JP4222972B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

この発明は、側面からの遊技メダルのスムーズな連続投入が可能な遊技機に関するものである。
従来より、スロットマシン等の遊技メダルを遊技媒体とする遊技機において、効率の良い遊技メダルの供給をして遊技を行いたいという要請、或いは、なるべく遊技メダルに手を触れないで遊技を行いたいという要請に基づき、遊技メダルを直接、遊技機に供給可能な遊技機用台間機(メダル貸出機)や、遊技機が検討されている(特許文献1参照)。
そして、遊技機用台間機(メダル貸出機)から遊技メダルをメダル投入口へ投入するために、メダル投入口の側方に、遊技メダルを立設させた状態で転送可能な凹溝を設けるものが検討されている(特願2004−75462、第7図)。この特願2004−75462に記載されている技術は、凹溝とメダル投入口とが連通するように形成され、この凹溝がスロットマシンの側方まで延びているものである。そして、側方に向かって開口するスリットから、遊技メダルが供給されることにより、この凹溝を介して、スロットマシンの側方の遊技機用台間機から、メダル投入口内部へ自動的に投入することができるように形成されているものである。
図9は、従来の遊技機の側部からメダル投入口へ遊技メダルを案内するための凹溝の縦断面を示すものである。
特開2003−299868号公報(第1図)
上記した従来の技術である特願2004−75462に記載された技術では、図9に示すように、凹溝の底面が直線状の直線状底面170により形成されている。そして、かかる凹溝を転がる遊技メダルは、凹溝の側面に接触しながら転がるため、遊技メダルの側面と、かかる凹溝の側面との間に摩擦抵抗が発生する。このため、凹溝の直線状の直線状底面170の傾斜が小さいと、遊技メダルは、凹溝の直線状の底面の上を減速しながらメダル投入口へ向かって転がることになる。したがって、隣接する遊技機用台間機から連続して例えば4枚の遊技メダルを凹溝内に投入すると、図9に示すように、凹溝内の直線状底面170の上を転がる4枚の遊技メダルは、メダル投入口付近で、後から来る遊技メダルと衝突してしまい、凹溝から飛びはねて落下して、遊技メダルのスムーズなメダル投入口への投入を混乱させたり、凹溝内での遊技メダルの詰まり等の不具合の発生原因になるという問題点があった。
一方、メダル案内溝12の底面を直線状にした直線状底面170のものにおいて、遊技メダル同士の衝突による詰まりを防止するために、その傾斜角度を大きなものにすると、メダル投入口10付近での最終的な遊技メダルの移動速度が大きくなりすぎて(助走がつきすぎて)、メダル投入口10に遊技メダルが落下せず、通過したり、飛び跳ねてしまう等の問題が発生する。
そこで、各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、次の点にある。
(請求項1)
すなわち、請求項1記載の発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、遊技機の側部の遊技メダルの移動速度と、メダル投入口付近の遊技メダルの移動速度とに、大きな遅速の変化を加えることができて、メダル投入口付近での遊技メダルの移送速度を大きなものにすることができ、複数の遊技メダルを連続してメダル案内溝に流しても、互いに衝突することなく、メダル投入口の内部へ投入することが可能となり、衝突によるメダル詰まりやメダル移送の混乱を回避することができて、スムーズな遊技メダルの連続投入が可能な遊技機を提供しようとするものである。
(請求項2)
請求項2記載の発明は、上記した請求項1記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項2記載の発明は、メダル案内溝の底面の接線角度が、遊技機の側部よりも、メダル投入口付近の方が大きくなるようにした遊技機を提供しようとするものである。
(請求項3)
請求項3記載の発明は、上記した請求項1又は請求項2記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項3記載の発明は、メダル案内溝の底面を滑らかな連続する下りの曲線にすることができて、遊技メダルの移動をよりスムーズなものにすることができるようにした遊技機を提供しようとするものである。
(特徴点)
各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した各目的を達成するためになされたものであり、各発明の特徴点を図面に示した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
なお、カッコ内の符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
また、図面番号も、発明の実施の形態において用いた図番を示し、本発明の技術的範囲を限定するものでない。
(請求項1)
請求項1記載の発明は、次の点を特徴とする。
すなわち、円板状の遊技メダルの投入を条件として遊技が開始可能となる遊技機(1)において、遊技メダルを内部に投入するために開口するメダル投入口(10)と、前記メダル投入口(10)の手前に位置して、複数枚の遊技メダルを置くことができるように凹溝状に窪んだ前方投入凹溝(80)と、前記前方投入凹溝(80)及び前記メダル投入口(10)の奥に位置して、上方に向かって立設するとともに、前記前方投入凹溝(80)に載置された遊技メダルを押しつけて下方の前記メダル投入口(10)に投入するための立設板(75)と、当該遊技機(1)の側部から遊技メダルを立設させた状態のまま、遊技メダルを転がして前記メダル投入口(10)まで案内可能なメダル案内溝(12)とを備え、前記メダル案内溝(12)は、前記メダル案内溝(12)の奥側の面が、前記立設板(75)の手前側の面と同一面上に一体に形成されているとともに、前記メダル案内溝(12)の底面の下りの傾斜角度が、当該遊技機(1)の側部よりも、前記メダル投入口(10)付近の方が大きいことを特徴とする。
なお、ここで、「底面の下りの傾斜角度が」「大きい」とは、メダル案内溝(12)の底面の下りの傾斜がより急勾配であることを意味するものであって、水平線と、底面との間に挟まれて交差する交差角度が、より大きい、すなわち、より急勾配となっている状態であることを意味する。具体的には、図8の向かって右側における水平線と案内溝底面(70)との間に挟まれて交差する交差角度よりも、図8の向かって左側の上方投入開口11付近における水平線と案内溝底面(70)との間に挟まれて交差する交差角度の方が、より大きくなって急勾配となっているような状態を意味する。
また、ここで、メダル案内溝(12)の底面は、遊技機(1)の側部付近の下りの傾斜角度と、メダル投入口(10)付近の下りの傾斜角度とが、異なる二つ又は二つ以上の直線状のものが連続する底面からなるようなものも含まれる。また、メダル案内溝(12)の底面は、全体がなだらかな下りのカーブを描く曲線状のものであって、遊技機(1)の側部付近の一部の下りの傾斜角度と、メダル投入口(10)付近の一部の下りの傾斜角度とが異なるように連続する全体が滑らかな円弧状のようなものも含まれる。
また、ここで、「遊技メダル」とあるが、かかる円板状のメダルに限定されるものではなく、通常のコインでもよいものである。
(作用)
本発明は、メダル案内溝(12)の底面の下りの傾斜角度が、当該遊技機(1)の側部よりも、メダル投入口(10)付近の方が大きく、遊技機(1)の側部よりも、メダル投入口(10)付近の底面の方が下りが急勾配となる。このため、本願発明では、メダル投入口(10)付近での遊技メダルの移送速度を、遊技機(1)の側部における遊技メダルの移動速度よりも速くさせるという、遊技メダルの移動速度に、遅速という変化を加えることができる。すなわち、底面の全部が直線状に形成されている場合におけるメダル投入口(10)付近のメダル移動速度と本願発明におけるメダル投入口(10)付近のメダル移動速度とを比較すると、本願発明の方が、遊技機(1)の側部の遊技メダルの移動速度と、メダル投入口(10)付近の遊技メダルの移動速度とに、大きな遅速の変化を加えることができる。これにより、複数の遊技メダルを連続して、メダル案内溝(12)に流すような場合に、遊技メダルのメダル案内溝(12)内の摩擦抵抗のため、メダル投入口(10)付近の移動速度が減速して後からくる遊技メダルと衝突して、遊技メダル同士がぶつかり合うようなことを回避することができる。これにより、複数の遊技メダルを連続してメダル案内溝(12)に流しても、互いに衝突することなく、メダル投入口(10)の内部へ投入することが可能となり、衝突によるメダル詰まりやメダル移送の混乱を回避することができ、スムーズな遊技メダルの連続投入が可能となる。
さらに、メダル案内溝(12)の底面を直線状にしたものは、遊技メダル同士の衝突による詰まりを防止するために、その傾斜角度を大きなものにすると、メダル投入口(10)付近での最終的な遊技メダルの移動速度が大きくなりすぎて(助走がつきすぎて)、メダル投入口10に遊技メダルが落下せず、通過したり、飛び跳ねてしまうが、本発明のように、メダル投入口10付近だけの傾斜角度が大きいものは、最終的な移動速度が過大となることを回避することができる。
(請求項2)
請求項2記載の発明は、上記した請求項1記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、前記メダル案内溝(12)の底面の傾斜角度とは、その底面の接線角度であることを特徴とする。
なお、ここで、「底面の接線角度」とは、底面の一部の接線と、水平線との間に挟まれる交差角度を意味する。
(作用)
本発明は、メダル案内溝(12)の底面の傾斜角度を、その底面の接線角度にしている。このため、メダル案内溝(12)の底面の接線角度は、遊技機(1)の側部よりも、メダル投入口(10)付近の方が大きくなる。
(請求項3)
請求項3記載の発明は、上記した請求項1又は請求項2記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、前記メダル案内溝(12)の底面のメダル移送方向に沿った縦断面形状は、2次曲線であることを特徴とする。
なお、ここで、「メダル案内溝(12)の底面のメダル移送方向に沿った縦断面形状は、2次曲線である」とは、メダル案内溝(12)の底面が、遊技機(1)を正面から見た場合の左右方向、すなわち、遊技メダルを、遊技機(1)の側部からメダル投入口(10)へ向かって移送させる方向に沿った(平行な)縦断面と、メダル案内溝(12)の底面(案内溝底面70)との交差する線の形状が、2次曲線で表されることを意味する。
また、ここで、本願発明において、「2次曲線」とは、水平方向をx軸とし、鉛直方向をy軸と設定した場合に、x=ay2+by+c(a、b及びcは、所定の係数)で示されるものを意味する。すなわち、メダル案内溝(12)の底面の左右方向の縦断面形状は、上述した式によって表現可能であるものである。
(作用)
本発明は、メダル案内溝(12)の底面のメダル移送方向に沿った縦断面形状が、2次曲線であるため、メダル案内溝(12)の底面を、遊技機(1)の側部から、メダル投入口(10)付近まで滑らかに連続した下りの曲線にすることができる。これにより、遊技メダルが底面を転がって移動する状態をスムーズなものにすることができる。
また、メダル案内溝(12)の底面のメダル移送方向に沿った縦断面形状が、2次曲線であるため、その底面の接線角度を、遊技機(1)の側部から、メダル投入口(10)付近まで、徐々に大きくすることができる。これにより、遊技メダルの移動速度を、遊技機(1)の側部からメダル投入口(10)付近まで、徐々に大きくすることができる。
本発明は、以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
(請求項1)
請求項1記載の発明によれば、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項1記載の発明によれば、遊技機の側部の遊技メダルの移動速度と、メダル投入口付近の遊技メダルの移動速度とに、大きな遅速の変化を加えることができて、メダル投入口付近での遊技メダルの移送速度を大きなものにすることができ、複数の遊技メダルを連続してメダル案内溝に流しても、互いに衝突することなく、メダル投入口の内部へ投入することが可能となり、衝突によるメダル詰まりやメダル移送の混乱を回避することができて、スムーズな遊技メダルの連続投入が可能な遊技機を提供することができる。
(請求項2)
請求項2記載の発明によれば、上記した請求項1記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項2記載の発明によれば、メダル案内溝の底面の接線角度は、遊技機の側部よりも、メダル投入口付近の方が大きくなるようにした遊技機を提供することができる。
(請求項3)
請求項3記載の発明によれば、上記した請求項1又は請求項2記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項3記載の発明によれば、メダル案内溝の底面を滑らかな連続する下りの曲線にすることができて、遊技メダルの移動をよりスムーズなものにすることができるようにした遊技機を提供することができる。
本発明の最良の実施形態を、遊技機としてスロットマシンを例に、図面に基づき説明する。
(図面の説明)
図1乃至図8は、本発明の実施の形態を示すものである。
図1は図3のAA断面図であって、メダル投入口の縦断面図、図2はメダル投入口の外観正面図、図3はメダル投入口の外観平面図、図4はメダル投入口の外観斜視図、図5はメダル投入口の外観右側面図、図6は遊技機及びメダル貸出機の外観斜視図、図7はメダル投入口及び一括投入機構の外観斜視図、図8は案内溝底面の縦断面図をそれぞれ示すものである。
本実施の形態におけるメダル貸出機2は、スロットマシンである遊技機1に隣接して設置され、一台のスロットマシンに一機ずつ対応するように設けられている。
(メダル貸出機2)
メダル貸出機2は、遊技機1の側面側に隣接して設置される箱型の装置であって、金銭と引き替えに遊技メダルを貸し出すと共に、貸し出しメダル及び遊技者が投入するメダルを遊技機1のメダル投入口10に投入するためのものである。すなわち、メダル貸出機2は、外箱20に、紙幣カウンター及び貸し出しメダル払い出し装置(図示せず)が内蔵されているとともに、正面側には一括投入機構3が取り付けられているものである。
紙幣カウンターは、外箱20の正面下方に設けられた紙幣投入口21から投入された紙幣を読み取って、貸し出しメダル払い出し装置に所定枚数の遊技メダルを払い出させるためのものである。なお、メダル貸出機2としては、紙幣投入口21及び紙幣カウンターの他に、硬貨投入口や硬貨カウンター、釣り銭払い出し口などを有していてもよい。また、プリペイドカード投入口とカードリーダーを有していてもよい。
貸し出しメダル払い出し装置は、遊技メダルを払い出すためのいわゆるホッパー装置であり、特に図示しないが、遊技メダルを貯留しておくためのタンクと、タンクに貯留されている遊技メダルを一枚ずつ排出可能な送り出し円板を有している。送り出し円板は、駆動モータに回転可能に軸止されており遊技メダルが嵌入可能な孔が形成されている。そして、この孔に入った遊技メダルを、回転に伴い一枚ずつ装置の外に排出するようになっている。また、貸し出しメダル払い出し装置には排出メダルをカウントするためのセンサーが設けられていて、所定枚数の遊技メダルを払い出したら駆動モータが停止するように形成されている。
(一括投入機構3)
一括投入機構3は、前記貸し出しメダル払い出し装置から払い出される遊技メダル、及び遊技者が投入する遊技メダルを、遊技機1のメダル投入口10に一括投入するための機構である。
具体的には、一括投入機構3は、図6及び図7に示すように、大きく分けて、メダル貸出機2の外箱20の正面に取り付けられた本体カバー30と、本体カバー30の内部に設けられたメダル送り装置(図示せず)と、本体カバー30の正面側に着脱自在に取り付けられたメダル移送ブロック60とから構成されている。
(本体カバー30)
本体カバー30は、図6、図7に示すように、メダル貸出機2の外箱20の正面略中央部から手前側(遊技機1を正面から見た場合の手前側。以下同じ。なお、本明細書中において、手前、奥、右、左のような方向を指し示すものは、遊技機1の正面に位置して、遊技機1の正面側を向いて座って遊技を行う遊技者から見た手前方向、奥方向、右方向、左方向をそれぞれ意味する。)に突出する箱形部材であり、上方に開口する一括投入開口31が形成され、図1に示すように、内部にはメダル送り装置が内蔵されている。
(メダル送り装置)
メダル送り装置は、前記本体カバー30に内蔵されたメダルを送り出すための装置である。
このメダル送り装置の内部機構は、特に説明しないが、メダル移送ブロック60の下部の縦方向に長いスリット状のメダル排出口64から、遊技メダルを立設させた状態で1枚ずつ排出可能に形成されている。
そして、メダル移送ブロック60は、図7に示すように、一括投入機構3の本体カバー30の正面下部の切り欠き部に取り付けられてある。そして、このメダル移送ブロック60のメダル排出口64は、遊技機1のメダル投入口10のメダル案内溝12の案内溝底面70の端部に連続するような位置に形成されている。メダル案内溝12の案内溝底面70と、メダル排出口64の底面との間には、僅かな隙間が有るが、立設した状態の遊技メダルが転がって移動するには、特に支障のない範囲の隙間間隔となっている。
(遊技機1
遊技機1は、図6に示すように、筐体及び筐体の正面側に取り付けられた前扉13から形成され、正面側には回転リール(図示せず)の図柄を視認可能な図柄表示窓14が形成されている。また、この図柄表示窓14の下方であり遊技機1の略中央部は、スタートスイッチやストップスイッチなどの操作手段が設けられる操作部16となっている。そしてこの操作部16の正面右端部には、遊技メダルを投入するためのメダル投入口10が設けられている。なお、特に図示しないが、メダル投入口10の下方には、遊技メダルの真贋を判断すると共に投入メダルをカウントするためのメダルセレクターが設けられている。また、遊技機1の下部には、払い出しメダルを貯留可能な払い出しメダル皿15が設けられている。
ここで、前記遊技機1は、遊技機1の遊技開始の条件となる遊技メダルや、クレジットとして貯留するための遊技メダルを、上方から遊技機1内部に遊技メダルを1枚ずつ投入可能なメダル投入口10としての上方投入開口11と、上方投入開口11の側方に形成された凹溝状のメダル案内溝12とを有している。このメダル案内溝12は、上方投入開口11から正面右側(メダル貸出機2側)に延設された樋状の通路であって、後述するメダル移送ブロック60から送られてくる遊技メダルを受け入れて上方投入開口11に移送するためのものである。
そして、メダル投入口10から遊技メダルを投入し、スタートスイッチの操作により回転リールを回転させ、ストップスイッチの操作により回転リールを停止させ、このとき、複数の回転リールに表示された図柄が所定の位置態様に停止すると入賞となり、所定枚数のメダルが払い出されるように形成されているものである。
(上方投入開口11)
上記上方投入開口11は、横方向に長方形に開口するスリット状のものである。この上方投入開口11の下方に向かう通路は、メダルセレクターに通じている。この上方投入開口11の手前側には、縦断面形状が半円状であって、凹溝状に窪んだ前方投入凹溝80が形成されている。そして、この上方投入開口11の背面には、上方に向かって立設する半円状の立設板75が形成されている。
(前方投入凹溝80)
上記前方投入凹溝80は、その上面に、複数枚の遊技メダルを略円柱状に重ねた状態で、置くことができるように形成されているものである。そして、この前方投入凹溝80上に置いた略円柱状に重ねた複数枚の遊技メダルの手前側を、遊技者の右手親指で少しずつ押しながら、重ねた遊技メダルの奥側から1枚ずつ、上方投入開口11内部へ落下投入させることができるように形成されているものである。この前方投入凹溝80の溝の進む方向、すなわち前方投入凹溝80内で遊技メダルが進行する方向は、遊技者の右手親指で重ねた遊技メダルを押しやすいように、遊技機1の真正面方向ではなく、図3に示すように、右斜めに奥方向に僅かに傾斜した状態となるように形成されている。
(立設板75)
上記立設板75は、上方投入開口11の奥側に位置して、前方投入凹溝80の中心軸と直角方向に形成されている。この立設板75は、前方投入凹溝80に載置された円柱状に重ねられた複数枚の遊技メダルが当接することにより、その手前の上方投入開口11へ落下することができるように形成されているものである。立設板75の手前側の面は、上方投入開口11の奥側の面と同一面上に形成されている。すなわち、この立設板75の手前側の面に沿って、スムーズに上方投入開口11へ遊技メダルが落下することができるように形成されている。
(突出部90)
上記突出部90は、メダル投入口10の右背面側に位置して、上方に向かって突出しているものである。これは、立設板75の背面と、突出部90の前面側との間に、遊技者が千円札の束を挟み込むことができるように形成されているものである。これにより、遊技者は、手持ちの遊技メダルが無くなった場合、自分の財布からその都度、千円札を引き抜くことなく、立設板75と突出部90との間に挟み込まれた千円札から1枚を引き抜いて、メダル貸出機2の紙幣投入口21へ投入することができる。遊技者の遊技の便宜を図ったものである。
(メダル案内溝12)
上記メダル案内溝12は、遊技機1の側部から遊技メダルを立設させた状態のまま、遊技メダルを転がしてメダル投入口10まで案内可能な凹溝状に形成されているものである。
前記メダル案内溝12は、その底面である案内溝底面70のメダル投入口10に向かっての下り傾斜角度が、遊技機1の側部よりも、メダル投入口10付近の方が大きくなるように形成されている。この案内溝底面70の傾斜角度は、案内溝底面70のメダル進行方向に沿った縦断面形状の接線角度である。
そして、メダル案内溝12の案内溝底面70のメダル移送方向に沿った縦断面形状は、2次曲線で表現されるものである。具体的には、左右の水平方向をx軸とし、鉛直縦方向をy軸と設定した場合に、x=ay2+by+c(a、b及びcは、所定の係数)で示されるものである。すなわち、メダル案内溝12の案内溝底面70の左右方向の縦断面形状は、かかる式によって示すことができるように形成されている。
そして、メダル案内溝12の案内溝底面70の左右方向の接線角度は、遊技機1の右側の側部から、メダル投入口10へ向かう程、下りの傾斜角度が大きくなるように形成されている。
(作用)
本実施の形態は、まず、一括投入機構3の一括投入開口31から遊技メダルを投入すると、特に図示していないが、遊技メダルは、本体カバー30内部の搬送ベルト等により、移送されて、最終的に、一括投入機構3の下部に設けたメダル移送ブロック60のメダル排出口64からメダル案内溝12へ転がり込む。
そして、メダル案内溝12の案内溝底面70の下りの傾斜角度が、当該遊技機1の右側の側部よりも、メダル投入口10付近の方が大きく、遊技機1の右側の側端部よりも、メダル投入口10の上方投入開口11付近の案内溝底面70の方の下りの傾きが急勾配となる。このため、メダル投入口10の上方投入開口11付近での遊技メダルの移送速度を、遊技機1の側部における遊技メダルの移動速度よりも速くさせるという、遊技メダルの移動速度に、遅速という変化を加えることができる。すなわち、図9に示すような案内溝底面70の全長の全部が直線状に形成されている場合における上方投入開口11付近のメダル移動速度と、図8に示すような本願発明における上方投入開口11付近のメダル移動速度とを比較すると、本願発明の方が、遊技機1の側部の遊技メダルの移動速度と、メダル投入口10付近の遊技メダルの移動速度とに、大きな遅速の変化を加えることができる。これにより、複数の遊技メダルを、短い時間間隔で連続して、一括投入機構3からメダル案内溝12に流すような場合に、遊技メダルと、メダル案内溝12内の凹溝状の側面との摩擦抵抗のため、徐々に減速して上方投入開口11付近の移動速度が減速し、連続する遊技メダルの間隔が狭くなって、後からくる遊技メダルと衝突するような現象の発生を回避することができる。すなわち、図8に示すように、上方投入開口11近傍で、遊技メダルの移動速度を大きくして、連続する遊技メダルの間隔を大きなものにすることができる。これにより、複数の遊技メダルを連続してメダル案内溝12に流しても、上方投入開口11付近で互いに衝突することなく、メダル投入口10の内部へスムーズに投入することが可能となり、メダル案内溝12内や、上方投入開口11での遊技メダル同士の衝突によるメダル詰まりやメダル移送の混乱を回避することができる。
なお、メダル案内溝12の底面を直線状にしたものは、遊技メダル同士の衝突による詰まりを防止するために、その傾斜角度を大きなものにすると、メダル投入口10付近での最終的な遊技メダルの移動速度が大きくなりすぎて(助走がつきすぎて)、メダル投入口10に遊技メダルが落下せず、通過したり、飛び跳ねてしまう。しかし、本実施の形態のように、メダル投入口10付近だけの傾斜角度が大きいものは、最終的な移動速度が過大となることを回避することができて、そのような不具合の発生を抑えることができる。
そして、メダル案内溝12の案内溝底面70の傾斜角度を、その案内溝底面70の接線角度にしている。このため、メダル案内溝12の案内溝底面70の接線角度は、遊技機1の側部よりも、メダル投入口10付近の方が大きくなる。
そして、メダル案内溝12の案内溝底面70のメダル移送方向に沿った縦断面形状が、2次曲線であるため、メダル案内溝12の案内溝底面70を、遊技機1の右側の側端部から、メダル投入口10の上方投入開口11付近まで滑らかに連続する下りの曲線にすることができる。これにより、遊技メダルが案内溝底面70を転がって移動する移動をスムーズなものにすることができる。
また、メダル案内溝12の案内溝底面70のメダル移送方向に沿った縦断面形状が、2次曲線であるため、その案内溝底面70の接線角度を、遊技機1の側部から、メダル投入口10付近まで、徐々に大きくすることができる。特に、上方投入開口11近傍での案内溝底面70の接線角度を大きなものにすることができ、上方投入開口11付近での遊技メダルの移動速度を増加させることが可能となる。これにより、遊技メダルの移動速度を、遊技機1の側部からメダル投入口10付近まで、徐々に大きくすることができる。
このように、本実施の形態によれば、メダル貸出機2の一括投入機構3と組み合わせることにより、遊技メダルを遊技機1のメダル投入口10まで手に持って移動させなくても、あるいは遊技機1から入賞により払い出された遊技メダルを、一枚ずつ手でメダル投入口10に投入させなくても、一括投入機構3のメダル排出口64から排出された遊技メダルを、メダル案内溝12を介して、スムーズにメダル投入口10の上方投入開口11まで連続して移送させ、投入することができる。これにより、効率の良い遊技メダルの供給をして、遊技を効率的に行うことができる。
本発明の実施の形態であって、メダル投入口を示す縦断面(図3のAA断面図)である。 本発明の実施の形態であって、メダル投入口を示す外観正面図である。 本発明の実施の形態であって、メダル投入口を示す外観平面図である。 本発明の実施の形態であって、メダル投入口を示す外観斜視図である。 本発明の実施の形態であって、メダル投入口を示す外観右側面図である。 本発明の実施の形態であって、遊技機及びメダル貸出機を示す外観斜視図である。 本発明の実施の形態であって、メダル投入口及び一括投入機構を示す外観斜視図である。 本発明の実施の形態であって、案内溝底面を示す縦断面図である。 従来の実施の形態であって、案内溝底面を示す縦断面図である。
符号の説明
1 遊技機 2 メダル貸出機
3 一括投入機構 10 メダル投入口
11 上方投入開口 12 メダル案内溝
13 前扉 14 図柄表示窓
15 払い出しメダル皿 16 操作部
20 外箱 21 紙幣投入口
30 本体カバー 31 一括投入開口
60 メダル移送ブロック 64 メダル排出口
70 案内溝底面 75 立設板
80 前方投入凹溝 90 突出部
170 直線状底面

Claims (3)

  1. 円板状の遊技メダルの投入を条件として遊技が開始可能となる遊技機において、
    遊技メダルを内部に投入するために開口するメダル投入口と、
    前記メダル投入口の手前に位置して、複数枚の遊技メダルを置くことができるように凹溝状に窪んだ前方投入凹溝と、
    前記前方投入凹溝及び前記メダル投入口の奥に位置して、上方に向かって立設するとともに、前記前方投入凹溝に載置された遊技メダルを押しつけて下方の前記メダル投入口に投入するための立設板と
    当該遊技機の側部から遊技メダルを立設させた状態のまま、遊技メダルを転がして前記メダル投入口まで案内可能なメダル案内溝とを備え、
    前記メダル案内溝は、
    前記メダル案内溝の奥側の面が、前記立設板の手前側の面と同一面上に一体に形成されているとともに、
    前記メダル案内溝の底面の下りの傾斜角度が、当該遊技機の側部よりも、前記メダル投入口付近の方が大きいことを特徴とする遊技機。
  2. 前記メダル案内溝の底面の傾斜角度とは、その底面の接線角度であることを特徴とする請求項記載の遊技機。
  3. 前記メダル案内溝の底面のメダル移送方向に沿った縦断面形状は、2次曲線であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の遊技機。
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