JP4219827B2 - 画像形成装置および画像形成装置における給紙装置 - Google Patents

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Description

この発明は、画像形成装置および画像形成装置における給紙装置に関する。
孔版印刷装置や複写装置、各種プリンタ等の画像形成装置においては一般に、シート状の記録媒体、通常は紙に画像形成が行われる。このため、この種の画像形成装置は一般に「昇降可能な用紙積載用トレイに載置された用紙を、画像形成装置奥側の給紙口近傍において画像形成装置本体側に配置された給紙コロにより、画像形成装置本体側へ給紙する給紙装置」を有している。
このような給紙装置では、用紙積載用トレイに用紙が「千枚単位」で積載される場合も珍しくなく、このため用紙積載用トレイに積載される用紙の重量が大きくなり、用紙積載用トレイを昇降させる力はかなり大きく設定されている。
用紙積載用トレイの昇降を適正に制御しないと、上記大きな力で上昇される用紙やトレイが「画像形成装置本体側の機材」に接触してこれを強圧し、故障の原因となる場合や、極端な場合には部材の破壊等が生じる場合もある。例えば、上昇する用紙が「給紙コロの給紙圧を調整するつまみ」を強圧し、その影響で給紙圧が変動して給紙タイミングに狂いが生じたりすることもある。
このような問題を回避するため、給紙装置に、用紙積載用トレイに載置された用紙の上面の「適正高さ」を検知する上面検知センサと、この上面検知センサにより検出されるべき適正高さよりも1段高い位置に設定された「上限高さ」を検知する第2上面検知センサとを設け、第2上面検知センサがオン状態となったときは用紙積載用トレイの上昇を停止させることが知られている(特許文献1)。
ところで、上記の如き画像形成装置の使用は専任のオペレータが行う場合もあるが、装置の取り扱いに十分に習熟していないユーザーが使用することもある。このような場合、用紙積載用トレイに用紙を補充したり、新たに積載したりした後、ユーザーが「補充あるいは積載した用紙の上にうっかりと手を置いた状態」で給紙装置がセット状態になった場合、用紙積載用トレイが上昇し、ユーザーの手が用紙と給紙コロとに挟まれる恐れもなくはない。
ユーザーの手が用紙と給紙コロとに挟まれたとしても、用紙積載用トレイの上昇速度は「比較的ゆっくり」しているから、ユーザーの手が衝撃力で強圧されることは一般には無い。特に、特許文献1記載のもののように、第2上面検知センサが設けられている場合には、「挟まれた手そのもの」により第2上面検知センサがオン状態となって用紙積載用トレイの上昇を停止させるから、手が挟まれても危険性はないが、それでも、このような場合に給紙コロが回転したりすると多少は「不快な思い」をすることも考えられる。
また、用紙積載用トレイに積載された用紙の最上面が適正高さにあるとき(この場合、上面検知センサがオン状態である。)、ユーザーが積載された用紙の上部のものを「束ねた状態で引き抜く」こともある。例えば、裏紙を使用して画像形成を行おうとして、用紙積載用トレイに積載されている既存の両面用紙の上に、例えば100枚の裏紙を積載したが、画像記録が両面である必要に気が付いて上記100枚の裏紙を引き抜いたような場合である。
あるいは逆に、用紙積載用トレイ上の用紙の「かなりの部分」を入れ替えようとして、既存の用紙の「かなりの部分」を引き抜く場合や用紙積載用トレイ上に用紙がなくなる場合もある。
実開平4−79851号公報
この発明は、上述したところに鑑み、ユーザーが誤って「用紙と給紙コロの手を挟まれてしまったような場合」にも配慮した給紙装置の実現を課題とする。
この発明はまた、上記「用紙の引き抜き」や用紙交換の事態にも配慮した給紙装置の実現を課題とする。
この発明はさらに、上記給紙装置を有する画像形成装置の実現を課題とする。
この発明の給紙装置は「用紙上に画像を形成する画像形成装置に用いられる給紙装置であって、昇降可能な用紙積載用トレイを有し、この用紙積載用トレイ上に載置された用紙を、画像形成装置側の給紙口近傍において画像形成装置本体側に配置された給紙コロにより、画像形成装置本体側へ給紙する給紙装置」であって、昇降手段と、適正高さ検知手段と、上限高さ検知手段と、制御手段とを有する。
「昇降手段」は、用紙積載用トレイを昇降させる手段である。
「適正高さ検知手段」は、用紙積載用トレイに載置された用紙の上面の、適正高さを検知する手段である。
「上限高さ検知手段」は、適正高さ検知手段により検出されるべき適正高さよりも1段高い(数mm程度)位置に設定された上限高さを検知する手段である。
「制御手段」は、適正高さ検知手段と上限高さ検知手段による検知結果に応じて、昇降手段による用紙積載用トレイの昇降を制御するとともに、給紙コロの駆動を制御する。
上記給紙装置は「用紙積載用トレイの上昇中に上限高さ検知手段がオン状態となったとき、適正高さ検知手段のオン・オフ状態に拘わらず、用紙積載用トレイの上昇を停止させるとともに給紙コロを駆動させず、上昇停止後の所定の短時間以内に用紙積載用トレイを所定距離降下させるように、制御手段による昇降制御が行われる」ようにすることも考えられる(以下「参考技術」という。)。
請求項1記載の給紙装置は「適正高さ検知手段がオン状態からオフ状態になり、オン状態であった時間:Tonが所定時間:T以上であるとき、用紙積載用トレイを所定の位置まで低下させ、時間:Tonが所定時間:T未満であるときは用紙積載用トレイを上昇させるように、制御手段による昇降制御が行われる」ことを特徴とする。
上記参考技術においても「適正高さ検知手段がオン状態からオフ状態になり、オン状態であった時間:Tonが所定時間:T以上であるとき、用紙積載用トレイを所定の位置まで低下させ、時間:Tonが所定時間:T未満であるときは用紙積載用トレイを上昇させるように、制御手段による昇降制御が行われる」ように構成することができる
上記請求項1記載の給紙装置において「適正高さ検知手段がオン状態からオフ状態になり、オン状態であった時間:Tonが所定時間:T未満」であれば、用紙積載用トレイを上昇させるが、このとき、上限高さ検出手段がオン状態になったときは、用紙積載用トレイを所定距離だけ降下させる構成とすることができる(請求項2)。
この発明の画像形成装置は「上記請求項1または2記載の給紙装置を有する画像形成装置」である。
付言すると、この発明の給紙装置は、上記の如く「適正高さ検知手段、上限高さ検知手段」による検知結果に基づき、用紙積載用トレイの昇降を制御する点に特徴があるのであり、用紙積載用トレイやこれを昇降させる昇降手段、給紙コロ等を有する給紙部の構成等は、従来から知られた給紙装置のものを適宜に利用することができる。「制御手段」としてはマイクロコンピュータ等を用いることができる。
適正高さ検知手段や上限高さ検知手段としては、例えば、特許文献1において上面検知センサ、第2上面検知センサ等として知られた接触式のものを用いることもできるし、光学的な構成のものを用いることもできる。
また、上の説明に於いて、適正高さ検知手段や上限高さ検知センサが「オン状態」であるとは、これら検知手段により「検知対象が検出された状態」を謂い、検知対象が検出されていない状態が「オフ状態」である。
上記参考技術の場合、ユーザーが「補充あるいは積載した用紙の上にうっかりと手を置いた状態」で給紙装置がセット状態になった場合、用紙積載用トレイが上昇し、ユーザーの手が用紙と給紙コロとに挟まれることがあるが、このときユーザーの手が上限高さ検知手段により検出されることになる。
これにより「上限高さ検知手段がオン状態となる」が、このような状態においては、制御手段による制御が「適正高さ検知手段のオン・オフ状態に拘わらず、用紙積載用トレイの上昇を停止させるとともに給紙コロを駆動させず、上昇停止後の所定の短時間以内に用紙積載用トレイを所定距離降下させる」ように行われるので、用紙と給紙コロに挟まれたユーザーの手に大きな挟圧力がかかることは無く、給紙コロも回転しないので、手を挟まれたユーザーが「不快な思い」をしないですむ。
また、上昇を停止した用紙積載用トレイは「上昇停止後の所定の短時間以内に用紙積載用トレイを所定距離降下させられる」ので、手を挟まれたユーザーは短時間で「挟まれた手」を抜き出すことができる。ユーザーが手を挟まれた状態から開放されるまでの時間は短いほど良いから、上記「所定の短時間」は短いことが好ましいが、用紙積載用トレイの重量による慣性等を考慮すると、数秒程度、例えば2秒程度が好適である。また上記用紙積載用トレイが降下する「所定距離」は、この降下により給紙コロと用紙上面とが離隔し、ユーザーが「挟まれた手」を引き抜くための空間を形成するものであるから、手を引き抜くのが容易となる大きさであれば良く、例えば150mm程度が好適である。
従って、この例の場合であれば、上限高さ検知手段がオン状態となったときは、例えば2秒以内に用紙積載用トレイが150mm降下することになる。
請求項1記載の給紙装置の場合「適正高さ検知手段がオン状態からオフ状態になったとき、オン状態であった時間:Tonが所定時間:T以上であるとき、用紙積載用トレイを所定の位置まで低下させ、時間:Tonが所定時間:T未満であるときは、用紙積載用トレイを上昇させる」ように、制御手段による昇降制御が行われる。
用紙の交換を行う場面を考えてみると、前述した例で「裏紙を使用して画像形成を行おうとして、用紙積載用トレイ上の既存の両面用紙上に裏紙を、例えば100枚積載したが、画像記録が両面である必要に気が付いて上記100枚の裏紙を引き抜く」ような場合というのは、得てして「用紙をセットした直後」に起こり易いことが経験上知られている。
従って、このような場合に用紙を引き抜くのは、適正高さ検知手段がオン状態になった直後、例えば数秒程度以内に起こりやすい。このような場合、ユーザーの意図するところは「用紙の抜き取り」にあって、用紙の交換ではない。従って、こういう場合には用紙積載用トレイを降下させるのではなく、そのまま上昇させて適正高さ検知手段により用紙面(引き抜いた用紙の束の下側に載置されていた用紙の最上面)を検知すれば直ちに給紙が可能になる。
一方、適正高さ検出手段がある時間継続してオン状態を続け、この状態からオフ状態になったときは、用紙積載用トレイ上に用紙が無くなった場合や、用紙積載用トレイ上の相当量の用紙の交換を意図して用紙の抜き取りを行う場合が殆どである。
従って、このような場合には用紙積載用トレイにある程度多量の用紙を補充あるいはセットする必要がある場合があり、このためには、用紙積載用トレイを「所定の位置(例えば下限位置検出手段で検出される最下位置)」まで低下させるようにすることにより、用紙の補充やセットが容易である。かかる情況を鑑みると上記所定時間:Tは数秒程度、例えば2〜5秒程度が好適である。
この発明の給紙装置は「昇降可能な用紙積載用トレイを有し、載置された用紙を、画像形成装置側の給紙口近傍において画像形成装置本体側に配置された給紙コロにより、画像形成装置本体側へ給紙する給紙装置により給紙を行って、用紙上に画像を形成する画像形成装置」に用いられるものであるから、請求項3記載の画像形成装置は、このような範疇に含まれる画像形成装置であれば特に制限無く実施することができる。具体的には、孔版印刷装置や複写装置、各種プリンタ等として実施できる。中でも、業務用に用いられる孔版印刷装置の場合、用紙積載用トレイに積載される用紙の枚数が極めて多いので、この発明の適用が有効である。
この発明の給紙装置は、ユーザーが誤って「用紙と給紙コロの手を挟まれてしまったような場合」や、「用紙の引き抜き」や用紙交換の事態にも配慮されている。従って、この発明の給紙装置やこれを用いた画像形成装置では、装置に不慣れなユーザーでも安心して使用することができ、使い勝手がよい。
図1は上記「参考技術」の1形態を説明するための図である。
図1(a)において、符号10は用紙積載用トレイ、符号Sは用紙、符号12は昇降手段、符号14は適正高さ検知手段、符号16は上限高さ検知手段、符号18はブラケット、符号181は給紙コロ、符号182は分離コロ、符号183はアクチュエータ、符号20は画像形成装置本体、符号21は側壁、符号22は分利用の摩擦パッド、符号30は制御手段をそれぞれ示している。
用紙積載用トレイ10は昇降手段12により昇降可能であり、用紙Sは図示の如く、給紙される方向の側の端部が、画像形成装置本体20の側壁21に当接するようにして用紙積載用トレイ10上に積載される。
給紙コロ181、分離コロ182はブラケット18に保持され、ブラケット18に設けられた図示されない駆動手段により駆動されて回転するようになっている。上記駆動手段は制御手段30により制御される。ブラケット18は画像形成装置本体20側に設けられている。
適正高さ検知手段14は、アクチュエータ183が用紙Sの最上面により若干押し上げられることにより、上記最上面が適正高さL1となったことを検知する。用紙最上面が適正高さL1に位置するとき、給紙コロ181が適正に上記用紙最上面に接触するようになっている。
上限高さ検知手段16は、給紙コロ181に「用紙最上面との適正な接触の接触圧を超えて下方から押し上げる力」が作用すると、ブラケット18が若干上方へ変位し、この変位を「スリットとフォトカプラ−」とにより検出し、給紙コロ181の下面が上限高さL2になったことを検出する。上限高さL2は適正高さL1よりも5mm程度上方に設定されている。
図1(a)に示す状態においては図示の如く、適正高さ検知手段14、上限高さ検知手段16は共にオフ状態にある。
正常な状況では、昇降手段12により用紙積載用トレイ10が上昇し、積載された用紙Sの最上面がアクチュエータ183を押し上げて適正高さL1が検出されると、この状態で適正高さ検知手段14がオン状態となり、用紙積載用トレイ10の上昇は停止され、給紙ローラ181は適正な接触圧をもって用紙最上面に接触する。このとき、上限高さ検知手段16はオフ状態である。
この状態で給紙ローラ181が駆動されると、給紙ローラ181は時計方向に回転して最上位の用紙を含む複数枚を画像形成装置本体側へ給紙する。給紙された用紙はその先端を分離コロ182と摩擦パッド22とにより挟まれ、この状態で分離コロ182が駆動されて回転すると、最上位の1枚のみが画像形成部へ向かって送られる。
図1(a)に示すように、画像形成装置のユーザーが手HUを用紙Sの上に「うっかり載せたままの状態」で用紙積載用トレイ10が上昇した場合、図1(b)に示す如く、手HUが給紙コロ181に下方から接触してブラケット18を押し上げ、図の如く上限高さ検知手段16がオン状態になる。図1(b)の状態では、適正高さ検知手段14がオフ状態であるが、手HUがアクチュエータ183をも押し上げるような場合には、適正高さ検知手段14もオン状態になる。
制御手段30は、上限高さ検知手段16から「オン状態の信号」を受けると、適正高さ検知手段14の状態が「オン状態であるとオフ状態である」とを問わず、昇降手段12を制御して用紙積載用トレイ10の上昇を停止し、続いて150mm下降させる。
この下降は、この実施の形態において、上限高さ検知手段16が「オン状態」となったとき、即ち、ユーザーの手HUが用紙と給紙コロ181に挟まれたときから2秒以内に行われる。従って、ユーザーは挟まれた手HUを直ちに自由にできる。また、制御手段30はこの間「給紙コロ181の回転が行われない」ように制御する。
図4に、昇降手段12の上昇・停止・下降と、上限高さ検知手段14のオン・オフ状態との対応関係をタイミング図として示す。上の例で、上限高さ検知手段14がオン状態となってから、停止・下降の時期を経て再度停止するまでの時間が2秒であり、この間に、用紙積載用トレイ10は150mm降下するのである。図5に、上記の動作を表すフローチャートを示す。
即ち、上に説明した形態は、用紙上に画像を形成する画像形成装置20に用いられる給紙装置であって、昇降可能な用紙積載用トレイ10を有し、載置された用紙Sを、画像形成装置側の給紙口近傍において画像形成装置20本体側に配置された給紙コロ181により画像形成装置本体側へ給紙する給紙装置において、用紙積載用トレイ10を昇降させる昇降手段12と、用紙積載用トレイ10に載置された用紙Sの、上面の適正高さL1を検知する適正高さ検知手段14と、この適正高さ検知手段により検出されるべき適正高さよりも1段高い位置に設定された上限高さL2を検知する上限高さ検知手段16と、適正高さ検知手段14と上限高さ検知手段16による検知結果に応じて、昇降手段12による用紙積載用トレイ10の昇降を制御するとともに、給紙コロ181の駆動を制御する制御手段30とを有し、用紙積載用トレイ10の上昇中に上限高さ検知手段16がオン状態となったとき、適正高さ検知手段14のオン・オフ状態に拘わらず、用紙積載用トレイ10の上昇を停止させるとともに給紙コロ181を駆動させず、上昇停止後の所定の短時間(2秒)以内に用紙積載用トレイ10を所定距離(150mm)降下させるように、制御手段30による昇降制御が行われる。
なお、ユーザーが挟まれた手を自由にした後は、例えばリセットボタンを押すなどして、用紙積載用トレイ10を上昇させる。このために、画像形成装置本体側のディスプレイに例えば「リセットボタンを押してください」等のリセット操作要求表示が表示される。
図2は、請求項1記載の給紙装置の実施の1形態を説明するための図である。
煩雑を避けるため、混同の虞が無いと思われるものについては、図1におけると同一の符号を付した。
図2(a)は、用紙積載用トレイ10に積載された用紙Sの最上位が適正高さにあり、給紙コロ181が用紙Sの最上面に「適正な接触圧」で接触している状態である。適正高さ検知手段14はオン状態にあり、上限高さ検知手段16はオフ状態にある。この状態で画像形成が行われれば、所定のタイミングで給紙コロ181、分離コロ182が回転して用紙Sの給送がなされる。
このようなスタンバイ状態において、積載された用紙のうち最上位の、例えば100枚が抜き取られた状態を図2(b)に示す。符号S1で示す部分が「抜き取られた用紙」である。
図2(a)の状態では、適正高さ検知手段14がオン状態にあり、上限高さ検知手段16はオフ状態にあるが、上記の如き「用紙の抜き取り」が行われた状態では、図2(b)に示すように適正高さ検知手段14も上限高さ検知手段16もオフ状態になる。換言すると、用紙S1の抜き取りが行われたことにより、適正高さ検知手段14は「オン状態からオフ状態」に変わる。
このとき、制御手段30は、適正高さ検知手段14がオフ状態になったことを受け、適正高さ検知手段14がオン状態であった時間:Tonが2秒未満であったか、2秒以上であったかに応じて、昇降手段12の動作を決定する。
即ち、ユーザーによる用紙抜き取りの意図が「不要な用紙の除去」にあり、用紙の交換ではない場合と言うのは、前述の如く、適正高さ検知手段14がオン状態になった直後、例えば数秒程度で起こりやすいので、この例では、適正高さ検知手段14がオン状態にあった時間が2秒未満である場合には、ユーザーの意図するところが「用紙の抜き取り」にあるものとし、制御手段30は昇降手段12により用紙積載用トレイ10を上昇させる。これにより、用紙積載用トレイ10上に残されている用紙Sが上昇し、適正高さ検知手段14がオン状態となって給紙可能な状態が実現する。
逆に、適正高さ検知手段14がオン状態であった時間:Tonが2秒以上であったときは、ユーザーによる用紙抜き取りの意図が「用紙の交換あるいはセット」にあるものとし、制御手段30は、用紙積載用トレイ10を所定の位置まで降下させて、用紙の交換やセットが行い易い状態とする。なお、適正高さ検知手段14がオン状態からオフ状態にかわるのは、用紙積載用トレイ10上の用紙Sが無くなった場合であることもあるが、この場合にも用紙積載用トレイ10は所定の位置まで下降して用紙のセットが行われ易くなる。
用紙積載用トレイ10を降下させる場合は、画像形成装置本体側のディスプレイに「リセットボタンを押してください」等のリセット操作要求表示が表示される。
図2に即して説明した実施の形態は、用紙上に画像を形成する画像形成装置20に用いられる給紙装置であって、昇降可能な用紙積載用トレイ10を有し、載置された用紙Sを、画像形成装置側の給紙口近傍において画像形成装置本体側に配置された給紙コロ181により画像形成装置本体側へ給紙する給紙装置において、用紙積載用トレイを昇降させる昇降手段12と、用紙積載用トレイ10に載置された用紙Sの、上面の適正高さを検知する適正高さ検知手段14と、この適正高さ検知手段により検出されるべき適正高さよりも1段高い位置に設定された上限高さを検知する上限高さ検知手段16と、適正高さ検知手段14と上限高さ検知手段16による検出結果に応じて、昇降手段12による用紙積載用トレイの昇降を制御するとともに、給紙コロ181の駆動を制御する制御手段30とを有し、適正高さ検知手段14がオン状態からオフ状態になったとき、オン状態であった時間:Tonが所定時間:T(2秒)以上であるとき、用紙積載用トレイ10を所定の位置まで降下させ、時間:Tonが所定時間:T未満であるときは、用紙積載用トレイ10を上昇させるように、制御手段30による昇降制御が行われる(請求項1)。
勿論、この動作は、前記参考技術の給紙装置における動作と併用することができる。
図2の場合においては、用紙積載用トレイ10上に積載された用紙の上部の「例えば100枚分の用紙S1が完全に抜き取られた場合」を説明したが、抜き取りの動作をしている途上でユーザーが「画像形成装置のそばを離れなければならないような情況」が生じる場合も考えられる。このような場合、用紙積載用トレイ10上の用紙の状態は、図3に示すように、積載された上部の用紙S2が「半ば抜き出され」て、なお用紙積載用トレイ10上に残っている状態となる。
このとき、「半ば抜き出された用紙S2」の最上面は「適正高さ」にあるが、適正高さ検知手段14はオフ状態にあり、適正高さは「上限高さよりも一段低い」から、上限高さ検知手段16もオフ状態である。このような場合、請求項2記載の給紙装置では、時間:Tonが2秒以上であるときには「用紙積載用トレイ10が所定の位置まで低下する」ので大きな問題は無いが、上記時間:Tonが2秒未満であるときには用紙積載用トレイ10は上昇する。この場合「アクチュエータ183とその直下の用紙面との間」はかなりの距離が開いているので、用紙積載用トレイ10が上昇して上限高さ検知手段16がオン状態になる。
この情況は、前記参考技術の場合であれば、ユーザ−の手が挟まれた情況と同様であるから、請求項1の給紙装置の動作に従い、かかる情況に於いて用紙積載用トレイを150mm低下させるようにするようにできる。
また、時間:Tonが2秒未満であることは、用紙を半ば抜き出したユーザーの意図が「用紙の抜き取り」にあるものと考えられるので、かかる場合、用紙積載用トレイを降下させる高さは150mmのように大きくなくてもよく、画像形成装置の操作位置に戻ってきたユーザーが「半ば抜き出された用紙S2」を用紙積載トレイ10上から抜き取り易くするのに適当な距離、例えば10〜20mm程度降下させるのみでもよい。
即ち、適正高さ検知手段14がオン状態からオフ状態になったとき、オン状態であった時間:Tonが所定時間:T(2秒)未満であって、用紙積載用トレイ10を上昇させるとき、上限高さ検出手段16がオン状態になったときは、用紙積載用トレイ10を所定距離(10〜20mm)だけ降下させることができる(請求項2)。この場合にも、画像形成装置本体側のディスプレイに「リセットボタンを押してください」等のリセット操作要求表示が表示される。
図6には、上に図2、図3に即して説明した実施の形態における動作をフローチャートとして示す。昇降手段制御のタイミングは、図6のフローチャ−トにより明らかと考えられるので図示を省略する。
なお、用紙積載用トレイが上昇して上限高さ検知手段がオン状態となったときは、給紙装置としては異常な状態であるので、この場合は警告のために「赤色LED」を点灯させ、それ以外の正常な状態のときは「緑色LED」を点灯させるようにしても良い。
図7は、画像形成装置の実施の形態を概念的に示す。
図中、符号200で示す部分は「画像形成装置本体」を示し、符号100で示す部分は「給紙装置」を示す。給紙装置100としては上に説明した実施の各形態のものを適宜用いることができる。先に述べたように、この発明の画像形成装置は、孔版印刷装置や複写装置、各種プリンタ等として実施できる。
画像形成装置が複写装置やプリンタである場合には、画像形成装置本体200には、光導電性の感光体、この感光体を均一帯電させる帯電手段、静電潜像を形成するための露光手段(原稿光像を結像させるものや、形成すべき画像の光書込みを行う光書込み手段等)、形成された静電潜像を現像する現像装置、現像により得られたトナー画像を用紙に転写する転写手段、転写されたトナー画像を用紙に定着する定着手段等が含まれる。
また、画像形成装置が孔版印刷装置である場合であれば、画像形成装置本体200には、形成するべき画像に対応する画像を孔版原紙に書込んでマスタとするマスタ作成手段、マスタを巻装される版胴やプレスローラ等が含まれる。勿論、画像形成装置は、両面に画像を形成できるものとして構成することも、カラー画像を形成するものとして構成することもでき、従来から知られている各種のものを用いることができる。
参考技術の給紙装置を説明するための図である。 請求項1記載の給紙装置の実施の1形態を説明するための図である。 請求項2記載の給紙装置の実施の1形態を説明するための図である。 図1の給紙装置の動作を説明するタイミング図である。 図1の給紙装置の動作を表すフローチャートである。 図2、図3の実施の形態の給紙装置の動作を表すフローチャートである。 画像形成装置の実施の形態を概念図として示す図である。
符号の説明
10 用紙積載用トレイ
12 昇降手段
14 適正高さ検知手段
16 上限高さ検知手段
181 給紙コロ
30 制御手段

Claims (3)

  1. 用紙上に画像を形成する画像形成装置に用いられる給紙装置であって、昇降可能な用紙積載用トレイを有し、この用紙積載用トレイに載置された用紙を、画像形成装置側の給紙口近傍において画像形成装置本体側に配置された給紙コロにより、画像形成装置本体側へ給紙する給紙装置において、
    用紙積載用トレイを昇降させる昇降手段と、
    上記用紙積載用トレイに載置された用紙の上面の、適正高さを検知する適正高さ検知手段と、
    この適正高さ検知手段により検出されるべき適正高さよりも1段高い位置に設定された上限高さを検知する上限高さ検知手段と、
    上記適正高さ検知手段と上記上限高さ検知手段による検知結果に応じて、上記昇降手段による上記用紙積載用トレイの昇降を制御するとともに、給紙コロの駆動を制御する制御手段とを有し、
    適正高さ検知手段がオン状態からオフ状態になり、オン状態であった時間:Tonが所定時間:T以上であるとき、上記用紙積載用トレイを所定の位置まで降下させ、上記時間:Tonが所定時間:T未満であるときは上記用紙積載用トレイを上昇させるように、上記制御手段による昇降制御が行われることを特徴とする給紙装置。
  2. 請求項1記載の給紙装置において、
    適正高さ検知手段がオン状態からオフ状態になり、オン状態であった時間:Tonが所定時間:T未満であって用紙積載用トレイを上昇させるとき、上限高さ検出手段がオン状態になったときは、上記用紙積載用トレイを所定距離だけ降下させるように、制御手段による昇降制御が行われることを特徴とする給紙装置。
  3. 請求項1または2記載の給紙装置を有する画像形成装置。
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