JP4221587B2 - 自動車用多目的キャビネット - Google Patents

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本発明は、自動車用多目的キャビネットの改良に関するもので、主としてワンボックスカーの後部座席のスペースに設置する移動可能な自動車用多目的キャビネットを主眼に開発されたものである。
自動車用の多目的キャビネット(机、テーブル、パソコンデスク等の機能を有するものも含まれる。)を実現する手段として、従来より特許文献1に示されるように、移動手段だけの乗用車の車室内に、開閉するテーブルと書棚を設置することで、通常の移動目的から簡易事務室、その他、多目的に乗用車を利用することができる自動車用改造キットが提供されている。
この特許文献1に示される自動車改造キットによる自動車用多目的キャビネットは、乗用車の後部座席足もと車輌中央に、テーブル脚と鉄板をボルトにより車体に固定し、更に後部座席後ろの車室スペースに、本立てつき書棚をビスにより車体に固定するものであった。
ワンボックスカーの場合の多くは、停止時に前部座席である運転席及び助手席の間より後部座席側に移動できる便利さを有している。しかし、自動車用多目的キャビネットを車体に固定してしまうと、この移動の自由が阻害されてしまう。
この問題を解決するための自動車用多目的キャビネットを移動可能とする手段として、車中の床に移動用のレールを敷設する方法や自動車用多目的キャビネットにキャスターを用いることが考えられた。しかし、前者は、車内床を傷つけることになる上、大がかりな改造作業が伴い面倒であり、後者は、自動車用多目的キャビネットの固定確保手段が難しく安全の面で問題があった。
特開2000−211413号公報
本発明は、上記問題点を解決しようとするもので、乗用車、特にワンボックスカーの既存の後部座席を外し、残存する既存のシートレールと後部座席用の取付走行体を使用し、自動車内部を傷つけることなく、容易に取り付けることのできる自動車用多目的キャビネットを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、第1の発明は自動車用多目的キャビネットに次の手段を採用する。
第1に、後部座席を取り外した後の車内床前後方向に設置されている複数本の後部座席用の既設シートレールと、該シートレールに既設の後部座席用の取付走行体とを用いる。
第2に、該取付走行体の複数にわたって左右移動装置を固定する。
第3に、該左右移動装置上に多目的キャビネットを固定する。
第2及び第3の発明は、第1の発明に、ディスプレ昇降装置を設けたもので、第2の発明は、左右移動装置にディスプレイ昇降装置を設けたもの、第3の発明は、多目的キャビネットにディスプレイ昇降装置を設けたものである。
本発明は、後部座席を取り外した後の車内床前後方向に設置されている複数本の後部座席用の既設シートレールと、該シートレールに既設の後部座席用の取付走行体とを用いるものであるので、別途多目的キャビネット用のレールを新たに敷設する必要がなく、便利である上、キャスター等を利用した移動手段と比較して、既設の走行体に装備される固定手段を利用できるので、固定が確実にでき安全面も十分確保できるものである。
更に、取付走行体の複数にわたって左右移動装置を固定し、該左右移動装置上にキャビネットを固定するので、多目的キャビネットを後部座席側車中内で前後左右に移動させることができ、多目的キャビネットの利用位置を任意に設定できる。特に、多目的キャビネットを前方より後方にスライドさせ、その後、左右方向にスライドさせれば、運転席や助手席の利用者が、後部座席側に容易に移動することができ便利である。
請求項2及び3記載の発明の効果ではあるが、左右移動装置又は多目的キャビネットにディスプレイ昇降装置を設けたものとすることにより、車中でのパソコンの利用やテレビの鑑賞が可能である上、利用しない時にはでディスプレイを多目的キャビネット裏に下降して収納しておくことができ、ディスプレイの保護や、車内の有効利用及び視界の確保に役立つ。
以下、図面に従って実施例と共に発明を実施するための最良の形態について説明する。本実施例は、いわゆるワンボックスカーといわれる自動車1に係るものである。この種の自動車1には、図7に示されるように、一列の前部座席2と、二列の後部座席3,4が存在し、通常前部座席2の運転席と助手席の間にはコンソールボックスのようなものが存在せず、停車中に運転席や助手席に着席している者が後部座席3,4側に移動可能になっている。
更に、後部座席側車内床5には、複数本(図示の実施例では四本)のシートレール6が設置されており、各シートレール6に固定及び前後に走行自在の取付走行体7が取り付けられている。後部座席3,4は、該取付走行体7に固定的に装着されている。従って、後部座席3,4は、取付走行体7と一体的に後部座席側車内で、シートレール6に沿って前後方向に移動可能とされている。
本発明は、図8に示されるように、後部座席3を取り外した後の車内床前後方向に設置されている複数本の後部座席用の既設シートレール6を利用する。勿論、該シートレール6に既設の後部座席用の取付走行体7も用いるが、図8では省略されている。尚、取付走行体は図5に符号7として示されている。取付走行体7は既設のものであり本発明独自の部材ではない。
該図5及び図6から理解できるように、中央の2本のシートレール6に装着されている取付走行体7にわたって左右移動装置8が、固定され、該左右移動装置8上にセンターキャビネット9が固定されている。従ってセンターキャビネット9は、左右移動装置8と共にシートレール6上を前後方向に移動できるのである。
尚、センターキャビネット9は、図1及び図9に示されるように、運転席後方及び助手席後方に固定されている左右のサイドキャビネット10,11の間隔とほぼ一致する幅を有しており、前部座席2の直近でサイドキャビネット10,11と固定及び解除自在とされている。サイドキャビネット10,11は、前部座席2の取付レール(図示されていない)にボルト等により固定されている。
センターキャビネット9には、図1乃至3に示されるように、上部収納部14と引き出し式テーブル15及び下部収納部16が組み込まれており、サイドキャビネット10,11の部分は、スピーカー収納部12と下部収納部13(シューズボックスや、冷蔵庫等)と移動するセンターキャビネット9のロック機構(図示されていない)が組み込まれている。勿論、センターキャビネット9及びサイドキャビネット10,11の組み込み機能は、上記のものに限定されるものではなく、目的によりパソコン・プリンター・ファックス・テレビ・ホームシアター・ゲーム機・ポット等の家庭用電化製品の収納場所としても利用できるものである。
センターキャビネット9の後方には昇降装置17により上下動するディスプレイ18が装備されている。尚、図示はされていないが昇降装置17は、センターキャビネット9自体に取り付けられていても良い。
上記センターキャビネット9は、左右移動装置8上に固定されている。左右移動装置8は、図4乃至6に示されるように、取付走行体7への固定フレーム19と、固定フレーム19に固定される前後走行プレート20と、前後走行プレート20に左右方向に移動可能に装着された左右移動プレート21とによりなる。
前後走行プレート20は、図5及び図6に示されるように、上面に左右移動プレート21のスライドのためのボールベアリング22が左右方向に各3個づつ前後2列に配置されており、更に、左右移動プレート21の移動方向を限定するためのガイド23が2本、左右移動プレート21の移動方向横長に設けられている。尚、図5中符号24は、高さ調節部材であり、通常シートレール6及び取付走行体7は車内で後方へ傾斜しているので、これを水平に確保するための部材である、
左右移動プレート21には、ガイド長窓25が左右方向に形成されている。該ガイド長窓25には、前後走行プレート20のガイド23がスライド自在に挿入装備されているので、左右移動プレート21は前後走行プレート20の上面を左右方向にのみ移動可能とされている。尚、符号26は脱落防止エッジである。
センターキャビネット9は、上記左右移動プレート21上に載置固定されているので、左右移動プレート21と共に左右方向に移動する。
センターキャビネットを固定した状態の車内斜視図 センターキャビネットを後方へ移動させた状態の車内斜視図 センターキャビネットを後方へ移動させた後、左方へ移動させた状態の車内斜視図 左右移動装置の斜視図 左右移動装置の側断面説明図 左右移動装置の平面説明図 従来のワンボックスカーの室内平面図 後部座席を取り除いた状態の室内平面図 センターキャビネットを固定装着した状態の室内平面図 センターキャビネットを後方へ移動した状態の室内平面図 センターキャビネットを後方へ移動した後、左方へ移動した状態の室内平面図
符号の説明
1..........自動車
2..........前部座席
3,4.......後部座席
5..........車内床
6..........シートレール
7..........取付走行体
8..........左右移動装置
9..........センターキャビネット
10,11.....サイドキャビネット
12.........スピーカー収納部
13.........下部収納部
14.........上部収納部
15.........引き出し式テーブル
16.........下部収納部
17.........昇降装置
18.........ディスプレイ
19.........固定フレーム
20.........前後走行プレート
21.........左右移動プレート
22.........ボールベアリング
23.........ガイド
24.........高さ調節部材
25.........ガイド長窓
26.........脱落防止エッジ

Claims (3)

  1. 後部座席を取り外した後の車内床前後方向に設置されている複数本の後部座席用の既設シートレールと、該シートレールに既設の後部座席用の取付走行体とを用い、該取付走行体の複数にわたって左右移動装置を固定し、該左右移動装置上に多目的キャビネットを固定したことを特徴とする自動車用多目的キャビネット。
  2. 左右移動装置にディスプレイ昇降装置を設けたことを特徴とする請求項1記載の自動車用多目的キャビネット。
  3. 多目的キャビネットにディスプレイ昇降装置を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の自動車用キャビネット。
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