JP4224110B2 - 配線用ボックス装置及び配線用ボックス - Google Patents

配線用ボックス装置及び配線用ボックス Download PDF

Info

Publication number
JP4224110B2
JP4224110B2 JP2007100689A JP2007100689A JP4224110B2 JP 4224110 B2 JP4224110 B2 JP 4224110B2 JP 2007100689 A JP2007100689 A JP 2007100689A JP 2007100689 A JP2007100689 A JP 2007100689A JP 4224110 B2 JP4224110 B2 JP 4224110B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
box
wiring box
wiring
protrusion
attached
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007100689A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007195399A (ja
Inventor
真之 安田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mirai Kogyo KK
Original Assignee
Mirai Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mirai Kogyo KK filed Critical Mirai Kogyo KK
Priority to JP2007100689A priority Critical patent/JP4224110B2/ja
Publication of JP2007195399A publication Critical patent/JP2007195399A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4224110B2 publication Critical patent/JP4224110B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Connection Or Junction Boxes (AREA)

Description

本発明は、例えば建物内の壁面に配線器具を取り付けるために使用される配線用ボックスと、その配線用ボックスに取り付けられるボックスカバーとよりなる配線用ボックス装置及び配線用ボックスに関するものである。
従来より、建物内の壁面に配線器具を取り付けるために配線用ボックスと、その配線用ボックスに取り付けられるボックスカバーとよりなる配線用ボックス装置が使用されている。合成樹脂材料製の前記配線用ボックスは、四角板状の底壁と、その底壁の四側周縁に立設された側壁とにより前面に開口を有する有底四角箱状に形成されたボックス本体よりなり、同ボックス本体の内部に配線器具を収容可能に形成されている。このボックス本体の相対向する一対の側壁の内面には配線用ボックスにボックスカバーを取り付けるためのボス部が形成され、各ボス部にはビスを螺合可能とするビス孔が形成されている。
前記ボックスカバーは、略四角枠状をなし、前記ボックス本体の開口を被覆可能な大きさに形成されたカバー本体を備え、そのカバー本体の中央部には配線器具を取付可能とする取付部が形成されている。また、カバー本体には挿通孔が形成され、その挿通孔から前記ビス孔にビスを挿通、螺合することにより、ボックスカバーを配線用ボックスに取り付けることができる。
上記ボックスカバーは、配線用ボックスに取り付けられ、コンクリート壁を形成すべくコンクリートに埋設されたとき(なお、このとき、コンクリート壁形成用の型枠の裏面にボックスカバーの取付部端面は圧接されている。)、コンクリートの配線用ボックス内への侵入を防止すべく配線用ボックスの開口全体を覆う大きさに形成されている。即ち、ボックスカバーの正面視における外形形状は、配線用ボックスの正面視における外形形状より大きく形成されている。
また、配線用ボックスのみをコンクリート壁に埋設した後に、当該配線用ボックスにボックスカバーを介して配線器具を取り付ける場合、配線用ボックスの正面視において、配線用ボックスの開口が傾いてコンクリート壁に埋設されている場合がある。
このとき、その配線用ボックスに対して配線器具が傾いて取り付けられる不具合を防止するため、ボックスカバーをコンクリート壁面に沿って回転させ、配線用ボックスに対する取付角度を調節して取り付けることができるように形成されている。即ち、ボックスカバーは、配線用ボックスに対して傾いて取り付けられても、配線用ボックスの開口を被覆することができるように、ボックスカバーの正面視における外形形状が、配線用ボックスの正面視における外形形状より大きく形成されている。
ところが、ボックスカバーが配線用ボックスより大きく形成されていると、ボックスカバーの配線用ボックスに対する取付状態において、ボックスカバーの側縁部が配線用ボックスの側壁外面より外方へ突出してしまう。そのため、配線用ボックスの開口側にボックスカバーを取り付けた状態で、その配線用ボックスを例えば柱に固定した場合、ボックスカバーの側縁部と配線用ボックスの側壁の外面との間において高さのずれが生じ段差が形成されてしまう。
従って、前記段差により配線用ボックスが底壁側へ傾いて柱に固定され、その配線用ボックスに取り付けられた配線器具が傾いてしまい、配線器具を壁面の正面に取り付けることができないという問題があった。さらには、配線用ボックスを柱に固定することができなくなるという問題もあった。
また、配線用ボックスを柱に固定した後、その配線用ボックスにボックスカバーを取り付ける場合は、配線用ボックスに取り付けられるボックスカバーの前面が柱の前面と略面一となるようにするため、配線用ボックスはその前面が柱の前面より後退した位置で柱に固定される。そして、ボックスカバーを配線用ボックスに取り付けようとした場合、ボックスカバーの外形形状は配線用ボックスの開口側の外形形状より大きいため、ボックスカバーの側縁部が柱に突き当たってしまう。そのため、柱を削って前記側縁部の受容空間を形成しなければならず非常に煩雑であるという問題があった。
本発明は、上記従来技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、配線用ボックスにボックスカバーが取り付けられた状態で、建物内の構築物に対して配線用ボックスを傾くことなく固定することができる配線用ボックス装置及び配線用ボックスを提供する。その他の目的とするところは、配線用ボックスにボックスカバーが取り付けられた状態及び取り付けられていない状態のいずれにおいても建物内の構築物に対して配線用ボックスを傾くことなく固定することができるとともに、構築物に固定された配線用ボックスに対してボックスカバーを容易に取り付けることができる配線用ボックス装置及び配線用ボックスを提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、開口を有する有底箱状をなす配線用ボックスと、前記配線用ボックスの開口側に取り付けられた状態で、側縁部が配線用ボックスの側壁の外面より外方へ突出するように形成されたボックスカバーとよりなり、前記配線用ボックスは、前記側壁外面より外方に向けて突出し、前記ボックスカバーが取り付けられた状態で、当該ボックスカバーの側縁部とともに建物の構築物に当接して、当該配線用ボックスを構築物に対して傾くことなく固定可能とする傾き防止機能を有する突出部を備えていることを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の配線用ボックス装置において、前記突出部を、前記配線用ボックスの各側壁にその外面よりそれぞれ外方に向けて突出するように形成したことを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の配線用ボックス装置において、前記突出部を、構築物に対して少なくとも三箇所で当接するように形成したことを要旨とする
請求項に記載の発明は、開口を有する有底箱状をなすボックス本体を備えた配線用ボックスであって、前記ボックス本体は、各側壁にその外面よりそれぞれ外方へ突出して形成される突出部を備え、当該突出部は、前記ボックス本体の開口側に取り付けられた状態で、側縁部がボックス本体の側壁の外面より外方へ突出するように形成されたボックスカバーの側縁部とともに建物の構築物に当接して当該ボックス本体を構築物に対して傾くことなく固定可能とする傾き防止機能を有することを要旨とする。
請求項に記載の発明は、請求項4に記載の配線用ボックスにおいて、前記突出部を、構築物に対して少なくとも三箇所で当接するように形成したことを要旨とする。
請求項に記載の発明は、請求項4または請求項5に記載の配線用ボックスにおいて、前記突出部は、各側壁の開口側に一対の突出部が形成され、各側壁の開口側より底壁側に後退した位置に他の突出部が形成されて、ボックス本体にボックスカバーが取り付けられていない状態においても、前記構築物に当接することによりボックス本体を構築物に対して傾くことなく固定可能とする傾き防止機能を有していることを要旨とする。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の配線用ボックスにおいて、前記一対の突出部は、ボックスカバーが係合するように形成されていることを要旨とする。
以上詳述したように、請求項1に記載の発明によれば、配線用ボックスにボックスカバーが取り付けられた状態で、建物内の構築物に対して配線用ボックスを傾くことなく固定することができる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、いずれの側壁側が建物内の構築物に取り付けられても構築物に対して配線用ボックスを傾くことなく固定することができる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項2に記載の発明の効果に加え、配線用ボックスにボックスカバーが取り付けられていない状態において、配線用ボックスを安定した状態で構築物に固定することができる。
請求項に記載の発明によれば、いずれの側壁側が建物内の構築物に取り付けられても構築物に対してボックス本体を傾くことなく固定することができる。
請求項に記載の発明によれば、請求項4に記載の発明の効果に加え、配線用ボックスにボックスカバーが取り付けられた状態及び取り付けられていない状態において、配線用ボックスを安定した状態で構築物に固定することができる。
請求項に記載の発明によれば、請求項4または請求項5に記載の発明の効果に加え、配線用ボックスを構築物に対して安定した状態で固定することができる。
請求項に記載の発明によれば、一対の突出部との係合によりボックスカバーを容易に取り付けることができる。
以下、本発明を具体化した配線用ボックス装置及び配線用ボックスの一実施形態を図1〜図6に従って説明する。図1に示すように、配線用ボックス装置11は、開口を有する有底四角箱状をなす配線用ボックス13と、同配線用ボックス13の開口側に取り付けられるボックスカバー14とより形成されている。
まず、前記配線用ボックス13について説明すると、図1に示すように、合成樹脂材料製の前記配線用ボックス13は四角板状をなす底壁15と、その底壁15の周縁に立設された側壁16とより開口を有する有底四角箱状に形成されたボックス本体12より形成されている。
図1において、左右に相対向する一対の側壁16の内面において、ボックス本体12の開口側にはそれぞれボス部17が突設され、各ボス部17にはそれぞれナット(図示せず)が埋設されているとともに、当該ナットにビス(図示せず)を螺合可能とするビス孔17aが形成されている。図1及び図2に示すように、各側壁16の両端側外面において、ボックス本体12の開口側にはそれぞれ突出部としての係合突起19が突設されている。係合突起19はそれぞれ側壁16の長さ方向に沿って延びるように形成され、平面細長形状に形成されている。
各側壁16の中央部には、同側壁16の幅方向へ直線状に延びる平面細長形状をなす突出部としての突条20が外方へ突設され、各突条20の端面20aは平面状に形成されている。各突条20の突出長さ、具体的には各突条20の側壁16外面から端面20aまでの長さは、同一側壁16に形成された係合突起19の突出長さ、即ち側壁16の外面から係合突起19の先端までの突出長さと同一に形成されている。
図2に示すように、一対の係合突起19及び突条20は、互いに同一突出長さを有する。そのため、係合突起19及び突条20を水平面に接触させて同水平面上に配線用ボックス13を載置したとき、三箇所で水平面に接触して配線用ボックス13のがたつきを防止するがたつき防止機能を有する。
また、図3に示すように、係合突起19及び突条20は、同一突出長さを有するため、建物内の構築物としての柱28に対する配線用ボックス13の取付状態で、それぞれ前記柱28の外面に当接して当該柱28の外面とボックス本体12の側壁16との間に間隙を形成する。そして、前記間隙が形成されることにより、配線用ボックス13の開口側前面の柱28側には受容空間Sが形成され、係合突起19及び突条20は受容空間形成機能を有している。
さらに、一対の係合突起19及び突条20は同一突出長さを有するため、配線用ボックス13を柱28に対して傾くことなく固定可能とする傾き防止機能を有している。
図1に示すように、各側壁16の両側部にはそれぞれノック部16aに閉塞された配線貫通孔16bが形成されている。そして、前記ノック部16aを除去することにより配線貫通孔16bを開放することができるようになっている。加えて、図1において上側及び左側に位置する隣接する側壁16には、固定部材としての固定ビス29によりボックス本体12を柱28に固定するための固定孔16cが形成されている。
上側壁16及び左側壁16の長さ方向における両端側に形成された各固定孔16cはそれぞれ前記係合突起19による傾き防止機能を維持し、配線用ボックス13を柱28に傾くことなく固定するために、係合突起19の近傍位置に形成されている。一方、上側壁16及び左側壁16の長さ方向における中央部に形成された各固定孔16cは突条20による傾き防止機能を維持し、配線用ボックス13を柱28に傾くことなく固定するために、突条20の近傍位置に形成されている。具体的には、固定孔16cは一対の係合突起19及び突条20により形成される三角形の内側に位置するように形成されている。
次に、前記ボックスカバー14について説明する。図1及び図4に示すように、合成樹脂材料製のボックスカバー14はボックス本体12の開口を被覆可能な大きさに形成されたほぼ四角枠状をなすカバー本体23より形成されている。そのカバー本体23の中央部には配線器具(図示せず)をボックスカバー14から配線用ボックス13内へ収容して取付けるための取付孔24が形成されている。
さらに、カバー本体23の表面(前面)には、前記取付孔24から配線用ボックス13内に収容された配線器具をカバー本体23に取付るための取付部24aが取付孔24の開口縁部に沿って外方へ突設されている。
また、カバー本体23の四隅部には配線用ボックス13にボックスカバー14が取り付けられた状態で前記ビス孔17aにビス(図示せず)を挿通可能とする挿通孔25が貫通形成されている。さらに、図4においてカバー本体23の上下に相対向する裏面(後面)の側縁部には同カバー本体23の側辺に沿って延びるリブ26が形成されている。各リブ26の内面には、突出部の一部である前記係合突起19がそれぞれ係合可能な一対の係合溝26aが凹設されている。加えて、前記リブ26が形成されたカバー本体23の相対向する一対の側辺とは別の相対向する一対の側辺の外端面には当接面23aが形成されている。
図5に示すように、前記係合溝26aに係合突起19を係合させてボックスカバー14が配線用ボックス13に取り付けられた状態で、当接面23aが形成されたカバー本体23の一対の側縁部はボックス本体12の側壁16の外面より外方へ突出するように形成されている。当接面23aが形成された側縁部の側壁16外面からの突出長さは、各側壁16において、一対の係合突起19及び突条20の突出長さと略同一に形成されている。なお、略同一とは、配線用ボックス13にボックスカバー14を取り付けた状態で、その配線用ボックス13を柱28に固定したとき、側壁16と柱28の外面とがほぼ平行をなしてボックスカバー14により配線用ボックス13が傾かない範囲内における長さとする。
そのため、図5に示すように、ボックスカバー14が取り付けられた配線用ボックス13が柱28に固定された状態で、係合突起19及び突条20はボックスカバー14の当接面23aとともに柱28に当接する。即ち、一対の係合突起19及び突条20は、ボックスカバー14とともに配線用ボックス13を柱28に傾くことなく固定可能とする傾き防止機能を有している。加えて、当接面23aとともに、係合突起19及び突条20を水平面に接触させて同水平面上に配線用ボックス13を載置したとき、一対の係合突起19及び突条20は当接面23aとともに水平面に接触して配線用ボックス13のがたつきを防止するがたつき防止機能を有する。
さて、上記配線用ボックス装置11の作用について説明する。
はじめに、配線用ボックス13にボックスカバー14を取り付けた後、その配線用ボックス13を柱28に固定する場合について説明する。
まず、ボックス本体12の配線貫通孔16bにケーブル(図示せず)を配線可能とするため、ボックス本体12の配線貫通孔16bを閉塞しているノック部16aを打ち抜き除去する作業を行う。図2に示すように、配線用ボックス13にボックスカバー14が取り付けられていない状態で配線用ボックス13を水平面上に載置し、打ち抜くノック部16aを上方に臨ませる。
このとき、一対の係合突起19及び突条20のがたつき防止機能により水平面上に配線用ボックス13ががたつくことなく安定した状態で載置される。そして、その載置状態でボックス本体12のノック部16aをハンマー等の工具により叩く作業が行われ、ノック部16aが打ち抜き除去される。
次に、係合突起19に対して係合溝26aを係合させて配線用ボックス13にボックスカバー14を取り付ける。次いで、図5に示すように、配線用ボックス装置11のいずれか一方の側部の当接面23a、係合突起19及び端面20aを柱28の外面に当接させ、図6に示すように、固定孔16cから固定ビス29を柱28に固定して同柱28に配線用ボックス13を固定する。
このとき、図5に示すように、係合突起19、端面20a及び当接面23aが柱28に当接し、前記傾き防止機能により、柱28の外面に対して側壁16が平行をなし、配線用ボックス13が傾くことなく柱28に固定される。
また、図6に示すように、固定ビス29は係合突起19及び突条20を頂点とする三角形の内側位置から柱28に固定される。そのため、固定ビス29の柱28に対する固定により側壁16が柱28側へ押圧されても、側壁16と柱28との間の間隙が係合突起19及び突条20により維持され、配線用ボックス13が傾くことなく柱28に固定される。
その結果、配線用ボックス13が底壁15側へ傾むくことなく柱28に固定される。また、当接面23a、係合突起19及び端面20aはそれぞれ細長形状をなし、さらに当接面23a、一対の係合突起19及び端面20aの四箇所が柱28に当接する。そのため、柱28に対する配線用ボックス装置11の接触面積が大きく確保され、配線用ボックス13が安定した状態で柱28に固定される。
続いて、図1及び図6に示すように、ノック部16aが除去された配線貫通孔16bにコネクタ30を介して電線管31を接続し、その電線管31内にケーブル27を配線する。さらに、そのケーブル27をボックス本体12内に引き込む。このとき、図1に示すように、突条20は側壁16の中央部に形成され、配線貫通孔16bより離れた位置に形成されているため、突条20とコネクタ30とが接触するのが防止される。
次に、配線用ボックス13を柱28に固定した後、その配線用ボックス13にボックスカバー14を取り付ける場合について説明する。
まず、上記と同様に固定孔16cから固定ビス29を柱28に固定し、配線用ボックス13のみを柱28に固定する。このとき、配線用ボックス13の柱28に対する固定後、同配線用ボックス13に取り付けられるボックスカバー14の前面としての取付部24aの前面が柱28の前面と面一となるように配線用ボックス13を柱28の前面より後退させた位置に固定する。
このときも、図3に示すように、同じ突出長さを有する係合突起19及び突条20の傾き防止機能により、配線用ボックス13が柱28に傾くことなく固定される。さらに、係合突起19及び突条20の受容空間形成機能により、柱28の外面と同柱28に対向する側壁16との間に間隙が形成される。そして、前記間隙が形成されることにより、配線用ボックス13の開口側前面の柱28側には受容空間Sが形成される。
また、固定ビス29は係合突起19及び突条20を頂点とする三角形の内側位置から柱28に固定されるため、上記と同様に配線用ボックス13の傾きが防止される。加えて、一対の係合突起19及び端面20aはそれぞれ細長形状をなし、さらに係合突起19及び端面20aの三箇所が柱28に当接する。そのため、柱28に対する接触面積が大きく確保され、配線用ボックス13が安定した状態で柱28に固定される。
次いで、係合突起19に係合溝26aを係合させて配線用ボックス13にボックスカバー14を取付ける。このとき、ボックスカバー14の一側縁部を前記受容空間Sへ逃げさせることができ、ボックスカバー14の一側縁部が柱28に突き当たることが防止される。そして、配線用ボックス13にボックスカバー14が取り付けられた後、一対の係合突起19、突条20の端面20a及び当接面23aが柱28に当接して、配線用ボックス装置11が安定した状態で柱28に固定される。
最後に、配線用ボックス13の開口側に壁材(図示せず)が設置され、さらにボックスカバー14に配線器具(図示せず)が取り付けられて壁面に配線器具が取り付けられる。
上記実施形態の配線用ボックス装置11によれば、以下のような特徴を得ることができる。
(1)配線用ボックス13にボックスカバー14が取り付けられた状態において、係合突起19、端面20aと当接面23aとが同じ高さで柱28の外面に当接するため、配線用ボックス13を傾くことなく柱28に固定することができる。さらには、配線用ボックス13が柱28に固定不能になるといった不具合を防止することができる。
(2)配線用ボックス13を傾くことなく柱28に固定することができるため、その配線用ボックス13に取り付けられる配線器具の傾きを防止することができる。また、配線用ボックス13に対する配線器具の取付角度を調節する必要がないため、配線用ボックス装置11を使用した配線器具の取付作業の簡易化を図ることができる。
(3)突条20は一対の配線貫通孔16b間の中央に形成され、各配線貫通孔16bから最も離れた位置に形成されている。そのため、配線貫通孔16bにコネクタ30を取り付けるとき、突条20がコネクタ30取付の障害になるのを防止してコネクタ30の取付作業を容易に行うことができる。
(4)係合突起19及び突条20は平面視において細長形状に形成されているため、柱28又は水平面に対して係合突起19及び端面20aの接触面積を大きく確保することができる。従って、配線用ボックス13を柱28又は水平面に対して安定した状態で固定又は載置することができる。
(5)固定孔16cは係合突起19及び突条20を頂点とする三角形の内側位置に形成されている。そのため、固定ビス29により側壁16が柱28側へ押圧されたとき、係合突起19及び突条20により両者間の間隙を維持することができる。従って、例えば固定孔16cが係合突起19及び突条20から離れたボックス本体12の底壁15側に形成された場合と異なり、固定ビス29の柱28に対する固定により配線用ボックス13が傾いて固定される不具合を防止することができる。
(6)柱28に当接しない別の係合突起19に係合溝26aを係合することによりボックスカバー14を配線用ボックス13に取り付けることができる。従って、係合突起19は、配線用ボックス13に対するボックスカバー14の取付機能と、突条20との配線用ボックス13の傾き防止機能を備え、各機能を別部材で配線用ボックス装置11に設ける場合と比較して配線用ボックス装置11の構成の簡易化を図ることができる。
(7)配線用ボックス13にボックスカバー14が取り付けられていない状態では、一対の係合突起19及び突条20の傾き防止機能により配線用ボックス13を傾くことなく安定した状態で柱28に固定することができる。
(8)係合突起19及び突条20のがたつき防止機能により配線用ボックス13を安定した状態で水平面上に載置することができる。従って、水平面上に載置された配線用ボックス13ががたつくのを防止してノック部16aを工具等により叩く作業を安定した状態で正確に行うことができ、ノック部16aを容易に打ち抜き除去することができる。
(9)柱28に固定された配線用ボックス13にボックスカバー14を取り付けるとき、受容空間Sにボックスカバー14の側縁部を逃がすことができ、ボックスカバー14の側縁部が柱28に突き当たるといった不具合を防止することができる。従って、カバー本体23の側縁部を逃がすための空間を作るために柱28を削っていた従来と異なり、ボックスカバー14の配線用ボックス13に対する取付作業を容易に行うことができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・ 突条20の代わりに円柱状、四角柱状、筒状をなす突出部を形成してもよい。
・ カバー本体23のリブ26及び係合溝26aを省略し、カバー本体23の挿通孔25からボックス本体12のビス孔17aにビスを螺合して配線用ボックス13にボックスカバー14を取り付けてもよい。
・ 実施形態では係合突起19を突条20と略同一の高さに形成したが、係合突起19を突条20より短く形成し、係合溝26aとの係合によるボックスカバー14の配線用ボックス13への取付機能だけ有するように形成し、突条20により傾き防止機能を発揮させてもよい。
・ 実施形態では、係合突起19を各側壁16の開口側端縁に形成したが、係合突起19を底壁15側へ後退させた位置に形成し、配線用ボックス13を柱28に固定したとき、配線用ボックス13の開口側前面から底壁15側へ後退した位置にまで受容空間Sを形成してもよい。このように構成した場合、例えばボックスカバー14の裏面の側縁部の全周に亘ってリブ26が形成されていた場合、配線用ボックス13に取り付けられたボックスカバー14のリブ26を受容空間Sに逃がすことができる。
・ 配線用ボックス13にボックスカバー14を取り付けた状態で、その配線用ボックス13を水平面上に載置し、ノック部16aを叩く作業を行ってもよい。このとき、当接面23a、係合突起19の先端及び端面20aの四箇所が水平面に接触するため、配線用ボックス13を安定した状態で水平面上に載置することができる。従って、水平面上に載置された配線用ボックス13ががたつくのを防止してノック部16aを工具等により叩く作業を安定した状態で正確に行うことができ、ノック部16aを容易に打ち抜き除去することができる。
・ 実施形態では、一対の係合突起19及び一箇所の突条20の三箇所により突出部を形成したが、突出部の合計数を変更してもよい。例えば、一箇所の係合突起19及び一箇所の突条20の二箇所により突出部を形成してもよい。このとき、係合突起19及び突条20をそれぞれ相対向する位置に細長形状に形成するのが好ましい。また、側壁16に突条20を二箇所以上に形成し、一対の係合突起19と複数の突条20との四箇所以上で突出部を形成してもよい。
・ 実施形態では、全ての側壁16に係合突起19及び突条20を形成したが、相対向する一対の側壁16又は隣接する一対の側壁16に係合突起19及び突条20を形成してもよい。又はいずれか一つの側壁16に係合突起19及び突条20を形成してもよい。
・ ボックス本体12の相対向する一対の側壁16又は隣接する一対の側壁16の外面に固定ビス29を挿通可能な挿通部を形成し、その挿通部から固定ビス29を柱28に固定して配線用ボックス13を柱28に固定してもよい。このとき、挿通部が形成されていない側壁16の係合突起19及び突条20とカバー本体23の当接面23a又は突条20と係合突起19により配線用ボックス13の傾きが防止される。
・ 実施形態では、各係合突起19及び突条20の近傍位置に固定孔16cを形成したが、固定ビス29の柱28に対する固定により配線用ボックス13が傾かない範囲であれば固定孔16cを形成する位置を変更してもよい。
・ 少なくとも傾き防止機能を損なわない範囲内であれば係合突起19及び突条20の突出長さを当接面23aの突出長さより長く形成してもよい。このように構成した場合、配線用ボックス13を柱28に固定したとき、側壁16外面と柱28外面との間の間隙が大きくなり、受容空間Sを大きく形成することができる。従って、柱28に配線用ボックス13を固定した後に、その配線用ボックス13にボックスカバー14を取り付ける作業を容易に行うことができる。
・ ボックスカバー14が取り付けられた配線用ボックス13内にドライバー等の工具を挿入可能とする挿入溝を形成してもよい。例えば、カバー本体23の取付孔24に連通し、同取付孔24からカバー本体23の側縁部方向へ延びるように挿入溝を形成してもよい。このように構成した場合、ボックスカバー14が取り付けられた配線用ボックス13を柱28に固定するとき、ボックスカバー14の表側の挿入溝からドライバーを配線用ボックス13内に挿入し、そのドライバーにより固定ビス29を固定孔16cから柱28に固定する作業を容易に行うことができる。
・ 係合突起19を省略するとともに、側壁16の外面に一箇所又は二箇所以上に突出部を形成し、その突出部により受容空間形成機能、傾き防止機能及びがたつき防止機能を発揮させてもよい。
突出部としては、突条20の代わりに側壁16の中央部に円盤状をなす突出部を形成してもよい。また、突条20を側壁16の長さ方向に沿って間隔をおいて二箇所以上形成してもよく、側壁16の幅方向へ延びる突条20を同側壁16の幅方向に沿って間隔を置いて二箇所以上に形成してもよい。さらに、突条20を側壁16の開口側縁部以外の三側縁部に沿って形成してもよい。
なお、突条20の近傍位置に固定孔16cを形成し、固定ビス29を柱28に固定したとき、固定ビス29により配線用ボックス13が柱28側へ傾かないように柱28に固定する。また、ボックスカバー14はカバー本体23の挿通孔25からボックス本体12のビス孔17aにビスを螺合して配線用ボックス13に取り付ける。
・ 配線用ボックス13にボックスカバー14が取り付けられていない状態において、突出部の柱28又は水平面に対する当接では配線用ボックス13が傾いてしまい、ボックスカバー14の取付状態において、当接面23aと突出部との協働により傾き防止機能及びがたつき防止機能を発揮させてもよい。
具体的には、突出部として突条20のみを側壁16に形成し、突条20と当接面23aとの協働により配線用ボックス13を柱28に傾くことなく固定するように形成してもよい。
・ 実施形態では、構築物としての柱28に配線用ボックス13を固定したが、構築物としてC形鋼、H形鋼に配線用ボックス13を固定してもよい。また、配線用ボックス13をコンクリート壁に埋設してもよい。
次に上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について、それらの効果とともに以下に追記する。
(1)前記突出部を細長形状に形成したことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の配線用ボックス装置。このように構成した場合、構築物に対する突出部の接触面積を大きく確保することができる。従って、配線用ボックスを構築物に対して安定した状態で固定することができる。
(2)前記突出部の一部はボックスカバーに形成された係合溝に係合するように形成された係合突起であり、当該係合突起と係合溝との係合によりボックスカバーを配線用ボックスに取り付るように形成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の配線用ボックス装置。
実施形態の配線用ボックス装置を示す分解斜視図。 配線用ボックスを水平面上に載置した状態を示す側面図。 配線用ボックスを柱に固定した状態を示す部分断面平面図。 実施形態のボックスカバーを示す斜視図。 配線用ボックス装置を柱に固定した状態を示す部分断面平面図。 配線用ボックス装置を柱に固定した状態を示す側断面図。
符号の説明
S…受容空間、11…配線用ボックス装置、12…ボックス本体、13…配線用ボックス、14…ボックスカバー、16…側壁、19…突出部としての係合突起、20…突出部としての突条、28…構築物としての柱。

Claims (7)

  1. 開口を有する有底箱状をなす配線用ボックスと、
    前記配線用ボックスの開口側に取り付けられた状態で、側縁部が配線用ボックスの側壁の外面より外方へ突出するように形成されたボックスカバーと
    よりなり、前記配線用ボックスは、前記側壁外面より外方に向けて突出し、前記ボックスカバーが取り付けられた状態で、当該ボックスカバーの側縁部とともに建物の構築物に当接して、当該配線用ボックスを構築物に対して傾くことなく固定可能とする傾き防止機能を有する突出部を備えていることを特徴とする配線用ボックス装置。
  2. 前記突出部を、前記配線用ボックスの各側壁にその外面よりそれぞれ外方に向けて突出するように形成したことを特徴とする請求項1に記載の配線用ボックス装置。
  3. 前記突出部を、構築物に対して少なくとも三箇所で当接するように形成したことを特徴とする請求項2に記載の配線用ボックス装置。
  4. 開口を有する有底箱状をなすボックス本体を備えた配線用ボックスであって、
    前記ボックス本体は、各側壁にその外面よりそれぞれ外方へ突出して形成される突出部を備え、当該突出部は、前記ボックス本体の開口側に取り付けられた状態で、側縁部がボックス本体の側壁の外面より外方へ突出するように形成されたボックスカバーの側縁部とともに建物の構築物に当接して当該ボックス本体を構築物に対して傾くことなく固定可能とする傾き防止機能を有することを特徴とする配線用ボックス。
  5. 前記突出部を、構築物に対して少なくとも三箇所で当接するように形成したことを特徴とする請求項4に記載の配線用ボックス。
  6. 前記突出部は、各側壁の開口側に一対の突出部が形成され、各側壁の開口側より底壁側に後退した位置に他の突出部が形成されて、ボックス本体にボックスカバーが取り付けられていない状態においても、前記構築物に当接することによりボックス本体を構築物に対して傾くことなく固定可能とする傾き防止機能を有していることを特徴とする請求項4または請求項5に記載の配線用ボックス。
  7. 前記一対の突出部は、ボックスカバーが係合するように形成されていることを特徴とする請求項6に記載の配線用ボックス。
JP2007100689A 2007-04-06 2007-04-06 配線用ボックス装置及び配線用ボックス Expired - Fee Related JP4224110B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007100689A JP4224110B2 (ja) 2007-04-06 2007-04-06 配線用ボックス装置及び配線用ボックス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007100689A JP4224110B2 (ja) 2007-04-06 2007-04-06 配線用ボックス装置及び配線用ボックス

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001374047A Division JP4018379B2 (ja) 2001-12-07 2001-12-07 配線用ボックス装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007195399A JP2007195399A (ja) 2007-08-02
JP4224110B2 true JP4224110B2 (ja) 2009-02-12

Family

ID=38450618

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007100689A Expired - Fee Related JP4224110B2 (ja) 2007-04-06 2007-04-06 配線用ボックス装置及び配線用ボックス

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4224110B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007195399A (ja) 2007-08-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6914187B2 (en) Electrical outlet box with alternative mounting flanges
KR101324726B1 (ko) 건축 내외장재 설치용 고정구
RU2010110436A (ru) Способ монтажа межкомнатной двери в проеме стены и монтажная пластина для его осуществления
JP2017050296A (ja) 配線器具用取付枠、ハンドル、及びスイッチ装置
JP5106890B2 (ja) ボックスカバー
JP4446266B2 (ja) 軽量間仕切り壁用配線ボックス及び軽量間仕切り壁用配線ボックス装置
JP4224110B2 (ja) 配線用ボックス装置及び配線用ボックス
US6979780B1 (en) Non-gangable box with embossed sides
JP4018379B2 (ja) 配線用ボックス装置
KR101367931B1 (ko) 건축 내외장재 설치용 고정구
JP2004124685A (ja) 太陽電池板取り付け用枠部材
JP4603057B2 (ja) 配線用ボックス装置
JP2007002463A (ja)
JP2018050661A (ja) ラックの側枠構造体
JP4116374B2 (ja) 配線用ボックス装置
JP4410144B2 (ja) 配線・配管用ボックス及び配線・配管用ボックス装置
JP6857037B2 (ja) 構造体
JP2009044883A (ja) ボックス配設装置及び配線用ボックス
JP6760852B2 (ja) 構造体
JP5044460B2 (ja) 配線ボックスの固定部材
JP5231037B2 (ja) パネル固定具
JP2003134639A (ja) 配線用ボックス
JP2012211481A (ja) 溝蓋の固定装置
JP2004293288A (ja) 床配線システム
KR101324727B1 (ko) 건축 내외장재 설치용 고정구

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080902

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081027

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081118

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081120

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4224110

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111128

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111128

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111128

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111128

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121128

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121128

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131128

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees