JP4221909B2 - 自動取引装置及び自動取引システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動取引装置及び自動取引システムに係り、特に、金融機関やクレジットカード会社等の現金自動預払機(ATM)など、利用者が各自で金融取引を行うセルフ操作型社会公共機器などに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ATMで用いられる本人確認は、磁気カードと暗証番号で行われているのが一般的である。
【0003】
しかしながら、磁気カードは、磁気ストライプ上のデータの読み取りや偽造が容易である上に、利用者は暗証番号を覚えやすくするため、誕生日など、他人に予測されやすい数字を使っている場合が多い。したがって、セキュリティが低い状態での運用となっており、カードの盗難や紛失により、悪用される可能性が高いのが現状である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
さらに、ATMなどの取引限度額は、利用者の取引額の多少と関わりなく、機器状態や稼働時間、自行他行の違いなどのシステム側の都合や、磁気ストライプ上のデータから判断するカードの種類や顧客情報などにより一律に決められている。
【0005】
したがって、取引額の多い利用者ほど偽のカード所持者が本人になりすまして利用した場合には、通常時の本人利用と同様に取引できてしまい、カード所有者本人の被害が大きいという問題がある。
【0006】
だからといって、一律に利用額を低く設定すると利便性が減少してしまう。
【0007】
そこで、セルフ操作型社会公共機器において、本人であることを確認できる確率の高さ、セキュリティの度合いに応じた取引限度額の設定が望まれている。
【0008】
本発明は、上記状況に鑑み、本人であることを確認できる確率の高さ、セキュリティの度合いに応じた取引限度額の設定を行うことができ、安全な取り引きが可能な自動取引装置及び自動取引システムを提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
〔1〕自動取引装置において、顧客が挿入可能な磁気カード、非接触型ICカード又は接触型ICカードからなる異なるカードの種類を識別するカード読取部と、暗証番号及びバイオメトリクス情報からなる異なった種類の本人照合データを入力可能な本人照合データ入力部と、前記カードの種類と前記本人照合データにより取引を制限するための情報である取引制限情報を記憶する記憶部と、前記顧客が挿入したカードの種類および前記本人照合データ入力部により入力された本人照合データの種類に応じて可能な取引を設定する取引設定部とを有し、前記取引設定部は、前記カード読取部により識別されたカードの種類及び前記本人照合データ入力部により入力された本人照合データの種類との組み合わせ条件によるセキュリティレベルのランクに応じた取引制限が記憶されている前記取引制限情報に基づいて、前記可能な取引を設定し、前記取引設定部により設定した取引を実行することを特徴とする。
【0010】
〔2〕上記〔1〕記載の自動取引装置において、前記取引制限情報により制限される取引の内容は、取引種別及び/又は取引限度額であることを特徴とする。
【0011】
〔3〕上記〔2〕記載の自動取引装置において、前記取引設定部は、前記可能な取引を設定すると、前記取引制限情報により制限される取引の内容のうち少なくとも取引種別を表示部に表示することを特徴とする。
【0012】
〔4〕上記〔2〕記載の自動取引装置において、前記取引設定部は、前記可能な取引を設定すると、前記取引制限情報により制限される取引の内容のうち前記取引種別ならびに取引限度額を表示部に表示することを特徴とする。
【0013】
〔5〕上記〔1〕から〔4〕の何れか1項記載の自動取引装置において、前記取引設定部は、前記カードの種類及び前記本人照合データに基づいて、カードの種類及び本人照合データに応じて分類分けされている取引種別及び/又は取引限度額の設定を行うことを特徴とする。
【0014】
〔6〕上記〔1〕から〔4〕の何れか1項記載の自動取引装置において、前記取引設定部は、前記カードの種類及び前記本人照合データからランクを決定し、このランクに対応する取引種別及び/又は取引限度額を前記取引制限情報に基づいて設定することを特徴とする。
【0015】
〔7〕自動取引システムにおいて、顧客が挿入可能な磁気カード、非接触型ICカード又は接触型ICカードからなる異なるカードの種類を識別するカード読取部と、暗証番号及びバイオメトリクス情報からなる異なった種類の本人照合データを入力可能な本人照合データ入力部と、前記カードの種類と前記本人照合データにより取引を制限するための情報である取引制限情報を記憶する記憶部と、前記顧客が挿入したカードの種類および前記本人照合データ入力部により入力された本人照合データの種類に応じて可能な取引を設定する取引設定部と、この取引設定部に接続されるとともに、銀行のホストセンターとの送受信を行う送受信部とを有し、前記取引設定部は、前記カード読取部により識別されたカードの種類及び前記本人照合データ入力部により入力された本人照合データの種類との組み合わせ条件によるセキュリティレベルのランクに応じた取引制限が記憶されている前記取引制限情報に基づいて、前記可能な取引を設定し、前記取引設定部により設定した取引を実行することを特徴とする。
【0016】
〔8〕上記〔7〕記載の自動取引システムにおいて、前記取引制限情報により制限される取引の内容は、取引種別及び/又は取引限度額であることを特徴とする。
【0017】
〔9〕上記〔8〕記載の自動取引システムにおいて、前記取引設定部は、前記可能な取引を設定すると、前記取引制限情報により制限される取引の内容のうち少なくとも取引種別を表示部に表示することを特徴とする。
【0018】
〔10〕上記〔8〕記載の自動取引システムにおいて、前記取引設定部は、前記可能な取引を設定すると、前記取引制限情報により制限される取引の内容のうち前記取引種別ならびに取引限度額を表示部に表示することを特徴とする。
【0019】
〔11〕上記〔7〕から〔10〕の何れか1項記載の自動取引システムにおいて、前記取引設定部は、前記カードの種類及び前記本人照合データに基づいて、カードの種類及び本人照合データに応じて分類分けされている取引種別及び/又は取引限度額の設定を行うことを特徴とする。
【0020】
〔12〕上記〔7〕から〔10〕の何れか1項記載の自動取引システムにおいて、前記取引設定部は、前記カードの種類及び前記本人照合データからランクを決定し、このランクに対応する取引種別及び/又は取引限度額を前記取引制限情報に基づいて設定することを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
【0022】
図1は本発明の実施例を示す自動取引装置の取引制御システムの構成図である。
【0023】
この図において、11はATM本体、12はカード読取部、13は虹彩認識などのバイオメトリクス読取識別部、14は液晶タッチパネル画面などの案内表示部ならびに入力部、15は記憶部、16は制御部、17は設定テーブル、18は送受信部、19は銀行のホストセンターである。この送受信部18から銀行のホストセンター19へ通信される。
【0024】
以下、図1を参照しながら動作を説明する。
【0025】
(i)まず、利用者はATM本体11の入力部14で希望する取引を選択する。すなわち、
(ii)画面(案内表示部14)の案内にしたがってカード読取部12にカードを挿入する。
【0026】
(iii )ATM本体11のカード読取部12は挿入されたカードの種類を識別し、記憶部15はカードの種類を記憶する。
【0027】
(iv)同時に暗証番号入力あるいは虹彩照合などの入力、あるいはその両方の本人認証入力を促す案内を案内表示部14に表示し、バイオメトリクス読取識別部13で本人の確認を行う。
【0028】
(v)ATM本体11の制御部16はカードの種類と、入力された本人照合データから、ランク付けを行い記憶部15にランクを記憶する(暗証番号の場合は直ちにあるいは取引許可要求電文送信時に、虹彩の場合は直ちに本人確認を行う)。
【0029】
(vi)ATM本体11は案内表示部14にランクに応じた取引種別ならびに取引限度額を表示し、通常の処理に準じた処理を行う。扱えない取引を選択していた場合は、取引不可を利用者に通知してカードを返却する。
【0030】
(vii )カードの種類、ランクのデータを記憶部15からクリアして取引を終了する。
【0031】
ここで、表1はセキュリティレベルのランク付けの例、表2は取引制限設定の例である。
【0032】
【表1】
Figure 0004221909
【0033】
【表2】
Figure 0004221909
まず、表1に示されるように、本発明では、セキュリティレベルの度合いに応じて「1」〜「7」のランク付けを行う。数字が大きくなるほどセキュリティレベルも上がる。
【0034】
(1)MS(磁気カード)の場合で暗証番号のみの場合はセキュリティレベルは「1」、バイオメトリクス併用の場合はセキュリティレベルは「2」である。
【0035】
(2)非接触型カードの場合でマイクロ波、近傍型の場合は、セキュリティレベルは無し、近接型の場合で暗証番号のみの場合はセキュリティレベルは「2」、バイオメトリクスのみの場合はセキュリティレベルは「1」、バイオメトリクス併用の場合はセキュリティレベルは「3」、密着型で暗証番号のみの場合はセキュリティレベルは「5」、バイオメトリクスのみの場合はセキュリティレベルは「4」、バイオメトリクス併用の場合はセキュリティレベルは「6」である。
【0036】
(3)接触型ICカードの場合で暗証番号のみの場合はセキュリティレベルは「6」、バイオメトリクスのみの場合はセキュリティレベルは「5」、バイオメトリクス併用の場合はセキュリティレベルは「7」である。
【0037】
そのセキュリティレベルのランクに対応する取引制限設定の例は表2に示されている。
【0038】
(1)ランク「1」は、取引毎の制限金額はキャッシングで20,000円、送金で100,000円、取引内容としては、暗証番号の変更は不可、照会は普通預金のみで、送金回数は1日に1件である。
【0039】
(2)ランク「2」は、取引毎の制限金額はキャッシングで50,000円、送金で200,000円、取引内容としては、暗証番号の変更は不可、照会は普通預金のみで、送金回数は1日に1件である。
【0040】
(3)ランク「3」は、取引毎の制限金額はキャッシングで100,000円、送金で200,000円、取引内容としては、暗証番号の変更は不可、照会は普通預金のみで、送金回数は1日に1件である。
【0041】
(4)ランク「4」は、取引毎の制限金額はキャッシングで300,000円、送金で500,000円、取引内容としては、暗証番号の変更は不可、照会は普通預金のみで、送金回数は1日に5件である。
【0042】
(5)ランク「5」は、取引毎の制限金額はキャッシングで750,000円、送金で1,000,000円、取引内容としては、暗証番号の変更は可、照会は総合預金までで、送金回数は無制限である。
【0043】
(6)ランク「6」は、取引毎の制限金額はキャッシングで1,000,000円、送金で2,000,000円、取引内容としては、暗証番号の変更は可、照会はローンまでで、送金回数も無制限である。
【0044】
(7)ランク「7」は、取引毎の制限金額はキャッシングで1,000,000円、送金で2,000,000円、取引内容としては、暗証番号の変更は可、照会は無制限で、送金回数も無制限である。
【0045】
このように、セキュリティレベルのランクが上がるほど、取引制限が緩くなるようにしている。
【0046】
次に、ATM取引における処理の手順を、図2を参照しながら説明する。
【0047】
図2は本発明の実施例を示すATM取引のフローチャート(その1)、図3はそのATM取引のフローチャート(その2)である。
【0048】
ATMは、次のいずれかに該当した場合、ランクに応じた取引種別ならびに金額の制限設定テーブルを更新する。
【0049】
ここでは、取引の内容を利用者が選択後、カードを自動取引装置に挿入する手順での操作を説明する。
【0050】
(1)まず、開局指示電文を受信したか否かをチェックする(ステップS1)。
【0051】
(2)ステップS1において、NOの場合には、ランク別制限指示設定電文を受信したか否かをチェックする(ステップS2)。
【0052】
(3)ステップS2において、NOの場合には、内部モニタから設定指示が行われたか否かをチェックする(ステップS3)。NOの場合はステップS5に進む。
【0053】
なお、ステップS1、ステップS2又はステップS3においてYESの場合には、ステップS4に進む。
【0054】
(4)次に、ランク別制限設定処理を行う(ステップS4)。
【0055】
(5)案内表示部14で初期画面の表示を行う(ステップS5)。
【0056】
(6)次に、利用者は取引選択(ここでは、例として「引き出し」選択)を行う(ステップS6)。
【0057】
(7)次に、案内表示部14でカード挿入画面表示を行う(ステップS7)。
【0058】
(8)次に、利用者はカードの挿入を行う(ステップS8)。
【0059】
(9)次に、カード読取部12でカードの種類の判別を行う(ステップS9)。
【0060】
(10)次に、記憶部15にカードの種類を記憶する(ステップS10)。
【0061】
(11)次に、制御部16はバイオメトリクス読取識別部13に虹彩の入力の指示を行う(ステップS11)。
【0062】
(12)次に、制御部16はバイオメトリクス読取部13で虹彩の入力を行う(ステップS12)。
【0063】
(13)次に、制御部16で本人確認処理を行う(ステップS13)。
【0064】
(14)次に、制御部16でランクつけ処理を行う(ステップS14)。
【0065】
(15)次に、記憶部15にランクを記憶する(ステップS15)。
【0066】
(16)次に、制御部16で当該取引は制限があるか否かをチェックする(ステップS16)。
【0067】
(17)ステップS16においてYESの場合には、利用者にカードを返却して当該取引を中止し、ステップS23へ進む(ステップS17)。
【0068】
(18)ステップS16においてNOの場合には、引き出し金額の入力指示を行う(ステップS18)。
【0069】
(19)次に、利用者は金額の入力を行う(ステップS19)。
【0070】
(20)次に、金額は制限以内か否かをチェックする(ステップS20)。
【0071】
(21)ステップS20において、YESの場合には、ステップS22へ進み、NOの場合には、引き出し金額の再入力の指示を行い、ステップS19へ戻る。(ステップS21)。
【0072】
(22)次に、通常の処理に準じる(ステップS22)。
【0073】
(23)次に、記憶部15からカードの種類、ランクをクリアする(ステップS23)。
【0074】
以上のように、実施例によれば、セキュリティレベルの度合いによって、取引制限を行うことができる。
【0075】
なお、実施例では、取引選択後にカードを挿入するようにしたが、取引選択前にカードを先行して挿入する手順でも、以下のように同様に扱うことができる。
【0076】
(1)まず、利用者はATM本体11のカード読取部12にカードを挿入する。
【0077】
(2)画面(案内表示部14)の案内にしたがって希望する取引を選択する。
【0078】
(3)ATM本体11は挿入されたカードを識別し、同時に暗証番号入力あるいは指紋照合などの入力、あるいはその両方の本人認証入力を促す案内を表示し、本人確認を行う。
【0079】
(4)ATM本体11はカードの種類と入力された本人照合データから、ランク付けを行う。
【0080】
(5)ランクに応じた取引種別ならびに取引限度額を表示する。扱えない取引を選択していた場合は、取引不可を通知してカードを返却する。
【0081】
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の変形が可能であり、これらを本発明の範囲から排除するものではない。
【0082】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、本発明によれば、本人であることを確認できる確率の高さ、セキュリティの高さに応じた取引限度額の設定を行うことができ、安全な取り引きを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例を示す自動取引装置の取引制御システムの構成図である。
【図2】 本発明の実施例を示すATM取引のフローチャート(その1)である。
【図3】 本発明の実施例を示すATM取引のフローチャート(その2)である。
【符号の説明】
11 ATM本体
12 カード読取部
13 虹彩認識などのバイオメトリクス読取識別部
14 液晶タッチパネル画面などの案内表示部ならびに入力部
15 記憶部
16 制御部
17 設定テーブル
18 送受信部
19 銀行のホストセンター

Claims (12)

  1. 顧客が挿入可能な磁気カード、非接触型ICカード又は接触型ICカードからなる異なるカードの種類を識別するカード読取部と、
    暗証番号及びバイオメトリクス情報からなる異なった種類の本人照合データを入力可能な本人照合データ入力部と、
    前記カードの種類と前記本人照合データにより取引を制限するための情報である取引制限情報を記憶する記憶部と、
    前記顧客が挿入したカードの種類および前記本人照合データ入力部により入力された本人照合データの種類に応じて可能な取引を設定する取引設定部とを有し、
    前記取引設定部は、前記カード読取部により識別されたカードの種類及び前記本人照合データ入力部により入力された本人照合データの種類との組み合わせ条件によるセキュリティレベルのランクに応じた取引制限が記憶されている前記取引制限情報に基づいて、前記可能な取引を設定し、前記取引設定部により設定した取引を実行することを特徴とする自動取引装置。
  2. 前記取引制限情報により制限される取引の内容は、取引種別及び/又は取引限度額であることを特徴とする請求項1記載の自動取引装置。
  3. 前記取引設定部は、前記可能な取引を設定すると、前記取引制限情報により制限される取引の内容のうち少なくとも取引種別を表示部に表示することを特徴とする請求項2記載の自動取引装置。
  4. 前記取引設定部は、前記可能な取引を設定すると、前記取引制限情報により制限される取引の内容のうち前記取引種別ならびに取引限度額を表示部に表示することを特徴とする請求項2記載の自動取引装置。
  5. 前記取引設定部は、前記カードの種類及び前記本人照合データに基づいて、カードの種類及び本人照合データに応じて分類分けされている取引種別及び/又は取引限度額の設定を行うことを特徴とする請求項1から4の何れか1項記載の自動取引装置。
  6. 前記取引設定部は、前記カードの種類及び前記本人照合データからランクを決定し、該ランクに対応する取引種別及び/又は取引限度額を前記取引制限情報に基づいて設定することを特徴とする請求項1から4の何れか1項記載の自動取引装置。
  7. 顧客が挿入可能な磁気カード、非接触型ICカード又は接触型ICカードからなる異なるカードの種類を識別するカード読取部と、
    暗証番号及びバイオメトリクス情報からなる異なった種類の本人照合データを入力可能な本人照合データ入力部と、
    前記カードの種類と前記本人照合データにより取引を制限するための情報である取引制限情報を記憶する記憶部と、
    前記顧客が挿入したカードの種類および前記本人照合データ入力部により入力された本人照合データの種類に応じて可能な取引を設定する取引設定部と、
    該取引設定部に接続されるとともに、銀行のホストセンターとの送受信を行う送受信部とを有し、
    前記取引設定部は、前記カード読取部により識別されたカードの種類及び前記本人照合データ入力部により入力された本人照合データの種類との組み合わせ条件によるセキュリティレベルのランクに応じた取引制限が記憶されている前記取引制限情報に基づいて、前記可能な取引を設定し、前記取引設定部により設定した取引を実行することを特徴とする自動取引システム。
  8. 前記取引制限情報により制限される取引の内容は、取引種別及び/又は取引限度額であることを特徴とする請求項7記載の自動取引システム。
  9. 前記取引設定部は、前記可能な取引を設定すると、前記取引制限情報により制限される取引の内容のうち少なくとも取引種別を表示部に表示することを特徴とする請求項8記載の自動取引システム。
  10. 前記取引設定部は、前記可能な取引を設定すると、前記取引制限情報により制限される取引の内容のうち前記取引種別ならびに取引限度額を表示部に表示することを特徴とする請求項8記載の自動取引システム。
  11. 前記取引設定部は、前記カードの種類及び前記本人照合データに基づいて、カードの種類及び本人照合データに応じて分類分けされている取引種別及び/又は取引限度額の設定を行うことを特徴とする請求項7から10の何れか1項記載の自動取引システム。
  12. 前記取引設定部は、前記カードの種類及び前記本人照合データからランクを決定し、該ランクに対応する取引種別及び/又は取引限度額を前記取引制限情報に基づいて設定することを特徴とする請求項7から10の何れか1項記載の自動取引システム。
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