JP2006092477A - 口座管理装置および口座管理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】生体認証対応端末によるセキュリティの強化を生かすとともに、生体認証未対応端末でのサービスの提供も可能とすること。
【解決手段】端末機種ごとに生体認証装置を備えた端末であるか否かを端末機種テーブル120に記憶し、勘定処理部140が、端末200または400から出金要求を受けた場合に、端末が生体認証対応端末であるか否かを端末機種テーブル120を用いて判定し、生体認証対応端末でない場合には、預入金額ではなく、未対応端末限度額−累積出金額を出金可能限度額とする。
【選択図】 図1

Description

この発明は、端末からの出金要求に応答して預金口座からの出金を行う口座管理装置および口座管理方法に関し、特に、生体認証対応端末と生体認証未対応端末が混在する場合に、生体認証対応端末によるセキュリティの強化を生かすとともに、生体認証未対応端末でのサービスの提供も可能とする口座管理装置および口座管理方法に関するものである。
従来の金融機関のシステムでは、個人の認証(本人確認)に顧客の入力する暗証番号を利用してきた。暗証番号はほぼ全ての金融機関で採用されており、カードを発行した金融機関以外でも、同様のセキュリティレベルを保った上でのサービス(出金等)の提供が可能であった。
しかし、現在は犯罪技術が高度化し、暗証番号だけの本人確認では不正な出金等の防止ができない状況になりつつある。そこで、本人確認機能の強化の手段として、指紋や静脈、虹彩等の生体情報を使用したいというニーズが高まってきている。このようなニーズに対して、一部の金融機関では、静脈を用いる本人確認技術が採用されつつある(例えば、非特許文献1参照。)。
「"世界初"「手のひら静脈」認証で不正引出防止」、[平成16年9月10日検索]、インターネット<URL:http://www.surugabank.co.jp/surugabank/topics/040113.html>
しかしながら、全ての金融機関で同時に同じ方式による生体情報の認証システムを適用することは不可能であり、特定の金融機関でのみ生体認証システムを導入した場合、金融機関により本人確認セキュリティのレベルに相違が発生してしまう。
すなわち、ある金融機関が生体認証を採用し、セキュリティレベルを上げたとしても、顧客の利便性を考慮すると他の金融機関でもサービスの提供を行う必要があり、その場合、セキュリティレベルの低い生体認証未対応端末(ATM、CD)も利用することになる。
したがって、生体認証未対応端末でも生体認証対応端末と同じ取引を許容することとすると、生体認証未対応端末が一種のセキュリティホールとなり、生体認証によるセキュリティ強化を生かす事ができないという問題がある。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するためになされたものであり、生体認証対応端末と生体認証未対応端末が混在する場合に、生体認証対応端末によるセキュリティの強化を生かすとともに、生体認証未対応端末でのサービスの提供も可能とする口座管理装置および口座管理方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1の発明に係る口座管理装置は、端末からの出金要求に応答して預金口座からの出金を行う口座管理装置であって、預金口座からの出金を要求した端末が生体認証対応端末であるか否かを判定する端末機種判定手段と、前記端末機種判定手段により端末が生体認証対応端末でないと判断された場合に、出金額を生体認証対応端末からの出金額の限度である出金限度額より少ない未対応端末限度額に制限する出金手段と、を備えたことを特徴とする。
この請求項1の発明によれば、預金口座からの出金を要求した端末が生体認証対応端末であるか否かを判定し、生体認証対応端末でないと判断した場合に、出金額を生体認証対応端末からの出金額の限度である出金限度額より少ない未対応端末限度額に制限するよう構成したので、端末のセキュリティレベルに応じて出金を制限することができる。
また、請求項2の発明に係る口座管理装置は、請求項1の発明において、前記出金手段は、生体認証対応端末でない端末からの出金額を累積した累積出金額が前記未対応端末限度額を超えない範囲に出金額を制限し、生体認証対応端末から出金が行われた場合に該累積出金額を初期値に戻すことを特徴とする。
この請求項2の発明によれば、生体認証対応端末でない端末からの出金額を累積した累積出金額が未対応端末限度額を超えない範囲に出金額を制限し、生体認証対応端末から出金が行われた場合に累積出金額を初期値に戻すよう構成したので、生体認証対応端末でない端末からの累積出金額に基づいて出金を制限することができる。
また、請求項3の発明に係る口座管理装置は、請求項2の発明において、前記出金手段は、前記端末機種判定手段により端末が生体認証対応端末であると判断された場合に、生体認証による本人との照合率である一致率が認証を承認する認証用閾値以上であるときは、前記出金限度額までの出金を許可し、該一致率が認証用閾値より小さいときは、制限付きで出金を許可する限定出金閾値以下であれば出金を拒否し、限定出金閾値より大きければ前記未対応端末限度額より少ない額に出金を制限することを特徴とする。
この請求項3の発明によれば、端末が生体認証対応端末であると判断した場合に、生体認証による本人との照合率である一致率が認証を承認する認証用閾値以上であるときは、出金限度額までの出金を許可し、一致率が認証用閾値より小さいときは、制限付きで出金を許可する限定出金閾値以下であれば出金を拒否し、限定出金閾値より大きければ未対応端末限度額より少ない額に出金を制限するよう構成したので、利用者は、正しい生体認証が行えない場合にも、限定された金額の範囲内で出金することができる。
また、請求項4の発明に係る口座管理装置は、請求項2の発明において、前記出金手段は、前記端末機種判定手段により端末が生体認証対応端末であると判断された場合に、生体認証が実施されなかったときは、前記未対応端末限度額より少ない額に出金を制限することを特徴とする。
この請求項4の発明によれば、端末が生体認証対応端末であると判断した場合に、生体認証が実施されなかったときは、未対応端末限度額より少ない額に出金を制限するよう構成したので、利用者は、生体認証が行えない場合にも、限定された金額の範囲内で出金することができる。
また、請求項5の発明に係る口座管理方法は、端末からの出金要求に応答して預金口座からの出金を行う口座管理方法であって、預金口座からの出金を要求した端末が生体認証対応端末であるか否かを判定する端末機種判定工程と、前記端末機種判定工程により端末が生体認証対応端末でないと判断された場合に、出金額を生体認証対応端末からの出金額の限度である出金限度額より少ない未対応端末限度額に制限する出金工程と、を含んだことを特徴とする。
この請求項5の発明によれば、預金口座からの出金を要求した端末が生体認証対応端末であるか否かを判定し、生体認証対応端末でないと判断した場合に、出金額を生体認証対応端末からの出金額の限度である出金限度額より少ない未対応端末限度額に制限するよう構成したので、端末のセキュリティレベルに応じて出金を制限することができる。
請求項1および5の発明によれば、端末のセキュリティレベルに応じて出金を制限するので、生体認証対応端末によるセキュリティの強化を生かすとともに、生体認証未対応端末でもサービスを提供することができるという効果を奏する。
また、請求項2の発明によれば、生体認証対応端末でない端末からの累積出金額に基づいて出金を制限するので、生体認証対応端末でない端末からの出金を適切に制限することができるという効果を奏する。
また、請求項3の発明によれば、利用者は、正しい生体認証が行えない場合にも、限定された金額の範囲内で出金することができるので、健康状態の異常などに起因して正しく生体認証が行えない場合にも、全く出金ができなくなることを防ぐことができるという効果を奏する。
また、請求項4の発明によれば、利用者は、生体認証が行えない場合にも、限定された金額の範囲内で出金することができるので、怪我などで正しく生体認証が行えない場合にも、全く出金ができなくなることを防ぐことができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る口座管理装置および口座管理方法の好適な実施例を詳細に説明する。
まず、本実施例に係る口座管理システムのシステム構成について説明する。図1は、本実施例に係る口座管理システムのシステム構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、この口座管理システムは、A銀行センターに設置される口座管理装置100が、専用線10を介してA銀行営業店の端末200に接続され、専用線20を介してB銀行営業店の端末400に接続されて構成される。ここで、端末200および端末400は、ATM等の現金自動預払機である。
また、ここでは説明の便宜上、2台の端末200および400のみを示したが、各営業店には複数の端末が設置され、口座管理装置100には他の専用線を介して他の営業店や他の銀行の営業店の端末なども接続される。
A銀行は、生体認証対応済であり、A銀行営業店の端末200は、生体認証装置300を備える。したがって、A銀行の顧客が端末200を利用する場合には、生体認証装置300により個人認証が行われる。
一方、B銀行は、生体認証未対応であり、B銀行営業店の端末400は、生体認証機能を備えていない。したがって、A銀行の顧客が端末400を利用する場合には、生体認証による個人認証は行われない。
口座管理装置100は、A銀行の顧客の預金口座の管理を行なう装置であり、勘定系DB110と、端末機種テーブル120と、設定ファイル130と、勘定処理部140とを有する。
勘定系DB110は、顧客の預金口座に関する情報を記憶したデータベースである。図2は、勘定系DB110が記憶する預金関連情報の例を示す図である。同図に示すように、この預金関連情報には、顧客番号と、口座番号と、暗証番号と、預入金額と、未対応端末限度額と、累積出金額と、出金許容率とが含まれる。
顧客番号は、顧客に一意の番号であり、口座番号は、預金口座の番号である。なお、同一の顧客は、複数の口座番号を保持することができる。暗証番号は、顧客が登録した番号であり、端末200および400からの出金などの際に、顧客認証のために使用される。
預入金額は、顧客が現在預けている預金金額であり、未対応端末限度額は、端末400のような生体認証未対応端末で出金できる限度額である。顧客は、端末200のような生体認証対応端末からは、預入金額を限度として出金が行えるが、端末400のような生体認証未対応端末からは未対応端末限度額以内の出金しか行えない。この未対応端末限度額を預入金額より少なくすることによって、出金を要求する端末のセキュリティレベルに応じて預金の引き出しを制限することができる。
累積出金額は、生体認証未対応端末で出金した累積額であり、生体認証未対応端末からの出金要求額にこの累積出金額を加えた額が未対応端末限度額を超える場合には、口座管理装置100は出金を拒否する。なお、この累積出金額は、生体認証対応端末から出金が行われた場合に「0」に初期化される。
出金許容率は、生体認証対応端末からの出金要求で生体認証が否認された場合でも、照合が一致した度合を示す一致率が所定の閾値、例えば50%を超えた場合に出金を可能とする限度額の生体認証未対応端末からの出金可能金額に対する割合である。また、生体認証対応端末からの出金要求で生体認証が実施されなかった場合にも、生体認証未対応端末からの出金可能金額にこの出金許容率を掛けた金額が出金の限度額となる。
例えば、図2において、顧客番号が「aaaaaa」であり、口座番号が「1111111」であり、暗証番号が「1234」であり、預入金額(A)が「100,000,000」であり、未対応端末限度額(B)が「1,500,000」であり、累積出金額(C)が「1,000,000」であり、出金許容率(D)が「20%」である顧客は、生体認証未対応端末からの出金可能金額は、B−C=1,500,000−1,000,000=500,000であり、生体認証対応端末からの出金要求で生体認証が否認され、一致率が所定の値を超えた場合の出金可能金額は、(B−C)×D/100=500,000×0.2=100,000である。
このように、生体認証が否認された場合でも一致率が所定の値を超えた場合や生体認証が実施されなかった場合に、一定の限度額の範囲での出金を認める理由は、顧客が怪我などにより正しく生体認証が行えないような場合にも、ある程度の出金を行えるようにするためである。
端末機種テーブル120は、生体認証装置が備えられているか否かを端末機種ごとに記憶したテーブルである。図3は、端末機種テーブル120の一例を示す図である。同図に示すように、この端末機種テーブル120は、端末機種と生体認証装置有無とを対応させて記憶している。例えば、端末機種「AAA」は生体認証未対応端末であり、端末機種「BBB」は生体認証対応端末である。
設定ファイル130は、生体認証対応端末からの出金要求で生体認証が否認された場合でも、生体認証未対応端末からの出金可能金額に出金許容率を掛けた出金を可能とする一致率の出金閾値を記憶したファイルである。すなわち、生体認証が否認された場合でも、一致率がこの出金閾値を越えている場合には、一定の限度額の範囲で出金が可能となる。
図4は、設定ファイル130の一例を示す図である。同図に示すように、この設定ファイル130は、出金閾値として「50%」を記憶している。すなわち、一致率が50%を超えている場合には、生体認証が否認された場合でも、一定の限度額の範囲で出金が可能となる。
なお、ここでは、一致率が70%を超えると生体認証が承認される。したがって、50%<一致率≦70%では、一定の限度額の範囲で出金が可能であり、一致率≦50%では、出金は全くできない。
勘定処理部140は、端末200および400からの入出金要求などのトランザクションを勘定系DB110を用いて処理する処理部である。この勘定処理部140は、端末200および400から出金要求があった場合に、端末に生体認証装置が備えられているか否かを端末機種テーブル120を用いて判定し、生体認証装置が備えられていない場合には、出金可能金額を、未対応端末限度額(B)−累積出金額(C)に制限する。
図5は、端末200または400から口座管理装置100に送信する出金要求データの例を示す図である。同図に示すように、この出金要求データには、金融機関番号と、店番と、端末番号と、端末機種と、口座番号と、暗証番号と、出金依頼額と、生体認証実施結果と、一致率とが含まれる。
金融機関番号は、出金要求を行った端末が属する金融機関を識別するための番号であり、店番は、金融機関ごとに管理する店舗番号である。端末番号は、金融機関が店舗ごとに管理する端末の番号であり、端末機種は、出金要求を行った端末の機種情報である。勘定処理部140は、この端末機種の情報と端末機種テーブル120を用いて端末が生体認証対応端末であるか否かを判定する。
口座番号は、出金される口座の番号であり、暗証番号は、顧客が端末から入力した認証用の番号であり、出金依頼額は、顧客が端末から入力した出金金額である。
生体認証実施結果は、生体認証装置による生体認証結果を示す情報であり、「Null」は端末が生体認証未対応端末であることを示し、「OK」は生体認証が承認されたこと示し、「NG」は生体認証が否認されたことを示し、「未実施」は生体認証対応端末で生体認証が実施されなかったことを示す。
一致率は、生体認証装置による生体認証の照合率を示す情報である。勘定処理部140は、生体認証実施結果および一致率を用いて、生体認証が実施されたか否か、生体認証が承認されたか否か、照合率はどのくらいであるかを判定し、判定した結果に基づいて出金可能金額を算出する。
すなわち、勘定処理部140は、生体認証対応端末からの出金要求で生体認証が否認された場合でも設定ファイル130に記憶された出金閾値を参照して一致率が出金閾値を超えた場合や、生体認証が実施されなかった場合には、生体認証未対応端末からの出金可能金額に対して出金許容率を掛けた額の出金を可能とする。
端末200は、生体認証装置300を備えた生体認証対応端末であり、入出金要求部210と、生体認証部220と、入出力制御部230とを有する。
入出金要求部210は、顧客からの入出金などの処理要求や生体認証結果に基づいて処理要求データを作成し、口座管理装置100に送信する処理部である。また、この入出金要求部210は、処理要求に対する処理結果を口座管理装置100から受信し、入出力制御部230に処理結果の表示や出金の指示などを行う。
生体認証部220は、生体認証装置300を用いて生体認証を行う処理部であり、生体認証装置300から認証結果を受け取って入出金要求部210へ渡す。
入出力制御部230は、顧客から暗証番号や入出金要求などを受け付け、入出金要求部210に渡すとともに、入出金要求部210からの指示に基づいて口座管理装置100による処理結果の表示や出金を行う処理部である。
生体認証装置300は、手の静脈などの生体情報を用いて個人認証を行う装置であり、生体認証制御部310と、照合エンジン320と、ICカードリーダ330と、センサー制御部340とを有する。
生体認証制御部310は、生体認証装置300全体を制御して生体認証を行う処理部であり、認証が成功したか否かおよび一致率を生体認証の結果として端末200に送信する。
照合エンジン320は、ICカードリーダ330がICカードから読み出した生体情報とセンサー制御部340が顧客から検出した生体情報とを生体認証制御部310から受け取って照合する処理部であり、照合結果を一致率として生体認証制御部310に渡す。
ICカードリーダ330は、顧客のICカードから口座番号および生体認証情報を読み出す処理部であり、読み出した情報を生体認証制御部310に渡す。センサー制御部340は、センサーを用いて顧客の生体情報を検出する処理部であり、検出した生体情報を生体認証制御部310に渡す。
端末400は、生体認証装置を備えない生体認証未対応端末であり、入出金要求部410と、入出力制御部430とを有する。
入出金要求部410は、顧客からの入出金などの処理要求に基づいて、図5に示した出金要求データなどの処理要求データを作成し、口座管理装置100に送信する処理部である。また、この入出金要求部410は、処理要求に対する処理結果を口座管理装置100から受信し、入出力制御部430に処理結果の表示や出金の指示などを行う。
入出力制御部430は、顧客から暗証番号や入出金要求などを受け付け、入出金要求部410に渡すとともに、入出金要求部410からの指示に基づいて口座管理装置100による処理結果の表示や出金を行う処理部である。
次に、勘定処理部140による出金処理の処理手順について説明する。図6は、勘定処理部140による出金処理の処理手順を示すフローチャートである。同図に示すように、勘定処理部140は、端末200または400から図5に示した出金要求データを受信すると(ステップS101)、出金要求データに含まれる暗証番号が正しいか否かを勘定系DB110を用いて判定する(ステップS102)。
その結果、暗証番号が正しくない場合には、端末に「暗証番号相違」を通知し(ステップS123)、処理を終了する。一方、暗証番号が正しい場合には、出金要求端末が生体認証対応端末であるか否かを出金要求データに含まれる端末機種と端末機種テーブル120を用いて判定し(ステップS103)、出金要求端末が生体認証対応端末である場合には、生体認証が実施されたか否かを出金要求データに含まれる生体認証実施結果を用いて判定する(ステップS104)。
その結果、生体認証が実施された場合には、生体認証結果がOKか否かを判定し(ステップS105)、生体認証結果がOKの場合には、出金要求データに含まれる出金依頼額が勘定系DB110の預入金額(A)以内であるか否かを判定する(ステップS106)。
その結果、出金依頼額が預入金額(A)以内である場合には、預入金額(A)から出金依頼額を引き去り(ステップS107)、勘定系DB110の累積出金額(C)を「0」にリセットする(ステップS108)。そして、端末へ出金金額を通知し、出金を指示する(ステップS109)。一方、出金依頼額が預入金額(A)以内でない場合には、端末へ預入金額が不足していることを通知する(ステップS110)。
また、生体認証結果がOKでない場合には(ステップS105、否定)、出金要求データに含まれる一致率は設定ファイル130に記憶された出金閾値を越えているか否かを判定し(ステップS111)、出金閾値を越えていない場合には、端末へ出金不可を通知する(ステップS112)。
一方、出金閾値を越えている場合には、出金依頼額が未対応端末限度額(B)−累積出金額(C)に出金許容率(D)を掛けた金額以内であるか否かを判定し(ステップS113)、出金依頼額が未対応端末限度額(B)−累積出金額(C)に出金許容率を掛けた金額以内でない場合には、出金可能金額(E)=(未対応端末限度額(B)−累積出金額(C))×出金許容率(D)を算出し(ステップS114)、端末へ出金可能金額(E)と金額超過を通知する(ステップS115)。
一方、出金依頼額が未対応端末限度額(B)−累積出金額(C)に出金許容率を掛けた金額以内の場合には、預入金額(A)から出金依頼額を引き去り(ステップS116)、累積出金額(C)に出金依頼額を加え(ステップS117)、生体認証未対応端末からの今後の出金可能金額(E)=未対応端末限度額(B)−累積出金額(C)を算出し(ステップS118)、端末へ出金可能金額(E)と出金金額を通知する(ステップS119)。図7−1は、出金可能金額(E)と出金金額の通知を受けた端末による画面表示例を示す図である。
これに対して、生体認証が実施されなかった場合には(ステップS104、否定)、ステップS113へ進み、生体認証結果がOKでなく一致率が出金閾値を越えている場合と同様の処理を行う。
また、出金要求端末が生体認証対応端末でない場合には(ステップS103、否定)、出金依頼額が未対応端末限度額(B)−累積出金額(C)以内であるか否かを判定し(ステップS120)、出金依頼額が未対応端末限度額(B)−累積出金額(C)以内である場合には、ステップS116に進んで出金処理を行い、出金依頼額が未対応端末限度額(B)−累積出金額(C)以内でない場合には、出金可能金額(E)=未対応端末限度額(B)−累積出金額(C)を算出し(ステップS121)、端末へ出金可能金額(E)と金額超過を通知する(ステップS122)。図7−2は、出金可能金額(E)と金額超過の通知を受けた端末による画面表示例を示す図である。
上述してきたように、本実施例では、端末機種ごとに生体認証装置を備えた端末であるか否かを端末機種テーブル120に記憶し、勘定処理部140が、端末200または400から出金要求を受けた場合に、端末が生体認証対応端末であるか否かを端末機種テーブル120を用いて判定し、生体認証対応端末でない場合には、預入金額ではなく、未対応端末限度額−累積出金額を出金可能限度額とすることとしたので、利用者は、セキュリティの低い生体認証未対応端末からも出金可能限度額までは出金することができる。
また、本実施例では、勘定処理部140が、生体認証対応端末から出金要求を受けた場合に、生体認証が実施されたか否かを判定し、生体認証が実施されなかった場合にも、未対応端末限度額−累積出金額に出金許容率を掛けた金額を出金可能限度額とすることとしたので、利用者が怪我などで生体認証が行えない場合にも出金可能限度額までは出金することができる。
また、本実施例では、勘定処理部140が、生体認証対応端末から出金要求を受けた場合に、生体認証結果が否認であった時にも、未対応端末限度額−累積出金額に出金許容率を掛けた金額を出金可能限度額とすることとしたので、利用者の健康状態の異常などに起因して生体認証が正しく行えない場合にも出金可能限度額までは出金することができる。
(付記1)端末からの出金要求に応答して預金口座からの出金を行う口座管理装置であって、
預金口座からの出金を要求した端末が生体認証対応端末であるか否かを判定する端末機種判定手段と、
前記端末機種判定手段により端末が生体認証対応端末でないと判断された場合に、出金額を生体認証対応端末からの出金額の限度である出金限度額より少ない未対応端末限度額に制限する出金手段と、
を備えたことを特徴とする口座管理装置。
(付記2)前記出金手段は、生体認証対応端末でない端末からの出金額を累積した累積出金額が前記未対応端末限度額を超えない範囲に出金額を制限し、生体認証対応端末から出金が行われた場合に該累積出金額を初期値に戻すことを特徴とする付記1に記載の口座管理装置。
(付記3)前記出金手段は、前記端末機種判定手段により端末が生体認証対応端末であると判断された場合に、生体認証による本人との照合率である一致率が認証を承認する認証用閾値以上であるときは、前記出金限度額までの出金を許可し、該一致率が認証用閾値より小さいときは、制限付きで出金を許可する限定出金閾値以下であれば出金を拒否し、限定出金閾値より大きければ前記未対応端末限度額より少ない額に出金を制限することを特徴とする付記2に記載の口座管理装置。
(付記4)前記出金手段は、前記端末機種判定手段により端末が生体認証対応端末であると判断された場合に、生体認証が実施されなかったときは、前記未対応端末限度額より少ない額に出金を制限することを特徴とする付記2に記載の口座管理装置。
(付記5)前記出金手段は、前記未対応端末限度額から累積出金額を引いた額に所定の割合を乗じた額に出金を制限することを特徴とする付記3または4に記載の口座管理装置。
(付記6)端末からの出金要求に応答して預金口座からの出金を行う口座管理方法であって、
預金口座からの出金を要求した端末が生体認証対応端末であるか否かを判定する端末機種判定工程と、
前記端末機種判定工程により端末が生体認証対応端末でないと判断された場合に、出金額を生体認証対応端末からの出金額の限度である出金限度額より少ない未対応端末限度額に制限する出金工程と、
を含んだことを特徴とする口座管理方法。
(付記7)前記出金工程は、生体認証対応端末でない端末からの出金額を累積した累積出金額が前記未対応端末限度額を超えない範囲に出金額を制限し、生体認証対応端末から出金が行われた場合に該累積出金額を初期値に戻すことを特徴とする付記6に記載の口座管理方法。
(付記8)前記出金工程は、前記端末機種判定工程により端末が生体認証対応端末であると判断された場合に、生体認証による本人との照合率である一致率が認証を承認する認証用閾値以上であるときは、前記出金限度額までの出金を許可し、該一致率が認証用閾値より小さいときは、制限付きで出金を許可する限定出金閾値以下であれば出金を拒否し、限定出金閾値より大きければ前記未対応端末限度額より少ない額に出金を制限することを特徴とする付記7に記載の口座管理方法。
(付記9)前記出金工程は、前記端末機種判定工程により端末が生体認証対応端末であると判断された場合に、生体認証が実施されなかったときは、前記未対応端末限度額より少ない額に出金を制限することを特徴とする付記7に記載の口座管理方法。
(付記10)前記出金工程は、前記未対応端末限度額から累積出金額を引いた額に所定の割合を乗じた額に出金を制限することを特徴とする付記8または9に記載の口座管理方法。
以上のように、本発明に係る口座管理装置および口座管理方法は、金融機関が個人認証に生体認証を用いる場合に有用であり、特に、生体認証対応端末と生体認証未対応端末が混在する場合に適している。
本実施例に係る口座管理システムのシステム構成を示す機能ブロック図である。 勘定系DBが記憶する預金関連情報の例を示す図である。 端末機種テーブルの一例を示す図である。 設定ファイルの一例を示す図である。 端末から口座管理装置に送信する出金要求データの例を示す図である。 勘定処理部による出金処理の処理手順を示すフローチャートである。 端末画面例を示す図(1)である。 端末画面例を示す図(2)である。
符号の説明
10 専用線
20 専用線
100 口座管理装置
110 勘定系DB
120 端末機種テーブル
130 設定ファイル
140 勘定処理部
200 端末(生体認証対応端末)
210 入出金要求部
220 生体認証部
230 入出力制御部
300 生体認証装置
310 生体認証制御部
320 照合エンジン
330 ICカードリーダ
340 センサー制御部
400 端末(生体認証未対応端末)
410 入出金要求部
430 入出力制御部

Claims (5)

  1. 端末からの出金要求に応答して預金口座からの出金を行う口座管理装置であって、
    預金口座からの出金を要求した端末が生体認証対応端末であるか否かを判定する端末機種判定手段と、
    前記端末機種判定手段により端末が生体認証対応端末でないと判断された場合に、出金額を生体認証対応端末からの出金額の限度である出金限度額より少ない未対応端末限度額に制限する出金手段と、
    を備えたことを特徴とする口座管理装置。
  2. 前記出金手段は、生体認証対応端末でない端末からの出金額を累積した累積出金額が前記未対応端末限度額を超えない範囲に出金額を制限し、生体認証対応端末から出金が行われた場合に該累積出金額を初期値に戻すことを特徴とする請求項1に記載の口座管理装置。
  3. 前記出金手段は、前記端末機種判定手段により端末が生体認証対応端末であると判断された場合に、生体認証による本人との照合率である一致率が認証を承認する認証用閾値以上であるときは、前記出金限度額までの出金を許可し、該一致率が認証用閾値より小さいときは、制限付きで出金を許可する限定出金閾値以下であれば出金を拒否し、限定出金閾値より大きければ前記未対応端末限度額より少ない額に出金を制限することを特徴とする請求項2に記載の口座管理装置。
  4. 前記出金手段は、前記端末機種判定手段により端末が生体認証対応端末であると判断された場合に、生体認証が実施されなかったときは、前記未対応端末限度額より少ない額に出金を制限することを特徴とする請求項2に記載の口座管理装置。
  5. 端末からの出金要求に応答して預金口座からの出金を行う口座管理方法であって、
    預金口座からの出金を要求した端末が生体認証対応端末であるか否かを判定する端末機種判定工程と、
    前記端末機種判定工程により端末が生体認証対応端末でないと判断された場合に、出金額を生体認証対応端末からの出金額の限度である出金限度額より少ない未対応端末限度額に制限する出金工程と、
    を含んだことを特徴とする口座管理方法。
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