヘッダ吸入孔(17a)を開閉する吸入弁(19)及びヘッダ吐出孔(18a)を開閉する吐出弁(20)とを有し、吸入弁(19)は、ピストン(6)が上死点側に向かって移動する場合に、その際の流体圧によりシリンダヘッド(16)に接触した状態で押圧されてヘッダ吸入孔(17a)を閉塞することを特徴とする。
【0007】
これにより、吸入弁(19)の弁座を形成する部材を別途必要としないので、、流体ポンプの部品点数を削減することができ、部品点数及び組み付け工数を低減することができる。
【0008】
請求項2に記載の発明では、吸入弁(19)は、リード弁状のものであり、吸入弁(19)の先端及び吐出弁(20)の先端が、それぞれ略正多角形の頂点に位置するように、両弁(19、20)が複数個設けられており、さらに、両弁(19、20)のうち正多角形の中心側に位置する弁(19)の根本側が、略正多角形の中心側にずれていることを特徴とする。
【0009】
これにより、正多角形の中心側に位置する弁(19)のリード長さを正多角形の一辺長さより長くすることができるので、シリンダブロック(3)の寸法を拡大することなく、リード長さを長くすることができる。
【0010】
請求項3に記載の発明では、シリンダヘッド(16)のうち吸入弁(19)と面するブロック側壁面(16a)であってヘッダ吸入孔(17a)の近傍には、そのブロック側壁面(16a)の一部を陥没させたブロック側壁面(16b)が形成されていることを特徴とする。
【0011】
これにより、ブロック吸入孔(17a)の周りにおける吸入弁(19)とブロック側壁面(16a)との接触面圧を増大させることができるので、吸入弁(19)の密閉性(シール性)を向上させることができる。
【0012】
請求項4に記載の発明では、シリンダヘッド(16)のうち吸入弁(19)と面するブロック側壁面(16a)であって吸入弁(19)の根本側には、そのブロック側壁面(16a)の一部を陥没させた第2凹部(16c)が形成されていることを特徴とする。
【0013】
これにより、吸入弁(19)がブロック側壁面(16a)に密着してしまい、吸入弁(19)が閉じたままとなってしまうことを未然に防止できるとともに、異物が吸入弁(19)とブロック側壁面(16a)との間に噛み込んでしまうことを未然に防止でき、流体ポンプの信頼性を向上させることができる。
【0014】
請求項5に記載の発明では、バルブプレート(13)とシリンダブロック(3)とが一体形成されていることを特徴とする。
【0015】
これにより、流体ポンプの部品点数及び組み付け工数の低減を一層図ることができる。
【0016】
また、バルブプレート(13)の剛性(厚み)を小さくすることができるので、プレート吸入孔(14)及びプレート吐出孔(15)の体積を小さくすることができる。延いては、デットボリュームを小さくすることができるので、流体ポンプの効率を向上させることができ、流体ポンプの小型化を図ることができる。
【0017】
なお、吸入弁(19)及び吐出弁(20)は、請求項6に記載の発明のごとく、一枚の板材から形成されて一体化することが望ましい。
【0018】
因みに、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
【0019】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
本実施形態は、本発明に係る流体ポンプを斜板型の冷媒圧縮機に適用したものであって、図1は本実施形態に係る斜板型の冷媒圧縮機(以下、圧縮機と略す。)の断面図であり、この圧縮機は、後述する斜板の角度を変化させることにより吐出容量を変化させる可変容量型のものである。
【0020】
図1中、1はエンジン等の外部駆動源から駆動力を得て回転するシャフトであり、2a、2bはシャフト1を回転可能に支持するラジアルベアリングである。3はラジアルベアリング2aを保持するとともに、シャフト1に対して傾いた斜板4を収納する空間(以下、この空間を斜板室と呼ぶ。)5を構成するシリンダブロックである。このシリンダブロック3には、往復運動する複数本のピストン6を摺動可能に収納するシリンダボア7が、シャフト1の周りに複数本(本実施形態では、6本)形成されている。
【0021】
なお、8はシリンダブロック3の軸方向一端側(図1の左側)を閉塞してシリンダブロック3と共に斜板室5を構成するとともに、ラジアルベアリング2bを保持するフロントハウジングであり、9は斜板室5内の冷媒(流体)及び潤滑油等が外部に流出することを防止する樹脂製のリップシールである。
【0022】
10はシャフト1と一体的に回転する円板状のプレート部(回転部)であり、このプレート部10の外周側には、斜板4側に向けて突出するプレート側突起部10aが形成されており、一方、斜板4の外周側には、プレート側突起部10a(プレート10)側に突出する斜板側突起部4aが形成されている。そして、斜板側突起部4aが、プレート側突起部10aに形成された円弧状の長穴にピン11を介して連結されることにより、斜板4とシャフト1とのなす角θを可変とするヒンジ部が構成されている。
【0023】
また、12は斜板4とピストン6とを連結する一対のシューであり、このシュー12のうち球面部はピストン6の球面部に摺動可能に接触し、平面部は斜板4の外周側に摺動可能に接触している。このため、斜板4が傾いた状態でシャフト1が回転すると、斜板4の外周側が揺動するので、ピストン6が往復運動する。このため、シャフト1の回転運動は、斜板4及びシュー12を介して往復運動に変換されてピストン6が往復駆動され、シリンダボア7とピストン6とによって形成される作動室(圧縮室)Pの体積が拡大縮小する。
【0024】
また、13はシリンダボア7の上死点側(斜板室5と反対側)に配設されてシリンダボア7を閉塞するとともに、図2に示すように、作動室Pに流体を導く複数個(本実施形態では6個)のプレート吸入孔14、及び作動室Pにて圧縮された流体を吐出(排出)する複数個(本実施形態では、6個)のプレート吐出孔15が形成されたバルブプレートである。
【0025】
なお、上死点とは、作動室Pの体積が最小となったときにおけるピストン6の頂部の位置を言い、下死点とは、作動室Pの体積が最大となったときにおけるピストン6の頂部の位置を言うものである。
【0026】
また、バルブプレート13を挟んでシリンダブロック3と反対側には、図1に示すように、冷凍機の蒸発器側に接続される吸入口(図示せず。)から吸入された冷媒を各プレート吸入孔14に分配供給する吸入室17、及び各プレート吐出孔15から吐出された冷媒を集合回収して、冷凍機の凝縮器側に接続される吐出口(図示せず。)に集合回収した冷媒を導く吐出室18が形成されたリアハウジング(シリンダヘッド)16が配設されている。
【0027】
そして、このリアハウジング16のうち吸入室17と吐出室18とを仕切る壁部には、吸入室17とプレート吸入孔14とを連通させて冷媒をプレート吸入孔14に導くハウジング吸入孔(ヘッダ吸入孔)17aが形成されている。なお、18aは、吐出室18とプレート吐出孔15とを連通させるハウジング吐出孔(ヘッダ吐出孔)である。
【0028】
また、バルブプレート13とリアハウジング16との間には、ハウジング吸入孔17aを開閉する吸入弁19及びハウジング吐出孔18aを開閉する吐出弁20が配設されており、この吸入弁19及び吐出弁20は、図3に示すように、1枚の円板の一部に切欠き部(スリット)21a、21bを形成することにより形成されたリード弁状のものである。
【0029】
因みに、V字(台形)状のスリット21aにより吸入弁19が形成され、U字状のスリット21bにより吐出弁20が形成されており、吸入弁19及び吐出弁20が形成された1枚の円板を弁体21と呼ぶ。
【0030】
なお、21cは吸入弁19の曲げ剛性を低下させて吸入弁19の作動性(応答性)を向上させるための打ち抜き穴であり、21dはリアハウジング16をシリンダブロック3に固定するためのボルト(図示せず)が挿入される挿入穴である。21eはスリット21a、21bの幅寸法より大きい直径を有する穴であり、この穴21eによりスリット21a、21bの端部に応力集中することを防止してスリット21a、21bの端部に亀裂が発生することを防止する。
【0031】
ところで、バルブプレート13のうち吸入弁19に対応する部位には、図4に、5示すように、吸入弁19が作動室P(シリンダボア7)側に撓み変形してハウジング吸入孔17aが開いたときに、吸入弁19とバルブプレート13とが干渉することを防止する窪み(凹部)13aが形成されている。
【0032】
そして、ピストン6が上死点側に向かって移動する吐出(圧縮)工程時には、吸入弁19は、図4に示すように、その際の流体圧(作動室Pの内圧)によりリアハウジング16に接触した状態で押圧されてハウジング吸入孔17aを閉塞し、一方、ピストン6が下死点側に向かって移動する吸入工程時には、作動室P内の圧力が吸入室17より下がるので、吸入弁19は、図5に示すように、作動室P(シリンダボア7)側に撓み変形してハウジング吸入孔17aを開く。
【0033】
このため、本実施形態では、凹部13aの底部は吸入弁19の最大開度を規制するストッパとして機能するので、凹部13aの深さd(吸入弁19から凹部13aの底部までの距離)を調整することにより吸入弁19の最大開度(最大撓み量)を調整している。
【0034】
一方、リアハウジング16のうち吸入弁19と面するハウジング側壁面(ブロック側壁面)16aは、吸入弁19の弁座(ハウジング吸入孔17aを閉じる際に吸入弁19弁が接触する座面)として機能する。
【0035】
また、図5から明らかなように、凹部13aのうち吸入弁19の先端側(撓み量が大きい側)に対応する部位にプレート吸入孔14を形成することにより、ハウジング吸入孔17aを開いたときに、冷媒が吸入室17から作動室P(プレート吸入孔14)に向けて滑らかに流通するようにしている。
【0036】
なお、吐出弁20は、作動室Pと吐出室18との圧力差によって開閉作動するもので、吸入工程時には、作動室Pの圧力が吐出室18の圧力より低くなるので、吐出室18内の流体圧によりバルブプレート13に押し付けられてハウジング吐出孔18a(プレート吐出孔15)を閉塞する。一方、圧縮行程時には、作動室Pの圧力が吐出室18の圧力より高くなるので、作動室P内の流体圧により吐出弁20が吐出室18側に撓み変形し、ハウジング吐出孔18a(プレート吐出孔15)が開く。このとき、リアハウジング16(吐出室18内)に一体形成されたストッパ突起部18bにより、吐出弁20の最大開度が規制される。
【0037】
次に、本実施形態の特徴を述べる。
【0038】
吸入弁19は、吸入工程時の流体圧(作動室Pの内圧)によりリアハウジング16に接触した状態で押圧されてハウジング吸入孔17aを閉塞する構造となっているので、吸入弁19の弁座を形成する部材を別途必要としない。したがって、圧縮機の部品点数を削減することができるので、部品点数及び組み付け工数を低減することができる。
【0039】
ところで、吸入弁19及び吐出弁20はリード弁状のものであるので、その根本部から先端までの長さ(以下、リード長さLと呼ぶ。)を長くして、弁の応答性(追従性)を高める必要があるが、リード長さLを大きくすると、吸入弁19及び吐出弁20の大型化を招くおそれがある。
【0040】
このため、例えば図6(特開平9−166077号)に示すように、吸入弁19及び吐出弁20のリード長さL方向(以下、この方向を弁の軸方向と呼ぶ。)が弁体21の径方向と一致するように、吸入弁19及び吐出弁20を放射状に設けると、リード長さLを拡大するには、弁体21(シリンダブロック3)の径寸法を拡大せざるを得ない。
【0041】
また、図7(特開平10−196541号)に示すように、吸入弁19の軸方向と吐出弁20の軸方向とを平行にするとともに、両弁19、20を正多角形(この例では、正六角形)となるように、吸入弁19及び吐出弁20を放射状に設けると、正多角形の一辺長さがリード長さLに相当するため、内側(中心側)に位置する弁(この例では、吸入弁19)のリード長さLが外側に位置する弁(この例では、吐出弁20)のリード長さLより短くなってしまう。
【0042】
これに対して、本実施形態では、図8に示すように、吸入弁19の先端及び吐出弁20の先端それぞれが、略正多角形(本実施形態では、正六角形)の頂点に位置するように、各弁19、20を設けるとともに、内側(略正多角形の中心側)に位置する弁(この例では、吸入弁19)の根本側が中心側にずれるように、内側(中心側)に位置する弁(この例では、吸入弁19)の軸方向を外側に位置する弁(この例では、吐出弁20)の軸方向に対して傾けているので、内側(略正多角形の中心側)に位置する弁(この例では、吸入弁19)のリード長さを正多角形の一辺長さLoより長く(L=Lo・tanθ)することができる。したがって、弁体21(シリンダブロック3)の径寸法を拡大することなく、リード長さLを長くすることができる。
【0043】
(第2実施形態)
第1実施形態に係る圧縮機の吸入室17は、中ぐり加工や鋳抜き等の加工方法によりリアハウジング16内に形成したが、本実施形態は、図9、10に示すように、吸入室17を形成する凹部をリアハウジング16と共にダイカスト成形するとともに、その凹部の開口部を蓋部材17bにより閉塞することにより吸入室17を構成したものである。
【0044】
(第3実施形態)
第1実施形態において、吸入弁19の逃げ空間を形成する凹部13aの底部(図5参照)は、弁体21と平行な平面状のもであったが、本実施形態は、凹部13aの底部の形状を図11に示すように、吸入弁19の撓み形状に沿うような傾斜面状としたものである。なお、図11(a)は凹部13aの底部を直線状に傾斜させたもので、図11(b)は凹部13aの底部を円弧状に傾斜させたものである。
【0045】
(第4実施形態)
本実施形態は、図12に示すように、凹部13aとプレート吸入孔14とを同一の穴とする(共通化する)とともに、吸入弁19の先端側が衝突する段付き部13dを形成して、段付き部13dにより吸入弁19の最大開度を規制するようにしたものである。
【0046】
(第5実施形態)
本実施形態は、図13に示すように、プレート吸入孔14の形状を吸入弁19の先端側形状に沿うような形状(本実施形態では、略C字状)としたものである。
【0047】
これにより、冷媒を吸入室17から作動室P(プレート吸入孔14)に向けてより滑らかに流通させることができるので、冷媒の吸入抵抗を小さくすることができる。
【0048】
(第6実施形態)
本実施形態は、図14に示すように、ハウジング側壁面16aのうちハウジング吸入孔17aの近傍に、ハウジング吸入孔17aの周りを囲む堀のように、ハウジング側壁面16aの一部を陥没させた円環状の第1溝部(第1凹部)16bを形成したものである。
【0049】
これにより、ハウジング吸入孔17aの周りにおける吸入弁19とハウジング側壁面16aとの接触面圧を増大させることができるので、吸入弁19の密閉性(シール性)を向上させることができる。
【0050】
(第7実施形態)
本実施形態は、図15に示すように、第1溝部16bのうち吸入弁19の根本側の溝部を吸入弁19の根本側まで拡大して第2溝部16c(第2凹部)としたものである。
【0051】
これにより、吸入弁19がハウジング側壁面16aに密着してしまい、吸入弁19が閉じたままとなってしまうことを未然に防止できる。
【0052】
ところで、圧縮機内に吸入された異物が吸入弁19先端側とハウジング側壁面16aとの間に挟まっても、吸入弁19の先端側は撓み量が大きいので、吸入弁19が撓む(開く)と、異物が吸入弁19とハウジング側壁面16aとの間に噛み込むことなく流れていく。一方、吸入弁19の根本側の撓み量は先端側の撓み量より小さいので、異物が吸入弁19とハウジング側壁面16aとの間に噛み込んでしまい、吸入弁19が開いたままとなるおそれがある。
【0053】
これに対して、本実施形態では、吸入弁19の根本側に第2溝部16cが設けられているので、異物が吸入弁19とハウジング側壁面16aとの間に噛み込んでしまうことを未然に防止でき、圧縮機の信頼性を向上させることができる。
【0054】
(第8実施形態)
ところで、上述の実施形態では、説明上特に必要としないので、ガスケットの存在を省略していたが、圧縮機に限らず、内外で圧力が異なる容器(ハウジング)を複数の部品から構成する場合には、それら複数の部品の合わせ面における密閉性を確保するために、一般的に、その合わせ面に液体ガスケットや薄板状のガスケットを配設している。そこで、本実施形態は、上述の実施形態に係る圧縮機に適したガスケットの組み付け構造について提案するものである。
【0055】
なお、ガスケットを使用しない場合には、一般的に、合わせ面の面粗度を小さく(鏡面仕上げ)する等して各部品を組み付ける必要がある。
【0056】
図16は本実施形態に係る圧縮機の断面図であり、図17は図16のY部拡大図である。そして、本実施形態では、リアハウジング16(ハウジング側壁面16a)のうちハウジング吸入孔17aの近傍周りにガスケット22の厚み寸法Tgと略等しい吐出高さを有する突起部16dを設けるとともに、弁体21とリアハウジング16との間にガスケット22を配設しものである。なお、突起部16dは、リアハウジング16(ハウジング側壁面16a)にプレス加工やフライス加工等の金属加工を施すことにより形成されている。
【0057】
因みに、本実施形態では、ガスケット22に吐出弁20の最大開度を規制するストッパ突起部18bを形成している。また、ガスケット22は、樹脂や金属製の円板にゴム等の弾性部材をコーティング(被覆)したものである。
【0058】
なお、吐出室18とリアハウジング16との圧力差は、吐出室18と吸入室17との圧力差より大きいので、ガスケット22をリアハウジング16とバルブプレート13とによって挟み込むときは、吐出室18とリアハウジング16との間を密閉する箇所(図16のX部)におけるガスケット22の圧縮率を吐出室18と吸入室17との間を密閉する箇所(図16のY部)におけるガスケット22の圧縮率より大きくする必要がある。
【0059】
(第9実施形態)
本実施形態もガスケットの組み付け構造に関するものあり、第8実施形態では、リアハウジング16(ハウジング側壁面16a)のうちハウジング吸入孔17aの近傍周りにガスケット22の厚み寸法Tgと略等しい吐出高さを有する突起部16dを形成してガスケット22を圧縮配設するための空間を構成したのに対して、本実施形態では、バルブプレート13のうちプレート吐出孔15の近傍周りにガスケット22の厚み寸法Tgと略等しい吐出高さを有する突起部13bを形成してガスケット22を圧縮配設するための空間を構成したものである。なお、突起部13bは、バルブプレート13にプレス加工やフライス加工等の金属加工を施すことにより形成されている。
【0060】
(第10実施形態)
本実施形態もガスケットの組み付け構造に関するものあり、本実施形態では、図20、21に示すように、吐出室18とリアハウジング16との間を密閉する箇所(図20のX部)では、弁体21リアハウジング16との間にガスケット22を配設し、吐出室18と吸入室17との間を密閉する箇所(図20のY部)ではバルブプレート13と弁体21との間にガスケット22を配設したものである。
【0061】
なお、本実施形態では、バルブプレート13のうちガスケット22が収納される凹部13cは外形が円状のものであるので、旋盤加工等により容易に製作することができる。
【0062】
(第11実施形態)
本実施形態もガスケットの組み付け構造に関するものあり、本実施形態では、図22に示すように、吐出室18とリアハウジング16外との間を密閉する箇所(図22のX部)はガスケット22により密閉し、吐出室18と吸入室17との間を密閉する箇所(図20のY部)は、バルブプレート13とリアハウジング16との合わせ面の面粗度を小さくすることにより密閉したものである。
【0063】
(第12実施形態)
第8〜11実施形態では、ガスケット22の表面にゴムが被覆されていたが、本実施形態は、ガスケット22を廃止するとともに、図23に示すように、弁体21の表面にゴム等の弾性部材を被覆したものである。
【0064】
なお、弾性部材(ゴム)の被覆膜は、表裏両面に設けることが望ましいが、リアハウジング16側又はシリンダブロック3側のいずれか一方のみでもよい。
【0065】
(第13実施形態)
本実施形態は、図24に示すように、吐出室18とリアハウジング16との間を密閉する箇所(図24のX部)はOリング23にて密閉し、吐出室18と吸入室17との間を密閉する箇所(図24のY部)は、バルブプレート13とリアハウジング16との合わせ面の面粗度を小さくすることにより密閉したものである。
【0066】
(第14実施形態)
本実施形態は、図25に示すように、バルブプレート13とシリンダブロック3とを一体化した例である。
【0067】
これにより、バルブプレート13及びバルブプレート13に付随する部品を廃止することができるので、圧縮機の部品点数及び組み付け工数の低減を図ることができる。
【0068】
ところで、バルブプレート13は、シリンダボア7の一端側を閉塞するものであるので、バルブプレート13とシリンダブロック3とが別体であると、バルブプレート13の中央部(シャフト1に対応する部位)がシリンダブロック3から離れるように撓み変形しようとする。
【0069】
そして仮に、バルブプレート13の中央部がシリンダブロック3から離れるように撓み変形すると、圧縮行程にある作動室Pから吸入工程にある作動室Pに冷媒が流れてしまい、圧縮機の効率が低下するので、バルブプレート13は、バルブプレート13の中央部がシリンダブロック3から離れることがないような十分な剛性(厚み)を確保する必要がある。
【0070】
しかし、バルブプレート13の厚みが厚くなると、プレート吸入孔14及びプレート吐出孔15の体積が大きくなり、デットボリューム(吸入・吐出に直接に関与しない体積)が大きくなるので、圧縮機の効率が低下してしまう。
【0071】
これに対して、本実施形態では、バルブプレート13とシリンダブロック3とが一体化されているので、バルブプレート13の中央部がシリンダブロック3から離れるといった問題は発生しない。
【0072】
このため、バルブプレート13の剛性(厚み)を小さくすることができるので、プレート吸入孔14及びプレート吐出孔15の体積を小さくすることができる。延いては、デットボリュームを小さくすることができるので、圧縮機の効率を向上させることができ、圧縮機の小型化を図ることができる。
【0073】
(第15実施形態)
本実施形態は、図26に示すようにピストン6の頂部にプレート吸入孔14及びプレート吐出孔15の体積分に相当する体積を有する突起部6a、6bを設けたものである。これにより、デットボリュームを小さくすることができるので、圧縮機の効率を向上させることができ、圧縮機の小型化を図ることができる。
【0074】
(その他の実施形態)
上述の実施形態では、可変容量式の斜板型圧縮機に本発明に係る流体ポンプを適用したが、本発明はこれに限定されるものではなく、斜板4の角度が固定された固定容量式の斜板型圧縮機、図27に示すような斜板の両面側にピストンが配置された双頭型の斜板圧縮機、ワッブル型及びクランク式(レシプロ)のピストン型ポンプ等その他の流体ポンプにも適用することができる。
【0075】
また、上述の実施形態では、吸入弁19の先端及び吐出弁20の先端それぞれが、正多角形の頂点に位置するように、各弁19、20を設けるとともに、内側に位置する吸入弁19の根本側が中心側にずれるように、吸入弁19の軸方向を吐出弁20の軸方向に対して傾けたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば図28に示すように、吸入弁19を正多角形状に配置し、吐出弁20を放射状に配置してもよい。
【0076】
また、上述の実施形態では、吐出弁20は吸入弁19より外側に配置れていたが(図8参照)、本発明はこれに限定されるものではなく、吸入弁19吐を吐出弁20の外側に配置してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る圧縮機の断面図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係る圧縮機の弁体の正面図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係る圧縮機のバルブプレートの正面図である。
【図4】本発明の第1実施形態に係る圧縮機における吸入弁近傍の拡大図である。
【図5】本発明の第1実施形態に係る圧縮機における吸入弁近傍の拡大図である。
【図6】従来の技術に係る圧縮機の弁体の正面図である。
【図7】従来の技術に係る圧縮機の弁体の正面図である。
【図8】本発明の第1実施形態に係る圧縮機の弁体の正面図である。
【図9】本発明の第2実施形態に係る圧縮機の断面図である。
【図10】本発明の第2実施形態の変形例に係る圧縮機の断面図である。
【図11】本発明の第3実施形態に係る圧縮機における吸入弁近傍の拡大図である。
【図12】本発明の第4実施形態に係る圧縮機における吸入弁近傍の拡大図である。
【図13】本発明の第5実施形態に係る圧縮機の弁体の正面図である。
【図14】本発明の第6実施形態に係る圧縮機における吸入弁近傍の拡大図である。
【図15】本発明の7実施形態に係る圧縮機における吸入弁近傍の拡大図である。
【図16】本発明の第8実施形態に係る圧縮機の断面図である。
【図17】本発明の8実施形態に係る圧縮機における吸入弁近傍の拡大図である。
【図18】本発明の第9実施形態に係る圧縮機の断面図である。
【図19】本発明の9実施形態に係る圧縮機における吸入弁近傍の拡大図である。
【図20】本発明の第10実施形態に係る圧縮機の断面図である。
【図21】本発明の10実施形態に係る圧縮機における吸入弁近傍の拡大図である。
【図22】本発明の第11実施形態に係る圧縮機の断面図である。
【図23】本発明の第12実施形態に係る圧縮機の弁体の正面図である。
【図24】本発明の第13実施形態に係る圧縮機の断面図である。
【図25】本発明の第14実施形態に係る圧縮機の断面図である。
【図26】本発明の第15実施形態に係る圧縮機の断面図である。
【図27】本発明の変形例に係る圧縮機の断面図である。
【図28】本発明の変形例に係る圧縮機の弁体の正面図である。
【図29】従来の技術に係る圧縮機の断面図である。
【符号の説明】
3…シリンダブロック、6…ピストン、13…バルブプレート、
14プレート吸入孔、15…プレート吐出孔、
16…リアハウジング(シリンダブロック)、17…吸入室、
17a…ハウジング吸入孔(ブロック吸入孔)、18…吐出室
18a…ハウジング吐出孔(ブロック吐出孔)、19…吸入弁、
20…吐出弁、21…弁体。

Claims (6)

  1. 往復運動するピストン(6)と、
    前記ピストン(6)を摺動可能に収納するシリンダボア(7)が形成されたシリンダブロック(3)と、
    前記シリンダボア(7)のうち上死点側に配設されて前記シリンダボア(7)を閉塞するとともに、流体を前記シリンダボア(7)内に導くプレート吸入孔(14)及び前記シリンダボア(7)内の流体を排出するプレート吐出孔(15)が形成されたバルブプレート(13)と、
    前記バルブプレート(13)を挟んで前記シリンダブロック(3)と反対側に配設され、前記プレート吸入孔(14)に向けて流体を供給するヘッダ吸入孔(17a)、及び前記プレート吐出孔(15)内から排出される流体が流入するヘッダ吐出孔(18a)が形成されたシリンダヘッド(16)と、
    前記バルブプレート(13)と前記シリンダヘッド(16)との間に配設され、前記ヘッダ吸入孔(17a)を開閉する吸入弁(19)及び前記ヘッダ吐出孔(18a)を開閉する吐出弁(20)とを有し、
    前記吸入弁(19)は、前記ピストン(6)が上死点側に向かって移動する場合に、その際の流体圧により前記シリンダヘッド(16)に接触した状態で押圧されて前記ヘッダ吸入孔(17a)を閉塞することを特徴とする流体ポンプ。
  2. 前記吸入弁(19)は、リード弁状のものであり、
    前記吸入弁(19)の先端及び前記吐出弁(20)の先端が、それぞれ略正多角形の頂点に位置するように、前記両弁(19、20)が複数個設けられており、
    さらに、前記両弁(19、20)のうち前記正多角形の中心側に位置する弁(19)の根本側が、前記正多角形の中心側にずれていることを特徴とする流体ポンプ。
  3. 前記シリンダヘッド(16)のうち前記吸入弁(19)と面するブロック側壁面(16a)であって前記ヘッダ吸入孔(17a)の近傍には、そのブロック側壁面(16a)の一部を陥没させたブロック側壁面(16b)が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の流体ポンプ。
  4. 前記シリンダヘッド(16)のうち前記吸入弁(19)と面するブロック側壁面(16a)であって前記吸入弁(19)の根本側には、そのブロック側壁面(16a)の一部を陥没させた第2凹部(16c)が形成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の流体ポンプ。
  5. 前記バルブプレート(13)と前記シリンダブロック(3)とが一体形成されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の流体ポンプ。
  6. 前記吸入弁(19)及び前記吐出弁(20)は、一枚の板材から形成されて一体化されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載の流体ポンプ。
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