JP4215080B2 - 電子文書管理装置、電子文書管理方法、電子文書管理プログラム、および電子文書を作成するためのプログラム - Google Patents

電子文書管理装置、電子文書管理方法、電子文書管理プログラム、および電子文書を作成するためのプログラム Download PDF

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Description

本発明は、電子文書管理装置等に関し、電子文書を機密管理する管理装置等に関する。
近年、スキャン、コピー、プリント、ファックス等の機能を有し、多機能化する画像形成装置において、ハードディスク装置等の記憶装置を有するものが出現している。このような画像形成装置においては、受信した電子文書を、受信後自動的に紙等の記録媒体に出力するのではなく、一旦、記憶装置に保管する機能を有するものがある。すなわち、画像形成装置であると同時に、電子文書管理装置として機能するものがある。
このような電子文書管理装置(画像形成装置)は、ネットワークに接続され、多くのユーザの端末で共有されるのが一般的なので、保管されている電子文書の開示に関する機密管理が問題となる。電子文書の機密管理は、従来、例えば、文書ファイル単位やフォルダ単位で機密レベルを設定し、アクセス可能なユーザを制限することにより行われている。
ところで、電子文書に含まれる、図、写真、あるまとまった内容からなる一群の記述その他の構成要素各々の機密レベルは一定とは限らない。すなわち、ある構成要素はユーザ全員に開示しても構わない機密レベルの低いものであったり、これとは別の構成要素は極限られたユーザにしか開示してはならない機密レベルの高いものであったりする。このような電子文書の機密レベルは、最も高い機密レベルの構成要素に合わせざるをえない。しかし、このようにすると、機密レベルの低い構成要素は、ユーザ全員に開示しても構わないものであるにも関わらず、開示されないこととなり、電子文書の有効利用の観点からは問題がある。
これに対処するため、作業者が、オリジナルの電子文書から、機密レベルの低い構成要素を選択し、選択した構成要素で別個の電子文書を作成し、当該別個の電子文書に低い機密レベルを設定することが考えられる。しかしながら、作業者が、機密レベル毎に個別に電子文書を作成するのは非常に手間がかかってしまう。
上記の問題を解決するため、特許文献1には、以下に記す文書管理装置が開示されている。特許文献1の文書管理装置では、電子文書において構成要素単位で機密レベルを設定している。そして、電子文書へのアクセスが試みられると、アクセスを試みたユーザの機密レベル(アクセス権のレベル)と各構成要素の機密レベルとを比較し、構成要素毎にそのユーザに開示可能か否かを判定する。そして、開示不可と判定した構成要素については、伏せ字等に置き換えた上で、そのユーザにその電子文書を印刷等の形態で開示することとしている。
これによれば、作業者が個別に電子文書を作成することなく、電子文書の有効利用が図られることとなる。
特開2001−325249号公報
しかしながら、特許文献1に記載の文書管理装置では、例えば、以下に記すような場合に、不都合をきたす虞がある。
高いアクセス権を有するユーザHと低いアクセス権を有するユーザLとが、上記文書管理装置から入手した原文が同じ電子文書を用いて何らかの打合せを電話等ですることとする。このとき、ユーザHには全文が開示されるのに対し、ユーザLにはその一部に伏せ字が施された状態で開示される場合がある。この場合に、ユーザHには、ユーザLに対してどの範囲で電子文書が開示されているか分からないため、ユーザHが不用意に伏せ字部分(すなわち、機密性の高い部分)の内容をユーザLに話してしまう虞があり、機密保持が損なわれることとなってしまう。こういった事態は、ユーザLに開示された電子文書と同じものがユーザHの手元にあれば防げるのであるが、そうするためには、ユーザHはユーザLからそのコピーを送付してもらう等の必要に迫られ、非常に不便である。
そこで、本発明は、上記したような不便を解消し得る電子文書管理装置、電子文書管理方法、電子文書管理プログラム、および電子文書を作成するためのプログラムを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明に係る電子文書管理装置は、一のユーザに対しアクセス権限が付与されてなるボックスおよびユーザグループに対しアクセス権限が付与されてなるボックス毎に、どのボックスに保管されるかに拠って開示するか否かが決定される開示可否情報が構成要素毎に付与されてなる電子文書を保管する電子文書保管手段と、前記開示可否情報を参照し保管先のボックスに応じて、開示不可の開示可否情報が付与されている構成要素について開示不能に電子文書を加工する加工手段とを有することを特徴とする。
また、一の前記ボックスに保管されている電子文書の出力指示を受け付ける出力受付手段と、出力指示のあった電子文書を当該ボックスから出力する出力手段とを有し、前記加工手段は、出力指示された電子文書が前記出力手段から出力される際に、前記加工を実行することを特徴とする。
あるいは、前記加工手段は、前記電子文書が前記ボックスに保管される際に、前記加工を実行することとしても構わない。この場合に、加工前の電子文書を保管する原文保管部と、一のボックスに保管された電子文書の他のボックスへの移動またはコピー指示を受け付ける移動・コピー受付手段とを有し、前記加工手段は、移動・コピー受付手段が移動またはコピー指示を受け付けると、前記一のボックスに保管された電子文書に対応する、前記原文保管部に保管されている電子文書に対し前記加工を施して、前記他のボックスへ保管することとすることもできる。
また、上記の目的を達成するため、上記電子文書を作成するためのプログラムは、電子文書を表示手段に表示させる処理と、表示された電子文書の構成要素の一部の選択を受け付ける処理と、選択された構成要素に対し、開示可否情報をボックスと対応付けて付与する処理とをコンピュータに実行させる。
上記の目的を達成するため、本発明に係る電子文書管理方法は、文書保管手段と電子文書加工手段とを有する電子文書管理装置によって実行される方法であって、前記文書保管手段が、一のユーザに対しアクセス権限が付与されてなるボックスおよびユーザグループに対しアクセス権限が付与されてなるボックス毎に、どのボックスに保管されるかに拠って開示するか否かが決定される開示可否情報が構成要素毎に付与されてなる電子文書を保管する電子文書保管ステップと、前記電子文書加工手段が、前記開示可否情報を参照し保管先のボックスに応じて、開示不可の開示可否情報が付与されている構成要素について開示不能に電子文書を加工する加工ステップとを有することを特徴とする。
上記の目的を達成するため、本発明に係るプログラムは、電子文書管理装置のコンピュータに、一のユーザに対しアクセス権限が付与されてなるボックスおよびユーザグループに対しアクセス権限が付与されてなるボックス毎に、どのボックスに保管されるかに拠って開示するか否かが決定される開示可否情報が構成要素毎に付与されてなる電子文書を保管する電子文書保管処理と、前記開示可否情報を参照し保管先のボックスに応じて、開示不可の開示可否情報が付与されている構成要素について開示不能に電子文書を加工する加工処理とを実行させることを特徴とする。
上記構成からなる本発明によれば、例えば、一のユーザがユーザグループのメンバーでもある場合には、当該一のユーザは、自身に対しアクセス権限が付与されてなるボックスと当該ユーザグループに対しアクセス権限が付与されてなるボックスの両方から電子文書を得ることができる。すなわち、同一の電子文書に関し、当該一のユーザは、自身のために用意された開示内容からなる電子文書のみならず、ユーザグループのために用紙された開示内容からなる電子文書も容易に入手することができる。その結果、当該一のユーザがユーザグループの他のメンバーと当該電子文書に基づいて打合せ等する場合に生じる上述した不都合を解消し得ることとなる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
[電子文書管理システムの構成]
図1は、電子文書管理システム2の概略構成を示す図である。
電子文書管理システム2は、端末装置4と4台の画像形成装置6,8,10,12がLAN(Local Area Network)14を介して接続されて構成されている。なお、電子文書管理システム2を構成する端末装置の台数は、1台に限らず複数台でも良いし、画像形成装置の台数も複数台(本例では、4台)に限らず1台でも構わない。また、端末装置4、画像形成装置6,8,10,12を接続するネットワークは、LANに限らず、例えば、一般回線を用いたネットワークや無線通信によるネットワークであっても構わない。
端末装置4は、制御手段としてCPU、一時記憶手段としてRAM、固定記憶装置としてハードディスク装置(以上、いずれも不図示)、入力手段としてキーボード15とマウス16、および表示手段として液晶ディスプレイ装置18等を有する一般的なパソコンで構成される。
画像形成装置6,8,10,12は、原稿台にセットされた紙文書の画像をスキャナで走査して読み取り、その画像を用紙上に電子写真方式でプリントして再現したり、端末装置4から受信した電子文書に基づいてその画像を用紙上にプリントしたり、原稿台にセットされた紙文書の画像を、端末装置4の指示によって読み取り、得られた電子文書を端末装置4に送信する機能を有する装置であって、一般的に、MFP(Multiple Function Peripheral)と称されるものである。
図2に、画像形成装置6の概略構成を機能ブロック図の形で示す。なお、画像形成装置6,8,10,12の構成はいずれも同様なので、ここでは、画像形成装置6を代表に説明する。
画像形成装置6は、制御部20を有する。制御部20は、CPU22を中心とし、CPU22に対し、制御プログラムの格納されたROM24、作業用のS−RAM(Static Random Access Memory)26、および画像形成等に関わる各種の設定値を記憶するバッテリバックアップされたNV−RAM(不揮発性メモリ)28がバス30を介して接続されて構成されている。
制御部20には、紙文書を読み取る画像読取装置34、各種の入力を行うためのキーや表示部を備えた操作パネル34、LAN14を介して接続された端末装置4と各種の情報を送受信するためのネットワークI/F36、および電子文書を用紙上に形成するプリント装置38が、バス30を介して接続されている。
図3は、操作パネル34の詳細を示す平面図である。
操作パネル34は、液晶タッチパネル58の他各種のキーを備えている。
液晶タッチパネル58には、設定中のコピー条件やコピーモード、コピー条件やコピーモードを選択するためのキー、および用紙切れや紙詰まりなどのメッセージが表示される。あるいは、後述するユーザIDやパスワードの入力を受け付けるための、図4に示すような、キーボード画面が表示される。
図3に戻り、各種キーとしては、各種の機能に切り替える際に押下するボックスキー60、ファックスキー62、スキャンキー64、およびコピーキー66、コピーや各機能を開始するときに押下するスタートキー68、装置の動作を停止させたいときに押下するストップキー70、コピー部数などの数値を入力するときに押下するテンキー72、タッチパネル58や各種キーで設定した設定をリセットするときに押下するリセットキー74等が設けられている。なお、「ボックス」については後述する。
図2に戻り、制御部20には、固定記憶装置40がバス30を介して接続されている。固定記憶装置には、例えば、ハードディスク装置を用いることができる。
固定記憶装置40には、図5に示すように、区分けされた記憶領域である「ボックス」が複数個(本例では、5個)設定されている。当該ボックスは、電子文書の保管領域として使用される。すなわち、固定記憶装置40は、電子文書を保管する電子文書保管手段として機能する。
ボックスは、ボックス番号(No.)で識別されて管理されている。
ボックスには、個々のユーザ毎に割り当てられるプライベートボックス42,44と、特定のユーザグループに割り当てられるグループボックス46,48と、画像形成装置6へのログインを許可されたユーザ全員に割り当てられるパブリックボックス50の3種類がある。
また、固定記憶装置40には、画像形成装置6へのアクセス管理、およびプライベートボックス、グループボックスへのアクセス管理のための管理情報を記憶するアクセス管理情報記憶部52が設けられている。
アクセス管理情報記憶部52は、図6(a)に示す、ユーザIDと個人パスワードとを対応付けて記憶する第1テーブル54と、図6(b)に示す、ボックスNo.とボックス種別、ボックス管理者名、およびボックスパスワードとを対応付けて記憶する第2テーブル56とを備えている。
画像形成装置6を利用しようとする者は、先ず、ユーザIDと個人パスワードの入力が求められ、入力されたユーザIDと個人パスワードとが、第1テーブル54に登録されている場合に限って、画像形成装置6へのログインが許可される。
また、画像形成装置6へのログインが許可されたユーザが、グループボックスにアクセスする際には、ボックスパスワードの入力が求められ、入力されたボックスパスワードと第2テーブル56に登録されているボックスパスワードとが一致した場合に限って、当該グループボックスへのアクセスが許可される。
なお、プライベートボックスが割り当てられているユーザは、個人パスワードとプライベートボックスに設定されているボックスパスワードとが同一であるので、ボックスパスワードの入力を求められることなく当該プライベートボックスへのアクセスが可能となる。
パブリックボックスは、ボックスパスワードが設定されていないので、画像形成装置6へのログインが許可されたユーザ全員がアクセス可能である。
上記したように、画像形成装置6は文書保管手段として固定記憶装置40を備え、固定記憶装置40は文書を保管するボックスを有しており、ボックスはその種類に応じて異なるアクセス権限(パスワード等)が与えられている。したがって、画像形成装置6は、電子文書を管理する管理装置(電子文書管理装置)として機能する。なお、ボックスの新設、削除あるいはボックスに対するパスワードの設定は、操作パネル34を介して行えるようになっている。
ここで、ユーザ1(User1)は、グループA(GroupA)に属し、個人パスワード「11abc」とNo.3ボックスのボックスパスワード「aa123」とを知得しているものとする。
ユーザ2(User2)は、グループB(GroupB)に属し、個人パスワード「22def」とNo.4ボックスのボックスパスワード「bb456」とを知得しているものとする。
ユーザ3(User3)は、グループA(GroupA)に属し、No.3ボックスのボックスパスワード「aa123」を知得しており、ユーザ4(User4)は、グループB(GroupB)に属し、No.4ボックスのボックスパスワード「bb456」を知得しているものとする。
[電子文書に対する開示制限設定と電子文書のボックスへの保管]
上述したボックスには、電子文書が保管されるのであるが、当該電子文書は、その構成要素毎に、どのボックスに保管されるかに拠って開示するか否かが決定される開示可否情報が付与されている。開示可否情報には、「開示可」と「開示不可」の2通りがある。例えば、ある電子文書におけるある文字列「abc」からなる構成要素に対し、No.1ボックスの場合は「開示可」に設定され、No.2ボックスの場合は「開示不可」に設定されているとし、この電子文書は、No.1ボックスとNo.2ボックスの両方に保管されているとする。この場合、No.1ボックスから出力される電子文書の文字列「abc」はそのままである一方、No.2ボックスから出力される電子文書の文字列「abc」は確認できない状態、例えば、黒塗り等の伏字処理が施されていることとなる。
上述したような電子文書の作成方法(開示制限設定方法)について、図7〜図13を参照しながら説明する。
図7〜図9は、端末装置4(図1)にインストールされて実行されるアプリケーションプログラムのフローチャートである。
端末装置4において当該プログラムが起動されると、端末装置4は、LAN14(図1)に接続されている画像形成装置を検索し、液晶ディスプレイ装置18(図1)に、検出された画像形成装置の一覧表示を行う(ステップS2)。この一覧表示は、これから開示制限設定する電子文書の保管先とする画像形成装置を選択するためのものである。
ユーザにより、マウス16(図1)を介して、一覧表示された画像形成装置の中から、一の画像形成装置が選択されると(ステップS4でYES)、端末装置4は、選択された画像形成装置から、ボックス情報を取得する(ステップS6)。ここで、「ボックス情報」とは、当該画像形成装置の第2テーブル56(図6(b))に登録されている情報の内、ボックスNo.、種別、および管理者名からなる情報である。
続いて、端末装置4に保存されている文書の一覧表示を行う。この一覧表示は、これから開示制限設定する電子文書を選択するためのものであり、ファイル名の形で表示される。
ユーザにより、マウス16を介して、一覧表示されたファイル名の中から、一のファイル名(電子文書)が選択されると(ステップS10でYES)、開示制限設定処理(ステップS12)へと進む。ここでは、ファイル名「document001」の電子文書が選択されたものとする。
開示制限設定処理(ステップS12)の詳細について、図8と図10および図12とに基づいて説明する。
図8に示すのは、開示制限設定処理(ステップS12)の詳細を示すフローチャートである。開示制限設定処理は、大きく分けて、電子文書において開示可否設定対象とする構成要素の選択を受け付ける構成要素受付処理(ステップS21〜S26)と、選択された構成要素毎に、開示可否情報をボックスと対応付けて登録する開示可否情報登録処理(ステップS27〜S31)とからなる。
先ず、液晶ディスプレイ装置18に、図10(a)に示すような構成要素選択画面71を表示する(ステップS21)と共に、RAM(不図示)に、図12に示すような開示可否情報テーブル84を準備する(ステップS22)。
図10(a)に示すように、構成要素選択画面71の文書表示領域78に、ステップS10(図7)で選択した文書が表示されると共に、その右側に、選択要素番号を登録するためのコンボボックス73が表示される。
図12に示すように、開示可否情報テーブル84は、「選択要素No.」と「配置領域」欄」とボックス情報から得られた「ボックスNo.」欄とで構成される。
まず、文書中の登録したい領域(構成要素)、例えば、領域86をマウス16でドラッグし、反転させる(ステップS23でYES)。続いて、コンボボックス73で選択要素番号、例えば、選択要素1を選択する(ステップS24でYES)。そうすると、選択された構成要素の当該電子文書における配置領域(x1,y1〜x2,y2)を特定し、当該配置領域が選択要素No.1と対応付けられて、開示可否情報テーブル84に登録される(ステップS25)。この操作を、各領域92,94と繰り返し、文書中の各領域(構成要素)と選択要素番号を対応付ける。対応付けが終わったら「設定終了」ボタン75をクリックする(ステップS26でYES)。以上により、開示可否情報テーブル84(図12)において、選択要素No.と各構成要素の配置領域との対応表が作成される。
続いて、図10(b)に示すような開示制限設定画面76を表示する。本図に示すように、開示制限設定画面76の文書表示領域78には、ステップS10(図7)で選択した文書が表示される。これとは別に、選択要素番号を選択する(特定する)ためのコンボボックス88が表示される。また、開示可否設定領域80には、ステップS6(図7)で取得したボックス情報に加え、ボックス毎に開示不可の設定をするためのチェックボックス82が表示される。
コンボボックス88において、ユーザにより、マウス16を介して、構成要素番号が選択されると(ステップS28でYES)、開示可否情報テーブル84(図12)を参照して、選択された番号に対応する領域に存する構成要素を他の構成要素と判別できるように、例えば、反転表示する(不図示)。
構成要素番号が選択された状態で、開示可否設定領域80のチェックボックス82のいずれかがマウス16を介してチェックされると(ステップS29でYES)、開示可否情報テーブル84の対応するチェックボックスNo.の欄に開示不可情報「×」を登録する(ステップS30)。なお、開示可否情報テーブル84の「ボックスNo.」欄には、初期設定として全て開示可情報「○」が登録されていて、チェックボックスがチェックされたボックスNo.のみが開示不可情報「×」に変更登録される。これにより、選択された構成要素に、配置領域を介して、開示可否情報(開示可または開示不可)が付与されることとなる。
続いて、「設定終了」ボタン90のクリックにより、設定終了の指示がなされたか否かを確認する(ステップS31)。設定終了の指示がなければ(ステップS31でNO)、続いて、コンボボックス88を介してなされる次の要素番号の選択を待ち、開示可否設定領域80を用いて、開示可否を設定する(ステップS28〜S30)。
以下、ステップS28〜S30が繰り返されて、選択された構成要素に開示可否情報が付与されて、開示可否情報テーブル84が完成する。
そして、「設定終了」ボタン90がクリックされると(ステップS31でYES)、開示制限設定処理を終了して、図7のステップS14に戻る。このとき、完成した開示可否情報テーブル84は、電子文書ファイルの付属情報として当該電子文書ファイルと一体とされる。ここで、本例では、上記ステップS20〜S32の処理により、開示制限をする構成要素として文字列86,92およびイラスト94が選択されたものとする。そして、文字列86には選択要素No.1が、文字列92には選択要素No.2が、イラスト94には構成要素No.3が割り当てられ、各構成要素に図12に示すように開示可否情報が付与されたものとする。なお、開示制限設定画面76で選択されなかった構成要素は、すべて開示可の扱いとなる。
図7に示す保管ボックス選択処理の詳細について、図9、図11、図13を参照しながら説明する。
保管ボックス選択処理では、先ず、液晶ディスプレイ装置18(図1)に、図11に示すような保管ボックス選択画面96が表示されると共に、図13に示すような保管ボックステーブル98が準備される。
保管ボックス選択画面96において、チェックボックス100のいずれかが選択されると(ステップS36でYES)、対応するボックスNo.が保管ボックステーブル98に登録される(ステップS38)。
保管ボックス選択終了ボタン102がクリックされると(ステップS40でYES)、保管ボックス選択処理を終了して、図7のステップS16へ戻る。ここでは、保管先として、No.1、No.3、およびNo.5のボックスが選択されたものとする。
保管ボックス選択処理が終了すると、液晶ディスプレイ装置18に不図示の文書送信指示画面(不図示)が表示される。当該文書送信指示画面における「送信指示」ボタン(不図示)がクリックされると(ステップS16でYES)、ステップS4で選択した画像形成装置宛てに、電子文書が保管ボックステーブル98と共に、送信される(ステップS18)。
なお、電子文書を受け取った画像形成装置は、保管ボックステーブル98を参照して、当該電子文書を当該保管ボックステーブル98に登録されているNo.の各ボックスに保管する。
[文書出力処理]
次に、上述したようにして画像形成装置内の固定記憶装置40の各ボックスに保管された電子文書の出力処理について説明する。ここでは、電子文書を用紙上に再現するプリント出力を例にして説明する。
図14、図15は、画像形成装置6の制御部20(図2)で実行されるプログラムのフローチャートである。
当該プログラムは、操作パネル34のボックスキー60(図3)が押下されると起動される。
先ず、操作パネル34の液晶タッチパネル58にユーザIDおよび個人パスワード受付画面(不図示)が表示され、ユーザIDおよび個人パスワードが入力されると(ステップS50)、固定記憶装置40内に設けられたボックスのNo.が、「ボックスNo.」キーの形態で一覧表示(不図示)される(ステップS52)。このとき、グループボックス、パブリックボックス、およびユーザIDおよび個人パスワードで認証されたユーザのプライベートボックス(すなわち、アクセス権限の与えられたボックス)が存在する場合には、そのプライベートのボックスNo.が表示される。
一覧表示された「ボックスNo.」キーの中から、ユーザが一のボックスを選択すると(ステップS54でYES)、第2テーブル56(図6)を参照して、選択されたのがグループボックスであるか否かを判定する(ステップS56)。
グループボックスである判定した場合は(ステップS56でYES)、液晶タッチパネル58にパスワード受付画面(不図示)を表示する(ステップS58)。そして、第2テーブル56(図6)を参照し、ユーザから入力されたパスワードが、ステップS54で選択されたボックスのパスワードと一致するか否かの判定を行う(ステップS60)。
一致しないと判定した場合は(ステップS60でNO)、液晶タッチパネル58に「あなたには、アクセス権限が与えられていません」といった旨の警告表示をして(ステップS62)、ステップS54に戻る。
一方、一致すると判定した場合は(ステップS60でYES)、ステップS54で選択されたボックスに保管されている文書をファイル名で一覧表示する(ステップS64)。
また、ステップS56で、グループボックスではないと判定した場合(すなわち、パブリックボックスか当該ユーザのプライベートボックスであると判定した場合)には、ステップS54で選択されたボックスは当該ユーザにアクセス権限があることになるので、そのボックスに保管されている文書をファイル名で一覧表示(不図示)する(ステップS64)。
ユーザによって、文書の一覧表示から一の文書が選択され(ステップS68でYES)、同時に表示されている「プリント」キー(不図示)が押下されると(ステップS70でYES)、図15に示す原文加工処理(ステップS72〜S82)へ移行する。
先ず、選択された文書の電子文書ファイルに開示可否テーブル84(図12)が付属しているか否かを判定し(ステップS72)、付属している場合は(ステップS72でYES)、変数nを「1」にセットして(ステップS74)、ステップS76へ進む。変数nは、開示可否テーブル84の選択要素No.を特定するためのものである。
開示可否テーブル84において、当該電子文書が保管されているボックス(ステップS54(図14)で選択されたボックス)のボックスNo.欄の選択要素No.1に対応する欄に「開示不可(×)」情報が登録されているか否かを判定する(ステップS76)。
その結果、「開示不可(×)」情報が登録されていると判定した場合は(ステップS76でYES)、電子文書の対応する配置領域(選択要素No.1の配置領域)に存する文字列に伏字等を行う開示制限処理を実行する(ステップS78)。後述するように、本例では、該当する文字列に代えて黒塗りをしている。
一方、「開示可(○)」情報が登録されていると判定した場合は(ステップS76でNO)、ステップS78をスキップして、未処理の選択要素の有無を確認し(ステップS80でYES)、処理対象とする選択要素No.1を一つインクリメントして(ステップS82)、ステップS76に戻り、未処理の選択要素が無くなるまで(ステップS80でNO)、ステップS76〜S82の処理を繰り返す。
全ての選択要素について処理が終了すると(ステップS80でNO)、制御部20は、加工済みの電子文書を出力する(ステップS84)。また、ステップS72において、選択された文書の電子文書ファイルに開示可否テーブル84(図12)が付属していないと判定した場合は(ステップS72でNO)、電子文書を加工することなくそのまま出力する(ステップS84)。
出力先は、操作パネルを介してなされるユーザ指示のジョブによって異なるが、ここでは、プリント出力が指示されているので(ステップS70(図14))、制御部20は、プリント装置38へ電子文書を出力する。電子文書を受け取ったプリント装置38は、これを紙の上に再現して紙文書として出力する。
[出力結果]
ここで、上記した例において、電子文書(ファイル名:document001)を、No.1ボックス(ユーザ1のプライベートボックス)、No.3ボックス(グループAのグループボックス、No.5ボックス(パブリックボックス)の各々から出力してプリントした例を図16に示す。上述したように、ユーザ1〜4の内、No.1ボックスのアクセス権限を有するのは、ユーザ1のみであり、No.2ボックスのアクセス権限を有するのは、グループAに属するユーザ1、ユーザ3であり、No.5ボックスのアクセス権限を有するのはユーザ1〜4全員である。
図16(a)に示すのは、No.1ボックスからの出力例である。図12に示した開示可否情報テーブル84から、文字列86(選択要素No.1)、文字列92(選択要素No.2)およびイラスト94(選択要素No.3)のいずれもNo.1ボックスから出力される場合には、開示制限は課せられていない(「開示不可(×)」情報が付与されていない)ので、伏字にされることなくそのままプリントされている。
図16(b)に示すのは、No.3ボックスからの出力例である。図12に示した開示可否情報テーブル84から、文字列86(選択要素No.1)および文字列92(選択要素No.2)には、開示制限が課せられている(「開示不可(×)」情報が付与されている)ので、黒塗りの伏字になっており、イラスト94(選択要素No.3)には、開示制限は課せられていない(「開示不可(×)」情報が付与されていない)ので、伏字にされることなくそのままプリントされている。
図16(c)に示すのは、No.5ボックスからの出力例である。図12に示した開示可否情報テーブル84から、文字列86(選択要素No.1)、文字列92(選択要素No.2)およびイラスト94(選択要素No.3)のいずれもNo.5ボックスから出力される場合には、開示制限は課せられている(「開示不可(×)」情報が付与されている)ので、すべてが黒塗りの伏字にされてプリントされている。
ここで、ユーザ1は、No.1,3,5のいずれのボックスへのアクセス権限を有しているので、同一の電子文書でありながら、当該電子文書を引き出すボックスに応じて、開示状態の異なる3態様の文書を入手することが可能となる。
また、ユーザ1は、同じグループAのメンバーであるユーザ3と電話等によって当該電子文書をもとに議論をする際には、No.3ボックス(グループAのグループボックス)から当該電子文書を引き出すだけで、ユーザ3と同じ開示状態の文書を得ることができる。これにより、[発明が解決しようとする課題]で指摘したような不都合が解消されることとなる。
また、ユーザ1が、同じグループAに属さないユーザ2またはユーザ4と電話等で打合せをしたい場合は、No.5ボックス(パブリックボックス)から電子文書を引き出せば、ユーザ2およびユーザ4と同じ開示状態の文書を得ることができる。
(変形例)
上記実施の形態では、ボックスから出力する際に、当該ボックスに応じて電子文書の加工を行っているが、変形例では、ボックスに保管する際に、保管先のボックスに応じて電子文書の加工を行うこととしている。また、変形例では、ボックスに拠って異なる開示形態で電子文書が保管されることとなるので、電子文書をボックス間でコピーまたは移動する際には、コピー先または移動先のボックスに応じて電子文書を加工し直す処理がなされる。
変形例は、主として電子文書を加工するタイミングが異なる以外は、上記実施の形態と基本的に同様の構成である。したがって、共通する部分の説明は省略するか簡単に言及するに止め、異なる部分を中心に説明することとする。
図17に示すのは、変形例に係る画像形成装置における固定記憶装置40内の記憶領域を示すブロック図である。変形例における固定記憶装置40では、アクセス管理情報記憶部52、No.1〜5ボックスに加え、原文保管部104が設けられている。
図18に示すのは、変形例に係る画像形成装置(制御部20(図1))が、端末装置4(図1)から受信した電子文書をボックスに保管する処理を示すフローチャートである。
なお、変形例でも、上記実施の形態と同様の電子文書例(図10、図12、図13)を用いて説明することとする。
電子文書を受信すると(ステップS100でYES)、受信した電子文書を原文保管部104(図17)に原文としてそのまま保管する(ステップS102)と共に、保管ボックステーブル98(図13)で指定されている各ボックスへ、必要に応じて加工した上で、保管する(ステップS104〜S110)。
先ず、電子文書と一緒に送信される保管ボックステーブル98を参照して、最初に指定されているボックスNo.を特定する(ステップS104)。
特定したボックスNo.に応じて電子文書を加工した上で(ステップS106)、当該ボックスNo.のボックスに加工後の電子文書を保管する(ステップS108)。なお、電子文書の加工処理(ステップS106)は、図15に示すステップS72〜S82の処理と同様なので、その説明については省略する。
そして、保管ボックステーブル98で指定されている全てのボックスNo.のボックスへの保管が終了すると(ステップS110でNO)、当該一連の保管処理を終了する。
続いて、電子文書のボックス間における移動またはコピー処理について、図19、図20を参照しながら説明する。
図19は、画像形成装置の制御部20(図2)で実行されるプログラムのフローチャートである。
先ず、操作パネル34(図3、図4)を介して、移動またはコピー対象となる文書が、ユーザによって選択される(ステップS120)。文書の選択処理は、図14に示すステップS50〜S68の処理と同様なので、その説明については省略する。
移動またはコピー対象となる文書が選択された状態での液晶タッチパネル58の表示画面を図20(a)に示す。
図20(a)に示す表示画面において、「移動/コピー」キー106が押下されると(ステップS122でYES)、図20(b)に示す表示画面に切り替わり、「移動/コピー」モードになる。因みに、図20(a)において、「プリント」キー108が押下されると(図14のステップS70でYES)、既述したプリント処理(図15)に移行することとなる。
続いて、「移動する」キー110が押下され(ステップS124でYES)、移動先ボックスが受付られた状態で(ステップS126)、「OK」キー114が押下されると(ステップS128でYES)、原文加工処理(ステップS130)へ移行する。ここでは、上記したように、「box02」キー112の押下によって移動先ボックスとしてNo.2ボックスが選択されたものとする。
原文加工処理(ステップS130)では、原文保管部104(図17)から原文(電子文書)を読み出して、移動先のボックスに応じて加工する。この加工処理は、図15に示すステップS72〜S82の処理と同様なので、その説明については省略する。なお、原文保管部104の原文は、加工に利用されるだけで、原文のまま継続して原文保管部104に保管される。
加工された電子文書は、移動先のボックスへ保管され(ステップS132)、移動元ボックスから該当する電子文書が削除されて(ステップS134)、移動処理が終了する。
一方、「コピーする」キー116が押下されると(ステップS124でNO)、コピー処理がなされるのであるが、当該処理(ステップS136〜S142)は、元の電子文書が元のボックスから削除されないこと以外(ステップS134を有しないこと以外)は、上記した移動処理(ステップS126〜S132)と同様であるので、その説明については省略する。
なお、移動先またはコピー先のボックスにボックスパスワードが設定されている場合でも、パスワードの入力は必要とされない。
ここで、No.3ボックス(グループAのグループボックス)からNo.2ボックス(ユーザ2のプライベートボックス)に電子文書(ファイル名:document001)を移動またはコピーした場合を具体例とし、図21を参照しながら説明する。
図21(a)に示すのは、No.3ボックスに保管されている状態の電子文書である。図12に示した開示可否情報テーブル84から、文字列86(選択要素No.1)および文字列92(選択要素No.2)には、開示制限が課せられている(「開示不可(×)」情報が付与されている)ので、黒塗りの伏字になっており、イラスト94(選択要素No.3)には、開示制限は課せられていない(「開示不可(×)」情報が付与されていない)ので、伏字にされることなくそのままの状態で保管されている。
図21(b)に示すのは、原文保管部104(図17)に保管されている状態の電子文書である。ボックス間で電子文書を移動またはコピーする際は、当該電子文書が利用され、移動またはコピー先のボックスに応じて、加工処理がなされる。
図21(c)に示すのは、移動またはコピーの結果、No.2ボックスに保管された状態の電子文書である。図12に示した開示可否情報テーブル84から、文字列86(選択要素No.1)および文字列92(選択要素No.2)には、開示制限は課せられていない(「開示不可(×)」情報が付与されていない)ので、伏字にされることなくそのままの状態で保管されている一方、イラスト94(選択要素No.3)は、開示制限が課せられている(「開示不可(×)」情報が付与されている)ので、黒塗りの伏字にされて保管されている。
このように、変形例によれば、移動またはコピー先のボックスに応じて、開示態様が変更された上で、電子文書が移動またはコピー先のボックスに保管されることとなる。
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明は、上記した形態に限らないことは勿論であり、例えば、以下のような形態とすることもできる。
(1)上記実施の形態では、固定記憶装置内に一定の記憶容量を有する記憶領域(ボックス)を複数個確保し、一の電子文書を複数のボックスで保管する場合には、現実に各ボックス(記憶領域)に保存することとした(すなわち、例えば、3個のボックスで保管する場合には、当該電子文書が3個保存されることとなった)。
しかしながら、電子文書をボックスで保管する場合に、現実にボックス毎に記憶領域を確保する必要は無い。すなわち、一の電子文書を複数のボックスで保管する場合であっても、電子文書を1個保存すると共に、当該電子文書の保管先となるボックス(No.)とを対応付けるだけでも構わない。当該対応付けは、管理テーブル等によってなされる。
したがって、本明細書において、「電子文書をボックスに(で)保管する」とは、ボックスに対応する記憶領域を現実に確保して、当該記憶領域に電子文書を保存する場合と、管理テーブル等を用いて、電子文書をボックス(No.)に関連付けて保存する場合とを含む概念で用いる。
(2)上記実施の形態では、構成要素に対し開示可否情報が、当該構成要素の配置領域を介して付与されることとしたが(図12等)、これに限らず、構成要素と開示可否情報とを直接的に関連付けることとしてもよい。即ち、構成要素を特定する手段は、配置領域に基づく手段に限らず、各構成要素にIDを付加し、そのIDをもって構成要素を特定することも可能である。また、文書のレイアウト情報(「A行目のB番目の文字からX行目のY番目の文字まで」等)によって構成要素を特定する手段も考えられる。
(3)上記実施の形態では、開示不可の開示可否情報が付与された構成要素に対して、黒塗りの伏字処理を施したが、伏字処理は、これに限らず、他の記号(例えば、「○」や「×」)に置き換えても構わない。あるいは、該当する構成要素を単に削除して、空白にすることとしても構わない。要は、該当する構成要素の意味内容が当該文書を受け取ったユーザに伝わらないような加工であれば構わないのである。
また、伏字処理の種類を、ユーザが選択できるようにしても良い。具体的には、図10に示した開示制限設定画面において、何種類かの伏字種類選択ボタン(「黒塗り」ボタン、「○印」ボタン、「×印」ボタン、「空白」ボタン等)を表示し、ユーザに選択させるようにする。選択させるタイミングは、構成要素を選択した直後(図8のステップS28でYESの直後)等が考えられる。置き換える記号等は、予め、制御部20のROM24(図2)に記憶させておく。
(4)上記実施の形態では、開示不可の開示可否情報を付与する構成要素として、文字列86,92やイラスト94(図10等)を例に挙げたが、当該構成要素の単位はこれに限らず任意である。例えば、文字列とイラストとを混在させて一構成要素としても構わない。また、複数ページからなる電子文書において、1ページ全体を一構成要素としても構わない。
(5)上記実施の形態では、端末装置に保存されている電子文書に開示制限設定処理(ステップS12(図7))を施した上で、画像形成装置の固定記憶装置に保管することとしたが、これに限らず、画像形成装置に保管されている電子文書を端末装置から読み出し、当該詠み出した電子文書に開示制限設定処理(ステップS12(図7))を施した上で、画像形成装置に戻す(保管し直す)ようにすることも可能である。
(6)上記実施の形態では、開示制限設定処理が施された電子文書は、プリントの用に供したが、出力される電子文書の利用はこれに限らない。例えば、ファクシミリ送信したり、端末装置や他の画像形成装置にネットワーク送信したり、Eメールに添付して送信したり、あるいは、自装置(画像形成装置)の液晶表示装置に表示する等の利用態様が考えられる。
本発明に係る文書管理装置は、電子文書をボックス毎に機密管理する文書管理装置に好適に利用可能である。
電子文書管理システムの概略構成を示す図である。 画像形成装置の概略構成を示す機能ブロック図である。 上記画像形成装置が備える操作パネルの平面図である。 上記操作パネルが有する液晶タッチパネルの表示の一例を示す図である。 上記画像形成装置が備える固定記憶装置内の記憶領域の概念図である。 (a)はアクセス管理情報記憶部の第1テーブルを示す図であり、(b)は同第2テーブルを示す図である。 端末装置において実行される開示制限設定のフローチャートである。 上記開示制限設定中における開示制限設定処理の詳細を記したフローチャートである。 上記開示制限設定中における保管ボックス選択処理の詳細を記したフローチャートである。 上記開示制限設定処理において、端末装置の液晶ディスプレイ装置に表示される画面の一例を示す図である。 上記保管ボックス選択処理において、前記液晶ディスプレイ装置に表示される画面の一例を示す図である。 電子文書に付属する開示可否情報テーブルを示す図である。 電子文書の保管先ボックスが登録された保管ボックステーブルを示す図である。 電子文書の出力処理を示すフローチャートの一部である。 電子文書の出力処理を示すフローチャートの一部である。 電子文書の出力結果の一例を示す図である。 変形例に係る画像形成装置が備える固定記憶装置内の記憶領域の概念図である。 変形例に係る画像形成装置において実行される電子文書保管処理を示すフローチャートである。 変形例に係る画像形成装置において実行される、電子文書のボックス間での移動/コピー処理を示すフローチャートである。 上記移動/コピー処理の際に、操作パネルの液晶タッチパネルに表示される画面の例を示す図である。 上記移動/コピー処理の実行結果の一例を示す図である。
符号の説明
6,8,10,12 画像形成装置
20 制御部
40 固定記憶装置
42,44 プライベートボックス
46,48 グループボックス
50 パブリックボックス

Claims (7)

  1. 一のユーザに対しアクセス権限が付与されてなるボックスおよびユーザグループに対しアクセス権限が付与されてなるボックス毎に、どのボックスに保管されるかに拠って開示するか否かが決定される開示可否情報が構成要素毎に付与されてなる電子文書を保管する電子文書保管手段と、
    前記開示可否情報を参照し保管先のボックスに応じて、開示不可の開示可否情報が付与されている構成要素について開示不能に電子文書を加工する加工手段と、
    を有することを特徴とする電子文書管理装置。
  2. 一の前記ボックスに保管されている電子文書の出力指示を受け付ける出力受付手段と、
    出力指示のあった電子文書を当該ボックスから出力する出力手段とを有し、
    前記加工手段は、出力指示された電子文書が前記出力手段から出力される際に、前記加工を実行することを特徴とする請求項1記載の電子文書管理装置。
  3. 前記加工手段は、前記電子文書が前記ボックスに保管される際に、前記加工を実行することを特徴とする請求項1記載の電子文書管理装置。
  4. 加工前の電子文書を保管する原文保管部と、
    一のボックスに保管された電子文書の他のボックスへの移動またはコピー指示を受け付ける移動・コピー受付手段とを有し、
    前記加工手段は、移動・コピー受付手段が移動またはコピー指示を受け付けると、前記一のボックスに保管された電子文書に対応する、前記原文保管部に保管されている電子文書に対し前記加工を施して、前記他のボックスへ保管することを特徴とする請求項3記載の電子文書管理装置。
  5. 請求項1記載の電子文書を作成するためのプログラムであって、
    電子文書を表示手段に表示させる処理と、
    表示された電子文書の構成要素の一部の選択を受け付ける処理と、
    選択された構成要素に対し、開示可否情報をボックスと対応付けて付与する処理と、
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  6. 文書保管手段と電子文書加工手段とを有する電子文書管理装置によって実行される方法であって、
    前記文書保管手段が、一のユーザに対しアクセス権限が付与されてなるボックスおよびユーザグループに対しアクセス権限が付与されてなるボックス毎に、どのボックスに保管されるかに拠って開示するか否かが決定される開示可否情報が構成要素毎に付与されてなる電子文書を保管する電子文書保管ステップと、
    前記電子文書加工手段が、前記開示可否情報を参照し保管先のボックスに応じて、開示不可の開示可否情報が付与されている構成要素について開示不能に電子文書を加工する加工ステップと、
    を有することを特徴とする電子文書管理方法。
  7. 電子文書管理装置のコンピュータに、
    一のユーザに対しアクセス権限が付与されてなるボックスおよびユーザグループに対しアクセス権限が付与されてなるボックス毎に、どのボックスに保管されるかに拠って開示するか否かが決定される開示可否情報が構成要素毎に付与されてなる電子文書を保管する電子文書保管処理と、
    前記開示可否情報を参照し保管先のボックスに応じて、開示不可の開示可否情報が付与されている構成要素について開示不能に電子文書を加工する加工処理と、
    を実行させるためのプログラム。
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