JP4217430B2 - 中空組立構造物、航空機の動翼、及び中空組立構造物の製造方法 - Google Patents

中空組立構造物、航空機の動翼、及び中空組立構造物の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4217430B2
JP4217430B2 JP2002175822A JP2002175822A JP4217430B2 JP 4217430 B2 JP4217430 B2 JP 4217430B2 JP 2002175822 A JP2002175822 A JP 2002175822A JP 2002175822 A JP2002175822 A JP 2002175822A JP 4217430 B2 JP4217430 B2 JP 4217430B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
outer plate
assembly structure
frame member
main body
hollow assembly
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002175822A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004017097A (ja
Inventor
裕 田中
晴彦 柿本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinmaywa Industries Ltd
Original Assignee
Shinmaywa Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shinmaywa Industries Ltd filed Critical Shinmaywa Industries Ltd
Priority to JP2002175822A priority Critical patent/JP4217430B2/ja
Publication of JP2004017097A publication Critical patent/JP2004017097A/ja
Priority to US11/026,086 priority patent/US7500640B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP4217430B2 publication Critical patent/JP4217430B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B64AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
    • B64CAEROPLANES; HELICOPTERS
    • B64C3/00Wings
    • B64C3/26Construction, shape, or attachment of separate skins, e.g. panels
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K20/00Non-electric welding by applying impact or other pressure, with or without the application of heat, e.g. cladding or plating
    • B23K20/12Non-electric welding by applying impact or other pressure, with or without the application of heat, e.g. cladding or plating the heat being generated by friction; Friction welding
    • B23K20/122Non-electric welding by applying impact or other pressure, with or without the application of heat, e.g. cladding or plating the heat being generated by friction; Friction welding using a non-consumable tool, e.g. friction stir welding
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K20/00Non-electric welding by applying impact or other pressure, with or without the application of heat, e.g. cladding or plating
    • B23K20/12Non-electric welding by applying impact or other pressure, with or without the application of heat, e.g. cladding or plating the heat being generated by friction; Friction welding
    • B23K20/122Non-electric welding by applying impact or other pressure, with or without the application of heat, e.g. cladding or plating the heat being generated by friction; Friction welding using a non-consumable tool, e.g. friction stir welding
    • B23K20/1265Non-butt welded joints, e.g. overlap-joints, T-joints or spot welds
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B64AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
    • B64CAEROPLANES; HELICOPTERS
    • B64C1/00Fuselages; Constructional features common to fuselages, wings, stabilising surfaces or the like
    • B64C1/06Frames; Stringers; Longerons ; Fuselage sections
    • B64C1/12Construction or attachment of skin panels
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B64AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
    • B64CAEROPLANES; HELICOPTERS
    • B64C27/00Rotorcraft; Rotors peculiar thereto
    • B64C27/32Rotors
    • B64C27/46Blades
    • B64C27/473Constructional features

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Pressure Welding/Diffusion-Bonding (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、航空機の翼の一部又は全部を構成する中空の組立構造物及びその製造方法に関する
【0002】
【従来の技術】
複数の部材を組み立ててなる中空の組立構造物では、それら部材を結合する結合手段が必要である。例えば、そのような結合手段として、接着剤やねじなどが挙げられる。
【0003】
しかし、接着剤による結合やねじ止めでは、十分な結合強度を確保することは困難である。そこで従来より、十分な結合強度が必要とされる組立構造物に対しては、結合手法として、リベット結合や接合面を溶融させる溶接が用いられてきた。
【0004】
しかし、リベットによる結合では、組立構造物の重量の増加を招く。一方、接合面を溶融させる溶接では、異種材料の接合が困難であるという課題があった。そこで、これらの課題を克服する技術として、接合部を溶融させないで固相のまま接合する摩擦溶接法が提案されている。
【0005】
特表平7−505090号公報には、2つの部材の端面同士を突き合わせ、回転プローブをそれら部材の端面間に沿って移動させることによって塑性流動を起こし、それら部材を接合する摩擦撹拌接合が開示されている。
【0006】
特開平10−249554号公報には、リブの端面をアルミニウム板に当接させ、それらリブとアルミニウム板とを摩擦撹拌接合する技術が開示されている。
【0007】
特開2000−61664号公報には、重ね合わせた2枚の平板を摩擦撹拌接合する技術が開示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、摩擦溶接に際しては、接合対象物に摩擦を生じさせるためのプローブが用いられる。接合対象物にプローブを押し当てた際に、接合対象物の位置がずれたりふらついたりすると、十分な摩擦力を発生させることが困難となる。そこで、従来の摩擦溶接においては、接合対象物を専用の治具で固定したうえで、プローブを押し当てていた。
【0009】
しかし、接合対象物に合わせて専用の治具が必要であったため、作業効率が必ずしも高いとは言い難かった。また、治具の分だけ製造コストが上昇していた。
【0010】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、作業効率が高く且つ低コストな摩擦溶接を実現する技術を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、航空機の翼の一部又は全部を構成する中空組立構造物を骨組部材と外板とにより構成し、予め骨組部材を摩擦撹拌接合又は摩擦圧接接合に適した形状に形成しておくことにより、治具を不要にすることとした。
【0012】
本発明に係る航空機の翼の一部又は全部を構成する中空組立構造物は、
立設されたリブと立設された桁とが交差してなる骨組部材と、前記骨組部材を覆って翼面を構成する第1の外板とを備え、
前記第1外板は、前記骨組部材の一方の端面上に重ねられ、当該端面に前記外板の表面側から摩擦撹拌接合又は摩擦圧接接合されているものである。
【0013】
上記航空機の翼の一部又は全部を構成する中空組立構造物の製造方法は、リブ又は桁の端面と第1外板の裏面とが接触するように、骨組部材の上に第1外板をかぶせ、治具を用いることなく第1外板の表面側からプローブを押しつけ、第1外板とリブ又は桁とを摩擦撹拌接合又は摩擦圧接接合により接合するものである。
【0014】
骨組部材は立設されたリブと立設されたとが交差して構成されているので、骨組部材の端面側から比較的大きな力を加えても、骨組部材が座屈することはない。また、骨組部材の端面側から力を加えた場合に、骨組部材自体の剛性によって十分大きな反力が生じる。そのため、専用の治具がなくても、外板の表面側からプローブを押しつけることによって、外板と骨組部材とを摩擦撹拌接合又は摩擦圧接接合することができる。このことにより、摩擦撹拌接合又は摩擦圧接接合によって組み立てられる翼を、高効率且つ低コストに得ることができる。
【0015】
前記骨組部材は、ブロック材を削り出すことによって形成され、骨組部材のリブ及び桁は一体化されていることが好ましい。
【0016】
このことにより、骨組部材の強度が高くなり、摩擦撹拌接合又は摩擦圧接接合の信頼性の向上が図られる。
【0017】
摩擦撹拌接合又は摩擦圧接接合の接合箇所は外板上において散点状に配してもよい。
【0018】
このことにより、摩擦撹拌接合又は摩擦圧接接合を迅速且つ安価に行うことができる。
【0019】
摩擦撹拌接合又は摩擦圧接接合の接合箇所は外板上において線状に配してもよい。
【0020】
例えば、外板の接合箇所を直線状に配してもよく、曲線状に配してもよい。このことにより、摩擦撹拌接合又は摩擦圧接接合の接合強度を向上させることができる。
【0021】
前記中空組立構造物は、骨組部材の他方側を覆う第2の外板を備え、前記骨組部材及び前記第2外板は、前記ブロック材を削り出すことにより形成され、リブと桁と第2外板とは一体化されていてもよい。
【0022】
このことにより、密閉型の翼用中空組立構造物が得られる。また、骨組部材に加えて第2外板が一体的に形成されているので、骨組部材の強度が向上し、摩擦撹拌接合又は摩擦圧接接合の信頼性が向上する。
【0023】
本発明に係る航空機の動翼は、外面が一方の翼面をなすとともに内面に桁及びリブが一体的に設けられた削り出し部材からなり、内面側に開口部を有する箱状に形成された本体部と、前記本体部の開口部を覆い、外面が他方の翼面をなす外板とを備え、前記本体部と前記外板とは、前記外板が前記本体部の桁又はリブの端面上に重ねられ、前記外板の表面側から摩擦撹拌接合又は摩擦圧接接合されて組み立てられているものである。
【0024】
このことにより、摩擦撹拌接合又は摩擦圧接接合によって組み立てられる航空機の動翼を、高効率且つ低コストに得ることができる。
【0025】
【発明の効果】
本発明によれば、立設されたリブと立設されたとを交差させることによって骨組部材を構成し、外板と骨組部材の端面とを摩擦撹拌接合又は摩擦撹拌接合させることによって、航空機の翼の一部又は全部を構成する中空組立構造物としたので、外板と骨組部材とを専用の治具なしに摩擦撹拌接合又は摩擦圧接接合させることができ、作業効率が高く且つ低コストな摩擦撹拌接合又は摩擦圧接接合により、中空組立構造物及び航空機の動翼を得ることができる。
【0026】
ブロック材を削り出すことによって骨組部材を製作することとすれば、骨組部材の強度を高めることができ、摩擦撹拌接合又は摩擦圧接接合の信頼性を向上させることができる。
【0027】
接合箇所を散点状に配することにより、摩擦撹拌接合又は摩擦圧接接合を迅速且つ安価に行うことができる。
【0028】
接合箇所を線状に配することにより、摩擦撹拌接合又は摩擦圧接接合の接合強度を向上させることができる。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0030】
図1に示すように、本実施形態に係る中空組立構造物は、航空機の動翼1である。動翼1は、本体部2と第1外板3とが組み立てられて構成されている。なお、ここでは説明の便宜上、図1の左側を前側、右側を後側、上側を上側、下側を下側と称することとするが、これらの向きは必ずしも動翼1の使用状態における向きを意味するものではない。
【0031】
本体部2は、アルミニウムからなるブロック材4を削り出して形成された削り出し部材によって構成されている。本体部2の各部の肉厚は薄く、本体部2はいわゆる薄肉部材によって形成されている。
【0032】
本体部2には、一方の翼面を形成する第2外板5と、スパン方向(図示Y方向)に延びる桁6と、スパン方向に配列された複数のリブ7とが設けられている。桁6及び各リブ7は、それぞれ平板状に形成されており、主面が水平方向と直交するように立設されている。なお、各リブ7には孔8が形成されている。
【0033】
桁6とリブ7とは、第1外板3と第2外板5とに覆われる骨組部材9を構成している。桁6は左右方向(=スパン方向)に延び、各リブ7は前後方向に延び、桁6と各リブ7とは互いに交差している。したがって、骨組部材9の端面は、縦方向(X方向)に延びる直線部分と横方向(Y方向)に延びる直線部分とを有し、それらが互いに交差している。
【0034】
第2外板5と桁6とリブ7とは一体化されており、本体部2の全体は、内面側に開口部を有する箱形状に形成されている。本体部2の後側には、スパン方向に延びる薄板状の結合部10が設けられている。この結合部10は、第2外板5の後端部から前方に向かうように屈曲してなり、結合部10の上面はリブ7の後端部の上端面と滑らかに(つまり、段差がないように)連続している。なお、図示は省略するが、本体部2の前側にも、同様の結合部が設けられている。
【0035】
第1外板3は、他方の翼面を形成する部材であり、湾曲した薄板状のアルミニウムからなっている。第1外板3は、本体部2の外形に沿った形状に形成されており、本体部2の開口部を覆うような形状に形成されている。
【0036】
図2に示すように、第1外板3と本体部2とは、摩擦撹拌接合により散点的に接合されている。詳しくは、第1外板3上における接合箇所20は、本体部2の結合部10及びリブ7の上端面に沿って散点状に配されている。
【0037】
次に、動翼1の製造方法について説明する。
【0038】
まず、ブロック部材4を機械加工により削り出し、ブロック部材4から本体部2を形成する。次に、第1外板3を本体部2の外形形状に合うように成形する。次に、第1外板3と本体部2とを接合する。
【0039】
接合に際しては、まず、本体部2を作業台又は床等の上に置き、第1外板3を本体部2にかぶせる。このとき、第1外板3の裏面と骨組部材9の端面、すなわち桁6又はリブ7の上端面とを接触させ、また、第1外板3の裏面と本体部2の結合部10の上面とを接触させる。なお、この状態で、第1外板3と本体部2とは、内側に中空部を有するような密閉型の構造体を形成することになる。
【0040】
次に、回転プローブ12を有する摩擦撹拌接合用ツール11を、第1外板3の表面側から押し当てる。これにより、プローブ12は第1外板3を貫通し、さらに本体部2の一部(つまり、桁6又はリブ7の上端面、及び結合部10の上面)に挿入される。この際、プローブ12の挿入箇所において、第1外板3及び本体部2は摩擦熱によって軟化し、撹拌されて塑性流動を起こす。その後、プローブ12を引き上げる。すると、塑性流動した接合部分は摩擦熱を失い、冷却固化される。この結果、図3に示すように、第1外板3と本体部2の一部とが接合されることになる。
【0041】
このような作業を接合点ごとに順次繰り返すことにより、第1外板3と本体部2とを散点的に接合することができる。
【0042】
ところで、本体部2は、互いに交差する桁6及びリブ7からなる骨組部材9を有しているため、それ自体の剛性が比較的大きい。そのため、上側から大きな力を加えても、桁6及びリブ7は座屈しない。また、上側からプローブ12を押し当てた場合に、本体部2自体の剛性によってプローブ12に反力が加わるため、専用の治具を用いて本体部2の裏側から外力を加えなくても、プローブ12を第1外板3及び本体部2に対して正確に挿入することができる。そのため、上記接合作業においては、特別な治具は用いないこととした。
【0043】
このように本実施形態によれば、本体部2に剛性の高い骨組部材9を設けるとともに、骨組部材9の上側にある程度の幅を有する面部(具体的には、桁6又はリブ7の上端面及び結合部10の上面)を設け、第1外板3と本体部2の面部とを重ね合わせた状態で第1外板3の表面側から摩擦撹拌接合を行うこととした。そのため、専用の治具を用いることなく第1外板3と本体部2とを摩擦撹拌接合することが可能となった。したがって、作業効率の向上を図ることができ、また、専用の治具が不要な分、製造コストの低減を図ることができる。
【0044】
また、接合箇所20を散点的に配したことにより、第1外板3と本体部2との接合を迅速且つ安価に行うことができる。
【0045】
本体部2を削り出し部材によって一体的に形成したので、本体部2の剛性をより一層高めることができ、摩擦撹拌接合の信頼性を向上させることができる。
【0046】
なお、上記実施形態は、接合箇所20を散点的に配したものであったが、接合強度をより一層高めるために、接合箇所20を直線的に配することも可能である。例えば、図4に示すように、回転プローブ12をリブ7の上端面に沿って直線移動させることにより、第1外板3と本体部2とをリブ7の上端面に沿った箇所で連続的に接合してもよい。なお、図示は省略するが、接合箇所を点線状に配することも可能である。
【0047】
また、上記各実施形態は、第1外板3と本体部2とを摩擦撹拌接合するものであったが、第1外板3と本体部2とを摩擦圧接法により接合してもよい。次に、第1外板3と本体部2とを摩擦圧接によって接合する実施形態を説明する。
【0048】
図5に示すように、摩擦圧接に際しては、先端が平坦に形成された回転プローブ13を用いる。本実施形態では、第1外板3を本体部2にかぶせた後、プローブ13を有する摩擦圧接用ツール14を第1外板3の表面側から押し当てる。これにより、第1外板3と本体部2との接触部分で摩擦が発生し、両接触部分で塑性流動が生じる。その後、プローブ13を引き上げると、塑性流動した部分は摩擦熱を失い、冷却固化されて接合される。
【0049】
なお、摩擦圧接接合においても、接合箇所20を散点的に配してもよく、直線状又は曲線状に配してもよく、点線状に配してもよい。
【0050】
前記各実施形態においては、第1外板3及び本体部2はアルミニウムによって構成されていたが、第1外板3及び本体部2の一方又は両方をアルミニウム以外の金属で構成してもよく、他の材料によって構成してもよい。第1外板3と本体部2とは同種材料であってもよく、異種材料であってもよい。
【0051】
本体部2は削り出し部材によって構成されていることが好ましいが、プローブを押しつけた際に形状変化がなく且つ相当程度の反力が生じるような強度を有する限り、複数の部材を組み立てて構成することも可能である。
【0052】
本発明の適用対象は、動翼1に限定されるものではなく、様々な翼に対して本発明を適用することも可能である。
【0053】
前記各実施形態では、骨組部材9は1枚のと複数枚のリブとを有していた。しかし、本発明に係る骨組部材は、1枚又は複数枚のと1枚のリブとを有していてもよく、複数枚のと複数枚のリブとを有していてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 動翼の分解斜視図である。
【図2】 動翼の組立方法を説明する図であり、動翼の一部を切り欠いて示す斜視図である。
【図3】 動翼の接合部分の拡大断面図である。
【図4】 動翼の組立方法を説明する図であり、動翼の一部を切り欠いて示す斜視図である。
【図5】 動翼の接合部分の拡大断面図である。
【符号の説明】
1 動翼(中空組立構造物)
2 本体部
3 第1外板(外板)
4 ブロック材
5 第2外板
6 桁(横板)
7 リブ(縦板)
8 孔
9 骨組部材
10 結合部
11 摩擦撹拌接合用ツール
12 プローブ
13 プローブ
14 摩擦圧接用ツール
20 接合箇所

Claims (10)

  1. 航空機の翼の一部又は全部を構成する中空組立構造物であって、
    立設されたリブと立設されたとが交差してなる骨組部材と、前記骨組部材を覆って翼面を構成する第1の外板とを備え、
    前記第1外板は、前記骨組部材の一方の端面上に重ねられ、当該端面に前記外板の表面側から摩擦撹拌接合又は摩擦圧接接合されている中空組立構造物。
  2. 骨組部材はブロック材を削り出すことにより形成され、骨組部材のリブ及び桁は一体化されている請求項1記載の中空組立構造物。
  3. 骨組部材の他方側を覆う第2の外板を備え、
    前記骨組部材及び前記第2外板は、前記ブロック材を削り出すことにより形成され、リブと桁と第2外板とは一体化されている請求項2記載の中空組立構造物。
  4. 外板と骨組部材との接合箇所が外板上において散点状に配されている請求項1〜3のいずれか一つに記載の中空組立構造物。
  5. 外板と骨組部材との接合箇所が外板上において線状に配されている請求項1〜3のいずれか一つに記載の中空組立構造物。
  6. 請求項1に記載されている航空機の翼の一部又は全部を構成する中空組立構造物の製造方法であって、
    リブ又は桁の端面と第1外板の裏面とが接触するように、骨組部材の上に第1外板をかぶせ、
    治具を用いることなく第1外板の表面側からプローブを押しつけ、第1外板とリブ又は桁とを摩擦撹拌接合又は摩擦圧接接合により接合する中空組立構造物の製造方法。
  7. ブロック材を削り出すことにより骨組部材を製作する請求項6記載の中空組立構造物の製造方法。
  8. 摩擦撹拌接合又は摩擦圧接接合に際して、第1外板の接合箇所を散点状に配した請求項6又は7記載の中空構造物の製造方法。
  9. 摩擦撹拌接合又は摩擦圧接接合に際して、第1外板の接合箇所を線状に配した請求項6又は7記載の中空構造物の製造方法。
  10. 外面が一方の翼面をなすとともに内面に桁及びリブが一体的に設けられた削り出し部材からなり、内面側に開口部を有する箱状に形成された本体部と、
    前記本体部の開口部を覆い、外面が他方の翼面をなす外板とを備え、
    前記本体部と前記外板とは、前記外板が前記本体部の桁又はリブの端面上に重ねられ、前記外板の表面側から摩擦撹拌接合又は摩擦圧接接合されて組み立てられている航空機の動翼。
JP2002175822A 2002-06-17 2002-06-17 中空組立構造物、航空機の動翼、及び中空組立構造物の製造方法 Expired - Fee Related JP4217430B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002175822A JP4217430B2 (ja) 2002-06-17 2002-06-17 中空組立構造物、航空機の動翼、及び中空組立構造物の製造方法
US11/026,086 US7500640B2 (en) 2002-06-17 2005-01-03 Hollow assembly structure and fabrication method therefor

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002175822A JP4217430B2 (ja) 2002-06-17 2002-06-17 中空組立構造物、航空機の動翼、及び中空組立構造物の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004017097A JP2004017097A (ja) 2004-01-22
JP4217430B2 true JP4217430B2 (ja) 2009-02-04

Family

ID=31174371

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002175822A Expired - Fee Related JP4217430B2 (ja) 2002-06-17 2002-06-17 中空組立構造物、航空機の動翼、及び中空組立構造物の製造方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7500640B2 (ja)
JP (1) JP4217430B2 (ja)

Families Citing this family (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4217430B2 (ja) 2002-06-17 2009-02-04 新明和工業株式会社 中空組立構造物、航空機の動翼、及び中空組立構造物の製造方法
US7189064B2 (en) * 2004-05-14 2007-03-13 General Electric Company Friction stir welded hollow airfoils and method therefor
US7487901B2 (en) 2004-07-29 2009-02-10 The Boeing Company Friction stir welding of joints with shims
US8100316B2 (en) * 2008-05-29 2012-01-24 Airbus Operations Gmbh Method for joining aircraft fuselage elements by friction stir welding (fsw)
ES2372828B1 (es) * 2008-12-17 2012-12-13 Airbus Operations, S.L. Costilla-herraje.
DE102010032402A1 (de) * 2010-07-27 2012-02-02 Airbus Operations Gmbh Verfahren zum Verbinden von zwei Luftfahrzeugrumpfsegmenten mittels Rührreibschweißen
US8851856B2 (en) * 2010-08-06 2014-10-07 Rohr, Inc. Rotor blade comprising structural elements
MX2014000736A (es) * 2011-07-19 2014-02-27 Magna Int Inc Metodo para soldar piezas de trabajo entre si.
CN102909472A (zh) * 2011-08-05 2013-02-06 富泰华工业(深圳)有限公司 搅拌摩擦补焊工艺及采用该补焊工艺的搅拌摩擦焊接方法
CN102673782A (zh) * 2012-05-31 2012-09-19 张鹤 直升飞行器旋翼
CN104057237B (zh) * 2014-07-02 2016-04-06 安徽星马专用汽车有限公司 一种用于定位的工装
JP6384408B2 (ja) * 2015-06-22 2018-09-05 マツダ株式会社 摩擦撹拌接合方法およびその接合装置
FR3049929B1 (fr) * 2016-04-12 2019-09-06 Dassault Aviation Methode d'assemblage d'un raidisseur sur un panneau de structure d'aeronef, procede de montage d'un aeronef et panneau associes
US20180056436A1 (en) * 2016-08-26 2018-03-01 The Boeing Company Systems, methods, and devices for exit hole repair associated with welding operations
US20180056439A1 (en) * 2016-08-26 2018-03-01 The Boeing Company Systems, methods, and devices for exit hole repair associated with welding operations
US11084569B2 (en) * 2018-09-19 2021-08-10 The Boeing Company Friction stir welded monolithic aircraft structure and method
CN114833528B (zh) * 2022-03-31 2023-05-23 山西汾西重工有限责任公司 全封闭空腔式异形曲面翼成型方法及装置

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2019272A (en) * 1931-06-23 1935-10-29 Budd Edward G Mfg Co Aerofoil and method of making same
GB1505832A (en) * 1974-12-02 1978-03-30 Welding Inst Friction welding methods and apparatus
GB8601083D0 (en) * 1986-01-17 1986-02-19 Welding Inst Friction welding
GB9125978D0 (en) 1991-12-06 1992-02-05 Welding Inst Hot shear butt welding
NO942790D0 (no) * 1994-03-28 1994-07-27 Norsk Hydro As Fremgangsmåte ved friksjonssveising og anordning for samme
US5794835A (en) * 1996-05-31 1998-08-18 The Boeing Company Friction stir welding
US5697511A (en) * 1996-09-27 1997-12-16 Boeing North American, Inc. Tank and method of fabrication
JPH10249554A (ja) 1997-03-11 1998-09-22 Showa Alum Corp リブを有するアルミニウム製板状構造材の製造方法
GB9713209D0 (en) * 1997-06-20 1997-08-27 British Aerospace Friction welding metal components
JP3030269B2 (ja) 1997-08-28 2000-04-10 昭和アルミニウム株式会社 中仕切り付き密閉容器
US6045028A (en) 1998-07-17 2000-04-04 Mcdonnell Douglas Corporation Integral corrosion protection of friction-welded joints
US6190484B1 (en) * 1999-02-19 2001-02-20 Kari Appa Monolithic composite wing manufacturing process
EP1224052A1 (en) * 1999-09-03 2002-07-24 Lockheed Martin Corp. Friction stir welding as a rivet replacement technology
US6237835B1 (en) * 2000-02-29 2001-05-29 The Boeing Company Method and apparatus for backing up a friction stir weld joint
JP3482523B2 (ja) 2000-10-24 2003-12-22 川崎重工業株式会社 摩擦接合方法
JP4199952B2 (ja) 2002-03-15 2008-12-24 新明和工業株式会社 中空の組立構造物及び航空機の動翼
JP4217430B2 (ja) 2002-06-17 2009-02-04 新明和工業株式会社 中空組立構造物、航空機の動翼、及び中空組立構造物の製造方法
US6933057B2 (en) * 2003-07-17 2005-08-23 The Boeing Company Friction stir welded assembly and method of forming a friction stir welded assembly

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004017097A (ja) 2004-01-22
US20060108474A1 (en) 2006-05-25
US7500640B2 (en) 2009-03-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4217430B2 (ja) 中空組立構造物、航空機の動翼、及び中空組立構造物の製造方法
KR100445140B1 (ko) 마찰접합방법및이에의하여제조된구조체
US20050247756A1 (en) Connection mechanism and method
JP2005527421A (ja) 三次元連結構造
JP3014654B2 (ja) 摩擦接合方法
JPH08332974A (ja) 車体装架フレームの製造方法
JP4195579B2 (ja) 摩擦攪拌接合材及びその製造方法
JP4199952B2 (ja) 中空の組立構造物及び航空機の動翼
JP2004230412A (ja) 中空押出し形材の接合構造
JP2004025295A (ja) 組立構造物及び組立構造物の製造方法
JP4610522B2 (ja) ダブルスキンパネル及びその接合継手、並びに構造体
JP4620033B2 (ja) 鉄道車両用構体及び枠部材取り付け方法
JP2004009329A (ja) 樹脂部品の接合方法及び接合構造
JP2004338601A (ja) 高速鉄道車両の車体構造
JP4298451B2 (ja) パネル接合構造
JP4294168B2 (ja) 接合継手構造及び金属製中空材
JP4402062B2 (ja) 摩擦攪拌接合方法
JPH1159484A (ja) 部材同士の交差部嵌合接合構造
JP2000153376A (ja) 摩擦接合方法及びその装置
JP4005464B2 (ja) 床版と桁の結合構造
JP4402061B2 (ja) パネル構造体
JP4346631B2 (ja) 摩擦接合方法およびパネル構造体
JP4402063B2 (ja) パネル
JP4964932B2 (ja) ダブルスキンパネルの接合方法および構造体の製造方法
JPH11207474A (ja) 構造物の製作方法および構造物

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050506

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080404

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080415

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080610

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081028

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081110

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4217430

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111114

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111114

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121114

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121114

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121114

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121114

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131114

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees