JP4217977B2 - バルブタイミング調整装置 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関(以下、「内燃機関」をエンジンという)の吸気弁および排気弁の少なくともいずれか一方の開閉タイミング(以下、「開閉タイミング」をバルブタイミングという)を変更するバルブタイミング調整装置に関する。
従来、エンジンのクランクシャフトの駆動力を受けるハウジングと、ハウジング内に収容され、カムシャフトにクランクシャフトの駆動力を伝達するベーンロータとを備え、遅角室および進角室の作動流体圧力によりハウジングに対し遅角側および進角側にベーンロータを相対回動駆動することにより、クランクシャフトに対するカムシャフトの位相、つまりバルブタイミングを調整するバルブタイミング調整装置が知られている。
このようなバルブタイミング調整装置では、ベーンロータの中央部でベーンロータの回転軸方向の一方の外周側面をカムシャフトの回転軸方向の端面と向かい合わせ、カムシャフトとベーンロータとをボルトで締結することにより、カムシャフトとベーンロータとが一体に回転するようにしている。
このようなバルブタイミング調整装置では、図11に示すように、カムシャフト230の回転軸方向の端面232と向き合っているベーンロータ210の外周側面212に対し回転軸方向の反対側の外周側面213と、この外周側面213と向き合っているハウジング200の内周側面202との間には、ボルト220でカムシャフト230とベーンロータ210とを締結する前の状態において、径方向にほぼ一定の間隔tが形成されている。
このようなほぼ一定の間隔tを形成した状態において、ボルト220でカムシャフト230とベーンロータ210とを締結すると、ボルト220のボルトヘッド222で外周側面213の中央部がカムシャフト230側に押圧されるので、ベーンロータ210の外周側面213が二点鎖線240のように変形する。具体的には、外周側面213の外周縁側が内周側面202に近づき、外周側面213の径方向内側が内周側面202から離れる。したがって、外周側面213と内周側面202との外周縁側の間隔が径方向内側よりも小さくなる。しかし、ボルト220の締結によりベーンロータ210が変形し、ベーンロータ210の外周側面213とハウジング200の内周側面202との摺動間隔が小さくなりすぎると、ハウジング200に対するベーンロータ210の滑らかな相対回動が妨げられる。
そこで、図11に示すような従来のバルブタイミング調整装置では、ボルト220の締結力によりベーンロータ210が変形し、外周縁側においてベーンロータ210の外周側面213とハウジング200の内周側面202との間隔が小さくなってもハウジング200の対してベーンロータ210が滑らかに相対回動するように、ボルト220で締結する前の間隔tを望ましい摺動間隔よりも大きくしている。その結果、径方向内側においては、ボルト220による締結後において、内周側面202と外周側面213との間隔が望ましい摺動間隔よりも大きくなり、作動油の漏れが増加する恐れがある。
本発明は上記問題を解決するためになされたものであり、作動流体の漏れを低減するバルブタイミング調整装置を提供することを目的とする。
請求項1から3記載の発明によると、従動軸の回転軸方向の端面と向き合っている側と反対側のベーンロータの他方の外周側面の中央部を従動軸の回転軸方向の端面に向けて押圧する締結部材の押圧部の外径は従動軸の外径よりも小さく、締結部材で従動軸とベーンロータとを締結する前の状態では、押圧部よりも外周側において、ベーンロータの他方の外周側面と向き合うハウジングの内周側面とベーンロータの他方の外周側面との間隔は、外周縁側よりも径方向内側が小さくなっている。つまり、締結部材で従動軸とベーンロータとを締結する前の状態において、締結部材の締結力によりベーンロータが変形し、ベーンロータの外周側面がハウジングの内周側面から離れる径方向内側の間隔を、ベーンロータの外周側面がハウジングの内周側面に近づく外周縁側よりも小さくしている。これにより、ボルトによる締結後において、従動軸と向き合っている側と反対側の回転軸方向において、ベーンロータの外周側面とハウジングの内周側面との間に形成される間隔を極力小さくすることができる。したがって、従動軸とベーンロータとを締結部材で締結した後において、作動油の漏れを低減できる。
一般的に、被加工部材の内側を加工するよりも外側を加工する方が容易である。そこで請求項記載の発明では、ベーンロータの他方の外周側面を加工することにより、ベーンロータの他方の外周側面の径方向内側を外周縁側よりもハウジングの内周側面に向けて突出させ、押圧部よりも外周側において、ベーンロータの他方の外周側面とハウジングの内周側面との外周縁側の間隔を径方向内側よりも小さくすることができる。したがって、バルブタイミング調整装置の加工が簡単になる。
請求項記載の発明のように、締結部材の締結力による変形が大きいアルミ製のベーンロータであっても、請求項1記載の発明を採用することにより、従動軸とベーンロータとを締結部材で締結した後において、作動油の漏れを低減できる。
以下、本発明の複数の実施形態を図に基づいて説明する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態によるバルブタイミング調整装置を図1に示す。本実施形態のバルブタイミング調整装置1は作動流体として作動油を用いる油圧制御式であり、例えば吸気弁のバルブタイミングを調整するものである。
駆動側回転体であるハウジング10は、チェーンスプロケット11およびシューハウジング12を有している。シューハウジング12はアルミ製であり、仕切部材としての4個のシュー12a、12b、12c、12d(図1の(B)ではシュー12c、12dを図示せず、シュー12a、12bの一部だけを図示している)と、環状の周壁13と、周壁13を挟んでチェーンスプロケット11と反対側に位置するフロントプレート14とを有し、1部材で形成されている。チェーンスプロケット11とシューハウジング12とはボルト20により同軸上に固定されている。チェーンスプロケット11は、図示しないチェーンにより図示しないエンジンの駆動軸としてのクランクシャフトと結合して駆動力を伝達され、クランクシャフトと同期して回転する。
従動軸としてのカムシャフト2は、バルブタイミング調整装置1を介しクランクシャフトの駆動力を伝達され、図示しない吸気弁を開閉駆動する。カムシャフト2は、チェーンスプロケット11に対し所定の位相差をおいて回動可能にチェーンスプロケット11に挿入されている。
従動側回転体としてのベーンロータ16はアルミ製であり、ベーンロータ16の回転軸方向の一方の外周側面17の中央部は、カムシャフト2の回転軸方向の端面3とブッシュ19を挟んで向き合っている。締結部材としてのボルト24のボルトヘッド25とベーンロータ16の回転軸方向の他方の外周側面18との間にはブッシュ22が挟持されている。カムシャフト2、ベーンロータ16、ブッシュ19、22は、ボルト24により同軸上に締結され固定されている。ボルト24の押圧部としてのボルトヘッド25は、ベーンロータ16の外周側面18の中央部を、ブッシュ22を介してブッシュ19およびカムシャフト2側に押圧している。カムシャフト2の外径をDc、ボルトヘッド25の外径をDbとすると、Dc>Dbである。
ベーンロータ16とブッシュ19との回転方向の位置決めは、ベーンロータ16およびブッシュ19に位置決めピン26を嵌合することにより成される。カムシャフト2、ハウジング10およびベーンロータ16は、図1の(A)に示す矢印X方向からみて時計方向に回転する。以下この回転方向をクランクシャフトに対するカムシャフト2の進角方向とする。
台形状に形成されたシュー12a、12b、12c、12dは周壁13から径方向内側に延びており、周壁13の回転方向にほぼ等間隔に配置されている。シュー12a、12b、12c、12dにより回転方向に所定角度範囲で4箇所形成された間隙にはそれぞれベーン16a、16b、16c、16d(図1ではベーン16b、16c、16dを図示せずベーン16aだけを図示している)を収容する扇状の収容室50が4室形成されている。
ベーンロータ16は、ボルト24が貫挿されるボス部16eと、ボス部16eの外周側に回転方向にほぼ等間隔に配置されたベーン16a、16b、16c、16dとを有している。ベーンロータ16は、ハウジング10に対し相対回動可能にハウジング10内に収容されている。ベーン16a、16b、16c、16dは各収容室50内に回動可能に収容されている。各ベーンは、各収容室50を仕切り、各収容室50を遅角油圧室と進角油圧室とに二分している。図1の(B)では、ベーン16aが収容室50を仕切って形成した遅角油圧室51、進角油圧室52が図示されている。図1の(B)に示す遅角方向、進角方向を表す矢印は、ハウジング10に対するベーンロータ16の遅角方向、進角方向を表している。
シール部材28は半径方向に向き合う各シューとボス部16eとの間、ならびに各ベーンと周壁13の内周壁との間に形成されている摺動隙間に配設されている。シール部材28は、ボス部16eおよび各ベーンの外周壁に設けた溝に嵌合しており、ばね等により各シューおよび周壁13の内周壁に向けて付勢されている。この構成により、シール部材28は各遅角油圧室と各進角油圧室との間に作動油が漏れることを防止している。
円筒状のガイドリング30はベーン16aに圧入されている。円筒状に形成されたストッパピストン32はガイドリング30に回転軸方向に摺動可能に収容されている。嵌合リング34はチェーンスプロケット11に形成された凹部11aに圧入保持されている。ストッパピストン32は嵌合リング34に嵌合可能である。ストッパピストン32および嵌合リング34の嵌合側はテーパ状に形成されているので、ストッパピストン32は嵌合リング34に滑らかに嵌合する。付勢手段としてのスプリング36は嵌合リング34側にストッパピストン32を付勢している。ストッパピストン32、嵌合リング34およびスプリング36はハウジング10に対するベーンロータ16の相対回動を拘束する拘束手段を構成している。
ストッパピストン32のチェーンスプロケット11側に形成された油圧室40、ならびにストッパピストン32の外周に形成された油圧室42に供給される作動油の圧力は、嵌合リング34からストッパピストン32が抜け出す方向に働く。油圧室40は進角油圧室のいずれかと連通し、油圧室42は遅角油圧室のいずれかと連通している。ストッパピストン32の先端部は、ハウジング10に対し最遅角位置にベーンロータ16が位置するとき嵌合リング34に嵌合可能である。ストッパピストン32が嵌合リング34に嵌合した状態においてハウジング10に対するベーンロータ16の相対回動は拘束されている。
ハウジング10に対しベーンロータ16が最遅角位置から進角側に回転するとストッパピストン32と嵌合リング34との回転方向位置がずれることにより、ストッパピストン32は嵌合リング34に嵌合不能になる。そして、油ポンプから各遅角油圧室、進角油圧室に作動油が供給されることにより、ハウジング10に対しベーンロータ16は相対回動する。
ここで、図2に示すように、ボルト24でカムシャフト2およびベーンロータ16を締結する前の状態において、ベーンロータ16の外周側面18の径方向内側は、外周縁側よりもフロントプレート14の内周側面15側に突出している。つまり、ベーンロータ16の外周側面18とフロントプレート14の内周側面15との間に回転軸方向に形成される間隔は、ボルトヘッド25よりも外周側において、ベーンロータ16の外周縁側よりも径方向内側が小さくなっている。この状態からボルト24でカムシャフト2およびベーンロータ16を締結すると、ベーンロータ16は図2の二点鎖線100に示すように変形する。つまり、ベーンロータ16の外周側面18の径方向内側はフロントプレート14の内周側面15から離れ、外周側面18の外周縁側は内周側面15に近づく。このようなベーンロータ16の変形量である反り量は、図3に示すようにボルト24の締結力である軸力が大きくなると大きくなる。
二点鎖線100に示すように変形した状態で、外周側面18と内周側面15との間隔が、ハウジング10に対してベーンロータ16が滑らかに相対回動するとともに、作動油の漏れ量を極力低減する望ましい摺動間隔よりも小さくなり摺動抵抗が大きくなりすぎないように、ボルト24の締結前の内周側面15と外周側面18との間隔は設定されている。
本実施形態では、ボルト24を締結すると外周側面18の径方向内側が内周側面15から離れることを考慮し、ボルト24の締結前において、フロントプレート14の内周側面15とベーンロータ16の外周側面18との径方向内側の間隔が、図4の点線110に示す従来形態よりも小さくなっている。内周側面15と外周側面18との外周縁側の間隔は、本実施形態と従来形態とでほぼ等しい。そして、ボルト24で締結後の内周側面15と外周側面18との間隔は、締結前に比べ、外周縁側では小さくなり、径方向内側では大きくなる。その結果、ボルト24で締結する前後において、内周側面15と外周側面18との間に形成される隙間の径方向における平均は殆ど変化しない。したがって、ボルト24の締結前の状態で、内周側面15と外周側面18との間に形成される隙間の径方向における平均が小さいほど、ボルト24の締結後において作動油の漏れ量が低減する。
図5は、ボルト24で締結する前の状態で測定した内周側面15と外周側面18との間の外周縁側の間隔と作動油の漏れ量との関係を示している。内周側面15と外周側面18との間の外周縁側の間隔が同じであれば、作動油の漏れ量は従来形態に比べ本実施形態の方が少なくなる。したがって、ボルト24の締結後においても、作動油の漏れ量は従来形態に比べ本実施形態の方が少なくなる。
ここで、ボルト24の締結力によるベーンロータ16の反り量は、ベーンロータ16の材質のヤング率をEとすると、1/Eに比例する。したがって、アルミのヤング率をEAl、鉄のヤング率をEFeとすると、ベーンロータ16をアルミ製ではなく鉄製にした場合、ボルト24による締結力が同じであれば、鉄製のベーンロータ16の反り量は、アルミ製のベーンロータ16の反り量に比べてEAl/EFe(約1/3)になる。そして、材質の違いによる反り量の変化を考慮して、ボルト24で締結する前の内周側面15と外周側面18との間の間隔を設定する。
(第2、第3、第4、第5、第6実施形態)
本発明の第2実施形態を図6に、第3実施形態を図7に、第4実施形態を図8に、第5実施形態を図9に、第6実施形態を図10に示す。尚、第1実施形態と実質的に同一構成部分には同一符号を付す。
図6に示す第2実施形態では、第1実施形態と同様に、ボルト24でカムシャフト2およびベーンロータ60を締結する前の状態において、ベーンロータ60の外周側面61の径方向内側は、外周縁側よりもフロントプレート14の内周側面15側に突出している。そして、ベーンロータ60の外周側面61の外周縁側および径方向内側にそれぞれ平面部62、63が形成されている。このように平面部62、63を形成することにより、ボルト24による締結前において、外周側面61と内周側面15との間隔を平面部62、63において計測しやすくしている。
図7に示す第3実施形態では、ボルト24でカムシャフト2およびベーンロータ64を締結する前の状態において、ベーンロータ64の外周側面65の径方向内側は、外周縁側よりもフロントプレート14の内周側面15側に突出している。そして、ベーンロータ64の外周側面65の外周縁側だけに平面部66が形成されている。
図8に示す第4実施形態では、ボルト24でカムシャフト2およびベーンロータ70を締結する前の状態において、ハウジング74の内周側面75の径方向内側は、外周縁側よりもベーンロータ70の外周側面72側に突出している。
図9に示す第5実施形態では、ボルト24でカムシャフト2およびベーンロータ70を締結する前の状態において、ハウジング76の内周側面77の径方向内側は、外周縁側よりもベーンロータ70の外周側面72側に突出している。そして、ハウジング76の内周側面77の外周縁側および径方向内側にそれぞれ平面部78、79が形成されている。このように平面部78、79を形成することにより、ボルト24による締結前において、外周側面72と内周側面77との間隔を平面部78、79において計測しやすくしている。
図10に示す第6実施形態では、ボルト24でカムシャフト2およびベーンロータ70を締結する前の状態において、ハウジング80の内周側面81の径方向内側は、外周縁側よりもベーンロータ70の外周側面72側に突出している。そして、ハウジング80の内周側面81の外周縁側だけに平面部82が形成されている。
以上説明した上記複数の実施形態では、締結部材であるボルト24でカムシャフト2とベーンロータとを締結する前の状態において、カムシャフト2の回転軸方向の端面3と向き合う側と反対側のベーンロータの外周側面と、この外周側面と向き合うハウジングの内周側面との径方向内側の間隔を外周縁側よりも小さくしている。つまり、ボルト24でカムシャフト2とベーンロータとを締結する前の状態において、ボルト24の締結により近づく外周縁側のベーンロータの外周側面とハウジングの内周側面との間隔よりも、ボルト24の締結により離れる径方向内側のベーンロータの外周側面とハウジングの内周側面との間隔を小さくしている。
これにより、径方向内側のベーンロータの外周側面とハウジングの内周側面との間隔がボルト24の締結後に大きくなりすぎることを防止するので、ベーンロータの外周側面とハウジングの内周側面との間から漏れる作動油量を低減できる。その結果、油ポンプからバルブタイミング調整装置に供給する作動油量を低減でき、油ポンプを小型化できる。
(他の実施形態)
上記複数の実施形態では、ベーンロータの外周側面またはハウジングの内周側面の一方の径方向内側を外周縁側よりも他方側に突出させたが、ベーンロータの外周側面およびハウジングの内周側面の両方の径方向内側を外周縁側よりも相手側に向けて突出させてもよい。
また上記複数の実施形態では、シューハウジングの周壁とフロントプレートとを1部材で構成したが、別部材でシューハウジングを構成してもよい。
上記複数の実施形態では、シューハウジングの周壁とフロントプレートとを1部材で構成したが、別部材でシューハウジングを構成してもよい。
上記複数の実施形態では、チェーンスプロケットによりクランクシャフトの回転駆動力をカムシャフトに伝達する構成を採用したが、タイミングプーリまたはタイミングギア等を用いる構成にすることも可能である。
上記複数の実施形態では、ストッパピストン32が軸方向に移動して嵌合リング34に嵌合したが、ストッパピストンが半径方向に移動し嵌合リングに嵌合する構成にすることも可能である。また、ストッパピストン32、嵌合リング34およびスプリング36からなる拘束手段によりハウジング10に対するベーンロータ16の相対回動を拘束したが、バルブタイミング調整装置が拘束手段を持たない構成も可能である。
上記複数の実施形態では、吸気弁のバルブタイミングを調整するバルブタイミング調整装置について述べたが、排気弁のバルブタイミング、あるいは吸気弁および排気弁の両方のバルブタイミングを調整するバルブタイミング調整装置にも本発明を適用できる。
(A)は本発明の第1実施形態によるバルブタイミング調整装置を示す縦断面図であり、(B)はベーンにより仕切られた収容室を示す模式的説明図である。 ベーンロータの外周側面とハウジングの内周側面とを示す模式的説明図である。 ボルトの軸力とベーンロータの反り量との関係を示す特性図である。 本実施形態と従来形態とにおける、ボルト締結前のベーンロータの外周側面とハウジングの内周側面とを示す模式的説明図である。 ボルト締結前のベーンロータの外周側面とハウジングの内周側面との間隔と、作動油の漏れ量との関係を示す特性図である。 本発明の第2実施形態によるベーンロータの外周側面とハウジングの内周側面とを示す模式的説明図である。 本発明の第3実施形態によるベーンロータの外周側面とハウジングの内周側面とを示す模式的説明図である。 本発明の第4実施形態によるベーンロータの外周側面とハウジングの内周側面とを示す模式的説明図である。 本発明の第5実施形態によるベーンロータの外周側面とハウジングの内周側面とを示す模式的説明図である。 本発明の第6実施形態によるベーンロータの外周側面とハウジングの内周側面とを示す模式的説明図である。 従来のベーンロータの外周側面とハウジングの内周側面とを示す模式的説明図である。
符号の説明
1 バルブタイミング調整装置、2 カムシャフト(従動軸)、3 端面、10 ハウジング、11 チェーンスプロケット(ハウジング)、12、74、76、80 シューハウジング、13 周壁(ハウジング)、14 フロントプレート(ハウジング)、15、75、77、81 内周側面、16、60、64、70 ベーンロータ、16a ベーン、17 外周側面(一方の外周側面)、18、61、65、72 外周側面(他方の外周側面)、50 収容室、51 遅角油圧室、52 進角油圧室

Claims (3)

  1. 内燃機関の駆動軸から吸気弁および排気弁の少なくともいずれか一方を開閉駆動する従動軸に駆動力を伝達する駆動力伝達系に設けられ、前記吸気弁および前記排気弁の少なくともいずれか一方の開閉タイミングを調整するバルブタイミング調整装置において、
    前記駆動軸とともに回転し、所定角度範囲で回転方向に形成された収容室を有するハウジングと、
    前記従動軸の回転軸方向の端面に前記回転軸方向の一方の外周側面の中央部が向き合って前記従動軸と締結され、前記従動軸とともに回転するベーンロータであって、前記収容室に収容されるベーンを有し、前記ベーンにより各収容室を仕切って形成された遅角室および進角室の作動流体圧力により前記ハウジングに対し遅角側および進角側に相対回動駆動されるベーンロータと、
    前記ベーンロータの前記回転軸方向の他方の外周側面の中央部を前記従動軸の前記端面側に押圧する押圧部を有し、前記従動軸と前記ベーンロータとを締結する締結部材とを備え、
    前記押圧部の外径は前記従動軸の外径よりも小さく、前記締結部材で前記従動軸と前記ベーンロータとを締結する前の状態では、前記押圧部よりも外周側において、前記ベーンロータの前記他方の外周側面と向き合う前記ハウジングの内周側面と前記他方の外周側面との径方向内側の間隔は、外周縁側の間隔よりも小さく、前記ベーンロータの前記他方の外周側面の径方向内側は外周縁側よりも前記ハウジングの前記内周側面に向けて突出しており、当該状態から前記締結部材で前記従動軸と前記ベーンロータとを締結すると、当該締結部材の締結力により、前記ベーンロータの前記他方の外周側面の径方向内側は前記ハウジングの前記内周側面から離れ、前記他方の外周側面の外周縁側は前記ハウジングの内周側面に近づくように変形することを特徴とするバルブタイミング調整装置。
  2. 前記締結部材で前記従動軸と前記ベーンロータとを締結する前の状態では、前記押圧部よりも外周側において、前記ハウジングの前記内周側面の径方向内側は外周縁側よりも前記ベーンロータの前記他方の外周側面に向けて突出していることを特徴とする請求項記載のバブルブタイミング調整装置。
  3. 前記ベーンロータはアルミ製であることを特徴とする請求項1または2記載のバルブタイミング調整装置。
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