JP4219263B2 - ドロップケーブル用引き裂き工具 - Google Patents

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本発明は、光ファイバ等の芯線を樹脂層等の保護層で被覆してなるドロップケーブルの該保護層を軸線に沿って引き裂くことにより芯線を露出させるようにした引き裂き工具に関する。
例えば光通信用ドロップケーブルとして、図15に示すような、テンションメンバ34を樹脂層37aで被覆してなるテンションメンバ部33aと、光ファイバ36及び保護芯35を樹脂層37bで被覆してなる光ファイバケーブル部33bとを一体化した構造を有するものがある。
この種のドロップケーブル30において、上記テンションメンバ部33aと光ファイバケーブル部33bとを分離する場合は、従来、両者の境界の溝部にナイフを切り込み、該ナイフを溝に沿って移動させることにより分離する方法が採用されている。また光ファイバケーブル部33bにおいて光ファイバ36を露出させる場合は、従来、サンドペーパで樹脂層37bを光ファイバ36の直前まで両側から削り、手で引き裂いて光ファイバを露出させているのが現状である。
なお、芯線をビニール等の絶縁材料で被覆した電線の端末の外皮を剥離して芯線を露出させるワイヤストリッパーとしては、従来例えば左右一対のストリッパー本体同士及びハンドル同士を共通の枢支軸で枢着し、一方のストリッパ本体に固定支持部と可動挟持片とを配設し、他方のストリッパ本体に固定下刃と可動上刃とを配設した概略構造のものがある(例えば特許文献1参照)。
実公昭58−52811号公報。
しかし上記従来の手で引き裂く方法は能率が悪く実用的でない。一方、上記公報記載のものはケーブル端部の保護層を輪切りにして剥離除去するものであるから、保護層を軸線に沿って切り込みをいれて軸直角方向に引き裂くといった用途には使用できない。
本発明は上記従来の実情に鑑みてなされたものであり、簡単な操作によりドロップケーブルの保護層を軸線に沿って引き裂くことのできる全く新しい構成の引き裂き工具を提供することを課題としている。
請求項1の発明は、芯線の周囲を保護層で被覆してなるドロップケーブルの該保護層を軸線に沿って切り込みを入れて軸直角方向に引き裂くことにより上記芯線を露出させるドロップケーブル用引き裂き工具であって、左右一対のハンドルを揺動可能に連結し、左右一対の固定刃を上記切り込み方向の位置を固定して、かつ該両固定刃が当接する切り込み時位置と所定角度に開く引き裂き時位置との間で上記ハンドルの揺動中心を中心として開閉可能に設け、左右一対の可動刃を上記切り込み方向に上記固定刃との間隔が規制値となるよう進退可能に、かつ該両可動刃が当接する切り込み時位置と所定角度に開く引き裂き時位置との間で上記ハンドルの揺動中心を中心として開閉可能に設け、上記ドロップケーブルを上記固定刃上に配置して上記左,右のハンドルを揺動させるに伴い上記可動刃と固定刃とが上記規制値となるまで上記保護層に切り込み、上記左,右のハンドルをさらに揺動させると左,右の固定刃,左,右の可動刃が互いに拡開して上記保護層を引き裂くことを特徴としている。
請求項2の発明は、請求項1に記載のドロップケーブル用引き裂き工具において、上記左,右のハンドルを短辺部と長辺部とを有する略L字形状とするとともに短辺部同士を枢支軸で揺動可能に連結し、左,右のリンクプレートの、一端部と上記左,右のハンドルの上記短辺部と長辺部とのコーナ部とを連結するとともに、他端部と上記左,右の可動刃とを連結し、上記左,右のハンドルを開閉することにより上記左,右の可動刃が固定刃に対して切り込み方向に進退することを特徴としている。
請求項3の発明は、請求項2に記載のドロップケーブル用引き裂き工具において、上記左,右のハンドルと同一揺動中心を有し、かつ該揺動中心を挟んで左,右のハンドルの反対側に位置する左,右のセパレータ本体を設け、該左,右のセパレータ本体に上記左,右の固定刃を固定し、該左,右のセパレータ本体に上記左,右の可動刃を切り込み方向に案内するとともに該左,右の可動刃の切り込み位置を規制するガイド部を設け、上記左,右のハンドルを閉じるに伴い、上記可動刃と固定刃とが上記規制値となるまで上記保護層に切り込み、上記左,右のハンドルをさらに閉じると上記左,右のセパレータ本体が開いて上記左,右の固定刃,可動刃を互いに拡開させ、もって上記保護層を引き裂くことを特徴としている。
請求項4の発明は、請求項3に記載のドロップケーブル用引き裂き工具において、上記左,右のセパレータ本体の開度を規制するとともに、該左,右のセパレータ本体を全開状態に保持したままで上記左,右のハンドルを所定角度だけ開き側に揺動可能とし、もって可動刃を後退可能とする保持機構を設けたことを特徴としている。
請求項1の発明によれば、左右一対の固定刃を切り込み方向に固定して、また左右一対の可動刃を上記切り込み方向に進退可能にそれぞれ設け、さらに該左,右の固定刃及び左,右の可動刃を切り込み時位置と引き裂き時位置との間で開閉可能に設けたので、ドロップケーブルを上記固定刃上に配置して上記左,右のハンドルを揺動させると、まず上記可動刃と固定刃とが上記規制値となるまで上記保護層に切り込み、続いて左,右の固定刃,左,右の可動刃が互いに拡開して上記保護層を引き裂くこととなる。
このように簡単な操作により確実にドロップケーブルの保護層を引き裂いて芯線を露出させることができる。
請求項2の発明によれば、上記左,右のハンドルの短辺部同士を揺動可能に連結するとともに、該左,右のハンドルのコーナ部と上記左,右の可動刃とを左,右のリンクプレートを介して連結したので、簡単な構成により左,右のハンドルを開閉するだけで左,右の可動刃を固定刃に対して切り込み方向に進退させることができる。
また請求項3の発明によれば、左右ハンドルと同一揺動中心を有する左右セパレータ本体を設け、これに上記左右固定刃を固定し、左右可動刃を切り込み方向に案内するとともに該左右可動刃の切り込み位置を規制するガイド部を設けたので、上記左右ハンドルを閉じるに伴い、上記可動刃と固定刃とが上記規制値となるまで上記保護層に切り込み、さらに左右の固定刃,可動刃が互いに拡開し、もって上記保護層を引き裂くことができる。
請求項4の発明によれば、左右セパレータ本体を全開状態に保持したままで左右ハンドルを所定角度だけ開き側に戻すことにより可動刃を後退可能とする保持機構を設けたので、上記保護層を引き裂いた後、固定刃,可動刃を保護層から容易確実に外すことができ、ドロップケーブルにおける芯線の露出作業性を確保できる。
以下本発明の実施形態を添付図面に沿って説明する。図1〜図16は本発明の一実施形態によるドロップケーブルの引き裂き工具(以下、ドロップセパレータと記す)を説明するための図であり、図1,図2はドロップセパレータの正面図,側面図、図3は要部の断面正面図、図4〜図9はセパレータ本体を示す図、図10〜図14は動作説明図、図15は各種ドロップケーブルの断面図、図16はドロップケーブルの引き裂き状態を示す斜視図である。
各図において、1は本実施形態にかかるドロップセパレータであり、該ドロップセパレータ1は、1本の共通の枢支軸6により左,右に揺動可能に連結された左,右ハンドル2,3及び左,右セパレータ本体4,5と、この左セパレータ本体4に固定支持された左固定刃7及び切り込み方向に進退自在に、かつ該左セパレータ本体4と共に揺動するよう支持された左可動刃8と、右セパレータ本体5に固定支持された右固定刃9及び切り込み方向に進退自在に、かつ該右セパレータ本体5と共に揺動するよう支持された右可動刃10とを備えている。
上記左,右ハンドル2,3は略L字形状をなしており、その短辺部2a,3aの先端に形成された連結ボス部2c,3cを軸方向に重ね合わせ、これの外側に左,右セパレータ本体4,5の連結ボス部4b,5bを軸方向に重ね合わせ、これに上記枢支軸6を挿通し、もって上記2つのハンドルとセパレータ本体とを揺動自在に連結している。なお、上記左,右セパレータ本体4,5は上記枢支軸6を挟んで上記左,右ハンドル2,3の反対側に延びている。
ここで上記左,右ハンドル2,3はリターンスプリング6aにより開方向に付勢されている。また上記左,右セパレータ本体4,5は比較的大きなばね力を有するリターンばね(図示せず)により閉方向に付勢されている。
さらにまた上記左,右ハンドル2,3の短辺部2a,3aと長辺部2b,3bとのコーナ部に形成されたスリット2d,3d内には左,右リンクプレート11,12の下端部が挿入され、軸13により枢支されている。該左,右リンクプレート11,12の上端部には略J字形状をなす上記左,右可動刃8,10の長片部8a,10aの下端に鉤状に形成された係止片8b,10bが相対的に回動可能に連結されている。上記左,右可動刃8,10は、短辺部8c,10cの外面同士を摺接させて1枚の刃の如くなっており、またこれらの切刃8d,10dを下方に向けて配置されている。また上記左,右の可動刃8,10の長辺部8a,10aの外面にはガイド板14,14が位置している。このガイド板14,14は、上記左,右セパレータ本体4,5の支持ボス部4f,5fの外側面にボルト締め固定され、上記左,右の可動刃8,10を切り込み方向に案内する。なお、上記ガイド板14,14を上記セパレータ本体4,5に一体形成しても良い。
上記左,右のセパレータ本体4,5は、互いに対向当接する直線状の対向面4a,5aを有し、該対向面4a,5aの下端部に形成されたボス部4b,5bが上記左,右のハンドル2,3と共に枢支軸6で枢支されている。また上記対向面4a,5aの途中に上記固定刃7,9をボルト締め固定する固定刃取付部4c,5cが固定刃7,9の厚さと同じ深さに凹設されている。さらにまた上記対向面4a,5aにはドロップケーブルが挿入されるガイド凹部4d,5dが凹設されている。上記左,右のセパレータ本体4,5を閉位置に揺動させると、上記固定刃取付部4c,5cに装着された固定刃7,9が互いに当接して1枚の刃の如くなり、また該固定刃7,9の切刃7a,9aが上記左,右のガイド凹部4d,5dで形成されたガイド孔a内に下側から僅かに突出するようになっている。
また上記左,右のセパレータ本体4,5には上記可動刃8,10を切り込み方向にガイドするとともに該可動刃の下限位置を規制するガイド部4e,5eが上記固定刃7,9と平行に突設されている。このガイド部4e,5eは長円状のものでその長軸を上下に向けて配置されている。
さらにまた上記左,右セパレータ本体4,5間には保持機構15が設けられている。上記左,右ハンドル2,3を閉じるに伴って左,右可動刃8,10が切り込み方向に移動した後、左,右セパレータ本体4,5が開くこととなるが、上記保持機構15は該左,右セパレータ本体の最大開度を規制する。また該保持機構15は、上記左,右ハンドル2,3を全開位置から所定開度閉じる間は両セパレータ本体4,5を全開状態に保持しつつ上記左,右可動刃8,10を待機位置に戻し、さらに左,右ハンドル2,3を閉じると左,右セパレータ本体4,5が別に設けたリターンばねにより直ちに閉位置に戻るのを許容するように構成されている。
上記保持機構15は、具体的には、左,右セパレータ本体4,5に軸支された左,右リンク15a,15bをピン15cで回動自在に連結し、さらに該左,右リンク15a,15bを付勢ばね15dで直線状態に付勢してなる概略構造を有する。
上記付勢ばね15dは上記右ハンドル3のスリット3d内に配置され、ピン15fにより支持されている。該付勢ばね15dの一端は上記右ハンドル3のスリット内面に係止し、他端は上記左リンク15aの下面に係止している。このようにして上記付勢ばね15dは上記左,右リンク15a,15bを直線状態に保持するように作用している。
上記右リンク15bの先端部には上記右ハンドル3のコーナ部に形成されたカム部3eまで延びるカム足15eが延長形成されている。この右ハンドル3を全閉位置から開き方向に所定値以上揺動させると該カム部3eが右リンク15bを反時計回りに回動させ、もって上記左,右リンク15a,15bをV字形状に折り畳むようになっている。
ここで上記左,右ハンドル2,3を閉じて上記左,右リンク15a,15bが直線状態となったとき、上記右リンク15bのカム足15eと上記右ハンドル3のカム部3eとの間に所定の隙間bが形成されるようになっている。これにより後述するように左,右ハンドル2,3を全閉状態から少し開くと上記可動刃8,10が後述するドロップケーブル30に切り込んだ位置から後退し、もって該ドロップケーブル30を本ドロップセパレータ1から容易に外すことができるようになっている。
図15(a)(b)(c)は本ドロップセパレータ1が対象とする光通信用ドロップケーブル30,31,32の例を示す。これらのドロップケーブル30〜32は、金属製針金からなるテンションメンバ34を樹脂層(保護層)37aで被覆してなるテンションメンバ部33aと、光ファイバ36及び金属製針金からなる保護芯35を樹脂層37bで被覆してなる光ファイバケーブル部33bとを一体化したものである。
そして上記テンションメンバ部33aと光ファイバケーブル部33bとの境界には両者を切断分離するための分離用溝38aが軸線方向に延びるように形成され、また光ファイバケーブル部33bには光ファイバ36を露出させるために樹脂層37bを引き裂く場合に利用する引き裂き溝38bが軸線方向に延びるように形成されている。
本ドロップセパレータ1を用いて光ファイバ36を露出させる場合の作業手順を主として図10〜図14に沿って説明する。
図13(a),図14(a)に示すように、左,右ハンドル2,3が全開位置にある場合には、左,右セパレータ本体4,5は全閉で、左,右可動刃8,10は互いに当接した状態で上昇端に位置し、また左,右固定刃7,9は互いに当接した状態でガイド孔aの下面から僅かに突出した位置となっている。この状態で上記ガイド孔a内に上記ドロップケーブル30を挿入し、光ファイバケーブル部33bのカット溝38bを固定刃7,9上にカット溝38bを一致させる(図10,図14(b)参照)。
図13(b)に示すように、左,右ハンドル2,3を手で把持して閉じていくと、該左,右ハンドル2,3の揺動により軸13を介して左,右リンクプレート11,12が下方に引っ張られ、これに伴って左,右可動刃8,10がガイド部4e,5eに案内されて下降し、図11,図14(c)(d)に示すように、可動刃8,10及び固定刃7,9が上記光ファイバケーブル部33bの樹脂層37bに切り込み、該可動刃,固定刃の間隔が所定値Aとなったところで上記可動刃8,10がガイド部4e,5eに当たって下降が阻止される。
そして図13(c)に示すように、上記左,右ハンドル2,3をさらに把持すると、上記可動刃の下降が阻止されていることから今度は左,右セパレータ本体4,5が開き、これに伴って左,右可動刃8,10及び左,右固定刃7,9が開き、これにより上記樹脂層37bが左,右に大きく引き裂かれ、光ファイバ36が露出する(図14(e)参照)。
上記左,右セパレータ本体4,5が開くに伴って、上記保持機構15においては、左,右リンク15a,15bが直線状をなして上記左,右セパレータ本体本体4,5の開度を規制する。またこのとき右リンク15bのカム足15eと右ハンドル3のカム部3eとの間には隙間bが形成されている(図13(c)(f)参照)。
図13(d)に示すように、例えば左ハンドル2を、上記隙間bの範囲内で少し開き側に揺動させ、さらに右ハンドル3を少し開き側に揺動させると、左可動刃8が後退し、続いて右可動刃10も少し後退する。これにより上記保護層37bへの切り込みが外れ(図14(f)参照)、該保護層37bの引き裂き開度が小さくなる(図14(g)参照)。
上記左,右セパレータ本体4,5が開いた状態(図13(d)参照)でドロップケーブル30を該ドロップセパレータ1から外し、上記左,右ハンドル2,3をさらに元の状態に開いていくと、上記保持機構15の右リンク15bのカム足15eが右ハンドル3のカム部3eで押され(図13(d)(g)参照)、該右リンク15bが回動し、両リンク15a,15bが元のV字形状に折れ曲がり、左,右セパレータ本体4,5は図示しない復帰ばねの付勢力により全閉状態に戻ることとなる(図13(e)参照)。
なお、図12に示すように、本実施形態のドロップセパレータ1を用いて上記ドロップケーブル30をテンションメンバ部33aと光ファイバケーブル部33bとの境界部から切断分離することも勿論可能である。
このように本実施形態によれば、左右一対の固定刃7,9を切り込み方向に固定して、また左右一対の可動刃8,10を上記切り込み方向に進退可能にそれぞれ設け、さらに該左右の固定刃7,9及び左右の可動刃8,10を切り込み時位置と引き裂き時位置との間で開閉可能に設けたので、ドロップケーブル30を上記固定刃7,9上に配置して上記左右のハンドル2,3を揺動させると、まず上記可動刃7,9と固定刃8,10とが上記規制値となるまで上記樹脂層37bに切り込み、続いて左右固定刃7,9,左右可動刃8,10が互いに拡開して上記樹脂層37bを引き裂くこととなる。
このように簡単な操作により確実にドロップケーブル30の樹脂層37bを引き裂いて光ファイバ36を露出させることができ、該ドロップケーブル30の端末処理作業を容易確実に行なうことができる。
また本実施形態では、左,右ハンドル2,3と左右可動刃8,10とを左,右リンクプレート11,12で連結するという簡単な構成により、また該左,右ハンドル2,3を開閉するだけの簡単な操作により、左,右可動刃8,10を固定刃7,9に対して切り込み方向に進退させることができる。
さらにまた本実施形態では、左,右ハンドル2,3と同一揺動中心6を有する左,右セパレータ本体4,5を設け、これに上記左右固定刃7,9を固定し、左右可動刃8,10を切り込み方向に案内するとともに該左右可動刃8,10の切り込み位置を規制するガイド部4e,5eを設け、また左,右可動刃8,10の移動を案内するガイド板14,14を設けたので、上記左右ハンドル2,3を閉じるに伴い、上記可動刃8,10と固定刃7,9とが上記規制値Aとなるまで上記樹脂層37bに切り込み、さらに左右の固定刃7,9,可動刃8,10が互いに拡開し、もって上記樹脂層37bを引き裂くことができる。
また左右セパレータ本体4,5を全開状態に保持したままで左右ハンドル2,3を所定角度だけ開き側に戻すことにより可動刃8,10を後退可能とする保持機構15を設けたので、上記樹脂層37bを引き裂いた後、固定刃7,9、可動刃8,10を樹脂層37bから容易確実に外すことができ、ドロップケーブル30における光ファイバ36の露出作業における作業性を確保できる。
なお、上記実施形態では、引き裂き用のカット溝38bが形成されているドロップケーブルの場合を例に説明したが、本発に係るドロップセパレータはカット溝を備えていない、例えは図17に示すようなドロップケーブル33であっても、しかも任意の位置から引き裂くことが可能である。この場合には、図18に示すような案内ダイス20を上記ガイド孔aと同軸をなすように配置することが望ましい。この案内ダイス20は、左,右一対のダイス片20a,20bをガイドレール20c上にスライド可能にかつ任意の位置で固定できるように配設したものである。上記左,右ダイス片20a,20bを上記ドロップケーブル33に合わせた間隔に固定し、この左,右ダイス20a,20bとレール20cとのユニットを希望の切り裂き位置に対応させて上記ドロップセパレータ1に取り付ければよい。
本発明の一実施形態によるドロップセパレータの正面図である。 上記ドロップセパレータの側面図である。 上記ドロップセパレータの要部の断面正面図である。 上記ドロップセパレータの左セパレータ本体の正面図である。 上記左セパレータ本体の側面図である。 上記左セパレータ本体の平面図である。 上記ドロップセパレータの右セパレータ本体の正面図である。 上記右セパレータ本体の側面図である。 上記右セパレータ本体の平面図である。 上記ドロップセパレータの動作を説明するための拡大図である。 上記ドロップセパレータの動作を説明するための拡大図である。 上記ドロップセパレータの動作を説明するための拡大図である。 上記ドロップセパレータの動作説明図である。 上記ドロップセパレータの動作説明図である。 ドロップケーブルの断面図である。 ドロップケーブルの引き裂き状態を示す斜視図である。 ドロップケーブルの変形例を示す断面図である。 上記変形ドロップケーブル用治具を示す斜視図である。
符号の説明
1 ドロップセパレータ(引き裂き工具)
2,3 左,右ハンドル
4,5 左,右セパレータ本体
4e,5e ガイド部
6 枢支軸(揺動中心)
7,9 左,右固定刃
8,10 左,右可動刃
11,12 左,右リンクプレート(リンク)
15 保持機構
30 ドロップケーブル
36 光ファイバ(芯線)
37a 樹脂層(保護層)
A 規制値

Claims (4)

  1. 芯線の周囲を保護層で被覆してなるドロップケーブルの該保護層を軸線に沿って切り込みを入れて軸直角方向に引き裂くことにより上記芯線を露出させるドロップケーブル用引き裂き工具であって、左右一対のハンドルを揺動可能に連結し、左右一対の固定刃を上記切り込み方向の位置を固定して、かつ該両固定刃が当接する切り込み時位置と所定角度に開く引き裂き時位置との間で上記ハンドルの揺動中心を中心として開閉可能に設け、左右一対の可動刃を上記切り込み方向に上記固定刃との間隔が規制値となるよう進退可能に、かつ該両可動刃が当接する切り込み時位置と所定角度に開く引き裂き時位置との間で上記ハンドルの揺動中心を中心として開閉可能に設け、上記ドロップケーブルを上記固定刃上に配置して上記左,右のハンドルを揺動させるに伴い上記可動刃と固定刃とが上記規制値となるまで上記保護層に切り込み、上記左,右のハンドルをさらに揺動させると左,右の固定刃,左,右の可動刃が互いに拡開して上記保護層を引き裂くことを特徴とするドロップケーブル用引き裂き工具。
  2. 請求項1に記載のドロップケーブル用引き裂き工具において、
    上記左,右のハンドルを短辺部と長辺部とを有する略L字形状とするとともに短辺部同士を枢支軸で揺動可能に連結し、左,右のリンクプレートの、一端部と上記左,右のハンドルの上記短辺部と長辺部とのコーナ部とを連結するとともに、他端部と上記左,右の可動刃とを連結し、上記左,右のハンドルを開閉することにより上記左,右の可動刃が固定刃に対して切り込み方向に進退することを特徴とするドロップケーブル用引き裂き工具。
  3. 請求項2に記載のドロップケーブル用引き裂き工具において、
    上記左,右のハンドルと同一揺動中心を有し、かつ該揺動中心を挟んで左,右のハンドルの反対側に位置する左,右のセパレータ本体を設け、該左,右のセパレータ本体に上記左,右の固定刃を固定し、該左,右のセパレータ本体に上記左,右の可動刃を切り込み方向に案内するとともに該左,右の可動刃の切り込み位置を規制するガイド部を設け、上記左,右のハンドルを閉じるに伴い、上記可動刃と固定刃とが上記規制値となるまで上記保護層に切り込み、上記左,右のハンドルをさらに閉じると上記左,右のセパレータ本体が開いて上記左,右の固定刃,可動刃を互いに拡開させ、もって上記保護層を引き裂くことを特徴とするドロップケーブル用引き裂き工具。
  4. 請求項3に記載のドロップケーブル用引き裂き工具において、
    上記左,右のセパレータ本体の開度を規制するとともに、該左,右のセパレータ本体を全開状態に保持したままで上記左,右のハンドルを所定角度だけ開き側に揺動可能とし、もって可動刃を後退可能とする保持機構を設けたことを特徴とするドロップケーブル用引き裂き工具。
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