JP2000153376A - 摩擦接合方法及びその装置 - Google Patents

摩擦接合方法及びその装置

Info

Publication number
JP2000153376A
JP2000153376A JP11345733A JP34573399A JP2000153376A JP 2000153376 A JP2000153376 A JP 2000153376A JP 11345733 A JP11345733 A JP 11345733A JP 34573399 A JP34573399 A JP 34573399A JP 2000153376 A JP2000153376 A JP 2000153376A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
joining
honeycomb panel
joint
tool
honeycomb
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11345733A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3341831B2 (ja
Inventor
Hisanobu Okamura
久宣 岡村
Masao Funyu
征夫 舟生
Akihiro Sato
章弘 佐藤
Kinya Aota
欣也 青田
Masakuni Esumi
昌邦 江角
Yasuo Ishimaru
靖男 石丸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP34573399A priority Critical patent/JP3341831B2/ja
Publication of JP2000153376A publication Critical patent/JP2000153376A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3341831B2 publication Critical patent/JP3341831B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T30/00Transportation of goods or passengers via railways, e.g. energy recovery or reducing air resistance

Abstract

(57)【要約】 【課題】摩擦溶接方法において、薄い板を溶接できるよ
うにする。 【解決手段】加工物の材質より実質的に硬い材質からな
る金属製のツール4を加工物1の接合部5に挿入し、前
記ツール4を回転しながら移動することによって生じる
該ツール4と該加工物1との摩擦熱による塑性流動によ
って実質的に連続した部材を接合する接合構造におい
て、該接合部5の厚さを他の部分より厚くし、補強部材
3を配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規な摩擦接合方
法と装置に係り、特にハニカムパネルからなる車両,自
動車,船舶,航空,エレベータ,圧力容器などハニカム
パネルを利用したあらゆる構造体の接合方法とその装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】ハニカムパネルの製造方法として、特開
昭50−60452号,特開昭58−134736号,特開昭58−196165
号,特開昭62−166073号,特開平1−48697号,特開平1−
280613号ではろう付け方法による製作方法を、特開昭63
−188036号では電子ビームによる製作方法を、特開昭63
−268583号,特開平1−43349号ではレーザビームによ
る、特開平1−40180号では抵抗溶接法による、特開平1
−176454号,特開平1−218636 号では拡散溶接による、
特開平1−116133号では溶融溶接方法による、特開昭58
−108128号,特開昭62−255132号,特開昭63−206545
号,特開平1−42297号では接着剤による製作方法による
製作方法が公知である。また、ろう付け法で製作したハ
ニカムパネルの構造物として、特開平2−102973号が公
知である。
【0003】さらに、押出し加工及び引抜き加工法によ
って製作されるハニカムパネルも公知である。
【0004】一方、固相接合方法として、特表平7−505
090 号では、加工物より実質的に硬い材質からなるツー
ルを加工物の溶接部に挿入し、前記ツールを回転させな
がら移動することにより、該回転ツールと加工物との間
に生じる摩擦熱による塑性流動によって加工物を接合す
る接合方法が公知である。
【0005】従来の摩擦溶接法は、加工物同士を回転さ
せ、加工物同士の摩擦熱によって溶接する方法に対し
て、前記特表平7−505090 号は溶接部材を固定した状態
で、該ツールを回転させながら移動することにより接合
できる。このため、溶接方向に対して実質的に無限に長
い部材でもその長手方向に連続的に固相接合できる利点
がある。さらに、回転ツールと溶接部材との摩擦熱によ
る金属の塑性流動を利用した固相接合のため、接合部を
溶融させることなく、接合できる。また、加熱温度が低
いため、接合後の変形が少ない。接合部は溶融されない
ため、欠陥が少ないなどの多くの利点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記アーク,プラズ
マ,電子ビーム,レーザビームなどの熱源によって、ハ
ニカム材を溶融して溶接する製作方法は、製作後の変形
が大きい、溶接部に欠陥が発生しやすい。電子ビームの
場合は真空中での溶接のため、ハニカムパネルの大きさ
や形状が限定されるなどの問題点がある。また、レーザ
や電子ビームは、装置が高価であるため、結果的に製作
コストが高くなる。
【0007】ろう付け法の場合は、ろう材の選定,フラ
ックスによる腐食などによるろう付け部の信頼性に問題
がある。さらに、真空中のろう付けの場合は、ハニカム
パネルの寸法や形状が限定されるなどの問題がある。
【0008】接着材による製作方法は、接着部の強度や
信頼性の点で問題がある。
【0009】押出し加工または引き抜き加工法によって
製作されたハニカムパネルは、ハニカム材料の厚さや幅
に限界があり、結果的にハニカムパネルの重量が大きく
なる点で問題がある。また、製作できるハニカムパネル
の大きさにも限界がある。
【0010】一方、前記特表平7−505090 号による回転
ツールを加工物の中に挿入し、該回転ツールを回転させ
ながら移動することにより接合する方法をハニカムパネ
ルに適用した場合、次のような問題点がある。
【0011】(1)溶接中は回転ツールの荷重によって
ハニカムパネルが変形する。このため、ハニカムパネル
のような面板やコアー材が薄い場合は接合が困難であ
る。
【0012】(2)回転ツールとハニカムパネル表面と
の摩擦によって接合部の表面に凹みができる。このた
め、実質的に接合部の厚さが減少するため、接合部の強
度が低下し、信頼性の点で問題がある。
【0013】(3)接合部の継手部にギャップがある場
合、欠陥が発生しやすい。つまり、従来のMIGやTI
Gなどの溶融溶接法に比べてギャップの許容範囲が狭
い。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、被加工物の材
質より実質的に硬い材質からなる金属製のツールを回転
させながら被加工物の接合部に挿入することにより前記
被加工物の塑性流動によって被加工物同士を接合する摩
擦接合方法において、前記ツールを複数とし同時に複数
個所の接合を行うことを特徴とする摩擦接合方法にあ
る。
【0015】被加工物は、AlまたはAl合金が好まし
い。
【0016】上述の方法によって製作されたハニカムパ
ネル構造体、更にそのハニカムパネル構造体を車体にし
た鉄道車両とするものが好ましい。
【0017】本発明は、被加工物の材質より実質的に硬
い材質からなる金属製のツールと、該ツールを回転させ
ながら被加工物の接合部に挿入することにより被加工物
の塑性流動を生じさせる手段とを備え、該塑性流動によ
って被加工物同士を接合する摩擦接合装置において、前
記ツールを複数有し、同時に複数個所の接合を行うよう
にしたことを特徴とする摩擦接合装置にある。
【0018】ハニカムパネルの製作も含めて以下の方法
が好ましい。
【0019】(1)ハニカムパネルは、該ハニカム材よ
り実質的に硬い回転ツールと該ハニカム材との塑性流動
による固相接合方法によって接合すること。
【0020】(2)前記ハニカムパネルの接合部には、
該回転ツールの荷重に対して変形しないように、接合部
に補強材が設けられていること。
【0021】(3)前記ハニカムパネルの接合部には、
回転ツールの荷重に対して変形しないように補強構造に
なっていること。
【0022】(4)ハニカムパネルの接合部の厚さは、
他の厚さより高くなっていること。
【0023】この高くなっている厚さは0.3mm 以上,
2mm以下が望ましい。また、高くなっている部分の幅は
回転ツールのつばの外形とほぼ同じ幅が望ましい。
【0024】(5)ハニカムパネルを表裏両面から接合
すること。この両面からの溶接は同時でもまたは時間的
に差があっても本目的を達成できる。
【0025】(6)加工物の材質より実質的に硬い材質
からなる金属製のツールを回転させながら被加工物の接
合部に挿入することによって生じる該ツールと該加工物
との摩擦熱による塑性流動によって実質的に連続した部
材を接合する接合構造において、該接合部に補強材が設
けられた接合構造であること。または、該回転ツールの
荷重によって接合部が変形しないように補強された接合
構造になっていること。本発明は、ハニカムパネルの材
質より実質的に硬い材質からなる金属製のツールをハニ
カムパネルの接合部に挿入し、前記ツールの回転とハニ
カム材との摩擦熱による塑性流動によって接合してハニ
カムパネルを製作するものである。上記目的を達成する
ため、ハニカムパネルの接合部に補強材を設けるかまた
は接合部の継手構造を補強構造にすることに特徴があ
る。本発明により、薄い面板からなるハニカムパネルの
場合でも変形の少ない、かつ、信頼性の高いハニカムパ
ネルが高い精度で、かつ、安価に製作できる。また、ハ
ニカムパネルを溶融しないため、左右または上下の両面
から接合できる。このため、ハニカムパネルを反転する
ことなく、効率的に、かつ、安価にハニカムパネルの構
造体が製作できる。
【0026】本発明の第2の特徴は、ハニカムパネルの
接合部を他の部分より高くすることにある。これによ
り、回転ツールの切削効果によって、接合部の厚さが薄
くなり、接合強度が低下し、ハニカムパネルの信頼性の
低下を防止できる。さらに、接合部を厚くすることによ
り、接合部のギャップが大きい場合でも厚さの増加して
いる部分でギャップを補うため、欠陥なく接合できる。
例えば、継手構造がI型のみならずレ型またはV型でも
欠陥なく接合できる。これにより、本溶接方法で接合で
きる継手構造の種類が多くなる。
【0027】
【発明の実施の形態】実施例1 図1は本発明によるハニカムパネルの製作方法を示す斜
視図である。図2は図1の断面を示す。本発明のハニカ
ムパネル製作方法は、アルミニウム合金からなる面板1
とコアー材2との間に補強材3を配置し、これらを固相
接合方法により、同時に接合する。つまり、図1および
図2のごとく、面板1,コアー材2,補強材3との接合
部に、該回転ツール4を挿入し、回転ツールを回転させ
ながら移動することにより、面板1,コアー材2,補強
材3を溶融させることなく同時に接合できる。本発明に
よって、接合部5が形成され、品質の高いハニカムパネ
ルが安価に製作できる。つまり、前記補強材3によっ
て、面板1またはコアー材2の厚さが薄く、回転ツール
の荷重で変形して接合できないハニカムパネルの場合で
も容易に製作できる。
【0028】なお、本実施例で使用した回転ツール4の
先端の径は6mm,長さ4mm、つばの部分の径は20mmで
ある。また、回転ツール4の回転速度は1000rpm ,
移動速度は500mm/min である。なお、回転ツールの
先端部には通常のMネジが形成されている。
【0029】実施例2 図3は図1のハニカムパネルと同じ形状のハニカムパネ
ルの断面を示す。本実施例では、ハニカムパネルの表裏
両面から同時に接合するハニカムパネルの製作方法を示
す。つまり、ハニカムパネルの表と裏に回転ツール4を
配置し、該ツール4を回転しながら移動することによ
り、面板1,コアー材2,補強材3を両面から接合す
る。これにより、精度の高いハニカムパネルの構造体が
効率的に安価にできる。なお、この場合の接合条件は実
施例1と同様である。
【0030】実施例3 図4はアルミ合金からなるパネル単部の一部に補強材3
を設けたパネルの構造を示す。つまり、コアー材2は波
状で強固であるため、補強材の役目を補っている。この
ため、面板1が薄い場合でも回転ツール4の荷重による
変形が無く接合できる。従って、面板1とコアー材2は
健全な接合部5が形成され、軽量構造のハニカムパネル
からなる構造体を製作できる。
【0031】実施例4 図5はアルミニウム合金からなる面板1とコアー材2と
の2個所の接合部に回転ツールを挿入し、2個所を同時
に接合する製作方法を示す。なお、本発明では、コアー
材2が補強材の役目を補っている。つまり、コアー材2
は回転ツール4の荷重に耐える十分強固であるため、面
板1が薄い場合でも変形することなく、めん板1とコア
ー材2が接合できる。これによって、精度の高いハニカ
ムパネル構造体が製作できる。接合条件は実施例1と同
様である。
【0032】実施例5 図6は押出し加工によって製作された面板1,コアー材
2,縁材6からなるハニカムパネル同士を縁材6の部分
に回転ツール4を挿入して、固相接合部5を形成し、大
型のハニカムパネル構造体を製作するものである。つま
り、押出し加工法により面板1,コアー材2,縁材6が
一体となって製作されたハニカム端部の縁材6が本発明
の補強材となり、面板1とコアー材2が薄い場合でも、
該回転ツール4の荷重に対して変形することなく接合で
きる。このため、軽量,且つ、高精度の大型ハニカムパ
ネル構造体が効率的に、かつ、安価に製作できる。この
ハニカムパネルを鉄道用車両体として、高速車両を製作
した。
【0033】実施例6 図7は押出し加工によって製作された面板1,コアー材
2,縁材6からなるハニカムパネル同士を縁材の部分に
回転ツール4を挿入して接合する。これによって、複数
のハニカムパネルを合体して大型のハニカム構造体を製
作するものである。本実施例では、回転ツール4が接す
る接合部の厚さを0.8mm 高くしている。これにより、
回転ツール4によって接合部に凹みが生じた場合でも強
度は実質的に低下しない。さらに、接合部のギャップが
大きい場合でも欠陥なく接合できる。このため、信頼性
の高いハニカムパネルからなる構造体が効率的に、か
つ、安価に製作できる。このハニカムパネルを鉄道用車
両体として、高速車両を製作した。
【0034】実施例7 図8は押出し加工によって製作された面板1,コアー材
2からなるハニカムパネル同士の接合において、この間
に補強材6を配置し、この補強材の部分に回転ツール4
を挿入して接合する。これによって、複数のハニカムパ
ネルを合体して大型のハニカム構造体を製作するもので
ある。本実施例では、回転ツール4が接する接合部の補
強材の厚さを1mm高くしている。これにより、回転ツー
ル4によって接合部に凹みが生じた場合でも強度は実質
的に低下しない。さらに、接合部のギャップが大きい場
合でも欠陥なく接合できる。このため、信頼性の高いハ
ニカムパネルからなる構造体が効率的に、かつ、安価に
製作できる。このハニカムパネルを鉄道用車両体とし
て、高速車両を製作した。
【0035】実施例8 図9はろう付け法により製作されたハニカムパネル同士
を回転ツール4とハニカム材との摩擦熱による塑性流動
を利用して製作する斜視図を示す。
【0036】図10は、図9の断面構造を示す。図9,
図10に示すように、面板1,コアー材2,縁材6は、
ろう付け層7で接合されている。本発明によるハニカム
パネル同士の接合は、縁材6の部分で行う。つまり、該
縁材6が回転ツールの荷重に対する補強材の役目を補
い、面板1やコアー材2が薄い場合でも変形無く、接合
できる。前記方法によって、ろう付け方法で接合したハ
ニカムパネル同士を固相接合法によって大型のハニカム
パネル構造体を製作できる。
【0037】このハニカムパネルを鉄道用車両体とし
て、高速車両を製作した。
【0038】実施例9 図11は本発明によって鉄道用の車両を製作する方法の
斜視図を示す。まず、押出し加工法により製作された長
さ25m,幅0.4m のハニカムパネルの縁材6の部分
に回転ツール4を挿入してハニカムパネル同士を両面か
ら固相接合する。
【0039】図12は図11の製作方法の詳細な断面構
造を示す。押出し加工法により製作した面板1,コーア
材2,縁材6からなるハニカムパネルは固定台に配置さ
れ、左右及び上下方向から固定治具7によって固定され
る。この実施例では、接合部の面板の高さがほかの部分
より約0.6mm 高くなっている。接合は該ハニカムパネ
ルの縁材6の部分に上下方向から回転ツール4を挿入す
る。該回転ツールは、ロボット8に取付けられ、モータ
9による駆動力で回転しながら溶接線方向に移動する。
前記方法により、ハニカムパネル同士を固相接合する。
なお、該回転ツールは、ハニカムパネル表面の変形に応
じて上下方向に自動的に移動制御できる。さらに、該回
転ツール4は、溶接線に沿って左右方向にも自動的に移
動制御できる。
【0040】図13は上記方法によって製作した鉄道車
両の斜視図を示す。接合部5の長さは一部が12.5m
であるが、最大25mの長さが表裏利用面から形成され
て、鉄道用の車両が製作される。
【0041】実施例10 図14は本発明における接合部の継手構造を示す。図1
4の(a)〜(e)はハニカムパネルの面板1同士の接合
において、補強材3を設けている例を示す。つまり、接
合する左右の面板1の下部に回転ツール4の荷重によっ
て変形しない程度の補強材3を配置し、この補強材3も
同時に接合する。これによって接合部材の面板1は回転
ツールの荷重によって変形することなく、実質的に無限
に長いハニカムでも固相接合できる。図15の(a)〜
(b)は面板1の一方が補強材3と一体になって製作さ
れている例を示す。つまり、面板1と一体となっている
補強材3によって回転ツールの荷重を支える。
【0042】図16の(a)〜(d)は面板1の両方が補
強材3と一体で製作された継手構造を示す。この場合は
回転ツールの荷重を両方の補強材3で支える。
【0043】図17の(a)〜(e)は、接合部の厚さが
他の部分より厚くなっている継手構造を示す。(a)と
(b)はI型継手構造、(c)と(d)はレ型継手構
造、(e)と(f)はV型継手構造を示す。つまり、接
合部の厚さをほかの部分より0.3mm 以上高くすること
により、その増加した部分の厚さで各継手構造のギャッ
プ内の空間を補充するため、I型の場合はギャップの許
容範囲を大きくできる。また、レ型,V型の場合でもそ
の空間を補充できるため、欠陥なく接合できる。
【0044】[本発明の構成]本発明の構成は、下記の
いずれか1つ以上によって達成される。
【0045】(1)接合部に補強材を設けるかまたは補
強構造にする。
【0046】(2)接合部の厚さを他の部分より厚くす
る。
【0047】(3)ハニカムパネルの表裏両面から接合
する。
【0048】
【発明の効果】本発明によって、接合部に補強材を設け
るか、または補強構造にすることにより、ハニカムパネ
ルの面板及びコアー材が薄い場合でも高精度で、かつ、
安価に製作できる。また、接合部の厚さを他の部分より
増加することにより、接合部のギャップが大きい場合で
も欠陥なく接合できる。さらに、表裏両面から接合する
ことにより、効率的にハニカムパネルおよびハニカムパ
ネルから構成される構造体を製作できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のハニカムパネルの製作方法を示す斜視
図である。
【図2】図1の縦断面図である。
【図3】他の実施例の製作方法を示す断面図である。
【図4】他の実施例の製作方法を示す縦断面図である。
【図5】他の実施例の製作方法を示す断面図である。
【図6】他の実施例の製作方法を示す断面図である。
【図7】他の実施例の製作方法を示す断面図である。
【図8】他の実施例の製作方法を示す断面図である。
【図9】ろう付け方法によって製作されたハニカムパネ
ル同士を固相接合する斜視図である。
【図10】図9の要部の縦断面図である。
【図11】鉄道用の車両のパネルを製作する実施例を示
す斜視図である。
【図12】図11の要部の縦断面図である。
【図13】鉄道用車両の車体の斜視図である。
【図14】本発明の各種の継手構造を示す縦断面図であ
る。
【図15】本発明の各種の継手構造を示す縦断面図であ
る。
【図16】本発明の各種の継手構造を示す縦断面図であ
る。
【図17】本発明の各種の継手構造を示す縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1…面板、2…コアー材、3…補強材、5…接合部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B23K 103:10 (72)発明者 佐藤 章弘 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 青田 欣也 山口県下松市大字東豊井794番地 株式会 社日立製作所笠戸工場内 (72)発明者 江角 昌邦 山口県下松市大字東豊井794番地 株式会 社日立製作所笠戸工場内 (72)発明者 石丸 靖男 山口県下松市大字東豊井794番地 株式会 社日立製作所笠戸工場内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被加工物の材質より実質的に硬い材質から
    なる金属製のツールを回転させながら被加工物の接合部
    に挿入することにより生じる前記被加工物の塑性流動に
    よって被加工物同士を接合する摩擦接合方法において、
    前記ツールを複数とし同時に複数個所の接合を行うこと
    を特徴とする摩擦接合方法。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の被加工物は、Alまたは
    Al合金であることを特徴とする摩擦接合方法。
  3. 【請求項3】請求項1又は2に記載の方法によって製作
    されたハニカム構造体。
  4. 【請求項4】請求項3のハニカムパネルからなることを
    特徴とする鉄道車両体。
  5. 【請求項5】被加工物の材質より実質的に硬い材質から
    なる金属製のツールと、該ツールを回転させながら被加
    工物の接合部に挿入することにより前記被加工物の塑性
    流動を生じさせる手段とを備え、該塑性流動によって被
    加工物同士を接合する摩擦接合装置において、前記ツー
    ルを複数有し、同時に複数個所の接合を行うようにした
    ことを特徴とする摩擦接合装置。
JP34573399A 1996-08-06 1999-12-06 摩擦接合方法とその構造体及び摩擦接合装置 Expired - Fee Related JP3341831B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34573399A JP3341831B2 (ja) 1996-08-06 1999-12-06 摩擦接合方法とその構造体及び摩擦接合装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34573399A JP3341831B2 (ja) 1996-08-06 1999-12-06 摩擦接合方法とその構造体及び摩擦接合装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20684296A Division JP3333394B2 (ja) 1996-08-06 1996-08-06 パネルの製作方法及びパネル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000153376A true JP2000153376A (ja) 2000-06-06
JP3341831B2 JP3341831B2 (ja) 2002-11-05

Family

ID=18378610

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34573399A Expired - Fee Related JP3341831B2 (ja) 1996-08-06 1999-12-06 摩擦接合方法とその構造体及び摩擦接合装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3341831B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002249070A (ja) * 2001-02-22 2002-09-03 Nippon Light Metal Co Ltd 自動車用構造体
CN102275044A (zh) * 2011-07-13 2011-12-14 铁道部运输局 板料焊接方法
CN103212928A (zh) * 2013-04-08 2013-07-24 上海振华重工(集团)股份有限公司 防止悬臂梁底板焊接变形的方法
CN104801911A (zh) * 2015-04-23 2015-07-29 铜陵有色建安钢构有限责任公司 钢梁结构板防变形夹具

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105033542B (zh) * 2015-08-03 2017-03-08 中船澄西船舶修造有限公司 风塔门框反变形制作及定位装配两用工装

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002249070A (ja) * 2001-02-22 2002-09-03 Nippon Light Metal Co Ltd 自動車用構造体
CN102275044A (zh) * 2011-07-13 2011-12-14 铁道部运输局 板料焊接方法
CN103212928A (zh) * 2013-04-08 2013-07-24 上海振华重工(集团)股份有限公司 防止悬臂梁底板焊接变形的方法
CN104801911A (zh) * 2015-04-23 2015-07-29 铜陵有色建安钢构有限责任公司 钢梁结构板防变形夹具

Also Published As

Publication number Publication date
JP3341831B2 (ja) 2002-11-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1042099B1 (en) Joining of machined sandwich assemblies by friction stir welding
JP2000202653A (ja) 摩擦接合方法
JP3311590B2 (ja) 摩擦溶接方法
JP2672182B2 (ja) 鋼系材料とアルミニウム系材料との接合方法
JP2019518611A (ja) 固相押出接合方法
JP3333394B2 (ja) パネルの製作方法及びパネル
JP3333497B2 (ja) 摩擦溶接方法及び摩擦溶接装置
JPH1148968A (ja) 鉄道車両用構体の製作方法及び製作装置
JP3268207B2 (ja) 摩擦溶接方法
JPH1158036A (ja) 摩擦溶接方法および溶接継手構造
JP2000153376A (ja) 摩擦接合方法及びその装置
JP2007160342A (ja) 摩擦スポット接合方法及び摩擦スポット接合構造
JP3341814B2 (ja) 鉄道車両構体及び摩擦溶接方法
JP3317192B2 (ja) 摩擦溶接方法及び車両構体
JP3311736B2 (ja) 摩擦溶接装置
JP3333496B2 (ja) 摩擦溶接方法及び摩擦溶接装置
JP4570761B2 (ja) 摩擦攪拌接合方法
JP3289650B2 (ja) 摩擦溶接方法
JP2001096379A (ja) ハニカムパネルの製作方法及びハニカム構造体
JP2001096380A (ja) ハニカムパネルの製作方法及びハニカム構造体
JP2001138073A (ja) 摩擦溶接方法
JP2001121276A (ja) 摩擦溶接方法
JP2001138072A (ja) 摩擦溶接装置
JP2002178169A (ja) 輸送機用構造体及びその製造方法
JP2001138074A (ja) 鉄道車両用構体の製作方法及び製作装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070823

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080823

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080823

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090823

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees