JP4220008B2 - コンピュータシステム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プログラムおよびデータをネットワークを介してサーバコンピュータからダウンロードして動作するコンピュータシステム、および同システムで使用される個人データ管理方法並びに記録媒体に関し、特にモバイル環境で使用可能なネックワークコンピュータの実現に好適なコンピュータシステム、および同システムで使用される個人データ管理方法並びに記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、パーソナルコンピュータに代わって、ネットワークコンピュータ(NC:Network Computer)と称される新しいコンピュータアーキテクチャが開発され始めている。
【0003】
このネットワークコンピュータは、ネットワークの使用を前提としたものであり、データ処理に必要なプログラムおよびデータのすべてはネットワークを介してサーバコンピュータからダウンロードされる。これにより、ネットワークコンピュータとして機能するそれぞれのクライアントコンピュータには、プログラムやデータを持つ必要が無くなるため、オペレーティングシステム(OS)やアプリケーションプログラムのアップデート等に柔軟に対応できるようになり、結果としてマシン管理コストのドラスティックな軽減が可能となる。
【0004】
しかし、ネットワークコンピュータは前述のようにネットワーク接続による運用を前提としたものであり、モバイル環境での使用については考慮されてないのが通常である。このため、ネットワークに接続されていないオフライン状態であっても、ネットワーク接続されたオンライン状態と同様な業務を行うことができる新たなネットワークコンピュータの開発が望まれている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このようにモバイル環境でも使用可能なネットワークコンピュータを実現するためには、オフライン状態での作業に必要となるサーバリソースの複製をネットワークコンピュータ内のローカルストレージ上にモバイル用仮想記憶媒体として作成し、そのモバイル用仮想記憶媒体を利用してネットワークコンピュータが動作できるようにすることが必要となる。
【0006】
しかしながら、このようなモバイル用途のネットワークコンピュータを複数の利用者が使用できるような環境を実現するためには、他人が使用するプログラムやデータも一緒にモバイル用仮想記憶媒体に保存しておくことが必要となる。このため、個人データが他人に見られたり、あるいは変更・削除などが行われてしまうという問題がある。また、このような事態を避けるためには、個人専用のネットワークコンピュータを用意しなければならない等の問題が生じる。
【0007】
本発明はこのような実情に鑑みてなされたものであり、モバイル用仮想記憶媒体を個人専用のものとして管理して、個人データを保護しつつ、複数の利用者が同一のネットワークコンピュータを使用できるようにし、モバイル用途のネットワークコンピュータの実現に適したコンピュータシステム、および同システムで使用される個人データ管理方法並びに記録媒体を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するため、本発明は、データ処理に必要なプログラムおよびデータをネットワークを介してサーバコンピュータからダウンロードして動作するコンピュータシステムにおいて、ローカル記憶装置と、利用者が使用するサーバリソースの複製を前記ローカル記憶装置上にモバイル用仮想記憶媒体として作成し、そのモバイル用仮想記憶媒体を用いることにより、前記サーバコンピュータへのアクセス無しで前記コンピュータシステムを動作可能にする手段と、前記ローカル記憶装置上のモバイル用仮想記憶媒体に対して所有権情報を設定する手段とを具備し、前記所有権情報を用いた認証処理によって、所有権を有する利用者以外の他の利用者によるモバイル用仮想記憶媒体の使用を禁止できるようにしたことを特徴とする。
【0009】
このコンピュータシステムにおいては、モバイル用仮想記憶媒体に所有権を設定することにより、モバイル用仮想記憶媒体を利用者個人専用のデータとして利用することが可能となる。よって、複数の利用者によって同一のネットワークコンピュータを共用するような場合であっても、所有権を有する利用者以外はそのモバイル用仮想記憶媒体に対する操作は行えないので、個人データを他人に見られたり、あるいは変更・削除されるといった危険もなくなる。
【0010】
また、本発明は、前記ローカル記憶装置上に所有権情報がそれぞれ設定可能な複数のモバイル用仮想記憶媒体を設定することを特徴とする。これにより、複数の利用者それぞれの個人データを保護でき、且つ所有権を有する利用者であれば、どの利用者がネットワークコンピュータを使用する場合であっても、自身のモバイル用仮想記憶媒体を使用することでモバイル環境で業務を行うことが可能となる。
【0011】
また、本発明は、前記所有権情報を用いた認証処理によって、前記コンピュータシステムの利用者が所有するモバイル用仮想記憶媒体が存在するか否かを判別する手段と、この判別結果に基づいて、モバイル用仮想記憶媒体に対する所有権の設定/削除を管理し、前記コンピュータシステムの利用者が所有するモバイル用仮想記憶媒体が存在するときは、前記利用者が所有するモバイル用仮想記憶媒体に対してのみその所有権の削除を許可し、存在しないときは、所有権が設定されてない空き状態のモバイル用仮想記憶媒体に対してのみ所有権の設定を許可する所有権管理手段とをさらに具備することを特徴とする。このようにモバイル用仮想記憶媒体に対する操作を制限することにより、他人のモバイル用仮想記憶媒体を誤って削除する等の危険を回避することができる。
【0012】
また、本発明は、前記コンピュータシステムのログイン時に少なくともユーザ名およびパスワードを利用して認証処理を行うログイン認証手段をさらに具備し、前記所有権情報は少なくともユーザ名およびパスワードを有し、前記ログイン認証手段で認証されたログインユーザ名を、前記所有権情報の設定/削除、および前記所有権情報を用いた認証処理において前記所有権情報のユーザ名として使用することを特徴とする。このようにして、ログイン時の認証処理と連動させてモバイル用仮想記憶媒体の所有権を管理することにより、モバイル用仮想記憶媒体の所有権の設定・削除、所有権認証処理などを効率よく行うことができる。
【0013】
また、本発明は、前記サーバコンピュータと前記ネットワークコンピュータのモバイル用仮想記憶媒体との間でファイルの同期処理を行う同期処理手段と、前記モバイル用仮想記憶媒体に対する所有権の削除が要求されたとき、前記モバイル用仮想記憶媒体上に未同期の更新データが存在するか否かを判定し、存在するときは、同期処理後に削除するか、強制削除するかを利用者に選択させる手段とをさらに具備することを特徴とする。
【0014】
サーバコンピュータとモバイル用仮想記憶媒体との間のファイル同期を行うことによりオンライン状態でもオフライン状態でも同一業務を継続して行うことが可能であるが、この同期処理はオンライン状態でしか行うことができないので、モバイル用仮想記憶媒体上には未同期の更新データが存在する場合がある。この場合、もし所有権の削除が要求されたモバイル用仮想記憶媒体をすぐに削除して空き状態にしてしまうと、サーバとモバイル用仮想記憶媒体との間でデータの矛盾が生じてしまう。そこで、本発明では、このような場合には同期処理後に削除するか、強制削除するかを利用者に選択させるようにしている。これにより、利用者の不用意な操作による問題の発生を未然に防止することが可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1には、本発明の一実施形態に係るネットワークコンピュータのシステム構成が示されている。
【0016】
ネットワークコンピュータ(NC)12は、オペレーティングシステムやアプリケーションプログラムなどのデータ処理に必要なプログラムおよびデータの全てをLAN10や公衆網などのネットワークを介してサーバコンピュータ11からダウンロードして動作するものであり、オフィス内においては、ネットワークコンピュータ(NC)12はLAN10に接続した状態で使用される(オフィスモード)。また、外出時には、ネットワークコンピュータ(NC)12は、基本的にはサーバコンピュータ11とは非接続の状態で使用されるが(モバイルモード)、必要に応じて公衆網を介してPPP(Point to Point Protocol)によりサーバコンピュータ11にリモート接続することもできる(PPPモード)。
【0017】
サーバコンピュータ11は、そのクライアントマシンとなる各ネットワークコンピュータ(NC)12に対してプログラムやデータなどのリソースを提供するものであり、それらリソースはディスク装置111で蓄積および管理されている。
【0018】
ネットワークコンピュータ(NC)12は、オフライン状態での業務遂行を可能にするために、ローカルストレージ121を備えている。このローカルストレージ121には、サーバコンピュータ11上のプログラムおよびデータなどのリソースの写しであるレプリカが作成される。このレプリカは、利用者が必要とするサーバリソースをオフライン状態でも使用できるようにするためのモバイル用の仮想記憶媒体(以下、デイパックと称する)である。本実施形態においては、デイパックに所有権を持たせることで、所有者の異なる複数のデイパックをローカルストレージ121上に作成できるようにしている。
【0019】
また、サーバコンピュータ11上のどのリソースをネットワークコンピュータ(NC)12のデイパックにレプリカとしてダウンロードするかは、サーバコンピュータ11上の同期リストによって利用者毎に管理されている。
【0020】
ここで、同期リストとは、サーバコンピュータ11とネットワークコンピュータ(NC)12のデイパックとの間でデータの整合性を維持するために行われるデータ同期処理の対象となるファイルを記述したものであり、この同期リストにより、各利用者毎に同期処理を行うことが可能となる。
【0021】
ネットワークコンピュータ(NC)12へのレプリカのダウンロード時には、同期リストの写しであるレプリカリストも一緒にダウンロードされ、ローカルストレージ121に格納される。なお、ローカルストレージ121としては、フラッシュメモリカードやハードディスクなどが用いられる。
【0022】
サーバコンピュータ11からネットワークコンピュータ(NC)12にダウンロードされるOSには、サーバアクセスを伴いながら動作する通常のネットワークオペレーションモードでネットワークコンピュータ(NC)12を制御するコネクテッド処理機能と、ローカルストレージ121のデイパックを用いることによるオフライン状態での業務遂行を可能にするディスコネクテッド処理機能とが用意されている。さらに、このOSの中には、所有権を用いて各デイパック毎にその操作を管理するデイパック管理機能と、各デイパックとサーバコンピュータ11との間でファイルの同期処理を行う同期処理機能とが設けられている。
【0023】
この同期処理機能は、オフライン状態でもオンライン状態でもネットワークコンピュータ(NC)12上で同一業務を継続して行えるようにするために、サーバコンピュータ11との間のリソースのダウンロード/アップロードによって、サーバリソースとデイパック内のリソースとの同期をとる。この同期処理は、ネットワークコンピュータ(NC)12のログイン時やログアウト時に実行される。
【0024】
図2には、デイパックに保持されるリソースの一例と、デイパックとサーバコンピュータ11との同期処理の手順の一例が示されている。
図示のように、サーバコンピュータ11は、ネットワークコンピュータ(NC)12にOSなどを提供するNCサーバ、ネットワークファイルシステムを提供するファイルサーバをはじめ、WWサーバなどの他の各種サーバ機能を有している。
【0025】
(1)プリフェッチ
モバイルモードでの使用に備え、オフィスモードにおいては、モバイルモードで使用するプログラムやデータをサーバ11からデイパックにコピーする。デイパックに書き込まれる内容は、例えば、サーバコンピュータ11のファイルシステム上で利用者毎に管理されているユーザホームディレクトリ中のアプリケーションファイルや個人用のプライベートファイルなどである。また、必要に応じて、サーバコンピュータ11上のWWWドキュメントやアプレットについてもダウンロードされる。
【0026】
また、デイパックには、その所有権を示す所有権情報が認証情報として設定されている。この認証情報の設定は、ネットワークコンピュータ(NC)12にダウンロードされるOSによって行われる。
【0027】
なお、OS、およびそのOSによる環境設定に使用されるDHCPパラメータなどは、ローカルストレージ121内のデイパック以外の他の領域にダウンロードされる。
【0028】
(2)ローカルオペレーション
モバイルモード時には、デイパック上のプログラムやデータを使用して処理を行う。
【0029】
(3)同期処理
サーバデータと同期をとるために、モバイルモードからオフィスモードに戻ったときは、モバイルモード時に更新したデイパック上のデータをサーバコンピュータ11にアップロードしてデータの同期を行う。
【0030】
次に、本実施形態のネットワークコンピュータ(NC)12が有する基本動作モードについて説明する。
オンライン状態での動作を前提とするネットワークオペレーションモードは、使用するネットワークの種類により、LANモード(オフィスモード)と、PPP(Point to Point Protocol)モードに分けられる。PPPモードは、電話網、ISDN網、PHS網などの公衆網を介してサーバ11にリモートアクセスする場合に使用される。
【0031】
一方、オフライン状態での動作を前提とするディスコネクトオペレーションモードは前述のモバイルモードをサポートするためのものであり、サーバリソースのレプリカ、つまりデイパック、を使用することを前提とする。前述のように、モバイルモードで必要なプログラムおよびデータのレプリカをサーバコンピュータ11からデイパックに予めダウンロードしておくことにより、ネットワークオペレーションモード(オフィスモードまたはPPPモード)で行われていた作業をディスコネクトオペレーションモードに移行しても継続して行うことが可能となる。
【0032】
このように、ネットワークオペレーションモードでもオフライン作業への移行に備えて、プログラムおよびデータのプリフェッチのためにデイパックを使用する場合がある。このプリフェッチのためのダウンロード動作は、同期処理の初期処理として実行される。
【0033】
したがって、本ネットワークコンピュータ(NC)12の動作モードは、以下の4通りが考えられる。
(1)LAN&デイパックモード
(2)LANモード(デイパックは使用しない)
(3)デイパックモード
(4)PPP&デイパックモード
(5)PPPモード(デイパックは使用しない)
オフィスモードは、(1)と(2)に分けられる。外出時には(3)〜(5)が使用できるが、通常は(3)または(4)だけが使用され、(5)は使用されない。
【0034】
これら接続モードの遷移の様子を図3に示す。
ネットワークコンピュータ(NC)12が電源オフ状態から電源オンされるか、あるいは電源オン状態でリセットされると、OSによる初期化処理(システムスタート)が開始される。ネットワークコンピュータ(NC)12がその動作に必要な環境をサーバ11から獲得するためのログイン処理時には、ネットワークコンピュータ(NC)12の画面上にログインダイアログが画面表示され、そのログインダイアログ上で、使用するオペレーションモードの選択が行われる。使用されるオペレーションモードは、前述の“オフィスモード”と“モバイルモード”とに大別される。
【0035】
“オフィスモード”はLANの使用が可能であるオフィスでの使用を想定したモードである。“オフィスモード”が選択されると、接続モードは、LANモードまたはLAN&デイパックモードを遷移する。
【0036】
“モバイルモード”はLANの使用が不可能な、外出先での使用を想定したモードである。“モバイルモード”が選択されると、接続モードは、デイパックモードまたはPPP&デイパックモードを遷移する。
【0037】
これらの状態遷移および使用モードの選択のための機構はOS初期化処理に組み込まれている。
以下、接続モードの遷移について具体的に説明する。
(a) LANモードでのデイパックの使用について
LANモードで、ユーザが所有権を持つデイパックが存在すれば、自動的に、LAN&デイパックモードになる。そのユーザが所有権を持つデイパックが存在するにもかかわらず、LANモードになることはない。
【0038】
LANモードでは、デイパックの所有権の獲得または放棄を行うことができる。
・デイパックの所有権の放棄
LAN&デイパックモードでは、いつでもデイパックの所有権の放棄を行うことができる。デイパックの所有権を放棄すれば、LANモードに移行する。
【0039】
・デイパックの所有権の獲得
LANモードで、誰の所有権もないデイパックが存在すれば、そのデイパックの所有権を獲得することができる。デイパックの所有権を獲得すれば、LAN&デイパックモードに移行する。
(b) デイパックモードでのPPPの使用について
デイパックモードでは、いつでもPPPの使用を開始することができる。PPPの使用を開始すると、PPP&デイパックモードに移行する。
【0040】
逆に、PPP&デイパックモードでは、いつでもPPPの使用を終了することができる。PPPの使用を終了すると、デイパックモードに移行する。
(c) PPPモードは使わない。
【0041】
PPPモードは、使わないものとする。
PPP接続するためには、ダイアルアップのための各種の設定情報が必要になる。PPPモードに入るためには、この情報をオペレータが直接、入力しなければならなくなる。
【0042】
一方、PPP&デイパックモードの場合には、デイパック使用モードからの遷移となるため、ダイアルアップのための設定情報をデイパックに格納しておくことが可能である。この情報は、事前にサーバに設定しておくことができる。
【0043】
モバイル用途を考えたときにPPPの利用は、デイパック前提に制限しても問題ないと考えられる。
(d) ログインの時のモード移行
ログイン時には、LAN使用モードかデイパック使用モードかのどちらかを選択可能とする。LAN使用モードが選択された場合、そのユーザが所有権を持つデイパックが存在すれば、LAN&デイパックモードに移行する。
【0044】
デイパック使用モードでは、PPP&デイパックモードに移行することが可能である。
ログイン時にLAN使用モードを選択するのは、LANが使用できるオフィスにいる時を想定しているため、“オフィスモード”と呼ぶ。一方、デイパックモードを選択するのは、LANが使用できない、外出中の使用を想定しているため、“モバイルモード”と呼ぶ。
【0045】
ログイン時にオペレータは、使用モードとして、“オフィスモード”か“モバイルモード”かを選択して使用を開始する。
(e) リセットと電源断
全てのモードから、リセットと電源断が可能である。リセットは、OSのデータ部を初期化し、システム初期化ルーチンを実行するものである。電源断は、ハードウェア的な電源OFFである。
【0046】
次に、図4のフローチャートを参照して、OS起動時の処理の流れを説明する。
ネットワークコンピュータ12が電源オンまたはそのリブートのための操作が行われると、ネットワークコンピュータ12のROMに格納されたブートプログラムがスタートする。このROMのブートプログラムは、まず、フラッシュメモリなどから構成されるローカルストレージ121にOSが保存されているか否かを調べる(ステップS101)。
【0047】
ローカルストレージ121にOSが保存されている場合には、そのローカルストレージ121からOSがブートされる(ステップS102)。一方、ローカルストレージ121にOSが保存されてない場合には、ROMのブートプログラムは、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)によって、OS名、IPアドレスおよびOS起動に最低限必要なブート環境をサーバコンピュータ11から自動取得した後、TFTP(Trivial File Transfer Protocol)により、サーバコンピュータ11からブートローダをロードしてそのブートローダに制御を渡す(ステップS103,S104)。
【0048】
ブートローダは、NFS(Network File System)により、サーバコンピュータ11からOSをロードしてそのブートを行う(ステップS105)。これにより、OSの初期化処理が開始される(ステップS106)。この初期化処理では、OSが使用するネットワーク環境の設定などが行われる。
【0049】
このようにして環境設定処理が行われた後、使用モード選択処理(ステップS107)が行われる。
この使用モード選択処理では、まず、OSにより、所有権の設定されたデイパックの存在の有無やLAN10が使用可能か否かなどの判定が行われ、この結果に基づいて使用モードのデフォルト値が決定され、そのデフォルト値がネットワークコンピュータ(NC)12のログインダイアログ画面上に表示される。この使用モード選択処理では、まず、所有権が設定されたデイパックが存在するか否かが調べられる。所有権が設定されたデイパックが存在するならば、使用モードのデフォルト値を“モバイルモード”に設定する。次に、DHCPのDISCOVERパケットをブロードキャストし、それに対するOFFERパケットの受信の有無によって、LANの使用が可能か否かが調べられる。OFFERパケットが受信されるとLAN使用が可能な環境であると判断され、使用モードのデフォルト値が“オフィスモード”に切り替えられる。このように、デイパックとして使用できるローカルストレージが存在する場合には、LAN使用が可能か否かに応じて、“モバイルモード”または“オフィスモード”がデフォルト値としてログインダイアログに表示される。また、ログインダイアログ上でユーザによって明示的に使用モードの設定変更が行われた場合には、ユーザによって指示されたモードに変更される。そして、ログインダイアログ上のOKボタンが押されると、現在のモードに確定されて、その設定のための処理が開始される。そして、その使用モードを示すインジケータが画面表示される。一方、ローカルストレージが存在しないか、あるいはローカルストレージは存在するもののそのデイパックに所有権が設定されてない場合には、デフォルトのモードが決定されないまま、LANの使用が可能か否かが調べられる。LAN使用が可能な環境であると判断された場合には、使用モードのデフォルト値が“オフィスモード”に設定される。そして、“オフィスモード”がデフォルト値としてログインダイアログに表示され、“モバイルモード”は無効化される。このように、ローカルストレージが存在しないか、あるいはローカルストレージは存在するもののそのデイパックに所有権が設定されてない場合には、基本的に“オフィスモード”が選択されることになる。
【0050】
使用モード選択処理にて使用モードが選択されると、ログインダイアログで入力されたユーザ名およびパスワード等に基づいてユーザ認証処理が行われる(ステップS108,S110)。ユーザ認証処理が成功すると、“オフィスモード”が選択されている場合には、デイパックの所有権の有無に基づいて接続モードがLANモードまたはLAN&デイパックモードに設定される(ステップS109)。一方、“モバイルモード”が選択されている場合には、ユーザによるPPP接続操作、切断操作に応じて、デイパックモードとPPP&デイパックモード間を遷移する。
【0051】
次に、本実施形態の特徴とするデイパックの所有権について説明する。
デイパックに対する所有権の設定には、パーティション方式とディレクトリ方式の2方式がある。
【0052】
(1)パーティション方式
パーティション方式とは、あらかじめネットワークコンピュータ(NC)12を使用するユーザ数を決めておき、そのユーザ数分のパーティション領域をローカルストレージ121に割り振るものである。各パーティションには認証情報セクタを設け、所有権が設定された時に、そこに所有権情報を設定される。この様子を図5に示す。この図5においては、ローカルストレージ121に3人分のデイパック(デイパック#1,#2,#3)を設定するための3つのパーティションが用意されている場合が示されている。これらデイパック#1,#2,#3のパーティションには、それぞれ認証情報セクタ#1,#2,#3が対応して設けられている。認証情報セクタの所有権が削除されたときは、対応するパーティションを初期化するものとする。また、サーバ11からダウンロードされるOSは、デイパック用のパーティションとは異なる記憶領域に保存される。
【0053】
認証情報セクタに設定される所有権情報は、図6に示されているように、ユーザ名情報、パスワード情報、ユーザID情報(UID)、グループID情報(GID)から構成されている。
【0054】
(2)ディレクトリ方式
ディレクトリ方式とは、所有権が設定されたときに、所有権情報を構成するユーザ名とパスワードなどの組み合わせでローカルストレージ121上にディレクトリを作成し、ユーザはそのディレクトリ下のファイルだけをアクセス可能とする方式である。所有権が削除された時にはそのディレクトリ下のファイルをすべて削除するものとする。この様子を図7に示す。
【0055】
図7においては、ユーザAのユーザ名“XXXX1”とパスワード“YYYY1”とからなるディレクトリ名(XXXX1YYYY1)を有するディレクトリがユーザAのデイパックとして作成され、またユーザBのユーザ名“XXXX2”とパスワード“YYYY2”とからなるディレクトリ名(XXXX2YYYY2)を有するディレクトリがユーザBのデイパックとして作成された様子が示されている。この場合、ユーザAについては、ディレクトリ名(XXXX1YYYY1)のディレクトリ配下のみが自身が所有権を有するデイパックとして使用でき、またユーザBについては、ディレクトリ名(XXXX2YYYY2)のディレクトリ配下のみが自身が所有権を有するデイパックとして使用できることになる。
【0056】
次に、デイパックの所有権管理のために用いられるユーザインタフェースについて説明する。
(1)デイパックのセットアップ
前述したように、デイパックとは、ディスコネクティッドオペレーション(モバイルモード、PPPモード)で使用するプログラムやデータといったサーバリソースのレプリカを格納する場所である。デイパックのセットアップは各ネットワークコンピュータ(NC)12からデイパック管理ユーティリティを使用して行う。このデイパック管理ユーティリティは、OSの一機能として提供されている。
【0057】
(2)デイパックの所有権
デイパックの所有権はデイパックの所有者を判断するための情報であり、図8(A)に示されているように、ユーザ名とパスワード等により管理する。1つのデイパックを複数のユーザ名で共有することはできない。
【0058】
デイパックは所有権の状態により図8(B)に示すように以下の3つの状態となり、それぞれの状態で可能な操作は異なる。
(a)所有権が設定されてない状態
(b)ログインユーザのユーザ名で所有権が設定されている状態
(c)ログインユーザのユーザ名以外のユーザ名で所有権が設定されている状態
(a)においては、所有権が設定されておらず空き状態であるので、ログインユーザは所有権の設定は行えるが、所有権の削除は行うことができない。
【0059】
(b)の状態は、ログインユーザよって所有権が持たれているデイパックの状態であり、この(b)の状態では、ログインユーザは所有権の設定を行うことができないが、所有権の削除は行うことができる。
【0060】
(c)の状態は、ログインユーザ以外のユーザによって所有権が持たれているデイパックの状態であり、この(b)の状態では、ログインユーザは所有権の設定と削除のどちらも行うことができない。
【0061】
(3)デイパック所有権とデイパックへのアクセス権
ログイン時のユーザ認証とマッチしたデイパックに対してのみアクセスすることを可能にする。
【0062】
(4)デイパックの所有権の設定
・デイパックを使用する前にデイパックに所有権を設定する。
・デイパックの所有権の設定はデイパック管理ユーティリティにより操作する。
【0063】
(5)デイパック管理ユーティリティの起動
図9に、ネットワークコンピュータ(NC)12のデスクトップ画面の一例を示す。
【0064】
利用者がオペレーション中に現在の使用モードなどを認識できるように、ネットワークコンピュータ(NC)12のデスクトップ画面上には状態インジケータが設けられる。状態インジケータは、ディスプレイ上に表示されるアイコン上の領域であり、マウスによって移動可能である。
【0065】
状態インジケータをマウスでクリックすることにより、ダイアログボックスが開き、PPPの接続/切断やデイパックの所有権の獲得/放棄などを指示することができる。
【0066】
ログインが成功すると、アプリケーションが起動され、ユーザがオペレーション可能なモードになる。このとき、状態インジケータが表示され、現在の使用モードなどがそこに表示される。状態インジケータには、図示のようにディスコネクティッドオペレーションボタンが配置されており、このボタン操作によって、デイパック管理ユーティリティを起動することができる。
【0067】
デイパック管理ユーティリティを起動すると、図10のように、「所有権の設定」ボタン、「所有権の削除」ボタンなどを含むデイパック管理用メイン画面が表示され、この画面上のインターフェースを用いて所有権の設定や削除を行うことができる。なお、所有権が設定されていない状態においては、図10のように「所有者」の欄には「なし」と表示される。「所有権の削除」ボタンは、所有権が設定されてない場合には選択することができない。
【0068】
(6)所有権の設定
「所有権の設定」ボタンを押すと、図11(A)に示すように、ログインしているユーザ名でデイパックに所有権を設定する所有権設定ダイアログボックスを表示する。この所有権設定ダイアログボックスには、所有権情報を入力させるための入力ボックスが表示されるが、所有者を示すユーザ名情報の欄には、ログインユーザ名が自動的に表示される。このユーザ名は変更することができない。このように、デイパックの所有権情報の設定はログイン時の認証処理で用いられた情報と連動して行われる。
【0069】
パスワード入力、およびその確認のためのパスワード再入力を行った後、「OK」ボタンを押すと、指定されたユーザ名とパスワードでデイパックに所有権が設定される。正常終了すると図11(B)のようなシステムリブートダイアログボックスが表示され、「OK」ボタンを押すとシステムをリブートし、デイパックを使用可能にする。
【0070】
また、図11(A)の画面上で「キャンセル」ボタンを押すと、デイパックの所有権の設定を中止してメイン画面に戻る。
(7)所有権の削除
ログインユーザが所有権を持つデイパックが存在する場合に図10のメイン画面上の「所有権の削除」ボタンを押すと、図12(A)に示すように、設定してある所有権を削除するための所有権削除ダイアログボックスが表示される。この所有権削除ダイアログボックスには、設定されている所有権情報を入力させるための入力ボックスが表示されるが、所有者を示すユーザ名情報の欄には、ログインユーザ名が自動的に表示される。このように、デイパックの所有権情報の削除においても、ログイン時の認証処理で用いられた情報が連動して用いられる。
【0071】
パスワード入力後に「OK」ボタンを押すと、所有権を削除する。もし入力されたパスワードが設定されている所有権情報と一致しない場合は、図12(B)のようなパスワード不一致ダイアログボックスを表示する。
【0072】
また、パスワードが一致した場合であっても、削除対象のデイパック内にサーバ11に未同期の更新データが存在する場合には、図13(A)に示すような、更新内容破棄ダイアログボックスを表示する。これは、もし無条件に所有権を削除してデイパックを空き状態にしてしまうと、サーバ11とデイパックとの間でデータの矛盾が生じてしまうことを考慮したものであり、更新内容破棄ダイアログボックスによって、未同期の更新データがあることをユーザに通知し、所有権を同期処理後に削除するか、同期処理せずに未同期の更新データの破棄を伴う強制削除を行うかをユーザに選択させる。
【0073】
更新内容破棄ダイアログボックス上の「OK」ボタンを押すと、更新内容を破棄してデイパックの所有権を削除する。つまり、そのデイパックに対応するパーティションの初期化あるいはディレクトリの削除が行われる。この所有権削除の処理が正常終了すると、図13(B)のようなシステムリブートダイアログボックスを表示する。「OK」ボタンを押すとシステムをリブートし、デイパックを使用不可にする。
【0074】
また、図13(A)の更新内容破棄ダイアログボックス上で「キャンセル」ボタンを押した場合は、デイパックの所有権の削除を中止し、メイン画面に戻る。次に、図14のフローチャートを参照して、所有権の設定/削除が可能状態であるか不可能状態であるかを判別するためのデイパック操作管理の処理手順について説明する。
【0075】
このデイパック操作管理の処理は、図8(B)の3つの状態(・所有権が設定されてない状態、・ログインユーザのユーザ名で所有権が設定されている状態、・ログインユーザのユーザ名以外のユーザ名で所有権が設定されている状態)に応じて実行可能なデイパック操作を制限するものである。
【0076】
すなわち、まず、ログイン時の認証情報と設定されている所有権情報との比較により、ログインしたユーザが所有権を有するデイパックが存在するか否かが調べられる(ステップS201)。ログインしたユーザが所有権を有するデイパックが存在する場合には、図8(B)の状態(b)となり、その所有権を有するデイパックの削除操作のみが許可される(ステップS202)。そして、デイパック管理ユーティリティーのメイン画面上の「所有権の削除」ボタンにより所有権の削除処理が要求されると、パスワード入力後に所有権情報との認証処理が行われて、デイパックの所有権削除が行われる(ステップS203〜S205)。
【0077】
一方、ログインしたユーザが所有権を有するデイパックが存在しない場合には、所有権が設定されてない空き状態のデイパックが存在するか否かが調べられ(ステップS206)、空き状態のデイパックが存在しない場合には、図8(B)の状態(c)となり、デイパック管理ユーティリティーの起動が禁止され、全てのデイパック操作が禁止される(ステップS210)。
【0078】
もし空き状態のデイパックが存在する場合には、図8(B)の状態(a)となり、所有権の設定操作のみが許可される(ステップS207)。そして、デイパック管理ユーティリティーのメイン画面上の「所有権の設定」ボタンにより所有権の設定処理が要求されると、パスワード入力後にデイパックの所有権設定処理が行われる(ステップS208,S209)。
【0079】
次に、図15のフローチャートを参照して、デイパック削除要求に対する処理について説明する。
デイパックの所有権削除が要求されると、まず、その削除対象のデイパック上にサーバ11に対して未反映の更新データが存在するか否かが調べられる(ステップS301)。未反映の更新データが存在しないならば、そのデイパックの所有権を削除する(ステップS302)。一方、未反映の更新データが存在する場合には、図13(A)の更新内容破棄ダイアログボックスを表示して、デイパックの更新データをサーバ11に反映させた後に削除するのか、反映させずにデイパックの所有権を強制削除して更新データを破棄してしまうかをユーザに選択させ、その選択操作に応じた処理を行う(ステップS303)。
【0080】
以上のように、本実施形態によれば、モバイル用途のためのデイパックに所有権を持たせることにより、そのデイパックを利用者個人専用のデータとして利用することが可能となる。よって、個人データを保護しつつ、複数の利用者による同一のネットワークコンピュータ(NC)12の共用が可能となる。また、複数のデイパックに対して個別に所有権を設定できるようにしているので、ネットワークコンピュータ(NC)12を共用する複数の利用者それぞれは、個人専用のデイパックを使用することで、オフライン状態でもオンライン状態でも同一業務が行えるようになる。
【0081】
なお、本実施形態のネットワークコンピュータにおけるデイパック所有権管理の手順を実行するコンピュータプログラムを記録媒体に記録しておけば、そのコンピュータプログラムを通常のネットワークコンピュータに適用するだけで、本実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0082】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、サーバリソースの複製を保持するデイパックに所有権を設定することにより、個人データを保護しつつ、複数の利用者が同一のネットワークコンピュータを使用できるようになり、モバイル用途のネットワークコンピュータの実現に適したコンピュータシステムを提供できる。特に、複数のデイパックを用意し、各デイパック毎に所有権を設定できるようにしているので、複数の利用者それぞれが個人専用のデイパックを使用して、オフライン状態でもオンライン状態でも同一業務が行えるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るネットワークコンピュータシステムのシステム構成を示すブロック図。
【図2】同実施形態のネットワークコンピュータの動作原理を説明するための図。
【図3】同実施形態のネットワークコンピュータの動作モードの遷移を説明するための図。
【図4】同実施形態のネットワークコンピュータのOS起動時の動作を説明するフローチャート。
【図5】同実施形態のネットワークコンピュータにおいてパーティション方式を用いて複数のデイパックをローカルストレージに作成する原理を説明するための図。
【図6】同実施形態のネットワークコンピュータで用いられる認証情報セクタの内容を示す図。
【図7】同実施形態のネットワークコンピュータにおいてディレクトリ方式を用いて複数のデイパックをローカルストレージに作成する原理を説明するための図。
【図8】同実施形態のネットワークコンピュータで用いられる所有権情報の内容と所有権操作の制限を説明するための図。
【図9】同実施形態のネットワークコンピュータにおけるデイパック管理ユーティリティーの起動操作を説明する為の図。
【図10】同実施形態のネットワークコンピュータにおけるデイパック管理画面を示す図。
【図11】同実施形態のネットワークコンピュータにおける所有権設定画面を示す図。
【図12】同実施形態のネットワークコンピュータにおける所有権削除画面を示す図。
【図13】同実施形態のネットワークコンピュータにおける更新内容破棄ダイアログ画面を示す図。
【図14】同実施形態のネットワークコンピュータにおける所有権操作管理の手順を示すフローチャート。
【図15】同実施形態のネットワークコンピュータにおけるデイパック削除時の処理手順を示すフローチャート。
【符号の説明】
10…LAN
11…サーバコンピュータ
12…ネットワークコンピュータ(NC)
111…ディスク装置
121…ローカルストレージ

Claims (2)

  1. データ処理に必要なプログラムおよびデータをサーバリソースとして持つサーバコンピュータから前記サーバリソースをダウンロードして動作するコンピュータシステムにおいて、
    ローカル記憶装置と、
    複数の利用者それぞれが使用するサーバリソースの複製を記憶するための複数の領域を複数のモバイル用仮想記憶媒体として前記ローカル記憶装置上に作成する手段と、
    前記ローカル記憶装置上のモバイル用仮想記憶媒体に対して所有権情報を設定する手段と、
    前記所有権情報を用いた認証処理によって、所有権を有する利用者以外の他の利用者によるモバイル用仮想記憶媒体の使用を禁止する手段と、
    前記所有権情報を用いた認証処理によって、前記コンピュータシステムの利用者が所有するモバイル用仮想記憶媒体が存在するか否かを判別し、前記コンピュータシステムの利用者が所有するモバイル用仮想記憶媒体が存在するときは、当該モバイル用仮想記憶媒体に対してのみその所有権の削除を許可し、存在しないときは、所有権が設定されてない空き状態のモバイル用仮想記憶媒体に対してのみ所有権の設定を許可する所有権管理手段とを具備することを特徴とするコンピュータシステム。
  2. 前記利用者が所有するモバイル用仮想記憶媒体に対して所有権の削除が要求されたとき、当該モバイル用仮想記憶媒体上に前記サーバコンピュータ上のリソースに反映されてない未同期の更新データが存在するか否かを判定し、存在するときは、同期処理後に削除するか、強制削除するかを前記利用者に選択させる手段をさらに具備することを特徴とする請求項1記載のコンピュータシステム。
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