JP4214382B2 - モニタ−開閉制御装置 - Google Patents

モニタ−開閉制御装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、建物や乗り物内等の所定の設置箇所に支持されたテレビ等の表示装置を開閉動作させるためのモニタ−開閉制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
液晶テレビ、カ−ナビゲ−ション装置等の車載AV装置を車両内天井面の収納位置と天井面から吊下状態とされる使用位置との間で開閉動作可能に支持するモニタ−開閉装置が知られている。(特開2002−204409号公報)
【0003】
このモニタ−開閉装置は、AV装置の収納を検出する位置検出スイッチと、AV装置の開閉角度を検出する角度検出センサ−と、これら位置検出スイッチと角度検出センサ−との検出信号に応動してAV装置の開閉(旋回)動作を制御する制御部とを備えている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記のモニタ−開閉装置は、AV装置である表示装置が収納位置から開動作する場合、角度検出センサ−が表示装置の実開度(表示装置が実際に開動作する角度)を検出し、この検出開角度が予め設定された目標開角度となったとき、制御部が表示装置を使用位置(開位置)に位置規制する。
【0005】
しかし、この種のモニタ−開閉装置は、車両等の振動を受け、表示装置の使用位置での開角度が変ったり、或いは、人体の一部や手荷物等が表示装置に突き当り、表示装置の使用位置での開角度が変ってしまうことがある。
【0006】
表示装置の使用位置開角度が変わると、表示装置が見ずらい状態となるため、表示装置を一旦収納位置に戻し、収納位置から再度開動作して使用位置に位置規制するなどのモニタ−操作が必要であった。
【0007】
本発明は、上記した実情にかんがみ、使用位置にある表示装置が外力を受けて開角度変化した場合、表示装置を自動的に使用位置に復動させるズレ補正手段を備えるモニタ−開閉制御装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するため、本発明は、第1の発明として、表示装置を車両等の所定箇所に設けられた収納位置と開動作させた使用位置との間で開閉動作させる駆動装置と、表示装置の開閉動作を検出する角度検出センサーと、前記角度検出センサーの検出角度と予め設定された目標開角度とにより、前記駆動装置の制御下に表示装置を使用位置に規制する制御手段とを備えたモニター開閉制御装置において、前記表示装置を収納位置に収納したスタンバイ状態で、この表示装置をロックするロック装置と、前記ロック装置を手動で解除することができる手動解除手段とを備え、さらに、前記制御手段には、使用位置にある前記表示装置が外力を受けて振れ、前記角度検出センサーがその振れ角度を検出することにより、角度検出センサーの検出角度にしたがって前記表示装置を使用位置に復動させるズレ補正手段と、前記スタンバイ状態で前記ズレ補正手段を非動作とし、前記手動解除手段の解除動作を可能とする動作手段とを備えることを特徴とするモニター開閉制御装置を提案する。
【0009】
この第1の発明によれば、表示装置が使用位置に開角動作している場合に、車両などの振動を受けて開角度変化し、或いは、人体の一部や手荷物などが突き当ることによって開角度変化する等、表示装置の使用位置である開角度が外力によって変ったときは、ズレ補正手段が動作し、表示装置を使用位置に復動する。
【0010】
また、この発明では、表示装置が収納位置に収納されスタンバイ状態では、表示装置がロック装置によってロックされる。
そして、スタンバイ状態では、ズレ補正手段を非動作に保つ一方、ロック装置を手動で解除して表示装置を手動で開閉し、故障などを修理することができる。
【0011】
また、第2の発明は、上記したモニタ−開閉制御装置において、角度検出センサ−が検出する表示装置の振れ角度が所定範囲内であるときは、ズレ補正手段を非動作する制御手段を備えたことを特徴とするモニタ−開閉制御装置を提案する。
【0012】
この第2の発明のモニタ−開閉制御装置は、表示装置が外力を受けて振れたとき、その振れ角度が所定範囲内となるとき、つまり、表示装置の振れが小さい場合には、ズレ補正手段を非動作にする。
【0013】
これは、表示装置の振れが小さく、例えば、”2°”以内となるようなときは、見ずらくなることが少ないこと、また、このような小さい振れ補正が連続して行なわれることを防止する。
【0014】
第3の発明は、上記した第1、第2の発明のモニタ−開閉制御装置において、表示装置が外力を受けて振れた後、所定時間経過後に表示装置を復動させるズレ補正手段を含む制御手段を備えたことを特徴とするモニタ−開閉制御装置を提案する。
【0015】
この第3発明のモニタ−開閉制御装置によれば、表示装置が外力によって振れた後、所定時間の経過後に、表示装置が使用位置に復帰するので、表示装置に外力を与えた人体の一部などが表示装置の開閉動作領域から離れてから、表示装置が使用位置に復動する。
すなわち、表示装置が復動するときに人体の一部などに突き当たることが防止される。
【0018】
第4の発明は、上記した第1〜第3の発明のいずれかのモニター開閉制御装置において、表示装置が使用位置にあるときは、前記駆動装置が低トルクで表示装置を保持する構成としたことを特徴とするモニター開閉制御装置を提案する。
【0019】
この第4の発明のモニター開閉制御装置は、表示装置を開閉動作させる駆動装置が、使用位置にある表示装置を低トルクで保持するので、車両などの振動によって生ずる表示装置の小刻みな振れを防止することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
次に、図面を参照して本発明を観光バスなどの車両に備えるモニタ−開閉制御装置の実施形態について説明する。
図1から図13までは本発明に係るモニタ−開閉装置の機械的な構成例を示したものである。
【0022】
図1(a)はモニタ−開閉装置の底面図、図1(b)は表示装置が閉じている状態の側面図、図1(c)は表示装置が開いている状態の側面図である。
なお、以下に説明する実施形態では表示装置を単に「モニタ−」と略称する。
【0023】
図2は図1に示すモニタ−開閉装置の内部を示す図1(b)中2−2線に沿った断面図である。
【0024】
図3は図1に示すモニタ−開閉装置の図2中3−3線に沿った断面図であり、図4は図1に示すモニタ−開閉装置のモニタ−が開動作している状態を示す図3と同様の断面図である。
【0025】
図5(a)は図1に示すモニタ−開閉装置のストライカ−近傍の拡大断面側面図、図5(b)はストライカ−近傍の拡大断面正面図、図5(c)はストライカ−近傍の拡大横断面底面図、図5(d)は図5(b)中5d−5d線に沿う断面図である。
【0026】
図6(a)、(b)は各々図1に示すモニタ−開閉装置のロック装置の背面図及び正面図であり、図7(a)は図1に示すモニタ−開閉装置のロック装置がロック状態にあるときの断面側面図、図7(b)はロック装置がアンロック状態にあるときの断面側面図である。
【0027】
図8はロック装置がロック状態にあるときのロック装置内部を示す断面側面図であり、図9はロック装置が電気的にロックを解除しているときのロック装置内部を示す断面側面図である。
【0028】
図10はロック装置のロック解除が完了したときのロック装置内部を示す断面側面図であり、図11はモニタ−が収納位置から開動作を始めたときのロック装置内部を示す断面側面図である。
【0029】
図12はロック装置のスライドプレ−トがフォ−クレバ−をアンロック位置に保っている状態を示す断面側面図である。
図13はロック装置のフォ−クレバ−を手動でロック解除したときの断面側面図である。
【0030】
始めに図1及び図2を参照すると、10は観光バスなどの車両の室内天井部2に設けられる固定ベ−スであり、11はパネル状の表示部12を有するモニタ−である。
パネル状の表示部12としてはテレビ受信映像やビデオ等の録画映像等を表示できるものであればよく、特に限定されないが、例えば、液晶表示部、プラズマ放電式表示部等を用いることができる。
【0031】
モニタ−11は、表示部12の背面に取付けられるモニタ−ベ−ス13と、モニタ−ベ−ス13の左右両側辺近傍においてモニタ−ベ−ス13の背面側に固着された2つのモニタ−ベ−スア−ム14、14と、これらモニタ−ベ−ス13及びモニタ−ベ−スア−ム14、14を取り囲むようにしてモニタ−ベ−ス13に取付けられたモニタ−ケ−ス15とを有している。
【0032】
モニタ−ベ−スア−ム14、14は各々モニタ−ベ−ス13の基端側から突出して延びる一端部14a、14aを有しており、モニタ−ベ−ス13の基端側の側面と平行に延びる回動シャフト18にこれらモニタ−ベ−スア−ム14、14の一端部14a、14aが各々シャフトステ−16、16を介して固定して設けられている。
【0033】
図2及び図3に示すように、固定ベ−ス10はベ−スプレ−ト19と、ベ−スカバ−20とを有しており、モニタ−ベ−スア−ム14、14の一端部14a、14aを取り囲むモニタ−ケ−ス15の外側において回動シャフト18の両端近傍部位が各々ベアリング21、21を介してベ−スプレ−ト19に固設されたベアリングステ−22、22に回動可能に支持されている。
これにより、モニタ−11は固定ベ−ス10に対し回動シャフト18を支点として開閉動作可能に支持されている。
【0034】
また、ベ−スプレ−ト19には開閉駆動装置の駆動源としてのステッピングモ−タ28がモ−タステ−を介して取付けられており、このステッピングモ−タ28の駆動力がギア列30を介して回動シャフト18に伝達されるものとなっている。
【0035】
ここでは、ギア列30は、回動シャフト18の長さ方向における略中央部にキ−を介して一体的に取付けられた被動ギア31と、ステッピングモ−タ28の出力軸に取付けられて被動ギア31と噛み合う駆動ギア33とを有している。
【0036】
さらに、ベ−スプレ−ト19には回動シャフト18の回転を検出してモニタ−11の開動作を検出するためのポテンショメ−タ35が取付けられており、このポテンショメ−タ35は被動ギア31と噛み合って回転するポテンショギア36を有している。
このポテンショメ−タ35が角度検出センサ−を構成している。
【0037】
図2及び図3に示すように、ベアリングステ−22、22の外方において、回動シャフト18の両端部には該回動シャフト18の軸線に直角な方向に延びて回動シャフト18と一体に回動するア−ム37、37が取付けられている。
【0038】
そして、これらア−ム37、37の先端部とベ−スプレ−ト19上に設けられた取付部38、38との間に各々ア−ム37、37を付勢する作動スプリングとしてのガススプリング39、39が取付けられている。
このガススプリング39、39は、シリンダチュ−ブ内に封入した高圧ガスの圧力をばねとして利用するものである。
【0039】
上記ア−ム37は、モニタ−11が閉位置(収納位置)から所定角度の開位置(使用位置)(図1(c)参照)まで回動するときガススプリング39の付勢力がモニタ−11の重量による力のモ−メントf1を打ち消す方向に力のモ−メントf2として回動シャフト18に作用するように、回動シャフト18に取付けられている。
【0040】
より具体的には、モニタ−11が閉位置でほぼ水平姿勢にあるとき(図3参照)、ア−ム37は回動シャフト18からほぼ垂直に上方に延びる位置にあり、このとき、ガススプリング39がほぼ水平姿勢にあってア−ム37とほぼ直角をなすように配置される。
【0041】
次に、上記モニタ−開閉装置に組み込まれているロック装置について説明すると、図2及び図5に示すように、モニタ−ベ−ス13の先端側にはストライカ−40が取付けられており、ベ−スプレ−ト19にはロック装置本体41が取付けられている。
【0042】
図5(a)、(b)、(c)、(d)に示すように、モニタ−ケ−ス15の先端側の側面にはストライカ−係合孔42が形成されている。
ストライカ−40はロ−ラ形状を有しており、ストライカ−係合孔42の内側の凹部内に配置されてモニタ−ベ−ス13に固定された一対のストライカ−ステ−43、43に両端を支持されている。
【0043】
図6、図7及び図8を参照すると、ロック装置本体41は、ベ−スプレ−ト19に固定された一対のロックベ−ス44、45を有しており、両ロックベ−ス44、45間にはフォ−クレバ−46とスライドプレ−ト47が配置されている。
【0044】
図6及び図8に示すように、フォ−クレバ−46はその基端部46aが取付軸48を介して両ロックベ−ス44、45に回動可能に取付けられている。
フォ−クレバ−46はその基端部46aから先端部46bまでがほぼC字状に形成されており、また、基端部46aと先端部46bとの間の中間箇所から後方に向かって延びるア−ム部46cを有している。
【0045】
このア−ム部46cの先端と一方のロックベ−ス44との間にコイルばね49が張設されており、このコイルばね49によって、フォ−クレバ−46は図10に示すアンロック位置から図8に示すロック位置に向けて進出方向に付勢されている。
また、フォ−クレバ−46の先端部46bは上下二股状に形成されており、これにより、ロック位置においてストライカ−40に係合可能となっている。
【0046】
図6、図7及び図8に示すように、ロックベ−ス44、45には上下方向に延びる長孔50、51が形成されており、スライドプレ−ト47に固定された係合ピン52、53がこれら長孔50、51に摺動可能に係合することにより、スライドプレ−ト47は、ロックベ−ス44、45に対し、フォ−クレバ−46の進出を許容する位置(図8及び図9参照)と、フォ−クレバ−46の進出を阻止する位置(図11及び図12参照)との間を上下動可能となっている。
【0047】
そして、スライドプレ−ト47と一方のロックベ−ス44との間に張設されたコイルばね54により、スライドプレ−ト47は下方、すなわち、フォ−クレバ−46の進出を阻止する位置に向けて付勢されている。
【0048】
図7(b)、図8に示すように、スライドプレ−ト47の上部には、モニタ−11を収容する収容部の内方に向けて突出するモニタ−受け部47aが設けられている。
【0049】
このモニタ−受け部47aは、モニタ−11が下方に吊下された開位置から閉じる方向に回動されて収容位置、すなわち、閉位置に近づいたとき、モニタ−11の先端部上縁に当接する。
【0050】
そして、モニタ−11の先端部上縁で上方に押動されることにより、フォ−クレバ−46の進出を阻止する位置(図11及び図12参照)からフォ−クレバ−46の進出を許容する位置(図8及び図9参照)へと移動される。
【0051】
図6(a)、(b)に示すように、一方のロックベ−ス44の外側にはモニタ−11の開閉動作に連動して駆動するロックモ−タ55が取付けられており、ロックベ−ス44の内側にはこのロックモ−タ55によって回動されるロックカム56が配置されている。
ロックカム56はフォ−クレバ−46のア−ム部46cの下面側に当接してフォ−クレバ−46をアンロック位置に移動させる突出部56aを有している。
(図8参照)
【0052】
さらに、ロックモ−タ55は、ロックカム56の突出部56aが図10及び図11に示すロック解除位置へ移動してフォ−クレバ−46がアンロック位置へと移動したときに一旦停止し、その後、ロックカム56の突出部56aがフォ−クレバ−46の駆動範囲外の原点位置(図8、図12、図13参照)へと復帰されるように、ロックカム56を再び回動してロック可能位置に移動する。
【0053】
さらに、一方のロックベ−ス44の内側にはロックカム56の突出部56aが上記原点位置(図8、図12、図13参照)に到達したときに突出部56aに当接して検出信号を出力するカムSW(カムスイッチ)57と、フォ−クレバ−46がアンロック位置(図10、図11、図12、図13参照)に到達したときにフォ−クレバ−46に当接してアンロック検出信号を出力するアンロックSW(アンロックスイッチ)58とが設けられている。
【0054】
また、図7(a)、(b)に示すように、他方のロックベ−ス45の外側にはフォ−クレバ−46がロック位置(図7(a)、図8参照)に到達したときにフォ−クレバ−46に当接してロック検出信号を発するロックSW(ロックスイッチ)59が設けられている。
このロックSW59はモニタ−11の収納位置を検出するものである。
【0055】
さらに、フォ−クレバ−46には、このフォ−クレバ−46を直接操作してロック解除することができる手動操作ア−ム60が設けられており、この手動操作ア−ム60は、上記他方のロックベ−ス45に形成された弧状の開口部61からロックベ−ス45の外方に突出している。
【0056】
その他、図2において、62は車両のバッテリ電源やキ−シリンダ−、操作開閉スイッチ、テレビ映像出力部などを電気接続するコネクタで、63はコントロ−ラであり、外部からの操作開閉スイッチのスイッチ入力に応じてモニタ−11の開閉制御及び上記ロック装置のロック、アンロック制御を行なうものである。
【0057】
これらコネクタ62及びコントロ−ラ63は2つのモニタ−ベ−スア−ム14、14の内側におけるベ−スプレ−ト19上の空きスペ−スを利用してベ−スプレ−ト19上に設けられている。
【0058】
一方、図14は上記したモニタ−開閉装置を制御するモニタ−開閉制御回路のブロック図である。
図示するように、この制御回路は、観光バスなどの車両のバッテリ電源70によって給電するが、特に、キ−シリンダ71をACC位置(ACCSW:ON)にしたとき電源供給切換部72を切換えてモニタ−11を給電可能にするようになっている。
これは、キ−をキ−シリンダ71から引き抜いたときなどACCSWをOFFとすることによってモニタ−11の電源を確実にOFFさせるためである。
つまり、モニタ−11の電源切り忘れを防止する。
【0059】
また、ACCSWをONさせると、操作開閉SW(操作開閉スイッチ)73の電源切換部74によって開閉SW入力部75が動作し、操作開閉SWのON信号がコントロ−ラ63に入力可能になる。
なお、操作開閉SW73は操作したときだけONし、操作の解放によってOFFするものである。
また、この操作開閉SWは、機械的なスイッチの他、無線信号や光信号などを利用したリモ−トコントロ−ルスイッチとして構成することもできる。
【0060】
同様に、ACCSWのONによって、電源供給切換部77によりSTPモ−タ−駆動回路部78を給電可能に動作させ、また、電源供給切換部79の動作によりロックモ−タ55が駆動可能となる。
このように、ACCSWをONさせないかぎり、電源切換部74、電源供給切換部77、79が電源遮断動作しスタンバイモ−ドとなる。
【0061】
また、コントロ−ラ63は、モニタ−11の開閉制御部87、モニタ−11の開角度ずれを補正するズレ補正部88、ロック装置のアンロック指示をする制御部、その他、CPUやメモリなどを備え、また、ポテンショメ−タ35の原点角度を記憶させる原点角度メモリ80、モニタ−11の開角度設定値メモリ81、開角度設定値メモリ81に記憶された開角度デ−タを開角度設定SW82の設定値にしたがって選択動作させる開角度設定値選択部83が設けてある。
【0062】
また、コントロ−ラ63には、開角度設定SW82によって設定された目標開角度と原点角度メモリ80から読み出した原点角度とより、目標開角度を補正する目標開角度補正部84と、補正された目標開角度デ−タを記憶させる補正値メモリ85とが設けてある。
なお、目標開角度補正部84は、原点角度+設定開角度(目標開角度)を算出する補正手段である。
ここで、原点角度とは、モニタ−11が収納位置にあるとき、ポテンショメ−タ35が検出する検出角度である。
【0063】
開角度設定SW82は、ディップSWなどで構成することができ、90°〜120°の範囲で5°ステップ間隔で目標開角度が設定できるように選択部83を動作させるものとしてある。
【0064】
次に、上記したモニタ−開閉制御回路の動作について図15〜図21に示すフロ−チャ−トを参照しながら説明する。
先ず、図15はコントロ−ラ63の全体的な動作を示すフロ−チャ−トで、初期設定された状態でACCSWがONされることによってモニタ−開モ−ドのステップに移る。(ST100〜ST106)
【0065】
また、ACCSWのON、OFFにかかわらず、ロックSW59がOFF(図7(b)、図9等参照)している場合はモニタ−閉モ−ドとなる。
すなわち、ロック装置がアンロックとなっているときは常にモニタ−閉モ−ドに移る。(ST101、ST106、ST107)
【0066】
具体的には、モニタ−11が閉位置(収納位置)にあるときは、ロック装置のロック動作に連動してロックSW59がONする。
したがって、コントロ−ラ63がロックSW59のON信号に応動してパワ−ダウンモ−ドとなる。(ST102)
【0067】
このパワ−ダウンモ−ドでは、コントロ−ラ63が図14に示す保持トルク可動部86を動作させ、STPモ−タ駆動回路部78からSTPモ−タ28に保持トルク電流を供給する。
【0068】
上記のパワ−ダウンモ−ドにおいて操作開閉SW73をONさせると、ロックSW59がONしていることを条件に図16に示すモニタ−開モ−ドに進む。(ST102、ST103、ST104、ST105)
【0069】
モニタ−11が閉位置から開動作するときは、図16に示すステップ動作となる。
先ず、コントロ−ラ63はパワ−ダウンモ−ドを解除し、続いてアンロックSW58のON、OFFを判断する。
【0070】
この段階ではモニタ−11が閉位置にあり、アンロックSW58がOFFとなっているから、このアンロックSW58がONするまでロックモ−タ55を駆動させた後に、ロックモ−タ55を停止させる。(ST202、ST203、ST204)
【0071】
すなわち、コントロ−ラ63は操作開閉SW73のON信号に応動してロックモ−タ55を駆動させる。
したがって、図9、図10に示すように、ロックカム56が回転し、フォ−クレバ−46がロック解除方向に旋回し、フォ−クレバ−46がロック解除する旋回位置でアンロックSW58がONとなる。(図10参照)
【0072】
コントロ−ラ63はアンロックSW58のON信号に応動してロックモ−タ55を停止させる。
この動作でモニタ−11のロックが解除され、モニタ−11の開動作が可能になる。
【0073】
続いてコントロ−ラ63は最大開角度の設定に進む。(ST205)
このステップST205では、モニタ−11を170°まで開動作させるようにSTPモ−タ28の駆動パルスを設定する。
【0074】
モニタ−11はポテンショメ−タ35の検出角度にしたがって設定開角度90°〜120°の開角度で停止するようにコントロ−ラ63によって制御されるが、ポテンショメ−タ35が故障などによって検出不能となったときでも、モニタ−11は170°を越えて開動作しないようになっている。
【0075】
このような最大開角度を設定した後にSTPモ−タ駆動回路部78よりSTPモ−タ28に駆動パルスを供給し、このSTPモ−タ28の回転駆動によってモニタ−11を閉位置から開位置に向かって開動作させる。(図11参照)
【0076】
モニタ−11の開動作はST206〜ST214の動作となる。
モニタ−11の開動作はポテンショメ−タ35によって検出されるから、その検出信号であるモニタ−実開角度と設定開角度である目標開角度とがコントロ−ラ63によって比較される。(ST206)
【0077】
そして、モニタ−実開角度>目標開角度となるまでは、ST206〜ST214のステップを繰り返す。
ただし、モニタ−実開角度≧3°となるまでの間に、ロックモ−タ55を駆動し、ロックカム56を図11から図12に示す原点位置に戻し回転する。(ST208〜ST212)
【0078】
このように開動作の早い時期にロックカム56を復帰させることによって、モニタ−開動作中に停電したときにモニタ−11を手動で閉位置に戻すことができる。
【0079】
モニタ−実開角度>目標開角度となった直後にコントロ−ラ63によってSTPモ−タ28を停止させてパワ−ダウンモ−ドに移り、その後、モニタ−電源がONさせる。
上記の開動作でモニタ−11が目標開角度位置に開き、テレビなどのモニタ−11を見ることができる。
【0080】
なお、ここで述べた目標開角度は、ポテンショメ−タ35の原点角度によって補正した目標開角度となるが、このことについては後述する。
また、コントロ−ラ63のプログラムを変えれば、モニタ−実開角度=目標開角度となったときにSTPモ−タ28を停止させてパワ−ダウンモ−ドに移るように構成することができる。
他方、ポテンショメ−タ35が検出不能となっているときは、モニタ−11が最大170°まで開動作したとき、コントロ−ラ63によってSTPモ−タ28を停止させてパワ−ダウンモ−ドとなる。(ST206、ST215)
【0081】
ステップST216でモニタ−電源をONさせた後は、モニタ−ズレ補正フラグをセットして図15に示す初期設定モ−ドにリタ−ンする。
なお、モニタ−11のズレ補正については後述する。
【0082】
一方、図15に戻ってモニタ−11を閉位置に戻す動作について説明する。
モニタ−11が開位置にあるときは、ACCSWがON、ロックSW59がOFFとなっておれば、操作開閉SW73をONさせることによりモニタ−閉モ−ドとなる。(ST101、ST102、ST103、ST104、ST107)
つまり、ロック装置がアンロック状態となっているときである。
【0083】
モニタ−閉モ−ドは図17に示すフロ−チャ−トにしたがって行なわれる。
モニタ−閉動作では、先ず、ロックカム56が原点位置に戻っているか否かが検出され、原点位置になけば、ロックモ−タ55を駆動してロックカム56を原点位置に戻す。(ST301〜ST304)
【0084】
このステップは、フォ−クレバ−46を確実にロック位置に進出させるためであり、この段階では、フォ−クレバ−46の先端部46bがばね勢力でスライドプレ−ト47に突き当っている。(図12参照)
【0085】
続いて、モニタ−電源をOFFしてパワ−ダウンモ−ドの解除に進む。(ST305、ST306)
その後、モニタ−11の最大閉角度を設定してSTPモ−タ28に駆動パルスを供給するが、この最大閉角度の設定は、ロックSW59が検出不能となっているときでも開位置から最大170°閉動作させたときに、コントロ−ラ63によってSTPモ−タ28を停止させるものである。(ST307)
【0086】
モニタ−11の閉動作は、STPモ−タ28を逆転させて行ない、ST308〜ST311のステップ動作となる。
すなわち、ロックSW59がONするまで閉動作のステップが繰り返され、ロックSW59がONすることでモニタ−11の閉動作が停止する。(ST308)
【0087】
すなわち、モニタ−11が閉位置(収納位置)に近づくと、モニタ−先端部によってスライドプレ−ト47が押動されて上昇することから、モニタ−11が閉位置に旋回したときに、フォ−クレバ−46がストライカ−40に係合してロック状態となる。
このとき、フォ−クレバ−46がロックSW59をONさせる。(図7参照)
【0088】
モニタ−11が閉位置に旋回したとき、駄目押し閉駆動に続いてパワ−ダウンモ−ドに移り、その後、STPモ−タを停止させる。(ST312、ST313、ST314)
上記のようにモニタ−11を閉動作した後は、モニタ−11のズレ補正フラグをクリアして図15に示す初期設定モ−ドにリタ−ンする。(ST315、ST100)
なお、ズレ補正フラグのクリアについては後述する。
【0089】
次に、図15に示す初期設定モ−ドについて説明する。
この初期設定モ−ドは図18に示すフロ−チャ−トの動作となる。
【0090】
すなわち、コントロ−ラ63がポテンショメ−タ35の検出信号に応動してモニタ−の現在の開閉角度を取得する。(ST401)
そして、ロックSW59がONとなっているかOFFとなっているかを判断し、OFFしている場合、つまり、ロック装置がアンロックとなっているときは、開角度設定SW82の位置検出ステップに移る。(ST402、ST405)
【0091】
また、ロックSW59がON、つまり、ロック装置がロックとなっているときは、ポテンショメ−タ35の検出角度が50°以内か否かを判断し、50°を越えて開いている場合は開角度設定SW82の位置検出ステップST405に進む。
そして、50°以内の検出角度となっているときは、原点角度をその検出角度に置き換える。(ST402、ST403、ST404)
【0092】
具体的には、ポテンショメ−タ35から取得する現在の開閉角度は、原点角度とモニタ−11の実開角度とを加えたものとなっているから、モニタ−11が90°〜120°の開位置にあってロックSW59がOFFとなっているような場合は、通常動作となり、直ちに、開角度設定SW82の位置を検出し、開角度設定SW82による設定開角度(目標開角度)を検出する。
【0093】
したがって、開角度設定SW82の位置検出ステップST405では、開角度設定SW82の設定位置にしたがって開角度設定値メモリ81から設定開角度を選択する。
選択された設定開角度は、次のステップST406によって目標開角度として補正される。(ST405、ST406)
【0094】
目標開角度を補正するステップST406では、コントロ−ラ63の目標開角度補正部84が原点角度メモリ80から読み出した原点角度と選択した目標開角度とを加算し、加算して求めた補正後の目標開角度デ−タを補正値メモリ85に記憶させる。
【0095】
この結果、ポテンショメ−タ35の検出角度が補正値メモリ85のメモリデ−タである目標開角度と等しくなるまでモニタ−11を開動作させれば、開角度設定SW82によって設定された目標開角度に合せてモニタ−11を開動作させることができる。
【0096】
一方、ステップ402においてロックSW59がONであると判断した場合は次の動作となる。
すなわち、取得した開閉角度(原点角度+モニタ−の実開角度)が50°を越えているときは上記同様に開角度設定SW82のステップST405に進む。
つまり、この場合には、原点角度メモリ80から読み出した原点角度を使用して設定された目標開角度を補正する。
【0097】
50°以内となるときは、原点角度メモリ80から読み出した原点角度を現在の開閉角度に置き換える。(ST403、ST404)
すなわち、ロックSW59がONしていることは、通常はモニタ−11のロック状態である。
したがって、ステップST403、ST404では、モニタ−11が開いている間にロック装置を手動操作し、誤ってロックさせた場合でも処理動作を行なうものである。
【0098】
上記の取得した開閉角度が50°以内であるときは、そのときの開閉角度を原点角度に変えて目標開角度として補正する。
この場合、モニタ−11が所定開位置から使用位置まで開く動作となるが、このような動作は誤操作したとき以外は生じないから、ほとんど発生しない開動作となる。
【0099】
反面、モニタ−11が収納されているときは、モニタ−11の実開角度”0”となるから、現在の開閉角度として原点角度だけが取得され、また、ロックSW59もONとなっているから、ST403〜ST405に進んで目標開角度が原点角度で補正される。
言換えると、原点角度50°であっても同じ動作となる。
【0100】
つまり、ポテンショメ−タ35の原点角度のずれが50°であっても、この原点角度によって目標開角度が正常に補正される。
この結果、ポテンショメ−タ35の取付けに当って、その検出初期角度を50°以内となる原点角度とすればよいので、その取付けが簡単となると共に、原点角度の調整などが不要となる。
なお、原点角度のずれはポテンショメ−タ35の取付時にポテンショギヤ36の不用意な回転によって生ずるから、必ずしも50°に限らず、任意の角度に定めることができる。
【0101】
また、図15に戻ってズレ補正モ−ドについて説明する。
ここでズレ補正とは、モニタ−11が使用位置において外力を受けて振れることによって変わる開角度を目標開角度に復帰させる動作である。
【0102】
したがって、モニタ−11が使用位置に開動作し、ズレ補正フラグがセットされている場合の動作となる。
また、ズレ補正動作するときは、モニタ−電源をONさせてズレ補正モ−ドとなる。(ST108、ST109、ST110)
ここでは、モニタ−11が外力を受けて振れたことから、モニタ−11が使用位置にあるにもかかわらず電源がOFFとなってしまうことがあるため、モニタ−電源ONを確認する。
【0103】
ズレ補正モ−ドは図19、図20のフロ−チャ−トの動作となる。
ズレ補正の動作は、モニタ−11が収納されるまで振れてロックSW59がONしたり、ACCSWがOFFされたり、また、直ちに復帰してモニタ−の開角度が目標開角度になったときは行なわず、図20に示すように、パワ−ダウンモ−ドに移った後に図15に示す初期設定モ−ドにリタ−ンする。(ST501、ST502、ST504、ST522)
【0104】
コントロ−ラ63はロックSW59がOFF、ACCSWがONであることを条件に、ポテンショメ−タ35から現在のモニタ−開閉角度を取得し、モニタ−の実開角度が補正された目標開角度に比べて大きいときは、ST506〜ST513のステップに進む。(ST503、ST504、ST505)
【0105】
すなわち、モニタ−11が開方向に振れたときは、その振れが2°以内か否かを判断し、2°以内ならズレ補正せずにパワ−ダウンモ−ドに移る。(ST506)
2°以上の振れのときは3秒待機した後にステップST508〜ST513の動作を繰り返す。
【0106】
具体的には、ポテンショメ−タ35から取得する現在の開閉角度と目標開角度とを比較しながらSTPモ−タ28をモニタ−閉方向に0.5°づつ駆動させ、開閉角度<目標開角度となったときにズレ補正を終了してパワ−ダウンモ−ドに移る。(ST510、ST511、ST512、ST513、ST522)
【0107】
モニタ−振れを判断するステップST505において、開閉角度<目標開角度となるときは、モニタ−11が閉じる方向に触れたときで、図20に示すフロ−チャ−トの動作となる。
【0108】
この場合も上記同様に2°以内の振れのときはズレ補正せずにパワ−ダウンモ−ドに進み、2°を越える振れのときは3秒待機した後、ST516〜ST521の補正ステップに進む。(ST514、ST515、ST522)
【0109】
ステップST516〜ST521での補正動作は上記同様にポテンショメ−タ35から取得した現在の開閉角度を判断しながら行なわれるが、ただ、この場合はSTPモ−タ28をモニタ−開方向に0.5°づつ駆動し、開閉角度>目標開角度となったときパワ−ダウンモ−ドに移り、その後に図15の初期設定モ−ドにリタ−ンする。(ST519、ST521、ST522)
【0110】
次に、図15に戻りスタンバイモ−ドについて説明する。
スタンバイモ−ドでは、モニタ−11が閉位置にあってズレ補正フラグがクリアされていること、ACCSWがOFFとなっていることを条件にスタンバイ動作する。
なお、ACCSWがOFFしているか否かを判断するステップST111でACCSWがONしていると判断したときは初期設定モ−ドにリタ−ンする。(ST108、ST111、ST112)
【0111】
スタンバイモ−ドは図21に示すフロ−チャ−トにしたがって行なわれる。
すなわち、モニタ−閉位置にあってロック状態にあることから、ロックSW59のONを判断してからモニタ−電源をOFFしてスタンバイとなる。(ST601、ST602、ST603)
【0112】
つまり、電源供給切換部72によってモニタ−11の給電を遮断する。
なお、このスタンバイ状態はACCSWがOFFの間維持される。(ST603、ST604)
この動作でモニタ−電源の切り忘れが防止される。
【0113】
スタンバイ状態でACCSWをONさせたときはスタンバイを解除とし図15に示す初期設定モ−ドにリタ−ンする。(ST604、ST605)
なお、ロックSW59がOFFしている場合、つまり、ロック装置がアンロックとなっているときは、スタンバイ動作せず、初期設定モ−ドにリタ−ンする。
【0114】
また、スタンバイのステップST603では、モニタ−11が収納位置でロックされ、ロックSW59がONしており、また、ACCSWがOFFでモニタ−電源がOFF、STPモ−タ駆動部78が電源遮断となっている。
したがって、このスタンバイ動作のときに、手動解除ア−ム60を操作してロック装置をアンロックし、モニタ−11を手動で開動作させることができる。
【0115】
具体的には、手動解除ア−ム60を操作し、フォ−クレバ−46を図13に示すようにコイルばね49のばね力に抗して旋回させ、フォ−クレバ−46によるストライカ40の係止を解除する。
このロック解除によってモニタ−11を図示矢印のように手動によって開動作することができる。
このようにモニタ−11を手動で開動作してモニタ−開閉装置の故障などを修理することができる。
【0116】
また、上記したスタンバイの動作はズレ補正フラグが設定されていないときの動作モ−ドで行なわれるから、上記のように手動でロック解除するときは、コントロ−ラ63がズレ補正を行なわないモ−ド、つまり、ズレ補正手段が非動作に維持される。
【0117】
以上、本発明の一実施形態について説明したが、角度検出センサーはポテンショメータ35にかぎらず、他の同様の角度検出センサーを使用することができ、また、位置検出スイッチであるロックSWとしては、モニターの収納位置を検出することができるものであればよいから、必ずしもロック装置のロック動作に連動させることなく、また、この位置検出スイッチは光学的なスイッチとして構成することもできる。
【0118】
【発明の効果】
上記した通り、本発明では、使用位置に開角動作した表示装置が外力を受けて振れたとき、表示装置を使用位置に復動させるズレ補正手段を設けたので、表示装置の開角度ずれを自動的に補正することができるモニタ−開閉制御装置となる。
【0119】
また、本発明は、小刻みな表示装置の振れについてはズレ補正手段が動作せず、表示装置の振れを吸収する構成とすることによって、表示装置の細かな振動を防止することができ、さらに、表示装置が外力によって振れた後、所定時間の経過後に表示装置を復動させる構成とすることにより、表示装置の復動時に、表示装置が人体の一部などに突き当たることを防止することができる。
【0120】
さらに、本発明は、表示装置を収納位置でロックするロック装置とこのロック装置を手動で解除することができる手動アンロック装置とを備えると共に、スタンバイモ−ドにおいてズレ補正手段を非動作に保持する構成とすることにより、ロック装置を手動解除し、表示装置を手動で開動作することができるモニタ−開閉制御装置となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】モニタ−開閉装置を示すもので、(a)は底面図、(b)はモニタ−が閉じている状態の側面図、(c)はモニタ−が開いている状態の側面図である。
【図2】図1に示すモニタ−開閉装置の内部を示す図1(b)中2−2線に沿った断面図である。
【図3】図1に示すモニタ−開閉装置の図2中3−3線に沿った断面図である。
【図4】図1に示すモニタ−開閉装置のモニタ−が開動作している状態を示す図3と同様の断面図である。
【図5】(a)は図1に示すモニタ−開閉装置のストライカ−近傍の拡大断面側面図、(b)はストライカ−近傍の拡大断面正面図、(c)はストライカ−近傍の拡大横断面底面図、(d)は(b)中5d−5d線に沿う断面図である。
【図6】(a)、(b)は各々図1に示すモニタ−開閉装置のロック装置の背面図及び正面図である。
【図7】(a)は図1に示すモニタ−開閉装置のロック装置がロック状態にあるときの断面側面図、(b)はロック装置がアンロック状態にあるときの断面側面図である。
【図8】上記ロック装置がロック状態にあるときのロック装置内部を示す断面側面図である。
【図9】上記ロック装置が電気的にロックを解除しているときのロック装置内部を示す断面側面図である。
【図10】上記ロック装置のロック解除が終了したときのロック装置内部を示す断面側面図である。
【図11】表示装置が収納位置から開動作を始めたときのロック装置内部を示す断面側面図である。
【図12】上記ロック装置のスライドプレ−トがフォ−クレバ−をアンロック位置に保っている状態を示す断面側面図である。
【図13】上記ロック装置のフォ−クレバ−を手動でロック解除したときの断面側面図である。
【図14】本発明の一実施形態として示したモニタ−開閉制御装置の回路ブロック図である。
【図15】上記モニタ−開閉制御装置の全体的な動作を示すフロ−チャ−トである。
【図16】モニタ−の開動作を示すフロ−チャ−トである。
【図17】モニタ−の閉動作を示すフロ−チャ−トである
【図18】初期設定動作を示すフロ−チャ−トである。
【図19】モニタ−のズレ補正動作を示すフロ−チャ−トである。
【図20】図19同様のフロ−チャ−トである
【図21】スタンバイの動作を示すフロ−チャ−トである。
【符号の説明】
11 モニタ−
14 モニタ−ベ−スア−ム
18 回転シャフト
28 STPモ−タ
31 被動ギヤ
32 駆動ギヤ
35 ポテンショメ−タ
36 ポテンショギヤ
37 ア−ム
39 ガススプリング
40 ストライカ
46 フォ−クレバ−
47 ストライカプレ−ト
55 ロックモ−タ
56 ロックカム
57 カムSW
58 アンロックSW
59 ロックSW
60 手動解除ア−ム
63 コントロ−ラ
70 バッテリ電源
71 キ−シリンダ−
72 電源供給切換部
73 操作開閉SW
74 電源切換部
75 開閉SW入力部
77 電源供給切換部
78 STP駆動回路部
79 電源供給切換部
80 原点角度メモリ
82 開角度設定SW
84 目標開角度補正部
85 補正値メモリ
86 保持トルク可変部

Claims (4)

  1. 車両等の所定箇所に設けられた表示装置を操作開閉スイッチの操作にしたがって収納位置と開動作させた使用位置との間で開閉動作させる駆動装置と、表示装置の開閉動作を検出する角度検出センサーと、前記角度検出センサーの検出角度と予め設定された目標開角度とにより、前記駆動装置の制御下に表示装置を使用位置に規制する制御手段とを備えたモニター開閉制御装置において、
    前記表示装置を収納位置に収納したスタンバイ状態でロックし、前記操作開閉スイッチの操作にしたがってロック解除するロック装置と、
    前記ロック装置を手動で解除することができる手動解除手段とを備え、
    さらに、前記制御手段には、使用位置にある前記表示装置が外力を受けて振れ、前記角度検出センサーがその振れ角度を検出することにより、角度検出センサーの検出角度にしたがって前記表示装置を使用位置に復動させるズレ補正手段と、
    前記スタンバイ状態で前記ズレ補正手段を非動作とし、前記手動解除手段の解除動作を可能とする動作手段とを備えることを特徴とするモニター開閉制御装置。
  2. 請求項1に記載したモニター開閉制御装置において、
    前記制御手段には、前記角度検出センサーが検出する表示装置の振れ角度が所定範囲内であるときは、前記ズレ補正手段を非動作とする動作手段を備えたことを特徴とするモニター開閉制御装置。
  3. 請求項1又は2に記載したモニター開閉制御装置において、
    前記制御手段には、表示装置が外力を受けて振れた後、所定時間経過後に表示装置を復動させるズレ補正手段を備えたことを特徴とするモニター開閉制御装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載したモニター開閉制御装置において、
    表示装置が使用位置にあるときは、前記駆動装置が低トルクで表示装置を保持する構成としたことを特徴とするモニター開閉制御装置。
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