JP4216879B2 - 植物栽培用器 - Google Patents

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Description

本発明は、植物を栽培する為に使用される植物栽培用器に関し、特に、植物を育成する上で必要となる、水その他の液体を排水する為の排水構造に特徴を有する植物栽培用器に関する。
従来、植物栽培用器としては一般に植木鉢が使用されており、市販されている植木鉢には、通常、その底面に排水のための孔が形成されている。この排水孔は、植物の根が絶えず水に晒される事による根腐れ等の問題を回避するために形成されるもので、言わば、一般的な植物栽培用器(水栽培に用いるものを除く)においては、必要不可欠な構造と考えられている。
そしてこの排水孔は、一般には土などの植物栽培材料における水捌けを良くするために常に開口するものとして形成されていることから、従来の植物栽培用器を室内などに配置する場合には、排水孔から流出する液体を受けるための容器(受け皿など)も必要になっている。
このような従来技術に対し、特許文献1では、受け皿を不要とした植木鉢を提案している。この特許文献1は、植木鉢を移動する際に、受け皿も同時に移動しなければならないと言った植木運搬時の手間を省くことを目的とするもので、植木鉢の内側底面に水分を保持し得る空間部を形成し、受け皿を不要としている。
また従前において植物栽培を始めようとする場合、植物を栽培するために使用する容器(水栽培に用いるものを除く)は、排水孔か、或いは前記特許文献1に示されているような、水分を保持し得る空間部を備えていなければならないと認識されていたことから、植物栽培用に市販されている植物栽培用器を準備する必要があった。
依って、従来提案されている植木鉢に再利用できる容器も、上述のような常に開放する排水孔を備えており、例えば特許文献2では、容器の底に孔を空けておき、植木鉢として使用する場合には、この孔を排水孔として機能させるものが提案され、また特許文献3では、底部の貫通孔を開くことにより植木用鉢となる食器が提案されている。
更に簡易に植物栽培を始めることのできる製品として、従来、予め植物が栽培されている植物栽培用器も提供されている。しかし乍、この製品は、少なからず流通段階において内容物が漏れ出てしまう危険性もあることから、未だ改善の余地を有するものとなっていた。
更に、特許文献4(登録実用第3100688号公報)には、鉢様容器内の水分を保つように、鉢様容器本体の底に貫通孔を上下方向に形成し、その貫通孔に軟質の栓を設けた鉢様容器が記載されている。併しながら、この文献に記載されている容器は、専ら容器内の水分の保持を目的とするものであることから、従来使用されていた受け皿の必要性を無くすことや、植物の生育上要求される適度な排水上の都合については何ら考慮されていない。
登録実用第3064095号公報 実開平6−76141号公報 登録実用第3066390号公報 登録実用第3100688号公報
本発明は、従前において、植物栽培用器とは分離した形で使用されていた受け皿等の使用の必要性をなくし、汚れた受け皿による美観の喪失や、持ち運びに際しての不便性を解消した植物栽培用器を提供するものである。
また本発明は、上記の如く受け皿の使用の必要性をなくして、そのまま鉢カバーを装着、または鉢カバー内に設置することのできる、植物栽培用器を提供するものである。
また本発明は、植物の育成に際して必要な水の管理を簡易且つ効率的に行うことのできる植物栽培用器を提供するものである。
また本発明は、大きな構造の変更を伴うことなく、内容物の使用後(内容物が無くなった後)において植物栽培用器等として使用することのできる製品を提供するものである。
更に本発明は、流通時において内容物(土等)が漏れ出る危険性をなくすことのできる植物栽培用器を提供するものである。
本発明は、必要に応じて余分な水分等を排出することのできる排水孔を備えた植物栽培用器を提供することで、前記課題を解決するものである。
即ち、本発明に係る植物栽培用器は、植物栽培材料を収容可能な空間部を備えた栽培用器本体を用いて形成され、この栽培用器本体は、前記空間部内に注がれた液体を排出する排出用開口を少なくとも一つ以上備えており、当該排出用開口は閉塞部材によって液密(液体が漏れ出ない様に密着した状態)に閉塞され、当該閉塞部材は、前記排出用開口を任意に開放又は閉塞するものとして、栽培用器本体の外側から操作可能に設けられている、植物栽培用器である。
前記栽培用器本体は、培養土等の土や、植物栽培用ジェル、ハイドロボール、カラーサンド、肥料または水栽培用の水などの植物栽培材料を収容する為の空間部を備えていれば如何なる形状であっても良い。例えば市販されている植木鉢のように、上端部を開放した有底筒体形状(筒状であるか逆向き錐体形状であるかは問わず、チューブ形状を含む)の他、全ての面が閉塞された筒状、柱状、又は球形等に形成することができる。全ての面が閉塞されている形状に形成されている場合(即ち、植物を植え込むための開口を有しない場合)には、何れか一部分(又は一面)を切開等することにより、植物を植え込むための植え込み口を形成することができる。
また、この栽培用器本体を形成する材質は特に制限することなく実施することができ、陶器、樹脂又は金属等を用いて製造することができる。ただし、布帛などを用いて形成する場合には、予め、所要の防水加工が施されていることが望ましい。特に、合成樹脂を用いて形成する場合には、製造が容易であり、また十分な柔軟性を有するものとして製造できることから望ましい。
そして植物栽培材料に植物を植え付けた後には、前記空間部に、植物を育成する為の水や液状養分等の各種の液体が充填されることになる。この様な液体、特に水の供給量の調整は、その日の天候や気温・湿度等を考慮して行わなければならないが、適量の調整は一般に困難であることから、場合によっては、育成する植物に対して大量に与え過ぎることもある。この様な場合、余分な水を容器内に溜めたままにしておくと、根腐れなどが発生してしまうことになる。
そこで本発明における栽培用器本体には、空間部内に注がれた液体を排出する排出用開口を少なくとも一つ以上形成している。かかる排水孔は、1つ又は2つ以上の開口として形成することができ、複数の開口を形成する場合には、各開口を離れた位置に形成することもできる。またこの排出用開口は、液体を排出できる程度の大きさに形成されていれば良く、望ましくは直径又は長径が15mm未満に形成される。直径又は長径が15mm以上であると、土などの植物栽培材料までもが排出されてしまう恐れがあり、別途、ネットなどにより、植物栽培材料の流出を抑える必要が生じるためである。但し、ネット等の多孔部材(即ち透水性を有するシートなどの部材)で排出用開口を覆い、植物栽培材料の流出を抑えた場合には、むしろ排水効率の点で、当該排出用開口は可能な限り大きく、例えば直径又は長径を15mm以上に形成することが望ましい。更に、排出用開口の大きさを問わず、排出用開口をネット等の多孔部材で覆った場合には、植物栽培材料の流出を確実に阻止できることから、望ましい態様となる。また、排水用開口の直径又は長径を15mm未満の大きさに形成する場合には、それぞれの開口を網目状に配置することができ、これは例えば網状部材等の各種多孔部材を排水用開口部に一体形成することによっても具体化することができる。
また、この排出用開口は、栽培用器本体の何れの位置に形成されていても良いが、望ましくは植物栽培用器として使用される状態において、栽培用器本体の下半分となる領域内に形成される。特に望ましくは、植物栽培用器として使用される状態において、栽培用器本体の下端面となる領域内に形成される。余分な液体は栽培用器本体の下側に溜まる事から、これを効率的に排出させるためである。更にこの排出用開口は、植物栽培材料を収容する空間部内において、当該空間部を形成する内壁面と面一であるか、又は当該内壁面(底面を含む)において窪んだ部分(外側に向かって傾斜状に突起する部分を含む)に形成される。当該空間部内における排水性を高める為である。
そして上記排出用開口は、閉塞部材によって液密に閉塞される。これにより、空間部内に注がれた余分な液体が不意に流出することがなくなり、受け皿をなくしながらも、安心して設置できる植物栽培用器とすることができる。
この閉塞部材は、専ら排出用開口を閉塞するために、キャップ等の如き別体として形成する他、後述の様に栽培用器本体が分離可能に形成される場合には、台として使用される部分(後述の第二部分)の一部として形成することもできる。
特に、閉塞部材を栽培用用器本体とは別体に形成する場合、前記栽培用器本体は、前記空間部内への植物植付け口としての植付け用開口と、空間部内に注がれた液体を排出する排出用開口とを有し、当該排出用開口は、当該栽培用器本体とは別体に形成された閉塞部材によって液密に閉塞されており、当該閉塞部材は、栽培用器本体の外側から前記排出用開口を開閉可能で、且つ植物栽培用器の底面を形成するように設けられている植物栽培用器として形成することができる。
また、前記閉塞部材は、排出用開口を閉塞する機能のみならず、更に栽培用器本体を起立させておく為の架台乃至は支持部材として使用することもできる。閉塞部材が架台乃至は支持部材としての機能を兼ね備える場合、当該閉塞部材の底面は台等に載せた場合でも安定性を有するように平坦な面を備えて形成される。
特に前記閉塞部材は、空間部内に植物栽培材料が充填された状態において、前記栽培用器本体の外側から前記排出用開口の開放又は閉塞を操作できるように設けられる。即ち、この閉塞部材は、空間部内に植物栽培材料が充填されていても、栽培用器本体の外側からの操作により、排出用開口の開放又は閉塞を行うことができるように設けられる。この様な閉塞部材は、例えば、排出用開口に対して、栽培用器本体の外側から着脱自在に設けられた閉塞部材とするか、或いは栽培用器本体の外側に設けられた操作杵に繋がり、この操作杵に連動して排出用開口を開放又は閉塞する閉塞部材とすることができる。但し、この閉塞部材は、前述のとおり排出用開口を液密に閉塞するものとして形成される必要があることから、排出用開口との液密性を確保できる程度に密着可能な弾性部材によって形成する他、液密性を確保するための構造(例えば、栽培用器本体の外側に突起する排出用開口の先端部分と相補的に嵌合する嵌合構造など)を伴って形成することができる。
特に、この閉塞部材は、前記排出用開口内に入り込まないで当該開口を閉塞するように形成されることが望ましい。即ち、排出用開口を覆って蓋をする形状に形成することが望ましい。排出用開口内に嵌入する構成(即ち栓の構造)に形成した場合、排水時において少なからず土砂などが排水口の壁面に付着して、これが隙間を生じさせて漏水の原因となる為である。また栓を排水用開口に嵌入する構造の場合には、何度も栓を嵌めたり外しているうちに嵌合構造が緩んでしまい、隙間が生じて水が漏洩してしまうことが考えられる為である。
然して、上述の様に構成された本発明の植物栽培用器によれば、排出用開口が、閉塞部材によって液密に閉塞されていることから、容器内(空間部内)に注がれた液体(水や液体養分等)が、意図せず排出用開口から排出されることはなく、依って従前における受け皿などを不要とすることができる。また、この排出用開口を閉塞する閉塞部材は、栽培用器本体の外側から排出用開口の開放又は閉塞を操作できるように形成されていることから、余分に液体を注いでしまった場合であっても、任意に排出用開口を開放させて、余分な液体を排出することができる。
上記本発明に係る植物栽培用器は、望ましくは、更に以下の構成乃至構造を伴うことができる。
即ち、上記本発明に係る植物栽培用器において、栽培用器本体には、当該栽培用器本体を、前記排出用開口が存在する第一部分と、前記排出用開口が存在しない第二部分とに分離する分離構造が形成されており、この分離によって、当該第一部分には、植物植付け口としての植付け用開口が出現する植物栽培用器とすることができる。
前記分離構造により栽培用器本体を分離した場合、上記排出用開口が存在する第一部分には、植物植付け口としての植付け用開口が出現する。即ち、この第一部分は植物の植付けに使用されるものであり、植物栽培材料を収容可能な空間部を有することになる。一方、第二部分は、特段の用途を有するものではないが、望ましくは前記第一部分を立設支持するための架台乃至は支持部材として使用される。第二部分が架台乃至は支持部材として使用される場合、第一部分は、分離した第二部分の分離面と係合する様に形成される事が望ましい。第一部分と第二部分の分離面とが係合する形状とは、螺合、嵌合、接合その他の各種係合方法により両者を組み合わせることのできる形状を意味する。また第二部分が架台乃至は支持部材として使用される場合、当該第二部分には、前記排出用開口を液密に閉塞するための閉塞部材を一体状に形成することができる。
上記第一部分と第二部分との分離は、少なくとも第一部分側に、植物栽培材料を収容可能な空間部が確保される様な位置であれば、如何なる位置で行われても良い。例えば、栽培用器本体が、全ての面を閉塞した筒状や柱状に形成されている場合、軸方向の何れか一方に排出用開口を形成すると共に、他方の端面を分離して開口するように形成することができる。また排出用開口が形成されていない軸方向所定領域を分離できるような位置に、前記分離構造を形成することもできる。このように、栽培用器本体の軸方向所定領域を分離可能に形成する場合、その分離構造は、当該栽培用器本体の周面を周回させて形成することができる。
かかる分離構造としては、溝や鎖線状の切開部(切れ目)により、他の部分よりも脆弱に形成されている構造、予め栽培用器本体の開口部(又は切れ目)を閉塞するように設けられているシール状の第二部分を剥がす構造、その他ハサミやナイフなどにより切開できるように形成した構造、予め分離されている第一部分と第二部分とを、テープその他の接着部材で連結し、任意に当該接着部材を剥がすようにした構造等が挙げられる。その他、筒状に形成されているもの同士を任意に分離させる事のできる構造を採用することができる。
そして上記本発明に係る植物栽培用器は、予め、その栽培用器本体の空間部に、少なくとも植物栽培材料を収容させておくことができる。当初から植え付け用開口が存在する場合は、当該植物栽培材料は、別途袋体その他の容器に収容した上で空間部内に配置することができ、また栽培用器本体の空間部が任意に開放することのできる密閉空間として形成されている場合は、当該任意に開放可能な空間部に、予め土などの栽培用材料を、そのまま或いは別途袋などの容器に充填した上で収容させておくことができる。特に空間部を密閉空間として形成した場合には、使用者は当該空間部を開放するだけで、直ちに植物栽培用器として使用することができ、且つこの空間部は使用前においては閉塞されているので、流通段階において、収容物たる土などの栽培用材料が漏れ出るおそれはなくなる。望ましくは、この空間部内に収容される栽培用材料中には、植物の種子や球根などを植え付けておくのが好ましい。空間部を任意に開放可能な構造としては、前記分離構造を採用することができる。
このように栽培用器本体の空間部に、予め植物栽培材料を収容した植物栽培用器は、植物の種子等を植物栽培材料に内包させるか、或いは別体として付属させることにより、当該植物栽培用器を販売促進用の商品として有効に活用することもできる。販売促進用の用途に使用される場合、当該植物栽培用器の表面には、適宜、宣伝や公告、或いは企業名称やロゴマークを付すことができる。そして、かかる植物栽培用器が販売促進用に使用される場合、本来、栽培された植物は観賞用に飾られることから、当然に植物栽培用器も看者の注目を浴び、当該植物栽培用器に付された宣伝なども十分に認識されるので、宣伝広告機能も自ずと高められることになる。
更に、本発明に係る植物栽培用器は、飲食物、調味料、洗剤、化粧品及びその他の日用品から選択される収容物を収容又は包装するための容器として使用することができる。即ち、飲食物、調味料、洗剤、化粧品及びその他の日用品等を収容する容器として、これらの収容物を使用した後は植物栽培用器として使用することのできる容器である。このような容器(即ち、本発明の植物栽培用器)を使用することにより、従来では単に廃棄されるに過ぎなかった容器を植物栽培用器として再利用することができ、依って、資源保護に寄与することができる。更に、この様な容器には、通常、商品名などが表記されていることから、そのデザインを工夫することにより、植物栽培用器として使用した場合の装飾的効果は高められ、同時に、商品名称などが、植え付けられた植物と共に看者に対して良好な印象を与えるので、当該商品に関する宣伝広告的効果をも発揮することができる。
更に本発明に係る植物栽培用器は、切花などを収容するための花瓶としても使用することもでき、この場合には、アレンジした花の配置をかえることなく、排出用開口から水交換を行えるので、使用上有利な花瓶となる。
更に本発明に係る植物栽培用器は、本来、植物を栽培する為の容器として提供されるものであるが、これを文房具や雑貨その他の小物入れとして使用することもできる。特に本発明に係る植物栽培用器は、水の受け皿などを不要として装飾性を高めることができるので、このような小物入れ用途にも十分適合したものとなる。
以下、図面に基づき、本発明に係る植物栽培用器の好ましい実施の形態を具体的に説明する。但し、本発明は、この実施の形態に示したものに限定されるものではない。
〔実施の形態1〕
図1は、1つの実施の形態における植物栽培用器の使用方法を示す工程略図である。この図に示す植物栽培用器10は、排出用開口11が存在する側を円錐台形状に形成した、全体略円柱状に形成されている。また排出用開口11として、収容されている内容物の取り出し口が利用されている。この例に示す植物栽培用器10は、排出用開口11から離れた位置に、周方向に一周する切取り部分12(脆弱部)が形成されており(図1a)、プルタブなどの手法により、この切取り部分(即ち分離構造12)で栽培用器本体15を切り離すことにより、排出用開口11が存在する第一部分13と、排出用開口が存在しない第二部分14とに分離することができる(図1b)。そして第一部分13は、排出用開口11を下に向けた状態で、且つ、当該排出用開口11を容器の蓋を用いた閉塞部材16で液密に閉塞した上で、分離された第二部分14の分離開口17に内嵌されることになる(図1c)。これにより、下側に排出用開口11が設けられた第一部分13でも、安定して台や机などに載置できるものとなっている(図1d)。
この様に配置された第一部分13において、分離されることによって生じた開口18は上を向いて空いているので、この部分から土などの植物栽培材料や養分及び水などを当該植物栽培用器10内(特に、空間部19内)に投入することができ、またその開口18を植物植付け口(即ち、植付け用開口18)として使用することができる。
この実施の形態では、分離された第一部分13における端面(排出用開口11が存在する側の端面)は円錐台形状に外側に突起する(内側は窪んだ)形状であり、前記排出用開口11は、この内側が窪んだ端面に形成されている。このため、空間部19内に必要以上の液体(水など)が注がれた場合であっても、余分な液体は、効果的にこの排出用開口11に集まり、排水効率を高めることができる。この点、仮に排水されない領域に水が溜まってしまうと、この領域において根腐れが生じてしまい、良好に植物を育成することは困難になるが、本発明ではこのような排水されない領域に水が溜まることはないので、健全な植物を育成できる植物栽培用器が実現している。
そしてこの排出用開口11を閉塞する閉塞部材16(キャップ)の内側には、当該排出用開口11の先端の内周面に密着する環状部16aが形成されており(図1e)、これにより当該排出用開口11は液密に閉塞されていることから、当該閉塞部材16を意図的に取り外さない限り、余分な水分などが漏れ出ることはない。なお、図1eは、図1cにおけるe−e‘断面図である。
この態様における植物栽培用器10は、最終的に図1cに示すように、栽培用器本体15の下端側に排出用開口11が存在し、上端側に空間部19を開放する状態で使用される。この空間部19内には、一般的には土、水耕栽培の場合には水などの植物栽培材料が充填され、且つ植物の種や球根などを植え付けて使用される。空間部19内に水を注いだ場合や、水耕栽培の水を交換する場合などには、閉塞部材16を取り外すことにより、余分な水又は交換される水などを、排出用開口11から流出させることができる。
更にこの植物栽培用器10は、切花などを収容するための花瓶としても使用することができ、この場合には、アレンジした花の配置をかえることなく、下側の排出用開口11から水交換を行えるので、使用上有利な花瓶が実現する。
上記のように本実施の形態に示す植物栽培用器10は液密に閉塞することができ、且つ任意に開放して空間部内の水を排水することのできる排水用開口11を備えていることから、使用勝手のみならず、植物の育成上も望ましいものとなる。即ち、植物の栽培に際して、水を遣ることは、新しい空気を送る意味もあり、空気の入れ替えができないことは、根腐にもつながる等、植物の生育上好ましくない。この点、植物の栽培、特に水耕栽培や、二重構造の底面吸水栽培(インテリア性を高めるべく、底面に水溜めが存在する鉢での植物栽培)では、栽培用器内の水は溜まったままであることから、空気の入れ替えを簡易に行うことはできず、その結果、根腐れ等の問題が生じることになる。一方、本発明のごとく排水用開口を設け、空間部内の水を円滑に交換することができる栽培用器では、水遣りの際に鉢内(土中や水中)の古い空気も底から排出され、新しい水を与えることで新鮮な空気も供給できるので、植物の育成上も望ましいものとなる。更に、本発明にかかる植物栽培用器10が備える排水用開口は、液密に閉塞できるのであるから、このような植物育成上のメリットを確保した上で、装飾性を高めることができるとの効果を発揮することができる。
また、排出用開口11の空間部側19には、排水時において土の様な粒状の植物栽培材料の流出を阻止するために、図示しないネットなどで覆うことも望ましい。
そして植物栽培用器10は、予め分離して形成されている第一部分と第二部分とを、粘着性のテープその他の結合手段または結合方法により一体化し、第一部分と第二部分との分離に際しては、このテープを剥がすなど、結合手段または結合方法による結合状態を解止することもできる。この場合、これらテープ、結合手段または結合方法などが分離構造に該当する。
〔実施の形態2〕
図2は、排出用開口21の閉塞部材26を第二部分24の一部として形成した植物栽培用器20の使用方法を示す工程略図である。
即ち、この実施の形態における植物栽培用器20は、予め、容器の内部空間内に排出用開口21の閉塞部材26が形成されており(図2a)、当該容器20における蓋の使用の必要性を無くしたものである。図1に示した態様と同じく、切取り部分(即ち分離構造22)で栽培用器本体25を切り離し、排出用開口が存在する第一部分23と、閉塞部材26を内包する第二部分24とに分離する(図2b)。そして第一部分23の排出用開口21を下に向け、これを第二部分24内の閉塞部材26に螺着することで(図2c)、当該開口21を液密に閉塞した上で、第一部分23と第二部分24とを一体化する(図2d)。これにより、下側に排出用開口21が設けられた第一部分23でも、安定して載置できるようになっている(図2d)。
この第二部分24に形成された閉塞部材26も、排出用開口21の先端の内周面に密着する環状部26aを備えており(図2e)、これにより当該排出用開口21を液密に閉塞することができる。なお、図2eは、図2bにおけるe−e‘断面図である。
その他、図1と同じ部材に就いては、図1の符号に10の数を足して示し、その詳細な説明を省略する。また、この態様においても、排水時において土の様な粒状の植物栽培材料の流出を阻止するためのネットを使用することができ、またテープ等の分離構造を使用することができる。
〔実施の形態3〕
図3は、円筒状に形成された植物栽培用器30であって、その端面を取り外すことにより、植物の植え付け用開口38を出現さる植物栽培用器30の使用方法を示す工程略図である。
図3において、植物栽培材料を収容可能な空間部39を備えた栽培用器本体35は円柱状に形成され、その軸方向一端部には、空間部39内に注がれた水などの液体を排出するための排出用開口31が形成されている(図3a)。そしてこの排出用開口31は、植物栽培用器30として使用する際、下方向に向けられ、当該植物栽培用器30に別途付属されている、キャップ(閉塞部材36)により、外部環境から液密に閉塞される。より具体的には、キャップ状の閉塞部材36で当該排出用開口31が形成された側の端面を塞ぐことにより、この排出用開口31からの意図しない液体の流出を回避する様に形成されている。この時、当該排出用開口31から流出した液体は、栽培用器本体35における植物植生用の空間部39と排出用開口31で連通する液体収容空間36b内に流入することになるが、液体流入空間36bを区画している筐体(即ちキャップ36)は、この栽培用器本体35に対して着脱自在に設けられ、且つ筐体36と栽培用器本体35との係合部分は、液密に閉塞されていることから、液体収容空間39内に流入した液体が、外に漏れ出ることはない(図3c)。なお、この筐体36と栽培用器本体35とは、螺合、嵌合、接合その他の各種係合方法により組み合わせることができる。
そして、排出用開口31が形成された端面とは反対側の端面33は、カッター、はさみ、缶切、そのたの切断手段により切除され、植物植え込み用開口38を出現させる。また植物植え込み用開口38は、予め形成されているものをシールなどで閉塞しておき、シールを剥離することにより、当該植物植え込み用開口を出現させることもできる。
この様に形成された植物栽培用器30では、使用に際して、空間部39内に土などの植物栽培材料を充填すると共に、適宜植物の種子や苗を植付け、そして必要に応じて、水や液体肥料などの植物の育成状必要な液体を当該植物植え込み用開口38から与える。そして、液体を余分に与えた場合又は定期的に閉塞部材36を取り外して、排出用開口から余分な液体を排出することができる。
本実施の形態においては、機能的に図1と同じ部材に就いては、図1の符号に20の数を足して示し、その詳細な説明を省略する。
〔実施の形態4〕
図4aは、本実施の形態に示す植物栽培用器40を示す斜視図であり、図4bは排出用開口41近傍の構造を示す断面における端面図、図4cは図4bにおけるX-X’矢視図、図4dは排水時の使用状態を示す要部拡大断面図である。
この図4に示す植物栽培用器40は、当初から植付け用開口48が露出して、チューブ状に形成された栽培用器本体45と、この栽培用器本体45における底面に形成された排出用開口41を液密に閉塞する蓋部材とからなり、そのまま植物を栽培することのできるものとして形成されている。
栽培用器本体45は、柔軟性を有する樹脂製のチューブを用いて形成されており、その底面側は下方向に向かって傾斜し、更にその先端に窪みを形成した上でその中央に排出用開口41が形成されている。即ち、この排出用開口41は、空間部49において窪んだ領域に形成されている。そしてこの排出用開口41は、空間部49側が透水性を有する部材42で覆われており、この透水性部材42の存在により、空間部49内に充填された土などの栽培用材料の漏出を阻止することができる。なお、この透水性部材は、栽培用器本体45を樹脂を用いて形成する場合などには、排水用開口に一体形成することもできる。
かかる透水性部材42は、例えば本実施の形態に示すような円盤状のシート体として形成することができ、その他にも球形その他の立体形状に形成することができる。特に本実施の形態に示すように円盤形状に形成した場合には、その直径Lは常に排出用開口41を覆うような大きさに形成されていることが望ましい。即ち、この透水性部材42は、常に排出用開口41を覆うように配置される必要があるが、その一方で栽培用器本体45における植付け用開口48側から挿入されるものであるから、その位置決めが困難である。そこで、例えば図4cに示すように、透水性部材42の直径Lを、栽培用器本体45の半径に排出用開口41の半径を加えた長さMよりも長く形成し、常に排出用開口41を透水性部材42で覆うことができるように形成することが望ましい。また図4bに示すように、透水性部材42を僅かに湾曲させ、栽培用器本体45における底面の傾斜との兼ね合いにより、常に中央に存在するように形成することもできる。この透水性部材42は、空間部49内に培養土等が充填されると、それらに押されて排出用開口41を覆う位置まで移動することになる。
そして本実施の形態における閉塞部材46は、前記栽培用器本体45の排出用開口41を閉塞するのみならず、更にこの栽培用器の載置安定性を高める為の脚部(底面)としても機能している。閉塞部材を脚部として使用することにより、空間部49内に存在する水を排出する場合には、図4dに示すように、栽培用器本体45を持ち上げた状態にして立てかけておくことで、余分な水Wは全て閉塞部材内に溜まり、後はこの溜まった水を廃棄するだけで排水作業を完了することができる。これにより、排水作業を容易に行うことのできる栽培用器が実現している。
かかる栽培用器本体45と閉塞部材46との結合は、閉塞部材46における側壁46bと栽培用器本体45の側壁45bとで行ったり、排出用開口41近傍における領域Sで行ったり、或いは両者で行うこともできる。この結合に際しては、嵌め合わせる構造、螺子構造その他各種の構造を採用することができる。
そして、この閉塞部材46による排出用開口41の液密性を確保した閉塞を実現するために、排出用開口41の周囲には段状に外側に突起する部分41aを形成すると共に、閉塞部材46にはこの段状に形成された部分を相補的に受容する形状の環状部46aを形成している。即ち、本実施の形態においては、この段状に形成された部分41aと壁部46aとの組み合わせにより液密性が確保され、空間部49に注入された水の漏出を阻止することができる。
このように形成された栽培用器では、空間部49に植え付けられた植物の育成のために、適宜、空間部49内に水が注入されることになるが、その水は閉塞部材46を取り外さない限り植物栽培用器の外側に漏洩する事はない。この為、水受け皿などの必要性をなくし、いかなる場所にでも気軽に飾り付けることのできる栽培用器が実現する。
そして、この栽培用器は、栽培用器本体45が柔軟性を有するチューブを用いて形成していることから、製造が容易である他、使用に際しても軽量で、且つ衝撃耐性を有し、使用勝手の良い栽培用器となっている。なお、このチューブを製造する際の材料は、樹脂の他、金属や陶器など、各種のものを使用することができる。
〔実施の形態5〕
図5は、上記実施の形態4に示した植物栽培用器の側面に、使用者の好みに応じたデザインを施すことができるように装飾領域59を形成した植物栽培用器の側面図(図5a)及び平面図(図5b)を示している。特にこの装飾領域59には、家族写真や好みのイラストなどを設置することができる植物栽培用器50として具体化されており、当該装飾領域59は、写真やイラストPなどを嵌め込むフレーム枠57に挟まれた領域として確保されている。
この装飾領域には、使用者において好みの写真やイラストPを設置するものであり、写真やイラストを設置した後においては、これらで隠れる領域となることから、提供段階においては提供者側のコマーシャルやメッセージ等を表示する為の領域として使用することができる。例えば、この植物栽培用器50が提供者における販売促進用の商品として使用される場合には、当該欄に提供者側の宣伝を表示することができ、あるいは結婚式や出産記念などの引出物として使用する場合には、その記念を表示する文字や写真その他のデザインを施すことができる。
特に、このフレーム枠57は、両側面に写真を挟み込むための溝を形成することが望ましい。このように形成すれば、当該植物栽培用器50の、設置時における正面側及び平面側に、それぞれ異なる写真やイラストを設置することができる為である。
更に、この装飾領域59は、上記のようなフレームを設けることなく、パーソナルコンピュータとプリンターとを用いて形成した好みのステッカーなどを貼付する為の領域として確保することもでき、その場合には、当該植物栽培用器50は、所要のステッカー台紙等を伴って提供することができる。更に、この装飾領域に施すデザインは、インターネットなどの電気通信回線を通じて所望のものを選択し、選択されたデザインが施された植物栽培用器50を提供することもできる。この場合には、当然のことながら、各種デザインデータを記憶領域に格納したサーバーと、このサーバに対して電気通信機器を介して接続されたクライアント端末(PC)とを備えるシステムとして構築される必要がある。
特に、本発明にかかる植物栽培用器において、排水用開口は、常には液密に閉塞されていることから、職場におけるデスク周りにも気軽に設置することができる。更に従前の植木鉢のように水の受け皿を必要としないことから、デスク作業などに際して植物栽培用器を少し移動させる必要がある場合にも簡易に移動することができる。しかも本実施の形態に示す植物栽培用器50は、側面に写真立て等と同じ機能をもたせることで、より装飾的効果を高めることができる。
なお、この実施の形態では特に実施の形態4に示した植物栽培用器の態様に則して説明したが、その他にも実施の形態1〜3に示したものに適用することも当然可能である。
〔実施の形態6〕
上記図1〜5に示した植物栽培用器10、20、30、40、50においては、当該植物栽培用器内に、予め土などの植物栽培材料を充填して提供することができ、或いは、飲食物、調味料、洗剤、化粧品及びその他の日用品等、各種の製品を収容乃至包装して提供することができる。また、植物に限らず、文房具、雑貨その他の小物を収容するための容器として使用することもできる。
1つの実施の形態における植物栽培用器の使用方法を示す工程略図である。 他の実施の形態における植物栽培用器の使用方法を示す工程略図である。 更に他の実施の形態における植物栽培用器の使用方法を示す工程略図である。 更に他の実施の形態における植物栽培用器を示す略図である。 更に他の実施の形態における植物栽培用器を示す略図である。
符号の説明
10,20,30,40,50 植物栽培用器
11,21,31,41,51 排出用開口
12,22,32 分離構造
13,23,33 第1部分
14,24,34 第2部分
16,26,36,46 閉塞部材
16a,26a,36a 環状部

Claims (5)

  1. 植物栽培材料を収容可能な空間部を備えた栽培用器本体を用いて形成されており、
    この栽培用器本体は、前記空間部内に注がれた液体を排出する排出用開口を少なくとも一つ以上備えており、
    当該排出用開口は、閉塞部材によって、前記空間部内に注がれた液体が漏れ出ない様に密着した状態で直接閉塞されており、
    当該閉塞部材は、前記排出用開口を任意に開放又は閉塞するものとして、栽培用器本体の外側から操作可能に設けられており、その底面は、栽培用器本体を起立させておく為の架台乃至は支持部材として機能する平坦な面を備え、更に栽培用器本体を持ち上げた状態にして立てかけておくことのできる側壁を備えており、
    当該栽培用器本体は、内側に空間部を有する柱状に形成されており、前記閉塞部材は、その側壁の上縁が栽培容器本体の側面下端に結合する、植物栽培用器。
  2. 植物栽培材料を収容可能な空間部を備えた栽培用器本体を用いて形成されており、
    この栽培用器本体は、前記空間部内に注がれた液体を排出する排出用開口を少なくとも一つ以上備えており、
    当該排出用開口は、閉塞部材によって、前記空間部内に注がれた液体が漏れ出ない様に密着した状態で直接閉塞されており、
    当該閉塞部材は、前記排出用開口を任意に開放又は閉塞するものとして、栽培用器本体の外側から操作可能に設けられており、その底面は、栽培用器本体を起立させておく為の架台乃至は支持部材として機能する平坦な面を備え、更に栽培用器本体を持ち上げた状態にして立てかけておくことのできる側壁を備えており、
    当該栽培用器本体は内側に空間部を有する柱状に形成されており、その排出用開口を前記閉塞部材で閉塞した状態において、当該閉塞部材の側壁は前記栽培容器本体の周面と面一になる、植物栽培用器。
  3. 前記栽培用器本体は内側に空間部を有する柱状に形成されており、その排出用開口を前記閉塞部材で閉塞した状態において、当該閉塞部材の側壁は前記栽培容器本体の周面と面一になる請求項1に記載の植物栽培容器。
  4. 前記排出用開口は、閉塞部材が螺着することによって閉塞されており、
    前記栽培用器本体の底面側は下方向に向かって傾斜し、更にその先端に窪みを形成した上で、その中央に排出用開口が形成されている請求項1又は2に記載の植物栽培容器。
  5. 前記栽培用器本体と閉塞部材との結合は、排出用開口近傍で行われており、当該閉塞部材は、前記排出用開口を覆って蓋をする形状に形成されている、請求項1又は2に記載の植物栽培容器。
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