JP4223970B2 - 二重構造ロッド - Google Patents

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本発明は、内管損傷のおそれを低減できる二重構造ロッドに関する。
脆弱な地盤中に注入材を注入し、該注入材が注入された領域を強固な土壌に改良する注入工法は、土木分野において従来から広く実施されている。特にトンネル切羽で地山が砂質地盤の場合、地山が崩壊する可能性も高いので注入工法の施工が有用である。
ここで特許文献1には、外管の内部に内管を有する二重構造ロッドで削孔作業を行い、削孔後の段階で内管に注入管を内挿して注入材を注入する技術が開示されている。
なお、本発明の発明者の一人は、回転打撃式削孔機に二重構造ロッドを接続して削孔を行い、この二重構造ロッドの内管と、外管および内管の空隙とから2種類の注入材を注入し、二重構造ロッドの先端で注入材を反応させて地盤改良する工法を既に提案している(特願2003−125830号)。
特開2002−363966号公報
ところで、上記従来技術の二重構造ロッドは、複数本を継ぎ足して長尺化した上で使用するが、接続時や使用時において内管が損傷しやすい点で改善の余地があった。例えば、二重構造ロッドを回転打撃式削孔機に接続して使用する場合には、打撃時の衝撃によって内管が損傷しやすくなる。しかも、長尺化すれば内管に伝わる振動が場所によって位相差を生じるので、さらに内管が損傷しやすくなる。
特に、二重構造ロッドの外管側と内管側で2種類の注入材を別々に注入する注入工法の施工では、内管の損傷箇所から注入材が漏れ出して二重構造ロッドが詰まってしまうので、かかる内管破損の対策が要望されていた。
本発明は上記従来技術の課題を解決するためにされたものであり、その目的は、内管損傷のおそれを低減できる二重構造ロッドを提供することである。
請求項1の発明は、複数本を相互連結して軸方向に延長可能に構成されてなる二重構造ロッドであって、雄雌一対の連結部が先端側および基端側にそれぞれ一方ずつ形成された外管と、前記外管の内部に同心状に配置される内管と、前記内管の先端側に取り付けられ、かつ前記内管を位置決めするフランジ部が形成された第1管状アダプタと、前記内管の基端側に取り付けられた第2管状アダプタと、前記第1管状アダプタの内側に挿入される第1被挿入部と、前記第2管状アダプタの内側に挿入される第2被挿入部とを有し、前記第1被挿入部および前記第2被挿入部の外周面に環状の弾性止水部材がそれぞれ嵌合された差し込みニップルと、を備え、前記二重構造ロッドの相互連結時に、前記第1管状アダプタおよび前記第2管状アダプタが前記差し込みニップルを介して接続され、前記第1被挿入部および前記第2被挿入部の外周面と各アダプタの内周面とが前記弾性止水部材によって離間されることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記フランジ部がダンパーを介して前記外管の内周に係止されていることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2の発明において、前記差し込みニップルの軸方向長さが、前記二重構造ロッドの相互連結時における前記第1管状アダプタの挿入部底面と前記第2管状アダプタの挿入部底面との間隔よりも短く設定されていることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1から請求項3の発明において、前記第1管状アダプタと前記第2管状アダプタとに挟まれた前記内管の中間部に、前記内管を位置決めするスペーサーが配置されていることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1から請求項4の発明において、前記内管の各端部は前記第1管状アダプタまたは前記第2管状アダプタに差し込まれて接続され、該接続部には外側から補強材が固定されていることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1から請求項5の発明において、前記差し込みニップルに嵌合されている前記弾性止水部材の数または幅が、前記第1被挿入部および前記第2被挿入部でそれぞれ異なって設定されていることを特徴とする。
(請求項1の発明の作用)
二重構造ロッドは、第1管状アダプタまたは第2管状アダプタに差し込みニップルを挿入して、外管同士を連結部で接続することで相互連結できる。この相互連結時には、第1管状アダプタおよび第2管状アダプタが差し込みニップルを介して接続され、差し込みニップルと各アダプタとの間には弾性止水部材が配置されている。弾性止水部材は、差し込みニップルと各アダプタとの間の緩衝および止水を行う。
(請求項2の発明の作用)
第1管状アダプタのフランジ部がダンパーを介して外管の内周に係止され、外管の振動はダンパーで減衰されて内管に伝播する。
(請求項3の発明の作用)
差し込みニップルの軸方向長さが、第1管状アダプタおよび第2管状アダプタの挿入部底面との間隔よりも短いので、相互連結時において、差し込みニップルの両端がアダプタの挿入部底面に同時接触することはない。
(請求項4の発明の作用)
内管の位置決めが第1管状アダプタおよびスペーサーによって複数箇所で行われ、内管振動時の振幅が小さくなる。
(請求項5の発明の作用)
内管の端部はアダプタに差し込まれて接続され、接続部には外側から補強材が固定されるので、内管およびアダプタの接続部の強度が向上する。
(請求項6の発明の作用)
第1被挿入部および第2被挿入部で弾性止水部材の数または幅が相違するので、第1管状アダプタおよび弾性止水部材の摩擦力と、第2管状アダプタおよび弾性止水部材の摩擦力とがそれぞれ相違する。二重管ロッドの連結解除時には、この摩擦力の相違によって差し込みニップルの脱着方向をコントロールでき、作業性を向上させることができる。
本発明では、差し込みニップルによって内管が相互に接続されるため、二重構造ロッドの接続時または削孔時において内管が破損するおそれが著しく低減する。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を詳細に説明する。
(第1実施形態の構成)
図1は、第1実施形態の二重構造ロッド1の断面図である(請求項1から請求項6に記載の二重構造ロッドに対応する)。
二重構造ロッド1は、外管2と、外管2の内径より細径の内管3と、第1管状アダプタ4と、第2管状アダプタ5と、補強材としての補強リブ6と、内管3の外周に装着されるスペーサー7と、差し込みニップル8とを備えている。二重構造ロッド1は、外管2の内部に内管3が配置されて二重構造となっている。
外管2の先端側内周には雌ねじ9が刻まれている。この雌ねじ9の部分の奥には外管2の内周に段付部10が形成されている。そして、この段付部10よりも先端側寄りの位置に環状溝11が形成されている。一方、外管2の基端側は、外管2の先端側と雄雌の関係をなすように構成されており、その外周には雌ねじ9と同ピッチの雄ねじ12が刻まれている。
内管3は外管2の内部に同心状に配置されている。内管3の先端側端部には第1管状アダプタ4が接続され、内管3の基端側端部には第2管状アダプタ5が接続されている。この第1管状アダプタ4および第2管状アダプタ5には、内管2の差し込み口と反対側にニップル挿入部がそれぞれ形成されている。
第1管状アダプタ4は中央に管状のソケット部4aを有し、該ソケット部4aの周囲にフランジ部4bが形成されている(図2参照)。ソケット部4aの内部には中央に開孔を有する隔壁4cが設けられている。隔壁4cで隔てられたソケット部4aの一方の開口部は内管2の差し込み口となり、他方の開口部がニップル挿入部となっている。なお、ニップル挿入部の縁部分は、差し込みニップル8を挿入し易いように内周側がテーパー状に削られている。
また、第1管状アダプタ4のフランジ部4bは外管内周よりも若干小径の円形に形成されている。このフランジ部4bには、複数の流体通過口13がソケット部4aの軸方向に沿って貫設されている。さらに、フランジ部4bの外周には3つの溝部14が設けられ、溝部14に環状のダンパー15がそれぞれ嵌合されている。
この第1管状アダプタ4は先端側から外管2の内側に挿入され、外管2の段付部10と環状溝11に嵌め込んだスナップリング16とに挟まれて外管に係止されている。この係止状態では、外管2の内周と第1管状アダプタ4のフランジ部4bとの間にはダンパー15が介在し、外管2と第1管状アダプタ4とが直接接触しない構成となっている。
一方、第2管状アダプタ5は管状のソケットであって、第2管状アダプタ5の内部には中央に開孔を有する隔壁5aが設けられている。隔壁5aで隔てられた第2管状アダプタ5の一方の開口部は内管3の差し込み口となり、他方の開口部がニップル挿入部となっている。なお、ニップル挿入部の縁部分は、差し込みニップル8を挿入し易いように内周側がテーパー状に削られている。
補強リブ6は内管3の両端にそれぞれ1組づつ取り付けられている。補強リブ6は、内管3の先端側の外周および第1管状アダプタ4のソケット部4aの外周と、内管3の基端側の外周および第2管状アダプタ5の外周とを、それぞれ外側から挟み込むように溶接固定されている。
スペーサー7は、第1管状アダプタ4および第2管状アダプタ5に挟まれた内管3の中間部に位置するように装着される。スペーサー7の全体形状は、同形状の4つの突起部7aが十文字状をなすように形成され、中央に内管を挿通可能な開口7bが形成されている(図3参照)。突起部7aの大きさは、内管3が外管2の内部に同心状に配置された状態において、突起部7aの外縁が外管2の内周に干渉しないように設定されている。なお、スペーサー7の数は内管3の長さに応じて適宜増減することができる。
差し込みニップル8は、外径が第1管状アダプタ4および第2管状アダプタ5のニップル挿入部の内径よりも小径に設定された筒状体である。差し込みニップル8の軸方向長さは、二重構造ロッド1の相互連結時における隔壁4c,5aの間隔Lよりも短く設定されている。この差し込みニップル8の一端は、第1管状アダプタ4のニップル挿入部に挿入されて第1被挿入部をなし、他端は第2管状アダプタ5のニップル挿入部に挿入されて第2被挿入部をなす。
ここで、差し込みニップル8の第1被挿入部および第2被挿入部の外周には、それぞれ複数の溝が環状に形成されており、この溝に弾性止水部材としてのOリング18が嵌合されている。ここで、第1被挿入部に嵌合されるOリング18は、第2被挿入部に嵌合されるOリング18よりも本数が多くなるように設定されている。
図4は、第1実施形態の二重構造ロッド1をトンネル切羽用の削岩機に使用する場合の使用状態(連結状態)を示す図である。
二重構造ロッド1は複数本を軸方向に継ぎ足して長尺化される。二重構造ロッド1aの先端側には、一端に掘削ビット20を取り付けたグラウトモニター21の他端が取り付けられる。一方、二重構造ロッド1bの基端側はスイベル22と接続される。
掘削ビット20、グラウトモニター21およびスイベル22と接続された二重構造ロッド1は、セントラライザー23およびスイベルイシュー24によってガイドセル25に保持される。また、スイベル22は、回転力および打撃力を付加するドリフタ26に連結されている(図4(b)参照)。そして、二重構造ロッド1を取り付けたドリフタ26は、ガイドセル25のブーム27を介して削岩機28に取り付けられている(図4(a)参照)。
二重構造ロッドの相互連結は、一方の二重構造ロッド1bの第1管状アダプタ4に差し込みニップル8を挿入し、一方の二重構造ロッド1bの先端側と他方の二重構造ロッド1aの基端側とを連結することで行う(図1(b)参照)。このとき、外管2は雌ねじ9と雄ねじ12との螺合により連結され、内管3は、第1管状アダプタ4および第2管状アダプタ5に挿入された差し込みニップル8を介して連結される。
この連結状態において、第1管状アダプタ4および第2管状アダプタ5と差し込みニップル8との間にはそれぞれOリング18が介在し、各アダプタ4,5と差し込みニップル8との接続部がOリング18によって水密となっている。また、差し込みニップル8の軸方向長さが、隔壁4c,5aの間隔Lよりも短く設定されているので、差し込みニップル8の両端が隔壁4c,5aに同時接触しないようになっている。
(第1実施形態の作用、効果)
第1実施形態の二重構造ロッド1は上記のように構成され、以下その作用を説明する。二重構造ロッド1a,1bの連結は、第1管状アダプタ4または第2管状アダプタ5に差し込みニップル8を挿入した後に外管2を連結すれば足りるので、連結作業が非常に容易である。また、差し込みニップル8は各アダプタ4,5から容易に脱着でき、Oリング18が摩耗した場合でも交換が容易であるのでメンテナンス性にも優れている。
掘削時には、二重構造ロッド1にドリフタ26で回転力および打撃力を付加し、二重構造ロッド1の先端の掘削ビット20で地盤を掘削する。このとき、二重構造ロッド1の先端には、外管2および内管3に挟まれた空間か、あるいは内管3の内部空間のいずれかの流路から削孔水が供給される。
外管2および内管3は、掘削時にドリフタ26の回転力および打撃力により振動する。しかし、二重構造ロッド1a,1bの内管3が外管2の振動を受けてそれぞれ個別に振動しても、差し込みニップル8と各アダプタ4,5の接続部のOリング18で減衰される。したがって、内管損傷のおそれは大幅に低減する。また、差し込みニップル8の両端がニップル用挿入部の底面(隔壁4c,5a)に同時接触しないので、一方の内管の振動が差し込みニップル8から直に他方の内管3に伝播されることはない。
さらに、内管3は第1管状アダプタ4によって外管2の内部に同心状に配置されるが、外管2の振動はダンパー15で減衰されて内管3に伝播する。したがって、外管2の振動に起因する内管損傷のおそれは一層低減される。さらに、内管3の位置決めは、第1管状アダプタ4とスペーサー7とで複数箇所で行われ、スペーサー7を配置した分だけ内管振動時の振幅も小さくなる。
また、内管3と各アダプタ4,5との接続部には補強リブ6が溶接固定されているので、内管2と各アダプタ4,5との接続部の強度が向上する。したがって、内管3の振動などによる応力は交換容易なOリング18または差し込みニップル8に集中するので、修理困難な部分(例えば、内管3や各アダプタ4,5など)が破損するおそれは低減する。
一方、掘削後に2液混合型の注入材による地盤改良を行う場合、外管2および内管3に挟まれた空間と、内管3の内部との2つの流路から2種類の注入材を別々に注入する。2種類の注入材は二重構造ロッド1の先端で反応して地盤を硬化させる。
このとき、差し込みニップル8と各アダプタ4,5との接続部はOリング18で水密となっており、かつ上記のように内管損傷のおそれが少ないので、内管3の注入材が途中で漏れだして反応するおそれは非常に低い。したがって、二重構造ロッド1の詰まりによる不具合が解消される。
なお、第1被挿入部および第2被挿入部ではOリング18の数が相違する。すなわち、第1実施形態では、第1管状アダプタ4およびOリング18の摩擦力が、第2管状アダプタ5およびOリング18の摩擦力よりも大きくなる。そのため、二重構造ロッド1a,1bの連結を解除する場合には、Oリング18の数の少ない第2被挿入部から先に抜けるので、差し込みニップル8の脱着方向をコントロールして作業性を向上させることができる。
(実施形態の補足事項)
以上、本発明を上記の実施形態によって説明してきたが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態は二重構造ロッド1を、掘削工程および注入工程の両方に使用する例を示したが、二重構造ロッドを削孔工程のみに使用してもよく、また削孔を伴わなずに注入工程のみに使用しても勿論かまわない。
また、上記実施形態では、差し込みニップル8の脱着方向をコントロールするために、第1被挿入部のOリング18の数を第2被挿入部のOリング18の数より多くしたが、この構成以外でも同様の効果を得ることができる。例えば、第1被挿入部のOリング18の幅を第2被挿入部のOリング18の幅より太くすれば、Oリング18の数を同数にしても同様の効果を得ることができる。
二重構造ロッドの内管損傷のおそれを低減させるために適用できる。
(a)は二重構造ロッドの断面図であり、(b)は相互連結時の二重構造ロッドの連結部の構造を示す図である。 内管および第1管状アダプタの接続部の斜視図である。 ストッパーの斜視図である。 (a)は削岩機による掘削の状態を示す図であり、(b)は二重構造ロッド等をドリフタに取り付けた状態を示す図である。
符号の説明
1,1a,1b 二重構造ロッド
2 外管
3 内管
4 第1管状アダプタ
4a ソケット部
4b フランジ部
4c 隔壁
5 第2管状アダプタ
5a 隔壁
6 補強リブ
7 スペーサー
7a 突起部
7b 開口
8 差し込みニップル
9 雌ねじ
10 段付部
11 環状溝
12 雄ねじ
13 流体通過口
14 溝部
15 ダンパー
16 スナップリング
18 Oリング
20 掘削ビット
21 グラウトモニター
22 スイベル
23 セントラライザー
24 スイベルイシュー
25 ガイドセル
26 ドリフタ
27 ブーム
28 削岩機

Claims (6)

  1. 複数本を相互連結して軸方向に延長可能に構成されてなる二重構造ロッドであって、
    雄雌一対の連結部が先端側および基端側にそれぞれ一方ずつ形成された外管と、
    前記外管の内部に同心状に配置される内管と、
    前記内管の先端側に取り付けられ、かつ前記内管を位置決めするフランジ部が形成された第1管状アダプタと、
    前記内管の基端側に取り付けられた第2管状アダプタと、
    前記第1管状アダプタの内側に挿入される第1被挿入部と、前記第2管状アダプタの内側に挿入される第2被挿入部とを有し、前記第1被挿入部および前記第2被挿入部の外周面に環状の弾性止水部材がそれぞれ嵌合された差し込みニップルと、を備え、
    前記二重構造ロッドの相互連結時に、前記第1管状アダプタおよび前記第2管状アダプタが前記差し込みニップルを介して接続され、前記第1被挿入部および前記第2被挿入部の外周面と各アダプタの内周面とが前記弾性止水部材によって離間されることを特徴とする二重構造ロッド。
  2. 前記フランジ部がダンパーを介して前記外管の内周に係止されていることを特徴とする請求項1に記載の二重構造ロッド。
  3. 前記差し込みニップルの軸方向長さが、前記二重構造ロッドの相互連結時における前記第1管状アダプタの挿入部底面と前記第2管状アダプタの挿入部底面との間隔よりも短く設定されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の二重構造ロッド。
  4. 前記第1管状アダプタと前記第2管状アダプタとに挟まれた前記内管の中間部に、前記内管を位置決めするスペーサーが配置されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の二重構造ロッド。
  5. 前記内管の各端部は前記第1管状アダプタまたは前記第2管状アダプタに差し込まれて接続され、該接続部には外側から補強材が固定されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の二重構造ロッド。
  6. 前記差し込みニップルに嵌合されている前記弾性止水部材の数または幅が、前記第1被挿入部および前記第2被挿入部でそれぞれ異なって設定されていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の二重構造ロッド。
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