JP2001094931A - 映像信号伝送方法、映像信号記録媒体、映像信号記録装置及び映像信号再生装置 - Google Patents

映像信号伝送方法、映像信号記録媒体、映像信号記録装置及び映像信号再生装置

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JP2001094931A JP2000252895A JP2000252895A JP2001094931A JP 2001094931 A JP2001094931 A JP 2001094931A JP 2000252895 A JP2000252895 A JP 2000252895A JP 2000252895 A JP2000252895 A JP 2000252895A JP 2001094931 A JP2001094931 A JP 2001094931A
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啓二 叶多
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正 江崎
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照彦 郡
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 映像信号の不正コピーを有効に防止すること
ができるようにした映像信号伝送方法を提供する。 【解決手段】 映像信号の画面に表示される有効映像区
間以外の区間に著作権情報S1 と世代情報S2 を重畳し
て上記画像信号とともに伝送する。受信側では、受信さ
れる画像信号について、著作権情報S1 と世代情報S2
に基づいてコピーの世代制限を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映像信号の不正コ
ピーを有効に防止することができるようにした映像信号
伝送方法、映像信号記録媒体、映像信号記録装置及び映
像信号再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】録画再生装置の普及に伴い、映画などが
収録された記録済のビデオテープが一般に販売されてい
る。このような記録済のビデオテープの複製を作成する
ことは法律で禁止されているが、2台の録画再生装置を
準備できれば、上記記録済のビデオテープをコピー(ダ
ビング)して簡単に複製を作成することができる。
【0003】このようなビデオテープの不正コピーを防
止するために、例えば特開昭52−132811号に開
示されているように、映像信号と分離可能な状態で1ビ
ットのダビング防止信号を挿入した記録済み記録媒体を
本件出願人は先に提案している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、1ビットの
ダビング防止信号を挿入することにより不正コピーを防
止する従来の手法では、コピーの許可/禁止すなわち著
作権の有無を上記1ビットのダビング防止信号で示すこ
とができるだけであるので、世代制限(SCMS: Serial C
opy Management System )には対応することができな
い。
【0005】そこで、本発明は、上述の如き従来の実情
に鑑み、単に著作権の有無だけでなく、世代制限を行う
ことができるようにすることを目的とし、著作権情報と
世代情報を映像信号とともに伝送する映像信号伝送方法
を提供するものである。
【0006】また、本発明の他の目的は、著作権情報と
世代情報を映像信号とともに記録媒体に記録することが
できる映像信号記録装置を提供することにある。
【0007】また、本発明の他の目的は、著作権情報と
世代情報に基づいて、映像信号とともに記録媒体への記
録禁止を行うことができる映像信号記録装置を提供する
ことにある。
【0008】さらに、本発明の他の目的は、再生映像信
号とともに著作権情報と世代情報を出力することができ
る映像信号再生装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る映像信号伝
送方法は、映像信号で、画面に表示する有効映像区間以
外の映像区間に配された20ビットのデータ中に、著作
権あり又は著作権なしを示す第1ビットと、この第1の
ビットに連接し、コピー可能世代が1又は0でることを
示す第2のビットとを有し、特に、上記第1のビットが
著作権ありを示す場合に、上記第2のビットがコピー可
能世代が0に応じて、コピーを禁止する映像信号を伝送
する。
【0010】また、本発明に係る映像信号記録媒体は、
映像信号で、画面に表示する有効映像区間以外の映像区
間に配された20ビットのデータ中に、著作権あり又は
著作権なしを示す第1ビットと、この第1のビットに連
接し、コピー可能世代が1又は0でることを示す第2の
ビットとを有し、特に、上記第1のビットが著作権あり
を示す場合に、上記第2のビットがコピー可能世代が0
に応じて、コピーを禁止する映像信号を記録してなるこ
とを特徴とする。
【0011】また、本発明に係る映像信号記録装置は、
映像信号で、画面に表示する有効映像区間以外の映像区
間に配された20ビットのデータ中に、著作権あり又は
著作権なしを示す第1ビットと、この第1のビットに連
接し、コピー可能世代が1又は0でることを示す第2の
ビットとを有し、特に、上記第1のビットが著作権あり
を示す場合に、上記第2のビットがコピー可能世代が0
に応じて、コピーを禁止する映像信号を記録することを
特徴とする。
【0012】また、本発明に係る映像信号再生装置は、
映像信号で、画面に表示する有効映像区間以外の映像区
間に配された20ビットのデータ中に、著作権あり又は
著作権なしを示す第1ビットと、この第1のビットに連
接し、コピー可能世代が1又は0でることを示す第2の
ビットとを有し、特に、上記第1のビットが著作権あり
を示す場合に、上記第2のビットがコピー可能世代が0
に応じて、コピーを禁止する映像信号を再生することを
特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して詳細に説明する。
【0014】本発明に係る映像信号伝送方法は、映像信
号の画面に表示される有効映像区間以外の区間に著作権
情報と世代情報を重畳して上記映像信号とともに伝送す
ることを特徴とするものであって、例えば図1に示す第
1の実施例のように、NTSCの映像信号とともに著作
権情報S1 と世代情報S2 をフィールド毎に交互に伝送
する。
【0015】この第1の実施例では、NTSC方式の映
像信号に対して、著作権の有無を「1/0」で示す図2
のような1ビットの著作権情報S1 を第20ライン(奇
数フィールドの第20ライン)に重畳し、また、コピー
可能な世代数「0/1」を示す図3のような1ビットの
世代情報S2 を第283ライン(偶数フィールドの第2
0ライン)に重畳して、NTSC方式の映像信号ととも
に著作権情報S1 と世代情報S2 をフィールド毎に交互
に伝送する。
【0016】このように、NTSC方式の映像信号とと
もに著作権情報と世代情報をフィールド毎に交互に伝送
することにより、受信側では、受信したNTSC方式の
映像信号について、水平同期信号及び垂直同期信号に基
づくフィールド判別を行って、奇数フィールドの第20
ラインから著作権情報を検出し、偶数フィールドの第2
0ラインから世代情報を検出することができ、上記著作
権情報と世代情報を用いて世代制限を行うことができ
る。
【0017】また、発明に係る映像信号伝送方法では、
図4に示す第2の実施例のように、NTSC方式の映像
信号とともにビデオIDの特定の1ビットとして著作権
情報と世代情報をフィールド毎に交互に伝送するように
しても良い。
【0018】この第2の実施例では、NTSC方式の映
像信号に対して、図5に示すようなビデオIDの特定の
1ビットとして著作権の有無を「1/0」で示す1ビッ
トの著作権情報S1 を第20ライン(奇数フィールドの
第20ライン)に重畳し、また、図6に示すようなビデ
オIDの特定の1ビットとしてコピー可能な世代数「0
/1」を示す1ビットの世代情報S2 を第283ライン
(偶数フィールドの第20ライン)に重畳して、NTS
C方式の映像信号とともに著作権情報S1 と世代情報S
2 をフィールド毎に交互に伝送する。
【0019】このように、NTSC方式の映像信号とと
もにビデオIDの特定の1ビットとして著作権情報と世
代情報をフィールド毎に交互に伝送することにより、受
信側では、受信したNTSC方式の映像信号について、
水平同期信号及び垂直同期信号に基づくフィールド判別
を行って、奇数フィールドの第20ラインからビデオI
Dの特定の1ビットとして著作権情報を検出し、偶数フ
ィールドの第20ラインからビデオIDの特定の1ビッ
トとして世代情報を検出することができ、上記著作権情
報と世代情報を用いてコピーの世代制限を行うことがで
きる。
【0020】また、発明に係る映像信号伝送方法では、
図7に示す第3の実施例のように、NTSC方式の映像
信号とともに著作権情報S1 と世代情報S2 を毎フィー
ルド伝送するようにしても良い。
【0021】この第3の実施例では、NTSC方式の映
像信号に対して、図8のように著作権の有無を「1/
0」で示す1ビットの著作権情報S1 とコピー可能な世
代数「0/1」を示す1ビットの世代情報S2 を1ライ
ン分のデータとして、第20ライン(奇数フィールドの
第20ライン)と第283ライン(偶数フィールドの第
20ライン)にそれぞれ重畳して、NTSC方式の映像
信号とともに著作権情報S1 と世代情報S2 を毎フィー
ルド伝送する。
【0022】このように、NTSC方式の映像信号とと
もに著作権情報と世代情報を毎フィールド伝送すること
により、受信側では、受信したNTSC方式の映像信号
について、上記著作権情報と世代情報を毎フィールド検
出してコピーの世代制限を行うことができる。
【0023】また、発明に係る映像信号伝送方法では、
図9に示す第4の実施例のように、NTSC方式の映像
信号とともにビデオIDの特定の2ビットとして著作権
情報と世代情報を毎フィールド伝送するようにしても良
い。
【0024】この第4の実施例では、NTSC方式の映
像信号に対して、例えば図10に示すように、著作権の
有無を「1/0」で示す1ビットの著作権情報S1 とコ
ピー可能な世代数「0/1」を示す1ビットの世代情報
2 を特定の2ビットに割り当てたビデオIDを1ライ
ン分のデータとして、第20ライン(奇数フィールドの
第20ライン)と第283ライン(偶数フィールドの第
20ライン)にそれぞれ重畳して、NTSC方式の映像
信号とともに著作権情報S1 と世代情報S2 を毎フィー
ルド伝送する。
【0025】なお、上記ビデオIDは、図11に示すよ
うにヘッダビットを省略したり、さらに、図12に示す
ようにリファレンスビットを省略するようにしても良
い。
【0026】このように、NTSC方式の映像信号とと
もにビデオIDの特定の2ビットとして著作権情報と世
代情報を毎フィールド伝送することにより、受信側で
は、受信したNTSC方式の映像信号について、各フィ
ールドの第20ラインのビデオIDの特定の2ビットと
して世代情報を毎フィールド検出して、上記著作権情報
と世代情報を用いてコピーの世代制限を行うことができ
る。
【0027】また、発明に係る映像信号伝送方法では、
図13に示す第5の実施例のように、NTSC方式の映
像信号の2ライン分のデータとして著作権情報S1 と世
代情報S2 を毎フィールド伝送するようにしても良い。
【0028】この第5の実施例では、NTSC方式の映
像信号に対して、図14のように著作権の有無を「1/
0」で示す1ビットの著作権情報S1 を1ライン分のデ
ータとし、第19ライン(奇数フィールドの第19ライ
ン)と第282ライン(偶数フィールドの第19ライ
ン)にそれぞれ重畳するとともに、コピー可能な世代数
「0/1」を示す1ビットの世代情報S2 を次の1ライ
ン分のデータとして、第20ライン(奇数フィールドの
第20ライン)と第283ライン(偶数フィールドの第
20ライン)にそれぞれ重畳して、NTSC方式の映像
信号とともに著作権情報S1 と世代情報S2 を毎フィー
ルド伝送する。
【0029】このように、NTSC方式の映像信号とと
もに各フィールドの第19ライン及び第20ラインの2
ライン分のデータとして著作権情報S1 と世代情報S2
を毎フィールド伝送することにより、受信側では、受信
したNTSC方式の映像信号について、上記著作権情報
と世代情報を毎フィールド検出してコピーの世代制限を
行うことができる。
【0030】さらに、発明に係る映像信号伝送方法で
は、図15に示す第6の実施例のように、NTSC方式
の映像信号とともに2ライン分のビデオIDの各特定の
1ビットとして著作権情報と世代情報を毎フィールド伝
送するようにしても良い。
【0031】この第6の実施例では、NTSC方式の映
像信号に対して、例えば図16に示すように、著作権の
有無を「1/0」で示す1ビットの著作権情報S1 を特
定の1ビットに割り当てたビデオIDを1ライン分のデ
ータとして、第19ライン(奇数フィールドの第19ラ
イン)と第283ライン(偶数フィールドの第19ライ
ン)にそれぞれ重畳するとともに、コピー可能な世代数
「0/1」を示す1ビットの世代情報S2 を特定の1ビ
ットに割り当てたビデオIDを1ライン分のデータとし
て、第20ライン(奇数フィールドの第20ライン)と
第283ライン(偶数フィールドの第20ライン)にそ
れぞれ重畳して、NTSC方式の映像信号とともに著作
権情報S1 と世代情報S2 を毎フィールド伝送する。
【0032】このように、NTSC方式の映像信号とと
もに各フィールドの第19ライン及び第20ラインの各
ビデオIDの特定の1ビットとして著作権情報と世代情
報を毎フィールド伝送することにより、受信側では、受
信したNTSC方式の映像信号について、各フィールド
の第19ライン及び第20ラインの各ビデオIDの特定
の1ビットとして著作権情報と世代情報を毎フィールド
検出して、上記著作権情報と世代情報を用いてコピーの
世代制限を行うことができる。
【0033】ここで、上述の第1ないし第6の実施例で
は、NTSC方式の映像信号に対して、各フィールドの
第19ラインや第20ラインに著作権情報と世代情報を
重畳して、NTSC方式の映像信号とともに著作権情報
1 と世代情報S2 を伝送するようにしたが、本発明に
係る映像信号伝送方法において、上記著作権情報と世代
情報を重畳するラインは、上記各フィールドの第19ラ
インや第20ラインに限定されるものでなく、実質的に
映像信号の画面に表示される有効映像区間以外の区間の
ラインであれば良い。また、本発明に係る映像信号伝送
方法はNTSC方式の映像信号に対してのみ有効なもの
でなく、PAL方式やHD方式の映像信号に対しても適
用することができる。
【0034】例えば、HD方式の映像信号に対して、例
えば図17に示すように、著作権の有無を「1/0」で
示す1ビットの著作権情報S1 とコピー可能な世代数
「0/1」を示す1ビットの世代情報S2 を特定の2ビ
ットに割り当てたビデオIDを1ライン分のデータとし
て、第32ライン(奇数フィールドの第32ライン)と
第595ライン(偶数フィールドの第32ライン)にそ
れぞれ重畳して、HDの映像信号とともに著作権情報S
1 と世代情報S2 を毎フィールド伝送することにより、
受信側では、受信したHD方式の映像信号について、各
フィールドの第32ラインのビデオIDの特定の2ビッ
トとして世代情報を毎フィールド検出して、上記著作権
情報と世代情報を用いてコピーの世代制限を行うことが
できる。
【0035】上述の如き本発明に係る映像信号伝送方法
の各実施例では、上記著作権情報と世代情報を用いて例
えば表1に示すようなコピーの世代制限を行うことがで
きる。
【0036】
【表1】
【0037】ここで、上記表1において、著作権情報S
1 は著作権の有無を示すもので、S 1 =0にて著作権無
しを示し、S1 =1にて著作権有りを示す。また、世代
情報S2 はコピー可能世代数を示すもので、S2 =0に
てコピー可能世代数が〔1〕であることを示し、S2
1にてコピー可能世代数が
〔0〕であることを示す。
【0038】そして、上記著作権情報S1 が「0」であ
る場合には、例えば図18に示すように、テレビジョン
チューナ1で受信したアナログ映像信号に重畳されてい
た著作権情報S1 が「0」である場合に、世代情報S2
が「0」,「1」のどちらであっても、第1のビデオテ
ープレコーダ2による上記アナログ映像信号の記録を許
可し、さらに、上記アナログ映像信号を記録した記録済
ビデオテープから他のビデテープへの上記アナログ映像
信号のダビングすなわち上記第1のビデオテープレコー
ダ2から上記第2のビデオテープレコーダ3への上記映
像信号のコピーも許可することがでる。
【0039】また、例えば図19に示すように、テレビ
ジョンチューナ(又はビデオテープレコーダ)4から出
力されるアナログ映像信号に重畳されていた著作権情報
1が「1」であり世代情報S2 が「0」である場合に
は、第1のビデオテープレコーダ5による上記アナログ
映像信号の記録を許可する。そして、この第1のビデオ
テープレコーダ5では、著作権有りを示す著作権情報S
1 =1とコピー可能世代数が
〔0〕であることを示す世
代情報S2 =1を上記アナログ映像信号に重畳して、上
記著作権情報S1 及び世代情報S2 をアナログ映像信号
とともにビデオテープに記録する。そして、上記第1の
ビデオテープレコーダ5により記録された上記アナログ
映像信号を再生した場合に、その再生映像信号には、著
作権有りを示す著作権情報S1 =1とコピー可能世代数
〔0〕であることを示す世代情報S2 =1が重畳され
ているので、上記アナログ映像信号を記録した記録済ビ
デオテープから他のビデテープへの上記アナログ映像信
号のダビングすなわち上記第1のビデオテープレコーダ
5から上記第2のビデオテープレコーダ6への上記映像
信号のコピーを禁止することができる。
【0040】さらに、著作権有りを示す著作権情報S1
=1とコピー可能世代数が
〔0〕であることを示す世代
情報S2 =1を重畳した映像信号を記録媒体に記録して
おくことにより、例えば図20に示すように、ビデオデ
ィスクプレーヤ7によりビデオディスクから再生される
映像信号をビデオテープレコーダ8によりビデオテープ
に記録することを禁止することができる。
【0041】上述の如き著作権情報S1 と世代情報S2
を映像信号とともにビデオテープに記録するビデオテー
プレコーダの記録系は、例えば図21に示すように構成
される。
【0042】この図21に示すビデオテープレコーダの
記録系は、入力映像信号に著作権情報S1 と世代情報S
2 を重畳する重畳処理部10を備え、この重畳処理部1
0を介して上記入力映像信号が供給される記録信号処理
回路11により記録信号を生成し、この記録信号を記録
ヘッド12を介してビデオテープ13に記録するように
なっている。
【0043】上記重畳処理部10は、入力映像信号にコ
ピープロテクト情報として重畳されている著作権情報S
1 と世代情報S2 を検出するコピープロテクト情報検出
部14を備え、このコピープロテクト情報検出部14に
より検出された著作権情報S 1 と世代情報S2 に基づい
て、制御部15により新たなコピープロテクト情報と記
録制御信号を生成し、上記新たなコピープロテクト情報
をエンコーダ16により著作権情報S1 と世代情報S2
に変換し、この著作権情報S1 と世代情報S2をコピー
プロテクト情報として重畳回路17により上記入力映像
信号に重畳するようになっている。
【0044】また、上記コピープロテクト情報検出部1
4は、入力映像信号から垂直同期信号及び水平同期信号
を分離する同期分離回路18を備え、この同期分離回路
18により得られた垂直同期信号及び水平同期信号に基
づいて、タイミングジェネレータ19により上記入力映
像信号のコピープロテクト情報が存在する位置を示すタ
イミングパルスを生成し、このタイミングジェネレータ
19により生成されたタイミングパルスに基づいて、デ
コーダ20により上記入力映像信号から著作権情報S1
と世代情報S2 を検出するようになっている。
【0045】そして、上記制御部15では、上記コピー
プロテクト情報検出部14により検出された著作権情報
1 と世代情報S2 に基づいて、図22のフローチャー
トに示す手順に従ってコピープロテクト情報と記録制御
信号を生成することにより、コピーの世代制御を行うよ
うになっている。
【0046】すなわち、上記制御部15は、先ず、ステ
ップ1において、著作権情報S1 により著作権の有無を
判定する。そして、上記ステップ1における判定結果が
1=0すなわち著作権無しの場合には、ステップ2に
移り、S1 =0の著作権情報S1 とS2 =0又はS2
1の世代情報S2 を上記エンコーダ16から出力させる
コピープロテクト情報を生成し、さらに、ステップ3で
コピー許可を示す記録制御信号を生成する。
【0047】また、上記ステップ1における判定結果が
1 =1すなわち著作権有りの場合には、ステップ4に
移り、世代情報S2 によりコピー世代を判定する。そし
て、このステップ4における判定結果がS2 =1すなわ
ちコピー可能世代数が
〔0〕である場合には、ステップ
5に移ってコピー禁止を示す記録制御信号を生成する。
【0048】さらに、上記ステップ4における判定結果
がS2 =0すなわちコピー可能世代数が1である場合に
は、ステップ6に移り、S1 =1の著作権情報S1 とS
2 =1の世代情報S2 を上記エンコーダ16から出力さ
せるコピープロテクト情報を生成し、さらに、ステップ
7でコピー許可を示す記録制御信号を生成する。
【0049】そして、このビデオテープレコーダの記録
系において、上記記録信号処理回路11は、上記制御部
15により生成された記録制御信号に応じて記録信号の
生成処理を行うもので、コピー許可を示す記録制御信号
が上記制御部15から供給された場合に、上記重畳処理
部10により著作権情報S1 と世代情報S2 が重畳され
た入力映像信号についての記録信号を生成する。また、
上記記録信号処理回路11は、コピー禁止を示す記録制
御信号が上記制御部15から供給された場合には、記録
信号の生成処理を停止する。
【0050】このような構成の記録系を有するビデオテ
ープレコーダでは、入力映像信号に対して、画面に表示
される有効映像区間以外の区間に著作権情報S1 と世代
情報S2 を重畳処理部10により重畳して、上記著作権
情報S1 と世代情報S2 を上記映像信号とともにビデオ
テープ13に記録することができる。また、上記コピー
プロテクト情報検出部14で入力映像信号から検出され
る著作権情報S1 と世代情報S2 に基づいて上記制御部
15により記録制御信号を生成し、この記録制御信号に
応じて上記記録信号処理回路11で記録信号の生成処理
を行うようにしたことにより、上記制御部15によりコ
ピーが許可された映像信号だけをビデオテープ13に記
録することができる。
【0051】また、著作権情報S1 と世代情報S2 を映
像信号に重畳する処理は、例えば図23に示すように、
ビデオテープレコーダの再生系において行うようしても
良い。
【0052】この図23に示すビデオテープレコーダの
再生系は、ビデオテープ21の記録トラックを走査する
再生ヘッド22が接続された再生信号処理回路23によ
り得られる再生映像信号が供給される重畳処理部24を
備え、この重畳処理部24により著作権情報S1 と世代
情報S2 をコピープロテクト情報として重畳した再生映
像信号を出力するようになっている。
【0053】上記重畳処理部24は、上記再生信号処理
回路23により得られる再生映像信号に重畳されている
コピープロテクト情報を検出するコピープロテクト情報
検出部25を備え、このコピープロテクト情報検出部2
5により検出されたコピープロテクト情報に基づいて、
制御部26により新たなコピープロテクト情報を生成
し、上記新たなコピープロテクト情報をエンコーダ27
により著作権情報S1 と世代情報S2 に変換し、この著
作権情報S1 と世代情報S2 をコピープロテクト情報と
して重畳回路28により上記再生映像信号に重畳するよ
うになっている。
【0054】また、上記制御部26では、上記コピープ
ロテクト情報検出部25により検出されたコピープロテ
クト情報に基づいて、図24のフローチャートに示す手
順に従ってコピープロテクト情報を生成することによ
り、コピーの世代制御を行うようになっている。
【0055】すなわち、上記制御部26は、先ず、ステ
ップ1において、コピープロテクト情報により著作権の
有無及びコピー世代を判定する。そして、上記ステップ
1における判定結果が著作権無しの場合には、ステップ
2に移り、S1 =0の著作権情報S1 とS2 =0又はS
2 =1の世代情報S2 を上記エンコーダ27から出力さ
せるコピープロテクト情報を生成する。
【0056】また、上記ステップ1における判定結果が
著作権有りでコピー可能世代数が1である場合には、ス
テップ3に移り、S1 =1の著作権情報S1 とS2 =0
の世代情報S2 を上記エンコーダ27から出力させるコ
ピープロテクト情報を生成する。
【0057】さらに、上記ステップ1における判定結果
が著作権有りでコピー可能世代数が0である場合には、
ステップ4に移り、S1 =1の著作権情報S1 とS2
1の世代情報S2 を上記エンコーダ27から出力させる
コピープロテクト情報を生成する。
【0058】このような再生系を備えるビデオテープレ
コーダでは、上記ビデオテープ21から再生される再生
映像信号に対し、上記重畳処理部24により画面に表示
される有効映像区間以外の区間に著作権情報S1 と世代
情報S2 を重畳した再生画像信号を出力することがで
き、この再生映像信号を上述の如き記録系を有するビデ
オテープレコーダで記録する場合の世代制限を行うこと
ができる。
【0059】また、上述の各実施例では、1世代のみの
コピー制限を行うSCMSを仮定して世代情報S2 を1
ビットとしたが、上記世代情報S2 を多ビットとして複
数世代に亘るコピーを可能にするような世代制限を行う
ようにすることもできる。
【0060】例えば、図25に示す第8の実施例のよう
に、NTSC方式の映像信号の第20ライン(奇数フィ
ールドの第20ライン)と第283ライン(偶数フィー
ルドの第20ライン)にそれぞれ重畳されるビデオID
の特定の3ビットを用いて、1ビットの著作権情報S1
と2ビットの世代情報S2 を伝送するようにしても良
い。
【0061】上記ビデオIDは、図26に示すように、
ワイドID(2ビットデータA)とモード番号(4ビッ
トデータB)とデータ又はフラグ(8ビットデータC)
とエラーチェックコード(6ビットデータD)からなる
20ビットで構成されている。
【0062】そして、上記ワイドID(2ビットデータ
A)は、映像信号の伝送形式に関する識別情報であっ
て、次の表2に示すように、伝送アスペクト比が16:
9であるか4:3であるかを第1ビットで示し、画像表
示形式がレターボックス形式であるか標準形式であるか
を第2ビットで示す。
【0063】
【表2】
【0064】また、上記モード番号(4ビットデータ
B)は、上記データ又はフラグ(8ビットデータC)を
16種類のデータに仕分けする識別情報であって、次の
表3に示すように、システムフラグや日時データなどと
して定義する。
【0065】
【表3】
【0066】すなわち、上記モード番号は、〔000
0〕であるときに上記8ビットデータCがシステムフラ
グであることを示し、また、〔0001〕であるときに
上記8ビットデータCが撮影時の日付けのうちの年の値
であることを示す。同様に、〔1100〕は文字列のス
タートを示し、〔1101〕は上記8ビットデータCが
文字データであることを示し、〔1110〕は文字列の
終了を示す。これにより、番組タイトルなどの文字情報
を記録伝送することができる。
【0067】また、上記モード番号
〔0000〕で定義
される上記8ビットデータCすなわちシステムフラグ
は、画像のステータスを表すもので、次の表4に示すよ
うに、ビット0が著作権情報S1 に割り当てられ、ビッ
ト1及びビット2が世代情報S 2 に割り当てられ、ビッ
ト3が立体(3D)映像か否かを示す情報に割り当てら
れ、さらに、ビット7がレターボックスの黒領域に字幕
があるか否かを示す情報に割り当てられている。
【0068】
【表4】
【0069】ここで、上記ビット3に割り当てられた情
報は、奇数フィールドと偶数フィールドとで左右の視差
のある画像を記録し、再生時に液晶シャッタなどで奇数
フィールドと偶数フィールドをスイッチングすることに
より立体視させる3Dモードの制御を行うのに使用され
る。また、ビット7に割り当てられた情報は、字幕がレ
ターボックスの黒領域にある場合、ワイドアペクト比の
画面でズームすると字幕が消えてしまうので、ズームし
ないようにしたり、黒領域の字幕をスライスして、他の
領域に表示するなどの制御を行うのに使用される。
【0070】そして、上記ビット0に割り当てられた著
作権情報S1 は、著作権の有無を「1/0」で示す。ま
た、上記ビット1及びビット2に割り当てられられた世
代情報S2 は、表5に示すように、S2 =11にてコピ
ー可能な世代数〔3〕を示し、また、S2 =10にてコ
ピー可能な世代数〔2〕を示し、また、S2 =01にて
コピー可能な世代数〔1〕を示し、さらに、S2 =00
にてコピー可能な世代数「0」を示す。
【0071】
【表5】
【0072】この第8の実施例では、上記1ビットの著
作権情報S1 と2ビットの世代情報S2 を用いて表6に
示すようなコピーの世代制限を行うことができる。
【0073】
【表6】
【0074】すなわち、例えば図27に示すように、ビ
デオソース30から供給された映像信号に著作権無しを
示す著作権情報S1 =0が重畳されていた場合には、世
代情報S2 が00,01,10,11のいずれであって
も、第1のビデオテープレコーダ31による上記映像信
号の記録を許可し、さらに、上記映像信号を記録した記
録済ビデオテープから他のビデテープへの上記映像信号
のダビング、すなわち、上記第1のビデオテープレコー
ダ31から第2のビデオテープレコーダ32への上記映
像信号のコピーや上記第2のビデオテープレコーダ32
から第3のビデオテープレコーダ33への上記映像信号
のコピーも許可することができる。
【0075】また、例えば図28に示すように、ビデオ
ソース30から供給された映像信号に著作権有りを示す
著作権情報S1 =1とコピー可能世代数が
〔0〕である
ことを示す世代情報S2 =00が重畳されていた場合に
は、上記映像信号を第1のビデオテープレコーダ31に
よりビデオテープに記録することが禁止される。
【0076】また、例えば図29に示すように、ビデオ
ソース30から供給された映像信号に著作権有りを示す
著作権情報S1 =1とコピー可能世代数が〔1〕である
ことを示す世代情報S2 =01が重畳されていた場合に
は、上記映像信号を第1のビデオテープレコーダ31に
よりビデオテープに記録することが許可される。
【0077】この第1のビデオテープレコーダ31で
は、著作権有りを示す著作権情報S1=1とコピー可能
世代数をデクリメントしてコピー可能世代数が
〔0〕で
あることを示す世代情報S2 =00を上記映像信号に重
畳して、上記著作権情報S1 及び世代情報S2 を映像信
号とともにビデオテープに記録する。上記第1のビデオ
テープレコーダ31により記録された上記映像信号を再
生した場合に、その再生映像信号には、著作権有りを示
す著作権情報S1 =1とコピー可能世代数が
〔0〕であ
ることを示す世代情報S2 =00が重畳されているの
で、上記映像信号を記録した記録済ビデオテープから他
のビデテープへの上記映像信号のダビングすなわち上記
第1のビデオテープレコーダ31から第2のビデオテー
プレコーダ32への上記映像信号のコピーが禁止され
る。
【0078】すなわち、著作権があることを示す著作権
情報S1 =1とコピー可能世代数が〔1〕であることを
示す世代情報S2 =01を映像信号に重畳しておくこと
により、1世代のみのコピーを許可し、2世代以上のコ
ピーを禁止する世代制限を行うことができる。
【0079】また、例えば図30に示すように、ビデオ
ソース30から供給された映像信号に著作権有りを示す
著作権情報S1 =1とコピー可能世代数が〔2〕である
ことを示す世代情報S2 =10が重畳されていた場合に
は、上記映像信号を第1のビデオテープレコーダ31に
よりビデオテープに記録することが許可される。
【0080】この第1のビデオテープレコーダ31で
は、著作権有りを示す著作権情報S1=1とコピー可能
世代数をデクリメントしてコピー可能世代数が〔1〕で
あることを示す世代情報S2 〔01〕を上記映像信号に
重畳して、上記著作権情報S1及び世代情報S2 を映像
信号とともにビデオテープに記録する。上記第1のビデ
オテープレコーダ31により記録された上記映像信号を
再生した場合に、その再生映像信号には、著作権有りを
示す著作権情報S1 =1とコピー可能世代数が〔1〕で
あることを示す世代情報S2 =01が重畳されているの
で、上記映像信号を記録した記録済ビデオテープから他
のビデテープへの上記映像信号のダビングすなわち上記
第1のビデオテープレコーダ31から第2のビデオテー
プレコーダ32への上記映像信号のコピーが許可され
る。
【0081】この第2のビデオテープレコーダ32で
は、著作権有りを示す著作権情報S1=1とコピー可能
世代数をデクリメントしてコピー可能世代数が
〔0〕で
あることを示す世代情報S2
〔00〕を上記映像信号に
重畳して、上記著作権情報S1及び世代情報S2 を映像
信号とともにビデオテープに記録する。そして、上記第
2のビデオテープレコーダ32により記録された上記映
像信号を再生した場合に、その再生映像信号には、著作
権有りを示す著作権情報S1 =1とコピー可能世代数が
〔0〕であることを示す世代情報S2 =00が重畳され
ているので、上記映像信号を記録した記録済ビデオテー
プから他のビデテープへの上記映像信号のダビングすな
わち上記第2のビデオテープレコーダ32から第3のビ
デオテープレコーダ33への上記映像信号のコピーが禁
止される。
【0082】すなわち、著作権があることを示す著作権
情報S1 =1とコピー可能世代数が〔2〕であることを
示す世代情報S2 =10を映像信号に重畳しておくこと
により、2世代までのコピーを許可し、3世代以上のコ
ピーを禁止する世代制限を行うことができる。
【0083】さらに、例えば図31に示すように、ビデ
オソース30から供給された映像信号に著作権有りを示
す著作権情報S1 =1とコピー可能世代数が〔3〕であ
ることを示す世代情報S2 =11が重畳されていた場合
には、上記映像信号を第1のビデオテープレコーダ31
によりビデオテープに記録することが許可される。
【0084】この第1のビデオテープレコーダ31で
は、著作権有りを示す著作権情報S1=1とコピー可能
世代数をデクリメントしてコピー可能世代数が〔2〕で
あることを示す世代情報S2 〔10〕を上記映像信号に
重畳して、上記著作権情報S1及び世代情報S2 を映像
信号とともにビデオテープに記録する。上記第1のビデ
オテープレコーダ31により記録された上記映像信号を
再生した場合に、その再生映像信号には、著作権有りを
示す著作権情報S1 =1とコピー可能世代数が〔2〕で
あることを示す世代情報S2 =10が重畳されているの
で、上記映像信号を記録した記録済ビデオテープから他
のビデテープへの上記映像信号のダビングすなわち上記
第1のビデオテープレコーダ31から第2のビデオテー
プレコーダ32への上記映像信号のコピーが許可され
る。
【0085】この第2のビデオテープレコーダ32で
は、著作権有りを示す著作権情報S1=1とコピー可能
世代数をデクリメントしてコピー可能世代数が〔1〕で
あることを示す世代情報S2 〔01〕を上記映像信号に
重畳して、上記著作権情報S1及び世代情報S2 を映像
信号とともにビデオテープに記録する。上記第2のビデ
オテープレコーダ32により記録された上記映像信号を
再生した場合に、その再生映像信号には、著作権有りを
示す著作権情報S1 =1とコピー可能世代数が〔1〕で
あることを示す世代情報S2 =01が重畳されているの
で、上記映像信号を記録した記録済ビデオテープから他
のビデテープへの上記映像信号のダビングすなわち上記
第2のビデオテープレコーダ32から第3のビデオテー
プレコーダ33への上記映像信号のコピーが許可され
る。
【0086】この第3のビデオテープレコーダ33で
は、著作権有りを示す著作権情報S1=1とコピー可能
世代数をデクリメントしてコピー可能世代数が
〔0〕で
あることを示す世代情報S2 =00を上記映像信号に重
畳して、上記著作権情報S1 及び世代情報S2 を映像信
号とともにビデオテープに記録する。そして、上記第3
のビデオテープレコーダ33により記録された上記映像
信号を再生した場合に、その再生映像信号には、著作権
有りを示す著作権情報S1 =1とコピー可能世代数が
〔0〕であることを示す世代情報S2 =00が重畳され
ているので、上記映像信号を記録した記録済ビデオテー
プから他のビデテープへの上記映像信号のダビングすな
わち上記第3のビデオテープレコーダ33から第4のビ
デオテープレコーダ34への上記映像信号のコピーが禁
止される。
【0087】すなわち、著作権があることを示す著作権
情報S1 =1とコピー可能世代数が〔3〕であることを
示す世代情報S2 =11を映像信号に重畳しておくこと
により、3世代までのコピーを許可し、4世代以上のコ
ピーを禁止する世代制限を行うことができる。
【0088】このように、世代情報S2 を多ビットとす
ることにより複数世代に亘るコピーを許可する世代制限
を行うことができる。
【0089】
【発明の効果】本発明に係る映像信号伝送方法では、映
像信号で、画面に表示する有効映像区間以外の映像区間
に配された20ビットのデータ中に、著作権あり又は著
作権なしを示す第1ビットと、この第1のビットに連接
し、コピー可能世代が1又は0でることを示す第2のビ
ットとを有し、特に、上記第1のビットが著作権ありを
示す場合に、上記第2のビットがコピー可能世代が0に
応じて、コピーを禁止する映像信号を伝送するので、単
に著作権の有無によりコピーの許可/禁止だけでなく、
コピーの世代制限を行うことができる。
【0090】また、本発明に係る映像信号記録媒体で
は、映像信号で、画面に表示する有効映像区間以外の映
像区間に配された20ビットのデータ中に、著作権あり
又は著作権なしを示す第1ビットと、この第1のビット
に連接し、コピー可能世代が1又は0でることを示す第
2のビットとを有し、特に、上記第1のビットが著作権
ありを示す場合に、上記第2のビットがコピー可能世代
が0に応じて、コピーを禁止する映像信号を記録してな
るので、単に著作権の有無によりコピーの許可/禁止だ
けでなく、コピーの世代制限を行うことができる。
【0091】また、本発明に係る映像信号記録装置で
は、映像信号で、画面に表示する有効映像区間以外の映
像区間に配された20ビットのデータ中に、著作権あり
又は著作権なしを示す第1ビットと、この第1のビット
に連接し、コピー可能世代が1又は0でることを示す第
2のビットとを有し、特に、上記第1のビットが著作権
ありを示す場合に、上記第2のビットがコピー可能世代
が0に応じて、コピーを禁止する映像信号を記録するの
で、単に著作権の有無によりコピーの許可/禁止だけで
なく、コピーの世代制限を行うことができる。
【0092】さらに、本発明に係る映像信号再生装置
は、映像信号で、画面に表示する有効映像区間以外の映
像区間に配された20ビットのデータ中に、著作権あり
又は著作権なしを示す第1ビットと、この第1のビット
に連接し、コピー可能世代が1又は0でることを示す第
2のビットとを有し、特に、上記第1のビットが著作権
ありを示す場合に、上記第2のビットがコピー可能世代
が0に応じて、コピーを禁止する映像信号を再生するの
で、単に著作権の有無によりコピーの許可/禁止だけで
なく、コピーの世代制限を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る映像信号伝送方法の第1の実施例
を説明するための映像信号の波形図である。
【図2】上記第1の実施例における著作権情報の重畳状
態を示す波形図である。
【図3】上記第1の実施例における世代情報の重畳状態
を示す波形図である。
【図4】本発明に係る映像信号伝送方法の第2の実施例
を説明するための映像信号の波形図である。
【図5】上記第2の実施例における著作権情報の重畳状
態を示す波形図である。
【図6】上記第2の実施例における世代情報の重畳状態
を示す波形図である。
【図7】本発明に係る映像信号伝送方法の第3の実施例
を説明するための映像信号の波形図である。
【図8】上記第3の実施例における著作権情報及び世代
情報の重畳状態を示す波形図である。
【図9】本発明に係る映像信号伝送方法の第4の実施例
を説明するための映像信号の波形図である。
【図10】上記第4の実施例における著作権情報及び世
代情報の重畳状態を示す波形図である。
【図11】上記第4の実施例における著作権情報及び世
代情報の他の重畳状態を示す波形図である。
【図12】上記第4の実施例における著作権情報及び世
代情報の他の重畳状態を示す波形図である。
【図13】本発明に係る映像信号伝送方法の第5の実施
例を説明するための映像信号の波形図である。
【図14】上記第5の実施例における著作権情報及び世
代情報の重畳状態を示す波形図である。
【図15】本発明に係る映像信号伝送方法の第6の実施
例を説明するための映像信号の波形図である。
【図16】上記第6の実施例における著作権情報及び世
代情報の重畳状態を示す波形図である。
【図17】本発明に係る映像信号伝送方法の第7の実施
例におけるHD方式の映像信号に対する著作権情報及び
世代情報の重畳状態の一例を示す波形図である。
【図18】本発明に係る映像信号伝送方法における著作
権情報及び世代情報の使用態様を説明するためのブロッ
ク図である。
【図19】本発明に係る映像信号伝送方法における著作
権情報及び世代情報の他の使用態様を説明するためのブ
ロック図である。
【図20】本発明に係る映像信号伝送方法における著作
権情報及び世代情報の他の使用態様を説明するためのブ
ロック図である。
【図21】本発明に係る映像信号記録装置の構成例を示
すブロック図である。
【図22】上記映像信号記録装置における制御部の動作
を示すフローチャートである。
【図23】本発明に係る映像信号再生装置の実施例を示
すブロック図である。
【図24】上記映像信号記録装置における制御部の動作
を示すフローチャートである。
【図25】本発明に係る映像信号伝送方法の第8の実施
例を説明するための映像信号の波形図である。
【図26】上記第8の実施例における著作権情報及び世
代情報の重畳状態を示す波形図である。
【図27】上記第8の実施例における著作権情報及び世
代情報の使用態様を説明するためのブロック図である。
【図28】上記第8の実施例における著作権情報及び世
代情報の他の使用態様を説明するためのブロック図であ
る。
【図29】上記第8の実施例における著作権情報及び世
代情報の使用態様を説明するためのブロック図である。
【図30】上記第8の実施例における著作権情報及び世
代情報の他の使用態様を説明するためのブロック図であ
る。
【図31】上記第8の実施例における著作権情報及び世
代情報の他の使用態様を説明するためのブロック図であ
る。
【符号の説明】
1,4 テレビジョンチューナ、2,3,5,6,8
ビデオテープレコーダ、7 ビデオディスクプレーヤ、
10,24 重畳処理部、11 記録信号処理回路、1
2 記録ヘッド、13,21 ビデオテープ、14,2
5 コピープロテクト情報検出部、15,26 制御
部、16,27 エンコーダ、17,28重畳回路、1
8 同期分離回路、19 タイミングジェネレータ、2
0 デコーダ、22 再生ヘッド、23 再生信号処理
回路、30 ビデオソース、31,32,33 ビデオ
テープレコーダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 郡 照彦 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 土屋 聡 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像信号で、画面に表示する有効映像区
    間以外の映像区間に配された20ビットのデータ中に、
    著作権あり又は著作権なしを示す第1ビットと、この第
    1のビットに連接し、コピー可能世代が1又は0でるこ
    とを示す第2のビットとを有し、特に、上記第1のビッ
    トが著作権ありを示す場合に、上記第2のビットがコピ
    ー可能世代が0に応じて、コピーを禁止する映像信号を
    伝送する映像信号伝送方法。
  2. 【請求項2】 上記映像信号がNTSC方式の映像信号
    であり、第1のビットが1であり、第2のビットが1で
    ある場合にコピー可能世代が0であることを示すことを
    特徴とする特徴とする請求項1記載の映像信号伝送方
    法。
  3. 【請求項3】 映像信号で、画面に表示する有効映像区
    間以外の映像区間に配された20ビットのデータ中に、
    著作権あり又は著作権なしを示す第1ビットと、この第
    1のビットに連接し、コピー可能世代が1又は0でるこ
    とを示す第2のビットとを有し、特に、上記第1のビッ
    トが著作権ありを示す場合に、上記第2のビットがコピ
    ー可能世代が0に応じて、コピーを禁止する映像信号を
    記録した映像信号記録媒体。
  4. 【請求項4】 上記映像信号がNTSC方式の映像信号
    であり、第1のビットが0であり、第2のビットが1で
    ある場合に上記映像信号のコピー可能世代が1であるこ
    とを特徴とする請求項3記載の映像信号記録媒体。
  5. 【請求項5】 映像信号で、画面に表示する有効映像区
    間以外の映像区間に配された20ビットのデータ中に、
    著作権あり又は著作権なしを示す第1ビットと、この第
    1のビットに連接し、コピー可能世代が1又は0でるこ
    とを示す第2のビットとを有し、特に、上記第1のビッ
    トが著作権ありを示す場合に、上記第2のビットがコピ
    ー可能世代が0に応じて、コピーを禁止する映像信号記
    録する映像信号記録装置。
  6. 【請求項6】 上記映像信号がNTSC方式の映像信号
    であり、第1のビットが0であり、第2のビットが1で
    ある場合にコピー可能世代が1である映像信号を記録す
    ることを特徴とする請求項5記載の映像信号記録装置。
  7. 【請求項7】 映像信号で、画面に表示する有効映像区
    間以外の映像区間に配された20ビットのデータ中に、
    著作権あり又は著作権なしを示す第1ビットと、この第
    1のビットに連接し、コピー可能世代が1又は0でるこ
    とを示す第2のビットとを有し、特に、上記第1のビッ
    トが著作権ありを示す場合に、上記第2のビットがコピ
    ー可能世代が0に応じて、コピーを禁止する映像信号を
    再生する映像信号再生装置。
  8. 【請求項8】 上記記録媒体より再生される映像信号が
    NTSC方式の映像信号であり、第1のビットが0であ
    り、第2のビットが1である場合にコピー可能世代が1
    である映像信号を再生することを特徴とする請求項7記
    載の映像信号再生装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2013073455A1 (ja) * 2011-11-18 2013-05-23 ソニー株式会社 画像データ送信装置、画像データ送信方法、画像データ受信装置および画像データ受信方法

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