JP3443572B2 - 映像信号再生装置及び映像信号記録装置及び映像信号伝送装置 - Google Patents

映像信号再生装置及び映像信号記録装置及び映像信号伝送装置

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JP3443572B2
JP3443572B2 JP2001180585A JP2001180585A JP3443572B2 JP 3443572 B2 JP3443572 B2 JP 3443572B2 JP 2001180585 A JP2001180585 A JP 2001180585A JP 2001180585 A JP2001180585 A JP 2001180585A JP 3443572 B2 JP3443572 B2 JP 3443572B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映像信号再生装置
及び映像信号記録装置及び映像信号伝送装置に係り、特
に、ソフト(録画済記録媒体の内容)のコピーの制限を
行なう場合に好適な装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、映像信号記録再生装置においてソ
フトのコピーを制限する方法としては、特開昭61−2
88582号公報に記載のような、擬似同期パルスを挿
入して正常に記録できないようにする手法が主として用
いられていた。これは、VTRの記録時に擬似同期パル
スの存在によってビデオ信号レベルを誤って検知させ
て、これによって利得制御回路を誤動作させ、満足でき
ない記録結果となるようにするものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術による手
法は、記録装置の利得制御回路を誤動作させて満足でき
ない記録結果となるようにするものであって、そもそも
完全に記録動作を禁止させるものではないので、コピー
禁止されたソフトのコピー結果は、ある程度記録装置の
性能に左右される。また、擬似同期パルスの存在の有無
による単純なコピー制限はできるが、1回だけはコピー
を許可し2回目以降はコピー禁止することを意図された
ソフトには(すなわち、コピー回数を制限するような場
合には)対処できないという問題があった。
【0004】本発明は上記の点に鑑みなされたもので、
その目的とするところは、コピー回数の制限等にも対応
でき、信頼性の高いコピー制御を行うことのできる映像
信号再生装置及び映像信号記録装置及び映像信号伝送装
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記した目的は、映像信
号の帰線消去期間に擬似同期パルスとコピー制御情報と
を含む情報を、必要に応じ書替えして挿入可能とし、記
録時には帰線消去期間に付加された情報に応じて記録ま
たは記録禁止するようにされる 生時には、記録媒体
からの再生映像信号に予め付加されたコピー情報の内容
に対応して、再生映像信号出力にコピー情報を付加す
る。記録時には、入力された映像信号中のコピー情報を
検出して、これに基づき入力映像信号のコピー(記録)
の許可/禁止を制御する。また、入力映像信号のコピー
(記録)を行う場合には、入力映像信号に予め付加され
たコピー情報の有無や内容に対応して、記録する映像信
号に適宜生成したコピー情報を付加する。斯様にするこ
とにより、コピー回数の制限等にも対応でき、かつ、信
頼性の高いコピー制御を行うことができる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示した実施例に
よって説明する。図1は本発明の1実施例に係るディジ
タル映像記録再生装置(ディジタルVTR)の要部構成
を示すブロック図であり、同図において、1は磁気テー
プ14上に映像信号を記録再生する回転ヘッド、2は記
録時の記録信号の生成及び再生時のデータの検出を行う
記録再生回路、3は映像信号の圧縮伸張等の処理を行う
画像処理回路、4は記録再生動作を制御する記録再生制
御回路、5はディジタル映像信号の入出力を行うディジ
タルインターフェース回路(以下インターフェース回路
と称す)、6はアナログ映像信号をディジタル信号に変
換するA/D変換回路、7はアナログ映像信号中の制御
信号(少なくともコピー情報を含む)を検出する制御信
号検出回路、8はディジタル映像信号をアナログ信号に
変換するD/A変換回路、9はアナログ映像信号に制御
信号(少なくともコピー情報を含む)を付加する制御信
号付加回路、10はディジタル映像信号の入力端子、1
1はディジタル映像信号の出力端子、12はアナログ映
像信号の入力端子、13はアナログ映像信号の出端子で
ある。
【0007】上記した構成において、アナログ映像信号
の記録時には、入力端子12より入力された映像信号を
A/D変換器6でディジタル信号に変換して画像処理回
路3に入力する。そして、圧縮等の処理を行い、記録再
生回路2で誤り訂正符号や制御情報等を付加し、回転ヘ
ッド1によって磁気テープ14に記録する。このとき、
制御信号検出回路7では、アナログ映像信号中のコピー
情報を検出し、記録再生制御回路4に出力する。記録再
生制御回路4では、このコピー情報の内容やあるいはコ
ピー情報の有無によって、コピーの許可/禁止の判断を
行うと共に、コピー可能と判断した場合には磁気テープ
14へ記録するコピー情報の生成を行う。そして、コピ
ー可能と判断した場合には、記録再生制御回路4は記録
再生回路2をして、映像信号と共に生成したコピー情報
を付加して磁気テープ14へ記録を行わせ、コピー禁止
と判断した場合には、記録再生制御回路4は記録再生回
路2による記録動作そのものを禁止させる。
【0008】また、ディジタル映像信号の記録時には、
入力端子10より入力されたディジタル信号をインター
フェース回路5に入力する。インターフェース回路5で
は、入力信号よりの映像信号の分離及び制御信号の検出
を行う。そして、映像信号は画像処理回路3に入力さ
れ、制御信号は記録再生制御回路4に入力される。この
場合もアナログ映像信号の記録時と同様に、記録再生制
御回路4で、コピー情報を含む制御信号の内容に応じて
コピーの許可/禁止の判断を行うと共に、コピー可能と
判断した場合には磁気テープ14へ記録するコピー情報
の生成を行う。そして、コピー可能と判断した場合に
は、記録再生制御回路4は記録再生回路2をして、映像
信号と共に生成したコピー情報を付加して磁気テープ1
4へ記録を行わせ、コピー禁止と判断した場合には、記
録再生制御回路4は記録動作そのものを禁止させる。
【0009】再生時には、回転ヘッド1によって磁気テ
ープ14より再生された信号が記録再生回路2に入力さ
れる。記録再生回路2では、誤り訂正、制御信号の検出
等を行う。そして、映像信号は画像処理回路3に入力さ
れ、伸張等の処理が行われた後にインターフェース回路
5及びD/A変換回路8に出力される。制御信号(少な
くともコピー情報を含むもの)は記録再生制御回路4に
入力され、記録再生制御回路4は、磁気テープ14から
再生されたコピー情報の内容を判別し、これに応じて映
像信号出力に付加するコピー情報(制御信号)を生成す
る。そして、インターフェース回路5では、画像処理回
路3より出力されたディジタル映像信号に、記録再生制
御回路4で生成されたコピー情報(コピー情報を含む制
御信号)を付加して出力端子11より出力する。一方、
制御信号付加回路9では、D/A変換回路8より出力さ
れたアナログ映像信号に、記録再生制御回路4で生成さ
れたコピー情報を付加して出力端子13より出力させ
る。
【0010】図2はディジタル入出力信号の1例を示し
ている。ディジタル入出力信号は同図に示すようにブロ
ック単位で構成されており、1ブロックは、同期信号1
5、制御信号16及び映像信号17よりなっている。そ
して、制御信号16は、コピー情報及びその他の映像信
号と共に記録されていた情報等によって構成されてい
る。また、映像信号17は、複数ワードのディジタル映
像信号により構成されている。なお、この映像信号とし
て伸張する前の圧縮された信号を用いれば、ディジタル
入出力信号の伝送レートを低くすることができる。この
場合、圧縮に関する情報も制御信号に含めておけばよ
い。さらにまた、図2の信号を変調して伝送してやれ
ば、同期クロックを伝送する必要がなくなる。
【0011】図3はアナログ入出力信号の垂直帰線消去
期間の1例を示している。同図において、18は水平同
期パルス、19は制御信号である。垂直帰線消去期間は
画面に表示されない部分であり、通常のアナログ映像信
号では無信号状態になっている。この部分にディジタル
入出力信号の場合と同様の制御信号を付加することによ
り、映像をアナログ信号で伝送する場合にもコピー情報
のような制御信号を伝送することができる。
【0012】図4は、アナログ入出力信号の制御情報と
してコピー情報を付加する際の1例を示している。同図
において、20,23は同期信号、21,22はコピー
情報である。ここでは、コピー情報は2ビットで構成さ
れているとしており、前後に同期信号を付加することに
より、検出能力を向上させている。さらに、これを数ラ
インに多重書きしておけば、検出能力をより向上させる
ことができる。
【0013】図5は、アナログ入出力信号の制御情報と
してコピー情報を付加する際の他の1例を示している。
図5では、コピー情報を前記した特開昭61−2885
82号公報に記載の擬似同期パルスと同様の信号で付加
している。すなわち、図5のコピー情報は、2ビットの
コピー情報21、22の機能と、通常のアナログビデオ
テープレコーダへのコピー制限を行うための、擬似同期
パルスの機能との、2つの機能を有しており、前記した
特開昭61−288582号公報のFig1に示される
ような、擬似同期パルスの機能に加えて、帰線消去基準
を下回る負パルスと対となった正パルスに相当するもの
を、例えば図5ではコピー情報22の“1”として機能
するようにさせたものである。このようにすれば、通常
のアナログビデオテープレコーダで記録する場合にもコ
ピーの制限をすることができる。さらに、後述するよう
に、2ビットのコピー情報21、22の機能によりコピ
ー回数の制御をすることもできる。また、前記制御信号
検出回路7で擬似同期パルスについても検出できるよう
にしておけば、アナログビデオテープレコーダで再生さ
れた映像信号を記録する場合についてもコピーの制限を
することができる。
【0014】次に、記録再生制御回路4におけるコピー
情報を用いた記録再生の制御手法の1例について説明す
る。いま、前記したコピー情報を2ビットとし、ユーザ
ーが作成したソフト等のコピーを制限する必要のないも
のについては“00”、コピーを全く認めないものにつ
いては“01”、コピーを1回だけ認めるものについて
は“11”を記録するものとする。再生時には、再生信
号中から検出されたコピー情報と同等のものを、ディジ
タル映像信号及びアナログ映像信号に付加して出力す
る。
【0015】一方記録時には、入力されたディジタル映
像信号またはアナログ映像信号に付加されているコピー
情報に応じて記録の制御を行う。いま、入力信号中のコ
ピー情報が“00”のときには、記録するコピー情報も
“00”として記録を行う。また、コピー情報が“1
1”のときには(コピーを1回だけ認めるときには)、
記録するコピー情報を“10”と書き替えて記録を行
う。そして、入力信号中のコピー情報が“10”のとき
には、コピー禁止と判断して記録を行わない(コピー情
報が“11”の場合に“01”と書き替えずに“10”
とするのは、テープが当初から完全コピー禁止されたも
のか、コピー後にコピー禁止されたものとなったかを区
別するためであるが、“11”を“01”と書き替えて
も制御上は差し支えない)。また、アナログビデオテー
プレコーダで再生された映像信号またはコピー情報の付
加されていないアナログ映像信号が入力された場合に
は、擬似同期パルスが検出された場合と検出されない場
合とで記録制御を変更するようになせば、従来のアナロ
グビデオテープレコーダとの互換をとることができる。
すなわち、擬似同期パルスが検出されない場合(コピー
情報が検出されない場合)には、コピー情報として“0
0”を生成して、映像信号にコピー情報“00”を付加
して記録を行い、擬似同期パルスが検出された場合に
は、コピー情報“01”が検出されたのと等価と見做し
て記録動作を禁止するようにされる。
【0016】ここで本実施例では、記録再生兼用の装置
について説明したが、記録専用または再生専用の装置に
も本発明は適用可能である。また、アナログ映像信号の
ままで記録再生する装置にも本発明は適用可能であり、
同様にして制御信号を伝送することができる。また、制
御信号は、コピー情報以外の情報も伝送することがで
き、例えば、映像信号に付加されて記録されているプロ
グラム情報等をアナログ映像信号にも付加して伝送し、
コピー時にその情報により記録する制御信号を生成すれ
ば、アナログ映像信号によるコピーでも制御情報をコピ
ーすることができる。
【0017】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、アナログ
映像信号を介しての映像信号のコピーにおいてもコピー
回数の制限等を行うことができ、かつ、信頼性の高いコ
ピー制御を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る映像信号記録再生装置の
要部構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施例によるディジタル入出力信号の
1例を示す説明図である。
【図3】本発明の実施例によるアナログ入出力信号中の
制御信号を示す説明図である。
【図4】本発明の実施例によるアナログ入出力信号中の
コピー情報の1例を示す説明図である。
【図5】本発明の実施例によるアナログ入出力信号中の
コピー情報の他の1例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 回転ヘッド 2 記録再生回路 3 画像処理回路 4 記録再生制御回路 5 ディジタルインターフェース回路 6 A/D変換器 7 制御信号検出回路 8 D/A変換器 9 制御信号付加回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野口 敬治 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社日立製作所 映像メディア研究 所内 (72)発明者 荒井 孝雄 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社日立製作所 映像メディア研究 所内 (56)参考文献 特開 平2−239468(JP,A) 特開 平5−347744(JP,A) 特開 平4−60962(JP,A) 特開 平6−70282(JP,A) 特開 平4−82055(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/76 - 5/956 H04N 9/79 - 9/898 G11B 20/10 - 20/12

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体上に記録されているディジタル
    圧縮映像信号及び前記ディジタル圧縮映像信号に付加さ
    れている制御信号を再生し、前記ディジタル圧縮映像信
    号を伸長し、前記制御信号を付加して出力する映像信号
    再生装置において、 前記伸長された映像信号の帰線消去期間に、擬似同期パ
    ルスとコピー制御情報とを含む情報を付加して出力する
    制御情報付加手段を設け 前記擬似同期パルスは、出力された映像信号をアナログ
    ビデオレコーダで記録する場合のコピーの制限を行なう
    ための信号であり、前記コピー制御情報は、出力された
    映像信号をディジタル映像記録再生装置で記録する場合
    のコピーの制限を行なうための情報であり、 前記コピー制御情報は、少なくとも2ビットの情報であ
    り、コピーの制限なし、1回コピー可、コピー不可のい
    ずれかを示す情報である ことを特徴とする映像信号再生
    装置。
  2. 【請求項2】 入力された映像信号を圧縮し、ディジタ
    ル圧縮映像信号として記録媒体上に記録する映像信号記
    録装置において、 前記入力された映像信号の帰線消去期間に付加されてい
    る、擬似同期パルス及びコピー制御情報を検出する制御
    情報検出手段を設け、前記制御情報検出手段において検
    出された擬似同期パルスあるいはコピー制御情報によっ
    てコピーの制限を行なうことを特徴とする映像信号記録
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載において、 前記コピー制御情報は、少なくとも2ビットの情報であ
    り、コピーの制限なし、1回コピー可、コピー不可のい
    ずれかを示す情報であることを特徴とする映像信号記録
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載において、 前記制御情報検出手段において前記コピー制御情報が検
    出された時には検出されたコピー制御情報によってコピ
    ーの制限を行ない、前記コピー制御情報が検出されなか
    った時には前記擬似同期パルスが検出されたかどうかに
    よってコピーの制限を行なうことを特徴とする映像信号
    記録装置。
  5. 【請求項5】 ディジタル圧縮映像信号を伸長した映像
    信号及びディジタル圧縮映像信号に付加されている制御
    情報を伝送する映像信号伝送装置において、 前記伸長された映像信号の帰線消去期間に、擬似同期パ
    ルスとコピー制御情報とを含む情報を付加して出力する
    制御情報付加手段を設け、 前記擬似同期パルスは、出力された映像信号をアナログ
    ビデオレコーダで記録する場合のコピーの制限を行なう
    ための信号であり、前記コピー制御情報は、出力された
    映像信号をディジタル映像記録再生装置で記録する場合
    のコピー制限を行なうための情報であり、 前記コピー制御情報は、少なくとも2ビットの情報であ
    り、コピーの制限なし、1回コピー可、コピー不可のい
    ずれかを示す情報であることを特徴とする映像信号伝送
    装置。
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