JP4221864B2 - ルータ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、インターネット等の各種ネットワークにおいて用いられるルータに関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、インターネットにおいては、TCP/IP(Transmissin Control Protocol/Internet Protocol)プロトコルに従って通信制御が行われる。ここで、ファイル(データ)の送信時、TCPプロトコルは送信側ファイルをパケットに分割し、各パケットを宛先のどのタイプのアプリケーションに渡すかを示す情報を付加し、また、受信側では、パケットの受信時に、各パケットに欠陥がないかをチェックし、再び組み合わせてファイルにする。図17にTCPヘッダの構成を示す。また、IPプロトコルは、パケット送信時に、送信データの宛先を示すIPアドレスを付加し、また、パケット受信時には、そのIPアドレスを判別することによって自分宛のパケットか否かの判別を行う。図18にIPヘッダの構成を示す。TCP/IPプロトコルにおいては、送信データに上述したTCPヘッダおよびIPヘッダが付加されてパケットが構成され、該パケットがネットワークを伝送される。なお、TCPプロトコルの他にUDPプロトコルも用いられる。図19にこのUDPヘッダの構成を示す。
そして、上述した各ヘッダが付加されたパケットの、ネットワークにおける送信制御にルータが用いられる。このルータは、内部にルーティングテーブルを持ち、他のノードから送信されたパケットのIPアドレスをルーティングテーブルと照合することによって同パケットの次の送信先を検知し、その送信先へ向けてパケットを送り出す。
【0003】
ところで、近年、32ビットのIPアドレスが不足しつつあり、これを補うため、ルータにNAT(Network Address Translation)機能や、IPマスカレード機能を付加することが行われる。NAT機能とは、LAN(Local Area Network)内で使用されるプラーベートIPアドレスをグローバルIPアドレスに変換してそのパケットをインターネットへ送信し、また、インターネットから到達するパケットのグローバルIPアドレスをプライベートIPアドレスに変換してLAN内のコンピュータへ送信する。このNATには、静的NATと動的NATがある。静的NATとは、相互変換するプライベートIPアドレスとグローバルIPアドレスが予め決まっている(設定されている)ものであり、また、動的NATとは、通信開始時に通信を開始したノードのプライベートIPアドレスを変換アドレスとして自動設定するものである。
【0004】
また、IPマスカレードは、IPアドレスの変換だけでなく、その上位プロトコルであるTCP/UDPのポート番号の変換も行い、これにより、1つのグローバルIPアドレスを用いてLAN内の複数のコンピュータを外部と接続可能にしたものである。このIPマスカレードにも静的IPマスカレードと動的IPマスカレード(通常、これを単にIPマスカレードという)がある。静的IPマスカレードは、変換すべきプライベートIPアドレス、グローバルIPアドレス、プライベートおよびグローバルIPアドレスそれぞれのポート番号が予め決まっているものであり、一方、動的IPマスカレードとは、通信開始時にプライベートIPアドレス、ポート番号が自動設定されるものである。
【0005】
図16はこの種のルータ100の構成を示すブロック図である。この図に示すルータ100は、ルーティング装置101と、このルーティング装置101とISDN回線との間のデータ伝送の物理的制御を行うBRI(ISDN基本ユーザインターフェイス)コントローラ102と、ルーティング装置101とLANとの間のデータ伝送の物理的制御を行うイーサネットコントローラ103とから構成されている。
ルーティング装置101は、CPU(中央処理装置)、CPUのプログラムが記憶されたROM(リードオンリメモリ)、データ一時記憶用のRAM(ランダムアクセスメモリ)等から構成されており、図においてはプログラムに基づいて実行される各機能をブロックで示している。ここで、符号104は、伝送されるパケットのルーティングを行うIPルーティング処理である。105,106はインターフェイスであり、NATまたはIPマスカレードによるアドレス変換処理および回線接続処理を行う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した従来のルータには次のような問題があった。
▲1▼ インターネットとの接続のみを対象としており、このため、インターフェイス105,106がISDN回線側にしか設けられていなかった。このため、例えば同一職場内に2つのLANが形成されている場合のようなLAN間におけるデータ伝送には使用できなかった。
▲2▼ 1つのインターフェイスに対して1つの機能しか設定できず、このため、動的NATとIPマスカレードが適用できない、静的NATによるプライベートIPアドレスとグローバルIPアドレスの組み合わせに制限がある、複合的なNAT変換ができない等の欠点があった。
この発明はこのような問題を考慮してなされたもので、その目的は、1つのインターフェイスに対して複数の機能を設定することができると共に、LAN間のデータ伝送にも適用できるフレキシビリティに富むルータを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、プライベートアドレスとグローバルアドレスとの相互変換を行うアドレス変換機能を有するルータにおいて、ユーザによって設定される変換用データが記憶される第1の記憶手段と、ユーザによって設定されるインターフェイス対応の適用情報が記憶される第2の記憶手段と、第1、第2の記憶手段内のデータに基づいてインターフェイス毎の変換管理情報を生成する制御手段と、変換管理情報に基づいてパケットのアドレスを変換する変換手段とを設けたことを特徴とする。
【0008】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、第1の記憶手段に、グローバルアドレスの範囲を示すリストと、プライベートアドレスの範囲を示すリストと、グローバルアドレスとプライベートアドレスの対応関係を示すリストとを設けたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の発明において、第2の記憶手段に各インターフェイスに対応して複数の適用情報を記憶するようにしたことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、第1の記憶手段に、さらにポート番号とグローバルアドレスの対応関係を示すリストを設け、また、変換手段がパケットのアドレスおよびポート番号を共に変換することを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照し、この発明の実施の形態について説明する。図1はこの発明の実施の形態によるルータ1の構成を示すブロック図である。この図に示すルータ1は、ルーティング装置2と、このルーティング装置2とISDN回線との間のデータ伝送の物理的制御を行うBRIコントローラ3,4と、ルーティング装置2とLANとの間のデータ伝送の物理的制御を行うイーサネットコントローラ5,6とから構成されている。
【0010】
ルーティング装置2は、CPU、CPUのプログラムが記憶されたROM、データ一時記憶用のRAM等から構成されており、図においてはプログラム基づいて実行される各機能をブロックで示している。以下、各ブロックの機能について説明する。
まず、符号11は、伝送されるパケットのルーティングを行うIP(Internet Protocol)ルーティング処理である。なお、この処理は従来から周知の処理であり、詳細な説明は省略する。PP1〜PP3およびLAN1、LAN2はインターフェイスであり詳細は以下に述べる。26はBRIドライバ、31,32はイーサネットドライバである。
【0011】
次に、インターフェイスPP1〜PP3およびLAN1、LAN2について詳述する。これらのインターフェイスは、NATまたはIPマスカレードによるアドレス変換処理および回線接続処理を行うブロックである。ルーティング装置2のメモリ(図示略)内には、後述するNATディスクリプタ定義情報(本願の変換用データに相当する)およびNATディスクリプタ適用設定情報(本願の適用情報に相当する)、並びに各インターフェイスの各々に対応して予めNATディスクリプタ管理情報(本願の変換管理情報に相当する)がそれぞれの領域(本願の第1の記憶部、第2の記憶部に相当する)に設定されており、各インターフェイスはこのNATディスクリプタ管理情報に基づいてアドレス変換処理およびIPマスカレードの場合はポート番号変換も行う。図2はメモリ内の上述した管理情報の設定状態を示す図であり、この図に示すように、各インターフェイスPP1〜PP3およびLAN1、LAN2に各々対応して4個の管理情報が設定可能である。図3は各管理情報の構成を示す図であり、この図に示すように、各管理情報はNATディスクリプタ番号ND1、適用インターフェイス情報ND2、NAT管理テーブルND3、マスカレード管理テーブルND4から構成されている。なお、インターフェイスLAN1,LAN2には所定のグローバルアドレスが割り当てられている。
【0012】
図4はNAT管理テーブルND3の一例を示す図であり、このNAT管理テーブルND3はグローバルアドレス、プライベートアドレスおよび寿命の3項目からなる。このテーブルND3において、第1、第2行目は静的NATの設定であり、プライベートアドレスが予め設定されている。一方、第3行目以降は動的NATのための欄であり、通信開始時点でプライベートアドレスが書き込まれる。また、「寿命」とは、動的NATの場合に使用されるタイマであり、プライベートアドレスが書き込まれてから、この寿命欄に設定されている時間が経過すると、プライベートアドレスが自動的に消去される。
【0013】
図5はマスカレード管理テーブルND4の一例を示す図であり、このマスカレード管理テーブルND4は、使用プロトコル、プライベートアドレス、プライベートポート番号、宛先アドレス、宛先ポート番号、グローバルアドレス、グローバルポート番号、寿命の8項目からなる。このテーブルND4において、第1、第2行目は静的IPマスカレードの設定であり、*印の位置には、予めユーザの設定に基づくデータが設定される。第3行目以降は、IPマスカレードのための欄であり、通信開始時点で各項目にデータが書き込まれる。「寿命」は、IPマスカレードの場合に使用されるタイマであり、各データが書き込まれてから、この寿命欄に設定されている時間が経過すると、データが自動的に消去される。
【0014】
次に、上述したNATディスクリプタ管理情報の作成過程を説明する。図6はNATディスクリプタ定義情報の構成を示す。このNATディスクリプタ定義情報の各データはユーザによって設定される。ここで、符号TG1はNATディスクリプタ番号、TG2は処理タイプである。この処理タイプには、「NAT」、「IPマスカレード」のいずれかが設定される。TG3はグローバルアドレスリストであり、図7にその構成を示す。この図に示すように、グローバルアドレスリストは始点アドレスと終点アドレスを指定することにより設定され、また、複数組設定可能となっている。TG4はプライベートアドレスリストであり、図8にその構成を示す。プライベートアドレスリストも始点アドレスと終点アドレスを指定することにより設定され、また、複数組設定可能となっている。
TG5は静的NATのリストであり、図9に示すように、グローバルアドレスとプライベートアドレスの組が複数組設定される。TG6は静的マスカレードのリストであり、図10に示すように、プライベートアドレスとプロトコルとポート番号が設定される。
そして、上述したNATディスクリプタ定義情報がユーザによって複数組設定される。
なお、図7のグローバルアドレスリストおよび図9の静的NATリスト中のグローバルアドレスには、インターネットアクセスプロバイダへのダイヤルアップ接続時のために、後述のIPCPアドレスを使用するようにNATディスクリプタ設定情報を設定可能となっている。
【0015】
次に、図11はNATディスクリプタ適用設定情報であり、各データはユーザによって入力される。このNATディスクリプタ適用設定情報は各インターフェイスPP1、PP2・・・およびLAN1、LAN2に対応して設定されるもので、1インターフェイスにつき4個のNATディスクリプタ番号が設定可能である。このNATディスクリプタ番号によって図6のNATディスクリプタ定義情報が指定される。
そして、上述したNATディスクリプタ定義情報およびNATディスクリプタ適用設定情報が設定され、あるいは変更されると、入力された設定がルータの処理し易い形状のデータに変換される。そして、ルータの電源投入時、あるいは定義情報等の変更が行われた時に、上述した定義情報および適用設定情報に基づいて図2〜図6に示すNATディスクリプタ管理情報が生成される。この場合、NATディスクリプタ適用設定情報を順番に見て、該当するディスクリプタ番号の定義情報から1つずつ管理情報が作成される。ただし、適用設定情報が記載されていない場合、あるいは定義情報や適用設定情報が不適切な場合は作成されない。
【0016】
次に、図1のインターフェイスPP1において、符号PP1aは上述したNATディスクリプタ管理情報(図2)に基づいて、通過するパケットのアドレス変換を行うブロックであり、その処理過程を図12に示す。この図において、ステップS1ではカウントnに「1」が設定される。次いで、ステップS2へ進むと、カウントnが最大適用可能数4より小か否かが判断される。そして、判断結果が「YES」の場合は、ステップS3へ進む。ステップS3では、n個目のNATディスクリプタ管理情報が作られているか否かが判断される。すなわち、この場合、図2の符号K1の管理情報が作られているか否かが判断される。そして、作られている場合(「YES」の場合)はステップS4へ進む。ステップS4では、パケットから得られる情報とNATディスクリプタ管理情報を基に同パケットのアドレス変換(およびIPマスカレードの場合ポート番号変換)を行う。なお、この変換処理は従来と同じである。そして、ステップS5へ進む。ステップS5では、終了条件が判断される。もし、この答えが「YES」の場合は処理を終了する。
【0017】
また、ステップS3の判断結果が「NO」の場合はステップS6へ進み、カウントnに「1」が加算され、ステップS2,S3の判断が繰り返される。そして、カウントnが「5」になると、ステップS2の判断結果が「NO」となり、処理を終了する。以上がブロックPP1aにおけるアドレス変換処理であり、ブロックPP2a、PP3aにおける処理も同様である。また、インターフェイスLAN1、LAN2におけるブロックLAN1a、LAN2aの処理も同様である。
【0018】
次に、インターフェイスPP1(図1)において、符号PP1bは回線処理を行うブロックであり、予め設定してある電話番号のダイヤリング処理等を行う。ブロックPP2b、PP3bの処理も同様である。
次に、上述したルータの動作を説明する。いま、図1に示すネットワーク1のコンピュータ(コンピュータAとする)がISDN回線を介して別の事業所へデータを送る場合を例にとる。この場合、インターフェイスLAN1のブロックLAN1aを不動作に設定する。この状態において、コンピュータAから送信されたパケットには、そのコンピュータAに予め定められているプライベートアドレスが送信元アドレスとして付されている。そして、このパケットがイーサネットコントローラ5、イーサネットドライバ31を介してIPルーティング処理11へ進み、ここでルーティング処理が行われる。このルーティング処理が終了後、パケットは例えばブロックPP1aのアドレス変換処理へ進み、ここで、NATディスクリプタ管理情報(図2)に基づいて送信元のプライベートアドレスがグローバルアドレスに変換される。
【0019】
またこの時、ブロックPP1bによる回線接続処理が行われる。この処理では、ダイヤリング処理が行われ、次いで、図13に示す処理が行われる。この処理において、ステップSa1では、インターフェイスの回線接続状態を「接続中」とする。図14に回線接続状態を設定するテーブルを示す。次に、ステップSa2では、ipcpアドレスが通知されたか否かが判断される。ここで、ipcpアドレスとは、インターネットアクセスプロバイダがIPCP(インターネットプロトコル、エントワールプロトコル)により送信してくるグローバルアドレスである。そして、この判断結果が「YES」の場合は、ステップSa3へ進み、管理情報に同アドレスを記録する(図14参照)。また、「NO」の場合はステップSa3の処理は行われない。上述した回線接続処理が終了すると、パケットがISDN回線へ送り出される。また、回線接続終了時には、図15に示すように、図14のテーブルのリセットが行われる。
【0020】
次に、例えば図1に示すネットワーク2のコンピュータ(コンピュータBとする)がネットワーク1のコンピュータAへデータを送る場合について説明する。この場合、コンピュータBから送信されるパケットには、送信先アドレスとしてネットワーク1のグローバルアドレスが付けられ、また、送信元アドレスとして、コンピュータBのプライベートアドレスが付けられる。このパケットがイーサネットコントローラ6,イーサネットドライバ32を介してインターフェイスLAN2のブロックLAN2aの処理へ送られる。このブロックLAN2aの処理では、NATディスクリプタ管理情報に基づいて送信元アドレスがグローバルアドレスに変換される。次いで、IPルーティング処理11へ進み、ここでルーティング処理が行われる。このルーティング処理の結果、パケットがネットワーク1へ向けたものであることが検知され、同パケットがインターフェイスLAN1のブロックLAN1aのアドレス変換処理へ進む。そして、このLAN1aの処理において、NATディスクリプタ管理情報(図2)に基づいて送信先のグローバルアドレスがコンピュータAのプライベートアドレスに変換され、同コンピュータAに向けて送り出される。
【0021】
このように、上述したルータにおいては、アドレス変換処理と回線接続処理を分離し、かつ、アドレス変換処理をNATディスクリプタによって汎用化し、NATディスクリプタをユーザが自由に設定できるようにしている。
なお、上述の例では、アドレス変換のみを行うNATによる処理を説明したが、IPマスカレードの場合は、アドレス変換のみならず、ポート番号の変換も行われる。すなわち、本実施形態においては、送信時は、送信元IPアドレスとしてのプライベートアドレスを、グローバルアドレスに変換するとともに、送信元ポート番号としてのプライベートポート番号を、利用可能なグローバルポート番号に変換して送信する。一方、返信パケットの受信時は、送られてきたパケットに付加されている送信先のグローバルアドレス(送信時に変換した送信元グローバルアドレスと同一)とそのポート番号(前記宛先ポート番号と同一の番号)を、対応するプライベートアドレスとそのプライベートポート番号に変換する。つまり、IPマスカレードにおけるポート番号の変換は、図5のマスカレード管理テーブルに記入されるプライベートポート番号と、宛先ポート番号の対応関係に基づいて管理される。
【0022】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、1つのインターフェイスに対して複数の機能を設定することができると共に、LAN側にもアドレス変換処理を設定することができ、この結果、LAN間のデータ伝送にも適用できるフレキシビリティに富むルータを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施形態の構成を示すブロック図である。
【図2】 同実施形態におけるインターフェイスPP1,PP2・・・およびLAN1,LAN2において用いられるNATディスクリプタ管理情報の設定状態を示す図である。
【図3】 各NATディスクリプタ管理情報の構成を示す図である。
【図4】 図3のNATディスクリプタ管理情報におけるNAT管理テーブルの構成例を示す図である。
【図5】 図3のNATディスクリプタ管理情報におけるマスカレード管理テーブルの構成を示す図である。
【図6】 NATディスクリプタ定義情報の構成を示す図である。
【図7】 図6に示すNATディスクリプタ定義情報におけるグローバルアドレスリストの構成を示す図である。
【図8】 図6に示すNATディスクリプタ定義情報におけるプライベートアドレスリストの構成を示す図である。
【図9】 図6に示すNATディスクリプタ定義情報における静的NATリストの構成を示す図である。
【図10】 図6に示すNATディスクリプタ定義情報における静的マスカレードリストの構成を示す図である。
【図11】 NATディスクリプタ適用設定情報の構成を示す図である。
【図12】 図1におけるインターフェイスPP1のNAT処理を示すフローチャートである。
【図13】 図1におけるインターフェイスPP1の回線接続開始時の処理を示すフローチャートである。
【図14】 回線接続状態が書き込まれるテーブルを示す図である。
【図15】 図1におけるインターフェイスPP1の回線接続終了時の処理を示すフローチャートである。
【図16】 従来のルータの構成を示すブロック図である。
【図17】 TCPヘッダの構成を示す図である。
【図18】 IPヘッダの構成を示す図である。
【図19】 UDPヘッダの構成を示す図である。
【符号の説明】
1…ルータ、2…ルーティング装置、11…IPルーティング処理、PP1、PP2、PP3…インターフェイス、LAN1、LAN2…インターフェイス、PP1a、PP2a、PP3a、LAN1a、LAN2a…アドレス変換処理(NAT)、PP1b、PP2b、PP3b…回線処理。

Claims (4)

  1. プライベートアドレスとグローバルアドレスとの相互変換を行うアドレス変換機能を有するルータにおいて、
    アドレス変換時に参照される変換管理情報の基礎となるデータであって、ユーザによって設定される変換用データ記憶する第1の記憶と、
    ーザによって設定される情報であって、各インターフェイスに適用すべき上記変換用データを指定する適用情報記憶する第2の記憶と、
    前記変換用データおよび前記適用情報に基づいてインターフェイス毎の前記変換管理情報を生成する制御手段と、
    前記変換管理情報に基づいてパケット内のアドレスを変換する変換手段と、
    を具備してなるルータ。
  2. 前記第1の記憶部は、前記変換用データとして、
    前記グローバルアドレスの範囲を示すリストと、
    前記プライベートアドレスの範囲を示すリストと、
    前記グローバルアドレスとプライベートアドレスの対応関係を示すリスト
    を記憶することを特徴とする請求項1に記載のルータ。
  3. 前記第2の記憶部は、
    各インターフェイスに対応して複数の前記適用情報記憶することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のルータ。
  4. 前記第1の記憶部は、前記変換用データとして、
    さらにポート番号とグローバルアドレスの対応関係を示すリストを記憶し、
    前記変換手段はパケットのアドレスおよびポート番号を変換することを特徴とする請求項2に記載のルータ。
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