JP4221739B2 - 地下たび及びこれに用いる先芯 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、土木、建築現場等において使用する地下たび及びこれに用いる先芯に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
地下たびは、一般に綿布で縫製されたアッパーに、比較的柔軟なゴム又は合成樹脂製の接地底を取付けた構成からなっており、爪先に指股が設けられ親指部と四指部とを別々に動かすことができると共に、足にフィットさせることができ、しかも柔軟な接地底を用いているため、足の動きに自由度があり、接地感覚もよく、軽快に履用できる特徴を有している。
【0003】
ところで、地下たびは上述したように軽快性の要求からアッパーが布製となっているため、履用中に爪先部分に器物が落下した場合、爪先部を損傷する懸念が残されていた。
このため、特許文献1に示すように、爪先部分を落下物から保護する目的で、この部分に金属製でキャップ状の先芯を装填することもなされている。しかしながらこの先芯は、特許文献1の第5図に示すように、指股側及びその反対側の立上り壁下端の前後方向は直角に形成されているため、履用中に爪先部を屈曲させると中底や接地底に尖鋭な角が食い込み易い。特に指股反対側の個所は屈曲に対して力が加わり易く、接地底が比較的柔軟で薄く構成されているため、食い込みが激しくこれが繰り返されると、中底さらには接地底まで損傷させることが懸念されていた。
【0004】
【特許文献1】
実公昭60−26641号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記の状況に鑑み、硬質の先芯を装填した地下たびにあっても、指股反対側の個所の中底や接地底を損傷させることがなく、かつ爪先部の保護機能を維持しつつ構造が簡単で製作の容易な地下たび及びこれに用いる先芯について検討し、本発明に到達したものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明の要旨とするところは、夫々が別体となっていて親指上半部を覆うことができる親指用先芯と、四指上半部を覆うことのできる四指用先芯とをアッパーの爪先部に装填したものであって、上記のうち先芯の少なくとも指股反対側立上り壁の下端に、前後方向に湾曲する曲率部を設けた先芯を用いることを特徴とする地下たびにある。
また本発明は、夫々が別体となっていて親指上半部を覆うことができる親指用先芯と、四指上半部を覆うことのできる四指用先芯とからなり、これらの先芯の少なくとも指股反対側立上り壁の下端に、前後方向に湾曲する曲率部を設けたことを特徴とする地下たびに用いる先芯も要旨とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を実施例として示す図面に従って説明する。
図1は本発明の地下たびの一実施例を示しており、綿布等を縫製してなるアッパー1にゴム又は合成樹脂からなる接地底2を縫着、接着又は両者の併用によって取付けてなっている。なお、図中3はコハゼ、4はコハゼ掛糸であり、また1Aはアッパーの表布、1Bは裏布、1Cは中底、1D及び1Eは爪先補強布及び踵補強布を夫々示している。
【0008】
本発明は、上記の如く構成された地下たびにおいて、夫々が別体となっていて親指A上半部を覆うことのできる親指用先芯5と、四指B上半部を覆うことのできる四指用先芯6とをアッパー1の爪先部、すなわち図示の例においては表布1Aと爪先補強布1Dとの間に挿入し、必要に応じて接着剤を介して装着したものである。そしてこの実施例に用いている先芯5又は6は、図5又は図6に示すように、その指股反対側立上り壁の下端に、前後方向に湾曲する曲率部5A(6A)を設けたものを用い、これを爪先部に装填させてなっている。
なおこれらの図では、親指用先芯5を代表例として、これを定置した状態で、指又反対側の側面から見た図になっている。このうち図5に示す例では、親指用先芯5又は四指用先芯6の指股反対側のみに曲率部5A又は6Aを設けているが、これを図6のように指股反対側及び指股側の両方に設けるようにしてもよい。
【0009】
本発明では上記のような独特の形状の先芯5、6を使用しているため、地下たびを履いて爪先に繰り返しの屈曲が加えられたとして、指股反対側の立上り壁下端には曲率部5A(6A)が設けられているため、ここが起点となって中底や接地底に食い込むことがなくなり、この部分を損傷させることが起こらない。また、図6のように指又側反対側及び指股側に曲率部5A、6Aを設けた場合には、両側の個所での損傷防止を発揮させることができる。
【0010】
本発明に用いる先芯5、6は一般的に用いられているものと同様、合成樹脂、FRP、各種金属等の硬質材料からなるものが使用でき、通常は図3に示すように下端に折返し部5Bを設けて成形する。上記の曲率部5A、6Aは、中底や接地底に食い込むことがない程度の曲率とし、上記の材料を用いて先芯5、6を成形する際に同時に形成させることが望ましい。
【0011】
【発明の効果】
本発明は以上詳述した如き構成からなるものであるから、先芯の少なくとも指股反対側の立上り壁下端に設けた曲率部により、履用中の爪先部の屈曲よっても、少なくとも指股反対側に局部的な力が加わることがなく、したがってここを起点として中底や接地底に対して損傷を与えるようなことがなくなり、長期わたって使用することができる実用性の高い地下たび及びこれに用いる先芯を提供しうる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す地下たびの斜視図である。
【図2】図1の一部を示す部分的な正面図である。
【図3】図1のIII―IIIの拡大断面図である。
【図4】本発明の2つの先芯を示す爪先側から見た斜視図である。
【図5】本発明の一方の先芯を示す側面図である。
【図6】本発明に用いる別の例を示す図5に相当する側面図である。
【符号の説明】
1 アッパー
2 接地底
5 親指用先芯
5A 曲率部
6 四指用先芯
6A 曲率部

Claims (2)

  1. 夫々が別体となっていて親指上半部を覆うことができる親指用先芯と、四指上半部を覆うことのできる四指用先芯とをアッパーの爪先部に装填したものであって、上記のうち先芯の少なくとも指股反対側立上り壁の下端に、前後方向に湾曲する曲率部を設けた先芯を用いることを特徴とする地下たび。
  2. 夫々が別体となっていて親指上半部を覆うことができる親指用先芯と、四指上半部を覆うことのできる四指用先芯とからなり、これらのうち先芯の少なくとも指股反対側立上り壁の下端に、前後方向に湾曲する曲率部を設けたことを特徴とする地下たびに用いる先芯。
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