JP4220220B2 - 縦型製袋包装機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、帯状フィルムを包装袋に成形しながら該包装袋に物品を封入する縦型製袋包装機、詳しくは、チューブに対する縦シール手段とフィルム送り手段との位置決め機構に関し、物品包装の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
スナック菓子等の袋詰商品の生産に用いられる縦型製袋包装機は、まず、帯状のフィルムを上方から物品が投入されるチューブの周囲で、帯状のフィルムを上下に長い筒状に曲成し、次に、プルダウンベルトでフィルムを下方に送り、該筒状フィルムに物品を充填しつつ該筒状フィルムを縦横にシールして物品を袋に封入するものである。
【0003】
一方、この種の包装機では、内容物や充填量に応じて形状の異なる袋が必要となるため、各袋形状毎に使用するチューブを交換しなければならない。そこで、サイズのわからないチューブを装着した際、チューブに対する縦シール手段及びプルダウンベルトの配設位置を調整する作業が必要となるため、装置の稼働率の低下等の問題が生じる。
【0004】
このような問題を解決する発明として、プルダウンベルトを原点位置からフィルム表面へ移動変位させる駆動手段としてのモータと、プルダウンベルトの移動変位量を計測するパルス発信機とによって、プルダウンベルトを原点位置からフィルム表面へ移動させたときの計測値をもとにプルダウンベルトの移動変位量を制御するようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。これによると、プルダウンベルトを原点位置からフィルム表面まで移動させたときのパルス信号のカウント数を記憶させ、同型のチューブの次回使用時には、カウント数を照合手段に入力することにより、プルダウンベルトを適切な位置へ自動的に位置決めができる。
【0005】
また、縦シール手段が機枠に枢支されたスイングアームの先端に摺動自在に取り付けられており、該スイングアームにはチューブの径に応じて回転するサイズ別位置変更用モータが設けられているものもある(例えば、参考文献2参照)。これによると、成形すべき袋に対応するチューブを装着し、ついで操作パネル上で袋のサイズ等を指定すると、モータはその指定信号を受けて回転し、ネジ軸を回転することによって、縦シール手段をチューブ径に対応する位置に位置決めさせることができる。
【0006】
【特許文献1】
特開平10−101010号公報(第2−3頁)
【特許文献2】
特開平6−239318号公報(第2−3頁)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、特許文献1に記載の製袋包装機では、学習効果によってすべての調整項目が自動で調節できるという利点はあるが、駆動手段にモータを用いるため、動力伝達機構がきわめて複雑となる。これによって、複雑化した動力伝達機構に塵埃が堆積し易い等の問題が発生し、動作がスムーズに行われないなどの弊害が生じることがある。また、動力伝達機構を構成する部品点数が多くなるためコスト的にも不利である。また、モータを駆動手段にするので、プルダウンベルトの対接時にチューブとの衝撃の抑制が困難である。
【0008】
一方、特許文献2に記載の製袋包装機では、縦シール手段の位置決めを行う際に、操作パネル上で袋のサイズ等を指定するため、サイズのわからないチューブを装着したときに正確な自動位置決めを行うのは困難である。また、位置決め機構の駆動手段がモータであるため、特許文献1と同様に動力伝達機構が複雑になり、しかも、縦シール手段とチューブとの衝撃によって両者の耐用寿命が低下するおそれがある。
【0009】
そこで、本発明は、このような不具合を解消するため、動力伝達機構を簡素化し、縦シール手段とプルダウンベルトとの位置決めが容易な縦型製袋包装機の提供を課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本発明は次のように構成したことを特徴とする。
【0011】
まず、本願の請求項1に記載の発明は、周囲に帯状フィルムが巻き付けられる物品投入用のチューブと、該チューブに対接して前記帯状フィルムの両側縁部の重なり部分を溶着することにより該フィルムを筒状とする縦シール手段と、この筒状フィルムを幅方向に溶着して該フィルムを袋状とする横シール手段と、フィルムをチューブに沿って下方へ移送するフィルム送り手段とを有する縦型製袋包装機に関するもので、前記縦シール手段を支持する支持ユニットと、該支持ユニットを移動させることにより前記縦シール手段をチューブから離反した退避位置とチューブに近接した近接位置との間で移動させる第1のエアシリンダと、該第1のエアシリンダによる縦シール手段の移動を前記近接位置で停止させる停止機構と、前記支持ユニットに取り付けられて縦シール手段を前記近接位置とチューブへの対接位置との間で移動させる第2のエアシリンダと、該第2のエアシリンダによりチューブに対接した縦シール手段のチューブへの押付力を調整する第3のエアシリンダとが備えられていることを特徴とする。
【0012】
この発明によれば、縦シール手段の位置決めに際し、退避位置と近接位置との間の区間、及び近接位置と対接位置との間の区間ごとに駆動手段を備えることにより、第1のシリンダで支持ユニットに支持された縦シール手段を退避位置から近接位置までの区間を素早く移動させることができる。ついで、支持ユニットに取り付けられた第2のエアシリンダで縦シール手段を近接位置から対接位置までの区間の移動の微調整を行うことによって、縦シール手段をチューブへ押し付けたときのチューブへの衝撃が抑制される。
【0013】
また、縦シール手段の駆動源にモータを用いた場合に比べて動力伝達機構が簡素化されるため、部品点数が減少し、動力伝達機構への塵埃堆積の問題が解決されると共にコストの削減を図ることができる。
【0015】
また、退避位置と近接位置との間を調節する停止機構を設けたことによって、チューブの交換作業時等に、チューブ径によらず縦シール手段を退避位置から近接位置まで迅速かつ確実に移動させることができ、作業効率が良くなると共に、縦シール手段の暴走等の誤作動が生じても縦シール手段とチューブとの衝突を確実に防ぐことができる。
【0017】
そして、押付力の制御を行うための第3のエアシリンダを備えたことによって、フィルムの厚みや材質等に関する特性等に応じてチューブに対する縦シール手段の押付力を適正に設定することができ、良好な溶着が実現される。
【0018】
次に、請求項2に記載の発明は、前記請求項1に記載の縦型製袋包装機において、フィルム送り手段は、上下一対のローラに巻き掛けられたベルト部材をチューブに巻き付けられたフィルムに押し付けて走行させることにより、該フィルムを下方へ移送する一対のプルダウンベルトを有し、該プルダウンベルトをチューブに対して対接離反させる一対の独立駆動ができる第4のエアシリンダが備えられていることを特徴とする。
【0019】
この発明によれば、前記プルダウンベルトの対接離反の駆動手段にエアシリンダを使用したことにより、動力伝達機構が簡素化され、部品点数増加による動力伝達機構への塵埃の堆積やコスト増の問題が解決される。
【0020】
また、一対のエアシリンダはそれぞれ独立に駆動できるので、チューブに対するプルダウンベルトの押付力調整が簡単になり、チューブ交換時にも簡単に位置決めが行えるので作業効率が良くなる。そして、プルダウンベルトをチューブに対接した時のチューブへのショックがエアシリンダの使用によって抑制される。
【0021】
また、請求項3に記載の発明は、前記請求項2に記載の縦型製袋包装機において、第1〜第4のエアシリンダが共通のエア供給源に接続されていることを特徴とする。
【0022】
この発明によれば、第1〜第4のエアシリンダを共通の供給源に接続することで、位置決め機構がさらに簡素化され、ひいてはコンパクト化される。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
【0024】
図1に示すように、この実施の形態に係る縦型製袋包装機1は、その機台2の後部上方に、フィルムロールを回転可能に支持するロール支持部(図示せず)が設けられていると共に、機台2の前方上方には、該ロールから前方へ繰り出された帯状のフィルムを下方へ案内しながら、その両側縁部を重ね合わせるように曲成するフォーマ3と、該フォーマ3により重ね合わされた帯状フィルムの両側縁部を溶着して筒状の包材とする縦シール装置4と、フィルムを下方へ移送するフィルム送り手段としての一対のプルダウンベルト5,5と、この筒状包材内に上方から突入して、該包材内に物品を投入する物品投入用チューブ6とが設けられている。
【0025】
なお、前記フォーマ3及びチューブ6は機台2に取り付けられた支持フレーム7に支持されている。
【0026】
そして、この包装機1における機台2内の下部には、横シール装置8が配設されている。この横シール装置8は、前記筒状包材の前後両側に配置された一対のバー部材9,9(一方のみ図示)と、該バー部材9,9を対接離反可能に支持する支持ユニット10,10とを有し、前記バー部材9,9は図示しないヒータにより加熱されている。
【0027】
そして、前側のバー部材9と後側のバー部材9とが筒状包材を介して対接したときに、該包材を上下2箇所で幅方向にシールすると共に、このとき、一方のバー部材9に内装されたカッタ(図示せず)が前記筒状包材を上下のシール部の中間で幅方向に切断するようになっている。
【0028】
なお、機台2の下方には、当該包装機1で製造された製品が載置される載置台11が備えられている。
【0029】
次に、縦シール装置4について説明する。該縦シール装置4は、図1と図2とに示すように、機台2に支持されたフレーム20に取り付けられており、重ね合わされたフィルムの左右両側縁部を溶着するヒータユニット21と、該ヒータユニット21を支持すると共に前記フレーム20に摺動自在に設けられた支持ユニット22と、該支持ユニット22ないし前記ヒータユニット21をチューブ6に対して近接離反方向に移動させる移動機構23とで構成されている。
【0030】
支持ユニット22は、左右方向に延びるアーム部材24と、フレーム20の内側面に取り付けられたレール部材25と、前記アーム部材24に連結されると共に前記レール部材25と係合して前後方向に摺動可能とされたスライド部材26とを有し、該スライド部材26の摺動により、前記アーム部材24及び該アーム部材24に支持された前記ヒータユニット21が、退避位置Aと近接位置Bとの間で移動するようになっている。なお、退避位置Aは支持ユニット22及びヒータユニット21がチューブ6から離反した位置であり、チューブ6の交換時等に作業性を良くするためヒータユニット21をチューブ6から離反させることができる。一方、近接位置Bは支持ユニット22及びヒータユニット21が後述する停止機構によって停止させられる位置である。
【0031】
また、移動機構23の駆動源として第1エアシリンダ30がフレーム20内部に備えられている。第1エアシリンダ30は退避位置Aと近接位置Bとの間でヒータユニットを移動させるもので、先端が前記スライド部材26に固着されたロッド31を有し、フレーム20の機台2側に固定されている。また、第1エアシリンダ30内はピストン部材32により仕切られて、第1エア供給室33及び第2エア供給室34が画成されると共に、各供給室33,34にそれぞれ空気圧を供給するための第1エア通路Y及び第2エア通路Zが設けられており、第1通路Yを介して第1エア供給室33に空気圧が供給されると、前記ロッド31が進出してヒータユニット21及び支持ユニット22が近接位置B側から退避位置Aに移動し、第2通路Zを介して第2供給室34に空気圧が供給されると、前記ロッド31が後退して支持ユニット22及びヒータユニット21が退避位置A側から近接位置Bに移動するようになっている。なお、支持ユニット22及びヒータユニット21の移動は、支持ユニット22に設けられた棒部材35と機台2側に設けられたストッパ部材36による停止機構によって規制される。この停止機構においては、例えばストッパ部材36を棒部材35側へ突出させるなどをすることによって退避位置Aと近接位置Bとの間の距離を調整可能とされている。
【0032】
前記ヒータユニット21は、図2に示すように、取付板40に設けられた上下一対のプーリ41,41(上方のもののみ図示)と、該プーリ41,41間に巻き掛けられたヒータベルト42と、前記プーリ41,41間に配置されて前記ヒータベルト42を加熱するヒータブロック43(図1参照)と、前記プーリ41,41を回転してヒータベルト42を走行させるモータ44と、ヒータユニット21を近接位置Bと対接位置Cとの間で移動するための第2エアシリンダ45と、ヒータユニット21のチューブ6への押付力を調整する第3エアシリンダ46とを備えている。なお、対接位置Cはフィルムを介してヒータユニット21とチューブ6とが対接する位置である。
【0033】
次に、フィルム送り手段について説明すると、フィルム送り手段はチューブ6を挟むように設けられた一対のプルダウンベルト5,5である。該プルダウンベルト5,5は、それぞれ機台2に組み付けられた支持部材50に支持された取付板51に上下一対のローラ52,52と、これらのローラ52,52に巻き掛けられ、筒状包材の左右両側部をそれぞれチューブ6の左右両側面とで挟持するベルト部材53と、前記ローラ52,52を所定の方向に回転させることにより、前記筒状包材を下方へ移送させるモータ54等で構成されている。また、一対のプルダウンベルト5,5はそれぞれ第4エアシリンダ55を駆動手段としてチューブ6に対して対接離反する。
【0034】
そして、チューブ6に対接し、押付力が決定されるとモータ54の駆動によってローラ52,52は回転し、該ローラ52,52に巻き掛けられたベルト部材53がフィルムを下方へ移送する。
【0035】
次に、当該縦シール装置4における第1〜第3エアシリンダ30,45,46にエアを供給するエア供給システムについて説明する。図3に示すように、まず、前記第1〜第3エアシリンダ30,45,46には、該シリンダ30,45,46に供給されるエアの空気圧を調節するための第1〜第3レギュレータ60,61,62が連結されている。そして、第1〜第3エアシリンダ30,45,46の空気圧供給源は単一のポンプ63である。
【0036】
また、ポンプから第1エアシリンダに通じるエア通路には、前記第1レギュレーター60により調圧された空気圧の通路を第1通路Yと第2通路Zとの間で切り換える切換弁64が設けられており、該切換弁64により第1通路Yが開放されたときには、第1レギュレータ60により調圧された所定の空気圧が第1エア供給室33に供給され、第1エアシリンダ30内からロッド31が進出して支持ユニット22及びヒータユニット21が近接位置B側から退避位置Aに移動し、前記切換弁64により第2通路Zが開放されたときには、第1レギュレータ60により調圧された所定の空気圧が第2エア供給室34に供給され、前記ロッド31が第1エアシリンダ30内に後退して、前記支持ユニット22及びヒータユニット21が対接位置A側から近接位置Bに移動するようになっている。このとき支持ユニット22に設けられた棒部材35とストッパ部材36との当接によって支持ユニット22及びヒータユニット21の移動は停止させられる。
【0037】
一方、第2レギュレータ61は第2エアシリンダ45に所定の空気圧を供給するもので、第2レギュレータ61からエアが供給されると、切換弁65によって第2エアシリンダ45のロッド66が進退して、ヒータユニット21をチューブ6に対して対接離反させるようになっている。つまり、第2エアシリンダ45はヒータユニット21を近接位置Bと対接位置Cとの間で移動させる。
【0038】
第3レギュレータは第3エアシリンダ46に所定の空気圧を供給するもので、第3レギュレータ62からエアが供給され、切換弁67によって第3エアシリンダ46のロッド68が進退する。これによって、対接位置Cにあるヒータユニット21のチューブ6への押付力が調節される。
【0039】
以上のような構成にしたことにより、支持ユニット22及びヒータユニット21の移動は第1〜第3のエアシリンダ30,45,46によって段階的に行われる。支持ユニット22及びヒータユニット21はまず第1エアシリンダ30によって退避位置Aからストッパ部材36による停止位置である近接位置Bまで素早く移動することができる。次に、第2エアシリンダ44によって近接位置Bから対接位置Cまでの移動の微調整ができるので、ヒータユニット21がチューブ6に対接したときの衝撃を抑えることができる。そして、第3エアシリンダ46によってヒータユニット21のチューブ6への押付力が調節できるので、フィルムの厚みや材質等に関する特性等に応じてチューブ6に対するヒータユニット21の押付力を適正に設定することが可能となり、良好な溶着が実現される。以上のような移動機構により、チューブ6の交換作業性が向上すると共に、押付力の微妙な調整も可能な縦シール装置4が実現される。また、駆動手段にモータではなく、エアシリンダ30,45,46を使用することによって動力伝達機構が簡素化される。
【0040】
そして、第1エアシリンダ30が駆動したときに、支持ユニット21に備えられた棒部材35が機台2に設けられたストッパ部材36に当接することによって、ヒータユニット21は近接位置Bで停止させられる。退避位置Aと近接位置Bとの間の距離を調節する停止機構を備えたことによって、チューブ6の交換作業時等に、チューブ6の径によらずヒータユニット21を退避位置Aから近接位置Bまで迅速かつ確実に移動させることができ、作業効率が良くなると共に、ヒータユニット21の暴走等の誤作動が生じてもヒータユニット21とチューブ6との衝突を確実に防ぐことができる。
【0041】
一方、プルダウンベルト5,5の駆動手段としての、第4エアシリンダ55,55にはそれぞれ第4レギュレータ69,69が備えられて、該レギュレータ69,69による空気圧の調整と切換弁70,70とによってベルト部材54はチューブ6に対して近接離反する。また、第4エアシリンダ55,55はチューブ6に対接するとプルダウンベルト5,5の押付力の調整も行う。そして、第4エアシリンダ55,55の空気圧供給源は前述のポンプ63である。また、当該包装機1には各レギュレータ60,61,62,69,69の制御及び切換弁64,65,67,70,70の制御を行うコントローラ71が備えられている。
【0042】
このような構成としたことにより、プルダウンベルト5,5をチューブ6へ押し付ける押し付け機構としてモータではなくエアシリンダ55,55を使用したので動力伝達機構が簡素化される。
【0043】
また、前記第1〜第4のエアシリンダ30,44,45,55,55は共通のエア供給源であるポンプ63に接続されている。このようにエア供給源を一本化することでヒータユニット21及びプルダウンベルト5,5の位置決め機構は簡素化され、ひいてはコンパクト化される。その場合、コントローラ66はヒータユニット21の退避位置Aから近接位置Bへの移動を素早くし、近接位置Bから対接位置Cへの移動を微調整で行うように各レギュレータ60,61,62,69,69の制御を行う。
【0044】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、縦型製袋包装機において、縦シール手段の退避位置と近接位置との間の移動手段として第1のエアシリンダを設け、近接位置と対接位置との間の移動手段として第2のエアシリンダを設けることによって、退避位置から近接位置までの間を素早く移動することができ、かつ近接位置から対接位置までの間を微調整で移動することによって、縦シール装置とチューブとの衝撃を抑えることができる。なお、退避位置と近接位置との間の距離を調節する停止機構を設けたことにより、チューブ径によらず近接位置を調節することができる。
【0045】
また、縦シール手段にはチューブに対する押付力を調節する第3のエアシリンダが設けられており、これによって、フィルムの厚みや材質等に関する特性等に応じてチューブに対する縦シール手段の押付力を適正に設定することが可能となるため、良好な溶着が実現される。このように、縦シール手段をチューブに対して位置決めするための駆動源をエアシリンダとしたことにより、動力伝達機構が簡素化される。動力伝達機構が簡素化されると、塵埃の堆積の問題だけでなく、部品点数増加によるコスト増の問題も解決される。
【0046】
また、フィルム送り手段である一対のプルダウンベルトをチューブに対して位置決めするための駆動源をそれぞれ第4のエアシリンダとしたことにより、こちらも動力伝達機構が簡素化されることになる。
【0047】
そして、第1〜第4エアシリンダのエア供給源を共通のポンプとすることによって装置の簡素化、コンパクト化が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る縦型製袋包装機の概略正面図である。
【図2】 図1のX−X線から見た矢視図である。
【図3】 位置決め機構のシステム構成図である。
【符号の説明】
1 縦型製袋包装機
4 縦シール装置
5 プルダウンベルト(フィルム送り手段)
6 チューブ
8 横シール装置
21 ヒータユニット(縦シール手段)
30 第1エアシリンダ
36 ストッパ部材
45 第2エアシリンダ
46 第3エアシリンダ
52 ローラ
53 ベルト部材
55 第4エアシリンダ
63 ポンプ(エア供給源)
Claims (3)
- 周囲に帯状フィルムが巻き付けられる物品投入用のチューブと、該チューブに対接して前記帯状フィルムの両側縁部の重なり部分を溶着することにより該フィルムを筒状とする縦シール手段と、この筒状フィルムを幅方向に溶着して該フィルムを袋状とする横シール手段と、フィルムをチューブに沿って下方へ移送するフィルム送り手段とを有する縦型製袋包装機であって、前記縦シール手段を支持する支持ユニットと、該支持ユニットを移動させることにより前記縦シール手段をチューブから離反した退避位置とチューブに近接した近接位置との間で移動させる第1のエアシリンダと、該第1のエアシリンダによる縦シール手段の移動を前記近接位置で停止させる停止機構と、前記支持ユニットに取り付けられて縦シール手段を前記近接位置とチューブへの対接位置との間で移動させる第2のエアシリンダと、該第2のエアシリンダによりチューブに対接した縦シール手段のチューブへの押付力を調整する第3のエアシリンダとが備えられていることを特徴とする縦型製袋包装機。
- フィルム送り手段は、上下一対のローラに巻き掛けられたベルト部材をチューブに巻き付けられたフィルムに押し付けて走行させることにより、該フィルムを下方へ移送する一対のプルダウンベルトを有し、該プルダウンベルトをチューブに対して対接離反させる独立駆動ができる一対の第4のエアシリンダが備えられていることを特徴とする請求項1に記載の縦型製袋包装機。
- 第1〜第4のエアシリンダが共通のエア供給源に接続されていることを特徴とする請求項2に記載の縦型製袋包装機。
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