JP4220184B2 - Icタグ付きキャップシール - Google Patents

Icタグ付きキャップシール Download PDF

Info

Publication number
JP4220184B2
JP4220184B2 JP2002173840A JP2002173840A JP4220184B2 JP 4220184 B2 JP4220184 B2 JP 4220184B2 JP 2002173840 A JP2002173840 A JP 2002173840A JP 2002173840 A JP2002173840 A JP 2002173840A JP 4220184 B2 JP4220184 B2 JP 4220184B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tag
contact
top sheet
antenna pattern
cap seal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002173840A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004018003A (ja
Inventor
貴之 植木
浩三 三田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP2002173840A priority Critical patent/JP4220184B2/ja
Publication of JP2004018003A publication Critical patent/JP2004018003A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4220184B2 publication Critical patent/JP4220184B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、非接触ICタグ付きキャップシールに関する。
詳しくは、ボトルや樽のように天面に注出入口を有する容器の当該注出入口に被着するキャップシールに、アンテナパターンを印刷すると共に、非接触ICタグを貼着して商品の品質情報や履歴の管理に使用しようとするものである。
従って、本発明の利用分野は食品や飲料の製造や流通、あるいはラベルの製造等に関連する分野である。
【0002】
【従来技術】
従来、容器やビール樽等の管理は、ラベル面に印刷または印字されている文字等の情報や、一次元バーコードや二次元バーコード等に基づいて行われているが情報量が十分でないことが指摘されていた。
また、バーコードは、リーダーによる個別の読み取りや接触あるいは近接読み取りが必要であることから、読み取りに手間がかかり作業効率が低下する問題も指摘されている。
さらに、ビールや発泡酒の樽等には、情報を書き込むスペースがなく、内容表示や流通経路、保管条件、消費期限などの各情報は多くが記載されていないのが実情である。また、バーコード等に記録して流通過程においた場合は、バーコードや印字等したラベル自体が破損して読み取りが困難になる問題がある。
【0003】
一方、近年、非接触ICタグ(一般に、「非接触データキャリア」、「無線ICタグ」、「非接触IC」、「非接触ICラベル」、「RFIDタグ」等と表現される場合もある。)に情報を記録して、物流や商品の品質または履歴を管理することが行われるようになってきている。
しかし、非接触ICタグを容器やビール樽に利用する先行技術はあまりみられない。特開平11−73219、特開平11−73221、特開平11−73461号公報には、非接触方式データキャリアをビア樽に使用することが記載されているが、非接触ICタグを装着する具体的内容は記載されていない。
また、データキャリアをキャップシールの形態にすることなどは全く記載されていないので、適切な装着方法を行わなければ、非接触ICタグが流通過程において紛失することも考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明では非接触ICタグを、キャップシールの形態にしてボトルやビア樽等に保持させることを着想し、その実現態様について検討し、本発明の完成に至ったものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本発明の要旨の第1は、天面に内容物の注出入口を有する容器に被着され、天面シートと側面樹脂シュリンクフィルムから構成されるキャップシールにおいて、前記天面シートの内面側に、導電性インキからなるアンテナパターンが印刷され、その内面のアンテナパターンに対応する位置の外面側に非接触ICタグラベルがアンテナパターンと静電結合する状態で貼着されていることを特徴とするICタグ付きキャップシール、にある。
【0006】
上記課題を解決するための本発明の要旨の第2は、ビールや発泡酒用樽の注出入口部に被着され、天面シートと側面樹脂シュリンクフィルムから構成されるキャップシールにおいて、前記天面シート内面側に、導電性インキからなるアンテナパターンが印刷され、その内面のアンテナパターンに対応する位置の外面側に非接触ICタグラベルがアンテナパターンと静電結合する状態で貼着されていることを特徴とするICタグ付きキャップシール、にある。
【0008】
上記において、天面シートの基材を、紙、合成紙又はポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリスチレンから選ばれた熱可塑性樹脂とすることができ、天面シートの基材の厚みを、100μmを超え〜500μm未満とし、側面樹脂シュリンクフィルムの膜厚を、20μm〜100μm、とすれば、非接触ICタグ付きキャップシールとして好適に使用できる。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明のICタグ付きキャップシールは、天面に注出入口を有する一般容器やビールまたは発泡酒用樽の注出入口部に被着して使用するもので、製品の情報管理や販売管理、品質、使用期限管理を容易にしようとするものである。
キャップシールの用途目的は、上記の態様に分類できるが、キャップシールの実施形態については、以下のように分類できる。
ャップシールの形態について、図面を参照して説明する。
図1は、ャップシールの第1の参考例形態、図2は、第2の参考例形態、図3は、本発明の実施形態を示す。いずれも、(A)は斜視図、(B)は、断面図を示している。図4は、第1の参考例形態の天面シート平面図である。
【0010】
図1、図2、図3のように、キャップシール1は、天面シート11と側面樹脂シュリンクフィルム12とから構成されている。
天面シート11は、アピール部分ともいわれるが、容器のキャップ頭頂部の大きさに相当する平面部111と、頭頂部から周縁に沿って下降する側部落ち込み部112からなる。平面部111にはアンテナパターン2が印刷されていて、当該アンテナパターン印刷部に非接触ICタグラベル3が貼着されている。
図示していないが、天面シートにアンテナパターン以外の絵柄印刷をするのは自由である。
【0011】
非接触ICタグラベル3は、アンテナパターンに接触して貼着される場合だけではなく、アンテナパターンに対応する位置部分であるが、アンテナパターンとは反対側の面にICタグラベル3を貼着する場合も含まれる。
アンテナパターンと非接触ICタグラベルが直接接触していなくても、数百μm以内の間隔で離れるのであれば、オーミックコンタクトによりアンテナの機能をすることが認められているからである。
【0012】
樹脂シュリンクフィルム12は、前記落ち込み部112の外側を囲うように成形された円環状スカート部材であって、容器等に装着後に再度熱条件を付与することにより、収縮して容器のキャップ周囲部分に固着させることができる。
側部落ち込み部112の径は、下方側が拡張するようなテーパー形状にされていることが容器やビア樽への装着を容易にすることから好ましい。
また、シュリンクフィルム12は、あらかじめ天面シートの周縁を覆って脱落を防止するように、外周の立ち上がり部121から直角に曲がったつば部分122を有するように成形されている。
【0013】
図1のように、キャップシール1の第1の実施形態では、天面シート11の外面側平面部(表面側)に、アンテナパターン21,22が導電性インキにより印刷され、当該アンテナパターン印刷面に接するように非接触ICタグラベル3が貼着されている。
【0014】
図2のように、キャップシール1の第2の実施形態では、天面シート11の内面側平面部(裏面側)に、アンテナパターン21,22が導電性インキにより印刷され、当該アンテナパターン印刷面に接するように非接触ICタグラベル3が貼着されている。非接触ICタグラベル3背面に金属製キャップ等があっても非接触交信に影響を与えることはない。
その他の構成は、第1の実施形態と同様である。
【0015】
図3のように、キャップシール1の第3の実施形態では、天面シート11の内面側平面部(裏面側)に、アンテナパターン21,22が導電性インキにより印刷されているが、非接触ICタグラベル3は、天面シートを介した外面であって、当該アンテナパターンに対応する位置に貼着されている。
【0016】
第1、第2、第3の実施形態のキャップシールのいずれも使用方法は同様であるが、第2の実施形態では、ICタグラベル3が天面シート1と容器のキャップ間に保持されるので、ICタグラベル3が剥離して紛失するようなことは少なくなる。反対に、第1や第3の実施形態では、ICタグラベルが表面に表れているので、リーダライタの読み取り動作がし易く確実性が高まる。
第2、第3の実施形態では、天面シートの表面にアンテナパターン以外の絵柄を設ける場合には適している。もっとも、アンテナパターンを導電性インキで印刷した上に、非導電性の通常の絵柄印刷を重ねて印刷することも自由であるから、第1の実施形態であっても絵柄印刷が妨げられることはない。
【0017】
図4は、第1の実施形態での天面シート平面図である。表面には導電性インキで印刷された左右のパターン21,22からなるアンテナパターン2が表れている。
印刷するアンテナパターン2は、ほぼ任意の形状であって良いが、非接触ICタグラベル3のICチップ33の2つの端子(パッド)に直接的または間接的に接続する静電結合型パターンに印刷する。従って、図示のように羽状に開いた左右のパターン21,22に限らず、2本の直線状パターンや2つの円形、矩形状パターン等であってもよい。左右非対象のパターンであっても勿論構わない。
【0018】
ICタグラベル3は、正しくは「ICチップ実装ラベル」を意味する。
このものは、図5のように、小型のアンテナパターン321,322を印刷したラベル基材31に、ICチップ33をアンテナパターン321,322と導通するうよに装着したラベルのことである。
アンテナパターン321,322も導電性のインキで印刷されており、双方のパターンの接近する位置で、当該アンテナパターンとICチップ33のパッド間が導通するよう異方導電性接着剤等により装着されている。
一般に、モトローラ社が製造する「Bistatix」(商標)のようにタック加工されたラベル状のものが使用される。サイズは、16mm×16mm程度にされている。
【0019】
このICタグラベル3のアンテナパターン321,322がキャップシール1に印刷したアンテナパターン21,22に、それぞれのパターンが接するように貼着され、ICチップのパッドとアンテナパターン21,22間が、電気的に導通していることが好ましいが、直接電気的に導通していなくても、静電結合的に結合(オーミックコンタクト)してアンテナの機能を果たすので、多少、位置ずれしていても、非接触通信機能を確保することはできる。
多少というのは、アンテナパターン321と21、322と22の相互間が近接位置関係にある場合であり、例えば、アンテナパターン321と322に最も近接するラベルのアンテナパターンが共にパターン22であるような場合は、短絡することになり正常には機能しない。
また、フィルム基材を介して貼着しても、アンテナパターン間の位置が対応し、かつ、フィルムの厚みが数百μmの範囲内であれば、オーミックコンタクトにより通信機能を果たすことができる。
【0020】
図6は、第1の実施形態でキャップシールを容器に装着した状態を示している。この実施形態では、非接触ICタグラベル3が容器のキャップ部101の表面に表れているので、リーダライタ5による読み取り動作を確実に行うことができる。ボトル容器の大きさや形状、アンテナパターンの大きさ、リーダライタの出力等によって変化するが、リーダライタから数センチから数十センチ以内にある容器やビア樽の複数のICタグラベルを同時に読み取りすることもできるので、読み取り作業負担を軽減することもできる。
【0021】
非接触ICタグラベルの交信周波数としては、一般的には125kHz、13.56MHz、2.45GHz、5.8GHz(マイクロ波)の周波数帯から選択して使用される。非接触ICタグラベルでは、13.56MHzを利用する場合が多く、各種のリーダやリーダライタが使用されている。
リーダライタは、スキャナともいわれ、呼出し信号に対する応答波を検出して非接触ICタグの読み取りをする。
【0022】
ICチップ33は、シリコン基板に集積回路やメモリを形成したもので、ICタグラベル用としては、2mm×2mm以内の大きさで、厚み0.5mm以内にしたものが使用されている。
ICメモリの場合は、1024ビットで、128文字の記録ができ通常の包装体として最低限の情報記録に適用できる。数キロビットであれば、二次元バーコード以上の記録が可能であり、出荷後に書き込み消去が自由にできる利点を有する。
【0023】
<その他の材質に関する実施形態>
(1)天面シート
本発明に使用する天面シートの基材は、食品等に影響を与えず、また廃棄処分により環境に負荷を与えないものが好ましい。一般的には、紙、合成紙又はポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリスチレンが好ましく使用され、その厚みは、100μm〜500μm程度が好ましい。100μm以下では平面性が維持できない場合があり、500μm以上では、アンテナパターンと非接触ICタグラベルを天面シートを介して装着した場合に、オーミックコンタクトが得られない場合があるからである。
紙の場合は、絶縁性確保の点から耐水処理をして使用することが好ましい。
(2)シュリンクフィルム
本発明に使用するシュリンクフィルムは、天面シートと同質の材料を使用するが、紙ではシュリンク性は得られない。一般に延伸した樹脂フィルムが使用される。その厚みは、20μm〜100μmの範囲が保護被覆としての強度もあり、また熱収縮も容易な範囲として推奨できる。
【0024】
(3)アンテナ印刷用インキ
本発明に使用するアンテナ印刷用インキは、オフセット、グラビア、シルクスクリーン印刷用の導電性インキを使用することができる。
導電性インキは、カーボンや黒鉛、あるいは銀粉やアルミ粉、あるいはこれらの混合体をビヒクルに分散したインキを使用できる。さらには、酸化すず、酸化チタン粉末等を使用した透明導電性インキであってもよい。
【0025】
【実施例】
図1〜図4を参照して本発明の実施例および参考例を説明する。
(実施例)
厚み100μmのPETシート(東レ株式会社製「ルミラー」)を真空圧空成形し、天面シート11の側部落ち込み部の高さdが、6.5mmであって、直径φが、71.5mmのシート成形品を作製した。
その天面シートの内面側となる面に導電性インキからなるアンテナパターン21,22をグラビア印刷した。左右のアンテナパターンが近接する位置であって、天面シート11を介する外面側に非接触ICタグラベル(モトローラ社製「ICチップ実装ラベル(Bistatix)」)3を、ICチップ側が、アンテナ印刷面に面するように貼着した(図3)。
【0026】
その後、筒状加工したシュリンクフィルム12を巻付け、所定の形状金型から熱風、および水蒸気により熱収縮加工し、図3のような特殊形状の、非接触ICタグラベル付きキャップシール1を作製した。
非接触ICタグラベル3に対して、所定のデータを記録させた後、ICタグリーダ(モトローラ社製Bistatixリーダ「WAVE」)を用いて、情報の読み取り書き込み試験を行ったところいずれも支障なく、読み取り書き込みできることが確認された。
【0027】
参考例1
厚み300μmのポリスチレンシート(太洋化成株式会社製「W−20」)をシート成形し(真空圧空成形)、天面シート11の側部落ち込み部dが、6.5mmであって、直径φが、71.5mmのシート成形品を作製した。
その天面シートの容器のキャップ部に装着した場合に内面側となる面へ導電性インキからなるアンテナパターン21,22をグラビア印刷し、左右のアンテナパターンが近接する位置であって、双方のアンテナパターン21,22に接する位置に、非接触ICタグラベル(モトローラ社製「ICチップ実装ラベル(Bistatix)(商標)」)3を、ICチップ側が、アンテナ印刷面に面するように貼着した(図2)。
【0028】
その後、天面シート成形品へ、厚み80μmの横一軸延伸ポリスチレンフィルム(グンゼ株式会社製「ファンシーラップGMA」)を筒状加工したシュリンクフィルム12を巻付け、所定の形状金型から熱風、および水蒸気により熱収縮加工し、前記図2のような特殊形状の、非接触ICタグラベル付きキャップシール1を作製した。
【0029】
このキャップシール1を、生ビール用アルミ樽(20リットル容器)のキャップ部分へ、手で装着し、380°Cの熱風を斜め上方から当てたところ、側面シュリンクフィルム12が樽のキャップ形状に密着するように収縮し、優れた外観のキャップ保護包装体が得られた。
非接触ICタグラベル3に対して、所定のデータを記録させた後、ICタグリーダ(モトローラ社製Bistatixリーダ「WAVE」)を用いて、情報の読み取り書き込み試験を行ったところいずれも支障なく、読み取り書き込みできることが確認された。
【0030】
参考例2)
厚み300μmのポリスチレンシート(太洋化成株式会社製「W−20」)をシート成形し、天面シート11の側部落ち込み部の高さdが、6.5mmであって、直径φが、71.5mmのシート成形品を作製した。
その天面シートの外面側表面に導電性インキからなるアンテナパターン21,22をグラビア印刷し、左右のアンテナパターンが近接する位置であって、双方のアンテナパターン21,22に接する位置に、非接触ICタグラベル(モトローラ社製「ICチップ実装ラベル(Bistatix)」)3を、ICチップ側が、アンテナ印刷面に面するように貼着した(図1)。
【0031】
その後、参考例1と同様にして、筒状加工したシュリンクフィルム12を巻付け、所定の形状金型から熱風、および水蒸気により熱収縮加工し、前記図1のような特殊形状の、非接触ICタグラベル付きキャップシール1を作製した。
非接触ICタグラベル3に対して、所定のデータを記録させた後、ICタグリーダ(モトローラ社製Bistatixリーダ「WAVE」)を用いて、情報の読み取り書き込み試験を行ったところいずれも支障なく、読み取り書き込みできることが確認された。
【0032】
参考例3)
厚み500μmのポリプロピレン樹脂系合成紙シート(ユポ・コーポレーション製「WPF−500」)を成形し、天面シート11の側部落ち込み部の高さdが、6.5mmであって、直径φが71.5mmのシート成形品を作製した。
その天面シートの内面側となる面に導電性インキからなるアンテナパターン21,22をグラビア印刷し、左右のアンテナパターンが近接する位置であって、双方のアンテナパターン21,22に接する位置に、非接触ICタグラベル(モトローラ社製「ICチップ実装ラベル(Bistatix)」)3を、ICチップ側が、アンテナ印刷面に面するように貼着した(図2)。
【0033】
その後、参考例1と同様にして、筒状加工したシュリンクフィルム12を巻付け、所定の形状金型から熱風、および水蒸気により熱収縮加工し、前記図2のような特殊形状の、非接触ICタグラベル付きキャップシール1を作製した。
非接触ICタグラベル3に対して、所定のデータを記録させた後、ICタグリーダ(モトローラ社製Bistatixリーダ「WAVE」)を用いて、情報の読み取り書き込み試験を行ったところいずれも支障なく、読み取り書き込みできることが確認された。
【0034】
参考
厚み300μmのポリスチレンシート(太洋化成株式会社製「W−20」)を真空圧空成形し、天面シート11の側部落ち込み部の高さdが、6.5mmであって、リブ(凹部)により補強されている、直径φが71.5mmのシート成形品を作製した。
その天面シートの内面側下面に導電性インキからなるアンテナパターン21,22をグラビア印刷し、左右のアンテナパターンが近接する位置であって、双方のアンテナパターン21,22に接する位置に、非接触ICタグラベル(モトローラ社製「ICチップ実装ラベル(Bistatix)」)3を、ICチップ側が、アンテナ印刷面に面するように貼着した(図2)。
【0035】
その後、参考例1と同様にして、筒状加工したシュリンクフィルム12を巻付け、所定の形状金型から熱風、および水蒸気により熱収縮加工し、前記図2のような特殊形状の、非接触ICタグラベル付きキャップシール1を作製した。
非接触ICタグラベル3に対して、所定のデータを記録させた後、ICタグリーダ(モトローラ社製Bistatixリーダ「WAVE」)を用いて、情報の読み取り書き込み試験を行ったところいずれも支障なく、読み取り書き込みできることが確認された。
【0036】
【発明の効果】
上述のように、本発明のキャップシールは、天面シートにアンテナパターンが印刷され、それに非接触ICタグラベルが貼着されているので、非接触通信機能を有し、リーダライタと交信してキャップシールに必要な情報を不足なく記録しまた読み取りすることができる。
本発明のキャップシールは、ビールや発泡酒、炭酸系酒類、原液シロップ、炭酸清涼飲料類等が充填される樽の注出口キャップ部分に装着して、各製品の流通管理、製品情報表示、販売管理等に好適に使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ャップシールの第1の参考例形態を示す図である。
【図2】同第2の参考例形態を示す図である。
【図3】本発明の実施形態を示す図である。
【図4】第1の参考例形態の天面シート平面図である。
【図5】ICタグラベルの構成を示す断面図である。
【図6】第1の参考例形態でキャップシールを容器に装着した状態を示す図である。
【符号の説明】
1 キャップシール
2 アンテナパターン
3 非接触ICタグラベル
5 リーダライタ
10 容器
11 ラベル基材、基材フィルム
21,22 アンテナパターン
33 ICチップ

Claims (6)

  1. 天面に内容物の注出入口を有する容器に被着され、天面シートと側面樹脂シュリンクフィルムから構成されるキャップシールにおいて、前記天面シートの内面側に、導電性インキからなるアンテナパターンが印刷され、その内面のアンテナパターンに対応する位置の外面側に非接触ICタグラベルがアンテナパターンと静電結合する状態で貼着されていることを特徴とするICタグ付きキャップシール。
  2. ビールや発泡酒用樽の注出入口部に被着され、天面シートと側面樹脂シュリンクフィルムから構成されるキャップシールにおいて、前記天面シート内面側に、導電性インキからなるアンテナパターンが印刷され、その内面のアンテナパターンに対応する位置の外面側に非接触ICタグラベルがアンテナパターンと静電結合する状態で貼着されていることを特徴とするICタグ付きキャップシール。
  3. 天面シートの基材が、紙、合成紙又はポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリスチレンから選ばれた熱可塑性樹脂からなることを特徴とする請求項1または請求項2記載のICタグ付きキャップシール。
  4. 天面シートの基材の厚みが、100μmを超え〜500μm未満であることを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれかの請求項記載のICタグ付きキャップシール。
  5. 側面樹脂シュリンクフィルムの膜厚が、20μm〜100μmであることを特徴とする請求項1または請求項2記載のICタグ付きキャップシール。
  6. 天面シートの側部落ち込み部の径が、下方へ拡張するようなテーパーを有することを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれかの請求項記載のICタグ付きキャップシール。
JP2002173840A 2002-06-14 2002-06-14 Icタグ付きキャップシール Expired - Fee Related JP4220184B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002173840A JP4220184B2 (ja) 2002-06-14 2002-06-14 Icタグ付きキャップシール

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002173840A JP4220184B2 (ja) 2002-06-14 2002-06-14 Icタグ付きキャップシール

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004018003A JP2004018003A (ja) 2004-01-22
JP4220184B2 true JP4220184B2 (ja) 2009-02-04

Family

ID=31172961

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002173840A Expired - Fee Related JP4220184B2 (ja) 2002-06-14 2002-06-14 Icタグ付きキャップシール

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4220184B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014129485A1 (ja) 2013-02-19 2014-08-28 凸版印刷株式会社 容器

Families Citing this family (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101149633B1 (ko) 2004-08-09 2012-05-25 산코루 가부시키가이샤 Ic 태그를 갖는 씰 및 그 부착 방법
KR100615387B1 (ko) 2004-08-25 2006-08-31 최정곤 무선인식태그가 내장된 용기뚜껑
JP2006123917A (ja) * 2004-10-26 2006-05-18 Mitsubishi Materials Corp 封止構造及び開封判別方法並びにタグ
JP4532259B2 (ja) * 2004-12-24 2010-08-25 麒麟麦酒株式会社 情報コード付き蓋の製造方法
WO2007065196A1 (en) * 2005-12-06 2007-06-14 Magellan Technology Pty Ltd A vessel closure
JP2007168883A (ja) * 2005-12-26 2007-07-05 Toppan Printing Co Ltd 液体ボトル用icタグ及びicタグ装着液体ボトル容器
EP2690586B1 (en) 2006-02-22 2017-07-19 Toyo Seikan Kaisha, Ltd. RFID tag substrate for metal component
JP5124960B2 (ja) * 2006-03-09 2013-01-23 東洋製罐株式会社 Icタグ付き金属蓋及び金属容器
US7432817B2 (en) * 2006-03-23 2008-10-07 Xerox Corporation Module with RFID tag and associated bridge antenna
JP4849975B2 (ja) * 2006-06-28 2012-01-11 三光合成株式会社 試料収納容器
JP4840917B2 (ja) * 2006-07-12 2011-12-21 日本クラウンコルク株式会社 Icタグ付蓋体
JP4840918B2 (ja) * 2006-07-12 2011-12-21 日本クラウンコルク株式会社 Icタグ付蓋体
JP4942440B2 (ja) * 2006-09-29 2012-05-30 東洋製罐株式会社 Icタグ付キャップ
JP5063406B2 (ja) * 2007-03-22 2012-10-31 東洋製罐株式会社 Icタグ付プラスチックキャップ
JP4954818B2 (ja) * 2007-07-19 2012-06-20 三光合成株式会社 試料収納容器及び採血用容器
JP5063426B2 (ja) * 2007-11-06 2012-10-31 東洋製罐株式会社 キャップにicタグを取り付ける方法
US9031425B2 (en) * 2013-03-15 2015-05-12 Xerox Corporation Customer replaceable unit monitor positioning apparatus
EP3556682B1 (en) * 2016-12-15 2021-03-10 Toppan Printing Co., Ltd. Cap seal
JP2018188199A (ja) * 2017-05-09 2018-11-29 凸版印刷株式会社 Icタグ付き物品の収納容器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014129485A1 (ja) 2013-02-19 2014-08-28 凸版印刷株式会社 容器
US9617038B2 (en) 2013-02-19 2017-04-11 Toppan Printing Co., Ltd. Container including an inlet having an IC chip and an antenna for monitoring tamper events of the container

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004018003A (ja) 2004-01-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4220184B2 (ja) Icタグ付きキャップシール
KR101149633B1 (ko) Ic 태그를 갖는 씰 및 그 부착 방법
JP4712986B2 (ja) Rfidタグ付き液体容器
JP4170680B2 (ja) Icタグ付きボトル用ラベル
US7212127B2 (en) RFID tag and label
US7975414B2 (en) Label comprising a transponder and a system comprising a transponder
KR20020042854A (ko) 고주파 식별 쓰기/읽기 기능을 갖는 포장 인쇄 시스템
JP2006277524A (ja) Rfidラベルおよびその貼付方法
JP2002308437A (ja) Rfidタグを用いた検査システム
KR20070049105A (ko) Rfid 태그를 갖춘 라벨을 물품 상에 부착하는 방법
WO2001018749A2 (en) Radio frequency identification tags and labels
AU2014203313A1 (en) A modular radio frequency identification tagging method
US11537836B2 (en) Merchandise attachment with RFID transponder
JP4532259B2 (ja) 情報コード付き蓋の製造方法
JP2006003497A (ja) Icタグ付きラベル、及びicタグ付き容器
US8490882B2 (en) Apparatus and process including radio frequency identification devices
JP2002207984A (ja) ラベル印字システムおよびプリンター
JP4580530B2 (ja) 非接触データキャリア付き薬品パッケージ
JP4627583B2 (ja) 積層型ラベル
US20240054313A1 (en) Multi-purpose rfid label
CN214175130U (zh) 一种两用标签
JP6962065B2 (ja) Rfidタグラベル
KR200301036Y1 (ko) 재사용 및 탈부착이 용이한 알에프-아이디 태그 케이스
JP2003006598A (ja) 非接触方式icチップ付きラベル
KR200326636Y1 (ko) 알에프 아이디 태그

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050608

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080723

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080917

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081104

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111121

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4220184

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121121

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131121

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees