JP4217598B2 - 撮像装置及びその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は撮像装置及びその制御方法に関する。
従来デジタルスチルカメラにおいて、1度の撮像を行って得た撮像データに対し、複数の異なるパラメータを用いて画像処理を施すモードを備えたものがある。その一例として、例えば1度の撮像で得られる画像に対し、複数の異なるホワイトバランス補正値で画像処理を施すモード(以下、「ホワイトバランスブラケットモード」と呼ぶ。)がある。このようなモードでは1度の撮像で得られた撮像データから、複数の異なる画像処理を施した画像データが出力される為、後にユーザが好みの画像を選択することで、撮像のやり直し等を回避することができる。
また従来のデジタルスチルカメラにおいて、1度の撮影で得た撮像データからRAWデータ(撮像素子から出力される、画像処理前の生データ)とJPEGデータの両方を出力するモード(以下、「RAWandJPEGモード」と呼ぶ。)や、1度の撮影で得た撮像データからRAWデータとJPEGデータの両方を作成し、RAWデータにJPEGデータを埋め込んで出力するモード(以下、「埋め込みモード」と呼ぶ。)を有するものがある。埋め込みモードでは、後にPCアプリケーション等でRAWデータに埋め込んであるJPEGデータを抽出し、必要に応じてRAWデータとJPEGデータを使用する。
RAWデータは撮像後に容易に画像処理を施すことができるという利点があるが、必ずPCアプリケーション等で画像処理を施さなければならないといった手間が掛かる。一方JPEGデータは、後で更に画像処理を施すのは難しいが、PCアプリケーション等で撮影後に画像処理を施す手間が省けるという利点がある。すなわち、RAWandJPEGモードや埋め込みモードでは、後に画像処理が必要なデータはRAWデータで画像処理し、必要でないものに関してはJPEGの画像をそのまま使用することで、RAWデータとJPEGデータの利点を有効に使うことができる。
特開2001−218077号公報
上述したホワイトバランスブラケットモードと、RAWandJPEGモードの両方を備えたデジタルスチルカメラにおいて、ホワイトバランスブラケットモードとRAWandJPEGモードの両方が同時に選択された場合、1度の撮影で得られた撮像データに対し、複数枚のJPEGデータと、それと同数のRAW画像が出力されることになる。
また、前述したホワイトバランスブラケットモードと埋め込みモードの両方を備えた場合、ホワイトバランスブラケットモードと埋め込みモード両方が同時に選択された場合には、1度の撮影で得られた撮像データに対し、複数枚のJPEGデータをそれと同数のRAW画像にそれぞれ埋め込んで出力することになる。
しかしながら、JPEG画像には異なる画像処理を施して複数枚出力する必要があるが、RAW画像には画像処理を施さない為、複数枚出力する必要が無いにもかかわらず、データ的に全く同じRAW画像が複数枚出力されるといった無駄が出てしまう。RAWデータは通常データ量が多いため、撮像して得た画像データを内部記憶媒体や外部記憶媒体に記憶する際に、記憶媒体の記憶容量を大きく消費してしまい、必要な画像が保存できなくなったり、重複したRAWデータを削除する場合にも、確かに同じデータであるかどうかを画像表示するなどして確認する必要があるといった不都合があった。
RAWandJPEGモードまたは埋め込みモードが選択された時には、ホワイトバランスブラケットモードを無効にするといった方法も採られるが、その場合、所望のホワイトバランスの画像が得られない場合も考えられる。
本発明は上記問題点を鑑みてなされたものであり、画像処理の条件を変更しながら複数回処理を行って複数の画像データを取得するモードと、画像処理を施していないRAWデータと画像処理を施した画像データを共に出力するモード、または、RAWデータに画像処理を施した画像データを埋め込んで出力するモードが同時に選択されている場合に、RAWデータを複数回出力する無駄を省くことを目的とする。
上記目的を達成するために、1度の撮影で得た撮像データに対し、画像処理の条件を変更しながら複数回処理を行って複数の画像データを取得する第1のモードと、前記画像処理を施していないRAWデータと画像処理を施した画像データを共に出力する第2のモードとを実行可能な本発明の撮像装置は、記憶手段と、前記第1のモード及び第2のモードが同時に選択された場合に、1枚のRAWデータと、前記第1のモードで得られた複数枚の画像データとを前記記憶手段に出力するように制御する制御手段とを有する。
また、1度の撮影で得た撮像データに対し、画像処理の条件を変更しながら複数回処理を行って複数の画像データを取得する第1のモードと、前記画像処理を施していないRAWデータと画像処理を施した画像データを共に出力する第2のモードとを実行可能な撮像装置の本発明の制御方法は、前記第1のモード及び第2のモードの選択状態を判断する工程と、前記第1のモード及び第2のモードが同時に選択された場合に、前記第1のモードを実行し、1枚のRAWデータと、前記第1のモードで得られた複数枚の画像データとを記憶手段に出力する工程とを有する。
また、1度の撮影で得た撮像データに対し、画像処理の条件を変更しながら複数回処理を行って複数の画像データを取得する第1のモードと、画像処理を施した画像データを前記画像処理を施していないRAWデータに埋め込んで出力する第2のモードとを実行可能な本発明の別の撮像装置は、記憶手段と、前記第1のモード及び第2のモードが同時に選択された場合に、1枚のRAWデータに、前記第1のモードで得られた複数枚の画像データを埋め込んで前記記憶手段に出力するように制御する制御手段とを有する。
また、1度の撮影で得た撮像データに対し、画像処理の条件を変更しながら複数回処理を行って複数の画像データを取得する第1のモードと、画像処理を施した画像データを前記画像処理を施していないRAWデータに埋め込んで出力する第2のモードとを実行可能な撮像装置の本発明の別の制御方法は、前記第1のモード及び第2のモードの選択状態を判断する工程と、前記第1のモード及び第2のモードが同時に選択された場合に、前記第1のモードによる処理を実行し、1枚のRAWデータに、前記第1のモードで得られた複数枚の画像データを埋め込んで記憶手段に出力する工程とを有する。
上記構成によれば、1度の撮影で得た撮像データに対して画像処理の条件を変更しながら複数回処理を行って複数の画像データを取得するモードと、画像処理を施していないRAWデータと画像処理を施した画像データを共に出力するモード、または、RAWデータに画像処理を施した画像データを埋め込んで出力するモードが同時に選択されている場合に、RAWデータを複数回出力する無駄を省くことができる。
以下、添付図面を参照して本発明を実施するための最良の形態を詳細に説明する。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の第1の実施形態にかかるデジタルスチルカメラのシステム構成を示すブロック図である。
デジタルスチルカメラ100は、このカメラ全体を統括的に制御するマイクロコンピュータ(以下、「マイコン」と呼ぶ。)112を備えている。マイコン112には、入力部101、フレームメモリ102、画像処理部103、バッファメモリ110、外部記憶部111が接続されている。
入力部101は、いずれも不図示であるが、レンズユニット、例えばCCD(charge coupled device)やCMOS等の撮像素子、撮像素子を駆動する為のタイミングジェネレータ(制御信号発生器)、撮像素子の出力電気信号(アナログ信号)をデジタルデータに変換するA/D変換器などから構成されている。
フレームメモリ102は、入力部101のA/D変換器で変換されたデジタルデータを蓄積する画像メモリである。バッファメモリ110は、画像処理部103で処理された撮像データを格納する為のものである。画像処理部103は、色補間処理部104、ホワイトバランス補正処理部105、色変換処理部106、ガンマ補正処理部107、エッジ強調処理部108、データ圧縮部109を備え、フレームメモリ102に蓄積されたデジタルデータに対して画像処理を施す。外部記憶部111は、バッファメモリ110に格納されたデータを蓄積しておく為のものである。これには、例えばCompactFlash(登録商標)カード(以下、「CFカード」という。)やスマートメディア等が用いられる。
マイコン112は、一般的に知られているマイクロコンピュータシステムが採用され、何れも不図示であるが、制御プログラムに基づいて所定の制御(撮像、記録、再生など)を実行するCPU,制御プログラムが格納されているROM、作業領域として使用されるRAMなどによって構成されている。
以下に画像処理部103内におけるそれぞれの処理部の詳細を説明する。
色補間処理部104は、各画素が必要な色情報を有するように補間する。例えば、入力部101内の撮像素子の色フィルタが図2に示すようにベイヤー配列になっている場合、各画素ではR,G,Bデータの内、いずれかの色情報しか存在しない。そこで色補間処理部104は、不足している色情報を補間対象画素の周辺の画素データを用いて補間し、各画素についてR,G,Bデータが揃うようにする。
ホワイトバランス補正処理部105では、色補間処理が施された画像データに対し、マイコン112から指定される所定のホワイトバランス補正係数を用いてホワイトバランス補正処理を施す。色変換処理部106では、ホワイトバランス補正処理が施された画像データに対し、所定の色変換係数を用いて彩度、明度、色相等の補正を施す。ここで用いられる色変換係数は色空間毎に異なり、この係数を変更することで様々な色空間用の画像を作成することができる。
ガンマ補正処理部107では、マイコン112から指定される所定のガンマ補正係数を用いてガンマ補正を行う。これにより、画像の階調性が補正される。エッジ強調処理部108では、マイコンから指定される所定のエッジ強調係数(アパーチャー係数)を用いて、画像のエッジの強弱を変更する。データ圧縮部109では、例えばJPEG(Joint Photographic Experts Group)方式により前述した全ての色処理が施された画像を、マイコン112から指定される所定の圧縮率で圧縮する。
また、図1では示していないが、デジタルスチルカメラ100は、撮像を指示するレリーズボタン、およびその他の各種設定を外部から行う為のボタンやダイアル等の操作部と、画像等を表示する表示部を備えている。画像処理部103内で使用される、前述した、ホワイトバランス補正係数、色変換係数、ガンマ補正係数、エッジ強調係数、JPEG圧縮率、等の各種画像処理係数は、操作部を用いて外部から設定変更することができる。
次に、以上のように構成されたデジタルスチルカメラ100の動作について説明する。
本第1の実施形態では、1度の撮像で取得した撮像データから3種類の異なるホワイトバランス補正係数を用いて画像処理が施された3つの画像を出力するモード(以下、「ホワイトバランスブラケットモード」という。)が選択されている状態で、1度の撮影で取得した撮像データのRAWデータと、JPEGデータの両方を出力するモード(以下、「RAWandJPEGモード」という。)が選択された時の動作について説明する。なお、本第1の実施形態では3つの異なるホワイトバランス補正が施された画像データを出力する場合について説明するが、3つに限るものではなく何種類であっても良い。また、本発明はホワイトバランスブラケットに限定されるものではない。
図3は、本第1の実施形態にかかるデジタルスチルカメラ100の動作例を示すフローチャートである。以下、このフローチャートを参照して説明する。
まず、撮像をする前にユーザは、操作ボタンやダイアルを用いて、ホワイトバランスブラケットモードとRAWandJPEGモードの両方を選択する。ここで、ホワイトバランスの処理モードは予めカメラ内で用意されている、色温度約5200ケルビンの黒体輻射軌跡上の光源色が無彩色になるようなモード(以下、「デイライトモード」という。)が選択されているものとする。
この時ホワイトバランスブラケットモードでは、出力する3枚の画像の内、1枚目はデイライトモードでホワイトバランス補正した画像、2枚目は1枚目よりも若干赤味掛かるようなホワイトバランス補正をした画像、3枚目は1枚目よりも若干青味掛かるようなホワイトバランス補正をした画像を出力する。
上記条件設定後、ユーザにより撮像を指示するレリーズボタン(不図示)が押されると、撮像が開始され、入力部101から撮像データが入力される(ステップS100)。具体的には画像の取り込みは、レンズを通して結像した被写体像をCCD等の撮像素子で光電変換し、その電気信号をA/D変換器を経てデジタルの画像信号としてフレームメモリ102に出力することで行われる。
次に、まず画像処理が施されていないRAWデータを外部記憶部111に記憶する為に、画像処理部103での処理を行わずに、そのままバッファメモリ110にデータを移す。(ステップS101)
次にマイコン112はホワイトバランスモード選択手段(不図示)で選択されたデイライトモードのホワイトバランス補正係数を用いて現像処理を施すように画像処理部103に指示を出す(ステップS102)。なお、ステップS102では、ホワイトバランス補正係数の他にも、色変換処理部106、ガンマ補正処理部107、エッジ強調処理部108、データ圧縮部109で処理に用いる係数を必要に応じて選択する。
画像処理部103では、色補間を行った後、マイコン112の指示に従いデイライトモード用のホワイトバランス補正を行う。その後、色変換処理、ガンマ補正、エッジ強調処理を施し、最後にJPEG圧縮する(ステップS103)。画像処理が施されJPEG圧縮されたデータは、バッファメモリ110に一時記録される(ステップS104)。
続いて、ステップS105において、3種類のホワイトバランス補正処理を全て終了したかを判断する。この時点ではまだ1種類のホワイトバランス補正処理しか行っていないためステップS102に戻り、マイコン112は同じ画像に対し、より赤味が強くなるホワイトバランス補正を行うように係数を選択し、画像処理部103に指示を出す。
ステップS103において、画像処理部103は、色補間を行った後、マイコン112の指示に従いデイライトモードよりも赤味が強くなるようなホワイトバランス補正を行う。更に、色変換処理、ガンマ補正、エッジ強調処理を施し、最後にJPEGに画像を圧縮する。画像処理が施されJPEG圧縮されたデータは、バッファメモリ110に一時記録される(ステップS104)。
続いて、ステップS105において、3種類のホワイトバランス補正処理を全て終了したかを判断するが、この時点ではあと1種類のホワイトバランス補正処理が残っているためステップS102に戻り、マイコン112は同じ画像に対して、より青味が強くなるホワイトバランス補正を行うように係数を選択し、画像処理部103に指示を出す(ステップS102)。
ステップS103において、画像処理部103は、色補間を行った後、マイコン112の指示に従いデイライトモードよりも青味が強くなるようなホワイトバランス補正を行う。更に、色変換処理、ガンマ補正、エッジ強調処理を施し、最後にJPEGに画像を圧縮する。画像処理が施されJPEG圧縮されたデータは、バッファメモリ110に一時記録される。
上記のようにしてホワイトバランスブラケット処理を終えると、ステップS105はYESとなり、ステップS106に進む。なお、RAWデータをバッファメモリに110に記録する処理と、画像処理部103により画像処理を施した画像データをバッファメモリ110に記録する処理の順番は、上記に限るものではなく、逆であっても構わない。
ここまでの処理で、RAWデータ1つと、ホワイトバランスブラケットモードによる3種類の異なるホワイトバランス補正係数で画像処理が施された3種類のJPEGデータがバッファメモリ110に保存されている。
続いて、ステップS106において、まずRAWデータに「IMG_0000.raw」というファイル名をつけ、外部記憶部111に記録する(ステップS107)。ここで「0000」はファイル番号を表し、撮像毎に1増える。なお、本第1の実施形態ではファイル名を「IMG_0000.raw」としているがこれに限定されるものではない。
この時点でバッファメモリ110には外部記憶部111に記録されていない3つのJPEGデータが残っているので(ステップS108でNO)、ステップS106に戻る。
次のステップS106では、デイライトモードで画像処理が施されたバッファメモリ110内のJPEGデータに「IMG_0000_1.jpg」というファイル名をつける。ここで重要なことは、「IMG_0000」というRAWデータと共通のファイル名が含まれている点である。これにより、後にファイルを管理する際に、JPEGデータに対応するRAWデータを容易に確認することができるようにしておく。
「IMG_0000_1.jpg」とつけられたJPEGデータファイルは、外部記憶部111に記録される(ステップSS07)。同様に、バッファメモリ110内の、デイライトモードよりも若干赤味を帯びるような画像処理を施したJPEGデータに「IMG_0000_2.jpg」というファイル名を、デイライトモードよりも若干青味を帯びるような画像処理を施したJPEGデータに「IMG_0000_3.jpg」というファイル名をそれぞれつけ、順に外部記憶部111に記録する。
このように、本発明の第1の実施形態によれば、ホワイトバランスブラケットモードとRAWandJPEGモードの2つのモードが同時に選択された場合に、1つの入力データに対し、1つのRAWデータと、複数の異なる画像処理を施したJPEG画像を出力するので、全く同じRAW画像を複数枚出力するといった無駄を無くすことができる。
また、JPEG画像のファイル名にRAWデータのファイル名の一部を含ませることで、ファイル名からRAWデータとJPEGデータの関連を容易に把握することができるため、RAWデータと、それに対応するJPEG画像を簡単に管理することでできる。
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
図4は、本発明の第2の実施形態にかかるデジタルスチルカメラ100’の構成を示すブロック図である。なお、図1と同様の構成には同じ参照番号を付して説明を省略する。
本第2の実施形態における画像処理部103’は、上記第1の実施形態と同様な色補間処理部104、ホワイトバランス処理部105、色変換処理部106、ガンマ補正処理部107、エッジ強調処理部108、データ圧縮部109の他に、データ埋め込み処理部113を更に備えている。データ埋め込み処理部113は、例えばRAWデータにJPEGデータを所定枚数埋め込む処理を行う。
次に、以上のように構成されたデジタルスチルカメラ100’の動作について説明する。
本第2の実施形態では、1度の撮像で取得した撮像データから3種類の異なるホワイトバランス補正係数を用いて画像処理が施された3つの画像を出力するホワイトバランスブラケットモードが選択されている状態で、1度の撮影で取得した撮像データからRAWデータとJPEGデータを作成しRAWデータにJPEGデータを埋め込んで出力するモード(以下、「埋め込みモード」と呼ぶ。)が選択された時の動作について説明する。なお、本第2の実施形態では3つの異なるホワイトバランス補正が施された画像データを出力する場合について説明するが、3つに限るものではなく何種類であっても良い。また、本発明は、ホワイトバランスブラケットに限定されるものではない。
図5は、本第2の実施形態にかかるデジタルスチルカメラ100’の動作例を示すフローチャートである。以下、このフローチャートを参照して説明する。
まず、撮像をする前にユーザは、操作ボタンやダイアルを用いて、ホワイトバランスブラケットモードと埋め込みモードの両方を選択する。ここで、ホワイトバランスの処理モードは第1の実施形態と同様にデイライトモードが選択されているものとする。
この時ホワイトバランスブラケットモードでは、出力する3枚の画像の内、1枚目はデイライトモードでホワイトバランス補正した画像、2枚目は1枚目よりも若干赤味掛かるようなホワイトバランス補正をした画像、3枚目は1枚目よりも若干青味掛かるようなホワイトバランス補正をした画像を出力する。
上記条件設定後、ユーザにより撮像を指示するレリーズボタン(不図示)が押されると、撮像が開始され、入力部101から撮像データが入力される(ステップS200)。具体的には画像の取り込みは、レンズを通して結像した被写体像をCCD等の撮像素子で光電変換し、その電気信号をA/D変換器を経てデジタルの画像信号としてフレームメモリ102に出力することで行われる。
次にRAWデータには画像処理は施さない為、画像処理を施さずにそのままバッファメモリ110に一時記憶する(ステップS201)。
次にマイコン112はホワイトバランスモード選択手段(不図示)で選択されたデイライトモードのホワイトバランス補正係数を用いて画像処理を施すように画像処理部103に指示を出す(ステップS202)。ここで、ホワイトバランス補正係数の他にも、色変換処理部106、ガンマ補正処理部107、エッジ強調処理部108、データ圧縮部109で処理に用いる係数を必要に応じて選択する。
画像処理部103’では、色補間を行った後、マイコン112の指示に従いデイライトモード用のホワイトバランス補正を行う。その後、色変換処理、ガンマ補正、エッジ強調処理を施し、最後にJPEGに画像を圧縮する(ステップS203)。画像処理が施されJPEGに圧縮されたデータは、バッファメモリ110に一時記録される(ステップS204)。
続いて、ステップS205において、3種類のホワイトバランス補正処理を全て終了したかを判断する。この時点ではまだ1種類のホワイトバランス補正処理しか行っていないためステップS202に戻り、マイコン112は同じ画像に対し、より赤味が強くなるホワイトバランス補正を行うように係数を選択し、画像処理部103’に指示を出す。
ステップS203において、画像処理部103’は、色補間を行った後、マイコン112の指示に従いデイライトモードよりも赤味が強くなるようなホワイトバランス補正を行う。更に、色変換処理、ガンマ補正、エッジ強調処理を施し、最後にJPEGに画像を圧縮する。画像処理が施されJPEGに圧縮されたデータは、バッファメモリ110に一時記録される(ステップS204)。
続いて、ステップS205において、3種類のホワイトバランス補正処理を全て終了したかを判断するが、この時点ではあと1種類のホワイトバランス補正処理が残っているためステップS202に戻り、マイコン112は同じ画像に対して、より青味が強くなるホワイトバランス補正を行うように画像処理部103’に指示を出す(ステップS202)。
ステップS203において、画像処理部103’は、色補間を行った後、マイコン112の指示に従いデイライトモードよりも青味が強くなるようなホワイトバランス補正を行う。更に、色変換処理、ガンマ補正、エッジ強調処理を施し、最後にJPEGに画像を圧縮する。画像処理が施されJPEG圧縮されたデータは、バッファメモリ110に一時記録される。
上記のようにしてホワイトバランスブラケット処理を終えると、ステップS205はYESとなり、ステップS206に進む。なお、RAWデータをバッファメモリに110に記録する処理と、画像処理部103’により画像処理を施した画像データをバッファメモリ110に記録する処理の順番は、上記に限るものではなく、逆であっても構わない。
ここまでの処理で、RAWデータ1つと、ホワイトバランスブラケットモードによる3種類の異なるホワイトバランス補正係数で画像処理が施された3種類のJPEGデータがバッファメモリ110に保存されている。
続いて、ステップS206において、バッファメモリ110に一時記憶されている1つのRAWデータに3つのJPEGデータを埋め込む前に、それぞれに名前を付ける。ここでは、上記第1の実施形態と同様に、RAWデータに「IMG_0000.raw」、デイライトモードで画像処理が施されたJPEGデータに「IMG_0000_1.jpg」、デイライトモードよりも若干赤味を帯びるような画像処理を施したJPEGデータに「IMG_0000_2.jpg」、デイライトモードよりも若干青味を帯びるような画像処理を施したJPEGデータに「IMG_0000_3.jpg」というファイル名をそれぞれつける。
続いて、RAWデータに3種類のJPEGデータを、画像処理部103’のデータ埋め込み処理部113を用いて埋め込む(ステップS207)。
最後に3枚のJPEGデータが埋め込まれたRAWデータを、外部記憶部111に記録して一連の処理を終了する。
このように、本発明の第2の実施形態によれば、ホワイトバランスブラケットモードと埋め込みモードの2つのモードが同時に選択された場合にも、1つの入力データに対し、1つのRAWデータに複数の異なる画像処理を施したJPEG画像を埋め込んで出力するので、全く同じRAW画像を複数枚出力するといった無駄を無くすことができる。
また、1つのRAWデータに複数の異なる画像処理を施したJPEG画像を埋め込んで出力する際に、JPEG画像のファイル名にRAWデータのファイル名の一部を含ませることで、後にPCアプリケーション等でRAWデータからJPEG画像を抽出した際に、ファイル名からRAWデータとJPEGデータの関連を容易に把握することができるため、RAWデータとそれに対応するJPEG画像を容易に管理することができる。
なお、上記第1及び第2の実施形態では、データ圧縮の方法としてJPEG方式で圧縮する場合について説明したが、JPEG方式以外の圧縮方法を用いた場合にも本発明を適用可能であることは言うまでもない。
また、上記第1及び第2の実施形態では、RAWデータには画像処理部103または103’による画像処理を行わない場合について説明したが、撮像データに対して可逆圧縮処理を施したものであってもよい。
<他の実施形態>
なお、本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ、インターフェイス機器、カメラヘッドなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラなど)に適用してもよい。
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。ここでプログラムコードを記憶する記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、ROM、RAM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、CD−ROM、CD−R、DVD、光ディスク、光磁気ディスク、MOなどが考えられる。また、LAN(ローカル・エリア・ネットワーク)やWAN(ワイド・エリア・ネットワーク)などのコンピュータネットワークを、プログラムコードを供給するために用いることができる。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
本発明を上記記憶媒体に適用する場合、その記憶媒体には、先に説明した図3および/または図5に示すフローチャートに対応するプログラムコードが格納されることになる。
本発明の第1の実施形態に係るデジタルスチルカメラの内部構成を示すブロック図である。 色フィルタのベイヤー配列を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るデジタルスチルカメラの動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係るデジタルスチルカメラの内部構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係るデジタルスチルカメラの動作を示すフローチャートである。
符号の説明
100、100’ デジタルスチルカメラ
101 入力部
102 フレームメモリ
103、103’ 画像処理部
104 色補間処理部
105 ホワイトバランス補正処理部
106 色変換処理
107 ガンマ補正処理部
108 エッジ強調処理部
109 データ圧縮部
110 バッファメモリ
111 外部記憶部
112 マイコン
113 データ埋め込み処理部

Claims (12)

  1. 1度の撮影で得た撮像データに対し、画像処理の条件を変更しながら複数回処理を行って複数の画像データを取得する第1のモードと、前記画像処理を施していないRAWデータと画像処理を施した画像データを共に出力する第2のモードとを実行可能な撮像装置であって、
    記憶手段と、
    前記第1のモード及び第2のモードが同時に選択された場合に、1枚のRAWデータと、前記第1のモードで得られた複数枚の画像データとを前記記憶手段に出力するように制御する制御手段と
    を有することを特徴とする撮像装置。
  2. 1度の撮影で得た撮像データに対し、画像処理の条件を変更しながら複数回処理を行って複数の画像データを取得する第1のモードと、画像処理を施した画像データを前記画像処理を施していないRAWデータに埋め込んで出力する第2のモードとを実行可能な撮像装置であって、
    記憶手段と、
    前記第1のモード及び第2のモードが同時に選択された場合に、1枚のRAWデータに、前記第1のモードで得られた複数枚の画像データを埋め込んで前記記憶手段に出力するように制御する制御手段と
    を有することを特徴とする撮像装置。
  3. 前記制御手段は、前記RAWデータと、画像処理を施して得られた複数枚の画像データに互いに関連性のあるファイル名を付けることを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
  4. 前記複数枚の画像データのファイル名は、前記RAWデータのファイル名の一部を含むことを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  5. 記画像処理は、色変換処理、エッジ強調処理、ガンマ変換処理、ホワイトバランス補正処理の少なくともいずれか1つを含むことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の撮像装置。
  6. 1度の撮影で得た撮像データに対し、画像処理の条件を変更しながら複数回処理を行って複数の画像データを取得する第1のモードと、前記画像処理を施していないRAWデータと画像処理を施した画像データを共に出力する第2のモードとを実行可能な撮像装置の制御方法であって、
    前記第1のモード及び第2のモードの選択状態を判断する工程と、
    前記第1のモード及び第2のモードが同時に選択された場合に、前記第1のモードを実行し、1枚のRAWデータと、前記第1のモードで得られた複数枚の画像データとを記憶手段に出力する工程と
    を有することを特徴とする制御方法。
  7. 1度の撮影で得た撮像データに対し、画像処理の条件を変更しながら複数回処理を行って複数の画像データを取得する第1のモードと、画像処理を施した画像データを前記画像処理を施していないRAWデータに埋め込んで出力する第2のモードとを実行可能な撮像装置の制御方法であって、
    前記第1のモード及び第2のモードの選択状態を判断する工程と、
    前記第1のモード及び第2のモードが同時に選択された場合に、前記第1のモードによる処理を実行し、1枚のRAWデータに、前記第1のモードで得られた複数枚の画像データを埋め込んで記憶手段に出力する工程と
    を有することを特徴とする制御方法。
  8. 前記RAWデータと、画像処理を施して得られた複数枚の画像データに互いに関連性のあるファイル名を付ける工程を更に有することを特徴とする請求項6または7に記載の制御方法。
  9. 前記複数枚の画像データのファイル名は、前記RAWデータのファイル名の一部を含むことを特徴とする請求項8に記載の制御方法。
  10. 記画像処理は、色変換処理、エッジ強調処理、ガンマ変換処理、ホワイトバランス補正処理の少なくともいずれか1つを含むことを特徴とする請求項6乃至9のいずれかに記載の制御方法。
  11. 請求項6乃至10のいずれかに記載の制御方法を実現するためのプログラムコードを有することを特徴とする情報処理装置が実行可能なプログラム。
  12. 請求項11に記載のプログラムを記憶したことを特徴とする情報処理装置が読み取り可能な記憶媒体。
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