JP4217789B2 - コインホッパ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は小さな円板体であるコインを複数個バラ積み状態に収納して該コインを一個ずつ放出するためのホッパ装置に関する。
とくに本発明は多数個のコインをバラ積み状態で収納するための補助タンクを持つ補助タンク付きのコインホッパ装置に関する。
なお本明細書における用語「コイン」には通貨である硬貨ならびにゲーム用のメダルやトークンなどの小形円板体を含むことは勿論である。
【従来の技術】
【0002】
こうしたコインのホッパ装置は従来から種々のものが知られている。
たとえば本件出願人による特願平6−123019号(特開平7−306965号を参照)には中形のコインホッパ装置が示されている。
このホッパ装置(図2を参照)はコインをバラ積み状態で収納するための略ラッパ形のタンク手段21とコインを払い出すための手段22とを備えている。
タンク手段21の詳細が図3に分解されて示され払い出し手段の詳細が図4に分解されて示されている。
【0003】
ラッパ形のタンク手段21内には螺旋形のスプリング42aが配置されている。
このスプリング42aの一端部は横向きの長円形に曲げられて二個のネジ42cがそれぞれ貫通される取り付け部42dに形成されている。
そして該スプリング42aの他端部は下方に伸びるように折り曲げられ更にリング形に曲げられて攪拌部42eが形成されている。
取り付け部42dは横長II形のカバー板42bと二個のネジ42cとを使用してタンク手段21の内側適所に取り付けられる(図2を参照)。
【0004】
したがってスプリング42a下方の攪拌部42eは払い出し手段22を構成するディスク32(図4を参照)のほぼ上面に位置することになる。
言い換えると多数個のコインを収納するタンク手段21内底のディスク32のほぼ上面にスプリング42a下方の攪拌部42eが位置することになる。
かくしてディスク32が回転されるとタンク手段21内底のコインは移動されると共に攪拌部42eによってガイド孔32a内に落とされる。
スプリング42aの攪拌部42eはディスク32のほぼ上面に位置されるため該ディスク32上のコインは一枚残らず当該装置から払い出されることになる。
【0005】
多量のコインを収納するためには例えば図2に示されるようにタンク手段21の上に角筒形の補助タンク21Aを載置して取り付ける場合がある。
補助タンク21Aは大きく分けると角筒形の周壁21Bと下方の開口の半分を封じる傾斜板21Cとを備えている。
かくして補助タンク21Aは上方に大きな開口21Dを有すると共に下方に小さな開口21Eを有することになる。
しかしながら此の場合、補助タンク21Aと主のタンク手段21との連結部分にコインが重なり合ってブリッジが形成されるという問題点があった。
【0006】
具体的には補助タンク21Aの周壁21Bと傾斜板21Cとの間に多数個のコインによるブリッジが形成されてコインが落下しないという問題点があった。
言い換えるとタンク内にコインがあるのに払い出されないという問題点があった。
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は補助タンクと主タンク手段との連結部分にコイン・ブリッジが形成されるのを未然に防止することにある。
言い換えると補助タンクの周壁と傾斜板との間に多数個のコインによるブリッジが形成されてコインが落下しないという問題を解消することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、コインを一個ずつ放出するための払い出し手段と、
前記払い出し手段の上に配設されて上記の払い出されるコインを収納するための筒形の主タンクと、
前記払い出し手段の真上に位置する下向きの傾斜板を有し、該傾斜板によりその下端の側方に上方の大きな開口より小さな開口が形成され、この前記小さな開口が前記主タンクの上端の開口と連絡するように前記主タンクの上に積層関係に配置される筒型の補助タンクと、
前記主タンクの底壁を上方に伸びるように貫通し、かつ前記払い出し手段の駆動手段によって回転する攪拌軸と、を有し、
この攪拌軸の先端に前記補助タンクの前記小さな開口を通って前記傾斜板の側方に位置すると共に、前記攪拌軸に対して偏心した螺旋状の攪拌部材が取り付けられていることを特徴とするコインホッパ装置である。
【0008】
また本発明は、前記攪拌手段は、回転する攪拌軸にスプリングを介してスクリュウが所定の角度で取り付けられていることを特徴とするコインホッパ装置である。
【発明の実施の形態】
以下に本発明を其の実施例に基づいて添付の図面を参照しつつ説明する。図1は本発明による一実施例を概略的に示す側面図である。図1下方の大きな正方形はコインのホッパ装置を構成する一対の脚フレーム1であり此れ等の脚フレーム1間の上方には矩形の基板2が水平に固定されている。
【0009】
図1下方のやや大きな矩形は電気モータ3であり該電気モータ3は厚手板形のギアボックス4を介在して基板2の下面に取り付けられている。
ギアボックス4は第一の回転軸5と第二の回転軸6とを有している。
第一の回転軸5は基板2を回転自在に貫通すると共に其の先端部にコインCを払い出すためのディスク7が取り付けられている。
言い換えるとコインCの払い出し用のディスク7は基板2の上面に回転自在に配設されている。
【0010】
図1中央の略台形のものは概略角ラッパ形の主タンク8であり下方の小さな開口部は回転自在なディスク7を取り囲んで基板2に取り付けられている。
したがって主タンク8は上方に大きな開口9を有することになる。
図1上方のやや大きな矩形のものは角筒形の補助タンク10である。
この補助タンク10は其の下方の開口縁部が主タンク8の上方の開口縁部に凹凸形状の噛み込み構造によって強固に取り付けられている。
補助タンク10は角筒形の周壁11と下方の開口の半分を封じる傾斜板12とを備えている。
【0011】
この矩形の傾斜板12の三辺は周壁11内面に連成され残る最も下の一辺が開口の一部を形成している。
したがって補助タンク10は上方に大きな開口13を有すると共に下方に小さな開口14を有している。
なお補助タンク10の上方の開口13に上述と同様にして第二の補助タンク15を取り付けても良いことは勿論である。
また主タンク8ならびに補助タンク10,15は透明な樹脂製であることが望ましい。
【0012】
ギアボックス4の第二の回転軸6は基板2を回転自在に貫通すると共に其の先端部に長手の攪拌軸16が取り付けられている。
なお攪拌軸16は主タンク8の底壁8Aを回転自在に貫通している。
また攪拌軸16は其の上端が補助タンク10の小さい開口14に言い換えると主タンク8の開口9近くに位置する長さを有している。
またスチール製の攪拌軸16の先端部には中央が屈曲された螺旋形のスプリング17の一端部が外填めされている。
【0013】
そしてスプリング17の他端すなわち先端にはやや長い樹脂製あるいはゴム製のスクリュウ18の元端部が内嵌されている。
【実施例】
上述の構成からなる本実施例は主タンク8ならびに補助タンク10,15に多量のコインをバラ積み状態に収納して電気モータ3を駆動する。
電気モータ3が回動されると図1の左側に示されるように回転されるディスク7によってコインCが一個ずつ当該ホッパ装置から外に放出される。
【0014】
他方、ギアボックス4を介在して攪拌軸16が回転されるとスクリュウ18は小さい開口14の上方で逆円錐形の面を回転することになる。
したがって多数個のコインCが周壁11と傾斜板12との間にコイン・ブリッジを形成しようとしてもスクリュウ18によって崩されることになる。
この結果、当該コインホッパ装置はコンスタントに切れ目なく言い換えると中断することなくスムーズにコインを放出できることになる。
なお図1の実施例の場合にはディスク7の回転開始と攪拌軸16の回転開始とをギアボックス4を介在して同期できることは勿論である。
【0015】
この場合、主タンク8内の上方部分のコイン移動と下方部分のコイン移動とが同時になるためコインの移動がスムーズに行われる。
また補助タンク10,15を多段に積み上げて多量のコインを収納したとき等には電気モータ3とは別個の駆動手段を用いても良いことは勿論である。
またスプリング17を長くしてスクリュウ18を省略できることは勿論である。
またスプリング17の屈曲角度によって攪拌能力が異なり屈曲角度を大にすると攪拌能力が大きくなることが判明した。
【0017】
またスクリュウ18を棒形にしても良く或いはL形の太い針金でも良いことは勿論である。
またスクリュウ18の螺旋形状を変化すると攪拌能力が異なることは勿論である。
したがって第一の回転軸5の速度と第二の回転軸6の速度とは此等の諸条件たとえばスプリング17の屈曲角などを考慮して最も良い攪拌効率に決められることは勿論である。
【発明の効果】
【0018】
以上のようになる本発明は簡単な構成の付加によって補助タンク下方の小さな開口にコインのブリッジが形成されるのを未然に防止できることになる。
このため本発明のコインホッパ装置によると大量のコインが切れ目無くコンスタントに放出できるという大きな効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明による一実施例を概略的に示す側面図である。
【図2】図2は従来例を示す斜面図である。
【図3】図3は図2の要部を分解して示す斜面図である。
【図4】図4は図2の要部を分解して示す斜面図である。
【符号の説明】
C:コイン、
払い出し手段・・・ 3:電気モータ、4:ギアボックス、7:ディスク、
筒形タンク手段・・・8:主タンク、8A:底壁、
攪拌手段・・・ 6:第二の回転軸、16:攪拌軸、17:スプリング、18:スクリュウ。
Claims (1)
- コインを一個ずつ放出するための払い出し手段( 7 )と、
前記払い出し手段の上に配設されて上記の払い出されるコインを収納するための筒形の主タンク( 8 )と、
前記払い出し手段の真上に位置する下向きの傾斜板( 12 )を有し、該傾斜板によりその下端の側方に上方の大きな開口( 13 )より小さな開口( 14 )が形成され、この前記小さな開口( 14 )が前記主タンクの上端の開口( 9 )と連絡するように前記主タンクの上に積層関係に配置される筒型の補助タンク( 10 )と、
前記主タンクの底壁を上方に伸びるように貫通し、かつ前記払い出し手段の駆動手段によって回転する攪拌軸( 16 )と、を有し、
この攪拌軸の先端に前記補助タンクの前記小さな開口( 14 )を通って前記傾斜板の側方に位置すると共に、前記攪拌軸に対して偏心した螺旋状の攪拌部材( 18 )が取り付けられていることを特徴とするコインホッパ装置。
Priority Applications (1)
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JP17044698A JP4217789B2 (ja) | 1998-05-15 | 1998-05-15 | コインホッパ装置 |
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Publications (2)
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JP17044698A Expired - Lifetime JP4217789B2 (ja) | 1998-05-15 | 1998-05-15 | コインホッパ装置 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2013037597A (ja) * | 2011-08-10 | 2013-02-21 | Asahi Seiko Co Ltd | コインホッパ |
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JP5011966B2 (ja) * | 2006-02-28 | 2012-08-29 | 富士電機リテイルシステムズ株式会社 | コイン投出装置 |
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1998
- 1998-05-15 JP JP17044698A patent/JP4217789B2/ja not_active Expired - Lifetime
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