JP4214549B2 - 放射性廃棄物収納用容器 - Google Patents

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Description

本発明は、核燃料再処理施設その他各種原子力施設から排出される放射性廃棄物の収納用容器に関する。
核燃料再処理施設その他各種原子力施設から排出される放射性廃棄物を、放射線管理区域Aからもっと管理レベルの低い放射線管理区域Bに搬出する場合には、放射線管理区域Bが放射線管理区域Aからの放射性物質で汚染されないようにして搬出する必要がある。
放射線管理区域Aから放射線管理区域Bへの放射性廃棄物の搬出は、従来次のように行われている。即ち、放射線管理区域Aから放射線管理区域Bへ放射性廃棄物を搬出する場合には、放射線管理区域Aと放射線管理区域Bとの間に、放射性廃棄物搬出用の放射線のしゃへい及び放射能の汚染拡大防止のシール機能を備えた放射線しゃへいハッチを取りつけている。
放射線管理区域Aから放射線管理区域Bに放射性廃棄物を搬出する場合には、まず、放射線管理区域B側にて、搬送用キャスクに蓋で密閉された放射性廃棄物収納用容器を収納して、放射線しゃへいハッチまで運搬する。このとき、放射線しゃへいハッチは、通常、床面に床上区画と床下区画を連通するように形成された開口に取り付けられ、床上が放射線管理区域A、床下が放射線管理区域B側となっている。したがって、放射性廃棄物収納用容器を収納した搬送用キャスクは、搬送用キャスク開口部を上にした状態で放射線しゃへいハッチの直下の位置に位置決めされる。次いで、搬送用キャスクは上昇しつつ放射線しゃへいハッチが取り付けられている床スラブ等の放射線しゃへいハッチ支持部材の下面に接近させられ、搬送用キャスク開口部上端面が該下面に当接させられる。放射線しゃへいハッチ支持部材の下面と搬送用キャスク開口部上端面は互いに当接したとき、その間が隙間なく密着するように形成されており、搬送用キャスクは、その開口部上端面が放射線しゃへいハッチ支持部材の下面に密着した状態に保持される。
放射性廃棄物収納用容器も搬送用キャスクに対して相対的に上方に動かされ、放射性廃棄物収納用容器の上端面外縁部が同じく放射線しゃへいハッチが取り付いているスラブ等の支持部材下面に密着してその間が気密にシールされる。なお、放射性廃棄物収納用容器の蓋の外縁は、スラブ等の支持部材下面に密着する放射性廃棄物収納用容器(以下、容器という)の上端面外縁部よりも内側にある。
放射線しゃへいハッチは上方に開かれるが、開くときは、容器本体を密閉する蓋の上面に取り付けられている蓋開閉掴みジグを放射線しゃへいハッチが掴み、放射線しゃへいハッチが開くとき同時に容器本体から蓋が取り外される。
放射線しゃへいハッチ開放時に、ハッチ開口部を通って下方の放射線管理区域Bへ漏洩した放射線は、ハッチ下面(スラブ等の支持部材下面)に上端を密着させてハッチ開口を下から囲む搬送用キャスクで遮蔽される。また、シール機能を備えた容器の上端面外縁部とスラブ等の支持部材下面との間の密閉により、放射線管理区域Aから放射線管理区域Bへの放射能の汚染拡大が防止される。
容器の蓋が開放されたら、放射性廃棄物が上方から放射線しゃへいハッチを通して放射性廃棄物収納用容器に入れられ、次いで蓋を掴んだままの放射線しゃへいハッチが閉められる。放射線しゃへいハッチが閉められるのに伴って容器の蓋も容器の開放端に嵌め込まれる。放射線しゃへいハッチが閉められ、容器の蓋も容器の開放端に嵌め込まれたら、放射線しゃへいハッチの蓋掴みジグが開放される。
蓋は、容器搬送時に、振動などで横方向にずれることのないように、容器に嵌め込まれるようになっており、このため、蓋の嵌め込み時には、放射性廃棄物収納用容器の内部気体が蓋にて押し付けられて容器内圧が上昇する。内圧が上昇すると内圧により蓋が持ち上がりやすく、シールが破壊されやすくなる。先行技術においては、蓋のシール機能が損なわれないようにするために、蓋を強制的に容器本体に押し付ける方式が用いられてきた。
例えば特許文献1には、放射性廃棄物収納用容器ではないが、陶磁製容器に陶磁製蓋体で蓋をする場合において、蓋体下面の外周側に設けた円周突条を、リング状にして合成樹脂製の外被体における上面中央の円周方向に形成した嵌合溝内に嵌合、固着し、外被体の外側面にパッキンを周設するとともに、該パッキンに抜気孔を設けることによって、蓋を押し込むとパッキンの外周側が捲くれあがるように変形しながら蓋が下方に移動し、容器内の空気は抜気孔を通って外部に流出するようにしたものが示されている。
また、特許文献2には、放射性物質をダブルドアシステムを介して収容し搬送するコンテナにおいて、コンテナ容器本体内周面に内径方向に突出形成された突条部を設け、蓋に前記突条部に係合する係合部を設けて蓋を載置した後に回転させて係合部を前記突条部に係合させるようにした例が示されている。
特開平9−240718号公報 特開2003−294150号公報
特許文献1においては、内圧による蓋の外れの防止のために強制的に蓋を押し付ける方式が用いられてきた。しかし、放射性廃棄物収納用容器の場合は、容器の径が大きく、必要な押し付け力を発生させる為には、電気の動力源等を使用した加力装置を用いる必要がある。加力装置は、放射線しゃへいハッチと蓋の間の狭い空間に設置する必要がある。先行技術においては、加力装置の設置と加力装置の保守、補修作業が発生する問題点が生じた。
また、特許文献2に記載の方法では、大きな押し付け力を発生させる必要はないが、蓋を嵌め込んだあと、蓋を回転させる必要があり、そのための装置を設ける必要がある。この装置も保守、補修作業が発生する。
本発明の課題は、蓋を固定する加力装置や蓋を回転させる装置を設けることなく、蓋取付時に放射性廃棄物収納用容器内の放射性廃棄物や放射性ダストが外に漏れないようにシール機能を確保した放射性廃棄物収納用容器を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明による放射性廃棄物収納用容器は、軸方向一端が開放された容器と、この容器の前記開放端を密閉する蓋と、蓋密閉時に容器内周面に対向する蓋外周面に装着された外れ止めパッキンと、蓋密閉時に容器の開放側端面に対向する位置の蓋面下面に全周に連続して装着された蓋下面パッキンと、蓋密閉時に前記蓋下面パッキンに当接する位置の容器開放側端面全周に連続して装着され、蓋閉鎖時、前記蓋下面パッキンに当接して容器を密閉するシール用パッキンと、を備えてなり、前記外れ止めパッキンは、蓋密閉時に前記容器内周面に当接するとともに、容器軸方向に貫通する開孔と切欠きのいずれかもしくは双方を備え、前記シール用パッキンは、容器開放側端面に固着される平板状部分と、この平板状部分に結合され前記蓋下面パッキンを介して負荷される蓋の自重により変形する変形部分とを備えている。
上記構成によれば、蓋が容器に載置されるときは、まず蓋の外れ止めパッキンが容器内周面に当接しながら蓋が容器内に嵌まり込んで空気を圧縮するが、外れ止めパッキンには容器軸方向に貫通する開孔と切欠きのいずれかもしくは双方を備えているので、容器内の空気は圧縮されるにつれて前記開孔と切欠きのいずれかもしくは双方を経て容器外(放射線管理区域)へ抜け出る。蓋閉鎖の最終段階になると蓋下面パッキンとシール用パッキンが互いに当接して容器を密閉し、容器内の空気は抜け出ることはなくなるが、蓋下面パッキンとシール用パッキンが互いに当接したあとは、蓋が容器内に嵌まり込む量は少なく、容器内空気の圧縮によるシール破壊の懸念はない。
また、蓋が閉鎖された状態では、外れ止めパッキンが容器内周面に当接しているから、放射性廃棄物収納用容器が移送中に横ブレを生じても、蓋がずれることはない。さらに、蓋が閉鎖された状態では、外れ止めパッキンが容器内周面に当接しているから、放射性廃棄物収納用容器が移送中に上下に動いて蓋が容器に対して相対的に上下に動こうとしても、外れ止めパッキンと容器内周面の間には摩擦力が生じ、蓋の浮き上がりが抑制される。また、蓋が多少上下に動いたとしても、シール用パッキンの変形部分が蓋の動きに追従して変形し、シールを維持する。
外れ止めパッキンとして具体的には、容器軸線を含む平面で切った断面がL字形をなし、その縦辺が前記蓋外周面に固着され、その横辺の先端が蓋密閉時に前記容器内周面に当接するとともに、該横辺に容器軸方向に貫通する開孔と切欠きのいずれかもしくは双方を備えるスリット付きL形パッキン、容器軸線を含む平面で切った断面が中空のD字形をなし、その縦辺が前記蓋外周面に固着され、D字形の曲線部が蓋密閉時に前記容器内周面に当接するとともに、D字形の上下の辺に容器軸方向に貫通する開孔と切欠きのいずれかもしくは双方を備えるスリット付きD形パッキン、容器軸線を含む平面で切った断面が楔形をなし、楔形断面の底辺が前記蓋外周面に固着され、楔形の先端部が蓋密閉時に前記容器内周面に当接するとともに、楔形部分を容器軸方向に貫通する開孔と切欠きのいずれかもしくは双方を設けたスリット付き楔形パッキン、容器軸線を含む平面で切った断面がL字形の横辺先端に方形部分を備えたブロック付きL字形をなし、L字形の縦辺が前記蓋外周面に固着され、その横辺の先端に固着された断面方形のスポンジ状部分が蓋密閉時に前記容器内周面に当接するとともに、横辺と方形部分に容器軸方向に貫通する開孔と切欠きのいずれかもしくは双方を備えるスポンジパッキン、などが適用可能である。
また、シール用パッキンとして具体的には、変形部分がガス抜き孔を備えた中空Oリングであるガス抜き孔付きOリング、変形部分がベローズ状のパッキンであるベローズリング、容器軸線を含む平面で切った断面がフ形をなし、その横辺が容器開放側端面に固着される平板状の部分であり、その斜めの辺が、平板状の部分との結合点を容器外周側にし、容器中心線側に近づくにつれて容器底部から離れる方向に傾斜する変形部分をなしているフ形パッキン、などが適用可能である。
なお、シール用パッキンと蓋下面パッキンを入れ替え、シール用パッキンを蓋下面に、蓋下面パッキンを容器フランジ端面に、それぞれ取り付けるようにしてもよい。
本発明によれば、蓋の外周部に取り付けた外れ止めパッキンにて、蓋が閉まる場合に発生する内圧を放射線管理区域へ逃がすことが可能である為に、蓋の取り付け時に加力装置等による押し付ける方式や蓋を回転させる方式を回避できる。又、蓋下面パッキンとシール用パッキンにて、蓋が閉まったときは密閉性を保持することが可能となり、放射線管理レベルの高い区域から放射線管理レベルの低い区域へ放射性廃棄物を搬出する際に、放射線管理レベルの低い区域の汚染を防止することができる。
本発明の基本的な実施例である放射性廃棄物収納用容器につき図2を用いて説明する。放射性廃棄物収納用容器の全体構造を図2に、蓋の外周部及び容器本体の上部外周部を拡大して図1に示す。以下、図の上方向を上、図の下方向を下として説明する。
図2に示す放射性廃棄物収納用容器は、上端が開放され開放端に容器フランジ7を備えた容器本体1と、周囲に蓋フランジ20を備えて容器本体1の開放端に装着される蓋2と、蓋2の外面(上面)中央に設けられた蓋掴み部3と、蓋フランジ20の外周面全周に固着され上下方向に貫通する切り欠きを備えた蓋の外れ止めパッキン4と、蓋フランジ20の外縁下面の容器フランジ7の上面に対向する位置に全周に亘って装着された蓋下面パッキン5と、容器フランジ7の上面の前記蓋下面パッキン5に対向する位置に同じく全周に亘って装着されたシール用パッキン6と、シール用パッキン6の外周側の容器フランジ7の上面全周に装着されたシール材23と、を含んで構成されている。
蓋フランジ20は、容器本体1の上下方向軸線を含む平面で切った断面が、上下2段の横方向平面部20a、20bとその間を接続する縦方向側面部20cからなる階段状をなしている。そして、蓋2が容器本体1に載置されたとき、ほぼ縦方向側面部20cの高さだけ、蓋2が容器本体1内に嵌め込まれるようになっている。また、下段の横方向平面部20aが蓋板に結合され、上段の横方向平面部20b下面が容器フランジ7の上面に対向していて前記蓋下面パッキン5が装着されている。縦方向側面部20cの外周面は容器フランジ7の内周面に対向しており、前記蓋の外れ止めパッキン4は、縦方向側面部の外周面に装着されて、容器フランジ7の内周面に対向しかつ当接している。
外れ止めパッキン4は、容器本体1の上下方向軸線を含む平面で切った断面が横辺を2本持つL形をなしており、スリット付きL形パッキンである。L形の縦の部分が前記縦方向側面部20c外周面に接着された平板状の基部4aをなし、この基部4aからL形の2本の横辺の部分(以下、フィン部4bという)が互いに平行に横方向(容器本体1の上下方向軸線に直交する方向)に延びている。蓋2が容器本体1に装着されている状態で、外れ止めパッキン4が取り付けられている位置での容器フランジ内周面と蓋フランジ20の縦方向側面部20cの外周面の間隔は約10mmであり、前記フィン部4bの、容器本体1の上下方向軸線に直交する方向の長さは、15mmとしてある。また、フィン部4bには、フィン部4bの上下の空間を連通する開孔4cが、複数箇所に設けてある。開孔4cは孔ではなく、切欠き(スリット)でもよい。
蓋下面パッキン5は平板状であるが、シール用パッキン6は、容器本体1の上下方向軸線を含む平面で切った断面が片仮名のフの字を逆にした形状をなしており、変形部分であるフの字の斜めの辺の末端が容器本体1の中心側を向くように、平板状部分であるフの字の横の辺の上面が容器フランジ7の上面に接着されている。
本実施例では、外れ止めパッキン4、蓋下面パッキン5、シール用パッキン6、シール材23は、いずれもシリコンゴム製としてある。
図3は、搬送用キャスク8に本発明の放射性廃棄物収納用容器が収納され、放射線しゃへいハッチ9の下方に置かれた状態を示す。放射線しゃへいハッチ9は、放射線管理レベルの高い放射線管理区域Aとそれよりも放射線管理レベルの低い放射線管理区域Bを隔てる床スラブ21に形成された開口に設置されている。放射線しゃへいハッチ9は、前記開口に直接設置されているのではなく、前記開口に装着された外周部材22の中央の開口に嵌まり込むようになっている。なお、放射線しゃへいハッチ9の下面(放射線しゃへいハッチ9が閉じられた状態での下面)外周部には放射線しゃへいハッチパッキン10及び放射線しゃへいハッチパッキン11が全周に亘って重ねて装着されている。
図3に示す状態では放射線しゃへいハッチ9は閉じられており、中心線の右側は、搬送用キャスク8の上端が放射線しゃへいハッチ9が設けられた床スラブ21の下面に当接し、放射性廃棄物収納用容器と放射線しゃへいハッチ9が当接した状態を示す。
図4は、放射性廃棄物収納用容器と放射線しゃへいハッチ9が当接した部分の拡大図である。図4は、放射線しゃへいハッチ9が閉まった状態であり、この状態では、放射性廃棄物収納用容器の容器フランジ7はシール材23を介して放射線しゃへいハッチの外周部材22の下面に当接し、蓋フランジ20の上面と放射線しゃへいハッチ9の間は、蓋フランジ20の上面に当接した放射線しゃへいハッチ部パッキン11で気密にシールされている。なお、放射線しゃへいハッチ部パッキン11が蓋フランジ20の上面に当接する際、気密性を確保するため、放射線しゃへいハッチ部パッキン11が蓋フランジ20の上面に押し付けられるので、シール用パッキン6は蓋2が容器本体1に嵌め込まれた状態からさらに下方に変位できるように、柔軟な材質で変形可能な形状にしてある。
以下、放射性廃棄物収納用容器を収容した搬送用キャスク8が放射線しゃへいハッチ9の下方に位置決めされた後の作業手順を順に説明する。搬送状態では、図3の左半部に示されているように、放射性廃棄物収納用容器には蓋2が装着されており、蓋2の上面は搬送用キャスク8の上端面よりも下になっている。搬送用キャスク8が放射線しゃへいハッチ9の下方に位置決めされたら、搬送用キャスク8が放射性廃棄物収納用容器を収納したまま、押し上げられ、搬送用キャスク8の上端が、図3の右半部に示すように、放射線しゃへいハッチ9が取り付けられた床スラブ21の下面に当接して密着する。
次いで、放射性廃棄物収納用容器が搬送用キャスク8に対して相対的に押し上げられ、放射性廃棄物収納用容器の容器フランジ7上面のシール材23が放射線しゃへいハッチの外周部材22の下面に当接して密着する。放射性廃棄物収納用容器が押し上げられるときは放射線しゃへいハッチ9は閉じられているから、蓋2の上面外周部(正確には蓋フランジ20の上面外周部)は、放射性廃棄物収納用容器の上昇に伴い、放射線しゃへいハッチ9の下面外周部を構成する放射線しゃへいハッチパッキン11に当接する。単に当接しただけでは気密の確保が困難なので、放射線しゃへいハッチパッキン11及びシール用パッキン6はいずれも圧縮変形された状態で放射性廃棄物収納用容器の上昇が停止されるようになっている。
また放射性廃棄物収納用容器の上昇の最終段階では、蓋フランジ20の縦方向側面部20cの中心側壁面(内周面)が放射線しゃへいハッチ9の位置決め部材24に接触しつつ上昇し、放射線しゃへいハッチ9に対して、蓋2、つまりは蓋2に装着されている蓋掴み部3が放射線しゃへいハッチ9に対して、正確に位置決めされる。
放射性廃棄物収納用容器の上昇が停止した段階では、搬送用キャスク8の上端が放射線しゃへいハッチ9が取り付けられた床スラブ21の下面に当接して密着し、放射性廃棄物収納用容器の容器フランジ7上面のシール材23が放射線しゃへいハッチの外周部材22の下面に当接して密着している。また、蓋2の上面外周部(正確には蓋フランジ20の上面外周部)が放射線しゃへいハッチ9の下面外周部を構成する放射線しゃへいハッチパッキン11に当接して密着し、蓋下面パッキン5とシール用パッキン6が当接して密着している。
放射性廃棄物収納用容器の上昇が停止すると、放射線しゃへいハッチ9の蓋掴み冶具が蓋2の蓋掴み部3を掴み、次いで、放射線しゃへいハッチ9が上方に開かれる。放射線しゃへいハッチ9が開かれた状態では、搬送用キャスク8の上端が床スラブ下面と密着していて、放射線管理区域Aから放射線が放射線管理区域Bに漏洩するのが防止される。また、放射性廃棄物収納用容器の容器フランジ7の上面のシール材23が外周部材22の下面に密着して気密にシールしていて、放射線管理区域Aから放射性物質が放射線管理区域Bに漏洩するのが防止される。さらに、蓋2の上面と放射線しゃへいハッチ9との間は放射線しゃへいハッチパッキン11及びシール用パッキン6で気密にシールされており、蓋2の上面は放射線しゃへいハッチ9が開いた状態でも、放射線管理区域Aの雰囲気に曝されることはない。逆に、放射線しゃへいハッチ9の下面(放射線しゃへいハッチ9が閉じられた状態での下面)も、放射線しゃへいハッチ9が閉じた状態では放射線管理区域Aの雰囲気に曝されることはないし、放射線しゃへいハッチ9が開いた状態では、蓋2で覆われていて、放射線管理区域Aの雰囲気に曝されることはない。
放射線しゃへいハッチ9が開かれたら、開口部を通して放射性廃棄物が放射線管理区域Aから、放射性廃棄物収納用容器に入れられる。放射性廃棄物が放射性廃棄物収納用容器に入れられたら、放射線しゃへいハッチ9が閉じられる。
図5は、蓋2を掴んだ放射線しゃへいハッチ9が、閉まる状態を示す。図6は、放射線しゃへいハッチ9が閉まった状態を示す。放射線しゃへいハッチ9が閉まるにつれて、放射線しゃへいハッチ9下方の空気は放射線しゃへいハッチ9と外周部材22の間を通って放射線管理区域Aに移動する。さらに放射線しゃへいハッチ9が閉まっていくと、外れ止めパッキン4のフィン部4bが容器フランジ7の内周面に当接し、フィン部4bが容器フランジ7の内周面に摺接しつつ下方に移動するようになる。このとき蓋2よりも下方にある容器本体1内の空気は多少圧縮されるが、圧縮に伴ってフィン部4bの開孔4cから上方に、つまり、放射線管理区域Aに抜け出していく。
続いて放射線しゃへいハッチ9が閉まっていくと、蓋下面パッキン5がシール用パッキン6に当接し、シール用パッキン6が押し曲げられていく。シール用パッキン6を前述のように、フの字形状にしたことで、蓋下面パッキン5を装着した蓋2が上方から下降してきたとき、フの字の斜めの辺の末端が蓋下面パッキン5に当接した段階で、蓋下面パッキン5とシール用パッキン6の間がシールされる。蓋2がさらに下降すると、フの字の斜めの辺が蓋下面パッキン5に当接したまま、変形しながら押し下げられるが、蓋下面パッキン5とシール用パッキン6の間はシールされた状態が継続する。蓋下面パッキン5がシール用パッキン6に接触して両者間が気密に当接すると、放射性廃棄物収納用容器内の空気は抜け出せなくなる。しかし、この時点以降は蓋2の下降量はシール用パッキン6の変形分だけであり、内圧の増加は微小である。放射線しゃへいハッチ9が完全に閉まると、つまり、放射線しゃへいハッチパッキン10の下面外周側の傾斜面が外周部材22の内周面下部の上向き傾斜面に気密に当接すると、蓋掴み冶具は蓋掴み部3を離す。この状態で、蓋下面パッキン5とシール用パッキン6の間が気密に保たれ、放射性廃棄物収納用容器内の空気や放射性物質が放射性廃棄物収納用容器外に漏出することがなくなる。
蓋掴み冶具が蓋掴み部3を離すと、放射性廃棄物収納用容器は搬送用キャスク8内で下降を始める。図7は、放射性廃棄物収納用容器が搬出の為に、搬送用キャスク容器8内を降下している状態を示す。図7の状態では、蓋外周部に取り付けられた外れ止めパッキン4は、蓋外周部と容器フランジ7内周面の間で圧縮され、外れ止めパッキン4と容器フランジ7内周面の間には摩擦力が生じる。この摩擦力の存在で蓋2が移動中に浮き上がるのが防止され、蓋下面パッキン5とシール用パッキン6の間の気密の確保が容易になる。また、容器フランジ7内周面と蓋フランジ20の縦方向側面部20cの間に外れ止めパッキン4が介在することで、放射性廃棄物収納用容器が移動中に横ぶれすることがあっても、蓋2がずれる心配がなくなる。
本実施例によれば、蓋2の閉止過程で圧縮された放射性廃棄物収納用容器内の空気は、外れ止めパッキン4の開孔4cを通って放射性廃棄物収納用容器外(放射線管理区域A)に抜け出し、その後、蓋下面パッキン5とシール用パッキン6で放射性廃棄物収納用容器が密閉されるから、特別な加力装置や蓋回転装置を用いることなく放射性廃棄物収納用容器の密閉が可能になる。また、蓋2の蓋フランジ20と容器フランジ7の間に外れ止めパッキン4を介在させたので、放射性廃棄物収納用容器が移動中に横ぶれすることがあっても、蓋2がずれる心配がなくなるとともに、蓋2の浮き上がりが抑制され、蓋下面パッキン5とシール用パッキン6の間のシール破壊が抑制される。さらに、シール用パッキン6として変形してもシール性を維持するとともに元の形状に復帰しても蓋下面パッキン5と当接していればシール性を維持する形状のフ形パッキンを用いたので、蓋2が上下動した場合でも、シール性が破壊されにくい。
上記実施例では、外れ止めパッキン4として断面L形のパッキン(スリット付きL型パッキン)を用いたが、蓋閉鎖時に容器フランジ内周面に摺接して摩擦力を発生し、かつ、当該パッキンより上の区画と下の区画を連通する開孔と切欠きのいずれかもしくはその双方を備えたものであれば、断面L形以外の形状でもよい。また、外れ止めパッキン4は、上述のようにシールを目的としたものではなく、蓋のずれ止め、及び浮き上がり防止が目的であるから、十分な摩擦力が得られるならば必ずしも蓋の全周に連続的に設けなくともよい。
図8から図11は、スリット付きL型パッキンと同じ機能を有するスリット付きD型パッキン12、スリット付き楔型パッキン13、スポンジパッキン14をフィン部4c端部に取り付けたL型パッキン14及びスリット付きブロック型パッキン15の例を示している。
上記実施例ではまた、シール用パッキン6として、フ形パッキンを用いたが、上下方向に圧縮変形が可能であり、蓋2がある程度上下動してもシール性を維持できるものであれば、フ形パッキン以外の形状でもよい。
シール用パッキンの他の例として、図12に示す、平板状の基部16aにガス抜き孔16cを備えた中空Oリング16bを変形部分として結合したガス抜き孔付きOリング16、また、図13に示す、平板状の基部17aにベローズ状のパッキンを変形部分として結合したベローズリング17が利用可能である。図14に示すように、前記図1において蓋フランジ20外周部下面に装着した蓋下面パッキンを容器フランジ7の上面に装着して容器フランジ外周部パッキン19とし、容器フランジ7の上面に装着していたシール用パッキン(フ形パッキン)を蓋フランジ20外周部下面に装着して蓋外周部フ形パッキン18としても、同様の効果が得られる。
本発明の実施例に係わる放射性廃棄物収納用容器の容器本体と蓋の外周部を拡大して示す縦断面図である。 本発明に係わる放射性廃棄物収納用容器の実施例を示す縦断面図である。 図2における放射性廃棄物収納用容器と放射線しゃへいハッチ及び搬送用キャスクの相互関係を示す縦断面図である。 図3の部分を拡大して示す縦断面図である。 本発明の実施例に係わる放射性廃棄物収納用容器の蓋が外された状態を示す縦断面図である。 本発明の実施例に係わる放射性廃棄物収納用容器の蓋が閉められた状態を示す縦断面図である 本発明の実施例に係わる放射性廃棄物収納用容器が、搬出の為に搬送用キャスク内で降下している状態を示す縦断面図である。 本発明の実施例に係わる放射性廃棄物収納用容器の外れ止めパッキンの他の例を示す縦断面図である。 本発明の実施例に係わる放射性廃棄物収納用容器の外れ止めパッキンの他の例を示す縦断面図である。 本発明の実施例に係わる放射性廃棄物収納用容器の外れ止めパッキンの他の例を示す縦断面図である。 本発明の実施例に係わる放射性廃棄物収納用容器の外れ止めパッキンの他の例を示す縦断面図である。 本発明の実施例に係わる放射性廃棄物収納用容器のシール用パッキンの他の例を示す縦断面図である。 本発明の実施例に係わる放射性廃棄物収納用容器のシール用パッキンの他の例を示す縦断面図である。 本発明の実施例に係わる放射性廃棄物収納用容器のシール用パッキンの他の例を示す縦断面図である。
符号の説明
1 容器本体
2 蓋
3 蓋掴み部
4 外れ止めパッキン
4a 基部
4b フィン部
4c 開孔
5 蓋下面パッキン
6 シール用パッキン
6a 平板状部分
6b 変形部分
7 容器フランジ
8 搬送用キャスク
9 放射線しゃへいハッチ
10 放射線しゃへいハッチパッキン
11 放射線しゃへいハッチパッキン
12 スリット付きD型パッキン
13 スリット付き楔型パッキン
14 スポンジパッキン
15 スリット付きブロック型パッキン
16 ガス抜き孔付きOリング
16a 平板状部分
16b 変形部分
16c ガス抜き孔
17 ベローズリング
17a 平板状部分
17b 変形部分
18 蓋外周部フ形パッキン
19 容器フランジ外周部パッキン
20 蓋フランジ
21 床スラブ
22 外周部材
23 シール材
24 位置決め部材

Claims (4)

  1. 軸方向一端が開放された容器と、この容器の前記開放端を密閉する蓋と、蓋密閉時に容器内周面に対向する蓋外周面に装着された外れ止めパッキンと、蓋密閉時に容器の開放側端面に対向する位置の蓋面下面に全周に連続して装着された蓋下面パッキンと、蓋密閉時に前記蓋下面パッキンに当接する位置の容器開放側端面全周に連続して装着され、蓋閉鎖時、前記蓋下面パッキンに当接して容器を密閉するシール用パッキンと、を備えてなり、前記外れ止めパッキンは、蓋密閉時に前記容器内周面に当接するとともに、容器軸方向に貫通する開孔と切欠きのいずれかもしくは双方を備え、前記シール用パッキンは、容器開放側端面に固着される平板状部分と、この平板状部分に結合され前記蓋下面パッキンを介して負荷される蓋の自重により変形する変形部分とを備えてなる放射性廃棄物収納容器。
  2. 請求項1記載の放射性廃棄物収納用容器において、外れ止めパッキンは、容器軸線を含む平面で切った断面がL字形をなし、その縦辺が前記蓋外周面に固着され、その横辺の先端が蓋密閉時に前記容器内周面に当接するとともに、該横辺に容器軸方向に貫通する開孔と切欠きのいずれかもしくは双方を備えるスリット付きL形パッキン、容器軸線を含む平面で切った断面が中空のD字形をなし、その縦辺が前記蓋外周面に固着され、D字形の曲線部が蓋密閉時に前記容器内周面に当接するとともに、D字形の上下の辺に容器軸方向に貫通する開孔と切欠きのいずれかもしくは双方を備えるスリット付きD形パッキン、容器軸線を含む平面で切った断面が楔形をなし、楔形断面の底辺が前記蓋外周面に固着され、楔形の先端部が蓋密閉時に前記容器内周面に当接するとともに、楔形部分を容器軸方向に貫通する開孔と切欠きのいずれかもしくは双方を設けたスリット付き楔形パッキン、容器軸線を含む平面で切った断面がL字形の横辺先端に方形部分を備えたブロック付きL字形をなし、L字形の縦辺が前記蓋外周面に固着され、その横辺の先端に固着された断面方形のスポンジ状部分が蓋密閉時に前記容器内周面に当接するとともに、横辺と方形部分に容器軸方向に貫通する開孔と切欠きのいずれかもしくは双方を備えるスポンジパッキン、のうちのいずれかであることを特徴とする放射性廃棄物収納用容器。
  3. 請求項1または2記載の放射性廃棄物収納用容器において、前記シール用パッキンは、変形部分がガス抜き孔を備えた中空Oリングであるガス抜き孔付きOリング、変形部分がベローズ状のパッキンであるベローズリング、容器軸線を含む平面で切った断面がフ形をなし、その横辺が容器開放側端面に固着される平板状部分であり、その斜めの辺が、平板状の部分との結合点を容器外周側にし、容器中心線側に近づくにつれて容器底部から離れる方向に傾斜する変形部分をなしているフ形パッキン、のうちのいずれかであることを特徴とする放射性廃棄物収納用容器。
  4. 請求項1〜3のうちのいずれか1項に記載の放射性廃棄物収納用容器において、蓋密閉時に容器の開放側端面に対向する位置の蓋面下面に全周に連続して前記蓋下面パッキンに代えてシール用パッキンが装着され、容器開放側端面全周に連続して前記シール用パッキンに代えて前記蓋下面パッキンが装着されていることを特徴とする放射性廃棄物収納用容器。
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