JP4217326B2 - 映像信号入力装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、アナログビデオ信号を入力する映像信号入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、アナログビデオ信号の著作権を保護するための技術が開発されている。
【0003】
このような技術には、アナログビデオ信号のコピーを制限或いは管理するための制御信号(即ち、コピー防止信号)を垂直ブランキング期間中に付加するものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
現在、コピー防止信号には様々方式が提案されている。そのため、多くのアナログビデオ信号の著作権を保護するためには、できる限り多くの方式に対応する必要がある。
【0005】
ところが、アナログビデオ信号の垂直ブランキング期間中には、コピー防止信号のみならず、ゴーストキャンセラ、クローズドキャプション等の信号が付加されている。従って、垂直ブランキング期間の中から複数の方式に対応したコピー防止信号を確実に誤動作なく検出するためには、各方式に対応した専用のハードウェアが必要であった。
【0006】
しかしながら、専用のハードウェアは、複雑なロジックを高速で処理する機能を実現するために、基板上の部品面積の増加と回路コストの増大を招いてしまう問題があった。
【0007】
そこで、本発明は、コピーを制限或いは防止するための複数種類の信号を、ソフトウェアを利用した簡単な回路構成で検出することのできる映像信号入力装置を実現することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る映像信号入力装置は、アナログビデオ信号を入力する入力手段と、前記アナログビデオ信号の垂直ブランキング期間から、前記アナログビデオ信号のコピーを制限或いは防止するための信号である第1の信号を検出し、前記ブランキング期間から、前記アナログビデオ信号のコピーを制限或いは防止するための信号であり、かつ、前記第1の信号と異なる種類の信号である第2の信号を検出する制御手段と、前記アナログビデオ信号をデジタルデータに変換する変換手段と、前記デジタルデータを記録媒体に記録する記録手段と、前記デジタルデータを外部に出力するデジタル出力手段と、前記アナログビデオ信号を表示する表示手段とを有し、前記垂直ブランキング期間から前記第1の信号を検出する場合、前記制御手段は、前記垂直ブランキング期間に第1の範囲を設定し、前記第1の範囲から前記第1の信号を検出し、前記垂直ブランキング期間から前記第2の信号を検出する場合、前記制御手段は、前記垂直ブランキング期間に第2の範囲を設定し、前記第2の範囲から前記第2の信号を検出し、前記第1の信号が前記第1の範囲から検出され、前記第2の信号が前記第2の範囲から検出された場合であり、かつ、前記第2の信号がコピーが自由であることを示す信号である場合、前記制御手段は、前記デジタルデータを前記記録媒体に記録する処理と、前記デジタルデータを前記デジタル出力手段を介して外部に出力する処理と、前記アナログビデオ信号を前記表示手段に表示する処理とを可能にし、前記第1の信号が前記第1の範囲から検出され、前記第2の信号が前記第2の範囲から検出された場合であり、かつ、前記第2の信号がコピーの回数を制限する信号又はコピーの禁止を示す信号である場合、前記制御手段は、前記デジタルデータを前記記録媒体に記録する処理と、前記デジタルデータを前記デジタル出力手段を介して外部に出力する処理とを停止するとともに、所定の警告を前記表示手段に表示させることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例について図面を用いて詳細に説明する。
【0015】
まず、アナログビデオ信号のコピーを制限或いは防止するための信号(以下、コピー防止信号と称する)について説明する。
【0016】
図5は、アナログビデオ信号の垂直ブランキング期間(Vartical Blanking Interval、以下、VBIと称する)内に配置されたマクロビジョン信号について説明する図である。
【0017】
図5において、501は水平同期信号(Hsync)、502はマクロバースト、503は負方向の擬似シンクパルス、504は白方向にレベルが変動するパルスである。
【0018】
ここで、擬似シンクパルス503は、1ライン内に4〜8個挿入されている。又、パルス504は、擬似シンクパルス503の直後に配置され、1ライン内に4〜8個挿入される。
【0019】
マクロビジョン信号は、擬似シンクパルス503とその直後に配置されたパルス504とで構成される。ここで、マクロビジョン信号は、アナログビデオ信号のVBI内に5ライン以上にわたって配置されている。
【0020】
本実施例のデジタルVTRでは、外部入力されたアナログビデオ信号から上述のマクロビジョン信号を検出した場合、そのアナログビデオ信号の記録、デジタル出力、表示等の動作を停止すると共に、警告メッセージを表示する。
【0021】
図6は、アナログビデオ信号のVBI内に配置されたCGMS−A信号について説明する図である。
【0022】
図6において、601は70IREで表されるリファレンス信号、602は70IRE又は0IREで表される20ビットのビデオIDである。CGMS−A信号は、このビデオID202の一部の情報として定められている。
【0023】
ここで、リファレンス信号601は、アナログビデオ信号のVBIの水平第20ライン及び283ラインに配置されたビデオIDを識別するための信号である。又、ビデオID602は、14ビットのデジタル情報と6ビットCRCCとからなる。
【0024】
CGMS−A信号の検出は、次の手順で行う。まず、リファレンス信号601を検出し、VBI内に配置された20ビットのビデオID602を読み込む。次に、そのビデオID602をCRCC(Cyclic Redundancy Check Code)を用いてチェックした後、得られた14ビットのデジタル情報からCGMS−A信号を検出する。
【0025】
ここで、CGMS−A信号は、14ビットのデジタル情報の第7ビット、第8ビットに格納されている。CGMS−A信号が「00」である場合には、コピーが自由であることを示し、「10」である場合には、一回だけコピーを許容することを示す。又、CGMS−A信号が「11」である場合には、コピーが禁止されていることを示す。
【0026】
本実施例の電子機器では、外部入力されたアナログビデオ信号からCGMS−A信号を検出した場合、そのアナログビデオ信号の記録、デジタル出力、表示等の動作を停止すると共に、警告メッセージを表示する。
【0027】
(第1の実施例)
以下、第1の実施例のコピー防止信号検出方法を有する電子機器について詳細に説明する。
【0028】
図1は、第1の実施例における電子機器の構成を示すブロック図である。第1の実施例の電子機器は、例えば、アナログビデオ信号を入力し、デジタル記録するデジタルビデオレコーダ、カメラ一体型デジタルビデオレコーダ等に適用される。
【0029】
図1において、アナログ入出力端子101は、外部機器とアナログビデオ信号の入出力を行う。クランプ回路102は、入力されたアナログビデオ信号を一定のレベルに保持する。同期分離回路103は、クランプ回路102の出力から同期信号だけを分離する。
【0030】
垂直分離回路104は、同期分離回路103の出力から更に垂直同期信号1aを分離する。又、水平分離回路105は、同期分離回路103の出力から更に水平同期信号1bを分離する。ここで、分離された垂直同期信号1aと水平同期信号1bとは、タイミング発生回路107に供給される。
【0031】
一方、Y/C分離回路106には、クランプ回路102の出力が供給される。Y/C分離回路106は、クランプ回路102の出力を輝度信号(Y)1cと色差信号(C)とに分離する。これらの信号は、デジタル信号処理回路113に供給されると共に、A/D変換回路108にも供給される。ここで、分離された輝度信号1cのVBIには、上述のコピー防止信号(上述のマクロビジョン信号やCGMS−A信号等)が付加されている。
【0032】
デジタル信号処理回路113は、Y/C分離回路106からの輝度信号(Y)と色差信号(C)とをデジタル化し、記録再生あるいは外部出力に適したデータフォーマットに変換する。この場合、デジタル信号処理回路113は、入力信号に対して所定の高能率符号化方式(例えば、所定の画素ブロック毎にDCT変換、量子化、可変長符号化する方式、MPEG方式、DV方式)を行う。
【0033】
記録再生に適したデータフォーマットに変換されたデータは、記録/再生処理回路115に供給される。記録/再生処理回路115は、記録データを記録媒体116に供給し、再生データをデジタル信号処理回路113に供給する。ここで、記録媒体116は、磁気テープ、光磁気ディスク、固体メモリ、ハードディスク等から構成される。記録/再生処理回路115の記録再生動作は、制御回路112によって制御される。
【0034】
外部出力に適したデータフォーマットに変換されたデータは、デジタルインタフェース117に供給される。デジタルインタフェース117は、IEEE1394規格に準拠した機能を具備し、デジタルビデオ信号をIsochronous転送し、制御信号をAsynchronous転送する。ここで、Isochronous転送とは、一定量のデータを略一定となる時間間隔で転送することを保証する転送方式である。デジタルインタフェース117の入出力動作は、制御回路112によって制御される。
【0035】
又、デジタル信号処理回路113は、Y/C分離回路106の出力を表示する場合、該出力をデジタル化することなく表示パネル119に供給する。
【0036】
又、デジタル信号処理回路113は、撮像部118の出力(被写体の光学像から生成された標準テレビジョン信号)をデジタル化し、記録再生あるいは外部出力に適したデータフォーマットに変換して記録/再生処理回路115やデジタルインタフェース117に供給する。
【0037】
更に、デジタル信号処理回路113は、撮像部118の出力(被写体の光学像から生成された標準テレビジョン信号)をデジタル化することなく、表示パネル、アナログ入出力端子101に供給する。
【0038】
A/D変換回路108は図7に示すように、タイミング発生回路107から出力されたA/D変換許可信号1dを受信した後、発信回路(Clock)109から出力されたクロックパルス1fに基づき、輝度信号1cを連続的にA/D変換する。第1の実施例において、A/D変換回路108は、アナログビデオ信号1ライン中において、例えば、180回A/D変換を行う。
【0039】
A/D変換された結果は、順次メモリ110に記憶される。又、A/D変換回路108は、タイミング発生回路107にて指定された区間のA/D変換処理が全て終了した後、A/D変換終了信号1eを制御回路112に出力する。
【0040】
制御回路112は、電子機器全体の動作を制御するマイクロコンピュータであり、記憶媒体114に記憶されたソフトウェアを読み出すCPUとその周辺回路とが一体的に構成されている。
【0041】
又、制御回路112は、A/D変換回路108がA/D変換を行う所定の映像ラインをライン設定回路111に対して指示する。ライン設定回路111は、制御回路112の指示に基づき、A/D変換を行う所定の映像ラインをタイミング発生回路107に対して設定する。
【0042】
更に、制御回路112は、A/D変換回路108からのA/D変換終了信号1eを入力した後、メモリ110に記憶されたデータを参照し、輝度信号1cのVBIに付加された1つ又は複数種類のコピー防止信号を検出する。
【0043】
次に、図2のフローチャートを用いて、第1の実施例の電子機器の処理動作について説明する。図2では特に、VBI内に配置された1つ又は複数種類のコピー防止信号を検出するまでの手順について詳細に説明する。
【0044】
以下で説明するように、第1の実施例の電子機器は、外部入力されたアナログビデオ信号に対して、はじめにマクロビジョン信号を検出する処理を実行し、引き続いてCGMS−A信号を検出する処理を実行し、再びマクロビジョン信号を検出する処理を実行する。つまり、2つのコピー防止信号の検出処理を交互に且つ巡回的に繰り返す。
【0045】
ここで、マクロビジョン信号の検出は、アナログビデオ信号の輝度信号のVBIの水平第10〜第19ラインにおいて行い、CGMS−A信号の検出は、水平第20ラインにおいて行う。
【0046】
ステップS201において、制御回路112は、ライン設定回路111に指示するパラメータ変数Hの初期値を決定する。本実施例では、マクロビジョン信号の検出をアナログビデオ信号の第10ラインから行うため、制御回路112は、パラメータ変数Hの初期値をH=10とする。
【0047】
ステップS202において、ライン設定回路111はタイミング発生回路107に対して、制御回路112から指示されたパラメータ変数Hを設定する。
【0048】
ステップS203において、タイミング発生回路107は、垂直同期信号1aと水平同期信号1bとに基づいて、アナログビデオ信号の第10ラインを検出し、所定のタイミングでA/D変換許可信号1dをA/D変換回路108に供給する。これ伴い、A/D変換回路108は、クロックパルス1fに基づいてA/D変換を実行し、その結果を順次メモリ110に記憶させる。ここで、A/D変換回路108は、輝度信号1cの1ラインに対して、例えば、180サンプル分のA/D変換を行う。
【0049】
水平同期信号1bから次のラインの同期パルスを検出した後、タイミング発生回路107はA/D変換許可信号1dの出力を停止する。これに伴い、A/D変換回路108は、A/D変換処理を終了し、制御回路112に対してA/D変換終了信号1eを供給する。
【0050】
尚、ステップS203の間、制御回路112は、コピー防止信号の検出処理を一時的に待機するため、検出処理以外の処理を自由に実行することが可能である。これにより、制御回路112の利用効率を高めることができる。
【0051】
ステップS204において、制御回路112は、A/D変換回路108からのA/D変換終了信号1eを監視し、1ラインにおけるA/D変換処理が終了したか否かを判別する。ここで、制御回路112がA/D変換終了信号1eを検出した場合、メモリ110には、輝度信号1cの1ラインを順次A/D変換した結果(即ち、180サンプル分のデータ)が格納されている。
【0052】
ステップS205において、制御回路112は、メモリ110に記憶されたデータを参照し、マクロビジョン信号を検出する。ここで、制御回路112は、記憶媒体114に記憶されたソフトウェアに基づいて検出処理を実行する。この検出処理は、1VBI内で十分な時間的余裕をもって処理することができる。そのため、制御回路112は、検出処理と他の処理と共存するさせることができる。
【0053】
尚、第1の実施例におけるマクロビジョン信号の検出方法については、図3を用いて後述するが、例えば、制御回路112は、第10〜第19ラインの各ライン毎に、A/D変換値が1となるサンプル数を計数し、それらを全て足し合わせる。
【0054】
ステップS206において、制御回路112は、パラメータ変数Hの値が19より小さいか否かを判別する。
【0055】
パラメータ変数Hの値がH<19と判定された場合、ステップS207において、制御回路112は、パラメータ変数Hの値を1つ増加させ、それをライン設定回路111に指示し、ステップS202からの処理を再び実行する。つまり、制御回路112は、第10〜第19ラインまでの区間において、上述のA/D変換処理を1ライン分ずつ順次処理する。
【0056】
又、パラメータ変数Hの値がH≧19と判別された場合、ステップS208において、制御回路112は、アナログビデオ信号にマクロビジョン信号が付加されていたか否かを判定する。
【0057】
具体的に第1の実施例では、第10〜第19ラインの各ラインにおけるA/D変換値の合計を予め決められた値と比較し、その結果からマクロビジョン信号が存在するか否かの判定を行う。
【0058】
ステップS209において、制御回路112は、次にCGMS−A信号を検出する処理を実行する。制御回路112は、ライン設定回路111に指示するパラメータ変数Hの値をH=20又は283に決定する。ここで、パラメータ変数H=20は、アナログビデオ信号のODDフィールドの第20ライン目を示し、パラメータ変数H=283EVENフィールドの第283ライン目を示す。ライン設定回路111は、タイミング発生回路107に対して、制御回路112から指示されたパラメータ変数Hを交互に設定する。
【0059】
ステップS210において、タイミング発生回路107は、垂直同期信号1aと水平同期信号1bとに基づいて、アナログビデオ信号の第20ライン又は第283ラインを検出し、所定のタイミングでA/D変換許可信号1dをA/D変換回路108に供給する。これに伴い、A/D変換回路108は、クロックパルス1fに基づいてA/D変換を実行し、その結果を順次メモリ110に記憶させる。
【0060】
ここで、A/D変換回路108は、輝度信号1cの1ラインに対して、例えば、180サンプル分のA/D変換を行う。
【0061】
水平同期信号1bから次のラインの同期パルスを検出した後、タイミング発生回路107は、A/D変換許可信号1dの出力を停止する。これ伴い、A/D変換回路108は、A/D変換処理を終了し、制御回路112に対してA/D変換終了信号1eを供給する。
【0062】
尚、ステップS210の間、制御回路112は、コピー防止信号の検出処理を一時的に待機するため、検出処理以外の処理を自由に実行することが可能である。これにより、制御回路112の利用効率を高めることができる。
【0063】
ステップS211において、制御回路112は、A/D変換回路108からのA/D変換終了信号1eを監視し、第20ライン又は第283ラインにおけるA/D変換処理が終了したか否かを判別する。ここで、制御回路112がA/D変換終了信号1eを検出した場合、メモリ110には、輝度信号1cの第20ライン又は第283ラインを順次A/D変換した結果(即ち、180サンプル分のデータ)が格納される。
【0064】
ステップS212において、制御回路112は、メモリ110に記憶されたデータを参照し、CGMS−A信号を検出する処理を実行する。ここで、制御回路112は、記憶媒体114に記憶されたソフトウェアに基づいて検出処理を実行する。
【0065】
尚、第1の実施例におけるCGMS−A信号の検出方法については、図4を用いて後述する。
【0066】
ステップS213において、制御回路112は、アナログビデオ信号に付加されていたCGMS−A信号の内容を判定する。
【0067】
ステップS214の終了後、制御回路112は、所定期間が経過するまでの間、ステップS202以下の処理を巡回的に実行し、処理を終了する。ここで、所定期間とは、予め定められた時間であってもよいし、予め定められた数のフィールド或いはフレームを処理する期間であってもよい。
【0068】
次に、第1の実施例の電子機器のコピー防止機能について説明する。
【0069】
図2に示す検出方法によって1つ又は複数種類のコピー防止信号を検出した後、制御回路112は、各コピー防止信号の内容を判別する。その後、制御回路112は、各コピー防止信号の内容に応じて、記録/再生回路115の記録処理、デジタルインタフェース117のデジタル出力処理、表示パネル119の表示処理を制御する。
【0070】
図10は、各コピー防止信号の検出結果と、それに応じた処理動作の一例について説明する図である。
【0071】
アナログビデオ信号から検出されたコピー防止信号がマクロビジョン信号のみであった場合、制御回路112は、マクロビジョン信号の有無により各処理回路の動作を制御する。
【0072】
即ち、マクロビジョン信号がある場合には、記録/再生回路115の記録処理、デジタルインタフェース117のデジタル出力処理を不可とし、表示パネル119にコピー防止信号が付加されていることを示す警告メッセージを表示させる(図10の1002)。又、マクロビジョン信号がない場合には、記録/再生回路115の記録処理、デジタルインタフェース117のデジタル出力処理、表示パネル119の表示処理を全て可能とする(図10の1001)。
【0073】
又、アナログコンテンツから検出されたコピー防止信号がCGMS−A信号のみであった場合、制御回路112は、CGMS−A信号の内容によりコピーの可否を判別する。
【0074】
即ち、CGMS−A信号が「00」である場合のみ、記録/再生回路115の記録処理、デジタルインタフェース117のデジタル出力処理、表示パネル119の表示処理を全て可能とする(図10の1003)。又、CGMS−A信号が「10」或いは「11」である場合には、記録/再生回路115の記録処理、デジタルインタフェース117のデジタル出力処理を不可とし、表示パネル119にコピー防止信号が付加されていることを示す警告メッセージを表示させる(図10の1004、1005)。
【0075】
更に、アナログコンテンツから2種類のコピー防止信号が検出された場合、制御回路112は、CGMS−A信号の内容によりコピーの可否を判別する。
【0076】
即ち、CGMS−A信号が「00」である場合のみ、記録/再生回路115の記録処理、デジタルインタフェース117のデジタル出力処理、表示パネル119の表示処理を全て可能とする(図10の1006)。又、CGMS−A信号が「10」或いは「11」である場合には、記録/再生回路115の記録処理、デジタルインタフェース117のデジタル出力処理を不可とし、表示パネル119にコピー防止信号が付加されていることを示す警告メッセージを表示させる(図10の1007、1008)。
【0077】
以上のように制御することにより、電子機器の構成を複雑にすることなく簡単にアナログビデオ信号のコピーを防止でき、著作権を保護することができる。
【0078】
図3を用いて第1の実施例におけるマクロビジョン信号の検出方法について詳細に説明する。
【0079】
図3において、301はアナログビデオ信号の輝度信号のVBIに付加されたマクロビジョン信号、302は水平同期信号、303はA/D変換回路108によってA/D変換される値を表す目盛りである。
【0080】
第1の実施例において、A/D変換回路108は、8ビットの分解能でA/D変換を行い、0IREであるペデスタルレベル304を16に、100IREを255に対応させて変換を行う。又、A/D変換回路108は、0IRE以下の同期パルス部分に対して、A/D変換値が1となるレベルまではリニアに変換し、それ以外となる部分についてはその値を全て1として出力する。
【0081】
従って、A/D変換を行ったラインにマクロビジョン信号が付加されていた場合、擬似シンクパルス503の部分のA/D変換値は「1」となる。
【0082】
これにより、制御回路112は、VBIに付加されたマクロビジョン信号を様々な方法で検出することができる。例えば、マクロビジョン信号の付加された区間の時間を積分する(即ち、A/D変換値が1となるサンプル数を計数する)ことによってマクロビジョン信号を検出し、その有無を判別することができる。尚、このような処理は、記憶媒体114に記憶されたソフトウェアに基づいて実行される。
【0083】
図4を用いて第1の実施例におけるCGMS−A信号の検出方法について詳細に説明する。
【0084】
CGMS−A信号は、ビデオID602の一部であるため、リファレンス信号601を検出できれば、その存在を確認することができる。図6に示すように、リファレンス信号601と、その後に続く20ビットのデジタル情報(即ち、ビデオID602)の信号レベルは、70IRE及び0IREである。
【0085】
ここで、70IRE及び0IREを第1の実施例のA/D変換値と対応させると、70IREは「169」となり、0IREは「16」となる。従って、第1の実施例では、閾値を35IREである「93」とし、各ビットの1又は0を判定する。
【0086】
制御回路112は、メモリ110に記憶されたデータを参照し、最初にA/D変換値が「93」を超える部分を見つけ、それをリファレンス信号601と判別する。リファレンス信号601の検出後、制御回路112は、予め定められたサンプル数を加えた位置をチェックし、リファレンス信号601とビデオID602との間にあるペデスタルレベルを確認する。ここで、リファレンス信号601の時間的な幅については予め定められている。
【0087】
ペデスタルレベルを確認した後、制御回路112は、予め定められたサンプル数を加えた位置をチェックし、ビデオID602に対応するサンプル値と閾値とを比較し、20ビットのビデオID602を検出する。ここで、ペデスタルレベルの時間的な幅については予め定められている。
【0088】
ビデオID602の検出後、制御回路112は、6ビットのCRCCを用いて14ビットのデジタル情報をチェックし、CGMS−A信号を検出し、その内容を判別する。
【0089】
このように処理することにより、制御回路112は、CGMS−A信号を検出することができると共に、その内容を判別することができる。ここで、制御回路112は、記憶媒体114に記憶されたソフトウェアに基づいてCGMS−A信号の検出と内容の判別とを実行する。
【0090】
以上説明したように第1の実施例では、1つ又は複数種類のコピー防止信号を検出するため処理の一部をソフトウェアを用いて時分割に処理することができる。これにより、制御回路112は、コピー防止信号の検出処理をシステム内のその他の処理と共存させることができると共に、その他の処理と並列的に処理することもできる。特に、A/D変換処理が終了するまでの間、制御回路112にはほとんど負荷をかけることがない。
【0091】
又、第1の実施例では、1つ又は複数種類のコピー防止信号を検出するため処理をA/D変換回路とソフトウェアとを用いて処理することにより、特別な回路を付加することなく、簡単で小型で安価な回路構成の検出装置を提供することができる。
【0092】
又、第1の実施例では、1つ又は複数種類のコピー防止信号を検出するため処理を所定期間巡回的に行うため、各コピー防止信号を確実に検出することができる。
【0093】
又、第1の実施例では、VBI内の所定のラインから検出された1ラインあたり180バイトという比較的少ないデータ量を処理することにより、1つ又は複数種類のコピー防止信号を検出することができる。これにより、システム全体に過度の負荷をかけることなく、高速且つ確実に1つ又は複数種類のコピー防止信号を検出することができる。
【0094】
尚、第1の実施例では、繰り返し処理することにより得られた複数種類のコピー防止信号(即ち、マクロビジョン信号とCGMS−A信号)の内容の連続性を確認することにより、更に信頼性の高いコピー防止技術を提供することも可能である。又、所定時間内において検出された複数種類のコピー防止信号の内容の一致を確認することにより、更に信頼性の高いコピー防止技術を提供することも可能である。
【0095】
(第2の実施例)
次に、第2の実施例のコピー防止信号検出方法を有する電子機器について詳細に説明する。
【0096】
図8は、第2の実施例のおける電子機器の構成を示すブロック図である。第2の実施例の電子機器は、例えば、アナログビデオ信号を入力し、デジタル記録するデジタルビデオレコーダ、カメラ一体型デジタルビデオレコーダ等に適用される。
【0097】
尚、図8において、図1の電子機器と同様の機能を有する処理部については同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0098】
図8では、図1の構成に加えて更に、垂直分離回路104から出力される垂直同期信号8bと水平分離回路105から出力される水平同期信号8cとを入力し、アナログビデオ信号が入力されているか否かを判定する入力判定回路801を設けている。
【0099】
入力判定回路801の判定結果8dは、制御回路802に供給される。制御回路802は、第1の実施例と同様に、記憶媒体804に記憶されたソフトウェアを読み出すCPUとその周辺回路とにより構成されている。
【0100】
ここで、制御回路802は、垂直同期信号8bを割込み信号として入力している。制御回路802は、この割込み信号の発生した数を計数することによって、外部からのアナログビデオ信号と同期した時間を生成することができる。
【0101】
又、制御回路802は、タイミング発生回路803に対して、タイミング発生の許可/禁止を設定するためのタイミング許可信号8aを供給する。タイミング発生回路803は、このタイミング許可信号8aに応じてA/D変換を実行するタイミングを制御する。
【0102】
次に、図9のフローチャートを用いて、第2の実施例の電子機器の処理動作について説明する。図9では特に、VBI内に配置された1つ又は複数種類のコピー防止信号を検出するまでの手順について詳細に説明する。
【0103】
以下で説明するように、第2の実施例の電子機器は、第1の実施例と同様に、マクロビジョン信号の検出処理とCGMS−A信号の検出処理とを交互に且つ巡回的に繰り返す。
【0104】
ステップS901において、制御回路802は、アナログビデオ信号が外部入力されたか否かを入力判定回路801の判定結果8dを用いて判別する。ここで、入力がないと判定された場合、制御回路802は再びステップS901を処理する。
【0105】
入力が検出されると、ステップS902において、制御回路802は第1の実施例と同様に、ライン設定回路111に指示するパラメータ変数Hの初期値をH=10とする。
【0106】
これと同時に、制御回路802は、タイミング許可信号8aを「許可」状態とし、A/D変換処理を開始させる。
【0107】
次に、ステップS903〜S909までの処理において、マクロビジョン信号を検出し、判定する。ここで、ステップS903〜S909までの処理は、図2に示すステップS202〜S208と同様に処理される。又、マクロビジョン信号の検出方法も図3に示す検出方法と同様に処理される。更に、マクロビジョン信号の判別方法も第1の実施例と同様の手法で処理される。
【0108】
尚、ステップS904の間、制御回路802は、コピー防止信号の検出処理を一時的に待機するため、検出処理以外の処理を自由に実行することが可能である。これにより、制御回路802の利用効率を高めることができる。
【0109】
マクロビジョン信号の検出及び判別処理が終了した後、ステップS909において、制御回路802は、次にCGMS−A信号の検出する処理を実行する。
【0110】
ステップS910において、制御回路802は、第1の実施例と同様に、ライン設定回路111に指示するパラメータ変数Hの値をH=20又は283に設定する。これと同時に、制御回路802は、Vカウンタに2秒ぶんの時間を示す「120」をセットする。
【0111】
ここで、Vカウンタとは、制御回路802にて処理されるソフトウェア上のカウンタであり、記録媒体804のプログラムに従ってカウントダウンされるものである。Vカウンタの値を2秒ぶんにセットすることにより、CGMS−A信号の検出処理を2秒間繰り返す。
【0112】
ステップS911において、タイミング発生回路803は、垂直同期信号8bと水平同期信号8cとに基づいて、アナログビデオ信号の第20ライン又は第283ラインを検出し、所定のタイミングでA/D変換許可信号8eをA/D変換回路108に供給する。これに伴い、A/D変換回路108は、クロックパルス8fに基づいてA/D変換を実行し、その結果を順次メモリ110に記憶させる。
【0113】
ここで、A/D変換回路108は第1の実施例と同様に、輝度信号の1ラインに対して、例えば、180サンプル分のA/D変換を行う。
【0114】
水平同期信号8cから次のラインの同期パルスを検出した後、タイミング発生回路803は、A/D変換許可信号8eの出力を停止する。これ伴い、A/D変換回路108は、A/D変換処理を終了し、制御回路802に対してA/D変換終了信号8gを供給する。
【0115】
尚、ステップS911の間、制御回路802は、コピー防止信号の検出処理を一時的に待機するため、検出処理以外の処理を自由に実行することが可能である。これにより、制御回路802の利用効率を高めることができる。
【0116】
ステップS912において、制御回路802は、A/D変換回路108からのA/D変換終了信号8eを監視し、第20ライン又は第283ラインにおけるA/D変換処理が終了したか否かを判別する。ここで、制御回路802がA/D変換終了信号8eを検出した場合、メモリ110には、輝度信号1cの第20ライン又は第283ラインを順次A/D変換した結果(即ち、180サンプル分のデータ)が格納される。
【0117】
ステップS913において、制御回路802は第1の実施例と同様に、メモリ110に記憶されたデータを参照し、CGMS−A信号を検出する処理を実行する。ここで、CGMS−A信号は、図4に示す検出方法に従って処理される。
【0118】
ステップS914において、制御回路802は、前記Vカウンタの値を1減らす。
【0119】
ステップS915において、制御回路802は、Vカウンタの値が0になったか否か(即ち、2秒間の検出処理が終了したか否か)を判別する。0でない場合、再びステップS911からの処理を実行し、各フィールドに対する検出処理を実行する。
【0120】
ここで、CGMS−A信号の検出処理を2秒間繰り返し行うのは、CGMS−A信号が2秒間に2フレーム以上の割合でVBIに配置されるためである。尚、Vカウンタの値は、検出対象となるコピー防止信号の特性に応じて変化させてもよい。
【0121】
Vカウンタの値が0であった場合、ステップS916において制御回路802は、ステップS913にて検出された結果を用いて、アナログビデオ信号に付加されていたCGMS−A信号の内容を判定する。ここで、制御回路802は、2秒間の検出結果を用いて、一致検出や連続検出等の自由度の高い判定処理を行う。
【0122】
ステップS917において、制御回路802は、タイミング許可信号8aを「禁止」状態とし、A/D変換処理を停止させる。
【0123】
A/D変換処理の停止後、ステップS918において、制御回路802は、所定時間(例えば、数秒間或いは数フィールド又は数フレーム分)検出処理を待機する。
【0124】
ここで、制御回路802は、待機時間の計測を、計時手段を設けることなく上述の割り込み信号を計数することによって実現している。これにより、本実施例の電子機器は、制御回路802の構成を簡略化することができる。又、本実施例の電子機器は、外部入力されたアナログビデオ信号に同期した時間を計数することができ、より高い精度で待機時間を計測することができる。
【0125】
又、本実施例の電子機器は、制御回路802の負担を更に軽減することができ、A/D変換回路108の消費電力を更に低減することができる。
【0126】
尚、ステップS918の間、制御回路802は、コピー防止信号の検出処理を一時的に待機するため、検出処理以外の処理を自由に実行することが可能である。これにより、制御回路802の利用効率を高めることができる。
【0127】
所定時間待機した後、制御回路802は、ステップS901以下の処理を巡回的に実行し、処理を終了する。
【0128】
第2の実施例の電子機器では、第1の実施例と同様のコピー防止機能を具備している。つまり、図9に示す検出方法によって1つ又は複数種類のコピー防止信号を検出した後、制御回路802は、各コピー防止信号の内容に応じて、記録/再生回路115の記録処理、デジタルインタフェース117のデジタル出力処理、表示パネル119の表示処理を図10のように制御する。
【0129】
以上説明したように第2の実施例では第1の実施例と同様に、1つ又は複数種類のコピー防止信号を検出するため処理の一部をソフトウェアを用いて時分割に処理することができる。これにより、制御回路802は、コピー防止信号の検出処理をシステム内のその他の処理と共存させることができると共に、その他の処理と並列的に処理することもできる。特に、A/D変換処理が終了するまでの間と次の検出までの待機時間とは、制御回路802にほとんど負荷をかけることがない。
【0130】
又、第2の実施例では第1の実施例と同様に、1つ又は複数種類のコピー防止信号を検出するため処理をA/D変換回路とソフトウェアとを用いて処理することにより、特別な回路を付加することなく、簡単で小型で安価な回路構成の検出装置を提供することができる。
【0131】
又、第2の実施例では第1の実施例と同様に、1つ又は複数種類のコピー防止信号を検出するため処理を所定期間巡回的に行うため、各コピー防止信号を確実に検出することができる。
【0132】
又、第2の実施例では第1の実施例と同様に、VBI内の所定のラインから検出された1ラインあたり180バイトという比較的少ないデータ量を処理することにより、1つ又は複数種類のコピー防止信号を検出することができる。これにより、システム全体に過度の負荷をかけることなく、高速且つ確実に1つ又は複数種類のコピー防止信号を検出することができる。
【0133】
尚、本発明はその精神、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
【0134】
例えば、本実施例ではコピー防止信号の一例として、マクロビジョン信号、CGMS−A信号について説明したがそれに限るものではない。アナログビデオ信号の垂直ブランキング期間内に配置された、アナログビデオ信号のコピーを制限或いは防止するための情報であれば、他のコピー防止信号にも適用可能である。
【0135】
又、本実施例の電子機器は、アナログビデオ信号を入力するアナログ入力端子と、アナログビデオ信号をディジタルビデオ信号に変換する回路、ディジタルビデオ信号を外部出力する回路とを有する機器であれば、ディジタルビデオレコーダ、カメラ一体型デジタルレコーダに限らず、ディジタルテレビ、ビデオキャプチャー・ユニット、コンバータ・ユニット、セット・トップ・ボックス、コンピュータ、これらの機器に接続可能な機能拡張ボード等の電子機器に適用することができる。
【0136】
従って、前述の実施例はあらゆる点おいて単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。
【0137】
【発明の効果】
本発明によれば、コピーを制限或いは防止するための複数種類の信号を、ソフトウェアを利用した簡単な回路構成で検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の電子機器の構成を示すブロック図。
【図2】第1の実施例の電子機器の処理動作を説明するフローチャート。
【図3】本実施例におけるマクロビジョン信号の検出方法について説明する図。
【図4】本実施例におけるCGMS−A信号の検出方法について説明する図。
【図5】本実施例のコピー防止信号の一つであるマクロビジョン信号を説明する図。
【図6】本実施例のコピー防止信号の一つであるCGMS−A信号を説明する図。
【図7】本実施例のA/D変換回路の動作の一例を示す図。
【図8】第2の実施例の電子機器の構成を示すブロック図。
【図9】第2の実施例の電子機器の処理動作を説明するフローチャート。
【図10】本実施例の電子機器のコピー防止機能について説明する図。
Claims (5)
- アナログビデオ信号を入力する入力手段と、
前記アナログビデオ信号の垂直ブランキング期間から、前記アナログビデオ信号のコピーを制限或いは防止するための信号である第1の信号を検出し、前記ブランキング期間から、前記アナログビデオ信号のコピーを制限或いは防止するための信号であり、かつ、前記第1の信号と異なる種類の信号である第2の信号を検出する制御手段と、
前記アナログビデオ信号をデジタルデータに変換する変換手段と、
前記デジタルデータを記録媒体に記録する記録手段と、
前記デジタルデータを外部に出力するデジタル出力手段と、
前記アナログビデオ信号を表示する表示手段と
を有し、
前記垂直ブランキング期間から前記第1の信号を検出する場合、前記制御手段は、前記垂直ブランキング期間に第1の範囲を設定し、前記第1の範囲から前記第1の信号を検出し、
前記垂直ブランキング期間から前記第2の信号を検出する場合、前記制御手段は、前記垂直ブランキング期間に第2の範囲を設定し、前記第2の範囲から前記第2の信号を検出し、
前記第1の信号が前記第1の範囲から検出され、前記第2の信号が前記第2の範囲から検出された場合であり、かつ、前記第2の信号がコピーが自由であることを示す信号である場合、前記制御手段は、前記デジタルデータを前記記録媒体に記録する処理と、前記デジタルデータを前記デジタル出力手段を介して外部に出力する処理と、前記アナログビデオ信号を前記表示手段に表示する処理とを可能にし、
前記第1の信号が前記第1の範囲から検出され、前記第2の信号が前記第2の範囲から検出された場合であり、かつ、前記第2の信号がコピーの回数を制限する信号又はコピーの禁止を示す信号である場合、前記制御手段は、前記デジタルデータを前記記録媒体に記録する処理と、前記デジタルデータを前記デジタル出力手段を介して外部に出力する処理とを停止するとともに、所定の警告を前記表示手段に表示させることを特徴とする映像信号入力装置。 - 前記第1の範囲および前記第2の範囲をA/D変換するA/D変換手段をさらに有し、
前記第1の範囲から前記第1の信号を検出する場合、前記制御手段は、前記A/D変換手段が前記第1の範囲をA/D変換した結果を用いて、前記第1の範囲から前記第1の信号を検出し、
前記第2の範囲から前記第2の信号を検出する場合、前記制御手段は、前記A/D変換手段が前記第2の範囲をA/D変換した結果を用いて、前記第2の範囲から前記第2の信号を検出することを特徴とする請求項1に記載の映像信号入力装置。 - 前記第1の信号は、擬似シンクパルスであることを特徴とする請求項1又は2に記載の映像信号入力装置。
- 前記第2の信号は、CGMS−A信号であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の映像信号入力装置。
- 前記映像信号入力装置は、カメラ一体型デジタルビデオレコーダであることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の映像信号入力装置。
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