JP4217430B2 - 中空組立構造物、航空機の動翼、及び中空組立構造物の製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、航空機の翼の一部又は全部を構成する中空の組立構造物及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
複数の部材を組み立ててなる中空の組立構造物では、それら部材を結合する結合手段が必要である。例えば、そのような結合手段として、接着剤やねじなどが挙げられる。
【0003】
しかし、接着剤による結合やねじ止めでは、十分な結合強度を確保することは困難である。そこで従来より、十分な結合強度が必要とされる組立構造物に対しては、結合手法として、リベット結合や接合面を溶融させる溶接が用いられてきた。
【0004】
しかし、リベットによる結合では、組立構造物の重量の増加を招く。一方、接合面を溶融させる溶接では、異種材料の接合が困難であるという課題があった。そこで、これらの課題を克服する技術として、接合部を溶融させないで固相のまま接合する摩擦溶接法が提案されている。
【0005】
特表平7−505090号公報には、2つの部材の端面同士を突き合わせ、回転プローブをそれら部材の端面間に沿って移動させることによって塑性流動を起こし、それら部材を接合する摩擦撹拌接合が開示されている。
【0006】
特開平10−249554号公報には、リブの端面をアルミニウム板に当接させ、それらリブとアルミニウム板とを摩擦撹拌接合する技術が開示されている。
【0007】
特開2000−61664号公報には、重ね合わせた2枚の平板を摩擦撹拌接合する技術が開示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、摩擦溶接に際しては、接合対象物に摩擦を生じさせるためのプローブが用いられる。接合対象物にプローブを押し当てた際に、接合対象物の位置がずれたりふらついたりすると、十分な摩擦力を発生させることが困難となる。そこで、従来の摩擦溶接においては、接合対象物を専用の治具で固定したうえで、プローブを押し当てていた。
【0009】
しかし、接合対象物に合わせて専用の治具が必要であったため、作業効率が必ずしも高いとは言い難かった。また、治具の分だけ製造コストが上昇していた。
【0010】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、作業効率が高く且つ低コストな摩擦溶接を実現する技術を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、航空機の翼の一部又は全部を構成する中空組立構造物を骨組部材と外板とにより構成し、予め骨組部材を摩擦撹拌接合又は摩擦圧接接合に適した形状に形成しておくことにより、治具を不要にすることとした。
【0012】
本発明に係る航空機の翼の一部又は全部を構成する中空組立構造物は、
立設されたリブと立設された桁とが交差してなる骨組部材と、前記骨組部材を覆って翼面を構成する第1の外板とを備え、
前記第1外板は、前記骨組部材の一方の端面上に重ねられ、当該端面に前記外板の表面側から摩擦撹拌接合又は摩擦圧接接合されているものである。
【0013】
上記航空機の翼の一部又は全部を構成する中空組立構造物の製造方法は、リブ又は桁の端面と第1外板の裏面とが接触するように、骨組部材の上に第1外板をかぶせ、治具を用いることなく第1外板の表面側からプローブを押しつけ、第1外板とリブ又は桁とを摩擦撹拌接合又は摩擦圧接接合により接合するものである。
【0014】
骨組部材は立設されたリブと立設された桁とが交差して構成されているので、骨組部材の端面側から比較的大きな力を加えても、骨組部材が座屈することはない。また、骨組部材の端面側から力を加えた場合に、骨組部材自体の剛性によって十分大きな反力が生じる。そのため、専用の治具がなくても、外板の表面側からプローブを押しつけることによって、外板と骨組部材とを摩擦撹拌接合又は摩擦圧接接合することができる。このことにより、摩擦撹拌接合又は摩擦圧接接合によって組み立てられる翼を、高効率且つ低コストに得ることができる。
【0015】
前記骨組部材は、ブロック材を削り出すことによって形成され、骨組部材のリブ及び桁は一体化されていることが好ましい。
【0016】
このことにより、骨組部材の強度が高くなり、摩擦撹拌接合又は摩擦圧接接合の信頼性の向上が図られる。
【0017】
摩擦撹拌接合又は摩擦圧接接合の接合箇所は外板上において散点状に配してもよい。
【0018】
このことにより、摩擦撹拌接合又は摩擦圧接接合を迅速且つ安価に行うことができる。
【0019】
摩擦撹拌接合又は摩擦圧接接合の接合箇所は外板上において線状に配してもよい。
【0020】
例えば、外板の接合箇所を直線状に配してもよく、曲線状に配してもよい。このことにより、摩擦撹拌接合又は摩擦圧接接合の接合強度を向上させることができる。
【0021】
前記中空組立構造物は、骨組部材の他方側を覆う第2の外板を備え、前記骨組部材及び前記第2外板は、前記ブロック材を削り出すことにより形成され、リブと桁と第2外板とは一体化されていてもよい。
【0022】
このことにより、密閉型の翼用中空組立構造物が得られる。また、骨組部材に加えて第2外板が一体的に形成されているので、骨組部材の強度が向上し、摩擦撹拌接合又は摩擦圧接接合の信頼性が向上する。
【0023】
本発明に係る航空機の動翼は、外面が一方の翼面をなすとともに内面に桁及びリブが一体的に設けられた削り出し部材からなり、内面側に開口部を有する箱状に形成された本体部と、前記本体部の開口部を覆い、外面が他方の翼面をなす外板とを備え、前記本体部と前記外板とは、前記外板が前記本体部の桁又はリブの端面上に重ねられ、前記外板の表面側から摩擦撹拌接合又は摩擦圧接接合されて組み立てられているものである。
【0024】
このことにより、摩擦撹拌接合又は摩擦圧接接合によって組み立てられる航空機の動翼を、高効率且つ低コストに得ることができる。
【0025】
【発明の効果】
本発明によれば、立設されたリブと立設された桁とを交差させることによって骨組部材を構成し、外板と骨組部材の端面とを摩擦撹拌接合又は摩擦撹拌接合させることによって、航空機の翼の一部又は全部を構成する中空組立構造物としたので、外板と骨組部材とを専用の治具なしに摩擦撹拌接合又は摩擦圧接接合させることができ、作業効率が高く且つ低コストな摩擦撹拌接合又は摩擦圧接接合により、中空組立構造物及び航空機の動翼を得ることができる。
【0026】
ブロック材を削り出すことによって骨組部材を製作することとすれば、骨組部材の強度を高めることができ、摩擦撹拌接合又は摩擦圧接接合の信頼性を向上させることができる。
【0027】
接合箇所を散点状に配することにより、摩擦撹拌接合又は摩擦圧接接合を迅速且つ安価に行うことができる。
【0028】
接合箇所を線状に配することにより、摩擦撹拌接合又は摩擦圧接接合の接合強度を向上させることができる。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0030】
図1に示すように、本実施形態に係る中空組立構造物は、航空機の動翼1である。動翼1は、本体部2と第1外板3とが組み立てられて構成されている。なお、ここでは説明の便宜上、図1の左側を前側、右側を後側、上側を上側、下側を下側と称することとするが、これらの向きは必ずしも動翼1の使用状態における向きを意味するものではない。
【0031】
本体部2は、アルミニウムからなるブロック材4を削り出して形成された削り出し部材によって構成されている。本体部2の各部の肉厚は薄く、本体部2はいわゆる薄肉部材によって形成されている。
【0032】
本体部2には、一方の翼面を形成する第2外板5と、スパン方向(図示Y方向)に延びる桁6と、スパン方向に配列された複数のリブ7とが設けられている。桁6及び各リブ7は、それぞれ平板状に形成されており、主面が水平方向と直交するように立設されている。なお、各リブ7には孔8が形成されている。
【0033】
桁6とリブ7とは、第1外板3と第2外板5とに覆われる骨組部材9を構成している。桁6は左右方向(=スパン方向)に延び、各リブ7は前後方向に延び、桁6と各リブ7とは互いに交差している。したがって、骨組部材9の端面は、縦方向(X方向)に延びる直線部分と横方向(Y方向)に延びる直線部分とを有し、それらが互いに交差している。
【0034】
第2外板5と桁6とリブ7とは一体化されており、本体部2の全体は、内面側に開口部を有する箱形状に形成されている。本体部2の後側には、スパン方向に延びる薄板状の結合部10が設けられている。この結合部10は、第2外板5の後端部から前方に向かうように屈曲してなり、結合部10の上面はリブ7の後端部の上端面と滑らかに(つまり、段差がないように)連続している。なお、図示は省略するが、本体部2の前側にも、同様の結合部が設けられている。
【0035】
第1外板3は、他方の翼面を形成する部材であり、湾曲した薄板状のアルミニウムからなっている。第1外板3は、本体部2の外形に沿った形状に形成されており、本体部2の開口部を覆うような形状に形成されている。
【0036】
図2に示すように、第1外板3と本体部2とは、摩擦撹拌接合により散点的に接合されている。詳しくは、第1外板3上における接合箇所20は、本体部2の結合部10及びリブ7の上端面に沿って散点状に配されている。
【0037】
次に、動翼1の製造方法について説明する。
【0038】
まず、ブロック部材4を機械加工により削り出し、ブロック部材4から本体部2を形成する。次に、第1外板3を本体部2の外形形状に合うように成形する。次に、第1外板3と本体部2とを接合する。
【0039】
接合に際しては、まず、本体部2を作業台又は床等の上に置き、第1外板3を本体部2にかぶせる。このとき、第1外板3の裏面と骨組部材9の端面、すなわち桁6又はリブ7の上端面とを接触させ、また、第1外板3の裏面と本体部2の結合部10の上面とを接触させる。なお、この状態で、第1外板3と本体部2とは、内側に中空部を有するような密閉型の構造体を形成することになる。
【0040】
次に、回転プローブ12を有する摩擦撹拌接合用ツール11を、第1外板3の表面側から押し当てる。これにより、プローブ12は第1外板3を貫通し、さらに本体部2の一部(つまり、桁6又はリブ7の上端面、及び結合部10の上面)に挿入される。この際、プローブ12の挿入箇所において、第1外板3及び本体部2は摩擦熱によって軟化し、撹拌されて塑性流動を起こす。その後、プローブ12を引き上げる。すると、塑性流動した接合部分は摩擦熱を失い、冷却固化される。この結果、図3に示すように、第1外板3と本体部2の一部とが接合されることになる。
【0041】
このような作業を接合点ごとに順次繰り返すことにより、第1外板3と本体部2とを散点的に接合することができる。
【0042】
ところで、本体部2は、互いに交差する桁6及びリブ7からなる骨組部材9を有しているため、それ自体の剛性が比較的大きい。そのため、上側から大きな力を加えても、桁6及びリブ7は座屈しない。また、上側からプローブ12を押し当てた場合に、本体部2自体の剛性によってプローブ12に反力が加わるため、専用の治具を用いて本体部2の裏側から外力を加えなくても、プローブ12を第1外板3及び本体部2に対して正確に挿入することができる。そのため、上記接合作業においては、特別な治具は用いないこととした。
【0043】
このように本実施形態によれば、本体部2に剛性の高い骨組部材9を設けるとともに、骨組部材9の上側にある程度の幅を有する面部(具体的には、桁6又はリブ7の上端面及び結合部10の上面)を設け、第1外板3と本体部2の面部とを重ね合わせた状態で第1外板3の表面側から摩擦撹拌接合を行うこととした。そのため、専用の治具を用いることなく第1外板3と本体部2とを摩擦撹拌接合することが可能となった。したがって、作業効率の向上を図ることができ、また、専用の治具が不要な分、製造コストの低減を図ることができる。
【0044】
また、接合箇所20を散点的に配したことにより、第1外板3と本体部2との接合を迅速且つ安価に行うことができる。
【0045】
本体部2を削り出し部材によって一体的に形成したので、本体部2の剛性をより一層高めることができ、摩擦撹拌接合の信頼性を向上させることができる。
【0046】
なお、上記実施形態は、接合箇所20を散点的に配したものであったが、接合強度をより一層高めるために、接合箇所20を直線的に配することも可能である。例えば、図4に示すように、回転プローブ12をリブ7の上端面に沿って直線移動させることにより、第1外板3と本体部2とをリブ7の上端面に沿った箇所で連続的に接合してもよい。なお、図示は省略するが、接合箇所を点線状に配することも可能である。
【0047】
また、上記各実施形態は、第1外板3と本体部2とを摩擦撹拌接合するものであったが、第1外板3と本体部2とを摩擦圧接法により接合してもよい。次に、第1外板3と本体部2とを摩擦圧接によって接合する実施形態を説明する。
【0048】
図5に示すように、摩擦圧接に際しては、先端が平坦に形成された回転プローブ13を用いる。本実施形態では、第1外板3を本体部2にかぶせた後、プローブ13を有する摩擦圧接用ツール14を第1外板3の表面側から押し当てる。これにより、第1外板3と本体部2との接触部分で摩擦が発生し、両接触部分で塑性流動が生じる。その後、プローブ13を引き上げると、塑性流動した部分は摩擦熱を失い、冷却固化されて接合される。
【0049】
なお、摩擦圧接接合においても、接合箇所20を散点的に配してもよく、直線状又は曲線状に配してもよく、点線状に配してもよい。
【0050】
前記各実施形態においては、第1外板3及び本体部2はアルミニウムによって構成されていたが、第1外板3及び本体部2の一方又は両方をアルミニウム以外の金属で構成してもよく、他の材料によって構成してもよい。第1外板3と本体部2とは同種材料であってもよく、異種材料であってもよい。
【0051】
本体部2は削り出し部材によって構成されていることが好ましいが、プローブを押しつけた際に形状変化がなく且つ相当程度の反力が生じるような強度を有する限り、複数の部材を組み立てて構成することも可能である。
【0052】
本発明の適用対象は、動翼1に限定されるものではなく、様々な翼に対して本発明を適用することも可能である。
【0053】
前記各実施形態では、骨組部材9は1枚の桁と複数枚のリブとを有していた。しかし、本発明に係る骨組部材は、1枚又は複数枚の桁と1枚のリブとを有していてもよく、複数枚の桁と複数枚のリブとを有していてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 動翼の分解斜視図である。
【図2】 動翼の組立方法を説明する図であり、動翼の一部を切り欠いて示す斜視図である。
【図3】 動翼の接合部分の拡大断面図である。
【図4】 動翼の組立方法を説明する図であり、動翼の一部を切り欠いて示す斜視図である。
【図5】 動翼の接合部分の拡大断面図である。
【符号の説明】
1 動翼(中空組立構造物)
2 本体部
3 第1外板(外板)
4 ブロック材
5 第2外板
6 桁(横板)
7 リブ(縦板)
8 孔
9 骨組部材
10 結合部
11 摩擦撹拌接合用ツール
12 プローブ
13 プローブ
14 摩擦圧接用ツール
20 接合箇所
Claims (10)
- 航空機の翼の一部又は全部を構成する中空組立構造物であって、
立設されたリブと立設された桁とが交差してなる骨組部材と、前記骨組部材を覆って翼面を構成する第1の外板とを備え、
前記第1外板は、前記骨組部材の一方の端面上に重ねられ、当該端面に前記外板の表面側から摩擦撹拌接合又は摩擦圧接接合されている中空組立構造物。 - 骨組部材はブロック材を削り出すことにより形成され、骨組部材のリブ及び桁は一体化されている請求項1記載の中空組立構造物。
- 骨組部材の他方側を覆う第2の外板を備え、
前記骨組部材及び前記第2外板は、前記ブロック材を削り出すことにより形成され、リブと桁と第2外板とは一体化されている請求項2記載の中空組立構造物。 - 外板と骨組部材との接合箇所が外板上において散点状に配されている請求項1〜3のいずれか一つに記載の中空組立構造物。
- 外板と骨組部材との接合箇所が外板上において線状に配されている請求項1〜3のいずれか一つに記載の中空組立構造物。
- 請求項1に記載されている航空機の翼の一部又は全部を構成する中空組立構造物の製造方法であって、
リブ又は桁の端面と第1外板の裏面とが接触するように、骨組部材の上に第1外板をかぶせ、
治具を用いることなく第1外板の表面側からプローブを押しつけ、第1外板とリブ又は桁とを摩擦撹拌接合又は摩擦圧接接合により接合する中空組立構造物の製造方法。 - ブロック材を削り出すことにより骨組部材を製作する請求項6記載の中空組立構造物の製造方法。
- 摩擦撹拌接合又は摩擦圧接接合に際して、第1外板の接合箇所を散点状に配した請求項6又は7記載の中空構造物の製造方法。
- 摩擦撹拌接合又は摩擦圧接接合に際して、第1外板の接合箇所を線状に配した請求項6又は7記載の中空構造物の製造方法。
- 外面が一方の翼面をなすとともに内面に桁及びリブが一体的に設けられた削り出し部材からなり、内面側に開口部を有する箱状に形成された本体部と、
前記本体部の開口部を覆い、外面が他方の翼面をなす外板とを備え、
前記本体部と前記外板とは、前記外板が前記本体部の桁又はリブの端面上に重ねられ、前記外板の表面側から摩擦撹拌接合又は摩擦圧接接合されて組み立てられている航空機の動翼。
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